JP2011153608A - 内燃機関の空燃比学習制御装置 - Google Patents

内燃機関の空燃比学習制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】Oフィードバック領域以外の領域でも内燃機関の経時変化を反映させた燃料噴射による空燃比制御を行う。
【解決手段】燃料噴射量を制御する制御ユニットは、空燃比を目標空燃比とするための基本燃料噴射量をスロットル開度および機関回転数に基づいて定めるとともに、酸素センサの検出値に応じて定めたフィードバック補正係数と、内燃機関の経時変化に応じて変化するように学習しつつ機関負荷毎に定めた経時変化対応補正係数とを基本燃料噴射量に乗算することで少なくとも吸気圧および大気圧に基づくことなく燃料噴射量を得るようにしつつ、複数のOフィードバック領域を含む複数の負荷領域毎に独立して燃料噴射制御を行う内燃機関の空燃比学習制御装置において、制御ユニットは、Oフィードバック領域以外の負荷領域では、当該負荷領域に隣り合うOフィードバック領域の学習値を用いて燃料噴射量を制御する。
【選択図】図6

Description

本発明は、吸気通路に燃料を噴射する燃料噴射弁と、排気通路を流通する排ガス中の残存酸素濃度を検出する酸素センサと、前記吸気通路を流通する吸気量を制御するスロットル弁と、該スロットル弁の開度であるスロットル開度を検出するスロットルセンサと、機関回転数を検出する回転数センサと、前記酸素センサ、前記スロットルセンサおよび前記回転数センサの検出値に基づいて前記燃料噴射弁からの燃料噴射量を制御する制御ユニットとを備え、該制御ユニットは、空燃比を目標空燃比とするための基本燃料噴射量を前記スロットル開度および前記機関回転数に基づいて定めるとともに、前記酸素センサの検出値に応じて定めたフィードバック補正係数と、内燃機関の経時変化に応じて変化するように学習しつつ機関負荷毎に定めた経時変化対応補正係数とを前記基本燃料噴射量に乗算することで少なくとも吸気圧および大気圧に基づくことなく燃料噴射量を得るようにしつつ、複数のO2 フィードバック領域を含む複数の負荷領域毎に独立して燃料噴射制御を行う内燃機関の空燃比学習制御装置に関する。
空燃比をフィードバックさせる複数のO2 フィードバック領域を設定し、それらの領域毎に独自にO2 フィードバック制御を行うようにした内燃機関の空燃比学習制御装置が、特許文献1で知られている。
特許第2631580号公報
上記特許文献1で開示されたものは、酸素センサの検出値に基づくO2 フィードバック制御によって、機関の劣化による経時変化等を勘案して適切な燃料噴射状態を得ることができるが、O2 フィードバック領域においては、空燃比がストイキ(理論空燃比)になるように燃料噴射量が制御される。ところで、内燃機関が高回転・高スロットル開度領域の運転状態にあるときには、燃料噴射量をストイキよりも高い空燃比(リッチ側の空燃比)にすることで内燃機関の高温化を防ぐこと(噴射冷却)が好ましいのであるが、かかる運転状態でO2 フィードバック制御を実行すると、噴射冷却が図れなくなることがある。また内燃機関が低回転・低スロットル開度領域の運転状態にあるときには、内燃機関に吸引される空気量が少ないので燃焼量も少なくなり、高精度のO2 フィードバック制御を期待することが難しくなる。
このため機関回転数およびスロットル開度に基づいて定義される運転領域で、O2 フィードバック制御が実行される領域と、実行されない領域とが設定され、O2 フィードバック制御が実行されない領域では、その領域で適切な運転状態となるように燃料噴射補正がなされるのが一般的である。しかもこの補正にあたっては、通常、大気圧センサ、吸気圧センサまたは大気温センサの検出結果に基づいて補正がなされるのが一般的である。
しかるに、自動二輪車等の小型車両に搭載される内燃機関にあっては、部品の搭載スペース等の制限が厳しく、しかも燃料噴射のシステムコストを安価にすることが求められており、大気圧センサ、吸気圧センサ等を用いずに燃料噴射のシステムを成立させることが考えられてきている。その場合、上述のようなO2 フィードバック制御が実行されない領域において適切な燃料噴射ができるような手法が必要となってくる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、吸気圧センサ等を不要としつつO2 フィードバック制御領域以外の領域でも適切な燃料噴射を行うことができるようにした内燃機関の空燃比学習制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、吸気通路に燃料を噴射する燃料噴射弁と、排気通路を流通する排ガス中の残存酸素濃度を検出する酸素センサと、前記吸気通路を流通する吸気量を制御するスロットル弁と、該スロットル弁の開度であるスロットル開度を検出するスロットルセンサと、機関回転数を検出する回転数センサと、前記酸素センサ、前記スロットルセンサおよび前記回転数センサの検出値に基づいて前記燃料噴射弁からの燃料噴射量を制御する制御ユニットとを備え、該制御ユニットは、空燃比を目標空燃比とするための基本燃料噴射量を前記スロットル開度および前記機関回転数に基づいて定めるとともに、前記酸素センサの検出値に応じて定めたフィードバック補正係数と、内燃機関の経時変化に応じて変化するように学習しつつ機関負荷毎に定めた経時変化対応補正係数とを前記基本燃料噴射量に乗算することで少なくとも吸気圧および大気圧に基づくことなく燃料噴射量を得るようにしつつ、複数のO2 フィードバック領域を含む複数の負荷領域毎に独立して燃料噴射制御を行う内燃機関の空燃比学習制御装置において、前記制御ユニットは、複数の前記O2 フィードバック領域以外の前記負荷領域では、当該負荷領域に隣り合う前記O2 フィードバック領域の学習値を用いて燃料噴射量を制御することを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記制御ユニットは、複数の前記O2 フィードバック領域では前記フィードバック補正係数および前記経時変化対応補正係数を用いた燃料噴射制御を実行し、前記O2 フィードバック領域以外の負荷領域では前記フィードバック補正係数を「1」と定めるとともに前記経時変化対応補正係数を隣接するO2 フィードバック領域での値として定めて燃料噴射制御を実行することを第2の特徴とする。
本発明は、第1または第2の特徴の構成に加えて、複数の前記O2 フィードバック領域が、前記スロットル開度が小さくなるほど狭くなるように設定されることを第3の特徴とする。
本発明は、第1〜第3の特徴の構成のいずれかに加えて、前記制御ユニットでは、複数の前記負荷領域同士の境界がヒステリシスを有して定められることを第4の特徴とする。
さらに本発明は、第1〜第4の特徴の構成のいずれかに加えて、前記制御ユニットは、機関の運転状態が複数の前記負荷領域間で移行する際に新たな移行先の負荷領域の値に徐々に近づけるように燃料噴射制御を行うことを第5の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、制御ユニットは、燃料噴射制御にあたって少なくとも吸気圧および大気圧に基づくことがないので、燃料噴射制御システムに吸気圧センサおよび大気圧センサを用いることを不要としてシステムのコストダウンおよび部品点数の低減を達成しつつ、O2 フィードバック領域以外の負荷領域では、その負荷領域に隣り合うO2 フィードバック領域の学習値を用いて燃料噴射量を制御するので、O2 フィードバック領域以外の領域でも内燃機関の経時変化を反映させた燃料噴射による空燃比制御を行うことができる。特に低スロットル開度の領域では、内燃機関のフリクション変化、スロットル弁への煤の付着による吸入量変化等の機関の劣化を捉えた空燃比制御が可能となり、また高スロットル開度の領域では、スロットルセンサの出力ずれの特性がスロットル開度に依存する傾向があるが、そのスロットル開度に近いO2 フィードバック領域を参照することで適切な空燃比の設定が可能となる。
また本発明の第2の特徴によれば、O2 フィードバック領域以外の負荷領域では、フィードバック補正係数を「1」と定めるとともに経時変化対応補正係数を隣接するO2 フィードバック領域での値として定めて燃料噴射制御を行うので、O2 フィードバック領域以外での空燃比のリーン化を防止することができる。
本発明の第3の特徴によれば、スロットル開度が小さくなるほど狭くなるように複数のO2 フィードバック領域が設定されるので、バイパスバルブ等の劣化の影響を受け易い低スロットル開度領域で細かな学習制御を行うようにして、より適切な空燃比制御を行うことができる。
本発明の第4の特徴によれば、負荷領域同士の境界がヒステリシスを有して定められるので、境界付近でチャタリングが生じることを防止することができる。
さらに本発明の第5の特徴によれば、機関の運転状態が負荷領域間で移行する際に燃料噴射量が急激に変化することを抑制することができる。
内燃機関の全体構成を示す図である。 制御ユニットの構成を示すブロック図である。 機関の負荷領域毎のフィードバック補正係数および経時変化対応補正係数を定める手順を示すフローチャートである。 機関の負荷領域を検索するためのマップを示す図である。 2 フィードバック領域を示す図である。 図4および図5を重ねて示す図である。 設定下限スロットル開度未満で設定された複数の機関負荷領域でフィードバック補正係数および経時変化対応補正係数を定めるサブルーチンを示すフローチャートである。 設定上限スロットル開度以上で設定された複数の機関負荷領域でフィードバック補正係数および経時変化対応補正係数を定めるサブルーチンを示すフローチャートである。 機関負荷領域が移行する際の処理手順を定めるサブルーチンを示すフローチャートである。 基本モード移行時の処理手順を定めるサブルーチンを示すフローチャートである。 機関負荷領域の移行に伴って経時変化対応補正係数を徐々に変化させる手順を定めるサブルーチンを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図1〜図11を参照しながら説明すると、先ず図1において、たとえば自動二輪車に搭載される水冷式の内燃機関Eのシリンダボア11にはピストン12が摺動可能に嵌合され、そのピストン12の頂部を臨ませる燃焼室13に混合気を供給するための吸気装置14と、前記燃焼室13からの排ガスを排出するための排気装置15とが前記内燃機関Eのシリンダヘッド16に接続され、吸気装置14には吸気通路17が形成され、排気装置15には排気通路18が形成される。またシリンダヘッド16には前記燃焼室13に先端を臨ませる点火プラグ20が取付けられる。
前記吸気装置14には、吸気通路17を流通する吸気量を制御するためのスロットル弁21が開閉可能に配設されるとともに、スロットル弁21よりも下流側の吸気通路17に燃料を噴射するための燃料噴射弁22が付設される。しかも前記スロットル弁21を迂回するバイパス通路27が吸気通路17に接続され、このバイパス通路27を流通する空気量はアーマチュア28で調節される。また前記排気装置15には触媒コンバータ25が介設される。
前記点火プラグ20による点火タイミング、前記燃料噴射弁22からの燃料噴射量、ならびに前記アクチュエータ28の作動は制御ユニットCによって制御されるものであり、該制御ユニットCには、前記スロットル弁21の開度であるスロットル開度を検出するスロットルセンサ26の検出値、前記ピストン12に連接されたクランク軸29の回転数を検出する回転数センサ30の検出値、エンジン冷却水の水温を検出する水温センサ31の検出値、排気通路18を流通する排ガス中の残存酸素濃度を検出するようにして前記触媒コンバータ25よりも下流側で前記排気装置15に取付けられる酸素センサ32の検出値が入力される。
図2において、前記制御ユニットCのうち前記燃料噴射弁22の噴射量を制御する部分は、回転数センサ30で得られる回転数ならびにスロットルセンサ26で得られるスロットル開度に基づいてマップ33を参照しつつ目標空燃比を得るための基本燃料噴射量を定める基本噴射量算出手段34と、前記酸素センサ32で得られる酸素濃度に基づいて目標空燃比に近づくようにフィードバック補正係数を算出してO2 フィードバック制御を行うフィードバック補正係数算出手段35と、フィードバック補正係数算出手段35で得られた補正量に基づいて基本燃料噴射量を補正する補正手段36と、補正手段36で得られた最終的な燃料噴射量に対応した燃料噴射時間を求める最終燃料噴射時間算出手段37とを備えており、少なくとも吸気圧および大気圧に基づくことなく燃料噴射量を得るように構成される。
前記フィードバック補正係数算出手段35は、酸素センサ32で検出される酸素濃度に基づいて排ガスのリッチ・リーンの程度を判定するリッチ・リーン判定部38と、そのリッチ・リーン判定部38の判定結果に基づいてフィードバック補正係数および基本燃料噴射量を補正するパラメータ算出部39とを有する。パラメータ算出部39は、EPROMやフラッシュメモリ等の不揮発性記憶部40に、所定の周期でパラメータを記憶せしめ、イグニッションキーをオンにしたとき(システム起動時)に、不揮発性記憶部40からパラメータを読み込む。
而して前記パラメータ算出部39では、不揮発性記憶部40に周期的に記憶されるフィードバック補正係数KO2および経時変化対応補正係数KBUによって、酸素センサ32の検出値による空燃比制御のための統合補正係数KTをKT←(KO2×KBU)として算出する。ここで経時変化対応補正係数KBUは、内燃機関Eの劣化等の経時変化に応じて変化するように学習しつつ機関負荷毎に定められるものであり、所定の周期で不揮発性記録部40に記録され、イグニッションキーオフ(システム停止)後にも、値が保持され、システム起動時に読み込まれ、学習制御が行われる。
前記フィードバック補正係数KO2は、O2 フィードバック制御を行う際に所定の周期毎に一次的に使用される変数であり、基本的には、このフィードバック補正係数KO2に基づいてフィードバック制御を行って空燃比を目標空燃比に近づける。而してリッチ・リーン判定部38でのリッチ・リーンの判定結果に基づいてフィードバック補正係数KO2が定められる。
パラメータ算出部39は、複数のO2 フィードバック領域にあっては、機関回転数NEおよびスロットル開度THに基づいて各O2 フィードバック領域毎の経時変化対応補正係数KBUを算出するとともにその経時変化対応補正係数KBUを用いて統合補正係数KT(=KO2×KBU)を算出し、O2 フィードバック領域以外の機関の負荷領域では、当該負荷領域に隣り合う前記O2 フィードバック領域の学習値を用いて燃料噴射量を制御する。
このようなパラメータ算出部39での処理手順について説明すると、図3において、ステップS1では、機関回転数NEおよびスロットル開度THに基づいて機関の負荷がどの領域にあるかを検索する。すなわち図4で示すように、設定下限スロットル開度TH02Lおよび設定上限スロットル開度THO2Hと、それらの設定下限および上限スロットル開度THO2L,THO2H間の複数の設定スロットル開度THFB0,THFB1,THFB2,THFB3とが、機関回転数NEの増大に応じて大きくなるとともに、TH02L<THFB1<THFB2<THFB3<THO2Lとなるようにして予め設定されている。しかも各設定スロットル開度TH02L,THFB1,THFB2,THFB3,THO2Lは、スロットル開度THの増大側での値が実線で示され、スロットル開度THの減小側での値が破線で示されるものであり、ヒステリシスを有して設定される。
一方、O2 フィードバック領域は、図5の斜線で示すように、設定下限回転数NLOP、設定上限回転数NHOPおよびアイドル領域上限回転数NTHO2Lと、設定下限スロットル開度THO2Lおよび設定上限スロットル開度THO2Hとで定まる領域として設定される。しかもアイドル領域上限回転数NTHO2Lは、機関回転数NEの増大側での値が実線で示され、機関回転数NEの減小側での値が破線で示され、設定下限スロットル開度THO2Lおよび設定上限スロットル開度THO2Hは、スロットル開度THの増大側での値が実線で示され、スロットル開度THの減小側での値が破線で示されるものであり、ヒステリシスを有して設定されている。
而して図4および図5で定まる領域を重ねると、図6で示すようになり、機関回転数NEおよびスロットル開度THに基づいて、複数のO2 フィードバック領域を含む複数の負荷領域が設定されることになり、この実施の形態では、6つのO2 フィードバック領域が「1」〜「6」の番号を付して示され、O2 フィードバック領域以外の領域が「0」,「7」〜「11」の番号を付して示される。
しかも図6で示される複数の負荷領域同士の境界は、ヒステリシスを有して定められることになり、「1」〜「6」で示されるO2 フィードバック領域は、スロットル開度THが小さくなるほど狭くなるように設定されている。
再び図3において、上記ステップS1での検索完了後には、ステップS2〜S7によって各領域毎の処理を実行するためのサブルーチンに振り分けられる。すなわちTH<THO2LであることをステップS2で確認したときには、ステップS2からステップS8に進んでTH<THO2Lの領域でのフィードバック補正係数KO2および経時変化対応補正係数KBUを定め、THO2L≦TH≦THFB0であることをステップS3で確認したときには、ステップS3からステップS9に進んでTHO2L≦TH≦THFB0の領域でのフィードバック補正係数KO2および経時変化対応補正係数KBUを定め、THFB0<TH≦THFB1であることをステップS4で確認したときには、ステップS4からステップS10に進んでTHFB0<TH≦THFB1の領域でのフィードバック補正係数KO2および経時変化対応補正係数KBUを定め、THFB1<TH≦THFB2であることをステップS5で確認したときには、ステップS5からステップS11に進んでTHFB1<TH≦THFB2の領域でのフィードバック補正係数KO2および経時変化対応補正係数KBUを定め、THFB2<TH≦THFB3であることをステップS6で確認したときには、ステップS6からステップS12に進んでTHFB2<TH≦THFB3の領域でのフィードバック補正係数KO2および経時変化対応補正係数KBUを定め、THFB3<TH<THO2HであることをステップS7で確認したときには、ステップS7からステップS13に進んでTHFB3<TH<THO2Hの領域でのフィードバック補正係数KO2および経時変化対応補正係数KBUを定め、TH≧THO2Hであることを確認したときには、ステップS7からステップS14に進んでTH≧THO2Hの領域での経時変化対応補正係数KBUを定める。またステップS8〜S14でのサブルーチンの処理が完了したときには、ステップS15で経時変化対応補正係数KBUを徐々に移行させる判断を実行する。
ステップS8での処理は、図7で示す手順で実行するものであり、図7のステップS21では、フラグFNLOPが「1」であるか否かを判断する。而してフラグFNLOPは機関回転数NEが設定下限回転数NLOPよりも大きいとき(NLOP<NE)に「1」となるものであり、FNLOPが「0」のとき、すなわちNE≦NLOPのときには、ステップS21からステップS22に進み、このステップS22で機関の運転領域が図6で示したO2 フィードバック領域以外の領域「0」にあるものとしてKBU領域KBUZNを「0」と定め、次のステップS23で、経時変化対応補正係数KBUNを、上記領域「0」に隣接するO2 フィードバック領域である「1」の領域の値KBU1に定める。
また上記ステップS21で、FNLOPが「1」であることを確認したときには、ステップS21からステップS24に進み、NE<NTHO2Lであるか否かを判断し、NE<NTHO2Lであると判断したときには、ステップS25において機関の運転領域がアイドル運転状態でのO2 フィードバック領域にあって図6で示した領域「1」にあるものとしてKBU領域KBUZNを「1」と定め、次のステップS26で、経時変化対応補正係数KBUNを、O2 フィードバック領域「1」の値KBU1に定めるとともにフィードバック補正係数KO2Nを領域「1」の値KO21に定める。
さらに上記ステップS24で、NTHO2L≦NEであると判断したときには、ステップS27において機関の運転領域がO2 フィードバック領域以外の領域であって図6で示した領域「7」にあるものしてKBU領域KBUZNを「7」と定め、次のステップS28で、経時変化対応補正係数KBUを、領域「7」に隣接するO2 フィードバック領域「2」の値KBU2に定める。
図3におけるステップS9〜S13のサブルーチンでは、上記図7で示した処理と同様の処理が行われるものであり、ステップS9では、THO2L≦TH≦THFB0の範囲でのフィードバック領域「2」の経時変化対応補正係数KBUNを領域「2」の値であるKBU2に定めるとともにフィードバック補正係数KO2Nを領域「2」の値に定め、フィードバック領域「2」に隣接する領域「7」の経時変化対応補正係数KBUNをO2 フィードバック領域「2」の値であるKBU2に定める。またステップS10では、THFB0<TH≦THFB1の範囲でのフィードバック領域「3」の経時変化対応補正係数KBUNを領域「3」の値であるKBU3に定めるとともにフィードバック補正係数KO2Nを領域「3」の値に定め、フィードバック領域「3」に隣接する領域「8」での経時変化対応補正係数KBUNをO2 フィードバック領域「3」の値であるKBU3に定める。ステップS11では、THFB1<TH≦THFB2の範囲でのフィードバック領域「4」の経時変化対応補正係数KBUNを領域「4」の値であるKBU4に定めるとともにフィードバック補正係数KO2Nを領域「4」の値に定め、フィードバック領域「4」に隣接する領域「9」での経時変化対応補正係数KBUNをO2 フィードバック領域「4」の値であるKBU4に定める。ステップS12では、THFB2<TH≦THFB3の範囲でのフィードバック領域「5」の経時変化対応補正係数KBUNを領域「5」の値であるKBU5に定めるとともにフィードバック補正係数KO2Nを領域「5」の値に定め、フィードバック領域「5」に隣接する領域「10」での経時変化対応補正係数KBUNをO2 フィードバック領域「5」の値であるKBU5に定める。ステップS13では、THFB3<TH≦TH02Hの範囲でのフィードバック領域「6」の経時変化対応補正係数KBUNを領域「6」の値であるKBU6に定めるとともにフィードバック補正係数KO2Nを領域「6」の値に定め、フィードバック領域「6」に隣接する領域「11」での経時変化対応補正係数KBUNをO2 フィードバック領域「6」の値であるKBU6に定める。
ステップS14での処理は、図8で示す手順で実行するものであり、図8のステップS31では、KBU領域KBUZNを「11」と定め、次のステップS32で、経時変化対応補正係数KBUNを、上記領域「11」に隣接するO2 フィードバック領域である「6」の領域の値KBU6に定める。
而してパラメータ算出部39は、前記O2 フィードバック領域以外の負荷領域では、前記フィードバック補正係数KO2を「1」と定めるとともに、前記経時変化対応補正係数KBUを隣接するO2 フィードバック領域での値として定めて統合補正係数KT(=KO2×KBU)を算出するものであり、図6において、O2 フィードバック領域以外であって番号「0」が付されている負荷領域では、O2 フィードバック領域「1」での経時変化対応補正係数KBU1を選択し、O2 フィードバック領域以外であって番号「7」が付されている負荷領域では、O2 フィードバック領域「2」での経時変化対応補正係数KBU2を選択し、O2 フィードバック領域以外であって番号「8」が付されている負荷領域では、O2 フィードバック領域「3」での経時変化対応補正係数KBU3を選択し、O2 フィードバック領域以外であって番号「9」が付されている負荷領域では、O2 フィードバック領域「4」での経時変化対応補正係数KBU4を選択し、O2 フィードバック領域以外であって番号「10」が付されている負荷領域では、O2 フィードバック領域「5」での経時変化対応補正係数KBU5を選択し、O2 フィードバック領域以外であって番号「11」が付されている負荷領域では、O2 フィードバック領域「6」での経時変化対応補正係数KBU6を選択する。
図3のステップS15の処理は、図9で示す手順に従って実行するものであり、図9のステップS41では、前回のKBU領域KBUZN1が今回のKBU領域KBUZNと等しいか否か、すなわち機関の負荷領域の移行があったか否かを確認し、移行がなかった場合にはステップS42でフラグFZCHANGEを「0」としてステップS44に進み、移行があった場合にはステップS43でフラグFZCHANGEを「1」としてステップS44に進む。
ステップS44では、フラグFKBUSFTが「1」であるか否かを確認する。このフラグFKBUSFTは機関の負荷領域が徐々に移行中であるときには「1」となり、徐々に移行中ではないときには「0」となるものであり、FKBUSFTが「0」であると判断したときにはステップS45に進み、フラグFZCHANGEが「1」であるか否かを確認し、フラグFZCHANGEが「1」であると判断したときにはステップS46に進む。ステップS46では、フラグF1STZXが「1」であるか否かを確認するのであるが、このフラグF1STZXは、機関の始動後にKBU領域の判断を実施したか否かを表すものであり、KBU領域の判断を実施済みであるときにフラグF1STZXは「1」となる。而してフラグF1STZXが「0」であり、KBU領域の判断を実施していないとステップS46で判断したときには、ステップS47で基本モード移行時のKBU処理を実行する。またステップS46でKBU領域の判断を実施済みであると判断したときには、ステップS46からステップS48に進み、負荷領域を移行する際に経時変化対応補正係数KBUを徐々に移行させる処理を実行する。
またステップS44で、フラグFKBUSFTが「1」であって機関の負荷領域が徐々に移行中であると判断したときには、ステップS44からステップS49に進み、このステップS49でフラグFZCHANGEが「1」であるか否かを判断し、フラグFZCHANGEが「0」であると判断したときにはステップS49からステップS50に進み、同一領域内で経時変化対応補正係数KBUを徐々に移行させる処理を実行し、ステップS49でフラグFZCHANGEが「1」であると判断したときにはステップS49からステップS51に進み、経時変化対応補正係数KBUを徐々に移行させる途中で負荷領域が切り替わったときの処理を実行する。
図9のステップS47の処理は、図10で示す手順に従って実行するものであり、図10のステップS61では、経時変化対応補正係数KBUを今回の負荷領域の経時変化対応補正係数KBUNとし、次のステップS62では、フラグFZCHANGEを「0」、フラグF1STZXを「1」と定める。
また図9のステップS48の処理は、図11で示す手順に従って実行するものであり、図11のステップS71では、前回の経時変化対応補正係数KBU1が移行先の負荷領域の経時変化対応補正係数KBUNすなわち目標値以下(KBU1≦KBUN)であるか否かを確認する。そしてKBUN<KBU1であったときには、経時変化対応補正係数KBUを減少させる処理を行うためにステップS72でフラグFKBUINCを「0」とする。
次のステップS73では、前回の経時変化対応補正係数KBU1から所定値DKBUSFTを減じて経時変化対応補正係数KBUNのバッファKBUBUFとして定め、ステップS74では、前記バッファKBUBUFが移行先の負荷領域の経時変化対応補正係数KBUN以下になったか否かを判断する。而してKBUBUF≦KBUNとなったことを確認したときには、ステップS75で移行先の負荷領域の経時変化対応補正係数KBUNを経時変化対応補正係数KBUとして定め、さらにステップS76でフラグKBUSFTを「0」、フラグHZCHANGEを「0」とする。
またステップS74でKBUBUF>KBUNであることを確認したときには、ステップS74からステップS77に進み、ステップS77でバッファKBUBUFを経時変化対応補正係数KBUとして定め、ステップS78では、フラグKBUSFTを「1」、フラグHZCHANGEを「0」とする。
またステップS71でKBU1≦KBUNであることを確認したときには、経時変化対応補正係数KBUを増大させる処理を行うためにステップS79でフラグFKBUINCを「1」とする。
次のステップS80では、前回の経時変化対応補正係数KBU1に所定値DKBUSFTを加算して経時変化対応補正係数KBUNのバッファKBUBUFとして定め、ステップS81では、前記バッファKBUBUFが移行先の負荷領域の経時変化対応補正係数KBUN以上になったか否かを判断する。而してKBUBUF≧KBUNとなったことを確認したときには、ステップS82で移行先の負荷領域の経時変化対応補正係数KBUNを経時変化対応補正係数KBUとして定め、さらにステップS83でフラグKBUSFTを「0」、フラグHZCHANGEを「0」とする。
またステップS81でKBUBUF<KBUNであることを確認したときには、ステップS81からステップS82に進み、ステップS84でバッファKBUBUFを経時変化対応補正係数KBUとして定め、ステップS85では、フラグKBUSFTを「1」、フラグHZCHANGEを「0」とする。
このようなステップS71〜S85の処理によれば、機関負荷の領域間での移行が生じたときには、移行先の負荷領域の経時変化対応補正係数KBUNを目標値として、所定値DKBUSFTを、たとえばクランク角の720度毎に減算もしくは加算して前記目標値に徐々に近づける処理が実行されることになる。
また図9のステップS50およびステップS51では、上述の図11で示したサブルーチンと同様の処理を実行するものであり、ステップS50では、領域切換え後にも経時変化対応補正係数KBUを所定値DKBUSFTの加算もしくは減算によって徐々に変化させる処理を実行し、ステップS51では、経時変化対応補正係数KBUを徐々に移行させる途中で負荷領域が切り替わったときに、新たな移行先の負荷領域での目標値に向けて経時変化対応補正係数KBUを所定値DKBUSFTの加算もしくは減算によって徐々に変化させる処理を実行し、ステップS51では、経時変化対応補正係数KBUを徐々に移行させる途中で負荷領域が切り替わったときに、新たな移行先の負荷領域での目標値に向けて経時変化対応補正係数KBUNを所定値DKBUSFTの加算もしくは減算によって徐々に変化させる処理を実行する。
基本噴射量算出手段34において、マップ33に基づいて基本燃料噴射量をTOとしたときに、補正手段36では、補正燃料噴射量T1を(TO×KT)として求め、最終燃料噴射時間算出手段37は最終的な燃料噴射量(TO×KT)に対応した燃料噴射時間を求めることになる。すなわち制御ユニットCは、酸素センサ32の検出値に基づく空燃比を目標空燃比に近づけるための学習制御を行って前記燃料噴射弁22からの燃料噴射量を制御することになる。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、制御ユニットCは、空燃比を目標空燃比とするための基本燃料噴射量をスロットル開度および機関回転数に基づいて定めるとともに、酸素センサ32の検出値に応じて定めるフィードバック補正係数KO2と、内燃機関Eの経時変化に応じて変化するように学習しつつ機関負荷毎に定める経時変化対応補正係数KBUとを基本燃料噴射量に乗算することで少なくとも吸気圧および大気圧に基づくことなく燃料噴射量を得るようにした燃料噴射制御を、複数のO2 フィードバック領域を予む複数の負荷領域毎に独立して行うのであるが、前記O2 フィードバック領域以外の前記負荷領域では、当該負荷領域に隣り合う前記O2 フィードバック領域の学習値を用いて燃料噴射量を制御する。
したがって制御ユニットCは、燃料噴射制御にあたって少なくとも吸気圧および大気圧に基づくことがないので、燃料噴射制御システムに吸気圧センサおよび大気圧センサを用いることを不要としてシステムのコストダウンおよび部品点数の低減を達成しつつ、O2 フィードバック領域以外の負荷領域では、その負荷領域に隣り合うO2 フィードバック領域の学習値を用いて燃料噴射量を制御するので、O2 フィードバック領域以外の領域でも内燃機関の経時変化を反映させた燃料噴射による空燃比制御を行うことができる。特に低スロットル開度の領域では、内燃機関Eのフリクション変化、スロットル弁21への煤の付着による吸入量変化等の機関の劣化を捉えた空燃比制御が可能となり、また高スロットル開度の領域では、スロットルセンサ26の出力ずれの特性がスロットル開度に依存する傾向があるが、そのスロットル開度に近いO2 フィードバック領域を参照することで適切な空燃比の設定が可能となる。
また制御ユニットCは、O2 フィードバック領域では前記フィードバック補正係数KO2および前記経時変化対応補正係数KBUを用いた燃料噴射制御を実行し、前記O2 フィードバック領域以外の負荷領域では前記フィードバック補正係数KO2を「1」と定めるとともに前記経時変化対応補正係数KBUを隣接するO2 フィードバック領域での値として定めて燃料噴射制御を実行するので、O2 フィードバック領域以外での空燃比のリーン化を防止することができる。
またO2 フィードバック領域が、スロットル開度が小さくなるほど狭くなるように設定されるので、バイパスバルブ等の劣化の影響を受け易い低スロットル開度領域で細かな学習制御を行うようにして、より適切な空燃比制御を行うことができる。
また制御ユニットCでは、複数の負荷領域同士の境界がヒステリシスを有して定められるので、境界付近でチャタリングが生じることを防止することができる。
さらに制御ユニットCは、機関の運転状態が複数の負荷領域間で移行する際に新たな移行先の負荷領域の値に徐々に近づけるように燃料噴射制御を行うので機関の運転状態が負荷領域間で移行する際に燃料噴射量が急激に変化することを抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
17・・・吸気通路
18・・・排気通路
21・・・スロットル弁
22・・・燃料噴射弁
26・・・スロットルセンサ
30・・・回転数センサ
32・・・酸素センサ
C・・・制御ユニット
E・・・内燃機関

Claims (5)

  1. 吸気通路(17)に燃料を噴射する燃料噴射弁(22)と、排気通路(18)を流通する排ガス中の残存酸素濃度を検出する酸素センサ(32)と、前記吸気通路(17)を流通する吸気量を制御するスロットル弁(21)と、該スロットル弁(21)の開度であるスロットル開度を検出するスロットルセンサ(26)と、機関回転数を検出する回転数センサ(30)と、前記酸素センサ(32)、前記スロットルセンサ(28)および前記回転数センサ(30)の検出値に基づいて前記燃料噴射弁(22)からの燃料噴射量を制御する制御ユニット(C)とを備え、該制御ユニット(C)は、空燃比を目標空燃比とするための基本燃料噴射量を前記スロットル開度および前記機関回転数に基づいて定めるとともに、前記酸素センサ(32)の検出値に応じて定めたフィードバック補正係数(KO2)と、内燃機関(E)の経時変化に応じて変化するように学習しつつ機関負荷毎に定めた経時変化対応補正係数(KBU)とを前記基本燃料噴射量に乗算することで少なくとも吸気圧および大気圧に基づくことなく燃料噴射量を得るようにしつつ、複数のO2 フィードバック領域を含む複数の負荷領域毎に独立して燃料噴射制御を行う内燃機関の空燃比学習制御装置において、前記制御ユニット(C)は、複数の前記O2 フィードバック領域以外の前記負荷領域では、当該負荷領域に隣り合う前記O2 フィードバック領域の学習値を用いて燃料噴射量を制御することを特徴とする内燃機関の空燃比学習制御装置。
  2. 前記制御ユニット(C)は、複数の前記O2 フィードバック領域では前記フィードバック補正係数および前記経時変化対応補正係数を用いた燃料噴射制御を実行し、前記O2 フィードバック領域以外の負荷領域では前記フィードバック補正係数(KO2)を「1」と定めるとともに前記経時変化対応補正係数(KBU)を隣接するO2 フィードバック領域での値として定めて燃料噴射制御を実行することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の空燃比学習制御装置。
  3. 複数の前記O2 フィードバック領域が、前記スロットル開度が小さくなるほど狭くなるように設定されることを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関の空燃比学習制御装置。
  4. 前記制御ユニット(C)では、複数の負荷領域同士の境界がヒステリシスを有して定められることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の空燃比学習制御装置。
  5. 前記制御ユニット(C)は、機関の運転状態が複数の前記負荷領域間で移行する際に新たな移行先の負荷領域の値に徐々に近づけるように燃料噴射制御を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関の空燃比学習制御装置。
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