JP2011157830A - 車両用内燃機関の空燃比学習制御装置 - Google Patents

車両用内燃機関の空燃比学習制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】車両が走行する路面の高度が急に変化してもそれに対応した適切な空燃比制御が可能となるようにする。
【解決手段】制御ユニットCは、学習補正係数の機関負荷毎の基準値を高度に応じて定めた複数のモードを記憶しており、学習値変更指示手段41からの指示がなされたときに、制御ユニットCは、複数のモードの1つの基準値をそれまでの学習補正係数の学習値と置換する。
【選択図】図2

Description

本発明は、吸気通路に燃料を噴射する燃料噴射弁と、排気通路を流通する排ガス中の残存酸素濃度を検出する酸素センサと、前記吸気通路を流通する吸気量を制御するスロットル弁と、該スロットル弁の開度であるスロットル開度を検出するスロットルセンサと、機関回転数を検出する回転数センサと、前記酸素センサ、前記スロットルセンサおよび前記回転数センサの検出値に基づいて前記燃料噴射弁からの燃料噴射量を制御する制御ユニットとを備え、該制御ユニットは、空燃比を目標空燃比とするための基本燃料噴射量を前記スロットル開度および前記機関回転数に基づいて定めるととともに、前記酸素センサの検出値に応じて定めるフィードバック補正係数と、目標空燃比および実空燃比の差に応じて学習しつつ複数に分かれた機関負荷毎に定める学習補正係数とを前記基本燃料噴射量に乗算して燃料噴射量を得るようにした燃料噴射制御を行う車両用内燃機関の空燃比学習制御装置に関する。
このような車両用内燃機関の空燃比学習制御装置は、たとえば特許文献1で知られている。
特許第2631580号公報
ところで、O2 フィードバックによる学習値の初期値は、通常、平地における値にセッティングされているため、高地や低地で車両を利用するユーザにあっては、初期値から学習して学習値が利用地域の高度に適合する値になるまでに時間がかかってしまうという課題があった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、車両を走行させるユーザの地域の高度に合わせて、学習値の初期値やそれまでの学習値を変更できることを可能とした車両用内燃機関の空燃比学習制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、吸気通路に燃料を噴射する燃料噴射弁と、排気通路を流通する排ガス中の残存酸素濃度を検出する酸素センサと、前記吸気通路を流通する吸気量を制御するスロットル弁と、該スロットル弁の開度であるスロットル開度を検出するスロットルセンサと、機関回転数を検出する回転数センサと、前記酸素センサ、前記スロットルセンサおよび前記回転数センサの検出値に基づいて前記燃料噴射弁からの燃料噴射量を制御する制御ユニットとを備え、該制御ユニットは、空燃比を目標空燃比とするための基本燃料噴射量を前記スロットル開度および前記機関回転数に基づいて定めるととともに、前記酸素センサの検出値に応じて定めるフィードバック補正係数と、目標空燃比および実空燃比の差に応じて学習しつつ複数に分かれた機関負荷毎に定める学習補正係数とを前記基本燃料噴射量に乗算して燃料噴射量を得るようにした燃料噴射制御を行う車両用内燃機関の空燃比学習制御装置において、前記学習補正係数の学習値を強制的に変更することを指示する信号を外部から前記制御ユニットに与える学習値変更指示手段を含み、前記学習補正係数の機関負荷毎の基準値を高度に応じて定めた複数のモードを記憶する前記制御ユニットが、前記学習値変更指示手段からの指示に応じて前記複数のモードの1つの前記基準値をそれまでの前記学習補正係数の学習値と置換することを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、高度に応じた複数のモードのいずれを選択するかを前記制御ユニットに指示する選択手段を備えることを第2の特徴とする。
本発明は、第2の特徴の構成に加えて、前記選択手段がアクセルグリップであり、前記制御ユニットは、アクセルグリップの操作に伴う前記スロットルセンサの検出値の時間経過に応じた変化態様に基づいて、前記複数のモードのいずれを選択するかを判断することを第3の特徴とする。
本発明は、第3の特徴の構成に加えて、前記制御ユニットが、スロットル全開状態およびスロットル全閉状態の繰り返し態様に基づいて前記複数のモードのいずれかを選択することを第4の特徴とする。
本発明は、第4の特徴の構成に加えて、前記制御ユニットが、スロットル全開状態およびスロットル全開状態がそれぞれ所定時間持続することを条件として、スロットル全開状態およびスロットル全閉状態の繰り返し態様に基づくモード選択を行うことを第5の特徴とする。
さらに本発明は、第1〜第5の特徴の構成のいずれかに加えて、前記制御ユニットが、前記複数のモードのいずれを選択したかを各モード毎に異なる態様でインジケータに表示させることを第6の特徴とする。
本発明の第1〜第6の特徴によれば、学習補正係数の機関負荷毎の基準値を高度に応じて定めた複数のモードの1つの前記基準値を学習値変更指示手段からの指示に応じて、学習補正係数の初期値や、それまでに学習した学習値と置換することにより、低地や高地で車両を利用するユーザや、工場、販売店等で初期値を変更して速やかに適切な学習値に学習させることができたり、輸送手段で高地や低地に車両を運んだ際にも、それまでの学習値を高度に合わせた学習値に変更することができる。
また特に本発明の第3の特徴によれば、アクセルグリップを選択手段として用いることで、部品点数の増加を抑えることができる。
また特に本発明の第4の特徴によれば、スロットル全開状態およびスロットル全閉状態の繰り返し態様に基づいて、複数のモードのいずれかを選択するので、アクセルグリップの操作が容易である。
また特に本発明の第5の特徴によれば、スロットル全開状態およびスロットル全閉状態の繰り返し態様によるモード選択にあたって、スロットル全開状態およびスロットル全閉状態が所定時間持続することが条件となるので、ノイズに対するタフネス向上を図ることができる。
さらに特に本発明の第6の特徴によれば、インジケータの表示態様によっていずれのモードが選択されているかを確認することができる。
内燃機関の全体構成を示す図である。 制御ユニットの構成を示すブロック図である。 機関負荷の領域を示す図である。 学習値の置換を行うための処理手順を示すフローチャートである。 モード1を選択したときのタイミングチャートを示す図である。 モード2を選択したときのタイミングチャートを示す図である。 モード3を選択したときのタイミングチャートを示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図1〜図7を参照しながら説明すると、先ず図1において、たとえば自動二輪車に搭載される水冷式の内燃機関Eのシリンダボア11に摺動可能に嵌合されるピストン12の頂部を臨ませる燃焼室13に混合気を供給するための吸気装置14と、前記燃焼室13からの排ガスを排出するための排気装置15とが前記内燃機関Eのシリンダヘッド16に接続され、吸気装置14には吸気通路17が形成され、排気装置15には排気通路18が形成される。またシリンダヘッド16には前記燃焼室13に先端を臨ませる点火プラグ20が取付けられる。
前記吸気装置14には、吸気通路17を流通する吸気量を制御するためのスロットル弁21がアクセルグリップ19の回動操作によって開閉するようにして配設されるとともに、スロットル弁21よりも下流側の吸気通路17に燃料を噴射するための燃料噴射弁22が付設される。しかも前記スロットル弁21を迂回するバイパス通路27が吸気通路17に接続され、このバイパス通路27を流通する空気量はソレノイド等のアーマチュア28の作動によって調節される。また前記排気装置15には触媒コンバータ25が介設される。
前記点火プラグ20による点火タイミング、前記燃料噴射弁22からの燃料噴射量および前記アクチュエータ28の作動は制御ユニットCによって制御されるものであり、該制御ユニットCには、前記スロットル弁21の開度であるスロットル開度を検出するスロットルセンサ26の検出値、前記ピストン12に連接されたクランク軸29の回転数を検出する回転数センサ30の検出値、エンジン冷却水の水温を検出する水温センサ31の検出値、排気通路18を流通する排ガス中の残存酸素濃度を検出するようにして前記触媒コンバータ25よりも上流側で前記排気装置15に取付けられる酸素センサ32の検出値が入力される。また水温センサ31に代えて、油温センサによって内燃機関の温度を検出するようにしてもよい。
図2において、前記制御ユニットCのうち前記燃料噴射弁22の噴射量を制御する部分は、回転数センサ30で得られる回転数ならびにスロットルセンサ26で得られるスロットル開度に基づいてマップ33を参照しつつ目標空燃比を得るための基本燃料噴射量を定める基本噴射量算出手段34と、前記酸素センサ32で得られる酸素濃度に基づいて目標空燃比に近づくようにフィードバック補正係数を算出してフィードバック制御を行うフィードバック補正係数算出手段35と、フィードバック補正係数算出手段35で得られた補正量に基づいて基本燃料噴射量を補正する補正手段36と、補正手段36で得られた最終的な燃料噴射量に対応した燃料噴射時間を求める最終燃料噴射時間算出手段37とを備える。
前記フィードバック補正係数算出手段部35は、酸素センサ32で検出される酸素濃度に基づいて排ガスのリッチ・リーンの程度を判定するリッチ・リーン判定部38と、そのリッチ・リーン判定部38の判定結果に基づいてフィードバック補正係数および基本燃料噴射量を補正するパラメータ算出部39とを有する。パラメータ算出部39は、EPROMやフラッシュメモリ等の不揮発性記憶部40に、所定の周期でパラメータを記憶せしめ、イグニッションキーをオンにしたとき(システム起動時)に、不揮発性記憶部40からパラメータを読み込む。
而して前記パラメータ算出部39では、不揮発性記憶部40に周期的に記憶されるフィードバック補正係数KO2および学習補正係数KBUによって、酸素センサ32の検出値による空燃比制御のための統合補正係数KTをKT←(KO2×KBU)として算出する。ここで学習補正係数KBUは、目標空燃比および実空燃比の差に応じて学習しつつ複数に分かれた機関負荷毎に定められるものであり、所定の周期で不揮発性記録部40に記録され、イグニッションキーオフ(システム停止)後にも、値が保持され、システム起動時に読み込まれ、学習制御が行われる。
前記フィードバック補正係数KO2は、O2 フィードバック制御を行う際に所定の周期毎に一次的に使用される変数であり、基本的には、このフィードバック補正係数KO2に基づいてO2 フィードバック制御を行って空燃比を目標空燃比に近づける。而してリッチ・リーン判定部38でのリッチ・リーンの判定結果に基づいてフィードバック補正係数KO2が定められる。
図3において、機関負荷は、機関回転数NEおよびスロットル開度THによって複数の領域に分かれて設定されるものであり、O2 フィードバック領域は、図3斜線で示すように、設定下限回転数NLOP、設定上限回転数NHOPおよびアイドル領域上限回転数NTHO2Lと、設定下限スロットル開度THO2Lおよび設定上限スロットル開度THO2Hとで定まる領域として設定される。また設定下限および上限スロットル開度THO2L,THO2H間の複数の設定スロットル開度THFB0,THFB1,THFB2,THFB3が、機関回転数NEの増大に応じて大きくなるとともに、TH02L<THFB1<THFB2<THFB3<THO2Lとなるようにして設定されており、6つのO2 フィードバック領域が「1」〜「6」の番号を付して示され、O2 フィードバック領域以外の領域が「0」,「7」〜「11」の番号を付して示されており、各領域間の境界はヒステリシスを有して設定される。
而してパラメータ算出部39は、前記O2 フィードバック領域以外の負荷領域では、前記フィードバック補正係数KO2を「1」と定めるとともに、前記学習補正係数KBUを隣接するO2 フィードバック領域での値として定めて統合補正係数KT(=KO2×KBU)を算出するものであり、図3において、O2 フィードバック領域以外であって番号「0」が付されている負荷領域では、O2 フィードバック領域「1」での学習補正係数KBU1を選択し、O2 フィードバック領域以外であって番号「7」が付されている負荷領域では、O2 フィードバック領域「2」での学習補正係数KBU2を選択し、O2 フィードバック領域以外であって番号「8」が付されている負荷領域では、O2 フィードバック領域「3」での学習補正係数KBU3を選択し、O2 フィードバック領域以外であって番号「9」が付されている負荷領域では、O2 フィードバック領域「4」での学習補正係数KBU4を選択し、O2 フィードバック領域以外であって番号「10」が付されている負荷領域では、O2 フィードバック領域「5」での学習補正係数KBU5を選択し、O2 フィードバック領域以外であって番号「11」が付されている負荷領域では、O2 フィードバック領域「6」での学習補正係数KBU6を選択する。
本発明に従えば、前記制御ユニットCの前記パラメータ算出部39には、前記学習補正係数KBUの学習値を強制的に変更することを指示する信号が外部の学習値変更指示手段41から入力される。一方、前記制御ユニットCの前記不揮発性記憶部40には、前記学習補正係数KBUの機関負荷毎の基準値を高度に応じて定めた複数のモードが予め記憶されており、パラメータ算出部39は、前記学習値変更指示手段41からの指示に応じて前記複数のモードの1つの前記基準値をそれまでの前記学習補正係数KBUの学習値と置換する。
前記学習値変更指示手段41は、たとえばサービスチェックカプラを外して短絡する操作と、スロットル弁21を全開とする操作と、イグニッションオン操作とで構成されるものであり、前記パラメータ算出部39は、学習補正係数KBUの機関負荷毎の基準値を高度に応じて定めた複数たとえばモード1〜モード4までの4つのモードを予め記憶する。而してパラメータ算出部39は、選択手段である前記アクセルグリップ19の操作に伴う前記スロットルセンサ26の検出値の時間経過に応じた変化態様に基づいて、前記4つのモードのいずれを選択するかを判断し、そのモード選択に応じた態様でインジケータ42を作動せしめる。
ここで制御ユニットCのパラメータ算出部39による学習値置換手順について図4を参照しながら説明すると、車両が走行する高度が急に変化したときに学習補正係数KBUの学習値を強制的に変更するにあたっては、先ずステップS1でサービスチェックカプラを外して短絡(SCSと表記)する操作と、スロットル弁21を全開(TH全開と表記)とする操作との実行後、次のステップS2でイグニッションオン操作が実行されたときには、それまでの前記学習補正係数KBUの学習値に代えて4つのモードの1つの基準値を用いるように学習値変更指示手段41からの指示がなされたと判断し、ステップS3でインジケータ42を点滅させる。このインジケータ42は、学習値変更のための専用のものであってもよいし、車両に備えられたインジケータの1つを用いるようにしてもよい。
次のステップS4において、スロットル開度全開の状態がT1秒たとえば5秒間持続しなかったときには、学習値変更意志がなくなったとしてステップS4からステップS5に進んでインジケータ42を点灯する。またステップS4でスロットル開度全開の状態がT1秒間持続したときには、ステップS4からステップS6に進み、学習値変更モードに入ったことを示すためにインジケータ42を点滅する。
次のステップS7〜ステップS22は、ステップS6のインジケータ点滅開始後のアクセルグリップ19の操作に伴うスロットルセンサ26の検出値の時間経過に応じて4つのモードのいずれを選択するかを判断するものであり、ステップS7では、モード1に変更する準備段階とする。
而してモード1への変更準備段階において、前回のスロットル開度の全閉後のT2秒たとえば3秒以内に、スロットル開度が全開から閉じ側に変化しなかったことをステップS8で確認したときには、ステップS9において学習補正係数KBUの学習値をモード1の基準値に変更し、次のステップS10でモード1の変更が完了したことを示すためにインジケータ42を点滅させる。
またステップS8で、前回のスロットル開度の全閉後のT2秒以内に、スロットル開度が全開から閉じ側に変化したことを確認したときには、ステップS8からステップS11に進んで、モード2に変更する準備段階とし、その状態で、前回のスロットル開度の全閉後のT2秒以内に、スロットル開度が全開から閉じ側に変化しなかったことをステップS12で確認したときには、ステップS13において学習補正係数KBUの学習値をモード2の基準値に変更し、次のステップS14でモード2の変更が完了したことを示すためにインジケータ42を点滅させる。
ステップS12で、前回のスロットル開度の全閉後のT2秒以内に、スロットル開度が全開から閉じ側に変化したことを確認したときには、ステップS12からステップS15に進んで、モード3に変更する準備段階とし、その状態で、前回のスロットル開度の全閉後のT2秒以内に、スロットル開度が全開から閉じ側に変化しなかったことをステップS16で確認したときには、ステップS17において学習補正係数KBUの学習値をモード3の基準値に変更し、次のステップS18でモード3の変更が完了したことを示すためにインジケータ42を点滅させる。
ステップS16で、前回のスロットル開度の全閉後のT2秒以内に、スロットル開度が全開から閉じ側に変化したことを確認したときには、ステップS16からステップS19に進んで、モード4に変更する準備段階とし、その状態で、前回のスロットル開度変化後のT2秒以内に、スロットル開度が全開から閉じ側に変化しなかったことをステップS20で確認したときには、ステップS21において学習補正係数KBUの学習値をモード4の基準値に変更し、次のステップS22でモード4の変更が完了したことを示すためにインジケータ42を点滅させる。
さらにステップS20において、前回のスロットル開度変化後のT2秒以内に、スロットル開度が全開から閉じ和に変化したことを確認したときには、ステップS20からステップS7に戻る。
このようなパラメータ算出部39による学習値置換手順によれば、図5で示すように、、サービスチェックカプラを外して短絡(SCSと表記)したスロットル(TH)の全開状態でイグニッションをオンした時刻t1で、モードの選択処理が開始されることになり、その時刻t1から時間T1秒が経過した時刻t2からインジケータ24の点滅が開始され、時刻t2から時間T2秒が経過した時刻t3までスロットル(TH)の全開状態が持続したときには、モード1を選択することになり、インジケータ42が、時間間隔をあけて1回ずつ点滅する。
また図6で示すように、時刻t1でモードの選択処理が開始されてから時間T1秒が経過した時刻t2からインジケータ24の点滅が開始され、時刻t2から時間T2よりも短い時間T2A(<T2)が経過した時刻t4までに、スロットル開度が全開から閉じ側に変化したことを確認したときには、その後でスロットル開度が全閉となった時刻t4から時間T2秒が経過する時刻t5までスロットル開度が全閉状態のままであったときには、モード2を選択することになり、インジケータ42が、時間間隔をあけて2回ずつ点滅する。
さらに図7で示すように、時刻t1でモードの選択処理が開始されてから時間T1秒が経過した時刻t2からインジケータ24の点滅が開始され、時刻t2から時間T2よりも短い時間T2A(<T2)が経過した時刻t4までに、スロットル開度が全開から閉じ側に変化したことを確認したときには、その後でスロットル開度が全閉となった時刻t5から時間T2秒が経過するまでのスロットル開度の変化を観察し、時間T2秒よりも短い時間T2Bが前記時刻t5から経過した時刻t7までにスロットル開度が全閉から全開に変化したときには、その時刻t7から時間T2秒が経過した時刻t8でモード3を選択することになり、インジケータ42が、時間間隔をあけて3回ずつ点滅する。
モード4を選択するときにも上述の図5〜図7で示したのと同様の時間経過を経てモード4が選択されるものであり、この際、インジケータ42は時間間隔をあけて4回ずつ点滅する。すなわちインジケータ42は、モード1〜モード4の各モード毎に異なる態様で表示作動することになる。
またスロットル全開状態およびスロットル全閉状態の繰り返し態様に基づいて前記複数のモードのいずれかを選択するにあたって、パラメータ算出部39は、スロットル全開状態およびスロットル全閉状態が所定時間T3たとえば0.5秒以上持続することを条件として、スロットル全開状態およびスロットル全閉状態の繰り返し態様に基づくモード選択を行う。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、制御ユニットCは、空燃比を目標空燃比とするめの基本燃料噴射量をスロットル開度および機関回転数に基づいて定めるととともに、酸素センサ32の検出値に応じて定めるフィードバック補正係数KO2と、目標空燃比および実空燃比の差に応じて学習しつつ複数に分かれた機関負荷毎に定める学習補正係数KBUKとを基本燃料噴射量に乗算して燃料噴射量を得るのであるが、学習補正係数KBUKの機関負荷毎の基準値を高度に応じて定めた複数のモードを記憶しており、学習値変更指示手段41からの指示に応じて、アクセルグリップ19の操作に伴うスロットルセンサ26の検出値の時間経過に応じた変化態様に基づいて複数のモードの1つを選択し、選択したモードの基準値をそれまでの学習補正係数KBUKの学習値と置換するので、高度に応じた学習補正係数KBUKの学習が可能であり、低地や高地で車両を利用するユーザや、工場、販売店等で初期値を変更して速やかに適切な学習値に学習させることができたり、輸送手段で高地や低地に車両を運んだ際にも、それまでの学習値を高度に合わせた学習値に変更することができる。
しかもアクセルグリップ19の操作に伴うスロットルセンサ26の検出値の時間経過に応じた変化態様に基づいて複数のモードを選択することで、部品点数の増加を抑えることができる。
またスロットル全開状態およびスロットル全閉状態の繰り返し態様に基づいて、複数のモードのいずれかを選択するので、アクセルグリップ19の操作が容易となる。
またスロットル全開状態およびスロットル全閉状態の繰り返し態様によるモード選択にあたって、スロットル全開状態およびスロットル全閉状態が所定時間持続することが条件となるので、ノイズに対するタフネス向上を図ることができる。
さらにインジケータ42前記複数のモードのいずれかを選択したことを各モード毎に異なる態様で表示するので、いずれのモードが選択されているかを容易に確認することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
17・・・吸気通路
18・・・排気通路
19・・・選択手段であるアクセルグリップ
21・・・スロットル弁
22・・・燃料噴射弁
26・・・スロットルセンサ
30・・・回転数センサ
32・・・酸素センサ
41・・・学習値変更指示手段
42・・・インジケータ
C・・・制御ユニット
E・・・内燃機関

Claims (6)

  1. 吸気通路(17)に燃料を噴射する燃料噴射弁(22)と、排気通路(18)を流通する排ガス中の残存酸素濃度を検出する酸素センサ(32)と、前記吸気通路(17)を流通する吸気量を制御するスロットル弁(21)と、該スロットル弁(21)の開度であるスロットル開度を検出するスロットルセンサ(26)と、機関回転数を検出する回転数センサ(30)と、前記酸素センサ(32)、前記スロットルセンサ(26)および前記回転数センサ(30)の検出値に基づいて前記燃料噴射弁(22)からの燃料噴射量を制御する制御ユニット(C)とを備え、該制御ユニット(C)は、空燃比を目標空燃比とするための基本燃料噴射量を前記スロットル開度および前記機関回転数に基づいて定めるととともに、前記酸素センサ(32)の検出値に応じて定めるフィードバック補正係数(KO2)と、目標空燃比および実空燃比の差に応じて学習しつつ複数に分かれた機関負荷毎に定める学習補正係数(KBU)とを前記基本燃料噴射量に乗算して燃料噴射量を得るようにした燃料噴射制御を行う車両用内燃機関の空燃比学習制御装置において、前記学習補正係数の学習値を強制的に変更することを指示する信号を外部から前記制御ユニット(C)に与える学習値変更指示手段(41)を含み、前記学習補正係数(KBU)の機関負荷毎の基準値を高度に応じて定めた複数のモードを記憶する前記制御ユニット(C)が、前記学習値変更指示手段(41)からの指示に応じて前記複数のモードの1つの前記基準値をそれまでの前記学習補正係数(KBU)の学習値と置換することを特徴とする車両用内燃機関の空燃比学習制御装置。
  2. 高度に応じた複数のモードのいずれを選択するかを前記制御ユニット(C)に指示する選択手段(19)を備えることを特徴とする請求項1記載の車両用内燃機関の空燃比学習制御装置。
  3. 前記選択手段がアクセルグリップ(19)であり、前記制御ユニット(C)は、アクセルグリップ(19)の操作に伴う前記スロットルセンサ(26)の検出値の時間経過に応じた変化態様に基づいて、前記複数のモードのいずれを選択するかを判断することを特徴とする請求項2記載の車両用内燃機関の空燃比学習制御装置。
  4. 前記制御ユニット(C)が、スロットル全開状態およびスロットル全閉状態の繰り返し態様に基づいて前記複数のモードのいずれかを選択することを特徴とする請求項3記載の車両用内燃機関の空燃比学習制御装置。
  5. 前記制御ユニット(C)が、スロットル全開状態およびスロットル全開状態がそれぞれ所定時間持続することを条件として、スロットル全開状態およびスロットル全閉状態の繰り返し態様に基づくモード選択を行うことを特徴とする請求項4記載の車両用内燃機関の空燃比学習制御装置。
  6. 前記制御ユニット(C)が、前記複数のモードのいずれを選択したかを各モード毎に異なる態様でインジケータに表示させることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の車両用内燃機関の空燃比学習制御装置。
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