JP2011150959A - 固体酸化物形燃料電池のセル - Google Patents

固体酸化物形燃料電池のセル Download PDF

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Abstract

【課題】空気極ベース層の上面に形成される集電層(LSC層)がベース層との剥離が発生し難く、集電抵抗及び拡散抵抗を小さくできる固体酸化物形燃料電池セルを提供する。
【解決手段】セルは、燃料極層110、固体電解質層120、及び空気極層130を備える。空気極層130は、ベース層132(LSCF層)と、その上面に形成された集電層133(LSC層)とを含む。集電層133には、厚さ方向に貫通するクラックが形成されている。集電層133の総面積S1に対するクラックが占める面積S2の割合S2/S1が7×10−4〜1×10−1であり、クラックの幅は0.1〜5μmである。これにより、ベース層132と集電層133との間の熱膨張率差に基づく熱応力が緩和され、SOFCの作動温度にてクラックの幅が適切な値に調整される。
【選択図】図7

Description

本発明は、固体酸化物形燃料電池のセルに関するものである。
固体酸化物形燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell:SOFC)のセル(単電池)は、通常、燃料ガスと接触して燃料ガスを反応させる燃料極層と、燃料極層の上面に形成された固体電解質層と、固体電解質層の上面に形成され酸素を含むガスと接触して酸素を含むガスを反応させる空気極層と、を備えている(例えば、下記特許文献1を参照)。SOFCの作動温度(800℃程度)にて、燃料極層に燃料ガス(水素ガス等)を供給するとともに空気極層に酸素を含むガス(空気等)を供給することにより、下記(1)、(2)式に示す化学反応が発生する。これにより、燃料極層と空気極層との間に電位差が発生する。
(1/2)・O+2e−→O2− (於:空気極層) …(1)
+O2−→HO+2e− (於:燃料極層) …(2)
SOFCでは、通常、燃料極層と空気極層のそれぞれに集電用端子が接合層を介して電気的に接続・固定され、それぞれの集電用端子を介して前記電位差に基づく電力が外部に取り出される。以下、特に、空気極層に着目する。
空気極層の材質としては、通常、ランタンストロンチウムコバルトフェライト(LSCF)、ランタンストロンチウムフェライトLSF、ランタンニッケルフェライトLNF等が選択される。加えて、空気極層として、上記材質からなる層(以下、「ベース層」と呼ぶ。)の上面に、空気極層から集電用端子へ電流が集まる際の抵抗(以下、「集電抵抗」と呼ぶ。)を低減するための層(以下、「集電層」と呼ぶ。)が更に形成される構成も知られている。
係る集電層の材質としては、ベース層の材質と比べて導電率が大きいこと、並びに、集電層を設けたことにより空気極層内にて空気が拡散する際の抵抗(以下、「拡散抵抗」と呼ぶ。)が大きく増大しないこと等が要求される。本発明者は、集電層の材質として、ランタンストロンチウムコバルタイト(LSC)に注目している。LSCの導電率(700S/cm程度)は、例えばLSCFからなるベース層の材質の導電率(70S/cm程度)と比べて非常に大きい特徴を有するからである。
しかしながら、LSCの熱膨張率(緻密体において18ppm/K)は、ベース層の材質の熱膨張率(緻密体において14ppm/K)と比べて非常に大きい。従って、空気極としてベース層の上面にLSC層(集電層)が形成された構成が採用されると、この大きな熱膨張率差に基づく熱応力に起因してLSC層の剥離が発生し易いという問題が生じ得る。
特開2005−166510号公報
本発明者は、係る問題に対処するために研究を重ねた結果、空気極層としてベース層の上面にLSC層(集電層)が形成された構成が採用される場合において、LSC層の剥離が発生し難いことに加え、集電抵抗及び拡散抵抗が十分に小さいものを見出した。
即ち、本発明に係るSOFCのセルは、燃料ガスと接触して前記燃料ガスを反応させる燃料極層と、前記燃料極層の上面に形成された固体電解質層と、前記固体電解質層の上面に形成されて酸素を含むガスと接触して前記酸素を含むガスを反応させる空気極層と、を備えている。加えて、前記空気極層は少なくとも、前記固体電解質層の上面に下面が接続されたベース層と、前記ベース層の上面に形成されて化学式La1−xSrCoO(ただし、xの範囲:0〜0.8)で表わされるランタンストロンチウムコバルタイトを含む集電層(LSC層)と、を備えている。
本発明に係るSOFCのセルの特徴は以下の点にある。即ち、前記集電層(LSC層)には、前記集電層の厚さ方向において貫通する(多数の)割れ目が形成されている。常温にて、前記集電層の面方向(厚さ方向に垂直な方向)における前記集電層の総面積(S1)に対する前記集電層の面方向における前記(多数の)割れ目が占める面積(S2)の割合(S2/S1)が7×10−4〜1×10−1である。加えて、前記(各)割れ目の幅が0.1〜5μmである。
ここにおいて、常温にて、前記ベース層の厚さは3〜50μmであり、前記集電層の厚さは3〜50μmであることが好適である。また、前記固体電解質層と前記ベース層との間に、固体電解質層とベース層との間の反応を防止する反応防止層が介装されてもよい。この反応防止層の材質としては、例えば、セリアが採用されることが好ましく、セリアとしては、GDC(ガドリニウムドープセリア)、SDC(サマリウムドープセリア)等が挙げられる。
検討によれば、上記構成を採用することにより、LSC層の剥離が発生し難いことに加え、集電抵抗及び拡散抵抗が小さいことが判明した。ここで、LSC層の剥離が発生し難いのは、LSC層内に上記割れ目が形成されていることで、ベース層とLSC層との間の熱膨張率差に基づく熱応力が緩和されることに基づくと考えられる。また、集電抵抗及び拡散抵抗が小さいのは、SOFCの作動温度において各割れ目の幅が適切に調整されることに基づくと考えられる。SOFCの作動温度にて、割れ目の幅が大き過ぎると、LSC層内にて電流のパスが形成され難くなり、集電抵抗が大きくなると考えられる。一方、割れ目の幅が小さ過ぎると、ベース層内に空気が進入し難くなり、拡散抵抗が大きくなると考えられる。
なお、上記特許文献1でも、本発明における「集電層」に対応する空気極の「第2層」において厚さ方向に貫通する「割れ目」が形成される点について記載されている。しかしながら、この「割れ目」は、SOFCの作動温度では熱膨張により「塞がる(閉じる)」と記載されている。即ち、上記特許文献1に記載の「割れ目」と、SOFCの作動温度において割れ目の幅が適切に調整される本願発明における「割れ目」とは全く異なるといえる。
本発明に係るSOFCのセルにおいては、前記空気極層は、前記集電層の上面に下面が接続され且つ上面が露呈する最上層であって化学式La1−xSrMnO(ただし、xの範囲:0.1〜0.3)で表わされるランタンストロンチウムマンガナイトを含む最上層(LSM層)を備え、MnCo、及びCuMnのうちの1つを含む接合層を介して前記最上層(LSM層)と電気的に接続された集電用端子を備えることが好適である。なお、LSM層は、LSC層の上面全体に形成されてもよいし、LSC層の上面の一部であって前記接合層及び前記集電用端子に対応する部分のみに形成されても良い。また、LSM層とLSC層との間に、LSM層とLSC層との間の熱膨張率差に起因する熱応力を緩和するための応力緩和層が介装されてもよい。この応力緩和層の材質としては、例えば、ランタンストロンチウムコバルトフェライトLSCFが採用されることが好ましい。
検討によれば、上記のように、接合層の材質としてMnCo、及びCuMnのうちの1つ(即ち、スピネル材料)が用いられる場合、LSM層が空気極層の最上層(即ち、接合層と接合する層)として形成されると、LSM層が形成されない場合(即ち、LSC層が接合層と直接接合する場合)と比べて、集電用端子とLSC層との間での接合強度(より具体的には、接合層とLSC層との間での接合強度)が大きいことが判明している。
本発明の実施形態に係るSOFCのセルを示した模式図である。 本発明の実施形態に係るセル(応力緩和層及び接合層が省略)の集電層の上面を顕微鏡で50倍に拡大して観察した様子を示した図である。 本発明の実施形態に係るセル(応力緩和層及び接合層が省略)の集電層の上面を顕微鏡で200倍に拡大して観察した様子を示した図である。 本発明の実施形態に係るセル(応力緩和層及び接合層が省略)の厚さ方向の断面(研磨面)を顕微鏡で1000倍に拡大して観察した様子を示した図である。 本発明の実施形態に係るセル(応力緩和層及び接合層が省略)の厚さ方向の断面(研磨面)を顕微鏡で3500倍に拡大して観察した様子を示した図である。 本発明の実施形態に係るセル(応力緩和層が省略)の厚さ方向の断面(研磨面)を顕微鏡で1000倍に拡大して観察した様子を示した図である。 集電層に貫通クラックが形成されている場合におけるセル内での電流の流れを示した模式図である。
(構成)
図1は、本発明の実施形態に係るSOFCのセルの一例を示す。図1に示すSOFCのセル100は、燃料極層110と、燃料極層110の上面に形成(積層)された電解質層120と、電解質層120の上面に形成(積層)された空気極層130と、を含む積層体である。このセル100を上方からみた形状は、例えば、1辺が1〜10cmの正方形、長辺が5〜30cmで短辺が3〜15cmの長方形、又は直径が10cmの円形である。本明細書では、特に説明がない限りにおいて形状等の寸法の値は常温での値である。
燃料極層110(アノード電極)は、例えば、酸化ニッケルNiOとイットリア安定化ジルコニアYSZとから構成される多孔質の薄板状の焼成体である。燃料極層110の厚さT1は0.1〜3mmである。セル100の各構成部材の厚さのうち燃料極層110の厚さが最も大きく、燃料極層110は、セル100の支持基板として機能している。
電解質層120は、YSZから構成される緻密な薄板状の焼成体である。電解質層120の厚さT2は0.5〜20μmである。
空気極層130(カソード電極)は、反応防止層131と、ベース層132(カソード電極)と、集電層133と、応力緩和層134と、接合層135との5層からなる。反応防止層131は、セリアからなる緻密な薄板状の焼成体である。セリアとしては、具体的には、GDC(ガドリニウムドープセリア)、SDC(サマリウムドープセリア)等が挙げられる。反応防止層131の厚さT31は1〜20μmである。
反応防止層131は、セル作製時、又はSOFCの作動中のセル100内において、電解質層120内のYSZと後述するベース層132内のストロンチウムとが反応して電解質層120とベース層132との間の電気抵抗が増大する現象の発生を抑制するために、電解質層120とベース層132との間に介装されている。
ベース層132(カソード電極)は、ランタンストロンチウムコバルトフェライトLSCF(La0.6Sr0.4Co0.2Fe0.8)からなる多孔質の薄板状の焼成体である。ベース層132の厚さT32は3〜50μmである。ベース層132の導電率(計測値)は70S/cmであり、熱膨張率(緻密体での標準値)は14ppm/Kである。ベース層132の材料として、LSCFに代えて、ランタンストロンチウムフェライトLSF(La0.8Sr0.2FeO)、ランタンニッケルフェライトLNF(LaNi0.6Fe0.4)等が使用されてもよい。
集電層133は、ランタンストロンチウムコバルタイトLSC(La1−xSrCoO)からなる多孔質の薄板状の焼成体である。xの範囲は、0〜0.8である。集電層133の厚さT33は3〜50μmである。集電層133の導電率(計測値)は700S/cmであり、熱膨張率(緻密体での標準値)は18ppm/Kである。
上記のように、集電層133は、ベース層132と比べて導電率が非常に大きい。従って、集電層133は、ベース層132から後述するインターコネクタ200(集電用端子)へ電流が集まる際の抵抗(集電抵抗)を低減するために、ベース層132とインターコネクタ300との間に介装されている。
応力緩和層134は、ランタンストロンチウムコバルトフェライトLSCF(La0.6Sr0.4Co0.2Fe0.8)からなる多孔質の薄板状の焼成体である。応力緩和層134の厚さT34は3〜50μmである。応力緩和層134の導電率(計測値)は70S/cmであり、熱膨張率(緻密体での標準値)は14ppm/Kである。応力緩和層134の材料として、LSCFに代えて、ランタンストロンチウムフェライトLSF(La0.8Sr0.2FeO)、ランタンニッケルフェライトLNF(LaNi0.6Fe0.4)等が使用されてもよい。
応力緩和層134は、集電層133(熱膨張率:18ppm/K)と後述する接合層135(熱膨張率:12ppm/K)との間の熱膨張率差に起因する熱応力を緩和するために、集電層133と接合層135との間に介装されている。
接合層135は、ランタンストロンチウムマンガナイトLSM(La1−xSrMnO)からなる多孔質の薄板状の焼成体である。xの範囲は、0.1〜0.3である。接合層135の厚さT35は3〜50μmである。接合層135の導電率(計測値)は70S/cmであり、熱膨張率(緻密体での標準値)は12ppm/Kである。
接合層135は、スピネル系材料を有する接合剤300と空気極層130との接合強度を大きくするために、空気極130の最上層に設けられている。このことは、LSCFやLSCよりもLSMの方がスピネル系材料を有する接合剤300との接合強度が大きいという事実に基づく。
以上、空気極層130では、カソード電極として機能するベース層132に加えて、反応抑制、集電抵抗低減、熱応力緩和、及び接合剤との接合強度の向上を達成するため、反応防止層131、集電層133、応力緩和層134、及び接合層135がそれぞれ設けられている。
インターコネクタ200は、フェライト系SUS材料からなる集電用端子である。複数の同形のインターコネクタ200のそれぞれの接合部とセル100の空気極130の接合層(最上層)135の接合部とが、接合剤300により接合され且つ電気的に接続されている。
接合剤300は、スピネル型結晶構造を有する遷移金属酸化物から構成される焼成体であり、例えば、MnCo、CuMn等から構成される。接合剤300の層の厚さTAは20〜500μmである。接合剤300に、Pt,Ag等の貴金属が含まれていてもよい。接合剤300に貴金属を含ませることにより、接合剤そのものの電気抵抗を小さくすることができる。
(製造方法)
次に、上述したセル100とインターコネクタ200との接合体の製造方法の一例について説明する。先ず、セル100の製造方法の一例について説明する。
燃料極層110は、以下のように製造された。即ち、NiO粉末60重量部とYSZ粉末40重量部が混合され、この混合物にバインダーとしてポリビニルアルコール(PVA)が添加されてスラリーが作製された。このスラリーがスプレードライヤーで乾燥・造粒され、燃料極用の粉末が得られた。この粉末が金型プレス成形法により成形され、その後、電気炉で空気中にて1400℃で3時間焼成されて、燃料極層110が製造された。
電解質層120は、以下のように燃料極層110の上に形成された。即ち、YSZ粉末に水とバインダーが加えられ、この混合物がボールミルで24時間混合されてスラリーが作製された。このスラリーが、燃料極層110上に塗布・乾燥され、電気炉で空気中にて1400℃で2時間共焼結されて、燃料極層110上に電解質層120が形成された。なお、燃料極層110の上に「後に電解質層120となる膜」を形成するに際し、テープ積層法、印刷法等が用いられてもよい。
反応防止層131は、以下のように電解質層120の上に形成された。即ち、GDC粉末に水とバインダーが加えられ、この混合物がボールミルで24時間混合されてスラリーが作製された。このスラリーが、電解質層120上に塗布・乾燥され、電気炉で空気中にて1350℃で1時間焼成されて、電解質層120上に反応防止層131が形成された。なお、電解質層120の上に「後に反応防止層131となる膜」を形成するに際し、テープ積層法、印刷法等が用いられてもよい。また、反応防止層131が共焼結により形成されてもよい。
ベース層132は、以下のように反応防止層131の上に形成された。即ち、LSCF粉末に水とバインダーが加えられ、この混合物がボールミルで24時間混合されてスラリーが作製された。このスラリーが、反応防止層131上に塗布・乾燥され、電気炉で空気中にて1000℃で1時間焼成されて、反応防止層131上にベース層132が形成された。
集電層133は、即ち、LSC粉末に水とバインダーが加えられ、この混合物がボールミルで24時間混合されてスラリーが作製された。このスラリーが、ベース層132上に塗布・乾燥され、電気炉で空気中にて1000℃で1時間焼成されて、ベース層132上に集電層133が形成された。また、集電層133は、ベース層132との共焼結により形成されてもよい。
応力緩和層134は、以下のように集電層133の上に形成された。即ち、LSCF粉末に水とバインダーが加えられ、この混合物がボールミルで24時間混合されてスラリーが作製された。このスラリーが、集電層133上に塗布・乾燥され、電気炉で空気中にて1000℃で1時間焼成されて、集電層133上に応力緩和層134が形成された。
接合層135は、以下のように応力緩和層134の上に形成された。即ち、LSM粉末に水とバインダーが加えられ、この混合物がボールミルで24時間混合されてスラリーが作製された。このスラリーが、応力緩和層134上に塗布・乾燥され、電気炉で空気中にて1000℃で1時間共焼結されて、応力緩和層134上に接合層135が形成された。以上、セル100の製造方法の一例について説明した。
インターコネクタ200は、フェライト系SUS材料を機械加工等により所定の形状に加工することにより作製された。同形のインターコネクタ200が複数準備された。
接合剤300による接合層135とインターコネクタ200との接合は以下のように達成された。スピネル系材料がMnCoである場合を例にとって説明する。先ず、出発原料としてのマンガンMnの金属粉末とコバルトCoの金属粉末とが1:2のモル比率で秤量され混合された。金属粉末の粒径は0.5〜5μmであり、平均粒径は2μmであった。Pt,Ag等の貴金属の粉末が加えられてもよい。この混合物に、必要に応じてバインダーとしてエチルセルロース、溶剤としてテルピネオールが加えられ、この混合物が乳鉢で混合されて接合用のペーストが作製された。接合層135(即ち、LSM層)の表面とインターコネクタ200の接合部とにこの接合用ペーストが塗布され、接合層135とインターコネクタ200とが貼り合わされた。その後、このペーストが100℃で1時間乾燥された後、空気中にて比較的低い850℃で1時間焼成されることで、焼結体である接合剤300が形成された。
即ち、出発原料としてスピネル系材料を構成する各金属元素の粉末が使用され、この粉末が焼成時に酸化させられることで、スピネル系材料を有する接合剤300が形成された。ペーストの焼成温度が比較的低くてもペーストが十分に焼き締まるのは、各金属元素の粉末の酸化反応(=発熱反応)に起因して発生する熱により粉末表面の温度が局所的に上昇してスピネル型結晶(複合酸化物の結晶)が合成・成長していくことに基づくと考えられる。この接合剤300により、接合層135とインターコネクタ200とが接合され且つ電気的に接続された。以上、図1に示したSOFCのセルとインターコネクタとの接合体の製造方法の一例について説明した。
(集電層の特徴)
次に、上記実施形態に係る集電層133(LSC層)の特徴について図2〜図5を参照しながら説明する。図2、図3はそれぞれ、集電層133の上面に応力緩和層134及び接合層135が積層される前のセルにおける集電層133の上面(露呈している表面)を走査型電子顕微鏡で50倍、200倍に拡大して観察した際の画像を示す。図4、図5はそれぞれ、図2、図3に示したセル(応力緩和層134及び接合層135が省略)の厚さ方向の断面(研磨面)を走査型電子顕微鏡で1000倍、3500倍に拡大して観察した際の画像を示す。また、図6は、セル100(応力緩和層134が省略)の厚さ方向の断面(研磨面)を走査型電子顕微鏡で1000倍に拡大して観察した際の画像を示す。
図2〜図6(図6では丸で囲われた領域を参照)から理解できるように、集電層133には、多数のクラック(割れ目)が形成されている。図2、図3から理解できるように、集電層133の上面を上方からみると、この多数のクラックは、集電層133を複数の領域に区画するように(「亀の甲羅」状に)形成されているといえる。加えて、図4〜図6(特に、図5)から理解できるように、各クラックは、集電層133の厚さ方向において貫通している。また、図4〜図6から理解できるように、集電層133以外の各層には、厚さ方向において貫通するクラックが形成されていない。なお、図4、図5に示す画像では、ベース層132において、集電層133の貫通クラックから連続する「貫通していないクラック」が形成されている。
図7に示す白矢印は、ベース層132(カソード電極)からインターコネクタ200へと流れる電流のパスの一例を示す。なお、説明の簡便化のため、図7では、反応防止層131、応力緩和層134、及び接合剤300が省略されている。図7に示すように、ベース層132で発生した電流は、ベース層132から厚さ方向(図において上方向)に流れて集電層133に達する。集電層133に達した電流は、面方向(図において横方向)に流れて集電層133における「インターコネクタ200と接合層135との接合部に対応する位置」に集まる。このように集まった電流は、厚さ方向(図において上方向)に流れて接合層135を介してインターコネクタ200へ達する。
このように、導電率が大きい集電層133内では、面方向の電流のパスが形成される。このことに起因して、ベース層132からインターコネクタ200へ電流が集まる際の抵抗(集電抵抗)が低減される。
ところで、上述のように、この集電層133では、集電層133を複数の領域に区画するように厚さ方向に貫通するクラックが形成されている。このクラックの存在により、ベース層132(熱膨張率:14ppm/K)と集電層133(熱膨張率:18ppm/K)との間の熱膨張率差に基づく熱応力が緩和され得る。このことにより、この熱応力に基づくベース層132と集電層133との界面での剥離が発生し難くなると考えられる。
加えて、このクラックの存在は、電流のパスに影響を与える(図6における黒矢印を参照)。このクラックの存在により、集電層133内における面方向の電流のパスが形成され難くなる。そして、クラックの幅が小さいほど、この面方向の電流のパスが形成され易くなり、集電抵抗が小さくなると考えられる。
他方、このクラックの存在により、ベース層132内へ空気が進入し易くなる。そして、クラックの幅が大きいほど、ベース層132内へ空気が進入し易くなり、空気極層130内にて空気が拡散する際の抵抗(拡散抵抗)が小さくなると考えられる。
以上のことから、集電層133におけるクラックの状態を調整することで、ベース層132と集電層133との界面での剥離が発生し難く、且つ、集電抵抗及び拡散抵抗を十分に小さくすることができると考えられる。
(最適なクラックの状態)
本発明者は、ベース層132と集電層133との界面での剥離が発生し難く、且つ、集電抵抗及び拡散抵抗を十分に小さくするために必要なクラックの状態について検討した。この検討では、面積比S2/S1が導入された。S1は、集電層133の面方向(厚さ方向に垂直な方向)における集電層133の総面積であり、例えば、集電層133を上方からみたときの集電層133の上面の総面積である。S2は、集電層133の面方向におけるクラックが占める面積であり、例えば、集電層133を上方からみたときの集電層133の上面でのクラックが占める面積である。
本発明者は、面積比S2/S1の常温での値が7×10−4〜1×10−1であり、且つ、各クラックの幅の常温での値が0.1〜5μmである場合において、ベース層132と集電層133との界面での剥離が発生し難く、且つ、集電抵抗及び拡散抵抗が共に小さくなることを見出した。以下、このことを確認した試験について説明する。
この試験では、上記実施形態に係るSOFCのセル(即ち、集電層133において複数の領域に区画するように厚さ方向に貫通するクラックが形成されているセル)に対して、面積比S2/S1、及び各クラック幅の組み合わせが異なる複数の試験品が作製された。具体的には、表1に示すように、24種類の組み合わせが考慮された。そして、各組み合わせ(No)に対して5つの試験品が作製された。
面積比S2/S1、及び各クラック幅の調整は、LSC粉末の粒径、比表面積、及び粒度分布が制御されたスラリーを用いて形成した膜の生密度、焼成収縮率、焼成条件(焼成プロファイル、焼成温度)等を調整することより行われた。
各試験品において、燃料極層110(NiO−YSZ)の厚さT1は500μm、電解質層120(3YSZ)の厚さT2は5μm、反応防止層131(GDC)の厚さT31は5μm、ベース層132(LSCF)の厚さT32は30μm、集電層133(LSC)の厚さT33は20μm、応力緩和層134(LSCF)の厚さT34は10μm、接合層135(LSM)の厚さT35は10μm、接合剤300の厚さTAは200μmで一定とされた。また、各試験品を上方からみた形状は、直径が30cmの円形とされた。
また、各試験品について、燃料極層110の表面に燃料極層側のインターコネクタ(Ni製)が接合された。この接合は、Niからなる接合用のペーストが燃料極層110とインターコネクタとの間に介在した状態でそのペーストを焼成することで達成された。
各試験品に対して、燃料極層110側に窒素ガス、空気極層130側に空気を供給しながら、800℃まで昇温し、800℃に達した時点で燃料極層110に水素ガスを供給しながら還元処理が3時間行われた。この還元処理後、空気極層130側のインターコネクタ200と燃料極層110側のインターコネクタとを介して外部に取り出される0.8Vにおける定格出力(出力密度)が計測された。出力密度が大きいことは、集電抵抗及び拡散抵抗が共に小さいことを意味する。また、この還元処理後のセルにおけるベース層132と集電層133との界面での剥離の有無が確認された。この確認は、目視、並びに、セル断面の顕微鏡による観察により行われた。これらの結果を表1に示す。
表1から理解できるように、常温にて、面積比S2/S1が7×10−4〜1×10−1であり且つ各クラックの幅が0.1〜5μmである場合において、ベース層132と集電層133との界面での剥離が発生し難く、且つ、高い出力密度を得られた。これは、常温にて面積比S2/S1及び各クラックの幅が上記範囲内にある場合、ベース層132と集電層133との間の熱膨張率差に基づく熱応力が十分に緩和され得、且つ、SOFCの作動温度にて各クラックの幅が適切な値(>0)に調整されることに基づくと考えられる。また、ベース層132と集電層133との界面での剥離が発生しないことにより「集電抵抗」が小さくされ、集電層133にて厚さ方向に貫通するクラック(貫通孔)が形成されていることにより「拡散抵抗」が小さくされたと考えることもできる。このように、本発明に係るクラックは、SOFCの作動温度において「塞がる(閉じる)」上記特許文献1に記載のクラックとは、全く異なるといえる。
以下、本発明に係るクラックが、集電層133を複数の領域に区画するように(「亀の甲羅」状に)形成されていることについて付言する。集電層133の面方向(厚さ方向に垂直な方向)における各領域の面積(例えば、集電層133を上方からみたときの各領域の面積)をS3とする。常温にて面積比S2/S1及び各クラックの幅が上記範囲内にある試験品では、面積比S3/S1が0.8〜1.0であった。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、上記実施形態では、空気極層130が、反応防止層131と、ベース層132(カソード電極)と、集電層133と、応力緩和層134と、接合層135との5層から構成されているが、反応防止層131が省略され得る。この場合、電解質層120の上面にベース層132が直接形成される。また、接合層135が省略され得る。この場合、応力緩和層134も不要となり省略される。即ち、集電層133が最上層となる。
100…セル、110…燃料極層、120…電解質層、130…空気極層、131…反応防止層、132…ベース層、133…集電層、134…応力緩和層、135…接合層、200…インターコネクタ、300…接合剤

Claims (3)

  1. 燃料ガスと接触して前記燃料ガスを反応させる燃料極層と、
    前記燃料極層の上面に形成された固体電解質層と、
    前記固体電解質層の上面に形成され酸素を含むガスと接触して前記酸素を含むガスを反応させる空気極層と、
    を備えた固体酸化物形燃料電池のセルにおいて、
    前記空気極層は、
    前記固体電解質層の上面に下面が接続されたベース層と、
    前記ベース層の上面に形成されて化学式La1−xSrCoO(ただし、xの範囲:0〜0.8)で表わされるランタンストロンチウムコバルタイトを含む集電層と、
    を備え、
    前記集電層には、前記集電層の厚さ方向において貫通する割れ目が形成されていて、常温にて、前記集電層の面方向における前記集電層の総面積(S1)に対する前記集電層の面方向における前記割れ目が占める面積(S2)の割合(S2/S1)が7×10−4〜1×10−1であり、且つ、前記割れ目の幅が0.1〜5μmである、固体酸化物形燃料電池のセル。
  2. 請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池のセルにおいて、
    常温にて、前記ベース層の厚さは3〜50μmであり、前記集電層の厚さは3〜50μmである、固体酸化物形燃料電池のセル。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の固体酸化物形燃料電池のセルにおいて、
    前記空気極層は、
    前記集電層の上面に下面が接続され且つ上面が露呈する最上層であって化学式La1−xSrMnO(ただし、xの範囲:0.1〜0.3)で表わされるランタンストロンチウムマンガナイトを含む最上層を備え、
    MnCo、及びCuMnのうちの1つを含む接合層を介して前記最上層と電気的に接続された集電用端子を備えた、固体酸化物形燃料電池のセル。
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