JP2011147759A - ミシンの垂直全回転釜の構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】ステッチが確実に形成されるようにすると共に、糸切れが起こらないようにする。
【解決手段】外釜2,21に対して内釜5,22が相対的に回転できるように組み付けられたミシンの垂直全回転釜において、内釜が、該内釜に形成された針落ち孔10,25の上部において針通しに必要な空間を形成する側壁部12,16を有する。該側壁部が形成する空間は、該空間を通過する縫針9の両側方において該縫針の前方および後方にわたって延びている。この構造により、該側壁部は、縫針の下死点付近において縫針の針孔9aに挿通された上糸Tと当接可能となっており、縫針の前方および後方のいずれに位置する上糸部分T1,T2でも該縫針の側方に移動したときに該側壁部に当接しうるようになっている。従って、縫針の前方の上糸部分が後方に回り込むことを阻止し、縫針の後方の上糸部分が側方に流れた状態で側方に膨らんだループ状となることも阻止する。
【選択図】 図3
【解決手段】外釜2,21に対して内釜5,22が相対的に回転できるように組み付けられたミシンの垂直全回転釜において、内釜が、該内釜に形成された針落ち孔10,25の上部において針通しに必要な空間を形成する側壁部12,16を有する。該側壁部が形成する空間は、該空間を通過する縫針9の両側方において該縫針の前方および後方にわたって延びている。この構造により、該側壁部は、縫針の下死点付近において縫針の針孔9aに挿通された上糸Tと当接可能となっており、縫針の前方および後方のいずれに位置する上糸部分T1,T2でも該縫針の側方に移動したときに該側壁部に当接しうるようになっている。従って、縫針の前方の上糸部分が後方に回り込むことを阻止し、縫針の後方の上糸部分が側方に流れた状態で側方に膨らんだループ状となることも阻止する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、外釜に対して内釜が相対的に回転できるように組み付けられたミシンの垂直全回転釜の構造に関する。
ミシンの垂直全回転釜としては、図10及び図11に示すものが周知となっている。この釜は、縫針の昇降動作に同期して回転する下軸20に固定された外釜21と、外釜21の内部に嵌装した内釜22とより構成されている。外釜21には剣先23が設けてあり、外釜21は下軸20の回転に伴い一方向へ回転駆動されるようになっている。内釜22は外釜21の内部で相対回転自在に嵌装されている。内釜22の前面外周部には係合部24が形成されており、ミシンフレーム側に固定した釜支えの突起(不図示)を係合して、内釜22が外釜21とともに回転するのを防止するようになっている。内釜22には長孔状の針落ち孔25が形成してある。この内釜22の中に、下糸が巻かれたボビンを収納したボビンケース26をセットするようになっている。
このような従来の釜では、図12に示すように縫針27が下死点から上昇を開始した直後に形成される縫針27の後方の上糸部分のループLが、回転する外釜21の剣先23にて捕捉される。そして、上糸は外釜の回転に伴って内釜の周りを周回した後、所定のタイミングで周知の天秤により引き上げられて釜から外される。これにより上糸と下糸とが絡み合ってステッチが形成される。
このステッチの形成においては、外釜21の剣先23が上糸を捕捉するときに図12に示すような適正な上糸ループLが形成されることが必要である。しかしながら、生地や糸の性状によっては図13に示すように縫針27の前側、後側の双方の上糸部分がループ状となり、双方のループが剣先23に捕捉されて糸切れが発生することがある。
このような不具合を解決するため、下記特許文献1に開示されているように、針落ち孔の上方に平面コ字状の縫針挿通溝を備え、その溝部の壁面にて下降した縫針の前方と両側方を囲むようにした垂直全回転釜も周知となっている。この縫針挿通溝を備えた釜では、縫針挿通溝の溝部壁面にて下降した縫針の前方と両側方の三方を囲んでおり、縫針の前側の上糸部分が後方に回り込むことが阻止される。これにより、双方の上糸部分が外釜の剣先に捕捉されて糸切れが発生することがない。
しかしながら、針落ち孔の上方に縫針挿通溝を備えた釜においては、上記特許文献1の図2に開示されているように、縫針挿通溝の開口の終端は縫針の略中心線と並んだ位置にあるので、該挿通溝の両側の壁面は縫針の前方の上糸部分が後方に回り込むことを阻止することができるにすぎず、縫針の後方の上糸部分は何ら規制されないようになっている。このため、縫針に通された上糸は、その撚りによって側方に流れることがある。その状態で縫針が下死点から上昇を開始すると図14に示すように縫針27の後方の上糸部分は側方に膨らんだループL1となる。これにより、ループL1が剣先23に捕捉されずにステッチが形成されない不具合や、剣先23がループL1に僅かに接触して上糸の撚りを割って1本の繊維を引掛けて繊維を切断する不具合がある。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、ステッチが確実に形成されるようにすると共に、糸切れが起こらないようにしたミシンの垂直全回転釜の構造を提供しようとするものである。
本発明に係るミシンの垂直全回転釜の構造は、外釜(2,21)に対して内釜(5,22)が相対的に回転できるように組み付けられたミシンの垂直全回転釜において、前記内釜(5,22)が、該内釜(5,22)に形成された針落ち孔(10,25)の上部において針通しに必要な空間を形成する側壁部(12,16)を有し、該側壁部(12,16)が形成する空間は、該空間を通過する縫針(9)の両側方において該縫針(9)の前方および後方にわたって延びていることを特徴とする。なお、括弧内の参照番号は、後述する実施例における対応要素の参照番号を参考のために例示したものである。
本発明によれば、内釜(5,22)の針落ち孔(10,25)の上部において針通しに必要な空間を形成するように該内釜(5,22)に設けられた側壁部(12,16)は、該空間を通過する縫針(9)の両側方において該縫針(9)の前方および後方にわたって延びている。この構造により、該側壁部(12,16)は、縫針(9)の下死点付近において縫針(9)の針孔(9a)に挿通された上糸(T)と当接可能となっており、縫針(9)の前方および後方のいずれに位置する上糸部分(T1,T2)でも該縫針(9)の側方に移動したときに該側壁部(12,16)に当接しうるようになっている。すなわち、縫針(9)の針孔(9a)に挿通されて該縫針(9)の前方に位置している上糸部分(T1)(天秤側に連なる部分)と該縫針(9)の後方に位置している上糸部分(T2)(縫目側に連なる部分)のどちらでもが側方に移動したときに、該側壁部(12,16)に当接しうるように、該側壁部(12,16)が縫針(9)の両側方に設けられているので、上糸(T)が上糸の撚りによって左右どちらかの側方に移動しても、縫針(9)の前方の上糸部分(T1)が後方に回り込むことを阻止するとともに、縫針(9)の後方の上糸部分(T2)が側方に流れた状態で側方に膨らんだループ状となることも阻止することとなる。これにより、ステッチが確実に形成されるとともに、糸切れが発生することがない。
以下、添付図面を参照して本発明の一実施例につき詳細に説明しよう。図1は本発明の一実施例に係る垂直全回転釜の平面図、図2は同垂直全回転釜の側断面図である。これらの図より明らかなように、ミシン駆動時における縫針の昇降動作と同期して回転する釜軸1には、外釜2のボス部3が固定されており、外釜2は釜軸1と一体に回転駆動する。外釜2には上糸ループを捕捉するための剣先(引っ掛け部)4が形成してある。外釜2の内部には、内釜5が該外釜2に対して相対的に回転可能に組み付けてある。内釜5の中心部には、下糸が巻かれたボビンが回転自在に収容されたボビンケース6を支持するためのスタッド7が一体に形成してある。
内釜5の前面側の周縁部には係合部8が形成してあり、係合部8にはミシンの不動部分に固定された釜支えの突起(不図示)が係合してある。これにより、ミシン駆動時に外釜2が釜軸1によって回転するのに伴って、内釜5が回転するのが防止される。内釜5の係合部8の後方には縫針の針先が挿通する長方形の針落ち孔10が形成してある。
図3は針落ち孔10の部分拡大側断面図で、9は縫針、Tは上糸である。縫針9は周知のもので、針孔9aと、上糸Tの入り込みが可能な縦溝9bとを備えている。針落ち孔10の前周縁は壁部11にて形成してあり、両側の側周縁は側壁部12,12にて形成してある。側壁部12,12の上端部は、下死点から上昇を開始した直後の縫針9(図3に示す状態)の針孔9aの位置よりも上方に延びて形成してあり、かつ、縫針9の中心線よりも前方寄りに壁が延びているのは勿論のこと、縫針9の中心線よりも後方寄りにも壁が延びている。すなわち、内釜5において針落ち孔10の上部の両側に設けられた側壁部12,12は、内釜5の針落ち孔10の上部において針通しに必要な空間を形成しており、該側壁部12,12が形成する空間は、該空間を通過する縫針9の両側方において該縫針9の前方および後方にわたって延びている。また、縫針9の後方にわたって延びた該側壁部12の後方部分は、剣先4との干渉を避けるために下方に傾斜している。
このような構造により、該側壁部12,12は、縫針9の下死点付近において縫針9の針孔9aに挿通された上糸Tと当接可能となっており、縫針9の前方および後方のいずれに位置する上糸Tでも該縫針9の側方に移動したときに該側壁部12,12に当接しうるようになっている。すなわち、縫針9の針孔9aに挿通されて該縫針9の前方に位置している上糸部分T1(天秤側に連なる部分)と該縫針9の後方に位置している上糸部分T2(縫目側に連なる部分)のどちらでもが側方に移動したときに、該側壁部12,12に当接しうるように、該側壁部12,12が縫針9の両側方に設けられているので、上糸Tが上糸の撚りによって左右どちらかの側方に移動しても、縫針9の前方の上糸部分T1が後方に回り込むことを阻止するとともに、縫針9の後方の上糸部分T2が側方に流れた状態で側方に膨らんだループ状となることも阻止することとなる。
本実施例に係る垂直全回転釜によるステッチの形成について説明する。縫針9が下降して生地に挿針されると、縫針9の回りの生地に押されて縫針9の前方の上糸部分T1は縫針9の溝9bに入り込むとともに、縫針9の後方の上糸部分T2は縫針9に沿う。この状態で縫針9は下死点へと到達し、次に上昇を開始すると、図3に示すように縫針9の後方の上糸部分T2に適正なループが形成される。この後方の上糸部分T2に形成されたループが回転する外釜2の剣先4にて捕捉され、上糸Tと下糸とが絡み合ってステッチが形成される。
次にチュールと呼ばれる網状の生地にステッチを形成する場合について説明する。このチュール生地の場合は、縫針9が生地に挿針されても実際には網目に挿通されることとなり、上糸Tが生地に押されることがなく、前方の上糸部分T1、後方の上糸部分T2は縫針9から離れ、上糸Tの撚りによって側方に流れた状態となっている。この状態で下死点へと到達して上昇を開始すると、図4の針落ち孔10の部分拡大平面図に示すように、縫針9の前方の上糸部分T1、後方の上糸部分T2は更に側方に流れて両側の側壁部12,12とそれぞれ当接して側方への移動が規制される。前方の上糸部分T1は、前方には壁部11があるためそれ以降の移動が規制される。後方の上糸部分T2は側方への移動が規制されることによって後方へ膨らんだ適正なループが形成され、剣先4に捕捉されることとなる。これにより、ステッチが確実に形成されることとなり、糸切れが発生することもない。
本発明によれば、チュール生地のように縫針9が生地に挿針されたときの抵抗がない場合や、小さい場合で、上糸Tの撚りによって上糸Tが側方へ流れた状態で縫針9の下死点に到達しても、側壁部12,12に上糸Tが当接することによって縫針9の後方の上糸部分T2のみが適正なループ状となって、後方の上糸部分T2のみが確実に剣先4に捕捉されてステッチが形成されることとなる。このように、本発明に係る垂直全回転釜は、チュール生地のような挿針されたときの抵抗が少ない生地に対して縫いを行うために使用されるのにも適している。従って、本発明によれば、如何なる生地においても確実にステッチが形成されることとなる。
ところで、上記実施例において、内釜5の両側壁部12、12の間隔は狭い方がより一層確実に上糸Tが側方へ流れることを防止し、縫針9の後方の上糸T2のみを適正なループ状とすることができるので、好ましい。しかし、次の理由で、両側壁部12、12の間隔はあまり狭くすることができない。周知のように内釜5の係合部8に係合している釜支えの突起14(図4参照)は、その幅が係合部8に対して狭くなっている。内釜5は、外釜2の回転によって係合部8の右側面と突起14の右側面が当接する図4に示す位置に多く位置するが、外釜2の剣先4に捕捉された上糸Tが内釜5の周りを周回した後、天秤により引き上げられて係合部8と突起14との間を通過するとき、係合部8の左側面と突起14の左側面とが当接する方向へ回動する。また、外釜2の回転速度の加減速によっても内釜5は左右に回動する。このため、両側壁部12、12は内釜5が左右に回動しても縫針9と干渉しないだけの間隔が必要となる。従って、内釜5の両側壁部12、12の間隔は例えば図4に示した程度の幅を確保する必要がある。
図5及び図6に示す実施例は、上記の点に鑑み、内釜5の両側壁部12、12の物理的間隔として縫針9と干渉しないだけの必要な間隔を維持する一方で、上糸Tに対して作用する両側壁部12、12の実質的な間隔をより狭くするよう工夫することで、より一層確実に上糸Tが側方へ流れることを防止し、縫針9の後方の上糸T2のみを適正なループ状に形成する精度を向上させたものである。すなわち、図5及び図6に示す実施例では、一方の(図5において左側の)側壁部12に起毛部材13を貼り付けている。図5は側壁部12に貼り付けた起毛部材13を側面から見た状態を示し、図6は、側壁部12に貼り付けた起毛部材13を正面から見た状態を示している。起毛部材13は、例えばテープ状の基材上にブラシ状に適切な密度で繊維が植毛されたもので、柔軟性を持つ上糸Tに対しては物理的抵抗を示す(障害物となる)一方で、硬い縫針9に対しては物理的抵抗を示さない(柔軟に撓む)ように適切に素材を選定してなるものである。これにより、起毛部材13が縫針9と干渉したときには縫針9により繊維が押し退けられるものの、上糸Tが側方へ流れることは起毛部材13の各繊維の先端が実質的な壁となって、それを防止することとなる。このように起毛部材13は縫針9の挿通は許容しながら上糸Tの移動を規制する。これにより、柔軟な上糸Tに作用する、右側の側壁部12と起毛部材13による左側の実質的な壁との間隔を大幅に狭くすることができ、より確実に上糸Tが側方へ流れることを防止して、縫針9の後方の上糸T2のみを適正なループ状とすることができることとなる。なお、片側の側壁部12のみならず、両側の側壁部12,12に起毛部材13を設けるようにしてもよい。
図7は本発明の別の実施例に係る垂直全回転釜の平面図、図8は同垂直全回転釜の側断面図である。この図7、図8に示す別の実施例に係る垂直全回転釜においては、側壁部材14が着脱可能な構造からなっている。すなわち、図7、図8の実施例における外釜21及び内釜22は、図10、図11に示した従来の垂直全回転釜における外釜21及び内釜22と同様の構造からなっており、内釜22に設けられた針落ち孔25の構造も同様であって、異なる点は、図7、図8に示す本発明の実施例においては、内釜22の針落ち孔25の上方に側壁部材14を固定するためのネジ孔が設けられている点である。そして、そのネジ孔を利用して側壁部材14がネジ15にて固定してある。すなわち、既存の垂直全回転釜における内釜22の針落ち孔25の上方に側壁部材14を固定するためのネジ孔を設け、そのネジ孔を利用して側壁部材14をネジ15で着脱可能に固定する構成からなっている。図9には側壁部材14が立体図で示してある。側壁部材14は一対の側壁部16、16を有するとともに、取付孔17aが形成された取付部17を備えており、取付孔17aにネジ15を差し入れて側壁部材14を内釜22に取り付ける。この側壁部材14の一対の側壁部16、16によって上記実施例と同様に、上糸Tが上糸の撚りによって左右どちらかの側方に移動しても、縫針9の前方の上糸部分T1が後方に回り込むことを阻止するとともに、縫針9の後方の上糸部分T2が側方に流れた状態で側方に膨らんだループ状となることも阻止することとなる。
周知のように、縫針9には多くの種類があり、糸や生地の種類等に応じて、それに適した縫針9を使用するようになっている。このため、本実施例のように側壁部16、16を備えた側壁部材14を内釜22に着脱可能に設けるように構成し、例えば側壁部16、16の間隔を異ならせるなど、各種の縫針9に適した複数種類の側壁部材14を用意しておき、使用する縫針9の種類に応じて側壁部材14を交換するようにするとよい。これにより、各種の縫いのタイプに応じて、より確実に上糸Tが側方へ流れることを防止できることとなる。また、側壁部材14が不要な場合には、側壁部材14を取り外すこともできる。
なお、上記実施例では側壁部材14をネジ15にて固定する形態としたが、側壁部材14が脱着可能であればどのような構成で固定するようにしてもよい。また、側壁部材14が必ず決まった位置に固定できるように、位置決め部材を適宜設けるようにしてもよい。また、上記実施例と同様に、側壁部16、16の少なくとも片側に起毛部材13を設けるとよい。
1 釜軸
2,21 外釜
5,22 内釜
9 縫針
9a 針孔
10,25 針落ち孔
12,16 側壁部
14 側壁部材
T 上糸
2,21 外釜
5,22 内釜
9 縫針
9a 針孔
10,25 針落ち孔
12,16 側壁部
14 側壁部材
T 上糸
Claims (5)
- 外釜(2,21)に対して内釜(5,22)が相対的に回転できるように組み付けられたミシンの垂直全回転釜において、
前記内釜(5,22)が、該内釜(5,22)に形成された針落ち孔(10,25)の上部において針通しに必要な空間を形成する側壁部(12,16)を有し、該側壁部(12,16)が形成する空間は、該空間を通過する縫針(9)の両側方において該縫針(9)の前方および後方にわたって延びていることを特徴とするミシンの垂直全回転釜の構造。 - 前記縫針(9)の後方にわたって延びた前記側壁部(12,16)の後方部分は、上糸ループを捕捉するために前記外釜(2,21)に形成された引っ掛け部(4,23)との干渉を避けるために下方に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のミシンの垂直全回転釜の構造。
- 前記空間を通過する縫針(9)の両側方に配置する前記側壁部(12,16)の少なくとも片側に起毛部材(13)が設けられており、該起毛部材(13)は前記縫針(9)に対して柔軟に撓むが縫い糸(T)に対しては障害物となることを特徴とする請求項1又は2に記載のミシンの垂直全回転釜の構造。
- 前記側壁部(16)は、前記内釜(22)に対して着脱可能な構成からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のミシンの垂直全回転釜の構造。
- 着脱可能な構成からなる前記側壁部(16)は、一対の側壁部(16)によって前記針通しに必要な空間を形成する側壁部材(14)からなり、異なる種類の側壁部材(14)のいずれか1つを選択的に前記内釜(22)に装着できることを特徴とする請求項4に記載のミシンの垂直全回転釜の構造。
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