JP2007138333A - ヤーンフィーダーの構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】ヤーンフィーダーの構造の提供。
【解決手段】本発明は複数の編針を持つ丸編機に3本のヤーンフィーダーがついた構造に関する発明であり、そのヤーンフィーダーがその3本の糸が走行する位置に対応して2つの地組織ループとスレッドガイドを設置し、それぞれの3本の糸がスムースにヤーンフィーダーに送られ、それに対応する編針の打ち込み点が糸の前で合わさり、相互に絡むことなく、地組織ループの相対する位置を変えることにより、3本の糸の間隔を広げ、糸送りを安定させることを目的とする。糸がヤーンフィーダーを通過するときに、綿花の過多堆積や地組織ループの熱変化を防ぐことである。地組織ループの中に滑らかで耐熱性のあるセラミックアイレットを固定して設置し、地組織ループの滑らかさと耐熱性をアップさせた。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は複数の編針を持つ丸編機に3本のヤーンフィーダーがついた構造に関する発明であり、そのヤーンフィーダーがその3本の糸が走行する位置に対応して2つの地組織ループとスレッドガイドを設置し、それぞれの3本の糸がスムースにヤーンフィーダーに送られ、それに対応する編針の打ち込み点が糸の前で合わさり、相互に絡むことなく、地組織ループの相対する位置を変えることにより、3本の糸の間隔を広げ、糸送りを安定させることを目的とする。糸がヤーンフィーダーを通過するときに、綿花の過多堆積や地組織ループの熱変化を防ぐことである。地組織ループの中に滑らかで耐熱性のあるセラミックアイレットを固定して設置し、地組織ループの滑らかさと耐熱性をアップさせた。
【選択図】図1
Description
本発明は丸編機のヤーンフィーダーの構造について行なったもので、3本の糸が丸編機に送り込まれる際に複数の編針がループをすくうことを補助するヤーンフィーダーの構造である。
材料テクノロジーの発展により、繊維のニュースソースが広がった。着心地のよさを念頭に置き、異なる性質の多くの糸が開発された。動物の毛皮、ナイロン繊維などは早い時期から日常生活の衣料の生地に幅広く応用されてきた。また、植物繊維から作られた糸もあり、これらは丸編機で布地へと編みこまれ、縫製を経て初めて日常生活で着用する衣服となる。また丸編機で織物を編む時、糸を引き込む編針が糸をすくう位置を補助して、編針は初めてループを作ることができる。このように、布地を編む作業を完成させ、その糸を丸編機にガイドするのを補助する器具をヤーンフィーダーという。しかし、糸の特性は綿花を含んだものや織物になる前の繊細で切れやすい状態にあり、ヤーンフィーダーの設計不良により綿花堆積や断線が発生し、これにより布地の質を悪くしたり、糸を通し直したりして生産効率低下につながるという欠点がある。
従来のヤーンフィーダーは、特許文献1に公示されているような「ニット編み機のヤーンフィーダー構造改良」でニット編み機にかかわるヤーンフィーダーの構造改良で、そのヤーンフィーダーの下端で、給糸口の上の穿孔の下端の適切な場所に斜め方向のガイドレールを開設し、その穿孔とレールの接合部分に糸を誘導する口を設け、糸と糸が正確な位置に落ちるようにし、また隣接する2本の糸に適切な間隔を置いて、糸送りをよりスムースにすることで断線を防ぐ。但し、この分野の知識を持つものは周知しているものと思われる。糸が高速でヤーンフィーダーを通るため、上述の特許で言及されている斜め方向のガイドレールは糸が通過するとき、糸送りの高速摩擦により斜め方向のガイドレールと糸が接触する部分が高温になり、その斜め方向のレールの角度により、糸が切れやすくなるという問題が発生する。
このため、特許文献2に示す「ニット織物機の糸送り装置構造改良」では、上述の断線状況に対し改良が加えられた。その発明の特色は、その糸送り装置には糸送り口の上部にネジ孔を設置し、ネジで補助装置を糸送り装置本体に斜めに取り付け、その補助装置の上段にスロットのようなものを取り付け、底部に糸送り孔をあける。その補助装置は調整スロットに相対したネジを絞める位置を通して、底部にある糸送り孔をそれぞれ違う糸及び編み針の編み方に対応させ、隣接し合う糸送り部分の上にある糸送り孔の角度や距離を調整することで、糸の打ち込み作業をより安定させスムースにすることができる。ここで重要なことは、その糸送り装置の上に外側に取り付けた糸送り孔と調節可能な補助装置があることである。この位置の調整が非常に難しく、その補助装置は編針の位置に相対して上の方へ移動してしまうため、糸と糸の間の角度が狭まり、絡んでしまうのである。絡み現象はヤーンフィーダーと編針に高速で送られる糸が摩擦による静電気の発生を意味する。補助装置が編針の位置に相対して下の方へ移動して、糸と糸の間の距離を広げることができたなら、ここで注目すべきは丸編機に設置されているヤーンフィーダーは1つだけでなく、多くのヤーンフィーダー及び編針から形成されているため、このような補助装置を設置することにより、ヤーンフィーダー間の距離をさらに広げてしまい、製造コストの増加につながっている。
また、糸送り孔の孔と糸の関係から見ても、かなり鋭利な縁を形成してしまうため、糸が切れやすくなるばかりか、糸と孔の縁が絶えず摩擦されることで、綿花の堆積にもつながり、これらの状況が発生した後、綿花がある程度の量まで蓄積された時、糸がスムースに糸送り孔に送られず切れてしまったり、糸とともに布地の中に織り込まれたりしてしまうのである。そして、その布地に突起した部分を作ってしまい、布地の質低下にもつながっている。
そこで、本発明者は、特許文献3の「糸丸編機のヤーンフィーダー構造改良」に関する公告の認可を得た。これは糸の綿花堆積を解決し、ヤーンフィーダーのもう一方の端に滑らかな曲線を描いた給糸口を凸設し、糸が給糸口をスムースに通過し、編針のループをすくう場所まで送ることができるため、給糸口の外側に設置された給糸口により、綿花の堆積を手軽に除去させることを目的とする。このほか、糸を通す地組織ループもヤーンフィーダーに備え付けられているスレッドガイドの上に設置し、余計なスペースを増やさないようにした。とはいえ、このような設計は、糸と糸の間の距離が近すぎるという問題があるため、糸が高速で送られる状態で静電気が発生し、糸と糸が絡み合うという状況も起きて、糸送り作業に支障を来たしてしまう。
上述の各種ヤーンフィーダーに関する問題点は糸供給及びそのヤーンフィーダーの2つに分けられる。第一に、断線問題である。断線要因はさらに綿花堆積、糸が地組織ループをすくうときの角度、糸とヤーンフィーダーの摩擦問題の3つに分けられる。しかし、綿花堆積問題は糸の材料の特性にも関係するため避けることは難しい。したがって、糸が地組織ループをすくう角度を変えることで、断線リスクを低減した。このほか、摩擦についても解決しがたい問題であるが、糸とヤーンフィーダーの相互間の摩擦力はまた別の方法で低下させることができると考える。第ニに、糸がからむ問題である。糸と糸との間隔が近すぎるうえ、高速で糸が走行する状況の下、相互摩擦により静電気が発生し、お互いにからみ合って糸の流れが悪くなっている。したがって、糸と糸との間隔を広げるのが、この問題を解決する最良の方法であると考える。
本発明の主な目的は、上述の欠点を解決、カバーすることである。本発明は複数の編針を持つ丸編機に3本のヤーンフィーダーがついた構造に関する発明であり、そのヤーンフィーダーがその3本の糸が走行する位置に対応して2つの地組織ループとスレッドガイドを設置し、それぞれの3本の糸がスムースにヤーンフィーダーに送られ、それに対応する編針の打ち込み点が糸の前で合わさり、相互に絡むことなく、地組織ループの相対する位置を変えることにより、3本の糸の間隔を広げ、糸送りを安定させることを目的とする。
本発明のもうひとつの目的は、糸がヤーンフィーダーを通過するときに、綿花の過多堆積や地組織ループの熱変化を防ぐことである。地組織ループの中に滑らかで耐熱性のあるセラミックアイレットを固定して設置し、地組織ループの滑らかさと耐熱性をアップさせた。
請求項1の発明は、このヤーンフィーダー(10)の構造は、複数の編針(20)が取り付けてある丸編機の上に設置され、ヤーンフィーダー(10)の下端に凹設されている給糸口(11)の上に開設した第1地組織ループ(12)、第2地組織ループ(13)と、その給糸口(11)の下端の一端に凸設されているスレッドガイド(14)を利用して、それぞれに対応して給糸する第1糸(30)、第2糸(31)、第3糸(32)を、第1打ち込み面(111)に打ち込み、それに相対する打ち込み面(111)の裏地から突き出て、そのヤーンフィーダー(10)に対応する編針(20)でループをすくう場所(21)にガイドするものである。
第1、第2、第3糸(30、31、32)をそのループをすくう場所(21)を共通点とし、スレッドガイド(14)及び第1地組織地組織ループ(12)と第1夾角(A)を形成し、その第1地組織ループ(12)及び第2地組織ループ(13)とが第2夾角(B)を形成し、第2夾角(B)が第1夾角(A)と同じまたは第1夾角(A)より大きいことを特徴とする構造としている。
請求項2の発明は、請求項1記載のヤーンフィーダーの構造において、第1地組織ループ(12)及び第2地組織ループ(13)にそれぞれセラミックアイレット(121、131)が固定して設置されていることを特徴とする構造としている。
請求項3の発明は、請求項2記載のヤーンフィーダーの構造において、第2地組織ループ(13)に設置されたセラミックアイレット(121、131)が第1打ち込み面(111)からある程度の高さがあることを特徴とする構造としている。
請求項4の発明は、請求項3記載のヤーンフィーダーの構造において、第1地組織ループ(12)の位置から第2打ち込み面(112)に設置され、その第2打ち込み面(112)は第1打ち込み面(111)より低いことを特徴とする構造としている。
請求項5の発明は、請求項1記載のヤーンフィーダーの構造において、第1地組織ループ(12)の位置から第2打ち込み面(112)に設置され、その第2打ち込み面(112)は第1打ち込み面(111)より低いことを特徴とする構造としている。
請求項6の発明は、請求項1記載のヤーンフィーダーの構造において、ヤーンフィーダー(10)に対応して第3糸(32)を補助ガイドするスレッドガイド(16)が設置され、スレッドガイド(16)には固定フック(162)が枢設され、そのヤーンフィーダー(10)には位置決め孔(163)があけられ、固定フックを(162)をその中に穿設することを特徴とする構造としている。
請求項7の発明は、請求項6記載のヤーンフィーダーの構造において、ヤーンフィーダー(10)に相対するその位置決め孔(163)の反対側の面に調整孔(171)を開設し、そのスレッドガイド(16)の固定フック(163)を固定するための固定部品(17)がそのなかに穿設されていることを特徴とする構造としている。
請求項8の発明は、請求項6記載のヤーンフィーダーの構造において、スレッドガイド(16)が相対して接合する第3糸(32)との接触面に凹部を備えていることを特徴とする構造としている。
請求項9の発明は、請求項1記載のヤーンフィーダーの構造において、給糸口(11)の下端に相対してスレッドガイド(14)の設置位置のもう一方の端にストッパー(15)を凸設してあることを特徴とする構造としている。
第1、第2、第3糸(30、31、32)をそのループをすくう場所(21)を共通点とし、スレッドガイド(14)及び第1地組織地組織ループ(12)と第1夾角(A)を形成し、その第1地組織ループ(12)及び第2地組織ループ(13)とが第2夾角(B)を形成し、第2夾角(B)が第1夾角(A)と同じまたは第1夾角(A)より大きいことを特徴とする構造としている。
請求項2の発明は、請求項1記載のヤーンフィーダーの構造において、第1地組織ループ(12)及び第2地組織ループ(13)にそれぞれセラミックアイレット(121、131)が固定して設置されていることを特徴とする構造としている。
請求項3の発明は、請求項2記載のヤーンフィーダーの構造において、第2地組織ループ(13)に設置されたセラミックアイレット(121、131)が第1打ち込み面(111)からある程度の高さがあることを特徴とする構造としている。
請求項4の発明は、請求項3記載のヤーンフィーダーの構造において、第1地組織ループ(12)の位置から第2打ち込み面(112)に設置され、その第2打ち込み面(112)は第1打ち込み面(111)より低いことを特徴とする構造としている。
請求項5の発明は、請求項1記載のヤーンフィーダーの構造において、第1地組織ループ(12)の位置から第2打ち込み面(112)に設置され、その第2打ち込み面(112)は第1打ち込み面(111)より低いことを特徴とする構造としている。
請求項6の発明は、請求項1記載のヤーンフィーダーの構造において、ヤーンフィーダー(10)に対応して第3糸(32)を補助ガイドするスレッドガイド(16)が設置され、スレッドガイド(16)には固定フック(162)が枢設され、そのヤーンフィーダー(10)には位置決め孔(163)があけられ、固定フックを(162)をその中に穿設することを特徴とする構造としている。
請求項7の発明は、請求項6記載のヤーンフィーダーの構造において、ヤーンフィーダー(10)に相対するその位置決め孔(163)の反対側の面に調整孔(171)を開設し、そのスレッドガイド(16)の固定フック(163)を固定するための固定部品(17)がそのなかに穿設されていることを特徴とする構造としている。
請求項8の発明は、請求項6記載のヤーンフィーダーの構造において、スレッドガイド(16)が相対して接合する第3糸(32)との接触面に凹部を備えていることを特徴とする構造としている。
請求項9の発明は、請求項1記載のヤーンフィーダーの構造において、給糸口(11)の下端に相対してスレッドガイド(14)の設置位置のもう一方の端にストッパー(15)を凸設してあることを特徴とする構造としている。
本発明の目的はヤーンフィーダーが相対するスレッドガイド及び相対して接触するもう一方の端にストッパーを設置し、糸がスレッドガイドの上でゆるんで脱線を防ぐことである。そのために露出型とした。
本発明の目的は糸の絡みの発生防止である。3本の糸の間隔を平面にし、上述のセラミックアイレットの高さをやや高めたり、地組織ループの位置の高さにより地組織ループ同士の落差を縮めたりして、糸がヤーンフィーダーに進入する位置の距離を広げ、3本の線で立体空間を形成して、糸の絡み合いを最小限に抑えた。
本発明に関する詳しい説明と技術について、図を見ながら説明していく。
図1は本発明の外観立体図である。図に示されたとおり、丸編機にヤーンフィーダー10を設置し、3本の糸30、31、32を通したあと、もう一度ヤーンフィーダー10に対応する編針20に通す。その編針20はループをすくう場所21があり、そのループをすくう場所21は丸編機の編針20で3本の糸30、31、32をあわせ一束の糸にする場所である。
図1は本発明の外観立体図である。図に示されたとおり、丸編機にヤーンフィーダー10を設置し、3本の糸30、31、32を通したあと、もう一度ヤーンフィーダー10に対応する編針20に通す。その編針20はループをすくう場所21があり、そのループをすくう場所21は丸編機の編針20で3本の糸30、31、32をあわせ一束の糸にする場所である。
図2と図3は本発明の構造分解図と組み合わせ例である。図に示されたとおり、そのヤーンフィーダー10に相対する編針20の方向の端にある給糸口11を凹設する。その給糸口11は第1打ち込み面111を持ち、その3本の線30、31、32がヤーンフィーダーに打ち込まれる面で、それぞれ第1地組織ループ12、第2地組織ループ13及びその給糸口に対応するループをすくう場所21の下端のスレッドガイド14を突出させて設置し、それぞれ第1糸30、第2糸31、第3糸32から隣接する関係を形成し、そのスレッドガイド14を給糸口11の下の縁に相対してループをすくう場所21の端に、そして第2地組織ループ13をスレッドガイド14の上に、さらに第1地組織ループ12が第2地組織ループ13とスレッドガイド14の間に来るように設置する。第1地組織ループ12、第2地組織ループ13、スレッドガイド14の位置に従い、ループをすくう場所21を共通点とする。その共通点はスレッドガイド14及び第1地組織ループ12と夾角Aを、その共通点と第1地組織ループ12及び第2地組織ループ13と夾角Bをそれぞれ形成し、3本の糸30、31、32がお互いに絡み合うことなく、静電気の発生を防ぐ。第2夾角Bの角度が第1夾角Aの角度と同じまたは大きいほうが効果が高い。このように、3本の糸30、31、32を確実に織物111の前に打ち込むか、あるいは引き込み点にこの3本の糸30、31、32を導入すると、糸と糸との間隔が開き、静電気が起きにくくなり、さらにお互いの糸が絡み合うこともない。これを達成するための最良の方法は第1地組織ループ12の中心を中心点とし、第2地組織ループ13の中心をその中心点の位置に垂直になるように第1地組織ループ12の上の方に設置することである。
図3と図4は組み合わせ例と一部拡大図である。図4のように、第1地組織ループ12と第2地組織ループ13の地組織ループの縁にキズが付き、相対して入る第1糸30と第2糸により断線や綿花堆積が起きるのを避け、その2本の糸30、31が高速で第2地組織ループを貫通する際に、高温により地組織ループ12、13が壊れるのを防ぐため、2つの地組織ループ12、13にそれぞれ滑らかで耐摩擦性、耐熱性があり、丸いカーブを備えたセラミックアイレット121、131を固定して設置し、2本の糸30、31がスムースに2つの地組織ループ12、13を通過する目的を達成する。上述の3本の糸30、31、32の相互間の間隔をしっかり保つため、第2地組織ループ13のセラミックアイレット131は第1打ち込み面111の方向に適切な高度が出るように垂直に打ち込むことができる。この高さにより糸30、31、32の間に落差が生まれ、この3本の糸30、31、32がヤーンフィーダー10に送り込まれたときに、2つの平面的な間隔を作るばかりか、立体的な空間をも作り出すことができる。同じように、第1打ち込み面111は第1地組織ループ12に第2打ち込み面112を凹設し、糸30、31、32の間に落差を生むことで、3本の糸30、31、32がお互いに絡み合うのを防ぐ効果がある。また、第2地組織ループ13のセラミックアイレット131の高さを増したり、凹設された低めの第2打ち込み面112を第1地組織ループ12の高さを第2地組織ループ13より低めたりすることで、3本の糸30、31、32から作られる立体空間を大きくすることで相互の間隔を広げることができる。
図2と図4のように、スレッドガイド14は給糸口11の外側に露出しているため、第3糸32がスレッドガイド14から脱線しやすい。このため、ヤーンフィーダー10に同じように第1打ち込み面111の適当な位置に位置付け孔163を開け、第3糸32の凹部161の糸送り装置16を受け、その上に設置した固定フックに貫通させ、その面の側面に調整孔171を作り、固定部品17をその中に設置し、固定フック162をその調整孔171の上に固定した。こうすることにより、第3糸32が違う角度からスレッドガイド14を通る時に、固定部品17を回すことになる。これで糸送り装置16が位置づけ孔163を中心として、第1打ち込み面111の方向に回転または垂直に入り、適切に調整できるのである。第3糸32がその糸送り装置16を経由し、ヤーンフィーダー10との間を脱線することなくスムースに通過し、第3糸32がその糸送り装置16を利用して通過し、スレッドガイド14に引き込まれ、第3糸32が必要な位置に対し、すぐに糸送り装置16が相対する位置を調節することができる。図4のように、第3糸32が糸送り装置16を通過した後も脱離空間が出き、脱線を防止するため、給糸口11の下の縁に相対する位置に糸送り装置14のもう一方に、ストッパー15を設置して第3糸32のゆるみを防ぎ、ストッパー15を設置する形で、第3糸32の脱線問題を解決する。
10 丸編機にヤーンフィーダー
11 給糸口
12 第1地組織ループ
13 第2地組織ループ
14 スレッドガイド
15 ストッパー
16 糸送り装置
17 固定部品
20 編針
21 ループ
30 第1糸
31 第2糸
32 第3糸
111 第1打ち込み面
112 第2打ち込み面
121 セラミックアイレット
131 セラミックアイレット
161 凹部
162 固定フック
163 位置づけ孔
171 調整孔
A 夾角
B 夾角
11 給糸口
12 第1地組織ループ
13 第2地組織ループ
14 スレッドガイド
15 ストッパー
16 糸送り装置
17 固定部品
20 編針
21 ループ
30 第1糸
31 第2糸
32 第3糸
111 第1打ち込み面
112 第2打ち込み面
121 セラミックアイレット
131 セラミックアイレット
161 凹部
162 固定フック
163 位置づけ孔
171 調整孔
A 夾角
B 夾角
Claims (9)
- このヤーンフィーダー(10)の構造は、複数の編針(20)が取り付けてある丸編機の上に設置され、ヤーンフィーダー(10)の下端に凹設されている給糸口(11)の上に開設した第1地組織ループ(12)、第2地組織ループ(13)と、その給糸口(11)の下端の一端に凸設されているスレッドガイド(14)を利用して、それぞれに対応して給糸する第1糸(30)、第2糸(31)、第3糸(32)を、第1打ち込み面(111)に打ち込み、それに相対する打ち込み面(111)の裏地から突き出て、そのヤーンフィーダー(10)に対応する編針(20)でループをすくう場所(21)にガイドするものである。
第1、第2、第3糸(30、31、32)をそのループをすくう場所(21)を共通点とし、スレッドガイド(14)及び第1地組織地組織ループ(12)と第1夾角(A)を形成し、その第1地組織ループ(12)及び第2地組織ループ(13)とが第2夾角(B)を形成し、第2夾角(B)が第1夾角(A)と同じまたは第1夾角(A)より大きいことを特徴とする構造。 - 請求項1記載のヤーンフィーダーの構造において、第1地組織ループ(12)及び第2地組織ループ(13)にそれぞれセラミックアイレット(121、131)が固定して設置されていることを特徴とする構造。
- 請求項2記載のヤーンフィーダーの構造において、第2地組織ループ(13)に設置されたセラミックアイレット(121、131)が第1打ち込み面(111)からある程度の高さがあることを特徴とする構造。
- 請求項3記載のヤーンフィーダーの構造において、第1地組織ループ(12)の位置から第2打ち込み面(112)に設置され、その第2打ち込み面(112)は第1打ち込み面(111)より低いことを特徴とする構造。
- 請求項1記載のヤーンフィーダーの構造において、第1地組織ループ(12)の位置から第2打ち込み面(112)に設置され、その第2打ち込み面(112)は第1打ち込み面(111)より低いことを特徴とする構造。
- 請求項1記載のヤーンフィーダーの構造において、ヤーンフィーダー(10)に対応して第3糸(32)を補助ガイドするスレッドガイド(16)が設置され、スレッドガイド(16)には固定フック(162)が枢設され、そのヤーンフィーダー(10)には位置決め孔(163)があけられ、固定フックを(162)をその中に穿設することを特徴とする構造。
- 請求項6記載のヤーンフィーダーの構造において、ヤーンフィーダー(10)に相対するその位置決め孔(163)の反対側の面に調整孔(171)を開設し、そのスレッドガイド(16)の固定フック(163)を固定するための固定部品(17)がそのなかに穿設されていることを特徴とする構造。
- 請求項6記載のヤーンフィーダーの構造において、スレッドガイド(16)が相対して接合する第3糸(32)との接触面に凹部を備えていることを特徴とする構造。
- 請求項1記載のヤーンフィーダーの構造において、給糸口(11)の下端に相対してスレッドガイド(14)の設置位置のもう一方の端にストッパー(15)を凸設してあることを特徴とする構造。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110809651A (zh) * | 2017-08-01 | 2020-02-18 | 东丽纤维研究所(中国)有限公司 | 一种针织面料 |
CN113417058A (zh) * | 2021-05-31 | 2021-09-21 | 宁波裕人智能纺织机械有限公司 | 平行纱杠喂纱装置 |
-
2005
- 2005-11-17 JP JP2005333244A patent/JP2007138333A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110809651A (zh) * | 2017-08-01 | 2020-02-18 | 东丽纤维研究所(中国)有限公司 | 一种针织面料 |
CN110809651B (zh) * | 2017-08-01 | 2021-04-16 | 东丽纤维研究所(中国)有限公司 | 一种针织面料 |
CN113417058A (zh) * | 2021-05-31 | 2021-09-21 | 宁波裕人智能纺织机械有限公司 | 平行纱杠喂纱装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070807 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080108 |