JP2011142372A - 画像形成装置、画像形成システム、および、画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像形成装置3は、入力原稿91の画像に対して複写倍率Cに従って原稿倍率を変更することで出力原稿93の画像を形成し、形成した第2画像を出力原稿93へと印刷する画像形成部36と、入力原稿91の画像から抽出した原画像倍率Aと、ユーザから入力された複写倍率Cとの積が、入力原稿91の画像から抽出した許容倍率範囲Bの範囲内であるか否かを判定する判定式を計算し、判定式を満たさないときには画像形成部36による出力原稿93への印刷処理を不許可とする倍率制御部33と、を備える。
【選択図】図1
Description
前記第1媒体に形成された第1画像を読取画像データとして読み込む画像読取部と、
前記複写倍率が入力される操作パネルと、
前記第2媒体に第2画像を形成する画像形成部と、
前記画像読取部、前記操作パネル、および、前記画像形成部とそれぞれ接続され、前記画像形成装置を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、
前記画像読取部が読み取った前記読取画像データから原画像倍率および許容倍率範囲を含む入力情報コードを抽出し、
前記原画像倍率と前記複写倍率との積が前記許容倍率範囲の範囲内であるか否かを判定する判定式を計算し、
前記判定式を満たすときには、前記画像形成部に対して、前記読取画像データから前記複写倍率に従って原稿倍率を変更した印刷画像データの画像を、前記第2画像として前記第2媒体に形成する旨の画像形成処理を許可するとともに、前記判定式を満たさないときには、前記画像形成処理を不許可とすることを特徴とする。
その他の手段は、後記する。
画像形成装置3は、入力原稿91をスキャナ(図3の画像読取部31)で画像データとして読み取り、さらに、その入力原稿91への印刷倍率を示す「複写倍率C」の入力を受け付けると、入力原稿91への「複写倍率C」に基づく倍率変更操作を行ってから紙面に印刷することで、第2媒体としての出力原稿93を作成する。ここで、画像形成装置3は、図2以降で後記するように、「複写倍率C」が「許容倍率範囲B」に適合するように制御することを特徴とする。
一方、図2において、仮に複写倍率C(50%)が入力されると、判定式の左辺「原画像倍率A(80%)×複写倍率C(50%)=40%」は、判定式の右辺「許容倍率範囲B(50%)」より小さいので、判定式を満たさなくなり、複写倍率C(50%)での縮小複写を不許可とする。
(第1世代の複写倍率)×(第2世代の複写倍率)× … (第N世代の複写倍率)>(許容倍率範囲Bの下限値)
図4は、図3の画像形成装置3の外観図である。
制御部30は、情報抽出部32と、倍率制御部33と、情報埋込部37と、倍率変更部38と、を有する。
画像読取部31は、入力原稿91(第1媒体)に形成された画像(第1画像)を読取画像データとして読み込む。
情報抽出部32は、画像読取部31が読み取った第1画像から原画像倍率Aおよび許容倍率範囲Bを含む入力情報コード92を抽出する。
操作パネル39は、複写倍率Cの入力(初回入力、再入力)を受け付ける。
倍率変更部38は、読取画像データに対して複写倍率Cに従って原稿倍率を変更することで出力原稿93の画像(印刷画像データ)を作成する。倍率制御部33は、ページ記述言語(PDL:Page Description Language)のデコーダを含んでいてもよい。
画像形成部36は、倍率変更部38が作成した印刷画像データを第2画像として出力原稿93(第2媒体)へと印刷(形成)する印刷機構として構成される。
情報埋込部37は、前回の情報抽出部32が抽出した原画像倍率Aと前回の複写倍率Cとの積を今回の原画像倍率Aとし、前回の情報抽出部32が抽出した許容倍率範囲Bを今回の許容倍率範囲Bとし、今回の原画像倍率Aおよび今回の許容倍率範囲Bを含む出力情報コード94を、印刷画像データに対して埋め込む。
S12において、画像読取部31は、フラットベッドやADF(Auto Document Feeder)に載置された入力原稿91を走査し、画像データとして読み込む。
S13において、情報抽出部32は、画像読取部31が読み取った入力原稿91の画像データから、入力情報コード92をデータとして抽出する。なお、入力情報コード92には、原画像倍率Aおよび許容倍率範囲Bが含まれている。
S14において、倍率制御部33は、判定式「原画像倍率A(S12で読み取り)×複写倍率C(S11で入力)>許容倍率範囲B(S12で読み取り)」を満たすか否かを計算する。判定式を満たすときには(S14,Yes)S21へ進み、判定式を満たさないときには(S14,No)S15へ進む。
・ユーザからの入力が「複写中止」なら、処理を終了する。
・ユーザからの入力が「複写強行」なら、S14の判定結果を無視して、処理をS21へ進める。
・ユーザからの入力が「複写倍率Cの再設定」なら、再入力された複写倍率Cの値をS11で入力された複写倍率Cから置き換えて(S16)、処理をS14へと戻す。ここで、複写倍率Cを再入力するときに、倍率制御部33は、再入力可能な複写倍率Cの範囲をユーザに提示することにより、ユーザは複写倍率Cとして適切な値の入力を1回行うだけで済む。よって、倍率制御部33は、以下に示す「今回指定倍率範囲D」を、再入力可能な複写倍率Cの範囲として操作パネル39に表示することとしてもよい。
(今回指定倍率範囲D)=(許容倍率範囲B)/(原画像倍率A)
S22において、倍率制御部33は、倍率変更部38に対して、画像読取部31で読み取った入力原稿91に対して、複写倍率Cで拡大または縮小して出力原稿93の印刷画像データとして作成する処理を許可し、情報埋込部37に対して、S21で作成した出力情報コード94を出力原稿93の画像データに埋め込む処理を許可し、画像形成部36に対して、印刷画像データの印刷処理を許可する。
S23において、倍率変更部38、情報埋込部37、および、画像形成部36は、それぞれS22で許可された処理を実行することで、出力情報コード94が埋め込まれた出力原稿93を作成(印刷)する。
そして、原稿を縮小複写する度に許容倍率範囲Bを超える拡大縮小を回避することができるので、原稿の品質(分解能)の劣化を抑止することができる。
さらに、情報コードの埋め込み処理を複写処理の度に行うことにより、複数世代の原稿複写処理において、すべての世代において原稿の品質(分解能)の劣化を抑止することができる。
画像形成装置3は、原画像倍率Aと複写倍率Cとの積を計算して、以下のように出力原稿93への集約複写の可否を決定する。
判定式「許容倍率範囲Bの下限<原画像倍率A×複写倍率C<許容倍率範囲Bの上限」
縮小率の下限(推奨縮小率)を設けることにより、複写後の複写画像の分解能が小さくなり、見づらくなることを抑制できる。
拡大率の上限(推奨拡大率)を設けることにより、拡大複写時に原稿の印刷領域が印刷用紙の範囲外へとはみ出すことを、原稿の作成者が抑制することができる。
よって、ユーザごとの許容倍率範囲Bの設定方法としては、例えば、ディレクトリサーバなどのユーザデータベースからユーザごとの許容倍率範囲Bを取得する方式や、ユーザが使用する周辺機器(プリンタ装置2など)ごとに、そのユーザに適した許容倍率範囲Bを設定する方式が、挙げられる。
さらに、許容倍率範囲Bの数値そのものを情報コードとして埋め込む代わりに、許容倍率範囲Bの数値を特定可能な別の情報(例えば、プリンタ装置2の装置IDであり、そのIDから特定されるプリンタ装置2内には許容倍率範囲Bが設定されている)を埋め込んでもよい。
(縦の許容倍率範囲B)<(縦の原画像倍率A)×(縦の複写倍率C)
(横の許容倍率範囲B)<(横の原画像倍率A)×(横の複写倍率C)
・周辺機器のデバイスドライバ側で設定する。
・アプリケーションの入力画面を介して、ユーザから直接入力してもらう。
・他のデータの参照パラメータをもとに、コンピュータ(プリンタ装置2、画像形成装置3)が自動計算する。参照パラメータとしては、例えば、文書ファイルの解像度(dpi)や、文書ファイルに含まれているフォント種別(第2,3水準の漢字が含まれているときには、画数が多く縮小すると見づらいので、(推奨最大縮小倍率B)を高めに設定する)などのパラメータが、挙げられる。
2 プリンタ装置
3 画像形成装置
9 原画像データ
30 制御部
31 画像読取部
32 情報抽出部
33 倍率制御部
36 画像形成部
37 情報埋込部
38 倍率変更部
39 操作パネル
91 入力原稿(第1媒体)
92 入力情報コード
93 出力原稿(第2媒体)
94 出力情報コード
Claims (5)
- 第1媒体から第2媒体へと複写するときに、複写倍率に従って原稿倍率を変更する画像形成装置であって、
前記第1媒体に形成された第1画像を読取画像データとして読み込む画像読取部と、
前記複写倍率が入力される操作パネルと、
前記第2媒体に第2画像を形成する画像形成部と、
前記画像読取部、前記操作パネル、および、前記画像形成部とそれぞれ接続され、前記画像形成装置を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、
前記画像読取部が読み取った前記読取画像データから原画像倍率および許容倍率範囲を含む入力情報コードを抽出し、
前記原画像倍率と前記複写倍率との積が前記許容倍率範囲の範囲内であるか否かを判定する判定式を計算し、
前記判定式を満たすときには、前記画像形成部に対して、前記読取画像データから前記複写倍率に従って原稿倍率を変更した印刷画像データの画像を、前記第2画像として前記第2媒体に形成する旨の画像形成処理を許可するとともに、前記判定式を満たさないときには、前記画像形成処理を不許可とすることを特徴とする
画像形成装置。 - 前記制御部は、前回の前記情報抽出部が抽出した前記原画像倍率と前回の前記複写倍率との積を今回の前記原画像倍率とし、前回の前記情報抽出部が抽出した前記許容倍率範囲を今回の前記許容倍率範囲とし、今回の前記原画像倍率および今回の前記許容倍率範囲を含む出力情報コードを、前記印刷画像データに対して埋め込むことを特徴とする
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、複数枚の前記第1媒体から1枚の前記第2媒体への集約複写をするときに、複数枚の前記第1媒体の前記読取画像データからそれぞれ読み取った複数の前記許容倍率範囲のうち、最も範囲が狭い前記許容倍率範囲を前記判定式に採用することを特徴とする
請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置と、前記第1媒体に前記入力情報コードを埋め込んで印刷するプリンタ装置と、を含めて構成されることを特徴とする
画像形成システム。 - 第1媒体から第2媒体へと複写するときに、複写倍率に従って原稿倍率を変更する画像形成装置による画像形成方法であって、
前記画像形成装置は、
前記第1媒体に形成された第1画像を読取画像データとして読み込む画像読取部と、
前記複写倍率が入力される操作パネルと、
前記第2媒体に第2画像を形成する画像形成部と、
前記画像読取部、前記操作パネル、および、前記画像形成部とそれぞれ接続され、前記画像形成装置を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、
前記画像読取部が読み取った前記読取画像データから原画像倍率および許容倍率範囲を含む入力情報コードを抽出し、
前記原画像倍率と前記複写倍率との積が前記許容倍率範囲の範囲内であるか否かを判定する判定式を計算し、
前記判定式を満たすときには、前記画像形成部に対して、前記読取画像データから前記複写倍率に従って原稿倍率を変更した印刷画像データの画像を、前記第2画像として前記第2媒体に形成する旨の画像形成処理を許可するとともに、前記判定式を満たさないときには、前記画像形成処理を不許可とすることを特徴とする
画像形成方法。
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Citations (3)
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JPH113390A (ja) * | 1997-06-12 | 1999-01-06 | Fuji Xerox Co Ltd | 埋込符号生成方法及び装置 |
JP2005223690A (ja) * | 2004-02-06 | 2005-08-18 | Noritsu Koki Co Ltd | 写真処理装置 |
JP2008167457A (ja) * | 2008-01-15 | 2008-07-17 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 送信装置 |
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2010
- 2010-01-05 JP JP2010000392A patent/JP5358046B2/ja not_active Expired - Fee Related
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