JP2019204993A - 画像処理装置および画像処理装置の制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像データを記憶するメモリの消費量を削減しつつ検知精度を向上することのできる画像処理装置および画像処理装置の制御プログラムを提供する。
【解決手段】画像処理装置としての画像形成装置は、画像データの入力を受け付ける通信インターフェースと、画像データを複数の互いに異なる倍率で変倍することにより、複数の変倍画像の各々を生成する倍率変換部54と、複数の変倍画像から特定画像を検知する検知処理回路56と、検知処理回路56にて特定画像を検知した場合、少なくとも一部の印刷条件での画像データの印刷を制限するCPU(Central Processing Unit)20とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像処理装置および画像処理装置の制御プログラムに関する。より特定的には、本発明は、画像データを記憶するメモリの消費量を削減しつつ検知精度を向上することのできる画像処理装置および画像処理装置の制御プログラムに関する。
近年の画像読取装置およびカラープリンターの性能の向上により、紙幣や有価証券などの複製が禁止されている原稿(以降、特殊原稿と記すことがある)が複製により偽造される危険性が高くなっている。下記特許文献1〜3などには、特殊原稿の偽造を防止するために、特殊原稿に含まれている特定画像を画像内で検知した場合に、その画像の印刷を制限する技術が提案されている。
下記特許文献1には、スキャナドライバーの偽造判定処理モジュールが読み取った画像データと特定画像データとを比較して一致度を判定し、判定結果に基づいて偽造防止制御モジュールがスキャナドライバーで読み取った画像データに対する所定の画像加工処理を制御する技術が開示されている。
下記特許文献2には、スキャナドライバーの偽造判定処理モジュールが設定された変倍率に従って読み取った画像データに対して定倍率変倍処理を施した画像データと特定画像データとを比較して一致度を判定し、判定結果に基づいて偽造防止制御モジュールがスキャナドライバーで読み取った画像データに対する所定の画像加工処理を制御する技術が開示されている。
下記特許文献3には、デジタル画像入力部で入力したデジタル画像データが変倍されている場合、変倍処理部で等倍に戻すための逆変倍処理を行ない、出力する画像のデジタル画像データを等倍にする技術が開示されている。パターン比較部は、出力する画像のデジタル画像データがパターン登録部にあらかじめ登録された特殊原稿の画像のパターンデータと一致するか否を判断する。出力するデジタル画像データが特殊原稿の画像データと判断した場合に、デジタル画像出力部は出力画像に偽造防止処理を行なって出力する。
特開2001−144941号公報 特開2001−144940号公報 特開2000−232578号公報
図20および図21は、従来の画像形成装置が行う特定画像の検知処理を示すブロック図である。
図20を参照して、高解像度の画像データを処理する場合、画像データのサイズの削減を目的として次の順序で特定画像の検知処理が行われる。RIP(Raster Image Processor)処理部111は印刷ジョブの実行指示を受け付けると、印刷対象となる画像データをRIP処理することにより画像データのラスターデータを生成する。2値化部112aは生成されたラスターデータを2値化する。2値化後のデータはメモリ(プリント画像メモリ)113に記憶される。
次に、印刷ジョブの実行指示を受け付けた後にユーザーから受け付けた倍率編集(ここでは50%への縮小)やレイアウト編集(ここでは4イン1のページ割付)など編集操作(ジョブに関する追加の編集操作)に従って、編集部114は2値化後のデータを印刷データ(最終的に出力されるデータ)に変換する。
検知解像度変換部115は、特定画像の検知処理に適した解像度に印刷データの解像度を変換する。解像度を変換後のデータは処理ブロックバッファ116に一時的に記憶される。検知処理回路117は、処理ブロックバッファに記憶されたデータに対する特定画像の検知処理を行う。検知処理回路117は、保持している特定画像と処理ブロックバッファに記憶されたデータとを対比することにより、特定画像の検知処理を行う。
検知処理回路117は特定画像を検知した場合、印刷部110に対して印刷の中止を要求する。印刷部110は印刷データの印刷を中止する。一方、検知処理回路117が特定画像を検知しない場合、印刷部110は通常通り印刷データの印刷を行う。
上述の処理では、メモリ113には2値化後のデータが記憶されるので、メモリ113の消費量を削減することができる。しかし、上述の処理では、2値化後のデータに対して特定画像の検知が行われるため、特定画像の検知精度が低下するという問題があった。
2値化前のデータに対して特定画像の検知を行うために、2値化部による2値化処理を、印刷部110による印刷の直前に行う方法(つまり、図18中2値化部112aの代わりに2値化部112bを用いる方法)が考えられる。しかしこの方法では、メモリ113には2値化前の大きいサイズのデータが記憶されるので、メモリ113の消費量が大きいという問題があった。
そこで、メモリ113の消費量を削減しつつ、2値化前の画像データに対して特定画像の検知を行う方法として、次の方法が考えられる。
図21を参照して、RIP処理部111は印刷ジョブの実行指示を受け付けると、印刷対象となる画像データをRIP処理することにより画像データのラスターデータを生成する。2値化部112は生成されたラスターデータを2値化する。2値化後のデータはメモリ113に一時的に記憶される。
2値化処理と並行して、色変換部118は、画像データのラスターデータに対して、特定画像の色のみをラスターデータから分離する色変換処理を行う。倍率変換部119は、CPU(Central Processing Unit)(プリント制御CPU)120の制御の下で、色変換後のデータを、印刷ジョブで設定された倍率に変換する。検知解像度変換部115は、倍率を変換後のデータを特定画像の検知に適した解像度に変換する。解像度を変換後のデータは処理ブロックバッファ116に一時的に記憶される。検知処理回路117は、処理ブロックバッファに記憶されたデータから特定画像を検知する。
検知処理回路117は特定画像を検知した場合、印刷部110に対して印刷の中止を要求する。印刷部110は印刷データの印刷を中止する。一方、検知処理回路117が特定画像を検知しない場合、印刷部110は通常通り印刷データの印刷を行う。
また検知処理回路117は、特定画像を検知した場合、2値化部112に対してデータの廃棄を要求する。この場合2値化部112はデータを廃棄し、メモリ113には2値化後のデータは記憶されず、印刷は中止される。一方、検知処理回路117が特定画像を検知しない場合、2値化後のデータは通常通りメモリ113に記憶される。
次に、ユーザーから受け付けたジョブに関する追加の編集操作に従って、編集部114は、CPU120の制御の下で2値化後のデータを印刷データ(最終的に出力されるデータ)に変換する。印刷部110は印刷データの印刷を行う。
上述の処理では、ジョブに関する追加の編集操作をユーザーから受け付ける前に特定画像の検知が行われるため、特定画像の検知精度が低下するという問題があった。
すなわち、ジョブの印刷対象となる画像データが、特殊原稿がD(Dは任意の数)倍に変倍された画像データであった場合、画像データに含まれる特定画像も、本来の特定画像がD倍に変倍されたものとなる。その結果、検知処理回路117が保持している特定画像と画像データに含まれる特定画像とが一致せず、検知処理回路117は、画像データから特定画像を検知しない。このため、画像データを(1/D)倍に変倍する(つまり、画像データを本来の特殊原稿の倍率に戻す)追加の編集操作をユーザーが行った場合には、特殊原稿の印刷を阻止することができず、印刷部110から特殊原稿の印刷物が出力される事態となる。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その目的は、画像データを記憶するメモリの消費量を削減しつつ検知精度を向上することのできる画像処理装置および画像処理装置の制御プログラムを提供することである。
本発明の一の局面に従う画像処理装置は、画像データの入力を受け付ける受付手段と、画像データを複数の互いに異なる倍率で変倍することにより、複数の変倍画像の各々を生成する変倍手段と、複数の変倍画像から特定画像を検知する検知手段と、検知手段にて特定画像を検知した場合、少なくとも一部の印刷条件での画像データの印刷を制限する制限手段とを備える。
上記画像処理装置において好ましくは、2値化後の画像データを記憶する画像メモリをさらに備え、変倍手段は2値化前の画像データに基づいて複数の変倍画像の各々を生成する。
上記画像処理装置において好ましくは、検知手段にて一の変倍画像から特定画像を検知した場合、制限手段は、一の変倍画像の倍率に基づいて決定した所定の範囲の倍率での画像データの印刷を制限する。
上記画像処理装置において好ましくは、検知手段にて一の変倍画像から特定画像を検知した場合、2値化後の画像データに関連付けて一の変倍画像の倍率を画像メモリに記憶させる倍率記憶手段と、検知手段による特定画像の検知が終了した後で、画像データを変倍する編集操作を受け付ける追加編集受付手段とをさらに備え、制限手段は、画像データに予め設定されている倍率と追加編集受付手段にて受け付けた変倍の倍率との積が、画像メモリに記憶された一の変倍画像の倍率に基づいて決定した所定の範囲の倍率である場合、追加編集受付手段にて受け付けた編集操作に従う印刷条件での印刷を制限する。
上記画像処理装置において好ましくは、変倍手段にて複数の変倍画像の各々を生成する際の倍率は、印刷条件として設定可能な倍率であり、追加編集受付手段は、変倍手段にて複数の変倍画像の各々を生成する際の倍率とは異なる倍率に画像データを変倍する編集操作を受け付けない。
上記画像処理装置において好ましくは、検知手段にて特定画像を検知した場合、制限手段は、印刷条件に関わらず画像データの印刷を制限する。
上記画像処理装置において好ましくは、制限手段は、印刷を停止し、2値化後の画像データを画像メモリから削除することにより印刷を制限する。
上記画像処理装置において好ましくは、検知手段は、複数の変倍画像のうち特定の変倍画像から特定画像を検知した場合、複数の変倍画像のうち特定画像を検知した変倍画像からの特定画像の検知を部分的に継続する。
上記画像処理装置において好ましくは、複数の変倍画像の各々を記憶するための複数のバッファの各々をさらに備え、変倍手段は、複数の変倍画像の各々の解像度を所定の解像度に変更する解像度変更手段と、解像度を変更した後の複数の変倍画像の各々を複数のバッファの各々に一時的に記憶するバッファリング手段とを含み、検知手段は、複数のバッファの各々に記憶された複数の変倍画像から特定画像を検知する。
上記画像処理装置において好ましくは、複数のバッファから検知対象となるバッファを選択的に切り替える切替手段をさらに備え、検知手段は、切替手段にて検知対象とされたバッファに記憶された変倍画像から特定画像を検知する。
上記画像処理装置において好ましくは、切替手段は、複数のバッファのうち記憶されたデータのサイズが所定サイズに到達したバッファを検知対象とし、複数のバッファのうち記憶されたデータのサイズが所定サイズに到達したバッファが複数存在する場合、切替手段は、変倍の倍率が高い方の変倍画像が記憶されたバッファを優先的に検知対象とする。
上記画像処理装置において好ましくは、複数のバッファのうち2つのバッファの各々に記憶されたデータのサイズが所定サイズに到達した場合に、前記2つのバッファの各々に記憶されている変倍画像を加算する加算手段をさらに備え、検知手段は、前記加算手段にて加算して得られた合成画像から前記特定画像を検知し、検知手段にて前記特定画像を検知した場合に、前記特定画像を検知したブロックの連続性の有無に基づいて、前記加算手段にて加算した2つの変倍画像のうちいずれの変倍画像に前記特定画像が含まれているかを判定する判定手段をさらに備える。
上記画像処理装置において好ましくは、加算手段にて加算する2つの変倍画像のうち1つの変倍画像は、複数の変倍画像のうち最大倍率の変倍画像である。
本発明の他の局面に従う画像処理装置の制御プログラムは、画像データの入力を受け付ける受付ステップと、画像データを複数の互いに異なる倍率で変倍することにより、複数の変倍画像の各々を生成する変倍ステップと、複数の変倍画像から特定画像を検知する検知ステップと、検知ステップにて特定画像を検知した場合、少なくとも一部の印刷条件での画像データの印刷を制限する制限ステップとをコンピューターに実行させるためのものである。
本発明によれば、画像データを記憶するメモリの消費量を削減しつつ検知精度を向上することのできる画像処理装置および画像処理装置の制御プログラムを提供することができる。
本発明の第1の実施の形態における画像形成装置1の構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における画像形成装置1の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態において、画像形成装置1が特定画像を検知する動作を示すブロック図である。 ジョブの画像データが、特殊原稿を1/2倍に縮小した画像データであった場合に生成される複数の変倍画像を模式的に示す図である。 ジョブの画像データが、特殊原稿の等倍の画像データであった場合に生成される複数の変倍画像を模式的に示す図である。 ジョブの画像データが、特殊原稿を2倍に拡大した画像データであった場合に生成される複数の変倍画像を模式的に示す図である。 ジョブの画像データが、特殊原稿を4倍に拡大した画像データであった場合に生成される複数の変倍画像を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施の形態における画像形成装置1の動作を示すフローチャートの第1の部分である。 本発明の第1の実施の形態における画像形成装置1の動作を示すフローチャートの第2の部分である。 本発明の第2の実施の形態において、画像形成装置1が特定画像を検知する動作を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態における画像形成装置1の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態において変倍画像に対して行われる特定画像の検知処理の処理順序を概念的に示す図である。 本発明の第2の実施の形態において、CPU20の処理速度がN倍に設定された状態で変倍画像に対して行われる特定画像の検知処理の処理順序を概念的に示す図である。 本発明の第3の実施の形態において、画像形成装置1が特定画像を検知する動作を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態において、2倍の変倍画像と等倍の変倍画像とを加算して得られた合成画像から特定画像を検知した場合に、特定画像を検知した変倍画像の倍率を判定する方法を説明する図である。 本発明の第3の実施の形態において、2倍の変倍画像と1/2倍の変倍画像とを加算して得られた合成画像から特定画像を検知した場合に、特定画像を検知した変倍画像の倍率を判定する方法を説明する図である。 本発明の第3の実施の形態において、2倍の変倍画像と1/4倍の変倍画像とを加算して得られた合成画像から特定画像を検知した場合に、特定画像を検知した変倍画像の倍率を判定する方法を説明する図である。 本発明の第3の実施の形態における画像形成装置1の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態において行われる特定画像の検知処理の処理順序を概念的に示す図である。 従来の画像形成装置が行う特定画像の検知処理の第1の例を示すブロック図である。 従来の画像形成装置が行う特定画像の検知処理の第2の例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
以下の実施の形態では、画像処理装置がMFP(Multifunction Peripheral)である場合について説明する。画像処理装置は、たとえばプリンター、複写機、またはスキャナーなどのMFP以外の画像形成装置であってもよいし、PC(Personal Computer)または携帯端末などの画像形成装置以外の機器であってもよい。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態における画像形成装置1の構成を示す斜視図である。図2は、本発明の第1の実施の形態における画像形成装置1の構成を示すブロック図である。
図1および図2を参照して、本実施の形態における画像形成装置1は、コピー、ネットワークプリンティング、スキャナー、ファクシミリ、およびドキュメントサーバなどの機能を集約したMFPである。この画像形成装置1を使用する場合、画像形成装置1に登録されたユーザー情報に基づいた認証を行わなければ使用できないという設定も可能である。
画像形成装置1は、操作装置11(追加編集受付手段の一例)と、ディスプレイ12と、スキャナー装置13と、プリンター装置14と、フィニッシャー装置15と、通信インターフェース16と、ドキュメントフィーダー17と、給紙装置18と、CPU20(制限手段の一例)と、RAM(Random Access Memory)21(画像メモリの一例)と、ROM(Read Only Memory)22と、記憶部23などを備えている。
操作装置11は、数字、文字、および記号などを入力するための複数キーと、押下されたキーを認識するセンサーと、認識したキーを示す信号をCPU20に送信する送信用回路などを含んでいる。
ディスプレイ12は、ユーザーに対してメッセージまたは指示を与えるための画面、ユーザーが設定内容および処理内容を入力するための画面、または画像形成装置1で形成された画像および処理の結果を示す画面などを表示する。ここではディスプレイ12としてタッチパネルが用いられている。したがって、ディスプレイ12はユーザーが指で触れたタッチパネル上の位置を検知し、検知結果を示す信号をCPU20に送信する。
このように、操作装置11およびディスプレイ12は、ユーザーが画像形成装置1を直接操作するためのユーザーインターフェースの役割を果たしている。なお、ユーザーは、画像形成装置1に対して指令を与えるためのアプリケーションプログラムおよびドライバがインストールされたPC(図示無し)などの外部機器を通じて、画像形成装置1を遠隔的に操作することもできる。
スキャナー装置13は、写真、文字、または絵などの画像情報を原稿から光電的に読取って画像データを取得する。取得された画像データ(濃度データ)は、図示しない画像処理部においてデジタルデータに変換され、周知の各種画像処理を施された後、プリンター装置14や通信インターフェース16に送られ、画像の印刷やデータの送信に供される。または取得された画像データ(濃度データ)は、図示しない画像処理部においてデジタルデータに変換され、後の利用のために記憶部23に格納される。
プリンター装置14は、スキャナー装置13により取得された画像データ、通信インターフェース16により外部機器から受信した画像データ、または記憶部23に格納されている画像を、用紙またはフィルムなどの記録シートに印刷する。
フィニッシャー装置15は、プリンター装置14によって画像が印刷された記録シート(つまり印刷物)に対してステープルまたはパンチなどの後処理を行い、トレイ24に排出する。
通信インターフェース16は、送信部および受信部などを含んでいる。通信インターフェース16は、携帯閲覧端末や電子ペーパーとの間でデータのやりとりを行うための無線通信装置、NIC(Network Interface Card)、モデム、またはTA(Terminal Adapter)などを含んでいる。
ドキュメントフィーダー17は、スキャナー装置13の画像読取位置に原稿を送る。
給紙装置18は、画像形成装置1本体の下部に設けられており、印刷対象の画像に適した記録シートをプリンター装置14に供給するために用いられている。
CPU20は、制御プログラムにしたがって画像形成装置1全体を制御する。CPU20は、ROM22に記憶されている制御プログラムをRAM21にロードし、ロードした制御プログラムを実行する。
RAM21は、CPU101のメインメモリである。RAM21は、制御プログラムや、後述するバッファデータなどを一時的に記憶する。RAM21は、バッファデータなどを一時的に記憶する記憶領域である処理ブロックバッファと、画像データなどを一時的に記憶する記憶領域であるプリント画像メモリとを含んでいる。
ROM22は、CPU20が実行する各種プログラムや、各種固定データなどを記憶する。
記憶部23は、ハードディスク23Hと、カードリーダー23Rなどを含んでいる。カードリーダー23Rは、コンパクトフラッシュ(登録商標)またはスマートメディアなどのメモリカード91からデータを読み取る。またカードリーダー23Rは、メモリカード91にデータを書き込む。メモリカード91は、主に外部機器とのデータのやり取りを通信回線を介さずに行うためや、データのバックアップのためなどに用いられる。
ハードディスク23Hには、スキャナー装置13で読み取った画像データや、通信インターフェース16により外部機器から受信した画像データなどが記憶されている。ハードディスク23Hに記憶されているデータは、ネットワークを介して他の画像形成装置からも参照可能な構成になっている。
続いて、画像形成装置1が特定画像を検知する動作について説明する。
図3は、本発明の第1の実施の形態において、画像形成装置1が特定画像を検知する動作を示すブロック図である。
図3を参照して、画像形成装置1は、RIP処理部51と、2値化部52と、色変換部53と、倍率変換部54(変倍手段の一例)と、検知解像度変換部55(解像度変更手段およびバッファリング手段の一例)と、検知処理回路56(検知手段および倍率記憶手段の一例)と、編集部57とを備えている。RIP処理部51、2値化部52、色変換部53、倍率変換部54、検知解像度変換部55、検知処理回路56、および編集部57は、ROM22に記憶された制御プログラムをCPU20が実行することにより実現される。
印刷ジョブやコピージョブなどのジョブにおいて、通信インターフェース16またはスキャナー装置13など(受付手段の一例)を通じて画像データの入力を受け付けると、RIP処理部51は、ジョブに含まれる画像データをRIP処理することにより、ジョブで印刷しようとしている画像データのラスターデータを生成する。RIP処理部51は、生成したラスターデータ(2値化前の画像データ)をRAM21内の第1のプリント画像メモリの領域に記憶する。
なお、画像形成装置1自身がRIP処理を行う代わりに、印刷ジョブの送信元である外部機器が画像データのRIP処理を行ってもよい。この場合、画像形成装置1は、画像データのラスターデータを含む印刷ジョブを外部機器から受信する。
一方、2値化部52は生成されたラスターデータを2値化する。2値化後のデータは、後述の検知処理において特定画像を検知した変倍画像の倍率とともに、RAM21内の第2の第2のプリント画像メモリの領域に記憶される。
色変換部53、倍率変換部54、検知解像度変換部55、および検知処理回路56は、画像データのラスターデータ(2値化前の画像データ)に基づいて複数の変倍画像の各々を生成し、生成した複数の変倍画像の各々から特定画像を検知する。
具体的には、色変換部53は、画像データのラスターデータに対して、特定画像の色のみをラスターデータから分離する色変換処理を行う。倍率変換部54は、色変換後の画像データを複数の互いに異なる倍率で変倍することにより、複数の変倍画像の各々を生成する。検知解像度変換部55は、倍率を変換後のデータを特定画像の検知に適した解像度に変換する。解像度を変換後のデータはRAM21内の処理ブロックバッファの領域に一時的に記憶される。RAM21内の処理ブロックバッファは、所定のブロックサイズまたはバンドサイズの変倍画像を記憶することができるサイズの容量を有している。検知処理回路56は、複数の変倍画像から特定画像を検知する。検知処理回路56は、処理ブロックバッファに記憶されたデータから特定画像を検知する検知処理を行う。
1つの変倍の倍率の変倍画像を生成し、生成した変倍画像に対する検知処理までの一連の処理を処理R1とする。色変換部53、倍率変換部54、検知解像度変換部55、および検知処理回路56は、2値化部52による2値化処理と並行して、変倍の倍率を変えて画像データのラスターデータに対する処理R1を繰り返すことで、複数の変倍画像の各々を順番に生成し、生成した変倍画像に対する特定画像の検知処理を行う。
複数の変倍画像の各々を生成する際の倍率は、画像形成装置1の印刷条件として設定可能な倍率であることが好ましく、ここでは2倍、等倍、1/2倍、および1/4倍である。また、所定のブロックサイズまたはバンドサイズの変倍画像を生成する度に、生成した変倍画像に対する特定画像の検知処理を行うことが好ましい。これにより、RAM21内の処理ブロックバッファのサイズを低減することができる。
図4は、ジョブの画像データが、特殊原稿を1/2倍に縮小した画像データであった場合に生成される複数の変倍画像を模式的に示す図である。図4(a)は画像データであり、図4(b)〜図4(e)は図4(a)の画像データをそれぞれ2倍、等倍(変倍なし)、1/2倍、および1/4倍に変倍して生成された変倍画像であり、図4(f)は変倍画像との比較に用いられるリファレンスマークである。リファレンスマークはハードディスク23Hに記憶されている。
なお、図面においては便宜のため、リファレンスマークがアルファベットの「A」で表記されている。リファレンスマークは、ここでは特定画像と同一の画像であるが、特定画像を所定の倍率で変倍したものであってもよい。
図4を参照して、検知処理回路56は、変倍画像を所定の大きさの複数のブロックBKに区分し、複数のブロックBKの各々とリファレンスマークとを対比することにより、変倍画像から特定画像を検知する。
図4(a)に示す画像データは、特殊原稿が1/2倍に変倍されたものであるため、画像データに含まれる特定画像も1/2倍に変倍されている。このため、等倍の変倍画像(図4(c))からは特定画像は検知されない。また、1/2倍の変倍画像(図4(d))および1/4倍の変倍画像(図4(e))からも特定画像は検知されない。一方、2倍の変倍画像(図4(b))では、画像データに含まれる特定画像が元の特定画像のサイズまで拡大されているため、2倍の変倍画像の領域C1などから特定画像が検知される。
図5は、ジョブの画像データが、特殊原稿の等倍の画像データであった場合に生成される複数の変倍画像を模式的に示す図である。図5(a)は画像データであり、図5(b)〜図5(e)は図5(a)の画像データをそれぞれ2倍、等倍、1/2倍、および1/4倍に変倍して生成された変倍画像であり、図5(f)は変倍画像との比較に用いられるリファレンスマークである。
図5を参照して、図5(a)に示す画像データは、等倍の特殊原稿であるため、2倍の変倍画像(図5(b))、1/2倍の変倍画像(図5(d))、および1/4倍の変倍画像(図5(e))からは特定画像は検知されない。一方、等倍の変倍画像(図5(c))では、領域C2などから特定画像が検知される。
図6は、ジョブの画像データが、特殊原稿を2倍に拡大した画像データであった場合に生成される複数の変倍画像を模式的に示す図である。図6(a)は画像データであり、図6(b)〜図6(e)は図6(a)の画像データをそれぞれ2倍、等倍、1/2倍、および1/4倍に変倍して生成された変倍画像であり、図6(f)は変倍画像との比較に用いられるリファレンスマークである。
図6を参照して、図6(a)に示す画像データは、特殊原稿が2倍に変倍されたものであるため、画像データに含まれる特定画像も2倍に変倍されている。このため、等倍の変倍画像(図6(c))からは特定画像は検知されない。また、2倍の変倍画像(図6(b))および1/4倍の変倍画像(図6(e))からも特定画像は検知されない。一方、1/2倍の変倍画像(図6(d))では、画像データに含まれる特定画像が元の特定画像のサイズまで縮小されているため、1/2倍の変倍画像の領域C3などから特定画像が検知される。
図7は、ジョブの画像データが、特殊原稿を4倍に拡大した画像データであった場合に生成される複数の変倍画像を模式的に示す図である。図7(a)は画像データであり、図7(b)〜図7(e)は図7(a)の画像データをそれぞれ2倍、等倍、1/2倍、および1/4倍に変倍して生成された変倍画像であり、図7(f)は変倍画像との比較に用いられるリファレンスマークである。
図7を参照して、図7(a)に示す画像データは、特殊原稿が4倍に変倍されたものであるため、画像データに含まれる特定画像も4倍に変倍されている。このため、等倍の変倍画像(図7(c))からは特定画像は検知されない。また、2倍の変倍画像(図7(b))および1/2倍の変倍画像(図7(d))からも特定画像は検知されない。一方、1/4倍の変倍画像(図7(e))では、画像データに含まれる特定画像が元の特定画像のサイズまで縮小されているため、1/4倍の変倍画像の領域C4から特定画像が検知される。
なお、検知処理回路56は、検知処理中に複数の変倍画像のうち特定の変倍画像から特定画像を検知した場合に、複数の変倍画像のうち特定画像を検知した変倍画像(または特定画像を検知した変倍画像とその近傍の倍率の変倍画像)からの特定画像の検知処理)を部分的に継続し、他の変倍画像からの特定画像の検知処理を中止してもよい。これにより、特定画像を含んでいる変倍画像に絞って検知処理を継続することができ、検知処理の負担を軽減することができる。
図3を参照して、全ての変倍画像に対する特定画像の検知処理が完了すると、検知処理回路56は、第1のプリント画像メモリに記憶されている2値化前の画像データを削除する。
検知処理回路56は、複数の変倍画像のうちいずれかの変倍画像から特定画像を検知した場合に、特定画像を検知した変倍画像の倍率を2値化後のデータに関連付けて(タグ付けして)、RAM21内の第2のプリント画像メモリの領域に記憶させる。具体的には、図4のように2倍の変倍画像から特定画像を検知した場合には「2倍」という倍率を関連付けて記憶させ、図5のように等倍の変倍画像から特定画像を検知した場合には「等倍」という倍率を関連付けて記憶させ、図6のように1/2倍の変倍画像から特定画像を検知した場合には「1/2倍」という倍率を関連付けて記憶させ、図7のように1/4倍の変倍画像から特定画像を検知した場合には「1/4倍」という倍率を関連付けて記憶させる。以降、タグ付けされた変倍画像の倍率を検知タグと記すことがある。
一方、検知処理回路56は、いずれの変倍画像からも特定画像を検知しない場合に、変倍画像の倍率のタグ付けを行わない。
特定画像の検知処理を終了した後、操作装置11は、ジョブに関する追加の編集操作(画像データを変倍する編集操作)をユーザーから受け付ける。編集部57は、受け付けた追加の編集操作に従って、2値化後のデータを印刷データ(最終的に出力されるデータ)に変換する。
なお、操作装置11は、複数の変倍画像の各々を生成する際の倍率とは異なる倍率に画像データを変倍するような追加の編集操作を受け付けないようにしてもよい。
CPU20は、複数の変倍画像から特定画像を検知した場合、少なくとも一部の印刷条件での画像データの印刷を制限する。具体的には、CPU20は、検知タグの倍率に基づいて決定した所定の範囲の倍率での画像データの印刷を制限する。
一例として、ジョブで設定されている倍率を倍率M1、追加編集操作で設定された変倍の倍率を倍率M2、検知タグの倍率を倍率M3とした場合、倍率M1と倍率M2との積が、倍率M3に基づいて決定した所定の範囲の倍率である場合(たとえば式(1)の関係を満たす場合)、CPU20はその追加編集操作に従う印刷条件での印刷を制限する。
M3×0.9≦M1×M2≦M3×1.1 ・・・(1)
印刷を制限する場合、CPU20は、プリンター装置14による印刷を停止し、2値化後の画像データを第2のプリント画像メモリから削除(廃棄)することにより印刷を制限する。またCPU20は、追加の編集操作による設定とは異なる倍率などに印刷データを修正し、修正後の印刷データを印刷してもよい。
一方、倍率M1、M2、およびM3が式(1)の関係を満たさないときは、CPU20は追加の編集操作に従う印刷を制限しない。このときプリンター装置14は、2値化後の画像データに基づいて、倍率M1と倍率M2との積に相当する倍率で画像データを変倍した画像の印刷を行う。
図8および図9は、本発明の第1の実施の形態における画像形成装置1の動作を示すフローチャートである。
図8を参照して、ジョブの実行指示を受け付けると、CPU20はジョブに含まれる画像データのRIP処理を開始し(S1)、画像データのラスターデータの第2のプリント画像メモリへの保存が完了したか否かを判別する(S3)。画像データのラスターデータの保存が完了したと判別するまで、CPU20はステップS3の処理を繰り返す。
ステップS3において、画像データのラスターデータの保存が完了したと判別した場合(S3でYES)、CPU20は、変倍の倍率を設定し(S5)、1ブロック分の画像データのラスターデータを第2のプリント画像メモリから読み出す(S7)。次にCPU20は、読み出したデータに対して、色変換(S9)、倍率変換(S11)、および検知解像度変換(S11)の各処理を行うことで、1ブロック分の変倍画像を生成し、得られた変倍画像を処理ブロックバッファに一時的に記憶する(S15)。続いてCPU20は、処理ブロックバッファに記憶されている変倍画像に対して検知処理を行い(S17)、変倍画像からリファレンスマークを検知したか否かを判別する(S19)。
ステップS19において、変倍画像からリファレンスマークを検知したと判別した場合(S19でYES)、CPU20は、検知したアドレス(変倍画像においてリファレンスマークを検知した場所)および変倍画像の倍率をRAM21に記憶させ(S21)、検知処理を行う変倍画像の倍率(未処理倍率)を、現在の変倍画像の倍率のみに更新し(S23)、ステップS25の処理へ進む。
ステップS19において、変倍画像からリファレンスマークを検知しないと判別した場合(S19でNO)、CPU20はステップS25の処理へ進む。
ステップS25において、CPU20は、1ページ分の変倍画像に対する特定画像の検知処理が完了したか否かを判別する(S25)。ステップS25において、1ページ分の変倍画像からの特定画像の検知処理が完了しないと判別した場合(S25でNO)。CPU20はステップS7の処理へ進む。
ステップS25において、1ページ分の変倍画像に対する特定画像の検知が完了したと判別した場合(S25でYES)。CPU20は、全ての倍率の変倍画像に対する特定画像の検知処理が完了したか否かを判別する(S27)。ステップS27において、全ての倍率の変倍画像に対する特定画像の検知処理が完了しないと判別した場合(S27でNO)、CPU20はステップS5の処理へ進む。
ステップS27において、全ての倍率の変倍画像に対する特定画像の検知処理が完了したと判別した場合(S27でYES)、CPU20はステップS31の処理へ進む。
一方、CPU20は、ジョブに含まれる画像データのRIP処理を開始すると(S1)、ステップS3以降の処理と並行して、画像データのラスターデータを2値化し(S29)、ステップS31の処理へ進む。
ステップS31において、CPU20は、RAM21に記憶されている検知アドレスおよび変倍画像の倍率がある場合には、それらを検知タグとして2値化後のデータに関連付けて(S31)、2値化後のデータとともに第2のプリント画像メモリに保存する(S33)。次にCPU20は図9のステップS35の処理へ進む。
図9を参照して、ステップS35において、CPU20は、受け付けた追加編集操作に従って2値化後のデータのプリントレイアウトを編集し(S37)、編集後のデータを印刷データとして第2のプリント画像メモリに保存する(S39)。ステップS39において、2値化後のデータに検知タグが存在する場合には、検知タグとともに印刷データを保存する。
次にCPU20は、印刷データを読み出し(S41)、印刷データに検知タグが存在するか否かを判別する(S43)。ステップS43において、検知タグが存在しないと判別した場合(S43でNO)、CPU20はステップS49の処理へ進む。
ステップS43において、検知タグが存在すると判別した場合(S43でYES)、CPU20は追加編集操作で設定された倍率を取得し(S45)、印刷倍率(ジョブで設定されている倍率と追加編集操作で設定された変倍の倍率との積)が所定の範囲外であるか否かを判別する(S47)。
ステップS47において、印刷倍率が所定の範囲外であると判別した場合(S47でYES)、CPU20は、設定に従って印刷を実行し(S49)、処理を終了する。
ステップS47において、印刷倍率が所定の範囲外でないと判別した場合(S47でNO)、CPU20は印刷を制限し(S51)、処理を終了する。印刷を制限する場合、CPU20は、設定とは異なる倍率などに印刷データを修正し、修正後の印刷データを印刷してもよいし、印刷を停止してもよい。
本実施の形態においては、印刷物として出力される可能性のある複数の倍率で変倍画像が生成され、生成した変倍画像の各々からの特定画像の検知処理が行われる。このため、ジョブに関する追加の編集操作により画像データの倍率が変更された場合であっても、変更後の画像データからの特定画像の検知処理を行うことができ、特定画像の検知精度を向上することができる。また、第1のプリント画像メモリに記憶された2値化前の画像データは、2値化後のデータが第2のプリント画像メモリに記憶される前に削除されるため、画像データを記憶するメモリの消費量を削減することができる。
[第2の実施の形態]
本実施の形態では、複数の変倍画像を並行して生成する例について説明する。
図10は、本発明の第2の実施の形態において、画像形成装置1が特定画像を検知する動作を示すブロック図である。
図10を参照して、画像形成装置1は、RIP処理部51と、2値化部52と、色変換部53と、倍率変換部54a、54b、54c、および54dと、検知解像度変換部55a、55b、55c、および55d(解像度変更手段およびバッファリング手段の一例)と、検知処理回路56と、編集部57と、セレクター58(切替手段の一例)とを備えている。RIP処理部51、2値化部52、色変換部53、倍率変換部54a、54b、54c、および54d、検知解像度変換部55a、55b、55c、および55d、編集部57、ならびにセレクター58は、ROM22に記憶された制御プログラムをCPU20が実行することにより実現される。RAM21は、複数の変倍画像の各々を記憶するための複数の処理ブロックバッファ21a、21b、21c、および21d(バッファの一例)の領域を含んでいる。
倍率変換部54a、検知解像度変換部55a、および処理ブロックバッファ21aは、2倍の変倍画像に対して特定画像の検知処理を行うための構成である。倍率変換部54b、検知解像度変換部55b、および処理ブロックバッファ21bは、等倍の変倍画像に対して特定画像の検知処理を行うための構成である。倍率変換部54c、検知解像度変換部55c、および処理ブロックバッファ21cは、1/2倍の変倍画像に対して特定画像の検知処理を行うための構成である。倍率変換部54d、検知解像度変換部55d、および処理ブロックバッファ21dは、1/4倍の変倍画像に対して特定画像の検知処理を行うための構成である。
RIP処理部51はジョブの入力を受け付けると、ジョブに含まれる画像データをRIP処理することにより、ジョブで印刷しようとしている画像データのラスターデータを生成する。色変換部53は、画像データのラスターデータに対して、特定画像の色のみをラスターデータから分離する色変換処理を行う。色変換部53は、色変換処理後のデータを倍率変換部54a、54b、54c、および54dの各々に入力する。
倍率変換部54aは、入力されたデータを必要な倍率に変換する。検知解像度変換部55aは、倍率を変換後のデータを特定画像の検知に適した所定の解像度に変換する。検知解像度変換部55aは、解像度を変換後のデータを所定の倍率(ここでは2倍)の変倍画像として処理ブロックバッファ21aに一時的に記憶する。処理ブロックバッファ21a、21b、21c、および21dの各々は、所定のブロックサイズまたはバンドサイズの変倍画像を記憶することができるサイズの容量を有している。
同様に、倍率変換部54bおよび検知解像度変換部55bは、入力されたデータを必要な倍率および解像度に変換することで、所定の倍率(ここでは等倍)の変倍画像を生成し、処理ブロックバッファ21bに一時的に記憶する。倍率変換部54cおよび検知解像度変換部55cは、入力されたデータを必要な倍率および解像度に変換することで、所定の倍率(ここでは1/2倍)の変倍画像を生成し、処理ブロックバッファ21cに一時的に記憶する。倍率変換部54dおよび検知解像度変換部55dは、入力されたデータを必要な倍率および解像度に変換することで、所定の倍率(ここでは1/4倍)の変倍画像を生成し、処理ブロックバッファ21dに一時的に記憶する。
セレクター58は、処理ブロックバッファ21a、21b、21c、および21dの中から検知対象となる処理ブロックバッファを選択的に切り替える。セレクター58は、複数の処理ブロックバッファ21a、21b、21c、および21dのうち記憶されたデータのサイズが所定サイズ(所定のブロックサイズまたはバンドサイズ)に到達した場合に、その処理ブロックバッファを検知対象とし、その処理ブロックバッファに記憶されている変倍画像のブロックまたはバンドを検知処理回路56へ入力する。
セレクター58は、複数の処理ブロックバッファ21a、21b、21c、および21dのうち複数の処理ブロックバッファにおいて、記憶されたデータの大きさが所定サイズに到達した場合、セレクター58は、変倍の倍率が高い方の変倍画像が記憶された処理ブロックバッファを優先的に検知対象とする。変倍の倍率が高い方の変倍画像の方が変倍画像全体のサイズが大きく、特定画像の検知処理に時間を要するためである。
検知処理回路56は、セレクター58によって検知対象とされた処理ブロックバッファに記憶された変倍画像に対して特定画像の検知処理を行う。
検知対象とされた処理ブロックバッファの変倍画像に対する特定画像の検知処理が完了すると、検知対象とされた処理ブロックバッファに記憶されたデータは全て削除され、処理ブロックバッファには新たな変倍画像が記憶される。セレクター58は、記憶されたデータの大きさが所定サイズに到達した他の処理ブロックバッファを検知対象とする。
全ての変倍画像に対する特定画像の検知処理が完了すると、検知処理回路56は、複数の変倍画像のうちいずれかの変倍画像から特定画像を検知した場合に、特定画像を検知した変倍画像の倍率を2値化後のデータに関連付けて、RAM21内のプリント画像メモリの領域に記憶させる。
一方、検知処理回路56は、いずれの変倍画像からも特定画像を検知しない場合に、変倍画像の倍率のタグ付けを行わない。
以降、画像形成装置1は、第1の実施の形態の場合と同様の処理を行うことにより、印刷を制限するか否かを判断し、必要に応じて印刷の制限を行う。
図11は、本発明の第2の実施の形態における画像形成装置1の動作を示すフローチャートである。
図11を参照して、ジョブの実行指示を受け付けると、CPU20はジョブに含まれる画像データのRIP処理を開始し(S71)、RIP処理により得られた画像データのラスターデータに対して、色変換処理を行う(S73)。続いてCPU20は、色変換処理後のデータに対して、等倍率(ベース倍率)への変換処理(S75)および検知解像度への変換処理(S77)を行い、得られたデータを処理ブロックバッファへ記憶する(S79)。続いてCPU20は、1ブロック分のデータが処理ブロックバッファに記憶されたか否かを判別する(S81)。
ステップS81において、1ブロック分のデータが処理ブロックバッファに記憶されないと判別した場合(S81でNO)、CPU20はステップS75の処理へ進む。一方、ステップS81において、1ブロック分のデータが処理ブロックバッファに記憶されたと判別した場合(S81でYES)、CPU20はステップS99の処理へ進む。
ステップS75〜S81の処理と並行して、CPU20は次の処理を行う。CPU20は、色変換処理後のデータに対して、第1の縮小倍率への変換処理(S83)および検知解像度への変換処理(S85)を行い、得られたデータを処理ブロックバッファへ記憶する(S87)。続いてCPU20は、1ブロック分のデータが処理ブロックバッファに記憶されたか否かを判別する(S89)。
ステップS89において、1ブロック分のデータが処理ブロックバッファに記憶されないと判別した場合(S89でNO)、CPU20はステップS83の処理へ進む。一方、ステップS89において、1ブロック分のデータが処理ブロックバッファに記憶されたと判別した場合(S89でYES)、CPU20はステップS99の処理へ進む。
ステップS75〜S81の処理と並行して、さらにCPU20は次の処理を行う。CPU20は、色変換処理後のデータに対して、第2の縮小倍率への変換処理(S91)および検知解像度への変換処理(S93)を行い、得られたデータを処理ブロックバッファへ記憶する(S95)。続いてCPU20は、1ブロック分のデータが処理ブロックバッファに記憶されたか否かを判別する(S97)。
ステップS97において、1ブロック分のデータが処理ブロックバッファに記憶されないと判別した場合(S97でNO)、CPU20はステップS91の処理へ進む。一方、ステップS97において、1ブロック分のデータが処理ブロックバッファに記憶されたと判別した場合(S97でYES)、CPU20はステップS99の処理へ進む。
ステップS99において、CPU20は、1ブロック分のデータが記憶された処理ブロックバッファに、検知対象となる処理ブロックバッファを選択的に切り替え(S99)、検知対象となる処理ブロックバッファに記憶された変倍画像に対して特定画像の検知処理を行う(S101)。次にCPU20は、変倍画像からリファレンスマークを検知したか否かを判別する(S103)。
ステップS103において、変倍画像からリファレンスマークを検知したと判別した場合(S103でYES)、CPU20は、検知したアドレス(変倍画像においてリファレンスマークを検知した場所)および変倍画像の倍率をRAM21に記憶させ(S105)、検知処理を行う変倍画像の倍率(未処理倍率)を、現在の変倍画像の倍率のみに更新し(S107)、ステップS109の処理へ進む。一方、ステップS103において、変倍画像からリファレンスマークを検知しないと判別した場合(S103でNO)、CPU20はステップS109の処理へ進む。
ステップS109において、CPU20は、全ての倍率の変倍画像に対する特定画像の検知処理が完了したか否かを判別する(S109)。
ステップS109において全ての倍率の変倍画像に対する特定画像の検知処理が完了しないと判別した場合(S109でNO)、CPU20はステップS73の処理へ進む。一方、ステップS109において、全ての倍率の変倍画像に対する特定画像の検知処理が完了したと判別した場合(S109でYES)、CPU20はステップS113の処理へ進む。
CPU20は、ジョブに含まれる画像データのRIP処理を開始すると(S71)、ステップS73以降の処理と並行して、画像データのラスターデータを2値化し(S111)、ステップS113の処理へ進む。
ステップS113において、CPU20は、RAM21に記憶されている検知アドレスおよび変倍画像の倍率がある場合には、倍率を検知タグとして2値化後のデータの検知したブロックに関連付けて(S113)、2値化後のデータとともにRAM21内のプリント画像メモリに保存する(S115)。その後、CPU20は図9のステップS35以降の処理を行う。
なお、上述以外の画像形成装置1の構成および動作は、第1の実施の形態の場合と同様なので、その説明は繰り返さない。
図12は、本発明の第2の実施の形態において変倍画像に対して行われる特定画像の検知処理の処理順序を概念的に示す図である。図12(a)は、第1の実施の形態において、変倍画像に対して行われる特定画像の検知処理の処理順序を概念的に示す図である。図12(b)は、第2の実施の形態においてバンド単位で特定画像の検知処理を行う場合の、変倍画像に対して行われる特定画像の検知処理の処理順序を概念的に示す図である。図12(c)は、第2の実施の形態においてブロック単位で特定画像の検知処理を行う場合の、変倍画像に対して行われる特定画像の検知処理の処理順序を概念的に示す図である。図12および図13では、上の列から下の列に向かって処理が進行していくものとする。1つの矩形は、特定画像の検知処理が行われる最小単位である1つのブロックBKに相当する。また図12および図13では、2倍、等倍、1/2倍、および1/4倍の変倍画像の各々が互いに異なるハッチングで示されている。
図12(a)を参照して、第1の実施の形態のように、複数の変倍画像の各々を順番に生成し、生成した変倍画像に対する特定画像の検知処理を行う場合には、変倍画像が1つずつ生成され、生成された1つのみの変倍画像に対して特定画像の検知処理が行われる。
図12(b)および図12(c)を参照して、一方、本実施の形態によれば、複数の変倍画像の各々を生成する処理が並行して行われ、それぞれの変倍画像に対応する処理バッファブロックに所定サイズ(バンド単位またはブロック単位)で変倍画像が記憶される。そして処理ブロックバッファに所定のサイズの変倍画像のデータが記憶された場合に、その処理ブロックバッファに記憶されている変倍画像に対して特定画像の検知処理が行われる。これにより、第1の実施の形態の場合と比較して、特定画像の検知処理に要する時間を短縮することができる。また、全ての倍率の変倍画像を処理ブロックバッファに記憶する必要が無いので、処理ブロックバッファの容量を低減することができる。
図13は、本発明の第2の実施の形態において、CPU20の処理速度がN倍に設定された状態で変倍画像に対して行われる特定画像の検知処理の処理順序を概念的に示す図である。図13(a)は、第1の実施の形態において、変倍画像に対して行われる特定画像の検知処理の処理順序を概念的に示す図である。図13(b)は、第2の実施の形態において、CPU20の処理速度がN倍に設定された状態で、バンド単位で特定画像の検知処理を行う場合の、変倍画像に対して行われる特定画像の検知処理の処理順序を概念的に示す図である。図13(c)は、第2の実施の形態において、CPU20の処理速度がN倍に設定された状態で、ブロック単位で特定画像の検知処理を行う場合の、変倍画像に対して行われる特定画像の検知処理の処理順序を概念的に示す図である。
図13を参照して、CPU20を用いて特定画像の検知処理を行う場合、CPU20の処理速度(検知速度)を、通常のCPU20の処理速度である基準速度のN倍にすることが好ましい。Nは、「N=基準速度×複数の変倍画像の各々の変倍の倍率の合計値」で算出される数である。これにより、過剰に速度を増加させることなく検知処理の速度を向上することができる。
[第3の実施の形態]
本実施の形態では、複数の変倍画像を合成し、合成後の画像に対して特定画像の検知処理を行う例について説明する。
図14は、本発明の第3の実施の形態において、画像形成装置1が特定画像を検知する動作を示すブロック図である。
図14を参照して、画像形成装置1は、RIP処理部51と、2値化部52と、色変換部53と、倍率変換部54a、54b、54c、および54dと、検知解像度変換部55a、55b、55c、および55dと、検知処理回路56と、編集部57と、加算部59(加算手段の一例)と、検知倍率判定部60(判定手段の一例)とを備えている。RIP処理部51、2値化部52、色変換部53、倍率変換部54a、54b、54c、および54d、検知解像度変換部55a、55b、55c、および55d、編集部57、加算部59(加算手段の一例)、ならびに検知倍率判定部60は、ROM22に記憶された制御プログラムをCPU20が実行することにより実現される。RAM21は、複数の変倍画像の各々を記憶するための複数の処理ブロックバッファ21a、21b、21c、および21dの領域を含んでいる。
第2の実施の形態と同様に、処理ブロックバッファ21aには、倍率変換部54aおよび検知解像度変換部55aによって、所定の倍率(ここでは2倍)の変倍画像が一時的に記憶される。処理ブロックバッファ21bには、倍率変換部54bおよび検知解像度変換部55bによって、所定の倍率(ここでは等倍)の変倍画像が一時的に記憶される。処理ブロックバッファ21cには、倍率変換部54cおよび検知解像度変換部55cによって、所定の倍率(ここでは1/2倍)の変倍画像が一時的に記憶される。処理ブロックバッファ21dには、倍率変換部54dおよび検知解像度変換部55dによって、所定の倍率(ここでは1/4倍)の変倍画像が一時的に記憶される。
加算部59は、処理ブロックバッファ21a、21b、21c、および21dのうち2つの処理ブロックバッファの各々に記憶されたデータの大きさが所定サイズに到達した場合に、それら2つの処理ブロックバッファの各々に記憶されている変倍画像を加算することにより、合成画像を生成する。
検知処理回路56は、生成された合成画像に対して特定画像の検知処理を行う。
合成画像に対する特定画像の検知処理が完了すると、合成画像の元となった2つの変倍画像のデータは処理ブロックバッファから全て削除され、2つの処理ブロックバッファには新たな変倍画像が記憶される。加算部59は、2つの処理ブロックバッファにおいて、記憶されたデータの大きさが所定サイズに到達する度に、それら2つの処理ブロックバッファの各々に記憶されている変倍画像を加算することにより合成画像を生成する。
但し、特定画像の検知処理の迅速化の観点で、加算部59が加算する2つの変倍画像のうち1つは常に、複数の変倍画像のうち最大倍率(ここでは2倍)の変倍画像であることが好ましい。最大倍率の変倍画像は、サイズが最も大きく、特定画像の検知処理に時間を要するためである。
検知処理回路56によって合成画像から特定画像を検知した場合に、検知倍率判定部60は、以下の判定方法で、加算した2つの変倍画像のうちいずれの変倍画像に特定画像が含まれているかを判定する。
図15は、本発明の第3の実施の形態において、2倍の変倍画像と等倍の変倍画像とを加算して得られた合成画像から特定画像を検知した場合に、特定画像を検知した変倍画像の倍率を判定する方法を説明する図である。
図15を参照して、2倍の変倍画像(図15(a))のブロック数と比較して等倍の変倍画像(図15(b))のブロック数は少ない。このため、2倍の変倍画像と等倍の変倍画像との合成画像(図15(c))は、等倍の変倍画像を構成する各ブロックを2倍の変倍画像中に等間隔に分散させ、かつ2倍の変倍画像を構成する各ブロックに重ね合せることにより生成される。
2倍の変倍画像(図15(a))における領域C11内の複数のブロックの各々が特定画像を含む場合には、図15(d)に示すように、合成画像では、領域C11に対応する互いに連続したブロックから特定画像が検知される。一方、等倍の変倍画像(図15(b))における領域C12内の複数のブロックの各々が特定画像を含む場合には、図15(e)に示すように、合成画像では、互いに離散したブロックから特定画像が検知される。
したがって、特定画像が検知されたブロックが互いに連続している場合には、2倍の変倍画像が特定画像を含むと判定され、特定画像を検知した変倍画像の倍率は2倍であると判定される。一方、特定画像が検知されたブロックが互いに離散している場合には、等倍の変倍画像が特定画像を含むと判定され、特定画像を検知した変倍画像の倍率は等倍であると判定される。
図16は、本発明の第3の実施の形態において、2倍の変倍画像と1/2倍の変倍画像とを加算して得られた合成画像から特定画像を検知した場合に、特定画像を検知した変倍画像の倍率を判定する方法を説明する図である。
図16を参照して、2倍の変倍画像(図16(a))のブロック数と比較して1/2倍の変倍画像(図16(b))のブロック数は少ない。このため、2倍の変倍画像と1/2倍の変倍画像との合成画像(図16(c))は、1/2倍の変倍画像を構成する各ブロックを2倍の変倍画像中に等間隔に分散させ、かつ2倍の変倍画像を構成する各ブロックに重ね合せることにより生成される。
2倍の変倍画像(図16(a))における領域C11内の複数のブロックの各々が特定画像を含む場合には、図16(d)に示すように、合成画像では、領域C11に対応する互いに連続したブロックから特定画像が検知される。一方、1/2倍の変倍画像(図16(b))における領域C13内の複数のブロックの各々が特定画像を含む場合には、図16(e)に示すように、合成画像では、互いに離散したブロックから特定画像が検知される。
したがって、特定画像が検知されたブロックが互いに連続している場合には、2倍の変倍画像が特定画像を含むと判定され、特定画像を検知した変倍画像の倍率は2倍であると判定される。一方、特定画像が検知されたブロックが互いに離散している場合には、1/2倍の変倍画像が特定画像を含むと判定され、特定画像を検知した変倍画像の倍率は1/2倍であると判定される。
図17は、本発明の第3の実施の形態において、2倍の変倍画像と1/4倍の変倍画像とを加算して得られた合成画像から特定画像を検知した場合に、特定画像を検知した変倍画像の倍率を判定する方法を説明する図である。
図17を参照して、2倍の変倍画像(図17(a))のブロック数と比較して1/4倍の変倍画像(図17(b))のブロック数は少ない。このため、2倍の変倍画像と1/4倍の変倍画像との合成画像(図17(c))は、1/4倍の変倍画像を構成する各ブロックを2倍の変倍画像中に等間隔に分散させ、かつ2倍の変倍画像を構成する各ブロックに重ね合せることにより生成される。
2倍の変倍画像(図17(a))における領域C11内の複数のブロックの各々が特定画像を含む場合には、図17(d)に示すように、合成画像では、領域C11に対応する互いに連続したブロックから特定画像が検知される。一方、1/4倍の変倍画像(図17(b))における領域C14内の複数のブロックの各々が特定画像を含む場合には、図17(e)に示すように、合成画像では、互いに離散したブロックから特定画像が検知される。
したがって、特定画像が検知されたブロックが互いに連続している場合には、2倍の変倍画像が特定画像を含むと判定され、特定画像を検知した変倍画像の倍率は2倍であると判定される。一方、特定画像が検知されたブロックが互いに離散している場合には、1/4倍の変倍画像が特定画像を含むと判定され、特定画像を検知した変倍画像の倍率は1/4倍であると判定される。
上述の判定方法をまとめると、特定画像が検知されたブロックが互いに連続している場合には、2つの変倍画像のうち相対的に高い倍率の変倍画像が特定画像を含むと判定され、特定画像を検知した変倍画像の倍率は、2つの変倍画像の倍率のうち相対的に高い倍率であると判定される。一方、特定画像が検知されたブロックが互いに離散している場合には、2つの変倍画像のうち相対的に低い倍率の変倍画像が特定画像を含むと判定され、特定画像を検知した変倍画像の倍率は、2つの変倍画像の倍率のうち相対的に低い倍率であると判定される。
図14を参照して、検知倍率判定部60は、特定画像を検知した変倍画像の倍率を2値化後のデータに関連付けて(タグ付けして)、RAM21内のプリント画像メモリに記憶させる。
一方、検知倍率判定部60は、検知処理回路56によっていずれの変倍画像からも特定画像を検知しない場合に、変倍画像の倍率のタグ付けを行わない。
以降、画像形成装置1は、第1の実施の形態の場合と同様の処理を行うことにより、印刷を制限するか否かを判断し、必要に応じて印刷の制限を行う。
図18は、本発明の第3の実施の形態における画像形成装置1の動作を示すフローチャートである。
図18を参照して、CPU20は、始めに図11のステップS71〜S97の処理を行う。
ステップS81、S89、およびS97のうち少なくともいずれか2つのステップにおいて、1ブロック分のデータが処理ブロックバッファに記憶されたと判別した場合(S81、S89、またはS97でYES)、CPU20は、1ブロック分のデータが記憶されたと判別した2つの処理ブロックバッファを選択し(S131)、選択した処理ブロックバッファに記憶された2つの変倍画像を加算することにより合成画像を生成する(S133)。続いてCPU20は、合成画像に対して特定画像の検知処理を行い(S135)。合成画像からリファレンスマークを検知したか否かを判別する(S137)。
ステップS137において、合成画像からリファレンスマークを検知したと判別した場合(S137でYES)、CPU20は、特定画像を検知した変倍画像の倍率を判定する(S139)。次にCPU20は、検知したアドレス(変倍画像においてリファレンスマークを検知した場所)および変倍画像の倍率をRAM21に記憶させる(S141)。その後、CPU20は図11のステップS109以降の処理を行う。
なお、上述以外の画像形成装置1の構成および動作は、第1の実施の形態の場合と同様なので、その説明は繰り返さない。
図19は、本発明の第3の実施の形態において行われる特定画像の検知処理の処理順序を概念的に示す図である。図19(a)は、第1の実施の形態において、変倍画像に対して行われる特定画像の検知処理の処理順序を概念的に示す図である。図19(b)は、本発明の第3の実施の形態において行われる特定画像の検知処理の処理順序を概念的に示す図である。
図19を参照して、本実施の形態においては、倍率の異なる2つの変倍画像を加算することで合成画像が生成され、合成画像に対して特定画像の検知処理が行われる。合成画像から特定画像が検知された場合には、特定画像を検知したブロックの連続性の有無に基づいて、2つの変倍画像のうちどちらの変倍画像から特定画像が検知されたかが判定される。これにより、特定画像の検知処理の処理対象となるブロックの数を減らすことができ、特定画像の検知処理に要する時間を短縮することができる。
[その他]
画像形成装置1は、特定画像を検知した場合に、設定されている印刷条件にかかわらず一律に印刷を制限してもよい。これにより、受け付けたジョブが、RIP処理後のデータをハードディスク23Hのボックスに保存するジョブなどの追加の編集操作で設定される倍率が未定のジョブである場合にも、印刷を制限することができる。
上述の実施の形態における処理は、ソフトウェアにより行っても、ハードウェア回路を用いて行ってもよい。また、上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザーに提供することにしてもよい。プログラムは、CPUなどのコンピューターにより実行される。また、プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。
上述の実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成装置
11 操作装置(追加編集受付手段の一例)
12 ディスプレイ
13 スキャナー装置(受付手段の一例)
14 プリンター装置
15 フィニッシャー装置
16 通信インターフェース(受付手段の一例)
17 ドキュメントフィーダー
18 給紙装置
20 CPU(Central Processing Unit)(制限手段の一例)
21 RAM(Random Access Memory)(画像メモリの一例)
21a,21b,21c,21d,116 処理ブロックバッファ(バッファの一例)
22 ROM(Read Only Memory)
23 記憶部
23H ハードディスク
23R カードリーダー
24 トレイ
51,111 RIP(Raster Image Processor)処理部
52,112,112a,112b 2値化部
53,118 色変換部
54,54a,54b,54c,54d,119 倍率変換部(変倍手段の一例)
55,55a,55b,55c,55d,115 検知解像度変換部(解像度変更手段およびバッファリング手段の一例)
56,117 検知処理回路(検知手段および倍率記憶手段の一例)
57,114 編集部
58 セレクター(切替手段の一例)
59 加算部(加算手段の一例)
60 検知倍率判定部(判定手段の一例)
91 メモリカード
110 印刷部
113 メモリ
BK ブロック
C1,C2,C3,C4,C11,C12,C13,C14 領域
R1 1つの変倍の倍率の変倍画像を生成し、生成した変倍画像に対する検知処理までの一連の処理

Claims (14)

  1. 画像データの入力を受け付ける受付手段と、
    前記画像データを複数の互いに異なる倍率で変倍することにより、複数の変倍画像の各々を生成する変倍手段と、
    前記複数の変倍画像から特定画像を検知する検知手段と、
    前記検知手段にて前記特定画像を検知した場合、少なくとも一部の印刷条件での前記画像データの印刷を制限する制限手段とを備えた、画像処理装置。
  2. 2値化後の前記画像データを記憶する画像メモリをさらに備え、
    前記変倍手段は2値化前の前記画像データに基づいて前記複数の変倍画像の各々を生成する、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記検知手段にて一の変倍画像から前記特定画像を検知した場合、前記制限手段は、前記一の変倍画像の倍率に基づいて決定した所定の範囲の倍率での前記画像データの印刷を制限する、請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記検知手段にて前記一の変倍画像から前記特定画像を検知した場合、前記2値化後の画像データに関連付けて前記一の変倍画像の倍率を前記画像メモリに記憶させる倍率記憶手段と、
    前記検知手段による前記特定画像の検知が終了した後で、前記画像データを変倍する編集操作を受け付ける追加編集受付手段とをさらに備え、
    前記制限手段は、前記画像データに予め設定されている倍率と前記追加編集受付手段にて受け付けた変倍の倍率との積が、前記画像メモリに記憶された前記一の変倍画像の倍率に基づいて決定した所定の範囲の倍率である場合、前記追加編集受付手段にて受け付けた編集操作に従う印刷条件での印刷を制限する、請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記変倍手段にて前記複数の変倍画像の各々を生成する際の倍率は、前記印刷条件として設定可能な倍率であり、
    前記追加編集受付手段は、前記変倍手段にて前記複数の変倍画像の各々を生成する際の倍率とは異なる倍率に前記画像データを変倍する編集操作を受け付けない、請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記検知手段にて前記特定画像を検知した場合、前記制限手段は、前記印刷条件に関わらず前記画像データの印刷を制限する、請求項2に記載の画像処理装置。
  7. 前記制限手段は、印刷を停止し、前記2値化後の画像データを前記画像メモリから削除することにより印刷を制限する、請求項2〜6のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. 前記検知手段は、前記複数の変倍画像のうち特定の変倍画像から前記特定画像を検知した場合、前記複数の変倍画像のうち前記特定画像を検知した変倍画像からの前記特定画像の検知を部分的に継続する、請求項1〜7のいずれかに記載の画像処理装置。
  9. 前記複数の変倍画像の各々を記憶するための複数のバッファの各々をさらに備え、
    前記変倍手段は、
    前記複数の変倍画像の各々の解像度を所定の解像度に変更する解像度変更手段と、
    解像度を変更した後の前記複数の変倍画像の各々を前記複数のバッファの各々に一時的に記憶するバッファリング手段とを含み、
    前記検知手段は、前記複数のバッファの各々に記憶された前記複数の変倍画像から特定画像を検知する、請求項1〜8のいずれかに記載の画像処理装置。
  10. 前記複数のバッファから検知対象となるバッファを選択的に切り替える切替手段をさらに備え、
    前記検知手段は、前記切替手段にて検知対象とされたバッファに記憶された変倍画像から特定画像を検知する、請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記切替手段は、前記複数のバッファのうち記憶されたデータのサイズが所定サイズに到達したバッファを検知対象とし、
    前記複数のバッファのうち記憶されたデータのサイズが所定サイズに到達したバッファが複数存在する場合、前記切替手段は、変倍の倍率が高い方の変倍画像が記憶されたバッファを優先的に検知対象とする、請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記複数のバッファのうち2つのバッファの各々に記憶されたデータのサイズが所定サイズに到達した場合に、前記2つのバッファの各々に記憶されている変倍画像を加算する加算手段をさらに備え、
    前記検知手段は、前記加算手段にて加算して得られた合成画像から前記特定画像を検知し、
    前記検知手段にて前記特定画像を検知した場合に、前記特定画像を検知したブロックの連続性の有無に基づいて、前記加算手段にて加算した2つの変倍画像のうちいずれの変倍画像に前記特定画像が含まれているかを判定する判定手段をさらに備えた、請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 前記加算手段にて加算する2つの変倍画像のうち1つの変倍画像は、前記複数の変倍画像のうち最大倍率の変倍画像である、請求項12に記載の画像処理装置。
  14. 画像データの入力を受け付ける受付ステップと、
    前記画像データを複数の互いに異なる倍率で変倍することにより、複数の変倍画像の各々を生成する変倍ステップと、
    前記複数の変倍画像から特定画像を検知する検知ステップと、
    前記検知ステップにて前記特定画像を検知した場合、少なくとも一部の印刷条件での前記画像データの印刷を制限する制限ステップとをコンピューターに実行させるための、画像処理装置の制御プログラム。
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