JP2003134323A - 画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents

画像形成装置及びその制御方法

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JP2003134323A
JP2003134323A JP2001322847A JP2001322847A JP2003134323A JP 2003134323 A JP2003134323 A JP 2003134323A JP 2001322847 A JP2001322847 A JP 2001322847A JP 2001322847 A JP2001322847 A JP 2001322847A JP 2003134323 A JP2003134323 A JP 2003134323A
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JP2001322847A
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Inventor
Keiko Shiraishi
恵子 白石
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿Nページを用紙1ページに並べて印刷す
るN−up印刷モードにおいて、文字等がつぶれて読め
ない等の無駄な印刷結果を減らす。 【解決手段】 N−up印刷が指定されている場合、N
ページ分の原稿の画像を取得し(S200)、その原稿
をN−upで印刷した場合の可読性を判定する(S21
0)。ここでは、例えば原稿画像中の文字のサイズを認
識し、これをもとにその原稿をN−up印刷したときの
文字サイズを計算する。このサイズが所定の最小文字サ
イズより大きければ可読性十分(OK)と、そうでなけ
れば可読性不十分と判定する。そして、可読性十分と判
断された場合にはN−upでの印刷を行い(S23
0)、そうでない場合にはN−upでの印刷を行わな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙等のシート上
に画像を形成する画像形成装置に関し、特に原稿複数ペ
ージ分の画像をシート1ページ上に画像形成する省資源
モードを備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル複写機や複合機などの画像形
成装置の中には、N−up印刷モードを備えるものがあ
る。N−up印刷モードは、原稿複数(N)ページ分を
縮小して用紙1ページに並べて印刷する機能であり、
「Nin1(エヌ・イン・ワン)」モードとも呼ばれ
る。一般には2−upや4−upがよく用いられる。2
−upは、例えば、一般によく用いられているA4縦の
原稿を70%(面積が半分)に縮小し、2ページ分を並
べてA4の用紙に印刷するなどの処理になる。
【0003】また、オフィス等の紙資源の節約のため、
このN−up印刷モードをデフォルトモードとして設定
可能な画像形成装置も知られている。この種の装置で
は、ユーザが、ユーザインタフェース画面から明示的に
別のモードを指定してこのデフォルトモードを解除しな
い限り、ADF(自動原稿送り装置)にセットされた原
稿は2−upで印刷される(2−upがデフォルトに設
定されている場合)。逆に言えば、原稿と同じサイズの
用紙に同じサイズで印刷したい場合には、明示的に片面
印刷モードに切り替える必要がある。
【0004】この種の装置として、特開平9−2818
56号公報に開示されたものがある。この装置では、省
資源のためのモードとして、N−up印刷モード及び両
面印刷モードをデフォルトとして設定することができ
る。この装置は、一方のモードがデフォルトに設定され
ているときに、そのモードを実現する機構の不具合等で
そのモードが使用できない場合(例えば両面印刷用の用
紙搬送路の紙詰まりなど)、自動的にもう一方のモード
を選択する制御により、できるだけ省資源を実現するよ
うにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】画像形成装置におい
て、例えば2−upモードがデフォルトに設定されてい
る場合に、元の原稿自体が2−up印刷されているなど
すると、これを更に2−up印刷で処理したのでは、印
刷される文字や画像がつぶれて見づらくなり、読めなく
なる場合も起こりうる。このようなことになると、せっ
かく省資源のために2−up印刷を行っている意味が薄
れる。
【0006】本発明はこのような課題に鑑みなされたも
のであり、N−up印刷モードが選択されている場合に
おいて、印刷の無駄を低減できるようにすることを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る画像形成装置は、用紙1ページに複数
ページ分の原稿画像を並べて画像形成する複数画像形成
モードを備える画像形成装置であって、画像形成対象の
原稿の可読性の指標となる可読指標情報を取得する可読
指標取得手段と、前記複数画像形成モードのために前記
原稿の画像を縮小した場合の可読性が十分か否かを、画
像形成に用いる用紙サイズと前記可読指標情報とに基づ
き判定する可読性判定手段と、前記可読性判定手段によ
り前記可読性が不十分と判定された場合に、前記複数画
像形成モードの画像形成処理を禁止する制御手段と、を
備える。
【0008】ここでいう「用紙サイズ」の「用紙」は、
発明の内容から明らかなように、画像が形成されるシー
ト材一般を指し、紙材質のものに限定されるわけではな
い。複数画像形成モードは、前述のN−up(あるいは
Nin1)などの画像形成モードである。可読性とは、
印刷結果の読みやすさのことであり、例えば文字が小さ
すぎたり、文字間隔が詰まりすぎたりしている場合に
は、可読性が悪いということができる。
【0009】この構成によれば、可読性が不十分と判断
された場合は複数画像形成モードの処理を行わないの
で、読みにくい画像形成結果が生じるケースを減らすこ
とができ、全体として用紙等の資源の無駄を少なくする
ことができる。
【0010】本発明の好適な態様では、前記可読指標情
報は、前記原稿の文字サイズの情報であり、前記可読性
判定手段は、前記原稿の文字サイズと前記用紙サイズと
に基づき、前記複数画像形成モードで前記原稿画像を画
像形成したときの文字サイズを計算し、この文字サイズ
が所定のしきい値より小さい場合に可読性が不十分と判
定する。
【0011】本発明の別の好適な態様では、前記可読指
標情報は、前記原稿の文字間隔の情報であり、前記可読
性判定手段は、前記原稿の文字間隔と前記用紙サイズと
に基づき、前記複数画像形成モードで前記原稿画像を画
像形成したときの文字間隔を計算し、この文字間隔が所
定のしきい値より小さい場合に可読性が不十分と判定す
る。
【0012】また、本発明の更に別の好適な態様では、
前記可読指標取得手段は、光学的に読み取った前記原稿
の画像から、該原稿の1ページが何ページ分の画像を並
べて形成されたものであるかを求め、これを前記可読指
標情報とする。
【0013】また、本発明に係る画像形成装置の制御方
法は、用紙1ページに複数ページ分の原稿画像を並べて
画像形成する複数画像形成モードを備える画像形成装置
において、前記複数画像形成モードが選択されている場
合における該装置の制御方法であって、画像形成対象の
原稿の可読性の指標となる可読指標情報を取得し、前記
複数画像形成モードのために前記原稿の画像を縮小した
場合の可読性が十分か否かを、画像形成に用いる用紙サ
イズと前記可読指標情報とに基づき判定し、前記複数画
像形成モードでの前記可読性が不十分と判定された場合
に、前記複数画像形成モードの画像形成処理を中止す
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
【0015】図1は、本発明に係る画像形成装置の構成
を、主としてハードウエア構成の観点から示した図であ
る。
【0016】この構成において、ROM(リード・オン
リ・メモリ)110には、この画像形成装置の制御プロ
グラムなどが格納されている。CPU(中央処理装置)
100は、このROM110内の制御プログラムを実行
することにより、この画像形成装置の制御を行う。RA
M(ランダム・アクセス・メモリ)120は、このプロ
グラム実行に伴うデータの記憶領域として用いられると
ともに、印刷すべき画像データを記憶するためにも用い
られる。
【0017】NVM(Non-Volatile Memory:不揮発性メ
モリ)130は、例えばEEPROMなどであり、この
画像形成装置の各種設定情報を記憶する。本実施形態と
の関連で言えば、このNVM130には、デフォルト設
定情報132及び可読性判定基準情報134が記憶され
る。デフォルト設定情報132は、当該画像形成装置の
各種設定情報について、ユーザから明示的な指定がない
場合に用いられる値である。可読性判定基準情報134
は、1ページの用紙にNページの原稿を並べて印刷する
N−upモードなどで、原稿画像が縮小して印刷される
場合に、縮小印刷された画像の可読性(読めるか否か)
を判定する際の判定基準を示す情報である。これらデフ
ォルト設定情報132及び可読性判定基準情報134の
具体例については、後に改めて説明する。
【0018】I/Oポート200は、CPU100と当
該画像形成装置内の入出力デバイスとのインタフェース
となるポートである。このI/Oポート200には、I
IT(Image Input Terminal)202、ADF(Auto Doc
ument Feeder)204、IOT(Image Output Termina
l)206、LANコントローラ208、タッチパネル2
10などの入出力デバイスが接続される。IIT202
は、原稿を光学的に読み取って電子的な画像データを生
成する装置である。ADF204は、セットされた複数
枚の原稿を1枚ずつIIT202に給送する装置であ
る。IOT206は、画像データを用紙に画像形成(印
刷)する装置である。LANコントローラ208は、L
AN(ローカルエリアネットワーク)に接続されてお
り、このLAN上のコンピュータ等との通信処理を実行
する。タッチパネル210は、この画像形成装置のユー
ザインタフェース手段であり、液晶ディスプレイと、こ
の液晶ディスプレイに対してユーザがタッチした位置を
検出する機構(例えば感圧機構など)を含んでいる。タ
ッチパネル210は、CPU100で実行される制御プ
ログラムが生成したGUI(グラフィカルユーザインタ
フェース)画面を液晶ディスプレイに表示し、そのディ
スプレイに対するユーザのタッチ位置を検出して制御プ
ログラムに渡す。制御プログラムは、そのタッチ位置の
情報からユーザの入力内容を解釈する。ここでは、UI
装置としてタッチパネル210を例示したが、画像形成
装置の操作パネル部には、この他にもコピースタートを
指示するスタートボタンなど、各種の機械的な操作ボタ
ンが設けられる。
【0019】以上に例示した画像形成装置は、コピー
機、ネットワークスキャナ及びネットワークプリンタの
機能を搭載したディジタル複合機である。この装置をコ
ピー機として利用する場合には、ユーザはIIT202
のプラテン又はADF204に原稿をセットし、コピー
スタートボタンを押下すればよい。これにより、IIT
202が原稿を読み取る。読み取られた原稿画像は、R
AM120に蓄積され、CPU100で実行される制御
プログラムによりユーザの指示に応じた各種の画像処理
(例えば拡大・縮小、画像回転、N−upのための画像
合成など)を施され、IOT206により用紙に印刷さ
れる。また、この装置をネットワークプリンタとして利
用する場合、ユーザはLAN上のコンピュータで、この
画像形成装置を出力先として印刷指示を行う。これによ
りそのコンピュータからページ記述言語で記述された印
刷データが画像形成装置に送られる。画像形成装置は、
LANコントローラ208を介してその印刷データを受
け取り、制御プログラムによりその印刷データをIOT
206で処理可能な画像データの形に変換し、IOT2
06により用紙に印刷する。
【0020】以上、本実施形態の制御方法が適用される
画像形成装置の構成を説明した。なお、ここでは画像形
成装置がディジタル複合機である場合を例に説明した
が、以下の詳細な説明から明らかなように、本発明に係
る制御はディジタル複合機だけでなく、コピー機能しか
持たないデジタル複写機にも適用可能である。
【0021】次に図2を参照して、NVM130に格納
されるデフォルト設定情報132のデータ内容の具体例
を説明する。この例は、ADF(自動原稿送り装置)2
04を使用したとき(すなわちADF204に原稿をセ
ットしてコピーするとき)のデフォルト設定情報を示
し、設定項目として「用紙サイズ」、「N−up」、
「両面」の3つが例示されている。
【0022】項目「用紙サイズ」は、画像が印刷される
用紙のサイズであり、デフォルト値はこの画像形成装置
が備える用紙トレイ群の用紙サイズから選ぶことができ
る。この例ではデフォルト値として「A4」が設定され
ている。
【0023】項目「N−up」は、何ページの原稿の画
像を1ページの用紙に印刷するかについての設定であ
り、例えば「2−up」(原稿2ページを用紙1ページ
に並べて印刷)、「4−up」(原稿4ページを用紙1
ページに並べて印刷)、「しない」(原稿1ページを用
紙1ページに印刷)、の3種類から選択することができ
る。これは4−upまで可能な機種の場合であり、2−
upまでしかできない機種であれば選択範囲は「2−u
p」又は「しない」に限られる。また、2−up、4−
up以外のN−up印刷が可能な機種の場合は、それら
可能なN−upモードも選択範囲に入る。図2の例では
項目「N−up」のデフォルト値は「2−up」に設定
されている。
【0024】項目「両面」は、両面印刷(コピー)を行
うか否かについての設定であり、図2の例ではデフォル
ト値として「あり」(すなわち両面印刷を行う)に設定
されている。
【0025】図2に例示したデフォルト設定(2−u
p、両面)がなされている場合、図3に示すように、A
4サイズ縦(LEF:Long-Edge Feed)4ページ分の原稿1
50A,150B,150C,150Dが、1枚のA4
用紙の表面160a及び裏面160bに対してそれぞれ
2ページずつ左右に並べた形態で印刷される。したがっ
て、このデフォルト設定では、4ページの原稿が1枚の
用紙に印刷されることになり、紙資源の節約が実現でき
る。
【0026】このデフォルト設定情報132は、ユーザ
がADF204に原稿をセットし、コピースタートボタ
ンを押下した場合に制御プログラムから参照される。デ
フォルト設定情報132のうち、タッチパネル210等
からユーザが明示的に設定値を入力した項目について
は、その入力値がデフォルト値に優先して使用される。
【0027】次に、図4を参照して、可読性判定基準情
報134の具体例を説明する。この例では、可読性判定
情報134として、「最小文字サイズ」と「最小文字間
隔」が登録されている。「最小文字サイズ」は、用紙に
印刷した画像を「可読性OK(読める)」と判定する場
合の最小の文字サイズであり、図4の例では5ポイント
と設定されている。形成される画像の中の文字がこの最
小文字サイズより小さくなると、形成される文字がつぶ
れて読めなくなるなどの可能性が高くなる。すなわち、
この例の場合、N−up印刷により、用紙に印刷される
文字サイズが5ポイント未満になると、制御プログラム
は「可読性NG(不十分)」と判定する。また、「最小
文字間隔」は、用紙に印刷した画像を「可読性OK」と
判定する場合の最小の文字間隔であり、図4の例では
0.1mmと設定されている。すなわち、この場合、N
−up印刷により、用紙に印刷される文字同士の間隔が
0.1mm未満になると、制御プログラムは「可読性不
十分」と判定する。したがって、この例では、用紙に印
刷される文字のサイズが5ポイント以上かつ文字間隔が
0.1mm以上の場合に「可読性十分」と判定され、そ
れ以外の場合は「可読性不十分」と判定される。もちろ
ん判定基準はこのようなものに限られるわけではなく、
例えば「最小文字サイズ」のみを判定基準とするような
態様も好適である。
【0028】画像形成装置の制御プログラムは、NVM
130に記憶されるこれらデフォルト設定情報132及
び可読性判定基準情報134の設定変更のためのユーザ
インタフェースを提供する。このユーザインタフェース
は、例えばGUI画面としてタッチパネル210やLA
N上のコンピュータに表示される。このユーザインタフ
ェースにはパスワード等による保護が施されており、例
えばこの画像形成装置の保守サービスを請け負うサービ
スマンや、この画像形成装置が設置されたオフィスのシ
ステム管理者など、予め定められた人しか、その設定変
更ができないようになっている。ただしこれは一例であ
り、パスワード等による保護を行わず、誰でもその設定
変更ができるようにしてももちろんよい。いずれにして
も、この画像形成装置は、設置される現場の状況や要望
に応じて、デフォルト設定情報132や可読性判定基準
情報134の設定内容を変更することができる。
【0029】次に、図5を参照して、この画像形成装置
の制御の流れを説明する。この制御は、CPU100で
実行される制御プログラムにより行われる。
【0030】まず、コピースタートボタンが押下される
などにより、ユーザから画像形成処理の開始が指示され
ると、制御プログラムは、その時点での設定情報を取得
する(S100)。このとき、タッチパネル210等か
らユーザによって明示的に入力されていない設定項目に
ついては、NVM130のデフォルト設定情報132が
参照される。例えば、ユーザがADF204に原稿をセ
ットし、タッチパネル210等から設定情報の入力を行
わずにコピースタートボタンを押下した場合は、図2に
示したADF使用時のデフォルト設定情報132が参照
される。
【0031】次に制御プログラムは、その設定情報にお
いてN−upが選択されているか否かを判定する(S1
20)。
【0032】N−upが選択されていなければ、次に両
面印刷が選択されているかどうかを判定する(S14
0)。ここで両面印刷が選択されていなければ、制御プ
ログラムは、画像形成装置の動作モードを片面印刷モー
ド(用紙の表面のみに印刷するモード)に設定し(S1
42)、ADF204上の原稿がなくなるまで、原稿を
読み取って用紙上に画像形成する(S144,S14
6)。これにより、原稿が1ページずつ、各用紙の表面
に画像形成されていく。なお、片面印刷モードを明示的
に設定する必要がない画像形成装置では、このステップ
S142の設定は不要である(後述のS162も同
様)。また、ステップS140で両面印刷が選択されて
いると判定された場合は、制御プログラムは動作モード
を両面印刷モードに設定し(S152)、ADF204
上の原稿がなくなるまで、原稿を読み取って用紙上に画
像形成する(S154,S156)。これにより、用紙
の表裏面に原稿が1ページずつ印刷されていく。
【0033】ステップS120でN−upが選択されて
いると判定された場合、更に両面印刷が選択されている
かどうかを判定する(S160)。両面印刷が選択され
ていない場合、制御プログラムは画像形成装置の動作モ
ードをまず片面印刷モードに設定した上で(S16
2)、N−up設定制御処理を実行する(S164)。
このN−up設定制御処理は、N−up印刷モードを設
定するか否かの制御を行う処理であり、この詳細な手順
を図6に示す。
【0034】この処理では、制御プログラムは、まずN
ページ分(N−up処理により用紙1ページに印刷する
ことになる原稿のページ数)の原稿の画像を取得する
(S200)。これは、例えばADF204を動作させ
て原稿をNページ分IIT202に送り、読取を行わせ
ればよい。いわゆる「先読み」(用紙への画像形成を開
始する前に全ての原稿を読み取ってその画像を蓄積する
処理)を行っている場合は、ステップS200では蓄積
した原稿画像の未画像形成分の先頭からNページ分を取
得すればよい。そして、制御プログラムは、このNペー
ジの原稿画像を解析して、N−up印刷を行った場合の
印刷結果の可読性を判定する(S210)。
【0035】この可読性判定処理の一例の手順を図7に
示す。この例は、原稿中の文字に着目し、この文字がN
−upにより読めないほど小さくなるかどうかを判定す
ることにより、N−up印刷結果の可読性を評価する。
この処理では、まずNVM130の可読性判定基準情報
134の最小文字サイズの値を、判定のしきい値として
読み出す(S211)。そして、ステップS200で取
得したNページの原稿画像について、文字サイズ認識処
理を実行する(S212)。この文字サイズ認識処理
は、例えばOCR(光学文字認識)技術を利用して実現
することができる。すなわち例えば、文字切り出し(セ
グメンテーション)技術で原稿画像中から文字を切り出
し、この文字の縦横の画素数をカウントするなどによ
り、文字サイズを求めることができる。この文字サイズ
認識処理で異なる複数の文字サイズが認識された場合
は、その中で最小の文字サイズを当該原稿の文字サイズ
とする。このようにして、ステップS200で取得した
Nページの原稿の中で最小の文字サイズを求める。な
お、原稿画像全体について文字切り出しなどの処理を行
うとかなりの時間が要する場合もあるので、そのような
場合には原稿画像中のいくつかの範囲(1つでも複数で
もよい)を検査範囲として予め競って押しておき、その
範囲のみについて文字サイズ認識処理を行うようにする
ことが好適である。
【0036】原稿画像の文字サイズが求められると、こ
れをもとに、N−upで印刷した場合の最小文字サイズ
を計算する(S213)。この計算では、用紙サイズと
N−upのNの値から、原稿1ページが用紙に印刷され
るときのサイズを求めることができるので、これと原稿
サイズとの比を計算することで、N−up印刷時の原稿
の縮小率が計算できる。この縮小率を原稿の文字サイズ
に乗算することで、N−up印刷時の文字サイズが求め
られる。制御プログラムは、このN−up印刷時の文字
サイズが、ステップS211で読み出したしきい値
(「最小文字サイズ」)以上か否かを判定し(S21
4)、その文字サイズがしきい値以上であれば可読性O
K(可読性十分)と判定し(S216)、しきい値以下
であれば可読性NG(可読性不十分)と判定する(S2
18)。
【0037】このステップS210の判定で可読性OK
(可読性十分)と判定した場合には(S220の判定結
果がY)、制御プログラムは、ステップS100で取得
した設定情報のN−up設定に従って、N−upモード
を設定する(S230)。すなわち、例えば設定情報に
2−upが登録されていた場合動作モードを2−upに
設定し、設定情報が4−upの場合は動作モードを4−
upに設定する。このN−upのモードは、前述の片面
/両面印刷のモードと両立し、例えばステップS162
で片面モードに設定され、ステップS230で2−up
モードに設定された場合は、用紙の表面に2−upで画
像形成が行われることになる。なお、ステップS220
で可読性NG(不十分)と判定された場合(判定結果が
N)は、N−upモードの設定を行わずにこのN−up
設定制御処理(S164)の処理を終了する。
【0038】N−up設定制御処理(S164)が終わ
ると、制御プログラムは、その時点で設定されている動
作モードに従ってIOT206等を制御して、用紙への
画像形成処理を実行する(S166)。この場合、N−
up設定制御処理(S164)でN−upモードが設定
されていれば、片面印刷モードにて、S200で取得し
たNページ分の画像が用紙1ページに画像形成される。
また、ステップS164でN−upが設定されなけれ
ば、単なる片面印刷処理(原稿1ページが用紙1ページ
に複写される)がNページ分実行される。そして、原稿
の最後のページまで画像形成が済んだかどうかを判定し
(S168)、済んでいなければステップS164に戻
って次のNページについて同様の処理(S164及びS
166)を実行する。
【0039】以上のステップS162〜S168が、片
面かつN−upモードが選択された場合の画像形成処理
である。
【0040】なお、この処理では、ステップS220で
可読性が不十分と判定された場合に、ステップS200
で取得したNページの原稿をすべて1ページずつ(非N
−upで)別の用紙に画像形成するようにした。しかし
この処理では、原稿Nページのうち1ページだけ文字が
小さく、残りのページはN−up印刷しても文字が読め
るほど文字が大きい場合でも、Nページ全てが別々の用
紙に印刷されてしまう。これを避けて更なる省資源を実
現する制御として、次のような制御を行うことも好適で
ある。この制御では、原稿Nページの各ページごとに、
可読性判定処理(S210)を実行し、可読性NGと判
定されたページがあれば、その中で最後のページを求
め、その最後のページまでについては、原稿1ページを
用紙1ページに印刷する。そして、その次の原稿ページ
を起点としてN−up制御処理(S164)以下の処理
を実行する。このような制御によれば、より多くの原稿
ページをN−upで印刷することができ、用紙資源の節
約を計ることができる。
【0041】さて、ステップS160で両面印刷が選択
されていると判定した場合、制御プログラムは、画像形
成装置の動作モードをまず両面印刷モードに設定した上
で(S172)、N−up設定制御処理を実行する(S
174)。
【0042】ここで、このステップS174の処理内容
は、基本的に、片面モードの場合のN−up設定制御処
理(S164)と同様でよい。ただし、ここでは両面印
刷を行うので、ステップS174ではそのうちの片面分
のNページについてN−up印刷で可読性がOKかどう
かを判定する。可読性OKであれば、その片面分をN−
upで用紙の表面に画像形成する(S176)。そし
て、次のNページについても同様の判定を行い、可読性
OKであれば、その用紙の裏面にN−upで画像形成を
行う(S176)。これにより、N−upの両面印刷が
行われる。
【0043】一方、可読性判定(S210)で可読性が
NGと判定されれば、そのNページの原稿を用紙の表と
裏に1ページずつ(すなわち非N−upで)両面印刷で
画像形成していく(S176)。もちろんこの場合も、
片面モードの場合と同様、Nページのうちで可読性がN
Gとなるページを求め、その最後のページまでを非N−
upで1ページずつ両面印刷し、その次のページからN
−up設定制御処理(S174)を実行するようにする
ことも好適である。
【0044】このような処理を原稿の最後のページの画
像形成が終わるまで繰り返す(S178)。以上のステ
ップS172〜S178が、両面かつN−upモードが
選択された場合の画像形成処理である。
【0045】以上説明した制御処理によれば、原稿か
ら、N−upで印刷すると文字が読めなくなる可能性の
高いページを自動的に検出し、そのページについてはN
−up印刷を行わないようにすることができる。この制
御によれば、読めないページを印刷してしまう可能性を
低減でき、用紙等の資源の無駄を減らすことができる。
【0046】以上説明した実施の形態はあくまで一例に
すぎず、本発明の範囲内で様々な変更が可能である。
【0047】例えば、上記の例では、N−up時の可読
性判定のために、原稿画像から文字を切り出して文字サ
イズを認識したが、この代わりに、予め原稿の各ページ
にそのページの文字サイズを示す情報(文字サイズ表示
情報と呼ぶ)を印刷しておき、画像形成装置で複写する
際に、原稿画像からその文字サイズ表示情報を抽出する
構成とすることもできる。例えば、文字サイズ表示情報
は、可視の数字やコード(バーコードやグリフコードな
ど)として原稿ページに組み込むことができる。また、
ウォータマーキング技術を利用すれば、原稿自体の画像
情報をほとんど邪魔することなく、文字サイズ表示情報
を埋め込むことができる。
【0048】また上記の例では、文字サイズに着目して
N−up時の可読性判定を行ったが、更に文字間隔を考
慮して判定することも好適である。この場合、文字サイ
ズ認識の場合と同様、原稿画像から文字を切り出し、隣
接文字同士の間の画素数を計数するなどにより文字間隔
を計測することができる。この文字間隔に、N−up印
刷の場合の画像の縮小率をかけることで、N−up印刷
時の文字間隔を計算することができ、これを可読性判定
基準情報134の最小文字間隔と比較することで、N−
up時の可読性を判定する。
【0049】ここで、一般には、文字サイズが十分大き
ければ、文字間隔が多少狭くても文字が読める場合が多
い。したがって、文字サイズに関する可読性条件の方
が、文字間隔に関する可読性条件よりも重要である場合
が多い。そこで、可読性の判定規則として、例えば、N
−up時の文字サイズがA未満であれば文字間隔によら
ず可読性NGとし、文字サイズがA以上B未満(A<
B)であれば文字間隔が最小文字間隔以上の場合に限っ
て可読性OKとし、文字サイズがB以上であれば文字間
隔によらず可読性OKとする、などの規則も考えられ
る。
【0050】また文字サイズや文字間隔などによる判定
の代わりに、原稿自体がN−up印刷されたものかどう
かを調べ、これに基づいてその原稿をN−up印刷した
ときの可読性を判定することもできる。すなわち、原稿
自体がN−up印刷で作成されている場合、その原稿の
文字その他の画像は既に小さくなっていることが多いの
で、この原稿を更にN−up印刷すると可読性が損なわ
れる可能性が高い。そこで、原稿のページがN−upと
判断された場合、そのページについてはN−up印刷を
行わないという制御が考えられる。もちろんこれは非常
に単純な制御であり、もっときめ細かい制御を行うこと
ももちろん可能である。図8に示した手順は、このよう
なきめ細かい制御処理の一例である。
【0051】図8の処理は、N−up設定制御(S16
4,S174)の可読性判定処理(S210)の処理の
一種である。
【0052】この処理では、まずステップS200で読
み出したNページ分の原稿画像の各々について、N−u
pか否かを判定するためのレイアウト認識処理を実行す
る(S311)。この処理では、原稿画像中にN−up
の特徴となる部分が含まれているかどうかを判断する。
例えば図9に示すように、2−up原稿200では、該
原稿200の元になった元原稿のページが2ページ分並
べて示されるので、それら元原稿のページ同士の境界と
なる空白部210が、原稿200のページの長手方向の
中央部に、該ページを2分して形成されることになる。
したがって、原稿画像において、ページの長手方向中央
部に、該ページの短手方向全体にわたって所定幅以上の
空白部210があることを検知した場合、該原稿が2−
upであると判定することができる。同様に、4−up
原稿300の場合、図10に示すように、ページの長手
方向及び短手方向各々の中央部に空白部310が存在
し、全体としてページが空白部310により十字型に区
切られている。したがって、そのような原稿画像から十
字型の空白部を検出した場合には、その原稿は4−up
であると判定できる。またこの他、図9に示したよう
に、2−up原稿200の元原稿がページごとに枠22
0で囲まれている場合もよくあり、このような場合に
は、読み取った原稿画像にそのような枠がいくつか存在
するかを調べることで、その原稿が非N−upか、2−
upか、4−upか、・・・を判定することができる。
同様に、原稿には、1ページずつページ番号や文書タイ
トルなどのヘッダ及び/又はフッタが表示される場合も
多いので、原稿画像においてそのようなヘッダやフッタ
の数を調べることで、その原稿が非N−upか、2−u
pか、4−upか、・・・を判定することができる。こ
の場合、2−upの場合、4−upの場合などのそれぞ
れの場合において、原稿画像中でヘッダやフッタの存在
する範囲はある程度限られているので、その範囲の画像
を調べるようにすればよい。
【0053】このようにしてNページ分の原稿のレイア
ウト認識が終わると、制御プログラムは、その中にN−
up(このNは前述の「Nページ分」のNと等しくなく
ても当然よい)のページがあるかどうかを判定し(S3
12)、それら全てのページが非N−upであれば、上
述した文字サイズ等に基づく可読性の判定処理を実行す
る(S313)。一方、ステップS312で1ページで
もN−upの原稿があったと判定された場合、制御プロ
グラムはNVM(不揮発性メモリ)130から、原稿の
レイアウトに関する可読性判定基準情報134を読み出
す(S314)。
【0054】この可読性判定基準は、例えば、「原稿が
4−upであればその原稿に対するN−up印刷は行わ
ず、原稿が非N−up又は2−upであればN−up印
刷を認める」、などの比較的簡単な基準も考えられる
が、ここでは原稿の縮小も考慮したより緻密な判定を行
う。すなわち、ここでは、原稿のレイアウト種類(何−
upか)に応じ、その原稿の縮小を認める許容限度を定
めておき、その原稿をN−up印刷したときの該原稿の
縮小がその許容限度以内であればN−up印刷を認め、
そうでなければN−up印刷を行わないようにする。図
11は、可読性判断基準情報134として、各原稿レイ
アウトごとに、そのような縮小の許容限度を登録した例
である。この図の例では、縮小の許容限度が、許容する
最小倍率(拡大率)の形で設定されている。一般に4−
up原稿の方が2−up原稿よりも、原稿自体の文字・
画像が小さいと考えられるので、4−up原稿の方が縮
小の判断が厳しくなる。図11の例では、2−up原稿
については倍率70%(面積1/2)までの縮小を認め
るのに対し、4−up原稿は縮小を認めていない。
【0055】次に制御プログラムは、その原稿を、S1
00の設定情報に指定されたN−upモードで印刷する
場合の、該原稿の縮小率(倍率と等価)を計算する(S
315)。これは、原稿のサイズと用紙サイズ、及びN
−upモードの「N」の値から計算することができる。
そして、計算した縮小率が、可読性判断基準情報134
における許容限度以内かどうかを判定し(S316)、
許容限度以内であれば可読性OKと判定し(S31
7)、そうでなければ可読性NGと判定する(S31
8)。
【0056】以上が、可読性判定手法の変形例である。
【0057】また、上記実施形態では、ステップS21
0の可読性判定処理で可読性NGと判定された場合に
は、そのページについてはN−up印刷を行わないよう
にしたが、この代わりに可読性NGと判断された場合の
処置についてユーザに判断を求める構成とすることもで
きる。この場合のN−up設定制御処理(S164及び
S174)の手順の例を図12に示す。この手順におい
て、図6に示した手順のステップと同様の処理を行うス
テップについては、同一の符号を付してその説明を省略
する。
【0058】この図12の処理手順では、ステップS2
20で、N−up印刷結果の可読性がNGであると判定
された場合、制御プログラムは、画像形成処理を中断
し、タッチパネル210に対し、このままN−upで処
理すると文字や画像が読めなくなる可能性がある旨のメ
ッセージと、N−upでの処理を続行するかどうかを入
力するためのGUIボタン等を表示する(S222)。
そして、このGUIに対するユーザの入力がN−up続
行指示か否かを判定し(S224)、続行指示であれば
画像形成装置の動作モードにN−upモードを設定し
(S230)、続行指示でなければN−upモードは設
定せずに処理を終了する。この制御によれば、よりユー
ザの希望に沿った画像形成処理が実現できる。
【0059】また、上記実施形態では、N−upでは可
読性が不十分と判定された場合、すぐにそれらのページ
を非N−upで印刷するようにしたが、もっと段階的な
制御を行うことも可能である。例えば4−upが指定さ
れている場合において、4−upでは可読性が不十分と
判定された場合、2−upでの可読性を判定し、2−u
pで可読性が十分と判定されたら、それらのページにつ
いては2−upで印刷する。このような段階的な制御に
より、資源をより節約することができる。
【0060】また、上記実施形態ではN−up印刷時の
文字サイズや文字間隔を計算し、それを所定のしきい値
と比較することで、N−up印刷結果の可読性を判定し
た。これは、サイズが様々に異なる原稿に対して統一的
に利用できる制御手順として優れている。しかし、画像
形成装置の中には、デフォルト設定のN−upモードを
実行する原稿のサイズが1種類に限定されているものも
多い。このような装置では、N−up処理の場合の原稿
サイズが決まっているので、原稿の文字サイズとN−u
p印刷後の文字サイズとは一対一に対応する。したがっ
て、原稿での文字サイズや文字間隔に対してしきい値を
定めておき、原稿画像から読み取った文字サイズ等をそ
のしきい値と直接比較して、N−up時の可読性を判定
することもできる。
【0061】また上記実施形態では、用紙への画像形成
処理を行う際に、Nページずつ原稿を調べてN−up印
刷を行ってよいかどうかを判定した。これに対し、画像
形成装置が、原稿の先読み機能を備える場合、先読み処
理時(すなわち実際に用紙に画像形成を始める前)に、
原稿のすべてのページについて上記のようなN−up時
の可読性判定を済ませてしまうことも可能である。この
場合、その判定に従ってどのページをN−upで画像形
成し、どのページを1ページずつ画像形成するかを予め
スケジューリングしておき、実際に画像形成を行うとき
には、そのスケジュールに従って用紙に画像形成を行え
ばよい。
【0062】また、上記実施形態では、ADF204に
セットされた原稿を複写する場合を例にとって説明した
が、LAN等を介して入力される印刷データをN−up
で印刷する場合に、上記実施形態の制御を実行すること
も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像形成装置のハードウエア構
成の一例を示す図である。
【図2】 デフォルト設定情報のデータ内容の一例を示
す図である。
【図3】 2−up、両面印刷が指定されているときの
原稿とコピー結果との関係を説明するための図である。
【図4】 可読性判定基準情報のデータ内容の一例を示
す図である。
【図5】 本発明に係る画像形成装置の画像形成処理の
手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】 N−up設定制御処理の詳細な手順の一例を
示すフローチャートである。
【図7】 可読性判定処理の詳細な手順の一例を示すフ
ローチャートである。
【図8】 可読性判定処理の詳細な手順の別の例を示す
フローチャートである。
【図9】 2−up原稿の特徴を説明するための図であ
る。
【図10】 4−up原稿の特徴を説明するための図で
ある。
【図11】 可読性判定基準情報のデータ内容の別の例
を示す図である。
【図12】 N−up設定制御処理の詳細な手順の別の
例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 CPU、110 ROM、120 RAM、1
30 NVM(不揮発性メモリ)、132 デフォルト
設定情報、134 可読性判定基準情報、200 I/
Oポート、202 IIT(スキャナ)、204 AD
F(自動原稿送り装置)、206 IOT(プリン
タ)、208 LANコントローラ、210タッチパネ
ル。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙1ページに複数ページ分の原稿画像
    を並べて画像形成する複数画像形成モードを備える画像
    形成装置であって、 画像形成対象の原稿の可読性の指標となる可読指標情報
    を取得する可読指標取得手段と、 前記複数画像形成モードのために前記原稿の画像を縮小
    した場合の可読性が十分か否かを、画像形成に用いる用
    紙サイズと前記可読指標情報とに基づき判定する可読性
    判定手段と、 前記可読性判定手段により前記可読性が不十分と判定さ
    れた場合に、前記複数画像形成モードの画像形成処理を
    禁止する制御手段と、 を備える画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置であって、 前記制御手段は、前記可読性判定手段により前記可読性
    が不十分と判定された場合に、前記複数画像形成モード
    の画像形成処理を続行するか否かをユーザに問い合わ
    せ、これに対しユーザから続行指示を受けた場合には、
    前記複数画像形成モードの画像形成処理を続行すること
    を特徴とする装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の画像形成装置であっ
    て、 前記可読指標情報は、前記原稿の文字サイズの情報であ
    り、 前記可読性判定手段は、前記原稿の文字サイズと前記用
    紙サイズとに基づき、前記複数画像形成モードで前記原
    稿画像を画像形成したときの文字サイズを計算し、この
    文字サイズが所定のしきい値より小さい場合に可読性が
    不十分と判定する、 ことを特徴とする装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の画像形成装置であっ
    て、 前記可読指標取得手段は、光学的に読み取った前記原稿
    の画像に含まれる文字の文字サイズを計測し、この計測
    により求めた前記原稿の文字サイズを前記可読指標情報
    として用いることを特徴とする装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の画像形成装置であっ
    て、 前記可読指標取得手段は、光学的に読み取った前記原稿
    の画像から前記原稿に埋め込まれた文字サイズ表示情報
    を抽出し、この文字サイズ表示情報から求めた前記原稿
    の文字サイズを前記可読指標情報とすることを特徴とす
    る装置。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の画像形成装置であっ
    て、 前記しきい値の設定のためのユーザインタフェースを備
    える装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の画像形成装置であっ
    て、 前記可読指標情報は、前記原稿の文字間隔の情報であ
    り、 前記可読性判定手段は、前記原稿の文字間隔と前記用紙
    サイズとに基づき、前記複数画像形成モードで前記原稿
    画像を画像形成したときの文字間隔を計算し、この文字
    間隔が所定のしきい値より小さい場合に可読性が不十分
    と判定する、ことを特徴とする装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の画像形成装置であって、 前記可読指標取得手段は、光学的に読み取った前記原稿
    の画像から、該原稿における文字間隔を計測し、この計
    測により求めた前記原稿の文字間隔を前記可読指標情報
    とすることを特徴とする装置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の画像形成装置であっ
    て、 前記可読指標取得手段は、光学的に読み取った前記原稿
    の画像から、該原稿の1ページが何ページ分の画像を並
    べて形成されたものであるかを求め、これを前記可読指
    標情報とすることを特徴とする装置。
  10. 【請求項10】 用紙1ページに複数ページ分の原稿画
    像を並べて画像形成する複数画像形成モードを備える画
    像形成装置において、前記複数画像形成モードが選択さ
    れている場合における該装置の制御方法であって、 画像形成対象の原稿の可読性の指標となる可読指標情報
    を取得し、 前記複数画像形成モードのために前記原稿の画像を縮小
    した場合の可読性が十分か否かを、画像形成に用いる用
    紙サイズと前記可読指標情報とに基づき判定し、 前記複数画像形成モードでの前記可読性が不十分と判定
    された場合に、前記複数画像形成モードの画像形成処理
    を中止する、 制御方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の制御方法であっ
    て、 前記可読指標情報は、前記原稿の文字サイズの情報であ
    り、 前記可読性が十分か否かの判定処理では、前記原稿の文
    字サイズと前記用紙サイズとに基づき、前記複数画像形
    成モードで前記原稿画像を画像形成したときの文字サイ
    ズを計算し、この文字サイズが所定のしきい値より小さ
    い場合に可読性が不十分と判定する、 ことを特徴とする制御方法。
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