JP2008160810A - 画像読取装置及び画像読取システム - Google Patents

画像読取装置及び画像読取システム Download PDF

Info

Publication number
JP2008160810A
JP2008160810A JP2007296697A JP2007296697A JP2008160810A JP 2008160810 A JP2008160810 A JP 2008160810A JP 2007296697 A JP2007296697 A JP 2007296697A JP 2007296697 A JP2007296697 A JP 2007296697A JP 2008160810 A JP2008160810 A JP 2008160810A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reading
document
condition
unit
specific
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007296697A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4973462B2 (ja
Inventor
Kazuhiko Sugiura
和彦 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2007296697A priority Critical patent/JP4973462B2/ja
Priority to EP07254632.8A priority patent/EP1927936B1/en
Priority to US11/947,316 priority patent/US8004728B2/en
Priority to CN2007101946720A priority patent/CN101193186B/zh
Publication of JP2008160810A publication Critical patent/JP2008160810A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4973462B2 publication Critical patent/JP4973462B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】読取条件に制限が存在する特定原稿に対応する読取条件で読み取ることが可能な画像読取装置及び画像読取システムを提供する。
【解決手段】CPU25は、原稿が読取条件に制限が存在する特定原稿であるか否かの判別を行い、原稿が特定原稿であると判別された場合には、その特定原稿に対応する読取条件の制限を守る読取条件に基づいてスキャナ部29による読み取りを実行させる。これにより、読取条件に制限が存在する特定原稿に対応する読取条件で読み取ることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像読取装置及び画像読取システムに関する。
近年では、民間企業に保存が義務付けられている税務や財務関連の文書・帳票等を、電子化された文書ファイルとして保存することが法的に認められている。また、紙の文書をスキャナで読み取った画像データについても、解像度、階調が基準以上であることなど、一定の読取条件を満たせば原本として認められる。これにより、紙文書の保管にかかるコストの削減などが期待されている。
また、特許文献1に記載の発明では、紙文書(原稿)から読み取られた画像データが、予め設定されている紙幣・証券類の特徴とマッチングした場合には、マッチングしない画像データに変換する技術が記載されている。つまり、ユーザが紙幣・証券類の特徴とマッチングしない読取条件で読み取りを行えば、紙幣や証券類の偽造を防止可能な適切な読取条件で読み取りを行うことができる。
特開平1−316783号公報
しかしながら、ユーザが紙文書の読み取りを行う際には、解像度や階調等の読取条件の設定を誤り、不適切な読取条件で読み取りを行うことがある。そのような場合には、ユーザがその場では誤りに気付かず、後にその画像データを使用する際に不備が発覚するといった事態を招くおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、読取条件に制限が存在する特定原稿に対応する読取条件で読み取ることが可能な画像読取装置及び画像読取システムを提供することを目的とする。また、第2の目的として、読取条件の設定ミスを低減することが可能な画像読取装置及び画像読取システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明に係る画像読取装置は、原稿の読み取りを行うことで画像データを取得する読取手段と、前記読取手段による読取条件に制限が存在する特定原稿に対応する読取条件を記憶する第1記憶手段と、前記取得された画像データに基づいて、原稿が前記特定原稿であるか否かの判別を行う判別手段と、前記判別手段により原稿が前記特定原稿であると判別された場合に、前記特定原稿に対応する読取条件を前記第1記憶手段から読み出し、その読み出した読取条件に従って前記読取手段による読み取りを実行させる制御手段と、を備える。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、ユーザが前記読取手段による第1の読取条件を設定するためのユーザ設定手段を備え、前記制御手段は、前記判別手段により原稿が前記特定原稿であると判別された場合に、前記特定原稿に対応する第2の読取条件を前記第1記憶手段から読み出し、その読み出した前記第2の読取条件に従って前記読取手段による読み取りを実行させ、前記判別手段により原稿が前記特定原稿でないと判別された場合に、前記ユーザ設定手段により設定された前記第1の読取条件に従って前記読取手段による読み取りを実行させる。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記制御手段は、前記第1の読取
条件が、各前記特定原稿に対応する読取条件の制限全てを守るための規定条件を満たす場合には、その第1の読取条件に従って前記読取手段により読み取りを実行させ、前記第1の読取条件が前記規定条件を満たさない場合には、前記判別手段の判別に基づいて前記読取手段による読み取りを実行させる。
請求項4の発明は、請求項2または請求項3に記載のものにおいて、前記ユーザ設定手段による前記第1の読取条件の設定には、解像度の設定が含まれ、前記制御手段は、前記判別手段により原稿が写真を含む前記特定原稿であると判別され、かつ前記第1の読取条件が前記写真を含む特定原稿に対応する読取条件の制限を守らない解像度であった場合には、前記写真を含む特定原稿に対応する読取条件の制限を守る解像度である第2の読取条件に従って前記読取手段による読み取りを実行させる。
請求項5の発明は、請求項2から請求項4のいずれか一項に記載のものにおいて、前記ユーザ設定手段による前記第1の読取条件の設定には、カラー及びモノクロの設定が含まれ、前記制御手段は、前記判別手段により原稿が前記特定原稿であると判別され、かつ前記第1の読取条件がモノクロの設定である場合に、カラーの設定である第2の読取条件に従って前記読取手段による読み取りを実行させる。
請求項6の発明は、請求項2から請求項5のいずれか一項に記載のものにおいて、前記判別手段により原稿が前記特定原稿であると判別された場合に、前記制御手段によって、前記読取手段による読み取りを、前記第2の読取条件に従って実行させるか、あるいは、前記第1の読取条件に従って実行させるかを選択する第1の選択手段を備える。
請求項7の発明は、請求項2から請求項6のいずれか一項に記載のものにおいて、前記判別手段により原稿が複数種類の前記特定原稿に該当すると判別された場合に、その中のいずれの前記特定原稿に対応する前記第2の読取条件に従って前記読取手段による読み取りを実行させるかを選択する第2の選択手段を備える。
請求項8の発明は、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のものにおいて、前記判別手段は、予め定められた初期の読取条件に従って前記読取手段が第1の読み取りを行うことで取得した画像データに基づいて判別を行う。
請求項9の発明は、請求項8に記載のものにおいて、前記判別手段は、前記読取手段の前記第1の読み取りによって取得された画像データにおける色分布に基づいて、判別を行う。
請求項10の発明は、請求項8または請求項9に記載のものにおいて、前記読取手段の前記第1の読み取りによって取得された画像データ中の文字・記号・図形を認識して取得する認識手段を備え、前記第1の読み取り時における読取条件の設定には、解像度の設定が含まれ、前記制御手段は、前記判別手段により原稿が文字・記号・図形を含む前記特定原稿であると判別され、かつ、前記認識手段により画像データ中の文字・記号・図形が取得できない場合には、前記第1の読み取り時の読取条件における解像度よりも高い解像度に設定された読取条件に従って前記読取手段による読み取りを実行させる。
請求項11の発明は、請求項10に記載のものにおいて、前記制御手段は、前記判別手段により原稿が文字・記号・図形を含む前記特定原稿であると判別され、かつ、前記認識手段により画像データ中の文字・記号・図形が取得できた場合には、前記読取手段による読み取りを終了する。
請求項12の発明は、請求項8に記載のものにおいて、前記読取手段の前記第1の読み
取りによって取得された画像データ中の文字・記号・図形を認識して取得する認識手段と、前記特定原稿に対応する文字・記号・図形の情報を記憶する第2記憶手段と、を備え、前記判別手段は、前記認識手段により取得された文字・記号・図形に前記第2記憶手段に記憶された前記情報と対応する文字・記号・図形が含まれている場合に原稿を前記特定原稿であると判別する。
請求項13の発明に係る画像読取システムは、互いに通信可能な画像読取装置と情報処理装置とを備え、前記画像読取装置は、読取条件に基づいて原稿の読み取りを行うことで画像データを取得する読取手段を備え、前記情報処理装置は、前記読取手段による読取条件に制限が存在する特定原稿に対応する読取条件を記憶する第1記憶手段と、予め定められた初期の読取条件に従って前記読取手段に原稿の読み取りを行わせ、前記取得された画像データに基づいて原稿が前記特定原稿であるか否かの判別を行う判別手段と、前記判別手段により原稿が前記特定原稿であると判別された場合に、前記特定原稿に対応する読取条件を前記第1記憶手段から読み出し、その読み出した読取条件に従って前記読取手段による読み取りを実行させる制御手段と、を備える。
請求項14の発明に係る画像読取装置は、原稿の読み取りを行うことで画像データを取得する読取手段と、ユーザが前記読取手段による読取条件を設定するためのユーザ設定手段と、前記読取手段による読取条件に制限が存在する特定原稿に対応する読取条件を記憶する記憶手段と、予め定められた初期の読取条件に従って前記読取手段に原稿の読み取りを行わせ、前記取得された画像データに基づいて原稿が前記特定原稿であるか否かの判別を行う判別手段と、前記判別手段により原稿が前記特定原稿であると判別された場合に、前記特定原稿に対応する読取条件を前記記憶手段から読み出し、前記ユーザ設定手段により設定された読取条件に代えて前記読み出された読取条件に従って前記読取手段による読み取りを実行させる制御手段と、を備える。
請求項15の発明は、請求項14に記載のものにおいて、前記判別手段は、前記初期の読取条件に従って前記読取手段により取得された画像データ中に、前記特定原稿に関係するキーワードが存在するか否かを判別することにより、原稿が前記特定原稿か否かを判別する。
請求項16の発明は、請求項14に記載のものにおいて、前記判別手段は、前記初期の読取条件に従って前記読取手段により取得された画像データ中に、前記特定原稿に関係する自然画像が存在するか否かを判別することにより、原稿が前記特定原稿か否かを判別する。
請求項17の発明は、請求項14に記載のものにおいて、前記判別手段は、前記初期の読取条件に従って前記読取手段により取得された画像データ中に、前記特定原稿に関係する透かしパターンが存在するか否かを判別することにより、原稿が前記特定原稿か否かを判別する。
請求項18の発明は、請求項14に記載のものにおいて、前記判別手段は、前記初期の読取条件に従って前記読取手段により取得された画像データ中に、前記特定原稿に関係するバーコードが存在するか否かを判別することにより、原稿が前記特定原稿か否かを判別する。
請求項19の発明は、請求項14に記載のものにおいて、前記判別手段は、前記初期の読取条件に従って前記読取手段により取得された画像データが、前記特定原稿に関係する磁気マップ情報であるか否かを判別することにより、原稿が前記特定原稿か否かを判別する。
請求項20の発明に係る画像読取システムは、互いに通信可能な画像読取装置と情報処理装置とを備え、前記画像読取装置は、原稿の読み取りを行うことで画像データを取得する読取手段を備え、前記情報処理装置は、ユーザが前記読取手段による読取条件を設定するためのユーザ設定手段と、前記読取手段による読取条件に制限が存在する特定原稿に対応する読取条件を記憶する記憶手段と、予め定められた初期の読取条件に従って前記読取手段に原稿の読み取りを行わせ、前記取得された画像データに基づいて原稿が前記特定原稿であるか否かの判別を行う判別手段と、前記判別手段により原稿が前記特定原稿であると判別された場合に、前記特定原稿に対応する読取条件を前記記憶手段から読み出し、前記ユーザ設定手段により設定された読取条件に代えて前記読み出された読取条件に従って前記読取手段による読み取りを実行させる制御手段と、を備える。
<請求項1及び請求項13の発明>
読取条件に制限が存在する特定原稿であると判別された場合には、その特定原稿に対応する読取条件で読み取ることができる。
<請求項2の発明>
特定原稿の読み取りを行う際に、その特定原稿に対して適切でない第1の読取条件がユーザにより設定されていた場合でも、その特定原稿に対応する第2の読取条件に基づいて読み取りが行われるため、読取条件の設定ミスを低減することができる。
<請求項3の発明>
第1の読取条件が規定条件を満たす場合は、第1の読取条件にて読み取りを行う。この場合、判別手段による判別処理を省略することができるため、処理を短時間で行うことができる。
<請求項4の発明>
原稿に写真が含まれる場合には、読取条件を規定以上の解像度に設定することで、写真が低解像度で読み取られるミスを防ぐことができる。
<請求項5の発明>
カラーで読み取るべき原稿を誤ってモノクロで読み取るミスを防ぐことができる。
<請求項6の発明>
原稿が特定原稿であると判別された場合に、読取条件を変更するかしないかを選択することができるため、ユーザの要望に柔軟に対応することができる。
<請求項7の発明>
特定原稿として該当するものが複数あった場合に、どの特定原稿に対応する読取条件で読み取りを行うかを選択することができる。これにより、ユーザの要望に柔軟に対応することができる。
<請求項8の発明>
第1の読み取りにより予め定められた初期の読取条件に従って取得された画像データに基づいて原稿が特定原稿であるか否かの判別を行うため、毎回同じ読取条件で読み取られた画像データに基づく判別が可能となる。
<請求項9の発明>
画像データにおける色分布を調べることにより、例えばその画像データに自然画像が含
まれるか等を判別することが可能となる。
<請求項10の発明>
第1の読み取りによって得られた画像データの文字・記号・図形が認識できない場合には、解像度を高めて再度読み取りを行う。これにより、画像データから文字・記号・図形が読み取れない事態を防ぐことができる。
<請求項11の発明>
第1の読み取りを第1の読取条件と異なる第2の読取条件に基づいて行い、得られた画像データの文字・記号・図形が認識できた場合には、そのまま読み取りを終了する。これにより、読み取りを行う回数を省略することができる。
<請求項12の発明>
画像データから読み取った文字・記号・図形に基づいて判別を行うため、原稿の内容に基づいた判別が可能となる。
<請求項14及び請求項20の発明>
特定原稿の読み取りを行う際に、その特定原稿に対して適切でない読取条件がユーザにより設定されていた場合でも、その特定原稿に対応する読取条件に基づいて読み取りが行われるため、読取条件の設定ミスを低減することができる。
<請求項15の発明>
特定原稿に関係するキーワードが存在するか否かを判別することにより、その特定原稿に対応する読取条件に基づいて読み取りが行われるため、読取条件の設定ミスを低減することができる。
<請求項16の発明>
特定原稿に関係する自然画像が存在するか否かを判別することにより、その特定原稿に対応する読取条件に基づいて読み取りが行われるため、読取条件の設定ミスを低減することができる。
<請求項17の発明>
特定原稿に関係するキーワードが存在するか否かを判別することにより、その特定原稿に対応する読取条件に基づいて読み取りが行われるため、読取条件の設定ミスを低減することができる。
<請求項18及び請求項19の発明>
特定原稿に関係するバーコードまたは磁気マップが存在するかを判別することにより、その特定原稿に対応する読取条件に基づいて読み取りが自動的に行われるため、読取条件の設定ミスを低減することができる。
<実施形態1>
次に本発明の実施形態1について図1から図4を参照して説明する。
(全体構成)
図1は、本実施形態のプリンタ20(画像読取装置の一例)と、このプリンタ20とLANなどの通信回線30を介して接続されたコンピュータ10(情報処理装置の一例)とから構成される画像読取システムの構成を示すブロック図である。
コンピュータ10は、キーボードやマウスなどの外部からの入力操作を受け付ける操作部11、液晶ディスプレイ等の表示部12、ROM13、RAM14、CPU15、ハードディスク16、通信回線30に接続されるネットワークインターフェイス17等を備えて構成されている。ハードディスク16には、プリンタドライバやその他のアプリケーションソフト等が記憶されており、CPU15は、上記操作部11からの実行指令に基づきプリンタドライバ等をハードディスク16から読み出して実行する。
プリンタ20は、各種のキー等からなる操作部21(ユーザ設定手段、第1の選択手段、第2の選択手段の一例)、被記録媒体としての用紙への印刷を行う印刷部22、ROM23(記憶手段、第1記憶手段、第2記憶手段の一例)、RAM24(第1記憶手段の一例)、CPU25、NVRAM(不揮発性メモリ)26、液晶ディスプレイ等の表示部27、ネットワークインターフェイス28(ユーザ設定手段の一例)、スキャナ部29等を備えて構成されている。CPU25(判別手段、制御手段、認識手段の一例)は、ROM23に記憶されたプログラムに従って、その処理結果をRAM24やNVRAM26に記憶させながら各部の制御を行う。スキャナ部29(読取手段の一例)は、セットされた原稿を読み取り、画像データを出力する。ネットワークインターフェイス28は、通信回線30に接続されており、これを介して外部からの後述する読み取り指令や読取条件の設定値等の入力や、外部への画像データの送信等が行われる。
(スキャン処理)
次にプリンタ20にて実行されるスキャン処理について説明する。図2は、スキャン処理の流れを示すフローチャートである。
プリンタ20では、スキャン処理に用いられる各種のスキャン設定の設定値がRAM24上に記憶されており、ユーザは、表示部27における各種スキャン設定の設定値の表示を参照しつつ、操作部21からの操作によってそれらの設定値を変更することができる。そして、ユーザが操作部21によりスキャン開始の操作を行うことによってスキャン指令が入力される。
一方、コンピュータ10においては、ユーザが操作部11の操作により、プリンタドライバを起動させた後、表示部12における各種スキャン設定の設定値の表示を参照しつつ、各種のスキャン設定の設定値を入力し、スキャン開始の操作を行うことで、入力されたスキャン設定の設定値がスキャン指令と共にプリンタ20へ送信される。
ここで、スキャン設定の設定値とは、例えば、読取条件、出力ファイル形式、出力先など、スキャンに関する各種の設定情報を含んでいる。読取条件とは、解像度、カラーモード(階調)など、読み取り時にスキャナ部29によって用いられる各種の設定値である。具体的には、解像度は、例えば、150dpi, 200dpi, 300dpi, 40
0dpi, …のように複数種類の設定値の中からいずれか一つが選択される。また、カ
ラーモードは、例えば、モノクロ2値、グレースケール256階調、カラ−RGB各色256階調、…のように複数種類の設定値の中からいずれか一つが選択される。
スキャン処理は、スキャナ部29に原稿がセットされた状態で、上述のように操作部21からスキャン指令が入力された場合、若しくは外部のコンピュータ10からネットワークインターフェイス28を介してスキャン指令を受信した場合に、CPU25の制御により実行される。
CPU25は、スキャン処理を開始すると、まず設定されたスキャン設定の設定値(第1の読取条件の一例)を読み込む(S101)。ここで、設定されたスキャンの設定値は、プリンタ20の操作部21からユーザによりスキャン指令が入力された場合には、RA
M24上に記憶された設定値であり、コンピュータ10からスキャン指令が入力された場合には、その指令と共に受信した設定値である。そして、読み込んだスキャン設定の設定値に含まれる読取条件の設定値が以下に示す規定条件を満たすか否かを判断する(S102)。
ここで、ROM23には、複数の原稿の種類(ここでは特定文書という。特定原稿の一例)と、それぞれの特定文書に対応する読取条件の制限と、それらの制限をそれぞれ守る読取条件(第2の読取条件の一例)とが記憶されている。具体的には、特定文書として、国税関係文書、固定資産文書等、読取条件に制限がある文書が複数記憶されている。国税関係文書に対応する読取条件の制限として、例えば、解像度200dpi以上、カラーRGB各256階調以上という制限が記憶されており、固定資産文書に対応する読取条件の制限として、例えば、解像度400dpi以上、カラーRGB各256階調以上という制限が記憶されている。また、国税関係文書に対応する読取条件の制限を守る読取条件として、例えば、解像度300dpi、カラーRGB各256階調という設定値が記憶されており、固定資産文書に対応する読取条件の制限を守る読取条件として、例えば、解像度400dpi、カラーRGB各256階調という設定値が記憶されている。さらに、ROM23には、後述するように、原稿が特定文書に該当するか否かを判別するための特定要件(後述のキーワード)が記憶されている。
S102の処理では、設定された読取条件が、各特定文書に対応する読取条件の制限を全て守るための規定条件を満たすか否かを判断する。即ち、本実施形態では、まず、ROM23に記憶された各特定文書に対応する解像度の制限のうち、制限を守るために最低限必要な解像度(必要解像度)が最大値となる制限と、設定された解像度の設定値とを比較し、ROM23に記憶された各特定文書に対応する階調の制限のうち、制限を守るために最低限必要な階調(必要階調)が最大値となる制限と、設定された階調の設定値とを比較する。この比較結果により、設定された解像度の設定値が比較対象となる制限の必要解像度以上となり、かつ設定された階調の設定値が比較対象となる制限の必要階調以上となるかを判断する。そして、設定された読取条件が上記規定条件を満たす場合(S102:Yes)には、現在の設定を変更することなく、その読取条件(スキャン設定)を用いてスキャナ部29によるスキャンを実行する(S103)。
設定された読取条件が上記規定条件を満たさない場合(S102:No)には、スキャナ部29により原稿のスキャン(第1の読み取り、以下プレスキャンという)を行う(S104)。このプレスキャン時の読取条件は、例えば、一般的なOCR処理(次述する)が可能な程度の、図2のS101の処理で読み込まれる解像度の設定値より低い解像度で、かつ、図2のS101の処理で読み込まれる階調の設定値より低い階調のモノクロとする。このプレスキャン時の読取条件は、予めROM23に記憶されている。このため、プレスキャンでは、図2のS101の処理で読み込まれる読取条件でスキャンするよりも比較的短時間でスキャンすることができる。CPU25は、プレスキャンにより取得された画像データをRAM24に記憶させ、続いてこの画像データに対してOCR処理を行う(S105)。
OCR(Optical Character Recognition)処理とは、周知の光学文字認識技術を用い
た処理であり、画像データと、ROM23に予め記憶されたパターンとの照合により、画像データに含まれる文字(文字コード)を抽出する。ここで、ROM23には、原稿が特定文書に該当するか否かを判別するための特定要件として、各特定文書に対応するキーワードが記憶されている。具体的には、例えば、国税関係文書は、「領収書」、「契約書」、…、固定資産文書は、「領収書」、「見積書」、…のように、それぞれの特定文書に対し1つ以上のキーワードが記憶されており、かつキーワードの一部が重複するものも含まれている。
CPU25は、上記OCR処理にて抽出された文字中に特定文書のキーワードが含まれるか否かを判断する(S106、判別手段の一例)。そして、キーワードが含まれない場合(S106:No)には、特定文書でないと判別されるため、S103に進み、現設定のままスキャンを行う。
キーワードが含まれていた場合(S106:Yes)には、原稿が特定文書であると判別されたことになり、続いて合致したキーワードを有する特定文書が複数存在するか否かを判断する(S107、判別手段の一例)。合致したキーワードを有する特定文書が一つである場合(S107:No)には、例えば図3に示すように、表示部27(コンピュータ10からスキャン指令が入力された場合は表示部12)に読取条件の設定値をその特定文書に対応する設定値に変更するか否かをユーザに選択させるための確認画面を表示させる(S108)。この確認画面では、ユーザは、操作部21(コンピュータ10からスキャン指令が入力された場合は操作部11)により「OK」または「キャンセル」を選択することができる。ここで、「キャンセル」が選択された場合(S109:Yes)には、S103に進み、読取条件の設定値の変更を行わずに現設定のままでスキャンを実行する。また、「OK」が選択された場合(S109:No)には、読取条件を、ROM23から読み出した前述の特定文書に対応する読取条件に変更してスキャンを実行する(S110)。
S107にて、合致したキーワードを有する特定文書が複数存在する場合(S107:Yes)には、例えば図4に示すように、表示部27(若しくは表示部12)にそれらの特定文書の中から一つの特定文書をユーザに選択させるための選択画面を表示させる(S111、第2の選択手段の一例)。この選択画面では、合致したキーワードを有する特定文書がリスト表示され、ユーザが操作部21を用いてリストの中から一つの特定文書を選択することができる。ここで、「キャンセル」が選択された場合(S112:Yes)には、S103に進み、読取条件の設定値の変更を行わずに現設定のままでスキャンを実行する。また、「OK」が選択された場合(S112:No)には、読取条件の設定値を、選択された特定文書に対応する読取条件に変更してスキャンを実行する(S113)。
なお、上記の特定文書の選択処理では、合致するキーワードを有する特定文書が複数存在する場合には、合致するキーワードの数に応じて、特定文書の表示順を変えてもよく、あるいは一致するキーワードの数が多いものを特定文書として自動的に選択するようにしても良い。
上記のS103,S110,S113のスキャン処理によって取得された画像データは、スキャン設定によって設定された出力先(コンピュータ10等)に送信される。
(本実施形態の効果)
以上のように本実施形態によれば、特定文書であると判別された場合には、その特定文書に対応する読取条件により読み取りが行われるため、読取条件に制限が存在する特定原稿を最適な読取条件で読み取ることができる。
また、特定文書の読み取りを行う際に、その特定文書に対応する読取条件の制限を守らない第1の読取条件が設定されていた場合(S102:No)でも、その特定文書に対応する読取条件の制限を守る第2の読取条件に基づいて読み取りが行われる(S110,S113)ため、読取条件の設定ミスを低減することができる。
また、元の読取条件が規定条件を満たす場合(S102:Yes)は、その読取条件にて読み取りを行う。この場合、CPU25による判別処理(S104〜S106)を省略
することができるため、処理を短時間で行うことができる。
また、特定文書に対応する読取条件の制限がカラーであれば、その特定文書を原稿として読み取る際に元の読取条件がモノクロであっても、カラーの読取条件で読み取る(S110,S113)。これにより、カラーで読み取るべき原稿を誤ってモノクロで読み取るミスを防ぐことができる。
また、原稿が特定文書であると判別された場合に、読取条件を変更するかしないかを選択することができる(S108、S109)ため、ユーザの要望に柔軟に対応することができる。
また、特定文書として該当するものが複数あった場合に、どの特定文書に対応する読取条件で読み取りを行うかを選択することができる(S111,S112)。これにより、ユーザの要望に柔軟に対応することができる。
また、第1の読み取りにより取得された画像データから読み取った文字に基づいて原稿が特定文書であるか否かの判別を行うことができる(S106)ため、原稿の内容に基づいた判別が可能となる。

<実施形態2>
次に本発明の実施形態2について図5を参照して説明する。図5は、本実施形態のスキャン処理の流れを示すフローチャートである。なお、本実施形態の全体構成は、実施形態1と同様である。
本実施形態では、ROM23に、特定文書として、「履歴書等」(写真を含んだ履歴書、各種申請書等)が記憶され、さらにその履歴書等に対応する読取条件(解像度、階調、カラー)の制限と、その制限を守る読取条件とが記憶されている。なお、履歴書等に対応する読取条件の制限は、例えば、300dpi以上の解像度で、カラーでかつRGB各256階調以上の階調とする。また、履歴書等に対応する読取条件の制限を守る読取条件は、例えば、600dpi、カラーRGB各256階調とする。
CPU25は、スキャン処理を開始すると、まず設定されたスキャン設定の設定値を読み込み(S201)、そして、読み込んだスキャン設定の設定値に含まれる読取条件が規定条件を満たすか否かを判断する(S202)。
なお、本実施形態では、CPU25は、設定された読取条件が履歴書等に対応する読取条件の制限のみを守るか否かを判断すればよいので、規定条件は、履歴書等に対応する読取条件の制限を守るための条件である。
設定された読取条件が規定条件を満たす場合(S202:Yes)には、その読取条件のままでスキャンを実行する(S203)。また、設定された読取条件が規定条件を満たさない場合(S202:No)には、プレスキャンを行う(S204)。なお、このプレスキャンの読取条件は、一般的なOCR処理が可能な程度の、図5のS201の処理で読み込まれる解像度の設定値より低い解像度で、かつ図5のS201の処理で読み込まれる階調の設定値より低い階調のカラーとされ、予めROM23に記憶されている。
続いて、プレスキャンにより取得された画像データを解析し(S205)、自然画像が含まれるか否かを判断する(S206、判別手段の一例)。具体的には、例えば、画像デ
ータの色分布(各色ごとの画素数)を解析し、色分布が基準値よりなだらかに変化する場
合には自然画像を含むと判断する。解析の結果、画像データに自然画像が含まれないと判断された場合(S206:No)には、原稿が履歴書等に該当しないと判別されたことになり、S203にて読取条件を変更せずにスキャンを実行する。また、画像データに自然画像が含まれると判断された場合(S206:Yes)には、原稿が履歴書等に該当すると判別されたことになるため、読取条件をROM23から読み出した履歴書等に対応する読取条件に変更してスキャンを実行する(S207)。
本実施形態によれば、例えば履歴書や、免許証、各種申請書等のように、原稿に写真が含まれる場合には、読取条件を写真が含まれる原稿に対応する読取条件の制限を守る解像度に設定することで、写真が低解像度で読み取られるミスを防ぐことができる。
また、画像データにおける色分布を調べることにより、例えばその画像データに自然画像が含まれるか等を判別することが可能となる。
なお、原稿が特定文書であるかを判別するための特定要件として、自然画像の有無だけでなく、例えば、原稿のサイズを判断に含めるようにしても良く、あるいは、自然画像の位置やサイズ等を判断に含めるようにしても良い。
<実施形態3>
次に本発明の実施形態3について図6を参照して説明する。図6は、スキャン処理の流れを示すフローチャートである。なお、本実施形態の全体構成は、実施形態1と同様である。
本実施形態では、ROM23に、特定文書として、「文字文書」(住所録等)が記憶され、さらにその文字文書に対応する読取条件の制限と、この制限を守る読取条件とが記憶されている。なお、文字文書に対応する読取条件の制限は、例えばモノクロである。また、文字文書に対応する読取条件の制限を守る読取条件は、例えば、300dpiでモノクロとする。
CPU25は、スキャン処理を開始すると、まずプレスキャンを行う(S301)。このプレスキャンの読取条件は、モノクロで、プレスキャンにより取得された画像データが自然画像を含むか否かを調べるのに最低限必要な程度の解像度とされ、予めROM23に記憶されている。なお、このプレスキャンの読取条件に含まれる解像度の設定値は、ROM23に記憶されている文字文書に対応する解像度の設定値(300dpi)より低い設定値となっている。続いて、CPU25は、プレスキャンにより取得された画像データを解析し(S302)、画像データが文字のみを含んだものか否かを判断する(S303、判別手段の一例)。具体的には、例えば、画像データの色分布を解析し、色分布が基準値よりなだらかに変化する箇所が存在する場合には自然画像等を含むと推測されるため、文字のみを含んだものではないと判断し、そうでない場合に文字のみを含んだ文書であると判断する。
解析の結果、画像データが文字ばかりでないと判断された場合(S303:No)には、原稿が文字文書には該当しないと判別されたことになり、設定されたスキャン設定の設定値でスキャンを実行する(S304)。また、画像データが文字ばかりであると判断された場合(S303:Yes)には、原稿が文字文書に該当すると判別されたことになり、続いてその画像データに対してOCR処理を行う(S305、認識手段の一例)。このOCR処理では、前述のものと同様に、画像データとROM23に予め記憶されたパターン(キーワード)との照合により、画像データに含まれる文字(文字コード)を抽出する。
そして、CPU25は、OCR処理により文字が取得できたか否かを判断する(S306)。文字が取得できた場合(S306:Yes)には、このスキャン処理を終了する。即ち、この場合は、プレスキャンにより得られた画像データが出力先に送信される。また、文字が取得できなかった場合(S306:No)には、ROM23に記憶されている文字文書に対応する読取条件を読み出し、プレスキャン時の読取条件よりも解像度を上げて、かつモノクロでスキャンを実行する(S307)。
本実施形態によれば、プレスキャンによって得られた画像データの文字が認識できない場合には、解像度を上げて再度読み取りを行う。これにより、画像データから文字が読み取れない事態を防ぐことができる。
また、プレスキャンを始めに設定された読取条件と異なる読取条件に基づいて行い、得られた画像データの文字が認識できた場合には、そのまま読み取りを終了する。これにより、読み取りを行う回数を省略することができる。
また、本実施形態では、読取条件をカラーとして設定した場合も、文字文書をモノクロの設定でスキャンするため、得られる画像データのサイズを小さく抑えることができる。
なお、上記実施形態では、キーワードとして画像データ中の文字を認識するものを示したが、文字以外にも記号・図形等を認識し、記号・図形等が取得できない場合に解像度を上げて再度スキャンを行うような構成としても良い。
また、解像度を上げたスキャンで得た画像データからも文字等が取得できない場合には、さらに解像度を上げてスキャンを繰り返し行うようにしても良い。
<実施形態4>
次に本発明の実施形態4について図7を参照して説明する。図7は、本実施形態のスキャン処理の流れを示すフローチャートである。なお、本実施形態の全体構成は、実施形態1と同様である。
本実施形態では、ROM23に、特定文書として、複数種類のバーコード文書(例えば「CODE39」「JAN13」「POSTNET」)が記憶され、それぞれのバーコードの種類に対応するデータ形式の情報が記憶されている。さらに、ROM23には、それぞれのバーコード文書に対応する読取条件の制限を守る読取条件が記憶されている。
CPU25は、スキャン処理を開始すると、まずプレスキャンを行う(S401)。このプレスキャンの読取条件は、モノクロで、バーコードが特定文書を表すデータを含むか否かを調べるのに最低限必要な程度の解像度とされ、予めROM23に記憶されている。続いて、CPU25は、プレスキャンにより取得された画像データを解析し(S402)、画像データにバーコードが含まれているかを判断する(S403)。画像データにバーコードが含まれていない場合(S403:No)には、バーコードを含んだ特定文書ではないと判別されるため、設定されたスキャン設定の設定値でスキャンを実行する(S404)。
また、画像データにバーコードが含まれていた場合(S403:Yes)には、そのバーコードが特定文書を表すデータを含むか否かを判断する(S405、判別手段の一例)。バーコードが特定文書を表すデータを含んでいないと判断された場合(S405:No)には、原稿が特定文書としてのバーコード文書に該当しないと判別されたことになるため、S404に進み、現設定のままでスキャンを実行する。また、画像データのバーコードが特定文書を表すデータを含んでいる場合(S405:Yes)には、原稿が特定文書
としてのバーコード文書であると判別されたことになり、その種類のバーコード文書に対応する読取条件をROM23から読み出し、スキャンを実行する(S406)。
<実施形態5>
次に本発明の実施形態5について図8を参照して説明する。図8は、本実施形態のスキャン処理の流れを示すフローチャートである。
なお、本実施形態では、読取手段として、透過型のスキャナ部29が用いられる。
本実施形態では、ROM23に、特定文書として透かし入り文書が記憶され、それに対応する透かしパターンが記憶されている。さらに、ROM23には、透かし入り文書に対応する読取条件の制限を守る読取条件が記憶されている。

CPU25は、スキャン処理を開始すると、まずプレスキャンを行う(S501)。このプレスキャンの読取条件は、モノクロで、画像データが特定の透かしパターンを含むか否かを調べるのに最低限必要な程度の解像度とされ、予めROM23に記憶されている。続いて、CPU25は、プレスキャンにより取得された画像データを解析し(S502)、画像データに特定の透かしパターンが含まれているかを判断する(S503、判別手段の一例)。画像データに特定の透かしパターンが含まれていない場合(S503:No)には、透かし入り文書ではないと判別されるため、設定されたスキャン設定の設定値でスキャンを実行する(S504)。なお、ROM23には、特定文書に対応する透かしパターンが記憶されており、S503の判別処理では、プレスキャンにより取得された画像データに含まれる透かしパターンと、ROM23に記憶されている透かしパターンとが照合され、両者が一致するか否かで画像データに特定の透かしパターンが含まれているか否かが判別される。
また、画像データに特定の透かしパターンが含まれていた場合(S503:Yes)には、原稿が透かし入り文書に該当すると判別されたことになるため、その透かし入り文書に対応する読取条件をROM23から読み出し、スキャンを実行する(S505)。
<実施形態6>
次に本発明の実施形態6について図9を参照して説明する。図9は、本実施形態のスキャン処理の流れを示すフローチャートである。
本実施形態では、原稿が特定文書であるか否かの判別を行うために、磁気スキャナが用いられる。この磁気スキャナは、例えば、スキャナ部29のヘッドに隣接して設けることができる。磁気スキャナは、スキャナ部29のヘッドの動作に同期して原稿を走査して、文字文書等の情報を原稿上に記録するために使用されているトナーやインク等の記録材に含まれる磁性体の磁気を読み取る。これにより、磁気スキャナによって磁気スキャンされた原稿中の磁性体の分布を示す画像データ(磁気マップ情報)を取得することができる。また、ROM23には、特定文書に対応する磁気マップ情報が記憶されている。さらに、ROM23には、特定文書に対応する読取条件の制限を守る読取条件が記憶されている。
CPU25は、スキャン処理を開始すると、まず原稿を磁気スキャンして磁気マップ情報を生成し(S701)、その磁気マップ情報を特定文書の磁気マップ情報と照合する(S702、判別手段の一例)。そして、磁気スキャンした磁気マップ情報が特定文書の磁気マップ情報と一致しない場合(S702:No)には、原稿が特定文書でないと判別されたことになるため、設定されたスキャン設定の設定値でスキャナ部29によるスキャンを実行する(S703)。また、磁気スキャンしたマップが特定文書の磁気マップ情報と一致する場合(S702:Yes)には、原稿が特定文書であると判別されたことになる
ため、特定文書に対応する読取条件をROM23から読み出し、スキャンを実行する(S704)。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、原稿が特定要件を満たす特定原稿であるか否かの判別などを画像読取装置にて実行するものを示したが、判別等を画像読取装置に接続された情報処理装置にて行うようにしても良い。具体的には、例えば、図1に示すように、コンピュータ10から読み取り指令をプリンタ20に送信した後、スキャナ部29のプレスキャンによって得られた画像データをRAM14に取り込んで、CPU15の制御により各種の判別や文字・記号・図形等の認識等を行い、原稿が特定文書であると判断された場合に、読取条件を適宜変更して、スキャナ部29に再度のスキャンを実行させるように構成しても良い。
(2)実施形態2から6においても、スキャン処理の途中に、ユーザに読取条件を変更するか否かを選択させる画面を適宜表示させることができる。また、原稿が特定文書であると判別された場合に読取条件を変更するか否かを、ユーザがスキャン処理の前に予め設定しておき、スキャン処理の際にはその設定に従って処理するようにしても良い。
(3)上記実施形態では、読み取りによって取得した画像データをネットワークを介してコンピュータに出力するものを示したが、本発明によれば、例えば、画像読取装置にUSBメモリなどの記憶メディアを接続する接続部を設け、画像データをそこに接続された記憶メディア上に記憶させる構成として良い。また、本発明は、読み取りによって取得した画像データを印刷部によって用紙上に印刷する場合にも適用することができる。
(4)本発明は、スキャン時にユーザにより読取条件(第1の読取条件)が設定されず、スキャン前から予めROM23に記憶されている読取条件を読み出してスキャンを行い、判別手段により原稿の種類を判別してから、その原稿の種類に応じて読取条件を変えてスキャンを実行するようなものにも適用することができる。
本発明の実施形態1のプリンタとコンピュータとから構成される画像読取システムの構成を示すブロック図 スキャン処理の流れを示すフローチャート 確認画面の表示例を示す図 選択画面の表示例を示す図 実施形態2のスキャン処理の流れを示すフローチャート 実施形態3のスキャン処理の流れを示すフローチャート 実施形態4のスキャン処理の流れを示すフローチャート 実施形態5のスキャン処理の流れを示すフローチャート 実施形態6のスキャン処理の流れを示すフローチャート
符号の説明
10…コンピュータ(情報処理装置)
20…プリンタ(画像読取装置)
21…操作部(ユーザ設定手段、第1の選択手段、第2の選択手段)
23…ROM(記憶手段、第1記憶手段、第2記憶手段)
24…RAM(第1記憶手段)
25…CPU(判別手段、制御手段、認識手段)
28…ネットワークインターフェイス(ユーザ設定手段)
29…スキャナ部(読取手段)

Claims (20)

  1. 原稿の読み取りを行うことで画像データを取得する読取手段と、
    前記読取手段による読取条件に制限が存在する特定原稿に対応する読取条件を記憶する第1記憶手段と、
    前記取得された画像データに基づいて、原稿が前記特定原稿であるか否かの判別を行う判別手段と、
    前記判別手段により原稿が前記特定原稿であると判別された場合に、前記特定原稿に対応する読取条件を前記第1記憶手段から読み出し、その読み出した読取条件に従って前記読取手段による読み取りを実行させる制御手段と、
    を備える画像読取装置。
  2. ユーザが前記読取手段による第1の読取条件を設定するためのユーザ設定手段を備え、
    前記制御手段は、前記判別手段により原稿が前記特定原稿であると判別された場合に、前記特定原稿に対応する第2の読取条件を前記第1記憶手段から読み出し、その読み出した前記第2の読取条件に従って前記読取手段による読み取りを実行させ、前記判別手段により原稿が前記特定原稿でないと判別された場合に、前記ユーザ設定手段により設定された前記第1の読取条件に従って前記読取手段による読み取りを実行させる請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1の読取条件が、各前記特定原稿に対応する読取条件の制限全てを守るための規定条件を満たす場合には、その第1の読取条件に従って前記読取手段により読み取りを実行させ、前記第1の読取条件が前記規定条件を満たさない場合には、前記判別手段の判別に基づいて前記読取手段による読み取りを実行させる請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記ユーザ設定手段による前記第1の読取条件の設定には、解像度の設定が含まれ、
    前記制御手段は、前記判別手段により原稿が写真を含む前記特定原稿であると判別され、かつ前記第1の読取条件が前記写真を含む特定原稿に対応する読取条件の制限を守らない解像度であった場合には、前記写真を含む特定原稿に対応する読取条件の制限を守る解像度である第2の読取条件に従って前記読取手段による読み取りを実行させる請求項2または請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記ユーザ設定手段による前記第1の読取条件の設定には、カラー及びモノクロの設定が含まれ、
    前記制御手段は、前記判別手段により原稿が前記特定原稿であると判別され、かつ前記第1の読取条件がモノクロの設定である場合に、カラーの設定である第2の読取条件に従って前記読取手段による読み取りを実行させる請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  6. 前記判別手段により原稿が前記特定原稿であると判別された場合に、前記制御手段によって、前記読取手段による読み取りを、前記第2の読取条件に従って実行させるか、あるいは、前記第1の読取条件に従って実行させるかを選択する第1の選択手段を備える請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  7. 前記判別手段により原稿が複数種類の前記特定原稿に該当すると判別された場合に、その中のいずれの前記特定原稿に対応する前記第2の読取条件に従って前記読取手段による読み取りを実行させるかを選択する第2の選択手段を備える請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  8. 前記判別手段は、予め定められた初期の読取条件に従って前記読取手段が第1の読み取りを行うことで取得した画像データに基づいて判別を行う請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  9. 前記判別手段は、前記読取手段の前記第1の読み取りによって取得された画像データにおける色分布に基づいて、判別を行う請求項8に記載の画像読取装置。
  10. 前記読取手段の前記第1の読み取りによって取得された画像データ中の文字・記号・図形を認識して取得する認識手段を備え、
    前記第1の読み取り時における読取条件の設定には、解像度の設定が含まれ、
    前記制御手段は、前記判別手段により原稿が文字・記号・図形を含む前記特定原稿であると判別され、かつ、前記認識手段により画像データ中の文字・記号・図形が取得できない場合には、前記第1の読み取り時の読取条件における解像度よりも高い解像度に設定された読取条件に従って前記読取手段による読み取りを実行させる請求項8または請求項9に記載の画像読取装置。
  11. 前記制御手段は、前記判別手段により原稿が文字・記号・図形を含む前記特定原稿であると判別され、かつ、前記認識手段により画像データ中の文字・記号・図形が取得できた場合には、前記読取手段による読み取りを終了する請求項10に記載の画像読取装置。
  12. 前記読取手段の前記第1の読み取りによって取得された画像データ中の文字・記号・図形を認識して取得する認識手段と、
    前記特定原稿に対応する文字・記号・図形の情報を記憶する第2記憶手段と、を備え、
    前記判別手段は、前記認識手段により取得された文字・記号・図形に前記第2記憶手段に記憶された前記情報と対応する文字・記号・図形が含まれている場合に原稿を前記特定原稿であると判別する請求項8に記載の画像読取装置。
  13. 互いに通信可能な画像読取装置と情報処理装置とを備え、
    前記画像読取装置は、
    読取条件に基づいて原稿の読み取りを行うことで画像データを取得する読取手段を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記読取手段による読取条件に制限が存在する特定原稿に対応する読取条件を記憶する第1記憶手段と、
    予め定められた初期の読取条件に従って前記読取手段に原稿の読み取りを行わせ、前記取得された画像データに基づいて原稿が前記特定原稿であるか否かの判別を行う判別手段と、
    前記判別手段により原稿が前記特定原稿であると判別された場合に、前記特定原稿に対応する読取条件を前記第1記憶手段から読み出し、その読み出した読取条件に従って前記読取手段による読み取りを実行させる制御手段と、
    を備える画像読取システム。
  14. 原稿の読み取りを行うことで画像データを取得する読取手段と、
    ユーザが前記読取手段による読取条件を設定するためのユーザ設定手段と、
    前記読取手段による読取条件に制限が存在する特定原稿に対応する読取条件を記憶する記憶手段と、
    予め定められた初期の読取条件に従って前記読取手段に原稿の読み取りを行わせ、前記取得された画像データに基づいて原稿が前記特定原稿であるか否かの判別を行う判別手段と、
    前記判別手段により原稿が前記特定原稿であると判別された場合に、前記特定原稿に対
    応する読取条件を前記記憶手段から読み出し、前記ユーザ設定手段により設定された読取条件に代えて前記読み出された読取条件に従って前記読取手段による読み取りを実行させる制御手段と、
    を備える画像読取装置。
  15. 前記判別手段は、前記初期の読取条件に従って前記読取手段により取得された画像データ中に、前記特定原稿に関係するキーワードが存在するか否かを判別することにより、原稿が前記特定原稿か否かを判別することを特徴とする請求項14に記載の画像読取装置。
  16. 前記判別手段は、前記初期の読取条件に従って前記読取手段により取得された画像データ中に、前記特定原稿に関係する自然画像が存在するか否かを判別することにより、原稿が前記特定原稿か否かを判別することを特徴とする請求項14に記載の画像読取装置。
  17. 前記判別手段は、前記初期の読取条件に従って前記読取手段により取得された画像データ中に、前記特定原稿に関係する透かしパターンが存在するか否かを判別することにより、原稿が前記特定原稿か否かを判別することを特徴とする請求項14に記載の画像読取装置。
  18. 前記判別手段は、前記初期の読取条件に従って前記読取手段により取得された画像データ中に、前記特定原稿に関係するバーコードが存在するか否かを判別することにより、原稿が前記特定原稿か否かを判別することを特徴とする請求項14に記載の画像読取装置。
  19. 前記判別手段は、前記初期の読取条件に従って前記読取手段により取得された画像データが、前記特定原稿に関係する磁気マップ情報であるか否かを判別することにより、原稿が前記特定原稿か否かを判別することを特徴とする請求項14に記載の画像読取装置。
  20. 互いに通信可能な画像読取装置と情報処理装置とを備え、
    前記画像読取装置は、
    原稿の読み取りを行うことで画像データを取得する読取手段を備え、
    前記情報処理装置は、
    ユーザが前記読取手段による読取条件を設定するためのユーザ設定手段と、
    前記読取手段による読取条件に制限が存在する特定原稿に対応する読取条件を記憶する記憶手段と、
    予め定められた初期の読取条件に従って前記読取手段に原稿の読み取りを行わせ、前記取得された画像データに基づいて原稿が前記特定原稿であるか否かの判別を行う判別手段と、
    前記判別手段により原稿が前記特定原稿であると判別された場合に、前記特定原稿に対応する読取条件を前記記憶手段から読み出し、前記ユーザ設定手段により設定された読取条件に代えて前記読み出された読取条件に従って前記読取手段による読み取りを実行させる制御手段と、
    を備える画像読取システム。
JP2007296697A 2006-11-29 2007-11-15 画像読取装置及び画像読取システム Expired - Fee Related JP4973462B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007296697A JP4973462B2 (ja) 2006-11-29 2007-11-15 画像読取装置及び画像読取システム
EP07254632.8A EP1927936B1 (en) 2006-11-29 2007-11-29 Image scanning device
US11/947,316 US8004728B2 (en) 2006-11-29 2007-11-29 Image scanning device
CN2007101946720A CN101193186B (zh) 2006-11-29 2007-11-29 图像扫描装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006322171 2006-11-29
JP2006322171 2006-11-29
JP2007296697A JP4973462B2 (ja) 2006-11-29 2007-11-15 画像読取装置及び画像読取システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008160810A true JP2008160810A (ja) 2008-07-10
JP4973462B2 JP4973462B2 (ja) 2012-07-11

Family

ID=39487914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007296697A Expired - Fee Related JP4973462B2 (ja) 2006-11-29 2007-11-15 画像読取装置及び画像読取システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4973462B2 (ja)
CN (1) CN101193186B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017123597A (ja) * 2016-01-08 2017-07-13 シャープ株式会社 画像読取装置、画像読取方法及び画像読取用プログラム並びに複合機

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012175270A (ja) 2011-02-18 2012-09-10 Brother Ind Ltd 制御装置
JP5477320B2 (ja) 2011-03-30 2014-04-23 ブラザー工業株式会社 画像処理装置
JP5304827B2 (ja) 2011-03-30 2013-10-02 ブラザー工業株式会社 制御装置
JP5360112B2 (ja) 2011-03-30 2013-12-04 ブラザー工業株式会社 制御装置
CN102739888A (zh) * 2011-04-06 2012-10-17 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 图像处理装置及控制图像处理装置的方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63143683A (ja) * 1986-12-05 1988-06-15 Ricoh Co Ltd 光学的文字読取り装置
JPH01316783A (ja) * 1988-06-17 1989-12-21 Canon Inc カラー画像処理装置
JPH03226160A (ja) * 1990-01-31 1991-10-07 Oki Electric Ind Co Ltd 証明書読取装置
JPH0432366A (ja) * 1990-05-29 1992-02-04 Fuji Xerox Co Ltd 記録処理内容指定方式
JPH0779340A (ja) * 1993-09-07 1995-03-20 Sharp Corp ファクシミリ装置
JP2000253242A (ja) * 1999-03-01 2000-09-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像読み取りシステム
JP2000307818A (ja) * 1999-04-20 2000-11-02 Canon Inc スキャナおよびスキャナの解像度選択方法
JP2001313791A (ja) * 2000-04-28 2001-11-09 Sharp Corp 画像読み取り装置およびそれを備えた画像通信装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5321470A (en) * 1988-05-13 1994-06-14 Canon Kabushiki Kaisha Apparatus with anti-forgery provision
US6580820B1 (en) * 1999-06-09 2003-06-17 Xerox Corporation Digital imaging method and apparatus for detection of document security marks
JP3572276B2 (ja) * 2001-07-05 2004-09-29 ニスカ株式会社 画像読取装置及び画像読取方法
JP3964300B2 (ja) * 2002-10-10 2007-08-22 シャープ株式会社 画像処理装置,画像形成装置および画像処理方法
CN1532768A (zh) * 2003-03-26 2004-09-29 摩托罗拉公司 将数字图像的字段类型分类的方法和设备
US7787158B2 (en) * 2005-02-01 2010-08-31 Canon Kabushiki Kaisha Data processing apparatus, image processing apparatus, data processing method, image processing method, and programs for implementing the methods

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63143683A (ja) * 1986-12-05 1988-06-15 Ricoh Co Ltd 光学的文字読取り装置
JPH01316783A (ja) * 1988-06-17 1989-12-21 Canon Inc カラー画像処理装置
JPH03226160A (ja) * 1990-01-31 1991-10-07 Oki Electric Ind Co Ltd 証明書読取装置
JPH0432366A (ja) * 1990-05-29 1992-02-04 Fuji Xerox Co Ltd 記録処理内容指定方式
JPH0779340A (ja) * 1993-09-07 1995-03-20 Sharp Corp ファクシミリ装置
JP2000253242A (ja) * 1999-03-01 2000-09-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像読み取りシステム
JP2000307818A (ja) * 1999-04-20 2000-11-02 Canon Inc スキャナおよびスキャナの解像度選択方法
JP2001313791A (ja) * 2000-04-28 2001-11-09 Sharp Corp 画像読み取り装置およびそれを備えた画像通信装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017123597A (ja) * 2016-01-08 2017-07-13 シャープ株式会社 画像読取装置、画像読取方法及び画像読取用プログラム並びに複合機

Also Published As

Publication number Publication date
CN101193186B (zh) 2011-05-04
CN101193186A (zh) 2008-06-04
JP4973462B2 (ja) 2012-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8004728B2 (en) Image scanning device
US8610929B2 (en) Image processing apparatus, control method therefor, and program
US8081348B2 (en) Image processing device, method and program product processing barcodes with link information corresponding to other barcodes
US7639836B2 (en) Image copying device and image processing system
JP4973462B2 (ja) 画像読取装置及び画像読取システム
US20090219561A1 (en) Image processing apparatus and image processing method
US8315424B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and program product
US20060050297A1 (en) Data control device, method for controlling the same, image output device, and computer program product
JP2002171400A (ja) 画像処理装置
US8189208B2 (en) Image processing apparatus, controlling method of image processing apparatus, program and storage medium
US20050050331A1 (en) Watermarking using image processors
JP4418826B2 (ja) 画像出力装置およびその制御方法
JP2008294581A (ja) 画像処理装置及び画像処理サーバ
JP5004828B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、および記録媒体
JP4928998B2 (ja) 画像形成装置、及び画像形成方法
JP4765593B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成処理プログラム並びに画像形成処理方法
JP7102932B2 (ja) 画像処理装置および画像処理装置の制御プログラム
JP4906488B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法、及びプログラム
JP4998421B2 (ja) 画像形成装置、画像形成プログラム
JP2008263593A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、および記録媒体
JP4187258B2 (ja) 画像処理装置
JP2006211102A (ja) 画像形成装置
JP2009071417A (ja) 画像処理装置および画像処理プログラム
JP2007201703A (ja) 印刷システム及び画像読取システム
JP2010026986A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120313

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4973462

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150420

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees