JP3572276B2 - 画像読取装置及び画像読取方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動ADFを具備してプラテン上を移動する原稿を読み取る画像読取装置及び画像読取方法に関し、特に、白黒原稿のみならずカラー原稿を読み取ることが可能な画像読取装置及び画像読取方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、カラー描写が可能なパソコン、インターネット又は電子写真等の普及に伴って、白黒画像と比較して表現力が格段に優れるカラー画像をそのまま複写、印字又は伝送する需要が高まってきている。このため画像読取装置においても、従来にも増して、カラー原稿をより高速に且つ精緻に読み取ることが要求されてきている。
【0003】
然しながら、画像読取装置がカラー原稿を読み取る場合、通常、光の3原色であるR(赤),G(緑),B(青)毎に画像データを読み取る必要性から、白黒画像の読み取り時と同じ解像度をもってカラー原稿を読み取ろうとした場合、白黒原稿の読み取り時と比較して、その読み取り速度を遅くしなければならない。
【0004】
一方、画像読取装置が読み取る原稿には、カラー原稿と白黒原稿が混在している場合があり、このような場合、一律にカラー読取モードで読み取ることとなると、白黒原稿の読取時の読取速度が低下してしまう。
【0005】
このため、従来技術においては、原稿を読み取る際に、先ず、光学読取手段がこれから読み取ろうとする原稿が白黒かカラー化を判別するためのプレスキャンを行い、この判別に従って、白黒原稿であったならば、比較的高速走査の白黒読取モードで読み取り、カラー原稿であったならば、カラー読取モードで読み取るようにした、所謂、プレスキャン/本スキャン方式の読取方式が知られている。
【0006】
一方、このような2回の原稿パスを必要とするプレスキャン/本スキャン方式を改善したものとして、特開平9−261417号に記載された画像処理装置が知られている。この装置は、循環式原稿送り装置を読取装置に装着して、原稿を予め読取位置に走行させて装置内を循環させることによって読み取る原稿の全頁について白黒原稿かカラー原稿かを判別し、当該判別結果を原稿頁毎に記憶し、原稿に実際の読み取り時において、白黒原稿の場合は、光学読取手段を固定させて原稿を走行させながら読み取ることによって高速走査を行い、カラー原稿の場合は、原稿をプラテン上に固定配置し、光学読取手段を移動させつつ走査することによって精緻な画像読み取りを行おうとするものである。
【0007】
さらには、特開平2000−24850号は、予め、原稿をカラー読取モードで読み取るか白黒読取モードで読み取るかを設定し、原稿送り装置内のカラー判別手段によって白黒原稿かカラー原稿かを判別し、この判別結果と設定モードが一致した原稿を読み取ろうとする原稿読取装置を開示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のプレスキャン/本スキャン方式による画像読取装置の場合、画像読み取りの本スキャンの前に、原稿がカラー原稿か白黒原稿かを判別するためのプレスキャンを必要としているために、カラー原稿と白黒原稿が混在している原稿全体の画像読取時間は、結果としてさほど短縮されない。
【0009】
また、特開平9−261417号の装置も、一種のプレスキャン/本スキャン方式に係るものであって、本スキャンの前に、原稿を予め読取位置に走行させて装置内を循環させる必要があるために、原稿全体の画像読取時間の短縮化には限界がある。
【0010】
さらには、特開平2000−24850号の場合、カラー読取モードに設定されている場合、カラー原稿の中に白黒原稿が混在している場合、白黒原稿については読み取りが行われずにそのまま排紙されてしまうために、排紙原稿の中から白黒原稿を取り出して今度は白黒読取モードに設定して再び読取開始操作をしなければならない。このような操作に要する時間を考慮すると、原稿全体の読取時間は、結果として短縮されないこととなる。
【0011】
本発明は、カラー原稿と白黒原稿が混在している原稿読み取りにおいて、カラー原稿と白黒原稿の判別機能を有し、白黒原稿については高速走査による読み取りを行いカラー原稿については精緻な読み取りを行う際に、原稿全体の高速読み取りを可能にする原稿読取装置及び原稿読取方法を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような従来技術の課題に鑑みてなされたものであって、プラテン上を移動する原稿を読み取るために前記プラテン下の所定の読取位置に配置された光学読取手段と、同一の原稿を前記読取位置に再給紙することが可能な搬送手段と、前記光学読取手段が読み取った原稿の画像データの種別を識別するための識別手段と、前記各手段を制御するための制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記画像データが第1の種別であったときには、前記原稿を排紙させると共に最初の第1の読取モードによる画像データを出力し、前記画像データが第2の種別であったときには、前記原稿を前記読取位置に再給紙して前記第1の読取モードとは異なる第2の読取モードで読み取るように制御することを特徴とする画像読取装置を提供するものである。
【0013】
本発明においては、前記再給紙は、原稿を排紙方向に搬送させた後に当該原稿を循環させて再び前記読取位置に給紙するようにしても、原稿を排紙方向とは逆の上流方向にフィードバック搬送させて再び前記読取位置に給紙するようにしてもよい。
【0014】
ここで、前記第1の読取モードは、白黒画像を読み取るためのモードであって、前記第2の読取モードは、カラー画像を読み取るためのモードである。また、前記第1の読取モードは、2値諧調画像を読み取るためのモードであって、前記第2の読取モードは、多値諧調画像を読み取るためのモードである。
【0015】
これによって、本発明においては、例えば白黒原稿の読み取りの場合においては、最初の読み取り動作において取得した画像データがそのまま利用できるので、本スキャンが必要なくなり白黒原稿とカラー原稿が混在した原稿セットの高速読み取りを可能にするのである。
【0016】
また、本発明は、プラテン上を移動する原稿を読み取るために前記プラテン下の所定の読取位置に配置された光学読取手段と、同一の原稿を前記読取位置に再給紙することが可能な搬送手段と、前記光学読取手段によって読み取られた画像データが白黒データかカラーデータであるかを識別するための識別手段と、前記各手段を制御するための制御手段とを有し、前記制御手段は、前記光学読取手段が原稿を白黒読取モードで走査中に、前記識別手段が当該原稿の画像データをカラーデータであると識別した場合には、当該原稿の白黒モード読取を中止すると共に、当該原稿を前記プラテン上に再給紙してカラー読取モードで読み取るように制御することを特徴とする画像読取装置を提供するものである。
【0017】
この場合、前記再給紙は、原稿を排紙方向とは逆の上流方向にフィードバック搬送させ、再び前記読取位置に給紙するものである。これによって、本発明は、白黒原稿とカラー原稿が混在した原稿セットの読み取りを、更に高速化させることを可能にしているのである。
【0018】
さらに、本発明は、プラテン上の原稿の画像データを前記プラテン下の所定の読取位置に配置された光学読取手段によって読み取るための原稿読取方法において、原稿を第1の読取モードで読み取るステップと、前記第1の読取モードにおいて読み取られた画像データの種別を識別するステップと、前記画像データの種別が第1の種別であると識別されたときには、前記原稿を排紙させて前記第1の読取モードによる画像データを出力するステップと、前記画像データの種別が第2の種別であると識別されときには、前記原稿を前記読取位置に再給紙して最初の第1の読取モードとは異なる第2の読取モードで読み取るステップとの各ステップにより構成されたことを特徴とする画像読取方法を提供するものである。
【0019】
また、本発明は、原稿を白黒読取モードで読み取るステップと、前記白黒読取モードによって読み取られた画像データが白黒データであるか否かを識別するためのステップと、前記画像データの種別が白黒データであった場合には、当該画像データを出力するステップと、前記画像データをカラーデータであると識別された場合には、当該原稿の白黒モードによる走査を中止するステップと、当該原稿を前記読取位置に再給紙するステップと、当該原稿をカラー読取モードで走査するステップと、の各ステップにより構成されたことを特徴とする画像読取方法を提供するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像読取装置及び画像読取方法の実施の形態の具体例を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明に係る画像読取装置の第1の形態例の自動原稿搬送装置(以下、「ADF」という)及び読取装置を示す断面図である。図1に示すように、本発明の第1の形態としての画像読取装置は、ADF1及び読取装置2を備えている。図2は、ADF1の原稿搬送機構を示す図である。
【0022】
ADF1は、読取装置2に搭載され、読取装置2の第1のプラテン3の上面を通過するように原稿を搬送する。
【0023】
読取装置2は、第1のプラテン3(図2)を介してランプ等の光源4からの光を搬送される原稿に照射し、その反射光を複数のミラー5で反射させて集光レンズ6により結像してCCD等の読取手段であるイメージセンサによって原稿の画像を読み取る。すなわち、第1のプラテン3が読取装置2の読取位置(読取部)となる。また、読取装置2は、原稿の全面を載置可能な面積の第2のプラテン8も備えている。読取装置2は、ADF1を開閉して第2のプラテン8に載置されたブック物等の厚い原稿を光源4及び集光ミラー5等からなる読み取りキャリッジの第1のキャリッジ50と第2のキャリッジ51を副走査方向に移動させることによって第2のプラテン8を介して原稿の画像を読み取ることも可能である。
【0024】
ADF1は、複数の原稿を載置するための給紙トレイ9と、この給紙トレイ9に載置された原稿を1枚づつ読取位置に給紙する給紙手段10と、前記読取位置から排出される原稿を収納する排紙トレイ11とを備えている。
【0025】
また、ADF1は、給紙トレイ9の上の原稿を1枚づつ第1のプラテン3の上の読取位置に向けて給紙する給紙経路16と、この給紙経路16と連なって形成され原稿を第1のプラテン3の上に沿って案内する搬送経路17と、この搬送経路17から排紙トレイ11の排紙口に連なる第1の排紙経路18と、排紙トレイ11の排紙口から給紙経路16と搬送経路17との接続部に連結され原稿を再び搬送経路17に戻す循環経路19と、排紙経路18と分岐して形成されて搬送経路17からの原稿を案内する中間経路20と、この中間経路20からの原稿をスイッチバックし原稿を逆搬送するスイッチバック経路22と、を有している。スイッチバックローラ40は、原稿の両面の画像を読み取る両面モードの時に原稿の後端部をニップした状態で逆回転して原稿の走行方向を前後に切り替えるスイッチバックを行い、循環経路19を介してプラテン3の読取位置に搬送するように制御される。さらに、ADF1は、原稿読み取り中に読取を中断し、原稿の搬送を止め、搬送ローラ31を逆回転してスイッチバックし排紙トレイ方向にフィードバックした時に、フィードバックした原稿を一時取り入れる待避経路80を有している。このように本装置における原稿搬送手段は、原稿を所定に読取位置に再給紙する機能を有する。このように、再給紙とは、原稿を排紙方向に搬送させた後に当該原稿を循環させて再び前記読取位置に給紙することと、原稿を排紙方向とは逆の上流方向にフィードバック搬送させて再び前記読取位置に給紙することを意味する。
【0026】
給紙経路16には、原稿を繰り出す繰り出しローラ26と、繰り出しローラ26で繰り出された原稿を給紙する給紙ローラ28と、この給紙ローラ28により最上位の原稿のみを給紙させて2枚目以降の原稿の給紙を阻止する分離部材29と、給紙ローラ28により給紙される原稿の先端を揃えた後に下流側に送る1対のレジストローラ30とが配置されている。
【0027】
繰り出しローラ26及び給紙ローラ28は、給紙モータM1にワンウエイクラッチOW1を介して連結されている。また、レジストローラ30は、給紙モータM1にワンウエイクラッチOW2を介して連結されている。これにより、給紙モータM1は、駆動軸の正回転で繰り出しローラ26及び給紙ローラ28を回転させ、駆動軸の逆回転でレジストローラ30を回転させる。
【0028】
搬送経路17には、大径の搬送ローラ31と、この搬送ローラ31の外周面に圧接されている複数の従動ローラ32,33,34とが配置されている。搬送ローラ31は、正回転、逆回転可能な搬送モータM2によって駆動される。
【0029】
排紙経路18には、搬送ローラ31に圧接されている従動ローラ36と、原稿を排紙トレイ11に排紙する1対の排紙ローラ37とが配置されている。排紙ローラ37は、正逆回転可能な排紙モータM2に連結されている。また、上記のように、排紙経路18の下方にはスイッチバック経路22が形成されている。スイッチバック経路22にある1対のスイッチバックローラ40は、循環経路19及び搬送経路17を介して循環される原稿の先後端がすれ違う時に支障なく搬送できるように圧接ソレノイドSOL3によって一方のスイッチバックローラ40が他方のスイッチバックローラ40から離間するように構成されている。スイッチバックローラ40は正逆回転可能な排紙モータM1に連結されている。さらに、排紙経路18の上方には、原稿識別手段が原稿読取面の色を識別し再読み取りと判定した時、制御手段が原稿の読み取りの中断を指示し、大径の搬送ローラ31を逆回転させフィードバックされた原稿を待避させる待避経路80が設けられている。
【0030】
搬送経路17の下流側には、排紙経路18又はスイッチバック経路22の何れか一方に案内するための第2のフラッパ42が配置されている。この第2のフラッパ42は、第2のソレノイドSOL2により駆動される。また、排紙経路18上方の待避経路80には、逆送される原稿の後端によって上方に移動して原稿を通過させ待避経路に案内し、原稿の後端が通過すると下方に移動する自重フラッパ43が配置されている。
【0031】
給紙トレイ9からの原稿の有無を検知するためのエンプティセンサS1、リードセンサS2、排紙センサS8、及びスイッチバックセンサS5等は、制御装置(制御手段)に接続されている。また、給紙モータM1及び搬送モータM2は、図示しない制御装置に接続されている。また、圧接ソレノイドSOL1、第2のソレノイドSOL2及び第3のソレノイドSOL3も、制御装置に接続されている。制御装置は、原稿の搬送を制御するための中央処理装置(CPU)等を有している。
【0032】
この制御装置により、各センサS1乃至S8からの出力信号及び原稿識別手段に基づいて各モータM1、M2及び各ソレノイドSOL1乃至SOL3が制御され上記のような原稿の搬送動作が実行される。
【0033】
次に、本発明に係る装置の第2の形態としてのADF1b及び読取装置2bの詳細を図3、図4に基づいて説明する。
【0034】
図3に示すように、本装置の第2の形態としての画像読取読取装置は、ADF1b及び読取装置2bを備えている。
【0035】
図4は、ADFの原稿搬送機構を示す図である。ADF1bは、読取装置2bに搭載されている。ADF1bは、読取装置2bの第1のプラテン3の上面を通過するように原稿を搬送する。
【0036】
読取装置2b内に内蔵される光学読取手段は、光源4、ミラー5a,5b,5c、集光レンズ6及びイメージセンサ7が1つのキャリッジ55内に構成されている。ADF1bにより搬入される原稿の画像データを読み取る場合、キャリッジ55は第1のプラテン3下に位置し原稿の主走査方向に沿った光源4と、該光源4から発射された光が原稿面に照射され、その反射光を第1のミラー5aと第2のミラー5b、第3のミラー5cによって集光レンズ6に送り、集光レンズ6によって合焦された光をイメージセンサに受光させるように構成されている。そして、ブック物等の厚手原稿を読み取る場合は、図3に示すように、光源、ミラー、集光レンズ6及びイメージセンサ7が1つのキャリッジ55に搭載された光学読取手段が第2のプラテン8の下を図面の左側から右側(副走査方向)に移動しつつ原稿面の画像データを読み取ることとなる。
イメージセンサ7が受光したイメージデータは、通常、読取装置2bにおいてデジタル信号に変換された後、複写機等の画像形成装置Gに送出されることとなる。
【0037】
ADF1bは、給紙トレイ9上に載置された原稿を一枚づつ繰り出して所定の給紙方向に給紙するための給紙手段と、給紙された原稿を回転させつつ給紙トレイ9の下方に位置する画像読取部におけるプラテン3上を通過させるための搬送手段と、プラテン3上を通過した原稿を排紙トレイ11に排紙するための排紙手段とを備えている。また、ADF1bは、前記給紙方向の下流側端部において回動可能に軸支され、給紙手段、搬送手段及び前記排紙手段は、2つの駆動モータM1,M2により駆動される。
【0038】
また、ADF1bは、給紙トレイ9の上の原稿を1枚づつ第1のプラテン3の上の読取位置に向けて給紙する給紙経路16と、この給紙経路16と連なって形成され原稿を第1のプラテン3の上に沿って案内する搬送経路17と、この搬送経路17から排紙トレイ11の排紙口に連なる排紙経路18とを有している。
【0039】
給紙経路16には、原稿を繰り出す繰り出しローラ26と、繰り出しローラ26で繰り出された原稿を給紙する給紙ローラ28と、この給紙ローラ28により最上位の原稿のみを給紙させて2枚目以降の原稿の給紙を阻止する分離部材29と、給紙ローラ28により給紙される原稿の先端を揃えた後に下流側に送る1対のレジストローラ30とが配置されている。
【0040】
繰り出しローラ26及び給紙ローラ28は、給紙モータM1にワンウエイクラッチOW1を介して連結されている。また、レジストローラ30は、給紙モータM1にワンウエイクラッチOW2を介して連結されている。これにより、給紙モータM1は、駆動軸の正回転で繰り出しローラ26及び給紙ローラ28を回転させ、駆動軸の逆回転でレジストローラ30を回転させる。
【0041】
搬送経路17には、搬送ローラ39a,39bが配置されている。搬送ローラ39a,39bは、正回転、逆回転可能な搬送モータM2によって駆動される。
【0042】
排紙ローラ37は、正逆回転可能な排紙モータM2に連結されている。排紙ローラ37は、原稿の両面の画像を読み取る両面モードの時に原稿の後端部をニップした状態で逆回転して原稿をスイッチバックして循環経路19を介して搬送経路17に送るように制御される。また、1対の排紙ローラ37は、循環経路19及び搬送経路17を介して循環される原稿の先後端がすれ違う時に支障なく搬送できるように圧接ソレノイドSOL1によって一方の排紙ローラ37が他方の排紙ローラ37から離間するように構成されている。さらに、排紙経路18及び排紙ローラ対37は、原稿の走行方向を前後に切り替えるためのスイッチバックを行う機能を有する。原稿読み取り時、原稿識別手段が原稿読み取り面を識別して再読取(例えば、白黒読取モードからカラー読取モードに変更)すると判定した際には、制御手段は、原稿の読取を中断し、当該原稿を排紙経路18に搬送する。排紙経路18に搬送された原稿は、排紙ローラ37の逆回転により循環経路19にスイッチバック搬送され搬送経路17を介して第1のプラテン3に再搬送される。この再搬送の過程で原稿はその表裏が反転され裏面を読取る状態となる。このため、原稿の読み取り中断された面を再読み取りするためには、原稿は、再度搬送経路から排紙経路へ搬送され再びスイッチバックされて循環系路19を介してプラテン3の読取位置に再給紙されることとなる。このようにして原稿が再給紙されプラテン3の読取位置にセットされると、制御された速度(例えば、カラー読取モードの遅い速度)で原稿を搬送して再読取を行うように構成されている。
【0043】
エンプティセンサ(図示せず)、リードセンサS2、排紙センサ(図示せず)、及びスイッチバックセンサ(図示せず)等は、制御装置(制御手段)に接続されている。また、給紙モータM1及び搬送モータM2は、図示しない制御装置に接続されている。また、圧接ソレノイドSOL1も、制御装置に接続されている。制御装置は、原稿の搬送を制御するための中央処理装置(CPU)等を有している。
【0044】
この制御装置により、各センサS2からの出力信号及び原稿識別手段に基づいて各モータM1,M2及び各ソレノイドSOL1が制御され原稿の搬送動作が実行される。
【0045】
次に、本発明に係る画像読取方法の詳細について説明する。
【0046】
最初に、読取画像の白黒画像かカラー画像かの識別方法について説明する。
図5(a)は、各センサのカラー識別における相対感度と波長との関係を示す分光感度特性を示す図であり、図5(b)は白黒原稿の分光反射データを示す図である。図5(a)に示すように、赤ラインセンサ、緑ラインセンサ、青ラインセンサの読み取りレベルにおいて、各ラインセンサの分光感度のピークが生じる波長は、赤(R)、緑(G)、青(B)で異なるので、カラー原稿読取時には各ラインセンサの出力のピーク値の波長が相違することとなる。一方、図5(b)に示すように、白黒原稿の場合は、分光反射率は波長に依らず一定であり、各ラインセンサは白の画素に対して一様に高いセンサ出力を、黒の画素に対して一様に低いセンサ出力を示す。これによって、読み取った原稿がカラー原稿であるか白黒原稿であるかが識別又は判別される。このように、原稿を判別するには、単に、各色のラインセンサの出力のピーク値の波長が相違するか否かを診ればよいことから、白黒読取モードの高速読み取りによって読み取られた画像データに基づいて識別可能であることに留意すべきである。
【0047】
本発明において色判定部は、後述するシェーディング補正部からデジタル信号に変換された赤ラインセンサ、緑ラインセンサ、青ラインセンサからの出力を受け取り、その各出力パターンに差があればカラーと判定し、差がなければ白黒原稿と判定するように構成する。
【0048】
ところで、以下説明する本実施の形態においては、画像信号制御装置(以下、「制御装置」という)において読取手段が読み取った画像データを逐次記憶するデータメモリ部107(図7及び図8)内に具備する例について説明している。しかし、画像読取装置の種類によっては、画像データを記憶するデータメモリを具備せずに、読取手段からの画像データを補正処理した後に画像形成装置側に出力するタイプのものもある。このような場合、本発明の適用においては、白黒データかカラーデータかの画像データの種別を識別する識別手段は、読取手段からの画像データの補正信号に基づいて行うこととなる。
【0049】
図6は、赤(R)、緑(G)、青(B)の3つのセンサの他に、白黒(B/W)センサを有する4本のラインセンサを用いた制御装置100の回路構成を示すものである。図6において、制御装置100は原稿を読み取る4本のラインセンサ102W,102R,102G,102Bと、ラインセンサが読み取ったアナログデータを、デジタルデータに変換するA/D変換部103と、変換されたデータをシェーディング補正(光電変換素子間における感度補正)するシェーディング補正部104と、シェーディング補正されたデータの諧調を判定する色判定部106と、色判定部により判定された結果を受けて画像読取装置の読取を制御する信号を出力する制御コントロール部108と、制御コントロール部108からのSEL信号により白黒データ又はカラーデータに切り替えて出力するセレクタ部105と、制御コントロール部108からのSEL信号によりデータを白黒の読み取り又はカラーでの読み取りに切り替えて記憶して画像形成装置に出力するデータメモリ部107で構成されている。図6に記載の制御回路の場合は、第1の読取モード(白黒読取モード)時における画像データは、白黒センサ102Wによって読み取られた画像データを使用するが、同時に、緑センサ102G、赤センサ102R及び青センサ102Bの出力に基づいてカラー原稿か白黒原稿かあるかを識別するのである。
【0050】
図7は、赤(R)、緑(G)、青(B)の3本のラインイセンサを用いた画像信号制御部100bであり、画像信号制御部100bは、ライセンサ102R,102G,102Bと、このラインセンサが読取ったアナログデータをデジタルデータに変換するA/D変換部103と、変換されたデータをシェーディング補正するシェーディング補正部104と、シェーディング補正されたデータに基づき黒の信号を生成するモノクロミックス変換部109と、シェーディング補正されたデータの諧調を判定する色判定部106と、色判定部により判定された結果を受けて画像読取装置に読取を制御する信号を出力する制御コントロール部108と、制御コントロール部108からのSEL信号により白黒データ又はカラーデータに切り替えて出力するセレクタ部105と、制御コントロール部108からのSEL信号により読み取りデータを白黒の読取又はカラーでの読取に切り替えて記憶して画像形成装置に出力するデータメモリ部107で構成されている。従って、図7に記載の制御回路の場合は、第1の読取モード(白黒読取モード)時における画像データは、緑センサ102G、赤センサ102R及び青センサ102Bの出力のAND値となる。そして、緑センサ102G、赤センサ102R及び青センサ102Bの出力パターンの相違があるかに基づいてカラー原稿か白黒原稿かあるかを識別するのである。
【0051】
次に、本実施形態例における原稿読取制御フローの例を説明する。
【0052】
本画像読取装置によって原稿を読み取る際に(S1)、操作者は、図8に基づいて読取モードの設定を行うこととなる(S2)。カラー読取モードに設定されたならば(S3)、低速のカラー画像モード(25CPM/108mm/sec)による画像読み取りが行われる。白黒読取モードに設定されたならば(S5)、高速の白黒読取モード(50CPM/216mm/sec)による画像読み取りが行われる。そして、自動カラーセレクト(ACS)モードに設定された場合(S4)には、次のような本発明に係る読取動作制御が実行されることとなるのである。
【0053】
図9は、本発明に係る画像読取動作の第1の制御方法に関するものであって、第1の読取モード(移動読取モード)による原稿の読み取り完了後、読み取り画像データのモードを判別する制御方法のフローチャートを示す。
【0054】
図10は、本発明に係る画像読取動作の第2の制御方法に関するものであって、原稿読み取り中に逐一的に画像データのモードを判別する制御方法のフローチャートを示す。
【0055】
図9において、原稿を給紙トレイに載置した後、読み取り動作が開始される(S10)。ここでACSモードが設定された(S11)後に、画像読取装置のスタートキーが押されると(S12)、ADF2によって原稿給紙が開始される。原稿が読取位置3に給紙されて読取装置1が第1の読取モードで読み取り動作を開始する(S13)。第1の読取モードで読み取られたデータは第1の種別のデータ(白黒データ)としてメモリに格納される(S14)。当該格納データは、図6又は図7のところで説明したように、ラインCCDセンサ102が読み取った当該原稿のアナログ信号が、A/D変換部103でA/D変換され、且つシェーディング補正部104でシェーディング補正されてセレクタ部105に出力された画像データである。
【0056】
当該原稿の最初の読み取りが終了する(S15)と、色判定部106が格納された画像データの種別を識別する(S17)。ここで、第1の種別(白黒データ)であると識別された場合は、データメモリ107内に格納されている画像データを画像形成装置側に出力し(S16)、当該原稿の画像読み取りはこれで終了することとなる。そして、当該原稿は、排紙経路18に排紙されるのである。
【0057】
次に、データメモリ107内に格納されている画像データが第2の種別(カラー画像)であると識別された場合には(S17)、装置の読取モードを、前記第1の読取モードよりも低速で読み取るための第2の読取モード(カラー読取モード)に変更し(S18)、既に白黒データとして読み取って格納されているデータメモリ部107内の第1の読取モードによる画像データ(白黒データ)を削除する(S19)。そして、当該原稿は、搬送ローラ31によって読取位置3に再給紙されることとなる(S20)。この再給紙は、循環系路19を循環させることによって行われてもよく、又は排紙方向とは逆方向にフィードバックすることによって行われる。
【0058】
このようにして、原稿が読取位置3に再給紙されると、今度は第2の読取モード(カラー読取モード)の遅い速度で原稿の再読取を開始する(S21)。 当該原稿の読み取られた画像データ(カラー画像データ)はデータメモリ107に逐次格納される(S22)。原稿の読取が続く時は原稿読取動作(S21,S22)が継続され、当該原稿の第2の読取モードによる読み取りが完了すると(S23)、メモリ107内のカラー画像データを画像形成装置側に出力する(S24)。そして、給紙トレイ9の上に載置された全ての原稿について上記の読取動作制御が行われるのである(S25,S26)。
【0059】
図10は、本発明の第2の画像読取動作制御の例を示す。ここでは、上記した第2の制御方法と異なり、原稿読み取り中に白黒データか、カラーデータかを判別するようにしている。
【0060】
図10において、原稿を給紙トレイに載置した後、読み取り動作が開始される(S30)。ここでACSモードが設定された(S31)後に、画像読取装置のスタートキーが押されると(S32)、ADF2によって原稿の給紙が開始される。原稿が読取位置3に給紙されて読取装置1が第1の読取モードで読み取り動作を開始する(S33)。
【0061】
第1の読取モードで読み取られたデータは、第1の種別のデータ(白黒データ)としてメモリに格納される(S34)。当該格納データは、図6又は図7のところで説明したように、ラインCCDセンサ102が読み取った当該原稿のアナログ信号が、A/D変換部103でA/D変換され、且つシェーディング補正部104でシェーディング補正されてセレクタ部105に出力された画像データである。
【0062】
次に、この第2の画像読取動作制御の例においては、上記した第1の画像読取動作制御の例とは異なり、当該原稿の画像読み取りの最中に逐次読み取った画像データが第1の種別(白黒データ)であるか第2の種別(カラーデータ)であるかを識別する(S35)。そして、第1の種別(白黒データ)であると識別された場合(S36)は、当該第1の読み取りモードによる読み取りを続行する(S38)。当該原稿の画像データの全てが第1の種別(白黒データ)であると識別された場合(S36)は、データメモリ107内に格納されている画像データを画像形成装置側に出力し(S38)、当該原稿の画像読み取りはこれで終了し、当該原稿は、排紙経路18に排紙されることとなる。
【0063】
しかし、当該原稿の画像読み取りデータが第2の種別(カラー画像)であると識別された場合には(S35)、当該第1の読取モード(白黒読取モード)での読み取りを即中止し(S37)、本装置の読取モードを、前記第1の読取モードよりも低速で読み取るための第2の読取モード(カラー読取モード)に変更して(S39)、その時点まで第1の読取モードによって読み取られてデータメモリ107に格納されている画像データ(白黒データ)を削除する(S40)。
【0064】
そして、当該原稿は、搬送ローラ31によって所定の読取位置に再給紙されることとなる(S41)。この再給紙は、循環系路19を循環させることによって行ってもよく、又は排紙方向とは逆方向にフィードバックすることによって行われる。
【0065】
このようにして、原稿が所定の読取位置に再給紙されると、今度は第2の読取モード(カラー読取モード)の遅い速度で原稿の再読取を開始する(S42)。当該原稿の読み取られた画像データ(カラー画像データ)はデータメモリ107に逐次格納される(S43)。そして、当該原稿の第2の読取モードによる読み取りが完了すると(S44)、メモリ107内のカラー画像データを画像形成装置側に出力する(S45)。原稿の読取が続く時は原稿読取動作(S21,S22,S23)を、読み取り原稿の終了まで繰り返す。1枚の原稿の読み取りが完了した時は、カラー画像データをメモリ107から画像形成装置側に出力する(S24)。給紙トレイ9の上に載置された全ての原稿について上記の読取動作制御が行われるのである(S27)。
【0066】
このように、本発明に係る画像読取装置においては、プラテン上を移動する原稿を読み取るために前記プラテン下の所定の読取位置に配置された光学読取手段と、同一の原稿を前記読取位置に再給紙することが可能な搬送手段と、前記光学読取手段が読み取った原稿の画像データの種別を識別するための識別手段と、前記各手段を制御するための制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記画像データが第1の種別であったときには、前記原稿を排紙させると共に最初の第1の読取モードによる画像データを出力し、前記画像データが第2の種別であったときには、前記原稿を前記読取位置に再給紙して前記第1の読取モードとは異なる第2の読取モードで読み取って出力するようにした。
【0067】
これによって、本発明は、ADFによって走行する原稿を読み取るようにした画像読取装置において、白黒原稿の読み取りにおいては、最初の読み取り動作において取得した画像データがそのまま利用できるので、本スキャンが必要なくなり、白黒原稿とカラー原稿が混在した原稿セットの高速読み取りを実現したのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の画像読取装置の例を示す。
【図2】図1のADFの原稿搬送機構を示す。
【図3】本発明に係る第2の画像読取装置の例を示す。
【図4】図3のADFの原稿搬送機構を示す。
【図5】(a)部は、各センサのカラー識別における相対感度と波長との関係を示す分光感度特性図であり、(b)部は、白黒原稿の分光反射データを示す。
【図6】白黒センサを有する4ライン・イメージセンサを用いた画像信号制御部の回路構成を示す。
【図7】3ライン・イメージセンサを用いた画像信号制御部の回路構成を示す。
【図8】画像読取装置における読取モードの設定を示す。
【図9】本発明に係る第1の画像読取動作制御方法のフローチャートを示す。
【図10】本発明に係る第2の画像読取動作制御方法のフローチャートを示す。
【符号の説明】
1 自動原稿搬送装置(ADF)
2 読取装置
3 第1のプラテン
4 光源
5 ミラー
8 第2のプラテン
9 給紙トレイ
11 排紙トレイ
16 給紙経路
17 搬送経路
18 排紙経路
19 循環経路
20 中間経路
80 待避経路
28 給紙ローラ
31,39 搬送ローラ
37 排紙ローラ
100 制御装置
102 ラインセンサ
103 A/D変換部
104 シェーディング補正部
105 セレクタ部
106 色判定部
107 データメモリ部
108 制御コントロール部
S1,S2,S5,S8 センサ
M1 給紙モータ
M2 搬送モータ
Claims (15)
- プラテン上を移動する原稿を読み取るために前記プラテン下の所定の読取位置に配置された光学読取手段と、
同一の原稿を前記読取位置に再給紙することが可能な搬送手段と、
前記光学読取手段が読み取った原稿の画像データの種別を識別するための識別手段と、
前記各手段を制御するための制御手段と、を有し、
前記制御手段は、
前記画像データが第1の種別であったときには、当該原稿を排紙させると共に最初の第1の読取モードによる画像データを出力し、
前記画像データが第2の種別であったときには、当該原稿を前記読取位置に再給紙して前記第1の読取モードとは異なる第2の読取モードによりで読み取るように制御する、ことを特徴とする画像読取装置。 - 前記再給紙は、原稿を排紙方向に搬送させた後に当該原稿を循環させ、再び前記読取位置に給紙するものである請求項1に記載の画像読取装置。
- 前記再給紙は、原稿を排紙方向とは逆の上流方向にフィードバック搬送させ、再び前記読取位置に給紙するものである請求項1に記載の画像読取装置。
- 前記第1の読取モードにおける原稿読み取り速度は、前記第2の読取モードにおける原稿読み取り速度よりも高速であることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
- 前記第1の読取モードは、白黒画像を読み取るためのモードであって、前記第2の読取モードは、カラー画像を読み取るためのモードであることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
- 前記第1の読取モードは、2値諧調画像を読み取るためのモードであって、前記第2の読取モードは、多値諧調画像を読み取るためのモードであることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
- プラテン上を移動する原稿を読み取るために前記プラテン下の所定の読取位置に配置された光学読取手段と、
同一の原稿を前記読取位置に再給紙することが可能な搬送手段と、
前記光学読取手段によって読み取られた画像データが白黒データかカラーデータであるかを識別するための識別手段と、
前記各手段を制御するための制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記光学読取手段が原稿を白黒読取モードで走査中に、前記識別手段が当該原稿の画像データをカラーデータであると識別した場合には、当該原稿の白黒モード読取を中止すると共に、当該原稿を前記プラテン上に再給紙してカラー読取モードで読み取るように制御する、ことを特徴とする画像読取装置。 - 前記再給紙は、原稿を排紙方向とは逆の上流方向にフィードバック搬送させ、再び前記読取位置に給紙するものである請求項7に記載の画像読取方法。
- プラテン上の原稿の画像データを前記プラテン下の所定の読取位置に配置された光学読取手段によって読み取るための原稿読取方法において、
原稿を第1の読取モードで読み取るステップと、
前記第1の読取モードにおいて読み取られた画像データの種別を識別するステップと、
前記画像データの種別が第1の種別であると識別されたときには、前記原稿を排紙させて前記第1の読取モードによる画像データを出力するステップと、
前記画像データの種別が第2の種別であると識別されときには、前記原稿を前記読取位置に再給紙して最初の第1の読取モードとは異なる第2の読取モードで読み取るステップと、
の各ステップにより構成されたことを特徴とする画像読取方法。 - 前記再給紙は、原稿を排紙方向に搬送させた後に当該原稿を循環させ、再び前記読取位置に給紙するものである請求項9に記載の画像読取方法。
- 前記再給紙は、原稿を排紙方向とは逆の上流方向にフィードバック搬送させ、再び前記読取位置に給紙するものである請求項9に記載の画像読取方法。
- 前記第1の読取モードにおける原稿読み取り速度は、前記第2の読取モードにおける原稿読み取り速度よりも高速であることを特徴とする請求項9に記載の画像読取方法。
- 前記第1の読取モードは、白黒画像を読み取るためのモードであって、前記第2の読取モードは、カラー画像を読み取るためのモードであることを特徴とする請求項9に記載の画像読取方法。
- プラテン上の原稿の画像データを前記プラテン下の所定の読取位置に配置された光学読取手段によって読み取るための原稿読取方法において、
原稿を白黒読取モードで読み取るステップと、
前記白黒読取モードによって読み取られた画像データが白黒データであるか否かを識別するためのステップと、
前記画像データの種別が白黒データであった場合には、当該画像データを出力するステップと、
前記画像データをカラーデータであると識別された場合には、当該原稿の白黒モードによる走査を中止するステップと、当該原稿を前記読取位置に再給紙するステップと、当該原稿をカラー読取モードで走査するステップと、
の各ステップにより構成されたことを特徴とする画像読取方法。 - 前記再給紙するステップは、当該原稿を排紙方向とは逆の上流方向にフィードバックすることにより再び前記読取位置に給紙するステップであることを特徴とする請求項14に記載の画像読取方法。
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