JP2009071417A - 画像処理装置および画像処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】
本発明は、複数の原稿から連続して画像を読み取るに際して、原稿の向きが揃ってなくても、それらの原稿から読み取った画像の向きを最小の回転処理で揃えて出力する画像処理装置および画像処理プログラムを提供する。
【解決手段】
原稿の向きを判別するための原稿向き情報がそれぞれ埋め込まれた複数の原稿から画像を読み取る画像読取手段と、画像読取手段で読み取られた原稿の読取画像に含まれる原稿向き情報から各原稿の読取向きを判別する判別手段と、判別手段で判別された各原稿の読取向き毎に原稿の枚数を計数する計数手段と、計数手段による計数値に基づき複数の原稿の読取画像を同一の向きにするための回転処理が最小となる特定向きを特定する特定手段と、特定手段で特定した特定向きと同一の向きになるように該特定向きにない他の原稿の読取画像を回転処理する回転処理手段とを具備する。
【選択図】 図1
本発明は、複数の原稿から連続して画像を読み取るに際して、原稿の向きが揃ってなくても、それらの原稿から読み取った画像の向きを最小の回転処理で揃えて出力する画像処理装置および画像処理プログラムを提供する。
【解決手段】
原稿の向きを判別するための原稿向き情報がそれぞれ埋め込まれた複数の原稿から画像を読み取る画像読取手段と、画像読取手段で読み取られた原稿の読取画像に含まれる原稿向き情報から各原稿の読取向きを判別する判別手段と、判別手段で判別された各原稿の読取向き毎に原稿の枚数を計数する計数手段と、計数手段による計数値に基づき複数の原稿の読取画像を同一の向きにするための回転処理が最小となる特定向きを特定する特定手段と、特定手段で特定した特定向きと同一の向きになるように該特定向きにない他の原稿の読取画像を回転処理する回転処理手段とを具備する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像処理装置および画像処理プログラムに関する。
特許文献1には、画像データから切り出した文字の文字認識処理により求められる画像データの方向別のスコアに基づきその画像データの方向を判断し、その画像データが正方向であると判断した場合は、その文字認識処理結果を直ちに出力し、その画像データが正方向でないと判断した場合は、その画像データを正方向に回転させ、回転させた画像データから切り出した文字の文字認識処理結果を出力して、文字認識の一連の処理を迅速に実行し得る文字処理装置が開示されている。
また、特許文献2には、コンタクトガラス上に置かれた原稿面を読み取る画像読み取り部で読み込まれた画像イメージの文字領域を抽出し、抽出した文字領域内の個々の文字の方向を判定することによって、原稿の上辺がコンタクトガラスのどの方向にセットされているかを識別する原稿方向判定処理部と、原稿方向判定処理部の結果を音声メッセージで通知する音声合成処理部とを備えた画像読取装置が開示されている。
特開2000−348140号公報
特開2006−319548号公報
本発明は、複数の原稿から連続して画像を読み取るに際して、原稿の向きが揃ってなくても、それらの原稿から読み取った画像の向きを最小の回転処理で揃えて出力する画像処理装置および画像処理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の画像処理装置の発明は、原稿の向きを判別するための原稿向き情報がそれぞれ埋め込まれた複数の原稿から画像を読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段で読み取られた前記原稿の読取画像に含まれる前記原稿向き情報から各原稿の読取向きを判別する判別手段と、前記判別手段で判別された各原稿の読取向き毎に原稿の枚数を計数する計数手段と、前記計数手段による計数値に基づき前記複数の原稿の読取画像を同一の向きにするための回転処理が最小となる特定向きを特定する特定手段と、前記特定手段で特定した前記特定向きと同一の向きになるように該特定向きにない他の原稿の読取画像を回転処理する回転処理手段とを具備する。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記原稿向き情報は、前記原稿の少なくとも1辺近傍に形成されたコード情報に埋め込まれ、前記判別手段は、前記コード情報に埋め込まれた前記原稿向き情報に基づき前記原稿の読取向きを判別する。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記コード情報は、前記原稿向き情報に加えて該原稿の識別情報およびサイズ情報が埋め込まれている。
また、請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記特定手段は、前記画像読取手段による前記複数の原稿の読み取り終了時に前記計数手段による計数値が最大となる向きを前記特定向きとして特定し、前記回転処理手段は、前記画像読取手段による前記複数の原稿の読み取り終了後に前記他の原稿の読取画像の回転処理を開始する。
また、請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記特定手段は、前記複数の原稿の枚数および前記計数手段による計数値に基づき前記複数の原稿を同一の向きにするための回転処理が最小となる特定向きを特定し、前記回転処理手段は、前記特定手段による前記特定向きの特定後、前記他の原稿の読取画像の回転処理を開始する。
また、請求項6の画像処理プログラムの発明は、コンピュータを、画像読取手段で読み取られた原稿の読取画像に含まれる該原稿の向きを判別するための原稿向き情報から各原稿の読取向きを判別する判別手段、前記判別手段で判別された各原稿の読取向き毎に原稿の枚数を計数する計数手段、前記計数手段による計数値に基づき前記画像読取手段で読み取られた複数の原稿の読取画像を同一の向きにするための回転処理が最小となる特定向きを特定する特定手段、前記特定手段で判別した前記特定向きと同一の向きになるように該特定向きにない他の原稿の読取画像を回転処理する回転処理手段として機能させる。
請求項1記載の発明によれば、複数の原稿から読み取った読取画像の向きを最小の回転処理で揃えることができ、その処理に要する時間と負荷を軽減することができるという、効果を有する。
また、請求項2記載の発明によれば、原稿に形成された原稿の読取向きを判別するための原稿向き情報が埋め込まれコード情報の位置が容易に特定でき、その原稿の原稿向き情報およびその原稿の読取向きを判別するまでの処理時間の高速化が図れるという、効果を有する。
また、請求項3記載の発明によれば、画像を読み取った原稿の読取向きに加えて、その原稿の識別情報および用紙サイズを判別することができるという、効果を有する。
また、請求項4記載の発明によれば、複数の原稿から読み取った読取画像の向きを揃えるために行う回転処理が最小となる向き(特定向き)の特定が容易にでき、また、その回転処理に要する時間と負荷を軽減することができるという、効果を有する。
また、請求項5記載の発明によれば、複数の原稿から読み取った読取画像の全ての向きを判別しなくても、読取画像の向きを揃えるために行う回転処理が最小となる向き(特定向き)の特定ができ、その分だけ処理の負荷を軽減することができるという、効果を有する。
また、請求項6記載の発明によれば、複数の原稿から読み取った読取画像の向きを揃えるための最小の回転処理をコンピュータにより実行させることができるという、効果を有する。
以下、本発明に係わる画像処理装置および画像処理プログラムの一実施例について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係わる画像処理装置1が適用された画像処理システム100の主な構成を示す構成図である。
図1に示すように、画像処理システム100は、画像処理装置1と、クライアントPC2と、プリントサーバ3がLAN(=Local Area Network)等のネットワーク4で接続されており、クライアントPC2及びプリントサーバ3は、入力装置(例えばキーボードやマウス等)、出力装置(例えばディスプレイ等)、中央処理装置(例えばCPU)、記憶装置(ROM、RAM、ハードディスク、外部記憶装置等)等で構成された一般的なコンピュータである。
尚、CPUは、Central Processing Unit、ROMは、Read Only Memory、RAMは、Random Access Memoryの略である。また、画像処理システム100には、前述した各装置の他にネットワーク4に接続される各種装置を管理するサーバ等の各種装置が接続されており、ネットワーク4にはクライアントPC2が複数接続されていてもよい。また、本実施例では、クライアントPC2から印刷指示された印刷ジョブをプリンタサーバ3を介して画像処理装置1で印刷出力する例を示したが、プリンタサーバ3を介さずに、クライアントPC2から画像処理装置1へ直接に印刷ジョブを印刷出力する構成としてもよく、また、この場合において、ネットワーク4を介さずにクライアントPC2と画像処理装置1とを直接接続した構成としてもよい。
クライアントPC2は、文書の表示、編集、印刷等の各種文書処理を行う機能と、文書に文書固有の識別情報(以下、「文書ID」という。)を付与する機能を有している。
クライアントPC2は、文書の表示、編集、印刷等の各種文書処理を行う機能と、文書に文書固有の識別情報(以下、「文書ID」という。)を付与する機能を有している。
プリントサーバ3は、ネットワーク3と接続されたクライアントPC2等からの印刷ジョブの実行依頼を受け付け、受け付けた印刷ジョブをネットワーク3と接続された自装置が管理している画像処理装置1や複合機及び印刷装置等に順次印刷させる印刷制御を行う。
画像処理装置1は、紙文書(用紙に印刷された文書)を光学的に走査してその紙文書に形成された画像を読み取り、読み取った画像データを所定の保存先に保存する、または指定先へ送信するスキャン処理機能の他に、印刷指示された印刷データを印刷する印刷処理機能、紙文書を複製する複製処理機能、紙文書または電子文書のファクシミリ通信を行うファクシミリ通信機能等の従来の機能に加えて、印刷指示された文書に対して後述する文書コードを付加して印刷出力する機能と、向きの揃っていない複数の紙文書から読み取った画像の向きを揃えて出力する機能の本発明に係わる制御動作で実現する機能を備えている。
この本発明に係わる制御動作を実現するため、画像処理装置1は、制御部10、画像読取部11、文書コード検出部12、画像回転処理部13、画像処理部14、記憶部15、ユーザインタフェース部(以下、「ユーザI/F部」という)16、画像形成部17、文書コード生成部18、ネットワークインタフェース部(以下、「ネットワークI/F部」という。)19の各機能的なブロックで構成されている。
制御部10は、画像処理装置1のCPUであり、画像処理装置1を構成する各部を制御し、画像処理装置1全体を統括制御する。
画像読取部11は、スキャナー装置で構成され、画像処理装置1が具備する図示せぬADF(=自動原稿送り装置)あるいはプラテンガラス上にセットされた紙文書を1枚ずつ光学的に走査(スキャン)し、当該紙文書の画像を読み取り、所定の保存先に保存する、または指定先へ送信する。
尚、以下、説明の便宜上、画像読取部11で紙文書から読み取った画像をスキャン画像という。
文書コード検出部12は、スキャン画像を解析して当該スキャン画像に含まれる後述する文書コードを抽出し、その文書コードに含まれる文書ID、用紙サイズ情報及び原稿向き情報を検知する。
具体的には、文書コードが付加された紙文書から読み取られたスキャン画像を当該紙文書の文書データに対応する文書画像と、文書コードに対応する文書コード画像とに分離して抽出し、文書コード画像を解析して当該文書コード画像に含まれる文書ID、用紙サイズ情報及び原稿向き情報の各情報を検知する。
文書コードは、紙文書の文書ID、用紙サイズ情報及び原稿向き情報を含む情報が予め設定された変換方法に基づき所定のドットパターンで配置されたパターン画像である。
また、原稿向き情報は、紙文書の上、下、左、右の向きを0、1、2、3の各値で表現した情報であり、例えば図2(a)及び図2(b)は、その説明図であるが、図2(a)に示すように、縦向きの用紙に文書画像50が形成された紙文書5の各4辺51、52、53、54のうちの文書画像50の正立の向きに対して上部の辺部51が上、下部の辺部52が下、左部の辺部53が左、右部の辺部54が右であることを示しており、また、図2(b)に示すように、横向きの用紙に文書画像60が形成された紙文書6の各4辺61、62、63、64のうちの文書画像60の正立の向きに対して上部の辺部61が上、下部の辺部62が下、左部の辺部63が左、右部の辺部64が右であることを示している。
画像回転処理部13は、複数のスキャン画像の向きに基づきこれらのスキャン画像の向きを揃えるために当該スキャン画像を回転させる画像回転処理の負荷が最も小さくなるスキャン画像の向きを特定するとともに、スキャン画像を時計周り若しくは反時計周りに、例えば90度、180度、270度等の角度で回転させる画像処理を行う。
画像処理部14は、ユーザにより設定されたスキャン条件の解像度、色数、色合い等でスキャン画像に対する画像処理を施し、設定された所定の画像フォーマット形式に変換する。
記憶部15は、ROM(=Read Only Memory)、RAM(=Random Access Memory)、ハードディスク等の記憶装置で構成され、これらの各記憶装置へのデータの書き込みや各記憶装置からのデータの読み込み等の制御を行う。
ユーザI/F部16は、LCD(=Liquid Crystal Display)等の表示装置や操作ボタンを備え、ユーザの操作による画像処理装置1への指示情報の入力及び画像処理装置1からユーザへの画像処理装置1のステータス情報や各種情報の表示等、ユーザと画像処理装置1とのインタフェース処理を行う。
画像形成部17は、画像処理装置1で印刷、複製、スキャン等の各処理を実施する際に画像処理された画像データ(スキャン画像を含む)を画像処理装置1が備える図示せぬ用紙上に形成して出力するための制御を行う。
文書コード生成部18は、印刷指示された印刷ジョブの文書画像が印刷される用紙の当該文書画像の正立の向きに対する上、下、左、右の各情報と、当該印刷ジョブに含まれる文書ID情報及び印刷ジョブ属性に含まれる用紙サイズ情報の各情報を含む文書コードを予め設定された変換方法に基づき所定のドットパターンに変換して生成し、生成した文書コードとイメージ画像に変換された文書画像とを合成して付加する。
ネットワークI/F部16は、ネットワーク4または画像処理装置1とは他の装置(以下、「外部装置」という。)と接続し、ネットワーク4を介して接続された外部装置または直接接続された外部装置とデータ信号や制御信号の授受の制御を行う。また、制御部10の指令に基づき指定された宛先に文書画像やスキャン画像を送信する。
このように構成された画像処理装置1は、印刷指示された文書に対して文書コードを付加して印刷出力するとともに、複数の紙文書から連続して画像を読み取るに際して、紙文書の向きが揃ってなくてもこれらの紙文書から読み取ったスキャン画像の向きが揃った状態で出力されるように構成されている。
図3は、画像処理装置1により文書コードが付加されて印刷出力された紙文書の一例を示す図である。
図3に示すように、画像処理装置1により文書コードが付加されて印刷出力された紙文書7は、文書画像70に加えて紙文書7の上部、下部、左部、右部の各余白部に文書コード71、72、73、74(各ハッチング模様の四角の部分)が形成されている。
各文書コードは、紙文書7固有の識別情報を示す文書IDと、紙文書7の用紙サイズと、紙文書7に形成された文書画像70の正立の向きに対する紙文書7の向きを上、下、左、右を示す原稿向き情報を含んでおり、紙文書7の上部の余白部に形成された文書コード71は、具体的には、例えば「A00120」で表現された情報が予め設定された変換方法に基づき所定のドットパターンで配置されるパターン画像に変換されたパターン画像で形成されている。
この文書コード71の「A00120」の情報は、左列から順に1から4列目までの「A001」が紙文書7の文書IDを示し、5列目の「2」が用紙サイズを示し、6列目の「0」が上下左右のうちの上を表す原稿向き情報を示している。
用紙サイズ及び原稿向き情報は、図4に示すように、各用紙サイズ及び原稿向き情報を示す各値とそれぞれ対応付けされて表現されており、例えば図4(a)に示すように、A3、B3、A4、B4の各用紙サイズに対して0、1、2、3の各値がそれぞれ対応付けされて用紙サイズ値対応表150として記憶され管理され、また、図4(b)に示すように、用紙に形成される文書画像の正立の向きに対する用紙各辺の向きを示す原稿向き情報の上、下、左、右に対して0、1、2、3の値がそれぞれ対応付けされて原稿向き情報値対応表151として記憶され管理されている。
また、紙文書7の下部の余白部に形成された文書コード72は、文書IDが「A001」、用紙サイズがA4を示す「2」、原稿向き情報が下を示す「1」の各値で表現された「A00121」に対応するパターン画像、紙文書7の左部の余白部に形成された文書コード73は、文書IDが「A001」、用紙サイズがA4を示す「2」、原稿向き情報が左を示す「2」の各値で表現された「A00122」に対応するパターン画像、紙文書7の右部の余白部に形成された文書コード74は、文書IDが「A001」、用紙サイズがA4を示す「2」、原稿向き情報が右を示す「3」の各値で表現された「A00123」に対応するパターン画像でそれぞれ形成されている。
このような文書コードが付加された紙文書が印刷指示されて出力されるまでの画像処理システム100における処理の流れについて簡単に説明する。
クライアントPC1上で操作者が印刷出力したい電子文書(例えば複数頁分の文書画像を有する電子文書A001)と、その印刷条件及びその出力先(例えば画像処理装置1)を指定して印刷指示すると、クライアントPC1の図示せぬプリンタドライバが印刷指示された電子文書に対して当該文書の文書IDを示す文書ID情報、印刷条件を示す印刷ジョブ属性、出力先情報(例えば画像処理装置1の識別情報)を付加した印刷ジョブを作成し、プリントサーバ3へ送信する。
尚、印刷条件とは、指定された電子文書を印刷出力するための例えば印字解像度、カラー・モード(カラー/モノクロ)、階調、割り付け印刷(N−up)や、印刷面指定(両面/裏面)、用紙サイズ、紙種、出力部数等の指定された条件であり、また、電子文書は、当該電子文書の文書画像の他に当該電子文書固有の文書IDが付加されて管理されている。
クライアントPC1から送信された印刷ジョブは、ネットワーク4を介してプリントサーバ3で受信され、プリントサーバ3の記憶装置に一時的に保存後、印刷ジョブの文書画像が出力先(例えば画像処理装置1)で解釈可能なPDL(ページ記述言語)に変換された後、文書ID情報、印刷ジョブ属性、出力先情報を含む印刷ジョブが指定された出力先(例えば画像処理装置1)へ送信される。
プリントサーバ3から送信された印刷ジョブは、ネットワーク4を介して画像処理装置1で受信され、画像処理装置1が印刷ジョブの印刷ジョブ属性に従ってPDL解析して各頁毎のイメージ(ビット・マップ)画像に変換し、文書ID、用紙サイズ情報及び原稿向き情報に基づき文書コードを生成して、生成した文書コードとイメージ画像に変換された文書画像とを合成して付加した後、文書コードが付加された文書画像を画像処理装置1が備える用紙上に形成して出力する。
このような処理の流れにおいて、画像処理装置1が印刷指示された印刷ジョブに基づき文書コードが付加された紙文書を印刷出力する処理の流れの詳細について図5を参照して説明する。
図5は、印刷指示された印刷ジョブに基づき文書コードが付加された紙文書を印刷出力する画像処理装置1の処理動作の一例を示す流れ図である。
図5に示すように、画像処理装置1は、印刷指示された印刷ジョブを受信すると(ステップS501でYES)、画像処理装置1の画像処理部14が印刷ジョブに含まれる印刷ジョブ属性に従ってPDL解析して各頁毎のイメージ(ビット・マップ)画像の文書画像に変換し(ステップS502)、文書コード生成部18が原稿向き情報となる上、下、左、右の各情報に印刷ジョブに含まれる文書ID情報及び印刷ジョブ属性に含まれる用紙サイズ情報を付加した情報の文書コードを生成して、生成した文書コードとイメージ画像に変換された文書画像とを合成して付加する(ステップS503、ステップS504)。
文書コード及びその文書コードの文書画像への付加は、具体的には、前述した紙文書7の文書コード71、72、73、74(図3参照)が紙文書7の上、下、左、右の各部の余白部に配置されて形成されるのと同様に、文書コード生成部18が上、下、左、右を表す各情報(原稿向き情報)に印刷ジョブに含まれる文書ID情報と印刷ジョブ属性に含まれる用紙サイズ情報とをそれぞれ付加した各情報の文書コードのパターン画像を生成し、生成した文書コードを各頁毎のイメージ画像の文書画像に対して文書画像の正立の向きに対する用紙の上、下、左、右の向きに対応するように合成して付加する。
例えば、文書ID情報が「B001」の文書画像80を用紙サイズが「B4」の用紙8に用紙の向きを縦向きで印刷する場合は、文書コードは、文書ID情報を示す「B001」及びB4の用紙サイズを示す「1」に原稿向き情報の上、下、左、右を表す各情報を付加した「B001110」、「B001111」、「B001112」、「B001113」を生成後、予め設定された変換方法で所定のドットパターンで配置されるパターン画像に変換して4つの各パターン画像の文書コードを生成する。
また、生成された4つの文書コードの文書画像への付加は、図6(a)に示すように、用紙8に形成される文書画像80の正立の向きに対して用紙8の上部の余白部810に、原稿向き情報の「上」と、文書ID情報「B001」及び用紙サイズのB4を示す「1」とで構成された「B00110」の文書コード81(ハッチング模様の四角の部分)が形成されるように付加し、用紙8の下部の余白部820、左部の余白部830、右部の余白部840にはそれぞれ原稿向き情報の「下」と文書ID情報及び用紙サイズとで構成された「B00111」の文書コード82(ハッチング模様の四角の部分)、原稿向き情報の「左」と文書ID情報及び用紙サイズとで構成された「B00112」の文書コード83(ハッチング模様の四角の部分)、原稿向き情報の「右」と文書ID情報及び用紙サイズとで構成された「B00113」の文書コード84(ハッチング模様の四角の部分)が形成されるように付加する。
また、図6(b)に示すように、文書ID情報が「C001」の文書画像90を用紙サイズが「B4」の用紙9に用紙の向きを横向きで印刷する場合は、用紙9に形成される文書画像90の正立の向きに対して用紙9の上部の余白部910、下部の余白部920、左部の余白部930、右部の余白部940にはそれぞれ原稿向き情報の「上」と文書ID情報及び用紙サイズとで構成された「C00110」の文書コード91(ハッチング模様の四角の部分)、原稿向き情報の「下」と文書ID情報及び用紙サイズとで構成された「C00111」の文書コード92(ハッチング模様の四角の部分)、原稿向き情報の「左」と文書ID情報及び用紙サイズとで構成された「C00112」の文書コード93(ハッチング模様の四角の部分)、原稿向き情報の「右」と文書ID情報及び用紙サイズとで構成された「C00113」の文書コード94(ハッチング模様の四角の部分)が形成されるように付加する。
このように生成された文書コードがイメージ画像に変換された文書画像に付加されると、文書コードが付加された文書画像は、画像形成部17により画像処理装置1が備える用紙上に形成されて出力される(ステップS505)。
次に、画像処理装置1が複数の紙文書から連続して画像を読み取るに際して、紙文書の向きが揃ってなくてもそれらの紙文書から読み取ったスキャン画像の向きを揃えて出力する処理動作について図7に示す流れ図を参照して説明する。
図7に示すように、文書コードが付加された複数の紙文書を画像処理装置1の図示せぬ自動原稿送り装置にセットし、画像処理装置1のユーザI/F16の表示画面(図示せぬ)に表示されたメニュー選択画面でスキャン機能の図示せぬ「向き補正スキャン」を選択後、ユーザI/F21に配置された開始ボタンを押下すると、自動原稿送り装置にセットされた複数の紙文書は、自動原稿送り装置により1枚ずつ画像処理装置1の画像読取部11に順次搬送される。
尚、メニュー選択画面のスキャン機能には、「通常スキャン」と「向き補正スキャン」が選択できるように構成されており、「通常スキャン」が選択された場合は、紙文書を光学的に走査してその紙文書に形成された画像を読み取り、読み取った画像データを所定の保存先に保存する、または指定先へ送信する従来のスキャン処理を実施し、「向き補正スキャン」が選択された場合は、複数の紙文書から連続して読み取ったスキャン画像の向きを揃えて所定の保存先に保存する、または指定先へ送信するスキャン処理を実施するように構成されている。
自動原稿送り装置により最初の1枚目の紙文書が画像読取部11に搬送されると、画像読取部11がその紙文書を光学的に走査して、その画像を読み取り、読み取ったスキャン画像を記憶部15に一時的に保存する(ステップS701)。
紙文書から読み取られたスキャン画像は、文書コード検出部12により解析されて紙文書の文書データに対応する文書画像と、文書コードに対応する文書コード画像とにそれぞれ抽出された後、文書コード画像が解析されて紙文書の文書ID、用紙サイズ及び原稿向き情報が検知される(ステップS702)。
尚、ステップS702において、文書コード画像が抽出できなかった場合(ステップS703でNO)、即ち、紙文書に文書コードが付加されていなかった場合は、本処理動作を終了する。
文書コード画像から文書ID、用紙サイズ及び原稿向き情報が検知されると(ステップS703でYES)、原稿向き情報に基づき紙文書から読み取られたスキャン画像が当該紙文書が正立の向きで読み取った場合のスキャン画像(以下、「スキャン画像(正立)」という。)に対して時計周りに0度(正立)、90度(右横立)、180度(倒立)、270度(左横立)のいずれの角度に傾いて読み取られたかを示す傾角情報を検知する。
この傾角情報は、画像読取部11が紙文書を光学的に走査して画像を読み取る際に、紙文書が置かれる基準位置に対して紙文書が正立で置かれた場合、即ち紙文書が正立の向きで置かれた場合の当該紙文書から読み取られたスキャン画像の傾角情報を0度(正立)、紙文書が基準位置から時計周りに90度横に置かれた場合、即ち紙文書が右横立の向きで置かれた場合の当該紙文書から読み取られたスキャン画像の傾角情報を90度(右横立)、紙文書が基準位置から時計周りに180度逆さまに置かれた場合、即ち紙文書が倒立の向きで置かれた場合の当該紙文書から読み取られたスキャン画像の傾角情報を180度(倒立)、紙文書が基準位置から時計周りに270度横に置かれた場合、即ち紙文書が左横立の向きで置かれた場合の当該紙文書から読み取られたスキャン画像の傾角情報を270度(左横立)を示す各情報を示しており、0度(正立)、90度(右横立)、180度(倒立)、270度(左横立)と対応付けされた0、1、2、3の各値と対応付けされている。
スキャン画像の傾角情報が検知されると、傾角情報に対応付けされた各カウンタのカウンタ値をカウントアップし、文書画像と傾角情報とを関連付けして管理する(ステップS704)。
具体的には、スキャン画像の傾角情報と対応付けされた各カウンタ、例えばスキャン画像の傾角情報が0度(正立)と対応付けされたカウンタ(正立)、傾角情報が90度(右横立)と対応付けされたカウンタ(右横立)、傾角情報が180度(倒立)と対応付けされたカウンタ(倒立)、傾角情報が270度(左横立)と対応付けされたカウンタ(左横立)を紙文書から読み取られたスキャン画像の傾角情報に応じて当該傾角情報と対応付けされたカウンタのカウント値を1カウントアップするとともに、当該スキャン画像から抽出された文書画像と当該傾角情報とを関連付けて管理する。
尚、文書画像と当該傾角情報との関連付けは、当該傾角情報を文書画像に付加する構成としてもよく、文書画像と当該傾角情報との対応関係を示した対応表として関連付けてもよい。
1枚目の紙文書の文書画像と傾角情報とが関連付けされて管理されると、自動原稿送り装置にセットされた他の全ての紙文書に対しても前述のステップS701乃至ステップS706と同様な処理動作を繰り返し行う。
自動原稿送り装置にセットされた全ての紙文書の画像が読み取られ、前述したステップS701乃至ステップS706の処理動作が終了すると、全ての紙文書から読み取った文書画像の向きを揃えるために行う各文書画像に対する画像回転処理の負荷が最も小さくなる文書画像の向きを特定する(ステップS707)。
具体的には、自動原稿送り装置にセットされた全ての紙文書に対する前述のステップS701乃至ステップS706の処理動作が終了後、カウンタ(正立)、カウンタ(右横立)、カウンタ(倒立)、カウンタ(左横立)の各カウンタのカウント値を確認し、カウント値が最大のカウンタと対応付けされた傾角情報に関連付けされた文書画像の向きを画像回転処理の負荷が最小となる文書画像の向きと特定する。
具体的には、例えば、自動原稿送り装置にセットされた10枚全ての紙文書の画像の読み取り後、前述の各種処理動作の結果、各カウンタのカウント値がそれぞれカウンタ(正立)のカウント値が4、カウンタ(右横立)のカウント値が0、カウンタ(倒立)のカウント値が6、カウンタ(左横立)のカウント値が0であった場合、カウンタ値の最大値6のカウンタ(倒立)と関連付けされた180度(倒立)の文書画像の向きを画像回転処理の負荷が最小となる文書画像の向きと特定する。
画像回転処理が最小となる文書画像の向きが特定されると、その文書画像の向きと異なる文書画像に対して画像回転処理を行い、各文書画像の向きを揃えた状態にして出力する(ステップS708)。
具体的には、画像回転処理が最小となる文書画像の向きが180度(倒立)と特定された場合、文書画像の向きが180度(倒立)と異なる0度(正立)、90度(右横立)、270度(左横立)の各文書画像に対してそれぞれ時計周りに180度、90度、反時計周りに90度の画像の回転処理を施す。
より具体的には、文書画像の向きが180度(倒立)と異なる0度(正立)、90度(右横立)、270度(左横立)の各文書画像に対して、各文書画像の向きの値0度、90度、270度の各値から画像回転処理が最小となる文書画像の向きの値180度をそれぞれ差し引いた値−180度、−90度、90度を算出し、算出結果の−180度を時計周りに180度、−90度を時計周りに90度、90度を反時計周りに90度回転させる画像回転処理を行う。
この画像回転処理の負荷が最小となる文書画像の向きの特定と、特定された文書画像の向きと異なる向きの文書画像に対する画像回転処理は、画像処理装置1の画像回転処理部13により行われる。
この向きが揃っていない複数の紙文書から読み取ったスキャン画像を最小の回転処理で向きを揃えて出力する処理動作の他の一例について図8を参照して説明する。
図8は、複数の紙文書から読み取った全てのスキャン画像の向きを検知しなくても、スキャン画像を最小の回転処理で向きを揃えて出力する処理動作の一例を示したものである。
この全てのスキャン画像の向きを検知しなくても、最小の回転処理でスキャン画像の向きを揃えて出力する処理動作は、前述した画像処理装置1の制御部10を制御部10の動作に加えて、自動原稿送り装置にセットされた紙文書の総頁数を取得できる構成とした制御部20と置き換え、画像回転処理部13を画像回転処理部13の動作に加えて、紙文書の総頁数と、カウンタ(正立)、カウンタ(倒立)、カウンタ(右横立)、カウンタ(左横立)の各カウンタのカウント値とに基づく特定条件の判断結果により画像回転処理の負荷が最小となる文書画像の向きと特定する構成とした画像回転処理部23と置き換えた画像処理装置31とすることで、実現することができる。
この画像処理装置31の構成は、制御部20及び画像回転処理部23の他は、画像処理装置1と同様に構成されているので、画像処理装置31の構成説明は省略し、その動作の説明において、画像処理装置1と同様に構成された各部は、画像処理装置1と同一符号を付して説明する。
図8に示すように、文書コードが付加された複数の紙文書を画像処理装置31の図示せぬ自動原稿送り装置にセットし、画像処理装置1のユーザI/F16の表示画面(図示せぬ)に表示されたメニュー選択画面でスキャン機能の図示せぬ「向き補正スキャン」の選択及び原稿枚数の入力後、ユーザI/F21に配置された開始ボタンを押下すると、自動原稿送り装置にセットされた紙文書の総頁数が画像処理装置31の制御部20によりユーザI/F16を介して取得されるとともに(ステップS801)、自動原稿送り装置にセットされた複数の紙文書が自動原稿送り装置により1枚ずつ画像処理装置1の画像読取部11に順次搬送される。
自動原稿送り装置により最初の1枚目の紙文書が画像読取部11に搬送されると、紙文書の頁数をカウントする頁数カウンタのカウント値がカウントアップされるとともに、画像読取部11がその紙文書を光学的に走査して、その画像を読み取り、読み取ったスキャン画像を記憶部15に一時的に保存する(ステップS802)。
紙文書から読み取られたスキャン画像は、文書コード検出部12により解析されて紙文書の文書データに対応する文書画像と、文書コードに対応する文書コード画像とにそれぞれ抽出され(ステップS803)、後述する向き特定フラグの値を確認し、向き特定フラグの値が「1」でない場合は(ステップS804でYES、ステップS805でNO)、文書コード検出部12が文書コード画像から文書ID、用紙サイズ及び原稿向き情報を検知する(ステップS806)。
尚、ステップS803において、文書コード画像が抽出できなかった場合(ステップS804でNO)、即ち、紙文書に文書コードが付加されていなかった場合は、本処理動作を終了する。また、向き特定フラグの値が「1」である場合は(ステップS805でYES)、後述のステップS811の処理動作を行う。
文書コード画像から文書ID、用紙サイズ及び原稿向き情報が検知されると、原稿向き情報に基づき紙文書から読み取られたスキャン画像の傾角情報を検知する。
傾角情報は、前述したように、画像読取部11が紙文書を光学的に走査して画像を読み取る際に、紙文書が置かれる基準位置に対する紙文書の向きに応じて当該紙文書から読み取られたスキャン画像の傾きを0度(正立)、90度(右横立)、180度(倒立)、270度(左横立)で示し、0、1、2、3の各値と対応付けされた情報である。
スキャン画像の傾角情報が検知されると、傾角情報に対応付けされた各カウンタのカウンタ値をカウントアップし、文書画像と傾角情報とを関連付けして管理する(ステップS807)。
文書画像と傾角情報とが関連付けされて管理されると、自動原稿送り装置にセットされた紙文書の総頁数と各カウンタのカウント値から紙文書から読み取った文書画像の向きを揃えるために文書画像に対する画像回転処理の負荷が最小となる文書画像の向きを特定する(ステップS808)。
この画像回転処理の負荷が最小となる文書画像の向きの特定は、画像回転処理部23により行われ、具体的には、例えば、自動原稿送り装置にN枚の紙文書がセットされて、原稿枚数Nが入力された場合、カウンタ(正立)、カウンタ(倒立)、カウンタ(右横立)、カウンタ(左横立)の4つのカウンタのカウント値が次の条件を満たした時点で、カウント値が最大のカウンタに対応付けされた傾角情報に関連付けされた文書画像の向きを画像回転処理の負荷が最小となる文書画像の向きと特定する。
(1)1つのカウンタのカウント値がN/2+1以上となった時点で、当該カウンタに対応付けされた傾角情報に関連付けされた文書画像の向きを画像回転処理の負荷が最小となる文書画像の向きと特定する。
(2)1つのカウンタのカウント値がN/2以上且つ、他の2つのカウンタのカウント値がそれぞれ1以上となった時点で、カウント値が最大(N/2以上)のカウンタに対応付けされた傾角情報に関連付けされた文書画像の向きを画像回転処理の負荷が最小となる文書画像の向きと特定する。
(3)1つのカウンタのカウント値がN/2−1以上且つ、他の3つのカウンタのうちの少なくとも2つのカウンタのカウント値が2以上且つ残り1つのカウンタのカウント値が1以上となった時点で、カウント値が最大(N/2−1以上)のカウンタに対応付けされた傾角情報に関連付けされた文書画像の向きを画像回転処理の負荷が最小となる文書画像の向きと特定する。
ステップS808において、画像回転処理の負荷が最小となる文書画像の向きが特定されなかった場合、即ち、自動原稿送り装置にセットされた紙文書の総頁数に対する各カウンタのカウント値が前述の(1)乃至(3)の何れの条件も満たしていない場合は(ステップS809でNO、ステップS811でNO)、自動原稿送り装置にセットされた他の全ての紙文書に対しても前述のステップS802乃至ステップS811と同様な処理動作を繰り返し行い、また、画像回転処理の負荷が最小となる文書画像の向きが特定された場合、即ち、紙文書の総頁数に対する各カウンタのカウント値が前述の(1)乃至(3)の何れかの条件を満たしている場合は(ステップS809でYES)、向き特定フラグに1の値を設定後、自動原稿送り装置にセットされた他の全ての紙文書に対しても前述のステップS802乃至ステップS811と同様な処理動作を繰り返し行う。尚、向き特定フラグには、初期設定値として0が設定されている。
自動原稿送り装置にセットされた全ての紙文書の画像が読み取られ、前述したステップS803乃至ステップS811の処理動作が終了すると、ステップS808で特定された文書画像の向きに各文書から読み取られた文書画像の画像回転処理を行い、各文書画像の向きを揃えた状態にして出力する(ステップS812)。
以上説明した本発明の画像処理装置1による処理動作は、前述した実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、画像処理装置1に供給し、画像処理装置1のCPUが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによって実現するように構成してもよい。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施例の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、画像処理装置1に挿入された機能拡張カードやCPUに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施例の機能が実現される構成としてもよい。
本発明は、文書の種々な利用形態に対応した文書の管理技術に適用可能である。
1、31 画像処理装置
2 クライアントPC
3 プリントサーバ
4 ネットワーク
5、6、7、8、9 紙文書
10、20 制御部
11 画像読取部
12 文書コード検出部
13、23 画像回転処理部
14 画像処理部
15 記憶部
16 ユーザI/F部
17 画像形成部
18 文書コード生成部
19 ネットワークI/F部
50、60、70、80、90 文書画像
51、52、53、54、61、62、63、64 紙文書の各4辺
71、72、73、74、81、82、83、84、91、92、93、94 文書コード
100 画像処理システム
150 用紙サイズ値対応表
151 原稿向き情報値対応表
810、910 上部余白部
820、920 下部余白部
830、930 左部余白部
840、940 右部余白部
2 クライアントPC
3 プリントサーバ
4 ネットワーク
5、6、7、8、9 紙文書
10、20 制御部
11 画像読取部
12 文書コード検出部
13、23 画像回転処理部
14 画像処理部
15 記憶部
16 ユーザI/F部
17 画像形成部
18 文書コード生成部
19 ネットワークI/F部
50、60、70、80、90 文書画像
51、52、53、54、61、62、63、64 紙文書の各4辺
71、72、73、74、81、82、83、84、91、92、93、94 文書コード
100 画像処理システム
150 用紙サイズ値対応表
151 原稿向き情報値対応表
810、910 上部余白部
820、920 下部余白部
830、930 左部余白部
840、940 右部余白部
Claims (6)
- 原稿の向きを判別するための原稿向き情報がそれぞれ埋め込まれた複数の原稿から画像を読み取る画像読取手段と、
前記画像読取手段で読み取られた前記原稿の読取画像に含まれる前記原稿向き情報から各原稿の読取向きを判別する判別手段と、
前記判別手段で判別された各原稿の読取向き毎に原稿の枚数を計数する計数手段と、
前記計数手段による計数値に基づき前記複数の原稿の読取画像を同一の向きにするための回転処理が最小となる特定向きを特定する特定手段と、
前記特定手段で特定した前記特定向きと同一の向きになるように該特定向きにない他の原稿の読取画像を回転処理する回転処理手段と
を具備する画像処理装置。 - 前記原稿向き情報は、
前記原稿の少なくとも1辺近傍に形成されたコード情報に埋め込まれ、
前記判別手段は、
前記コード情報に埋め込まれた前記原稿向き情報に基づき前記原稿の読取向きを判別する請求項1記載の画像処理装置。 - 前記コード情報は、
前記原稿向き情報に加えて該原稿の識別情報およびサイズ情報が埋め込まれている請求項2記載の画像処理装置。 - 前記特定手段は、
前記画像読取手段による前記複数の原稿の読み取り終了時に前記計数手段による計数値が最大となる向きを前記特定向きとして特定し、
前記回転処理手段は、
前記画像読取手段による前記複数の原稿の読み取り終了後に前記他の原稿の読取画像の回転処理を開始する請求項1記載の画像処理装置。 - 前記特定手段は、
前記複数の原稿の枚数および前記計数手段による計数値に基づき前記複数の原稿を同一の向きにするための回転処理が最小となる特定向きを特定し、
前記回転処理手段は、
前記特定手段による前記特定向きの特定後、前記他の原稿の読取画像の回転処理を開始する請求項1記載の画像処理装置。 - コンピュータを、
画像読取手段で読み取られた原稿の読取画像に含まれる該原稿の向きを判別するための原稿向き情報から各原稿の読取向きを判別する判別手段、
前記判別手段で判別された各原稿の読取向き毎に原稿の枚数を計数する計数手段、
前記計数手段による計数値に基づき前記画像読取手段で読み取られた複数の原稿の読取画像を同一の向きにするための回転処理が最小となる特定向きを特定する特定手段、
前記特定手段で判別した前記特定向きと同一の向きになるように該特定向きにない他の原稿の読取画像を回転処理する回転処理手段
として機能させるための画像処理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007235317A JP2009071417A (ja) | 2007-09-11 | 2007-09-11 | 画像処理装置および画像処理プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007235317A JP2009071417A (ja) | 2007-09-11 | 2007-09-11 | 画像処理装置および画像処理プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009071417A true JP2009071417A (ja) | 2009-04-02 |
Family
ID=40607253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007235317A Pending JP2009071417A (ja) | 2007-09-11 | 2007-09-11 | 画像処理装置および画像処理プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009071417A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010258915A (ja) * | 2009-04-27 | 2010-11-11 | Brother Ind Ltd | 画像読取装置 |
-
2007
- 2007-09-11 JP JP2007235317A patent/JP2009071417A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010258915A (ja) * | 2009-04-27 | 2010-11-11 | Brother Ind Ltd | 画像読取装置 |
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