JP2007201703A - 印刷システム及び画像読取システム - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷結果を読み取る場合の画質を向上させる。
【解決手段】印刷側装置20は、印刷指示データ100に含まれる印刷属性データ110に従ってプリントデータ120を印刷する際、その印刷属性データ110を示すコード画像155を生成し、これをプリントデータ120の示す画像と共に印刷する。この印刷結果155を読取側装置30が読み取った時、この装置30は、読み取った画像からコード画像155を検出し、そのコード画像155をデコードして印刷属性を求め、その印刷属性に対応した画像処理を読み取った画像に対して施す。例えば、印刷属性として裏紙使用の旨が示されていた場合、読み取った画像に対して裏写り防止処理を施す。
【選択図】図1
【解決手段】印刷側装置20は、印刷指示データ100に含まれる印刷属性データ110に従ってプリントデータ120を印刷する際、その印刷属性データ110を示すコード画像155を生成し、これをプリントデータ120の示す画像と共に印刷する。この印刷結果155を読取側装置30が読み取った時、この装置30は、読み取った画像からコード画像155を検出し、そのコード画像155をデコードして印刷属性を求め、その印刷属性に対応した画像処理を読み取った画像に対して施す。例えば、印刷属性として裏紙使用の旨が示されていた場合、読み取った画像に対して裏写り防止処理を施す。
【選択図】図1
Description
本発明は、印刷システムが印刷した印刷結果を画像読取システムで読み取る場合の利便性を高めるための技術に関する。
特許文献1に示されるシステムでは、電子文書を用紙に印刷する装置がオリジナルの電子文書へアクセスするための参照情報をバーコード等のコード画像を電子文書の画像と併せて印刷する。そして、その印刷結果をスキャンした複写機が、その参照情報を用いてオリジナルの電子文書を取得し、その電子文書を印刷することで、高品位の複写結果が得られるようにしている。また、同様に、電子文書の印刷結果を読み取った装置が、オリジナルの電子文書を取得し、スキャンした画像データの代わりに利用することも行われている。
しかし、このシステムでは、高品位の印刷結果を得るには、オリジナルの電子文書を保管するサーバを用意する必要がある。また、複写機も、そのサーバに接続できる環境になければならない。
また、従来より、ユーザが複写機のユーザインタフェースから明示的に裏写り防止や地色除去などのスキャン属性を指示することで、高品位のスキャン結果や複写結果を得ることは行われている。
しかし、この方式では、ユーザが意識的に指定を行う必要があり、ユーザの負担が大きいという問題がある。
本発明は、上記従来技術の問題点の少なくとも1つを解決する。
本発明の1つの側面では、指定された印刷属性に従って媒体上に印刷対象画像を印刷する印刷システムであって、前記印刷属性を表すコード画像を生成するコード画像生成部と、そのコード画像を前記印刷対象画像と共に前記媒体に印刷する印刷部と、を備える印刷システム、を提供する。
本発明の別の側面では、印刷結果を読み取って得た読取画像からコード画像を検出し、そのコード画像を解釈して印刷属性を求めるコード認識部と、前記読取画像に対して、前記コード認識部が求めた印刷属性に対応した画像処理を施す画像処理部と、を備える画像読取システム、を提供する。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下「実施形態」と呼ぶ)について説明する。
まず図1を参照して、本発明に係る印刷結果の再利用方式の概念を説明する。図1に示すシステムは、クライアントPC(パーソナルコンピュータ)10、印刷側装置20及び読取側装置30を含む。印刷側装置20は、クライアントPC10からの印刷指示に従って印刷対象の画像を用紙等の媒体に印刷する。印刷側装置20は、例えば、プリンタ、デジタル複写機、デジタル複合機など、印刷処理を実行可能な装置である。読取側装置30は、印刷側装置20が出力した印刷結果150を光学的に読み取って、その読取結果の画像をファイルとして保存したり、用紙に複写したりする装置である。読取側装置30は、例えば、スキャナ、デジタル複合機など、光学的な読取処理が実行可能な装置である。なお、複合機は、印刷側装置20としても読取側装置30としても機能することができる。
クライアントPC10は、印刷側装置20に対して印刷指示データ100を送って印刷を要求する。印刷指示データ100には、印刷属性データ110とプリントデータ120が含まれる。プリントデータ120は、印刷対象の文書画像125を表現するデータであり、例えばページ記述言語を用いて記述される。
印刷属性データ110は、プリントデータ120を印刷する場合の各種の印刷属性を記述したデータであり、図1の例ではXML形式のデータで記述されている。印刷属性データ110は、クライアントPC10上のプリンタドライバ等のプログラムが、ユーザの指示に応じて作成する。図示例において、例えば、タグ<MediaCol>により示される要素は、用紙に関する属性項目を示している。その中のタグ<Media Type>により示される要素は用紙の種類を示しており、その値「used」は、一度使用された紙、すなわちいわゆる「裏紙」を示している。印刷属性には、この他、用紙サイズや用紙の紙質(色紙、厚紙など)等といった用紙に対する他の属性項目があり、更に印刷部数、給紙トレイの指定、排紙トレイの指定、両面/片面印刷の区別、カラーモード(カラー印刷か白黒印刷かの指定)、原稿画像の向き、印刷解像度、N−up(Nページの原稿画像を縮小して用紙1ページに配列して印刷するモード)、利用する後処理の種類(例えばパンチ穴あけ、ステープル止めなど)、などといった各種の属性項目がある。もちろん、これらですべてというわけではなく、これらの他にも印刷属性項目があってもよい。また印刷属性データ110の中にそれら全ての印刷属性項目が含まれる必要はない。
また、図示例の印刷属性データ110中のタグ<PrintInstCode>で示される要素は、印刷属性をコード画像として印刷結果に埋め込むか否かの指定を示す。この要素は、例えば、埋め込む場合は値が「true」、埋め込まない場合は値が「false」となる。なお、印刷属性には、クライアントPC10が作成する印刷属性データ110に示されるものの他に、印刷側装置20が印刷を実行する際に印刷側装置20内で決定されるものものある。
図示例では、印刷属性データ120に印刷属性を示すコード画像を埋め込む旨が指定されているので、印刷側装置20は、印刷指示データ100のプリントデータ120を印刷する際に、印刷属性データ120を示すコード画像を生成してそれをプリントデータ120と合わせて印刷する。図示例では、文書画像125の印刷結果150の中に、QRコード(登録商標)の形で印刷属性データを表したコード画像155を印刷している。なお、当該装置20内で印刷属性情報が生成される場合は、それも合わせてコード画像155に組み込んでもよい。
そして、読取側装置30は、その印刷結果150を読み取ると、読み取った画像(以下、読取画像と呼ぶ)の中からコード画像155を検出し、そのコード画像155が示す印刷属性の内容を求める。そして、求めた印刷属性に応じて、印刷結果150の読取処理や読取画像に対する画像処理のパラメータを決定し、そのパラメータに従って読取や画像処理を行う。
このような仕組みにより、例えば、印刷対象の文書が裏紙に印刷された場合、その印刷結果の中に裏紙使用を示すコード画像155が含まれるので、読取側装置30は、そのコード画像155を解釈し、読取画像に対して裏写り防止のための画像処理(読取画像に薄く現れている裏面側の画像を除去する処理)を施すことができる。
次に、図2及び図3を参照して、印刷側装置20の詳細を説明する。図2に示すように、印刷側装置20は、印刷制御部21、コード画像生成部23、印刷画像生成部25、画像合成部27及びプリントエンジン29を備える。
印刷制御部21は、クライアントPC10のプリンタドライバ12が生成した印刷指示データ100を取得し(S1)、その指示データ100に応じた印刷処理全体を制御する。印刷制御部21は、印刷指示データ100に含まれる印刷属性データ110に従って印刷側装置20内の各部の動作パラメータを設定する。
また、印刷制御部21は、この印刷制御の中で、印刷属性項目の値を決定する場合もある。例えば、プリンタドライバ12が給紙トレイを指定した場合、印刷制御部21は、自身が保持する設定情報から、その給紙トレイに存在する用紙のサイズや種類(未使用紙か裏紙かなど)、紙質などの属性項目を求めることができる。また、プリンタドライバ12が後処理を指定した場合、印刷制御部21は、印刷側装置20が備えるフィニッシャ(後処理装置)の種類や、そのフィニッシャが取り扱える用紙の種類などを参照することで、プリンタドライバ12が指定した用紙ではその後処理が実行できるか否かを判定し、できない場合は用紙の指定を無視し、後処理可能な種類の用紙を選択する。このような場合、印刷制御部21は、印刷属性データ110中に示される用紙種類ではなく、あらたに選択した用紙種類を印刷属性として採用する。
このように、印刷属性は、プリンタドライバ12からの指示だけでは決まらない場合がある。そこで、印刷制御部21は、印刷側装置20のコンフィギュレーション情報や現在の状態(例えば各用紙トレイ上の用紙の有無など)、各種設定情報などといった印刷側装置20に由来する装置由来情報を取得し(S2)、それら装置由来情報と印刷属性データ110が示す属性との競合を解決する(S3)。上述した印刷属性データ110に指定された用紙種類に代えてフィニッシャの取扱可能な用紙種類を採用する処理は、この競合解決の一例である。
なお、各種の印刷属性項目や、それに基づく印刷装置の制御は、周知のことなので、これ以上の説明は省略する。
印刷制御部21は、このようにして印刷属性データ110と、印刷側装置20の構成や状態等に基づき決定される属性項目との競合を解決することにより、実際に印刷処理に採用する属性情報を決定し、その属性情報に従って印刷側装置20内の各部を制御する。なお、競合解決も複合機やプリンタなどで一般に行われていることなので、これ以上の説明は省略する。また、印刷制御部21は、決定した属性情報をコード画像生成部23に渡すと共に、プリントデータ120を印刷画像生成部25に渡す。
コード画像生成部23は、印刷制御部21から受け取った属性情報を、所定のコード方式に従って符号化し、その符号化結果を示す所定のコード画像形式(例えばQRコード)のコード画像を生成する(S4)。
印刷画像生成部25は、印刷制御部21から受け取ったプリントデータ120を処理して印刷対象の文書画像を生成する。例えばプリントデータ120がページ記述言語で記述されている場合、印刷画像生成部25はその記述を解釈してプリントエンジン29が処理可能なデータ形式の画像データを生成する。
画像合成部27は、印刷画像生成部25が生成した印刷対象の文書画像と、コード画像生成部23が生成したコード画像とを合成して、合成画像データを生成する。ここで、コード画像は、例えば、用紙の全領域のうち、印刷対象の文書画像の外側に残るマージン(余白)部分に合成する。これにより、コード画像155が印刷対象の文書画像に重なることを防止できる。また、印刷対象の文書画像を解析して空白部分を求め、その空白部分にコード画像を合成してもよい。
プリントエンジン29は、このようにして生成された合成画像を用紙に印刷する(S5)。
以上のようにして、印刷側装置20は印刷属性を示すコード画像155を含んだ印刷結果を生成する。
以上、印刷側装置20について説明した。次に、図4を参照して、読取側装置30について説明する。
読取側装置30は、ユーザがADF(自動原稿送り装置)又はプラテン上に原稿(印刷結果150)をセットし、読取又は複写を指示すると、その原稿をスキャンする(S11)。そして、読取側装置30は、自身に登録された読取動作設定情報を確認し、コード画像155から求めた属性に従うかどうかを判定する(S12)。なお、読取側装置30の設定情報入力のためのユーザインタフェースは、コード画像155に基づく属性に従うか否かの設定のための手段(例えばグラフィカル・ユーザインタフェース)を備える。
ステップS12の判定の結果、コード画像155には従わない設定であると判定された場合、読取側装置30は、従来と同様、読取側装置30自身のユーザインタフェースから入力された読取属性や、読取側装置30の読取動作により求められる各種の属性情報(例えば原稿のサイズなど)に基づき、画像処理パラメータを求める(S13)。そして、ステップS11のスキャン処理により得た読取画像に対し、その画像処理パラメータに従って画像処理を施し(S16)、画像処理後の画像データをファイルとして保存(ユーザがスキャンを指示した場合)するか、または画像処理後の画像データを用紙に印刷(ユーザが複写を指示した場合)する(S17)。
一方、ステップS12の判定の結果、コード画像155に従う設定であると判定された場合、読取側装置30は、スキャンにより得られた読取画像からコード画像155を検出し、そのコード画像155をデコードし、デコード結果から印刷属性の内容を求める(S14)。画像中からコード画像155を検出する技術は、コード画像形式の規格に従ったものであり、周知の技術なので、説明を省略する。
そして読取側装置30は、求めた印刷属性の各項目の値に基づき、画像処理パラメータを設定する(S15)。すなわち、スキャン又は複写処理では、原稿を読み取った画像に対し、各種の画像処理を施す。例えば、原稿が写真原稿であれば階調補正を施し、文字原稿であればエッジ強調や二値化などの処理を施す。また、読取側装置30は、画像を90度又は180度回転させる回転処理や、裏写り防止、地色除去、画像の縮小又は拡大、N−up指定に応じて各ページの画像を縮小して配列する処理、などの画像処理を行う機能を備える。ステップS15では、このような画像処理の内容を規定するパラメータを設定する。このような画像処理パラメータの設定のために、読取側装置30には、印刷属性の各項目の値から、それに対応して設定すべき画像処理パラメータの種類と値を決定するための対応表又はルールなどの情報を保持している。
そして読取側装置30は、ステップS11で得た読取画像に対し、設定されたパラメータに従って画像処理を施し(S16)、画像処理後の画像データをファイルとして保存するか、または画像処理後の画像データを用紙に印刷する(S17)。なお、この画像処理において、読取画像からコード画像155を除去することも可能である。
以上説明したように、本実施形態のシステムでは、印刷側装置20が印刷属性を示すコード画像155を印刷結果150に埋め込み、読取側装置30がその印刷結果150の読取又は複写の処理を行う場合に、コード画像155が示す印刷属性に応じた画像処理を読取画像に対して施す。このような構成によれば、原稿の読取又は複写を指示するユーザが明示的に読取や画像処理のパラメータを入力しなくても、その原稿が印刷された時の印刷属性に応じた適切な画像処理パラメータに従って画像処理が行われるので、読取や複写の画質を向上させることができる。
次に、印刷属性項目と、これに対応して読取側装置30が行う好適な画像処理との具体例を説明する。
まず、印刷属性項目として、用紙の種別が「裏紙」であった場合、読取側では裏写りを考慮する必要があるので、読取側装置30では裏写り防止処理を行うことが好適である。両面印刷を行った場合も、同様に読取側では裏写り防止処理を行う。
また、印刷時の用紙の紙質が「色紙」(色付きの用紙)であった場合、読取側では用紙の地色の濃度を抑えて画像のコントラストを向上させるべく、地色除去を行う。なお、地色除去は、原稿の地(背景)の濃度レベル以下の濃度を0とする処理である。
また、印刷の際に、用紙に対する画像の向き(ポートレート又はランドスケープ)を指定する場合がある。そのような向きの情報をコード画像155として印刷結果に埋め込めば、読取側装置30でその向きの情報に基づき、読み取った画像が正立する向きになるよう、必要に応じて回転させることができる。
図5の例で説明すると、1ページがポートレートで、2ページ目がランドスケープである印刷結果502及び504が与えられたとする。印刷結果502には印刷側装置20によりポートレートの向きである旨のコード画像が、印刷結果504にはランドスケープである旨のコード画像が、それぞれ印刷されている。このような2枚の原稿を、読取側装置30のADFにセットしてスキャンする(S21)場合を考える。この場合、通常の読取装置では、ユーザの明示的な指示がない限り、読み取ったままの画像をそのままファイル化するので、502及び504と同じ向きの読取画像が得られるだけである。それに対し本実施形態の読取側装置30は、各ページの読取画像中のコード画像を認識(S22)することで、1ページ目がポートレートであり、2ページ目がランドスケープであることが認識できる。そこで、読取側装置30は、各ページの画像を必要に応じて回転させる(S23)ことで、読取画像の全てのページが正立の向き(すなわち、人間が見て読みやすい向き)になるようにする。図示例では、2ページ目の読取画像を右に90度回転させることで、1ページ目の読取画像512と同じ正立した向きの画像514を生成し、これらの画像からなる画像ファイル510を生成する。
なお、PDF(Portable Document Format)というファイル形式では、各ページに対して「Rotate」という属性を設定することができる。Acrobat(登録商標)やAcrobat Reader(登録商標)といったアプリケーションでPDFファイルを表示する際、この属性に従って各ページの画像が回転される。そこで、生成する読取画像のファイル形式がPDFの場合、ステップS23では、各ページの画像に対して、必要に応じて「Rotate」属性を設定すればよい。
また、カラーモードが印刷属性項目として指定されていた場合、読取側は、そのカラーモードに従い、読取画像に対してカラー画像向きの画像処理を施すか、モノクロ画像向きの画像処理を施すかを制御できる。
また、印刷時にN−upが指定された場合、その旨をコード画像として印刷結果に埋め込んでおけば、読取側装置30が読み取った画像を拡大して、印刷前のページのサイズと同じサイズの画像を生成することができる。
この処理を、図6を用いて説明する。図6に示す印刷結果600は、1〜4ページの4ページの画像を用紙1ページに4−upで印刷したものである。この印刷結果600には、4−upの印刷属性610を示すコード画像602が印刷されている。印刷属性610において、タグ<NumberUp>で示される要素は、N−upの「N」の値を示す(図示例では「4」)。また、タグ<PresentationDirectionNumberUp> で示される要素は、N−upにおけるページの配列順序を示す。図示例では「ToBottomToRight」と示されているが、これはページが「(上から)下へ、(左から)右へ」と言う順に配列されることを示す。このような印刷結果600をスキャン(S31)した読取側装置30は、読取画像中のコード画像602を認識して印刷属性610の情報を得る(S32)。この印刷属性610から、読取側装置30は、読み取った画像が4−upであり、ページの配列順序が「(上から)下へ、(左から)右へ」と言う順であることを認識する。そして、その認識結果に従い、読取画像を4つのページ画像622〜628へと四分割し(S33)、そのページ順序を特定する。そして、各ページ画像622〜628を2倍に拡大(S34)することで元のページのサイズの画像632〜638を生成し、それをページ順序に従って配列(S35)して1つのファイルにまとめる。このような処理により、電子文書をN−up印刷した結果を読み取った時に、元の電子文書と同じページサイズの読取画像ファイルを作成することができる。
以上では、印刷属性を示すコード画像155に基づき、読取側装置30の画像処理パラメータを設定する例を説明した。しかしながら、印刷属性の情報は、画像処理パラメータだけでなく、読取側装置30の読取処理のパラメータを設定するのにも利用できる。この場合の読取側装置30の処理手順を図7に示す。図7において、図4の手順におけるステップと同じ又は類似の処理を行うステップについては、同一符号を付して説明を省略する。
この手順では、読取画像中のコード画像155を認識したあと、その認識結果に従って、読取側装置30の読取パラメータと画像処理パラメータを設定する(S15a)。そして、読取側装置30は、ステップS11で読み取った原稿を再度読み取る(S18)。この再読取の際に、ステップS15aで設定された読取パラメータが適用される。
印刷属性に対応して設定する読取パラメータの例としては、用紙サイズがある。印刷側装置20は、印刷を行う際に、競合解決により決定された用紙サイズの情報をコード画像155に組み込んで印刷する。この印刷結果を読み取った読取側装置30は、コード画像155から用紙サイズを認識し、その用紙サイズの設定で再度印刷結果の読取を行う。これにより、読取時の用紙サイズの誤検知を防止することができる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、以上に示したのはあくまで一例に過ぎず、本発明の範囲内で様々な変形が可能である。例えば以上の例では、クライアントPC10からの印刷指示に従い印刷する画像に印刷属性のコード画像を埋め込んだが、この他に、印刷側装置20が複写機又は複合機である場合、複写結果に対して印刷属性のコード画像を埋め込むようにしてもよい。この場合、印刷属性は、印刷側装置20のユーザインタフェースからの属性設定と、複写すべき原稿の読取処理や印刷側装置20のコンフィギュレーション情報などから求められる属性とから求められる。
また、以上の例では、コード画像155としてQRコード(登録商標)形式のものを用いる場合を例示したが、これに限らず、バーコードや2次元バーコード、グリフコードなどその他の形式のものを用いることもできる。
また、以上の例では、コード画像155は、印刷属性を示す文字列そのものを符号化し、コード画像化したものであったが、これでは印刷属性の項目が多くなると、限られた面積のコード画像では表現できなくなる場合も考えられる。そのような場合に対する対策としては、例えば、印刷属性の各項目を、よりデータ量の小さい符号に変換し、その符号化結果をコード画像へと変換すればよい。この場合、読取側装置30は、印刷属性の項目と符号との対応関係の情報を持って入れば、コード画像の認識結果から印刷属性の内容を求めることができる。
また、以上の例では、コード画像155を可視の画像として印刷したが、この代わりにコード画像155を不可視のトナー又はインクで印刷してもよい。不可視のトナー又はインクとしては、赤外線や紫外線をよく反射するものが知られている。読取側装置30は、そのような可視帯域外に対応した照明と読取デバイスを用いることで、不可視のコード画像155を読み取ることができる。不可視のトナー又はインクを用いれば、印刷対象の画像とコード画像155とが重なっても問題が無くなる。
10 クライアントPC、20 印刷側装置、30 読取側装置、100 印刷指示データ、110 印刷属性データ、120 プリントデータ、150 印刷結果、155 コード画像。
Claims (11)
- 指定された印刷属性に従って媒体上に印刷対象画像を印刷する印刷システムであって、
前記印刷属性を表すコード画像を生成するコード画像生成部と、
そのコード画像を前記印刷対象画像と共に前記媒体に印刷する印刷部と、
を備える印刷システム。 - 請求項1記載の印刷システムであって、
前記印刷属性には、カラー印刷か白黒印刷かを示すカラーモード、前記媒体のサイズ、両面印刷又は片面印刷の種別、印刷に使用するスクリーン、印刷解像度、前記媒体に対する印刷対象画像の向き、前記媒体の紙質、N−up印刷のうちの少なくとも1つが含まれる、
ことを特徴とする印刷システム。 - 請求項1記載の印刷システムであって、
前記コード画像生成部は、機械読み取り可能なコード画像を生成する、
ことを特徴とする印刷システム。 - 請求項1記載の印刷システムが出力した印刷結果を読み取る画像読取システムであって、
印刷結果を読み取って得た読取画像からコード画像を検出し、そのコード画像を解釈して印刷属性を求めるコード認識部と、
前記読取画像に対して、前記コード認識部が求めた印刷属性に対応した画像処理を施す画像処理部と、
を備える画像読取システム。 - 請求項4記載の画像読取システムであって、
前記コード認識部が求めた印刷属性が、前記媒体の紙質が裏紙であることを示す場合又は両面印刷であることを示す場合に、前記画像処理部は、前記読取画像に対して裏写り防止処理を施す、
ことを特徴とする画像読取システム。 - 請求項4記載の画像読取システムであって、
前記コード認識部が求めた印刷属性が、前記媒体の紙質が色紙であることを示す場合、前記画像処理部は、前記読取画像に対して地色除去処理を施す、
ことを特徴とする画像読取システム。 - 請求項4記載の画像読取システムであって、
前記コード認識部が求めた印刷属性が、前記媒体に対する前記印刷対象画像の向きを示す場合、前記画像処理部は、その向きに従って、前記読取画像が正立状態となるよう必要に応じて前記読取画像を回転させる、
ことを特徴とする画像読取システム。 - 請求項4記載の画像読取システムであって、
前記コード認識部が求めた印刷属性がカラーモードを示す場合、前記画像処理部は、そのカラーモードに応じた画像処理を前記読取画像に施す、
ことを特徴とする画像読取システム。 - 請求項4記載の画像読取システムであって、
前記コード認識部が求めた印刷属性がN−up印刷を示す場合、前記画像処理部は、前記読取画像中のN−upされた個々のページの画像を元の当該ページのサイズに拡大する、
ことを特徴とする画像読取システム。 - 請求項1記載の印刷システムが出力した印刷結果を読取装置に読み取らせる画像読取システムであって、
印刷結果を読み取って得た読取画像からコード画像を検出し、そのコード画像を解釈して印刷属性を求めるコード認識部と、
前記コード認識部が認識した印刷属性に対応した読取属性で前記読取装置に前記印刷結果を読み取らせる読取制御部と、
を備える画像読取システム。 - 請求項10記載の画像読取システムであって、
前記コード認識部が求めた印刷属性が前記媒体のサイズを示す場合、前記読取制御部は、前記読取装置に対してそのサイズの読取範囲を読み取らせる、
ことを特徴とする画像読取システム。
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---|---|---|---|---|
US10012939B2 (en) | 2015-11-06 | 2018-07-03 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus and program product used in the image forming apparatus |
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