JP2011140561A - 鋼板プレコート用水性塗料組成物およびこれを用いた塗膜 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】芳香族環構造を有するポリエステルポリオールを含むポリエステルポリオール成分(a1)とイソシアネート化合物(a2)とを反応させて得られる水分散性ポリウレタン樹脂(A)と、着色顔料(B)とを含有し、水分散性ポリウレタン樹脂(A)固形分中における、上記ポリエステルポリオール由来の芳香族環構造の含有量が10〜30質量%である鋼板プレコート用水性塗料組成物、ならびにこれを用いた塗膜およびその形成方法である。
【選択図】なし
Description
本発明の鋼板プレコート用水性塗料組成物は、芳香族環構造を有するポリエステルポリオールを含むポリエステルポリオール成分(a1)とイソシアネート化合物(a2)とを反応させて得られる、バインダー樹脂(塗膜形成性樹脂)としての水分散性ポリウレタン樹脂(A)と、着色顔料(B)と、溶剤としての水(もしくは水および水溶性溶剤)とを含有する水性塗料である。好ましくは、さらにイミノ基型メラミン樹脂(C)および/またはシリカ(D)を含有する。
本発明の鋼板プレコート用水性塗料組成物に用いられる水分散性ポリウレタン樹脂(A)は、芳香族環構造を有するポリエステルポリオール(a1−i)〔以下、芳香族ポリエステルポリオール(a1−i)とも称する〕を含むポリエステルポリオール成分(a1)とイソシアネート化合物(a2)とを反応させて得られるものである。したがって、水分散性ポリウレタン樹脂(A)は、芳香族ポリエステルポリオール(a1−i)由来の芳香族環構造を有するものであり、本発明において芳香族環構造の含有量は、水分散性ポリウレタン樹脂(A)固形分中10〜30質量%とされる。後で詳述するように、この水分散性ポリウレタン樹脂(A)は、従来の有機溶剤系または水系プレコートメタル(PCM)塗料に用いられているポリウレタン樹脂とは異なり、非常に高い分子量を有しており、したがって、架橋剤による架橋硬化反応を必ずしも必要としないことから、短時間の焼付け時間でも十分な膜強度と、十分均質な造膜を達成することができる。このような水分散性ポリウレタン樹脂(A)をバインダー樹脂として用いることにより、短時間の焼付けでも所望の要求性能を満たす塗膜を形成可能な鋼板プレコート用水性塗料組成物が実現される。
水分散性ポリウレタン樹脂(A)を構成するポリエステルポリオール成分(a1)は、芳香族ポリエステルポリオール(a1−i)を含む。芳香族ポリエステルポリオール(a1−i)は、芳香族多価カルボン酸類および/または芳香族多価アルコール類由来の構成単位を含み、芳香族多価カルボン酸類および/または芳香族多価アルコール類を含む原料組成物を、公知の方法により縮合反応させることにより得ることができる。
イソシアネート化合物(a2)としては、従来公知のものを使用することができる。イソシアネート化合物(a2)の具体例を挙げれば、たとえば、1,4−テトラメチレンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、1,12−ドデカメチレンジイソシアネート、シクロヘキサン−1,3−または1,4−ジイソシアネート、1−イソシアナト−3−イソシアナトメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキサン(別名イソホロンジイソシアネート;IPDI)、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート(別名水添MDI)、2−または4−イソシアナトシクロヘキシル−2’−イソシアナトシクロヘキシルメタン、1,3−または1,4−ビス−(イソシアナトメチル)−シクロヘキサン、ビス−(4−イソシアナト−3−メチルシクロヘキシル)メタン、1,3−または1,4−α,α,α’α’−テトラメチルキシリレンジイソシアネート、2,4−または2,6−ジイソシアナトトルエン、2,2’−、2,4’−または4,4’−ジイソシアナトジフェニルメタン(MDI)、1,5−ナフタレンジイソシアネート、p−またはm−フェニレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ジフェニル−4,4’−ジイソシアネートなどが挙げられる。これらは、1種のみを単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
水分散性ポリウレタン樹脂(A)は、上記ポリエステルポリオール成分(a1)と上記イソシアネート化合物(a2)とのウレタン化反応によって得られる樹脂であり、芳香族ポリエステルポリオール(a1−i)由来の芳香族環構造を、水分散性ポリウレタン樹脂(A)固形分中10〜30質量%の量で含有する。このような水分散性ポリウレタン樹脂(A)を含有する本発明の鋼板プレコート用水性塗料組成物によれば、耐溶剤性(耐エタノール性等)およびプレコート鋼板加工時おける追従性、さらには耐食性、硬度(耐傷付き性)および素地隠蔽性が良好な薄膜(10μm程度以下)の塗膜を、極めて短い焼付け時間で形成することが可能になる。芳香族ポリエステルポリオール(a1−i)由来の芳香族環構造の含有量が、水分散性ポリウレタン樹脂(A)固形分中10質量%未満であると、水分散性ポリウレタン樹脂(A)の伸び率が増加するため、プレコート鋼板加工時おける塗膜の追従性は向上するものの、良好な耐溶剤性を有する塗膜が得られない。また、30質量%を超えると、塗膜の耐溶剤性等は向上するものの、プレコート鋼板加工時おける塗膜の追従性が低下して、プレコート鋼板加工部位において塗膜の割れ等の損傷が生じたり、塗膜の剥がれが生じやすくなる。水分散性ポリウレタン樹脂(A)固形分中における芳香族ポリエステルポリオール(a1−i)由来の芳香族環構造の含有量は、好ましくは15質量%以上である。
芳香族環構造の含有量(質量%)=100×〔(芳香族ポリエステルポリオール(a1−i)を構成する芳香族多価カルボン酸類のモル数[mol])×(芳香族多価カルボン酸類1分子中の芳香族環構造の数)×(芳香族環部分の分子量[g/mol])+(芳香族ポリエステルポリオール(a1−i)を構成する芳香族多価アルコール類のモル数[mol])×(芳香族多価アルコール類1分子中の芳香族環構造の数)×(芳香族環部分の分子量[g/mol])〕/〔水分散性ポリウレタン樹脂(A)固形分質量[g]〕 (1)
によって計算される。ここで、「芳香族環部分の分子量」とは、芳香族ポリエステルポリオール(a1−i)が有する芳香族環残基としての分子量ではなく、この残基が遊離の芳香族環化合物として存在する場合における分子量であり、また、芳香族環構造が有する置換基(芳香環は除く)は分子量に含めない。たとえば、芳香族多価カルボン酸類としてアルキル置換テレフタル酸を用いる場合の「芳香族環部分の分子量」は、ベンゼン環の分子量78.11である。2種以上の芳香族多価カルボン酸類を用いる場合、上記式(1)における(芳香族ポリエステルポリオール(a1−i)を構成する芳香族多価カルボン酸類のモル数[mol])×(芳香族多価カルボン酸類1分子中の芳香族環構造の数)×(芳香族環部分の分子量[g/mol])は、各芳香族多価カルボン酸類について計算したものの和である。2種以上の芳香族多価アルコール類を用いる場合も同様である。
本発明の鋼板プレコート用水性塗料組成物は、上記水分散性ポリウレタン樹脂(A)とともに、着色顔料(B)を含む。着色顔料(B)の添加により、塗膜に素地隠蔽性が付与される。着色顔料(B)としては、塗料に使用される従来公知のものを使用することができ、たとえば、アゾキレート系顔料、不溶性アゾ系顔料、縮合アゾ系顔料、ジケトピロロピロール系顔料、ベンズイミダゾロン系顔料、フタロシアニン系顔料、インジゴ顔料、ペリノン系顔料、ペリレン系顔料、ジオキサン系顔料、キナクリドン系顔料、イソインドリノン系顔料、金属錯体顔料等の有機系顔料、および、黄鉛、黄色酸化鉄、ベンガラ、カーボンブラック、二酸化チタン、各種焼成顔料等の無機系顔料が挙げられる。これらは1種のみを単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明の鋼板プレコート用水性塗料組成物は、上記水分散性ポリウレタン樹脂(A)を含有するものであるため、良好な耐溶剤性および耐食性を示すが、イミノ基型メラミン樹脂(C)を含有させることにより、耐溶剤性および硬度(耐傷付き性)をさらに向上させることができる。イミノ基型メラミン樹脂(C)は水分散性ポリウレタン樹脂(A)に対する架橋性(水分散性ポリウレタン樹脂(A)が有する水酸基と反応する性質)を有するとともに、自己架橋性(イミノ基型メラミン樹脂(C)のイミノ基同士が反応する性質)を有しており、これらの架橋反応により塗膜の耐溶剤性および硬度(耐傷付き性)が向上する。特に、15秒程度以下の短時間焼付けにおいては、イミノ基同士の架橋反応が有効に作用し、塗膜の耐溶剤性および硬度(耐傷付き性)を向上させる。
本発明の鋼板プレコート用水性塗料組成物は、シリカ(D)をさらに含有していてもよい。シリカ(D)の添加により、耐食性などの塗膜性能をより向上させることができる。シリカ(D)の粒子径の範囲は、3〜20nmであることが好ましく、10〜20nmであることがより好ましい。シリカ(D)の粒子径が20nmを超えると、粒子径が3〜20nmである場合と比較して、塗膜の耐食性に劣る傾向にある。シリカ(D)の粒子径は、動的光散乱法(日機装社製マイクロトラックUP150等)の粒子径測定装置を用いて測定することができる。
本発明の鋼板プレコート用水性塗料組成物は、上記(A)〜(D)以外のその他の添加剤を含有していてもよい。その他の添加剤としては、たとえば、pH調整剤、色分かれ防止剤、沈殿防止剤、表面調整剤、潤滑剤、消泡剤、防腐剤、凍結防止剤、顔料分散剤、乳化剤、紫外線吸収剤、防かび剤、抗菌剤、シリカ(D)以外の体質顔料等の当該分野において慣用されている添加剤を挙げることができる。また、本発明の水系塗料組成物の貯蔵安定性、塗膜形成性等の向上目的として、水以外の溶剤を水系塗料組成物に含有させてもよい。
本発明の塗膜は、上記本発明の鋼板プレコート用水性塗料組成物によって形成されるものである。本発明によれば、上記鋼板プレコート用水性塗料組成物を用いるため、耐溶剤性(耐エタノール性等)およびプレコート鋼板加工時おける追従性、さらにはこれらの性能とともに耐食性、硬度(耐傷付き性)および素地隠蔽性が良好な薄膜(10μm程度以下)の塗膜を、極めて短い焼付け時間で形成することが可能になる。
(製造例PE1:ポリエステルポリオールPE1の調製)
温度計、窒素ガス導入管、攪拌機を備えた反応容器に、窒素ガスを導入しながら、テレフタル酸443質量部、イソフタル酸443質量部、アジピン酸420質量部、エチレングリコール196質量部、1,4−ブタンジオール306質量部、ネオペンチルグリコール328質量部およびジブチル錫オキサイド0.5質量部を仕込み攪拌した。ついで、窒素ガスを導入しながら、230℃まで昇温し、酸価が1以下になるまで同温度で15時間重縮合反応を行ない、ポリエステルポリオールPE1を得た。
表1に示した原料組成に従い、製造例PE1と同様の手順にて、ポリエステルポリオールPE2〜PE5を得た。
(製造例PU1:水分散体PU1の調製)
ポリエステルポリオールPE1の1000質量部を減圧下100℃で脱水し、80℃まで冷却した後、メチルエチルケトン900質量部を加え、十分に攪拌し溶解させた。次に、2,2’−ジメチロールプロピオン酸80質量部を加え、ついでイソホロンジイソシアネート280質量部を加えて75℃で8時間反応させ、ウレタン化工程を実施した。イソシアネート値が0.1質量%以下になったのを確認した後、50℃まで冷却し、トリエチルアミン60質量部を加えて中和し、さらに水4000質量部を加えて、得られたポリウレタン樹脂を水溶化させた。得られた透明なポリウレタン樹脂溶液から、減圧下、40〜60℃にてメチルエチルケトンを除去した後、水を加えて濃度調節を行ない、樹脂固形分30質量%の安定な透明コロイド状の水分散体PU1を得た。
表2に示した原料組成に従い、製造例PU1と同様の手順にて、樹脂固形分30質量%の水分散体PU2〜PU5を得た。
ポリプロピレンフィルム基材上に23℃の条件下で、ポリウレタン樹脂の水分散体を、乾燥後の膜厚が200μmとなるようにキャストして、108℃×2時間、ついで150℃×5分間の加熱乾燥処理を実施した後、23℃の条件下で5日養生し、その後、基材から剥離することにより、ポリウレタン樹脂フィルムのサンプルを得た。得られたサンプルを切削して、チャック間長さ=30mm、すなわち有効評価サイズ=30mm×10mmになるように装着し、測定温度23℃、引っ張り速度50mm/分の条件下、テンシロン(オリエンテック社製 テンシロン万能試験機RTM100)を用いて、伸び率を測定した。
<水性塗料組成物の調製例1>
カーボンブラック顔料(三菱化学社製 カーボンブラック#2350)302質量部と分散用樹脂(ビックケミージャパン社製 Disperbyk190)151質量部と希釈剤(純水483質量部およびブチルセロソルブ64質量部)とを混合して混合物を得た。ついで、分散機(大平システム社製 卓上式SGミル1500W型)に、得られた混合物とガラスビーズを1500質量部とを入れ、分散させることにより、カーボンブラック分散ペーストを得た。
表3に示した原料組成に従い、上記調製例1と同様の手順にて、水性塗料組成物2〜19を調製した。なお、表3に示される「スノーテックスXS」および「スノーテックス20L」の詳細は次のとおりである。
(a)「スノーテックスXS」:コロイダルシリカ(日産化学工業社製 スノーテックス20XS、粒子径:4〜6nm、シリカ含有量:20質量%、分散媒:水)、
(b)「スノーテックス20L」:コロイダルシリカ(日産化学工業社製 スノーテックス20L、粒子径:40〜50nm、シリカ含有量:20質量%、分散媒:水)。
<実施例1>
0.5mm厚の亜鉛めっき鋼板を金属素地に使用して、上記の水性塗料組成物1を乾燥膜厚が7μmになるように塗装し、オーブン(エヌ・ケイ・テック社製 小型テストオーブン)にて加熱時間12秒で、最高到達板温度が200℃になる条件(すなわち、亜鉛めっき鋼板の温度が加熱開始から12秒後に、最高温度として200℃になる条件)で乾燥させることにより、塗膜を形成した。
表4に示される水性塗料組成物、塗膜厚および焼付け条件(加熱時間、最高到達板温度)に変更したこと以外は実施例1と同様にして塗膜を形成した。
次に示す項目について、塗膜性能の評価試験を行なった。結果を表4に示す。
亜鉛めっき鋼板の代わりに、JIS K5600に規定された隠蔽率試験紙(太佑機材社製)上に塗膜を形成し、JIS K5600 4−1,2に従って隠蔽率を測定した。評価基準は下記のとおりである。
1:隠蔽率が85%超、
2:隠蔽率が80%超〜85%以下、
3:隠蔽率が75%超〜80%以下、
4:隠蔽率が70%超〜75%以下、
5:隠蔽率が70%以下。
23℃の温度条件下、各実施例、比較例で得られた塗装鋼板に、当該塗装鋼板と同じ亜鉛めっき鋼板の金属素地(厚み0.5mm)を1枚当て、これを支点として塗装鋼板を180°折り曲げた。折り曲げ部の塗膜割れ部面積を以下の基準によって評価した。
1:塗膜割れが全くない、
2:塗膜割れが10%以下、
3:塗膜割れが10%超〜30%以下、
4:塗膜割れが30%超〜50%以下、
5:塗膜割れが50%超。
23℃の温度条件下、各実施例、比較例で得られた塗装鋼板に、当該塗装鋼板と同じ亜鉛めっき鋼板の金属素地(厚み0.5mm)を1枚当て、これを支点として塗装鋼板を180°折り曲げた。折り曲げ部にポリエステルテープを密着させ、45°の角度でテープを剥離させた後、素地から剥離した塗膜部面積を以下の基準によって評価した。
1:塗膜剥離が全くない、
2:塗膜剥離が5%以下、
3:塗膜剥離が5%超〜10%以下、
4:塗膜剥離が10%超〜30%以下、
5:塗膜剥離が30%超。
23℃の温度条件下、各実施例、比較例で得られた塗装鋼板の塗膜面に対し、JIS−S−6006に規定された高級鉛筆を用い、JIS−K−5400に従って鉛筆硬度試験を行ない、評価した。
23℃の温度条件下、各実施例、比較例で得られた塗装鋼板の塗膜面にエタノールを浸したガーゼを1Kg/cm2の荷重をかけて素地面が見えるまで往復ラビングし、下記基準に従って評価した。
1:200回超える往復をしても素地面が見えない。
2:150回超〜200回以下の往復で素地面が見える。
3:100超〜150回以下の往復で素地面が見える。
4:50回超〜100回以下の往復で素地面が見える。
5:50回以下の往復で素地面が見える。
各実施例、比較例で得られた塗装鋼板を5cm×12cmに切断し、端部をポリエステルテープでシールした。この塗装鋼板の塗膜面に、カッターナイフでクロス状に傷をつけて、35℃の条件下で5%NaCl水溶液を48時間噴霧した後、クロス状の傷部からの塗膜の最大フクレ幅を以下の基準によって評価した。
1:フクレがない、
2:フクレ幅が0.1mm以上〜1mm以下、
3:フクレ幅が1mm超〜2mm以下、
4:フクレ幅が2mm超〜4mm以下、
5:フクレ幅が4mm超。
Claims (11)
- 芳香族環構造を有するポリエステルポリオールを含むポリエステルポリオール成分(a1)とイソシアネート化合物(a2)とを反応させて得られる水分散性ポリウレタン樹脂(A)と、
着色顔料(B)と、
を含有し、
前記水分散性ポリウレタン樹脂(A)固形分中における、前記ポリエステルポリオール由来の芳香族環構造の含有量が10〜30質量%である、鋼板プレコート用水性塗料組成物。 - 前記水分散性ポリウレタン樹脂(A)は、膜厚200μmのフィルムとして測定される23℃における伸び率が、200〜800%である、請求項1に記載の鋼板プレコート用水性塗料組成物。
- イミノ基型メラミン樹脂(C)をさらに含有し、
前記イミノ基型メラミン樹脂(C)と前記水分散性ポリウレタン樹脂(A)との含有量比が、固形分質量比で1/99〜30/70である、請求項1に記載の鋼板プレコート用水性塗料組成物。 - 前記水分散性ポリウレタン樹脂(A)の固形分含有量は、前記水性塗料組成物の固形分中20〜90質量%である、請求項1に記載の鋼板プレコート用水性塗料組成物。
- 前記着色顔料(B)の含有量は、前記水性塗料組成物の固形分中5〜50質量%である、請求項1に記載の鋼板プレコート用水性塗料組成物。
- 前記着色顔料(B)はカーボンブラックである、請求項1に記載の鋼板プレコート用水性塗料組成物。
- 粒子径が3〜20nmのシリカ(D)をさらに含有し、
前記シリカ(D)の固形分含有量は、前記水性塗料組成物の固形分中5〜20質量%である、請求項1に記載の鋼板プレコート用水性塗料組成物。 - 請求項1に記載の鋼板プレコート用水性塗料組成物を用いて形成された塗膜。
- 膜厚が2〜10μmである、請求項8に記載の塗膜。
- 請求項1に記載の鋼板プレコート用水性塗料組成物を鋼板に塗布した後、前記鋼板の温度が120〜250℃の範囲内となるまで加熱することにより焼付けを行なう、塗膜の形成方法。
- 前記焼付けの加熱時間が3〜15秒である、請求項10に記載の塗膜の形成方法。
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