JP2011139221A - 放送受信装置及び放送受信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】2以上の言語の音声信号が受信可能な国または地域において、受信した言語に一致する字幕情報等を自動的に選択できる放送受信装置及び放送受信方法を提供する。
【解決手段】この発明の1つの実施形態は、デジタル放送ストリームから番組配列情報(サービス情報)を分離する分離装置(信号処理部47/TS復調器46)と、前記分離装置が分離した前記番組配列情報(サービス情報)が含む字幕情報及びその表示規格を示す変換コードを抽出する抽出装置(制御部60)と、前記抽出装置が抽出した前記変換コード(エンコード情報)を参照して前記字幕情報及びその表示規格を設定する設定部(制御部60)と、を有することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

この発明は、デジタル放送のコンテンツを受信して再生する放送受信装置及び放送受信方法に関する。
公衆向けテレビジョン放送においては、アナログ放送からデジタル放送への切り替えが進んでおり、今日では、デジタル放送専用のテレビ受信装置あるいは映像記録再生装置も販売されている。
地上デジタル放送、放送衛星を用いるBSデジタル放送および通信衛星を介在するCSデジタル放送は、MEPG(Moving Picture Experts Group)−2 TS(Transport Stream,トランスポートストリーム)形式であり、圧縮され、多重化された映像(Video)信号及び音声(Audio)信号がテレビ受信装置あるいは映像記録再生装置に供給される。
MEPG−2 TS形式のデジタル放送においては、番組配列情報(Service Information,SI)や番組特定情報(Program Specific Information,PSI)等に代表されるセクションデータが一体化されており、装置が設置される地域あるいは国に応じて、字幕表示の言語を自動的に選択させることができる。
特許文献1(先行技術文献)は、設定国、及び周辺国の放送信号をサーチし、受信したチャンネルのPSI等から国(地域)情報を取得して、その国(地域)に適した字幕情報等のOSD(On Screen Display)規格に従った表示を実現することを開示する。
特開2008−245169号公報
しかしながら、1つの国(または地域)において2以上の言語を公用語としている場合や多民族国家等においては、複数種の音声(Audio)信号が提供されることも少なくない。また、音声信号に対応して、字幕情報やOSD規格も、2以上が用意されることもある。
従って、特許文献1が開示する方法は、2以上の言語を公用語としている場合や多民族国家等において、サーチ結果に従って自動的に設定された音声信号の言語に対して異なる字幕情報やOSD規格が設定される場合がある。なお、隣接する国(または地域)の放送信号を受信可能な国(または地域)においても、意図しない言語の音声や字幕情報の受信が自動的に選択される場合がある。このことは、ユーザーに、再設定のための時間と操作を要求することになる。
この発明の目的は、2以上の言語の音声信号が受信可能な国または地域において、受信した言語に一致する字幕情報等を自動的に選択できる放送受信装置及び放送受信方法を提供することである。
この発明は、上記問題点に基づきなされたもので、入力デジタル放送の放送信号に付属するサービス情報が含む言語情報を抽出し、抽出した言語情報を参照して字幕情報及びその表示規格を示す変換コードを取得し、取得した変換コードに従い、字幕表示に用いる言語及びその表示規格を設定することを特徴とする放送受信方法を提供するものである。
この発明の一つの実施の形態によれば、隣接する国または地域において異なる言語及び字幕情報が用いられている複数のデジタル放送信号を受信可能な場合、単一のセット(テレビ受信装置)を用意し、そのセットが設置された環境において、SI(番組配列情報)から「Serivece Name(サービスネーム)」が含む、エンコード方式を抽出することで、そのセットが設置された環境(国または地域)に対応する字幕情報及びその表示のためのOSD規格を設定できる。
またこの発明の一つの実施の形態によれば、単一のセットを設置する際、そのセットを購入したユーザーが設置する環境(国または地域)に応じて設定を変更する必要がなく、サービス性が向上される。
さらにこの発明の一つの実施の形態によれば、そのセットを購入したユーザーが同地域内で隣接する国または地域を移動した場合においても、新たな設置先で字幕情報及びその表示のためのOSD規格を再設定する必要がなく、ユーザーの利便性が向上される。
この発明の実施の形態が適用されるテレビ受信装置(映像再生装置)の一例を示す概略図。 図1に示した映像再生装置が再生する音声(Audio)に一致するOSD(On Screen Display)規格等を特定する方法の一例を、ソフトウエア的に説明する概略図(フローチャート)。 図2に示した映像再生装置が再生する音声(Audio)に一致する字幕情報、及び字幕情報を表示するために用いるOSD(On Screen Display)規格等を特定するために用いる『MEPG−2 TS』形式の放送信号における番組配列情報(Service Information,SI)に含まれるデータ構造の一例(標準的な構成)を説明する概略図。 図3に示した番組配列情報中のサービスネーム(Service Name)に含まれる文字コード識別子の一例を説明する概略図。
以下、図面を参照して、本発明の実施の一形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態が適用可能な映像音声再生装置の一例を示す。なお、以下に説明する映像再生装置は、表示装置(モニタ装置)が一体に設けられたテレビジョン受信装置(以下テレビ受信装置と呼称する)を例とするが、入力される映像(Videoすなわち動画データ)と音声(Audioデータ)を記録可能で、その再生時に映像および音声を出力可能な映像音声記録再生装置(レコーダー装置)であってもよい。
図1に示すテレビ受信装置11は、例えば液晶表示パネル等に代表される表示装置であって、映像信号(ビデオデータ)に対応する映像を表示する映像表示器13、例えばスピーカー等に代表される音声再生装置であって、音声出力(オーディオデータ)を再生する音声再生器15、ユーザーからの制御指示(制御入力)信号を受け入れる操作部17、ユーザーからのリモートコントローラ(以下、リモコンと称する)による操作情報(制御入力)信号を受けつけるリモコン受信部19、および制御ブロック(制御部)60等を含む。
上述したテレビ受信装置11は、上記各ユニットの動作や表示もしくはオーディオ(音声)出力を、制御部(制御ブロック,メインボードと呼ばれることもある)60により、統括的に制御されている。
制御部60は、CPU(Central Processing Unit)61に代表される主制御用IC(LSI)を内蔵し、操作部17からの操作情報(入力)、またはリモコンから送出された操作情報を受信部19により受信した(リモコン入力)制御信号に対応する操作内容が反映されるように、各部をそれぞれ制御している。
制御部60はまた、例えばCPU61が実行する制御プログラムを保持したROM(Read Only Memory)62、CPU61に作業エリアを提供するRAM(Random Access Memory)63、および各種の設定情報や、制御情報等が格納され、保持される不揮発性メモリー(Non Volatility Memory,NVM)64を、含む。なお、不揮発性メモリー(NVM)64は、後段に説明するが、放送信号すなわちMEPG−2 TS形式のデジタル放送信号に一体化されている番組配列情報(Service Information,SI)や番組特定情報(Program Specific Information,PSI)を参照して取得する「国(または地域)情報を保持する『地域情報設定保持部』」として機能する。
また、制御部60は、カードホルダ72と接続されたカードインターフェース(interface,I/F)71を介して、カードホルダ72に装着されるメモリーカードから映像および音声ファイルを読み込むことができ、また、メモリーカードに映像および音声ファイルを書き込むことができる。
制御部60にはさらに、通信インターフェース(I/F)73、第1および第2のHDMIインターフェース(I/F)74,75、USBインターフェース(I/F)76、およびi.Linkインターフェース(I/F)77等の任意数のインターフェース群が接続され、それぞれのインターフェースに適合する外部装置あるいはハブ(拡張装置)もしくはネットワーク制御装置として機能する。例えば、通信インターフェース73には、LAN端子81が接続され、例えばLAN(ネットワーク)対応の図示しない外部(NAS(Network Attached Storage)HDD(Hard Disk Drive))が接続される。なお、LAN端子81は、イーサネット(登録商標)/Ethernet(登録商標)を用いた一般的なLAN対応ポートとして使用することも可能で、例えばハブ(Hub)が接続されることで、LAN対応のHDD、PC(personal computer)、HDD内臓のDVDレコーダー等の機器の接続が可能である。
第1および第2のHDMIインターフェース74,75には、それぞれHDMI端子82,83が接続され、例えば図示しないDVDレコーダーやAVアンプ、あるいはハブが接続される。なお、AVアンプには、例えばDVDレコーダーやDVDプレーヤー等が接続される。また、ハブには、例えばHDMI端子を備えたAVアンプや、PC(personal computer)、HDD内臓のDVDレコーダー、DVDプレーヤー等の外部機器が接続可能である。
HDMI端子82,83がハブと接続される場合には、例えばブロードバンドルータを介して、例えばインターネット等のネットワークとの接続や、ネットワーク上に位置するPC(personal computer)や携帯電話、もしくは携帯端末との間の動画ファイル(映像データ)やオーディオファイル(音声データ)の読み込みおよび再生ならびに書き込み(記録)等も可能である。
USBインターフェース(I/F)76は、USBポート84と接続され、ポート84に接続される図示しないハブを介して、携帯電話、デジタルカメラ、メモリーカードに対するカードリーダ/ライタ、USBインターフェースを介してアクセス可能に形成されたHDD、キーボード等が接続可能であり、それぞれのUSB機器との間で情報の受け渡しが可能である。
i.Linkインターフェース(I/F)77は、図示しないが、例えばAV(オーディオ−ビジュアル)−HDDあるいはD(Digital)−VHS(video home system)等の外部機器、もしくは外部地上波デジタルチューナ等がシリアル接続可能であり、接続される任意の機器との間で情報の受け渡しが可能である。
なお、詳述しないが、個々のインターフェースに加えて、もしくは任意の1または複数のインターフェースに代えて、例えばDLNA(Digital Living Network Alliance(登録商標))規格等に準拠したネットワークコントローラや、図示しないBluetooth(登録商標)/ブルートゥース(登録商標)が用意され、それらを経由して、データの受け渡しが可能なレコーダー装置やHDD装置、もしくは携帯可能な端末装置が接続されてもよいことはいうまでもない。
以下、テレビ受信装置11の主要な信号処理系について説明する。
BS/CSデジタル放送受信用のアンテナ42で受信した衛星デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子43を介して衛星デジタル放送用のチューナ44に供給される。
チューナ44は、制御部60からの制御信号により所望のチャンネルの放送信号を選局し、この選局された放送信号をPSK(Phase Shift Keying)復調器45に出力する。
PSK復調器45は、制御部60からの制御信号に基づき、チューナ44で選局された放送信号を復調して、所望の番組を含んだトランスポートストリーム(Transport Stream,TS)を得て、TS復号器46に出力する。
TS復号器46は、制御部60からの制御信号により、トランスポートストリーム多重化された信号のTS復号処理を行い、所望の番組のデジタルの映像信号及び音声信号を信号処理部47に出力する。また、TS復号器46は、デジタル放送により送られている番組(コンテンツ)を取得するための各種データ(サービス情報)、電子番組ガイド(EPG)情報、番組属性情報(番組ジャンル等)および字幕情報等を制御部60へ出力する。
また、地上波放送受信用のアンテナ48で受信した地上デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子49を介して地上デジタル放送用のチューナ50に供給される。
チューナ50は、制御部60からの制御信号により所望のチャンネルの放送信号を選局し、この選局された放送信号をOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調器51に出力する。
OFDM復調器51は、制御部60からの制御信号により、チューナ50で選局された放送信号を復調して、所望の番組を含んだトランスポートストリームを得て、TS復号器56に出力する。
TS復号器56は、制御部60の制御の下で、トランスポートストリーム(TS)多重化された信号のTS復号処理を行い、所望の番組のデジタルの映像信号および音声信号を信号処理部47に出力する。なお、信号処理部47では、デジタル放送波(MPEG−2 TS)に一体化して送られてくる番組を取得するための各種データや電子番組ガイド(EPG)情報や、番組属性情報(番組ジャンル等)等を取得して、制御部60へ出力する。
また、信号処理部47は、各種データから、番組配列情報(Service Information,SI)や番組特定情報(Program Specific Information,PSI)も取得する。なお、SI(番組配列情報)は、国または地域ごとに異なる音声信号を識別する際に用いられる「Audio Language(オーディオランゲージ(言語))」に関する情報を含む。また、SI(番組配列情報)には、国または地域ごとに異なる文字データ、例えば字幕情報、及びそれをOSD表示する際の規格等を特定するために利用可能なエンコード方式を識別するために利用することができる「Serivece Name(サービスネーム)」を含む。ただし、SIは、国または地域により異なる情報を含む場合があることを考慮する必要がある。
地上波放送受信用のアンテナ48で受信した地上アナログテレビジョン放送信号は、入力端子49を介して地上アナログ放送用のチューナ52に供給されることにより、所望のチャンネルの放送信号が選局される。チューナ52で選局された放送信号は、アナログ復調器53により、アナログコンテンツすなわちアナログの映像信号および音声信号に復調された後、信号処理部47に出力される。
信号処理部47は、PSK復調器45及びOFDM復調器51からそれぞれ供給されたデジタルの映像信号および音声信号に対して、選択的に所定のデジタル信号処理を施し、グラフィック処理部54及び音声処理部55に出力している。
信号処理部47にはまた、複数(図示の場合は4つ)の入力端子40a,40b,40c,40dが接続されている。これら入力端子40a〜40dは、それぞれ、アナログの映像信号及び音声信号を、放送受信装置11の外部から入力可能とするものである。
信号処理部47は、アナログ復調器53及び各入力端子40a〜40dから、それぞれ供給されたアナログの映像信号及び音声信号を選択的にデジタル化し、このデジタル化された映像信号及び音声信号に対して所定のデジタル信号処理を施した後、グラフィック処理部54及び音声処理部55に出力する。
グラフィック処理部54は、信号処理部47から供給されるデジタルの映像信号に、例えばGUI(Graphical User Interface)やユーザーに注意を促すためのメッセージを、再生されている映像に重ねて表示することが可能なOSD(On Screen Display)信号生成部57で生成されるOSD信号を重畳して出力する機能を有する。グラフィック処理部54は、信号処理部47の出力映像信号と、OSD信号生成部57の出力OSD信号とを選択的に出力すること、また、両出力をそれぞれ画面の半分を構成するように組み合わせて出力することができる。
なお、OSD信号生成部57により出力される出力OSD信号は、αブレンディングのパラメーターが設定されることで、通常の映像表示上に、「半透明」状態で(通常の映像信号の一部を透過可能に)重ね合わせて出力させることもできる。
また、OSD信号生成部57は、後段に説明するが、地域別OSD対照データ保持部66が保持するOSD対照データと、上述したSI(番組配列情報)を参照して特定される国または地域に対して適用すべきOSD規格及び対応する言語に基づいて、地域別OSDフォント/データ保持部65から選択された地域別OSDフォント/データ及び規格で、国または地域ごとに異なるOSD表示を、モニタ装置13が表示する通常の映像表示上に、上述のような所定の透過率で重ねて表示させることができる。
グラフィック処理部54はまた、放送信号が字幕信号を伴い、字幕が表示可能である場合は、制御部60からの制御信号および字幕情報に基づき、映像信号上に字幕情報を重畳する処理を行う。
グラフィック処理部54から出力されたデジタルの映像信号は、映像処理部58に供給される。映像処理部58は、映像表示器13すなわちモニタ装置により映像(動画/静止画)出力として再生可能に、グラフィック処理部54から供給されるデジタルの映像信号をアナログの映像信号に変換する。なお、映像処理部58と接続された出力端21には、例えば外部装置として、拡大投影装置(プロジェクタ装置)や外部モニタ装置が接続されてもよいことはいうまでもない。出力端21にはまた、例えばDVD規格の光ディスクを記録媒体とするDVDレコーダー装置や、従来からのビデオテープを記録媒体とするビデオレコーダー装置が接続されてもよい。
音声処理部55は、音声再生器15すなわちスピーカー等であり、信号処理部47から供給されるデジタルの音声信号をアナログの音声信号に変換する。なお、詳述しないが、音声信号(オーディオ出力)は、出力端23と接続される外部スピーカーや、オーディオアンプ(ミキサーアンプ)や、出力端23の1つの形態として用意されるヘッドホン出力端に、音声/オーディオ出力として再生可能に出力されてもよいことはいうまでもない。
なお、HDMIインターフェース74,75すなわちHDMI端子82,83を介して接続されている外部機器がHDMI−CEC(Consumer Electronics Control)に準拠している場合には、接続された外部機器は、例えばテレビ受信装置11のリモート端末(リモコン)等の操作により、テレビ受信装置11を経由して動作を制御することができる。
ところで、例えば中華人民共和国(中国)の香港地域及びその周辺地域(中国大陸地域)のように、2以上の異なる言語の放送信号が比較的狭い近接した地域で提供されている場合においては、受信した放送信号(デジタル放送波)を再生して得られる音声(オーディオ)の言語の種類とOSDにより表示される字幕の言語の種類が一致しないことがある。
例えば、香港地域では主として「広東語」が用いられているが、中国大陸向けの装置を用いた場合、音声は「広東語」が再生されるが、字幕としては(もともとの設定である)「北京語」が表示されることがある。同様に、香港地域向けの装置を中国大陸地域で用いた場合、音声としては「北京語」が再生され、字幕としては「広東語」が表示されることがある。
同様のことは、宗主国が異なる民族が同一の地域に在住する、例えばフランス領とアメリカ領が1つの島を形成しているサモア地域においても起こりうる。
このような背景に基づき、図2に概略を示すが、信号処理部47においてTSから分離されたSI(番組配列情報)に含まれる「Audio Language」の情報に基づいて、北京語、広東語による音声放送が確認された場合において、「Serivece Name」に含まれるエンコード方式に従い、実際に装置が設置される地域を特定することで、地域別OSDフォント/データ保持部65に予め用意されている比較的狭い地域向けの字幕情報や、それを表示するために用いるOSD規格を特定することで、実際に装置が設置された地域で受信した放送信号の音声の言語とOSD表示される字幕情報等の言語とが不一致となることを抑止できる。
より詳細には、信号処理部47においてTSから分離されたSI(番組配列情報)に含まれる「Audio Language」に関する情報に基づいて、北京語、広東語による放送であることが検出できた場合(block[01]−YES)、「Serivece Name」を取得し(block[02])、エンコード方式が、UTF16(BE)であるか否かを判定する(block[03])。
エンコード方式がUTF16(BE)であることが検出できた場合(block[03]−YES)、UTF16にデコードし、番組名を表示する(block[04])。
また、エンコード方式がUTF16(BE)であることを利用して、香港向け放送であると判断し、放送言語を『広東語』とする(block[05])。
エンコード方式が中国大陸地域を示すGBコードであることが検出できた場合(block[03]−NO)、GBにデコードし、番組名を表示する(block[11])。
また、エンコード方式がGBであることを利用して、中国大陸向け放送であると判断し、放送言語を『北京語』とする(block[12])。
なお、地域別OSD対照データ保持部66が保持するOSD対照データとしては、上述SI(番組配列情報)から取得できる「Audio Language」の記述に従う。このとき、例えば図3に示すように、仕向け地が中国及びその近隣地域であるにもかかわらず、異なる音声言語及びOSD表示言語に同一の識別符号が割り当てられていることに対して「Serivece Name」を用いてエンコード方式を抽出することにより、地域別OSDフォント/データ保持部65から装置が設置される地域に最も適した地域別OSDフォント/データを選択させることができる。
図3は、(MPEG−2 TS)に一体化して送信されてくるSI(番組配列情報)が含む「Audio Language」の記述の一例及び異なる音声言語及びOSD表示言語に同一の識別符号が割り当てられていることに対して「Serivece Name」が含む、エンコード方式の識別例を示す。
例えば、国または地域として、「香港」/「中国大陸」については、仕向け地として「中国」と識別されている場合において、「Audio Language」としては、eng<英語>、fra<仏語>、chi[A]<中国語(メイン)>、chs[B]<中国語(サブ)>等が用意されている場合が多い。
ここで、最も問題となる中国大陸及びその隣接地域で放送される北京語、広東語については、上述した通り、「Audio Language」のみでは識別できず、図4に一例を示す「Serivece Name」が含む、エンコード方式を参照することになる。なお、既に説明したが、例えば香港向け放送規格については、エンコード方式が『UTF16』であるから、OSD表示に用いる言語は広東語であり、その表示規格としては『UTF16』に従うことになる。この情報に従い、字幕情報を表示する際に用いる地域別OSDフォント/データ保持部65から選択すべき地域別OSDフォント/データが選択される。
同様に、「Serivece Name」が含む、エンコード方式が『GB』である場合には、エンコード方式として『GB』が選択され、OSD表示に用いる言語は北京語となる。従って、字幕情報を表示する際に用いる地域別OSDフォント/データ保持部65から選択すべき地域別OSDフォント/データとして、「北京語」が選択される。
以上説明したように、本発明の実施の形態の一つを用いることで、隣接する国または地域において異なる言語及び字幕情報が用いられている複数のデジタル放送信号を受信可能な場合、単一のセット(テレビ受信装置)を用意し、そのセットが設置された環境において、SI(番組配列情報)から「Serivece Name」が含む、エンコード方式を抽出することで、そのセットが設置された環境(国または地域)に対応する字幕情報及びその表示のためのOSD規格を設定できる。
また、単一のセットを設置する際、そのセットを購入したユーザーが設置する環境(国または地域)に応じて設定を変更する必要がなく、サービス性が向上される。
さらに、そのセットを購入したユーザーが同地域内で隣接する国または地域を移動した場合においても、新たな設置先で字幕情報及びその表示のためのOSD規格を再設定する必要がなく、ユーザーの利便性が向上する。
なお、本発明の内容はここに記述した形態だけに限定されるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲で、他にも様々な形態を取り得ることはいうまでもない。また、各実施の形態は、可能な限り適宜組み合わせて、もしくは一部を削除して実施されてもよく、その場合は、組み合わせもしくは削除に起因したさまざまな効果が得られる。
11…テレビ受信装置(映像再生装置)、13…映像表示器、15…音声再生器、21…出力端、47…信号処理部、55…音声処理部、58…映像処理部、60…制御部、61…CPU、64…不揮発性メモリー(地域情報設定保持部)、65…地域別OSDフォント/データ保持部、66…地域別OSD対照データ保持部。
この発明は、上記問題点に基づきなされたもので、受信装置が受信するデジタル放送の放送信号に付属するサービス情報から国または地域の情報を取得して言語情報を抽出し、抽出した言語情報に対応する字幕情報及びその表示規格を示すエンコード方式を取得し、取得したエンコード方式基づいて、字幕表示に用いる言語を表示する際に用いる地域別データ選択る放送受信方法を提供するものである。
この発明は、上記問題点に基づきなされたもので、分離装置により、受信装置が受信するデジタル放送ストリームから番組配列情報を分離し、抽出装置により、分離装置が分離した番組配列情報が含む言語の種類に基づいて、国または地域の情報を取得して、言語情報を抽出し、抽出装置が抽出した言語情報に対応する字幕情報及びその表示規格を示す「サービスネーム」からエンコード方式を取得し、抽出装置により取得したエンコード方式に基づいて、字幕表示を表示する際に用いる地域別OSD(On Screen Display)フォント/データを選択する放送受信方法を提供するものである。

Claims (5)

  1. 入力デジタル放送の放送信号に付属するサービス情報が含む言語情報を抽出し、
    抽出した言語情報を参照して字幕情報及びその表示規格を示す変換コードを取得し、
    取得した変換コードに従い、字幕表示に用いる言語及びその表示規格を設定することを特徴とする放送受信方法。
  2. 前記言語情報は、前記変換コードを含む下位情報を含むことを特徴とする請求項1記載の放送受信方法。
  3. 前記変換モードを含む前記下位情報は、「サービスネーム」として規定されていることを特徴とする請求項2記載の放送受信方法。
  4. デジタル放送ストリームから番組配列情報を分離する分離装置と、
    前記分離装置が分離した前記番組配列情報が含む字幕情報及びその表示規格を示す変換コードを抽出する抽出装置と、
    前記抽出装置が抽出した前記変換コードを参照して前記字幕情報及びその表示規格を設定する設定部と、
    を有することを特徴とする放送受信装置。
  5. 前記抽出装置が抽出する前記変換コードは、「サービスネーム」として規定されていることを特徴とする請求項4記載の放送受信装置。
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