JPH10290424A - ビデオ装置 - Google Patents
ビデオ装置Info
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- JPH10290424A JPH10290424A JP9099371A JP9937197A JPH10290424A JP H10290424 A JPH10290424 A JP H10290424A JP 9099371 A JP9099371 A JP 9099371A JP 9937197 A JP9937197 A JP 9937197A JP H10290424 A JPH10290424 A JP H10290424A
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- JP
- Japan
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- video
- signal
- video signal
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- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 同一ソフト上に映像とともに複数の異なる言
語による文字情報や音声を記録でき、再生時にはそのう
ちの任意のものを選択可能なビデオ装置を提供するこ
と。 【解決手段】 自動翻訳部12で選択した複数の言語に
対応した字幕や音声のディジタル信号を、画像処理部1
1でディジタル化した映像信号中に、透かし埋め込み部
13でディジタル透かし技術により埋め込むことによっ
て、記録形式を変更することなく、しかも画質を損なう
ことなく複数の異なる言語による文字情報や音声を記録
し、再生時には映像信号中から取り出した複数の言語に
対応した字幕や音声のディジタル信号より任意のものを
選んで再生する。
語による文字情報や音声を記録でき、再生時にはそのう
ちの任意のものを選択可能なビデオ装置を提供するこ
と。 【解決手段】 自動翻訳部12で選択した複数の言語に
対応した字幕や音声のディジタル信号を、画像処理部1
1でディジタル化した映像信号中に、透かし埋め込み部
13でディジタル透かし技術により埋め込むことによっ
て、記録形式を変更することなく、しかも画質を損なう
ことなく複数の異なる言語による文字情報や音声を記録
し、再生時には映像信号中から取り出した複数の言語に
対応した字幕や音声のディジタル信号より任意のものを
選んで再生する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の異なる言語
による文字情報や音声を映像とともに記録再生可能なビ
デオ装置に関するものである。
による文字情報や音声を映像とともに記録再生可能なビ
デオ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のVTR等のビデオ装置では、字幕
スーパのような映像中に表示される文字情報は映像信号
の一部としてそのまま記録媒体に記録されるため、記録
後に文字情報のみを削除したり、別の文字情報を記録す
ることは不可能であった。従って、映画のように、字幕
スーパを発売する国の言語に合わせなければならないソ
フトの場合、各国の言語に合わせた映像信号を含むソフ
トを個々に製作しなければならず、コスト高になるとい
う問題があった。
スーパのような映像中に表示される文字情報は映像信号
の一部としてそのまま記録媒体に記録されるため、記録
後に文字情報のみを削除したり、別の文字情報を記録す
ることは不可能であった。従って、映画のように、字幕
スーパを発売する国の言語に合わせなければならないソ
フトの場合、各国の言語に合わせた映像信号を含むソフ
トを個々に製作しなければならず、コスト高になるとい
う問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】文字情報の追加や削除
を可能とする装置として、例えば特開平4−29566
7号公報に、キャラクタコード等の字幕スーパ用データ
生成回路、該生成された字幕スーパ用データを音声信号
に多重化する多重化回路、キャラクタ信号を映像信号に
スーパインポーズするスーパインポーズ回路等を用い
て、音声信号中に字幕スーパを多重化する装置が提案さ
れているが、複数の言語に対応させることは困難であ
り、各国の言語に合わせたソフトを個々に製作しなけれ
ばならない点では同じであった。
を可能とする装置として、例えば特開平4−29566
7号公報に、キャラクタコード等の字幕スーパ用データ
生成回路、該生成された字幕スーパ用データを音声信号
に多重化する多重化回路、キャラクタ信号を映像信号に
スーパインポーズするスーパインポーズ回路等を用い
て、音声信号中に字幕スーパを多重化する装置が提案さ
れているが、複数の言語に対応させることは困難であ
り、各国の言語に合わせたソフトを個々に製作しなけれ
ばならない点では同じであった。
【0004】また、例えば特開平5−236409号公
報に、記録媒体の記録トラック上に、映像信号及び音声
信号を記録するメインデータエリアと、該メインデータ
エリアとは別の副情報を記録するサブデータエリアとを
設け、サブデータエリアに複数の異なる言語に対応した
字幕スーパを記録し、ユーザが任意に選択して再生可能
なビデオ装置が提案されているが、それぞれのエリアに
対応したヘッドとその記録再生系が必要となり、高価に
なるとともに従来の装置との互換性を維持できないとい
う問題があった。
報に、記録媒体の記録トラック上に、映像信号及び音声
信号を記録するメインデータエリアと、該メインデータ
エリアとは別の副情報を記録するサブデータエリアとを
設け、サブデータエリアに複数の異なる言語に対応した
字幕スーパを記録し、ユーザが任意に選択して再生可能
なビデオ装置が提案されているが、それぞれのエリアに
対応したヘッドとその記録再生系が必要となり、高価に
なるとともに従来の装置との互換性を維持できないとい
う問題があった。
【0005】さらに、いずれの装置も音声について複数
の言語に対応させることは全くできなかった。
の言語に対応させることは全くできなかった。
【0006】本発明の目的は、記録媒体への記録形式を
変更することなく、同一ソフト上に映像とともに複数の
異なる言語による文字情報や音声を記録でき、再生時に
はそのうちの任意のものを選択可能なビデオ装置を提供
することにある。
変更することなく、同一ソフト上に映像とともに複数の
異なる言語による文字情報や音声を記録でき、再生時に
はそのうちの任意のものを選択可能なビデオ装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明では、少なくとも映像信号を記録媒体に記録
するビデオ装置において、映像信号中に該映像に関わる
複数の異なる言語による文字情報や音声をディジタル透
かし技術により埋め込む手段を備えたことを特徴とす
る。
め、本発明では、少なくとも映像信号を記録媒体に記録
するビデオ装置において、映像信号中に該映像に関わる
複数の異なる言語による文字情報や音声をディジタル透
かし技術により埋め込む手段を備えたことを特徴とす
る。
【0008】また、記録媒体から少なくとも映像信号を
再生するビデオ装置において、映像信号中にディジタル
透かし技術により埋め込まれた複数の異なる言語による
文字情報や音声を取り出す手段と、取り出された複数の
異なる言語による文字情報や音声のうちの任意のものを
選択し、映像とともに再生する手段とを備えたことを特
徴とする。
再生するビデオ装置において、映像信号中にディジタル
透かし技術により埋め込まれた複数の異なる言語による
文字情報や音声を取り出す手段と、取り出された複数の
異なる言語による文字情報や音声のうちの任意のものを
選択し、映像とともに再生する手段とを備えたことを特
徴とする。
【0009】また、少なくとも映像信号を記録媒体に記
録するとともに記録媒体から映像信号を再生するビデオ
装置において、映像信号中に該映像に関わる複数の異な
る言語による文字情報や音声をディジタル透かし技術に
より埋め込む手段と、映像信号中にディジタル透かし技
術により埋め込まれた複数の異なる言語による文字情報
や音声を取り出す手段と、取り出された複数の異なる言
語による文字情報や音声のうちの任意のものを選択し、
映像とともに再生する手段とを備えたことを特徴とす
る。
録するとともに記録媒体から映像信号を再生するビデオ
装置において、映像信号中に該映像に関わる複数の異な
る言語による文字情報や音声をディジタル透かし技術に
より埋め込む手段と、映像信号中にディジタル透かし技
術により埋め込まれた複数の異なる言語による文字情報
や音声を取り出す手段と、取り出された複数の異なる言
語による文字情報や音声のうちの任意のものを選択し、
映像とともに再生する手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0010】本発明によれば、複数の異なる言語による
文字情報や音声はディジタル透かし技術により映像信号
中に埋め込まれるため、記録形式を変更する必要がな
く、しかも画質を損なうことなく同一ソフト上に映像と
ともに複数の異なる言語による文字情報や音声を記録で
き、また、再生時には、映像信号中からこれらを取り出
し、そのうちの任意のものを選択して再生できるため、
各国の言語に合わせたソフトを個々に製作する必要がな
く、低コストでソフトを供給でき、さらにまた、映像信
号や通常の音声信号については従来のビデオ装置でもそ
のまま画質を損なうことなく再生することができる。
文字情報や音声はディジタル透かし技術により映像信号
中に埋め込まれるため、記録形式を変更する必要がな
く、しかも画質を損なうことなく同一ソフト上に映像と
ともに複数の異なる言語による文字情報や音声を記録で
き、また、再生時には、映像信号中からこれらを取り出
し、そのうちの任意のものを選択して再生できるため、
各国の言語に合わせたソフトを個々に製作する必要がな
く、低コストでソフトを供給でき、さらにまた、映像信
号や通常の音声信号については従来のビデオ装置でもそ
のまま画質を損なうことなく再生することができる。
【0011】
【本発明の前提である透かし技術の概要】本発明では、
映像信号中に文字情報や音声を埋め込む技術としてディ
ジタル透かし技術を用いる。ディジタル透かし技術と
は、ディジタル情報(画像(静止画、動画像)、音声、
テキスト)中に別の情報を人間に知覚されないように埋
め込み、必要時に埋め込んだ情報を取り出すことができ
るようにしたものである。
映像信号中に文字情報や音声を埋め込む技術としてディ
ジタル透かし技術を用いる。ディジタル透かし技術と
は、ディジタル情報(画像(静止画、動画像)、音声、
テキスト)中に別の情報を人間に知覚されないように埋
め込み、必要時に埋め込んだ情報を取り出すことができ
るようにしたものである。
【0012】以下、ディジタル透かし技術の原理につい
てディジタル情報が画像情報の場合を図1により説明す
る(詳細は、特願平8−305370号、特願平8−3
38769号を参照のこと)。
てディジタル情報が画像情報の場合を図1により説明す
る(詳細は、特願平8−305370号、特願平8−3
38769号を参照のこと)。
【0013】図1(a) は画像情報に別の情報(埋め込み
情報)を埋め込む処理の流れを示す図である。
情報)を埋め込む処理の流れを示す図である。
【0014】まず、原画像(ディジタル信号で表された
画像情報)を、1ブロックがn画素×m画素の複数ブロ
ックに分割する(分割処理)。動画像の場合には各フレ
ーム毎に分け、それぞれのフレームを複数ブロックに分
割する。次に、分割した各ブロックに離散コサイン変換
(DCT変換)等の直交変換を施し、n×mの周波数成
分行列を得る(直交変換処理)。
画像情報)を、1ブロックがn画素×m画素の複数ブロ
ックに分割する(分割処理)。動画像の場合には各フレ
ーム毎に分け、それぞれのフレームを複数ブロックに分
割する。次に、分割した各ブロックに離散コサイン変換
(DCT変換)等の直交変換を施し、n×mの周波数成
分行列を得る(直交変換処理)。
【0015】埋め込み情報の埋め込みに先立ち、直交変
換処理で得られた周波数成分行列のどの位置に埋め込み
情報を埋め込むかを示す埋め込み位置を乱数により決定
し、さらにその周波数成分の値をどの程度変更するかを
示す変更量を決定し、この埋め込み位置と変更量を鍵情
報として取得・保存しておく。
換処理で得られた周波数成分行列のどの位置に埋め込み
情報を埋め込むかを示す埋め込み位置を乱数により決定
し、さらにその周波数成分の値をどの程度変更するかを
示す変更量を決定し、この埋め込み位置と変更量を鍵情
報として取得・保存しておく。
【0016】埋め込み情報を埋め込む場合、1つのブロ
ックに対する周波数成分行列に全てを埋め込む必要はな
く、複数のブロックの周波数成分行列に跨がって埋め込
んでも良い。埋め込み位置として、例えば周波数成分行
列の低周波数部分を選択することにより、人間に知覚で
きないように埋め込むことができる。また、変更量を変
えることにより、周波数成分行列の元の値との差を変え
られるため、画質の劣化を制御することができる。
ックに対する周波数成分行列に全てを埋め込む必要はな
く、複数のブロックの周波数成分行列に跨がって埋め込
んでも良い。埋め込み位置として、例えば周波数成分行
列の低周波数部分を選択することにより、人間に知覚で
きないように埋め込むことができる。また、変更量を変
えることにより、周波数成分行列の元の値との差を変え
られるため、画質の劣化を制御することができる。
【0017】前述した各ブロックの周波数成分行列の値
を、鍵情報の埋め込み位置と変更量に基づいて変更する
ことにより、埋め込み情報を埋め込む(埋め込み処
理)。さらに、埋め込み情報が埋め込まれた各ブロック
の周波数成分行列を逆直交変換し、n画素×m画素の複
数ブロックの画像を得る(逆直交変換処理)。最後に、
逆直交変換処理で得られた複数ブロックの画像をつなぎ
合わせ、埋め込み情報が埋め込まれた透かし画像を得る
(再構成処理)。
を、鍵情報の埋め込み位置と変更量に基づいて変更する
ことにより、埋め込み情報を埋め込む(埋め込み処
理)。さらに、埋め込み情報が埋め込まれた各ブロック
の周波数成分行列を逆直交変換し、n画素×m画素の複
数ブロックの画像を得る(逆直交変換処理)。最後に、
逆直交変換処理で得られた複数ブロックの画像をつなぎ
合わせ、埋め込み情報が埋め込まれた透かし画像を得る
(再構成処理)。
【0018】図1(b) は透かし画像から埋め込み情報を
取り出す場合の処理の流れを示す図である。
取り出す場合の処理の流れを示す図である。
【0019】まず、透かし画像を、1ブロックがn画素
×m画素の複数ブロックに分割する(分割処理)。次
に、分割した各ブロックに離散コサイン変換(DCT変
換)等の直交変換を施し、n×mの周波数成分行列を得
る(直交変換処理)。さらに、埋め込む時に用いた鍵情
報から埋め込み位置と変更量を得て、各ブロックの周波
数成分行列から埋め込み情報を取り出す(取り出し処
理)。
×m画素の複数ブロックに分割する(分割処理)。次
に、分割した各ブロックに離散コサイン変換(DCT変
換)等の直交変換を施し、n×mの周波数成分行列を得
る(直交変換処理)。さらに、埋め込む時に用いた鍵情
報から埋め込み位置と変更量を得て、各ブロックの周波
数成分行列から埋め込み情報を取り出す(取り出し処
理)。
【0020】以上のように、ディジタル透かし技術は、
埋め込み時に用いた鍵情報がなければ埋め込み情報の
取り出しができないこと、鍵情報中の埋め込み情報は
乱数により作成するため、固定されておらず、埋め込み
情報の解読は困難なこと、埋め込み位置を工夫するこ
とにより、人間が知覚できないように埋め込み情報を埋
め込めること、変更量を変えることにより画質の劣化
の程度を制御できること、等の特徴がある。
埋め込み時に用いた鍵情報がなければ埋め込み情報の
取り出しができないこと、鍵情報中の埋め込み情報は
乱数により作成するため、固定されておらず、埋め込み
情報の解読は困難なこと、埋め込み位置を工夫するこ
とにより、人間が知覚できないように埋め込み情報を埋
め込めること、変更量を変えることにより画質の劣化
の程度を制御できること、等の特徴がある。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に従って詳細
に説明する。
に説明する。
【0022】図2は本発明のビデオ装置における映像信
号の記録部の実施の形態の一例を示すもので、図中、1
1,14は画像処理部、12は自動翻訳部、13は透か
し埋め込み部である。
号の記録部の実施の形態の一例を示すもので、図中、1
1,14は画像処理部、12は自動翻訳部、13は透か
し埋め込み部である。
【0023】画像処理部11は、アナログ信号よりなる
通常の映像信号をディジタル信号に変換する。自動翻訳
部12は言語選択部121及び音声字幕選択部122か
らなっており、言語選択部121では予め用意されてい
る多数の異なる言語、例えば日本語、英語、仏語等のう
ち記録する複数の言語を選択し、音声字幕選択部122
では記録する情報として字幕にするか音声にするか、も
しくは両方かを選択する。ここで、字幕を選択したので
あれば翻訳された字幕に対応するディジタル信号(文字
コード等)を出力し、音声を選択したのであれば翻訳さ
れた音声に対応するディジタル信号を出力する。
通常の映像信号をディジタル信号に変換する。自動翻訳
部12は言語選択部121及び音声字幕選択部122か
らなっており、言語選択部121では予め用意されてい
る多数の異なる言語、例えば日本語、英語、仏語等のう
ち記録する複数の言語を選択し、音声字幕選択部122
では記録する情報として字幕にするか音声にするか、も
しくは両方かを選択する。ここで、字幕を選択したので
あれば翻訳された字幕に対応するディジタル信号(文字
コード等)を出力し、音声を選択したのであれば翻訳さ
れた音声に対応するディジタル信号を出力する。
【0024】透かし埋め込み部13は、前述したディジ
タル透かし技術を用いて、ディジタル映像信号中に前記
選択した複数の異なる言語による文字情報や音声のディ
ジタル信号を埋め込む。画像処理部14は文字情報や音
声のディジタル信号を埋め込んだディジタル映像信号を
記録媒体での記録に適した信号に変換する。
タル透かし技術を用いて、ディジタル映像信号中に前記
選択した複数の異なる言語による文字情報や音声のディ
ジタル信号を埋め込む。画像処理部14は文字情報や音
声のディジタル信号を埋め込んだディジタル映像信号を
記録媒体での記録に適した信号に変換する。
【0025】前記構成において、映像信号は画像処理部
11でディジタル信号に変換され、透かし埋め込み部1
3へ出力される。一方、自動翻訳部12は、言語選択部
121及び字幕選択部122で選択された複数の言語に
対応する字幕もしくは音声のディジタル信号を透かし埋
め込み部13に出力する。透かし埋め込み部13ではデ
ィジタル化された映像信号中に前記複数の言語による文
字情報や音声のディジタル信号を埋め込み、画像処理部
14へ出力する。画像処理部14では記録に適した信号
に変換し、図示しない記録媒体への信号記録系へ出力す
る。
11でディジタル信号に変換され、透かし埋め込み部1
3へ出力される。一方、自動翻訳部12は、言語選択部
121及び字幕選択部122で選択された複数の言語に
対応する字幕もしくは音声のディジタル信号を透かし埋
め込み部13に出力する。透かし埋め込み部13ではデ
ィジタル化された映像信号中に前記複数の言語による文
字情報や音声のディジタル信号を埋め込み、画像処理部
14へ出力する。画像処理部14では記録に適した信号
に変換し、図示しない記録媒体への信号記録系へ出力す
る。
【0026】図3は本発明のビデオ装置における再生部
の実施の形態の一例を示すもので、図中、21,24は
画像処理部、22は透かし取り出し部、23は自動翻訳
選択部、25はディジタル・アナログ変換器(D/A)
である。
の実施の形態の一例を示すもので、図中、21,24は
画像処理部、22は透かし取り出し部、23は自動翻訳
選択部、25はディジタル・アナログ変換器(D/A)
である。
【0027】画像処理部21は、複数の言語による文字
情報や音声のディジタル信号が埋め込まれた映像信号を
埋め込み情報の取り出しに適した信号に変換する。透か
し取り出し部22は、前述したディジタル透かし技術を
用いて、ディジタル映像信号中に埋め込まれた埋め込み
情報、即ち複数の異なる言語による文字情報や音声のデ
ィジタル信号を取り出すとともに、埋め込み情報が取り
出された元のディジタル映像信号を出力する。
情報や音声のディジタル信号が埋め込まれた映像信号を
埋め込み情報の取り出しに適した信号に変換する。透か
し取り出し部22は、前述したディジタル透かし技術を
用いて、ディジタル映像信号中に埋め込まれた埋め込み
情報、即ち複数の異なる言語による文字情報や音声のデ
ィジタル信号を取り出すとともに、埋め込み情報が取り
出された元のディジタル映像信号を出力する。
【0028】自動翻訳選択部23は言語選択部231及
び音声字幕選択部232からなっており、言語選択部2
31では複数の異なる言語のうち再生する言語を選択
し、音声字幕選択部232では再生する情報として字幕
にするか音声にするか、もしくは両方かを選択する。こ
こで、字幕を選択したのであれば字幕に対応するディジ
タル信号を出力し、音声を選択したのであれば音声に対
応するディジタル信号を出力する。画像処理部24は、
埋め込み情報が取り出されたディジタル映像信号と字幕
に対応するディジタル信号とから字幕スーパ入りの映像
信号を作成する。D/A変換器25は、音声に対応する
ディジタル信号をアナログの音声信号に変換する。
び音声字幕選択部232からなっており、言語選択部2
31では複数の異なる言語のうち再生する言語を選択
し、音声字幕選択部232では再生する情報として字幕
にするか音声にするか、もしくは両方かを選択する。こ
こで、字幕を選択したのであれば字幕に対応するディジ
タル信号を出力し、音声を選択したのであれば音声に対
応するディジタル信号を出力する。画像処理部24は、
埋め込み情報が取り出されたディジタル映像信号と字幕
に対応するディジタル信号とから字幕スーパ入りの映像
信号を作成する。D/A変換器25は、音声に対応する
ディジタル信号をアナログの音声信号に変換する。
【0029】前記構成において、図示しない記録媒体か
らの信号再生系から再生された映像信号は画像処理部2
1で埋め込み情報の取り出しに適した信号に変換され、
透かし取り出し部22へ出力される。透かし取り出し部
22ではディジタル映像信号中から複数の言語による文
字情報や音声のディジタル信号を取り出し、これを自動
翻訳選択部23へ出力するとともに、埋め込み情報を取
り出した元のディジタル映像信号を画像処理24へ出力
する。
らの信号再生系から再生された映像信号は画像処理部2
1で埋め込み情報の取り出しに適した信号に変換され、
透かし取り出し部22へ出力される。透かし取り出し部
22ではディジタル映像信号中から複数の言語による文
字情報や音声のディジタル信号を取り出し、これを自動
翻訳選択部23へ出力するとともに、埋め込み情報を取
り出した元のディジタル映像信号を画像処理24へ出力
する。
【0030】自動翻訳選択部23では、取り出した複数
の言語による文字情報や音声のディジタル信号から、言
語選択部121及び字幕選択部122で選択された言語
に対応する字幕もしくは音声のディジタル信号を画像処
理部24もしくはD/A変換器25へ出力する。画像処
理部24では埋め込み情報が取り出されたディジタル映
像信号と字幕に対応するディジタル信号とから字幕スー
パ入りの映像信号を作成し、図示しない表示装置へ出力
する。また、D/A変換器25では、音声に対応するデ
ィジタル信号をアナログの音声信号に変換し、図示しな
い音声再生装置へ出力する。
の言語による文字情報や音声のディジタル信号から、言
語選択部121及び字幕選択部122で選択された言語
に対応する字幕もしくは音声のディジタル信号を画像処
理部24もしくはD/A変換器25へ出力する。画像処
理部24では埋め込み情報が取り出されたディジタル映
像信号と字幕に対応するディジタル信号とから字幕スー
パ入りの映像信号を作成し、図示しない表示装置へ出力
する。また、D/A変換器25では、音声に対応するデ
ィジタル信号をアナログの音声信号に変換し、図示しな
い音声再生装置へ出力する。
【0031】ここで、翻訳の必要がない場合は埋め込み
情報の取り出しをしないで映像信号をそのまま表示装置
に出力しても良く、この場合でも画質を損なうことなく
再生することができる。また、前述した文字情報や音声
はディジタル透かし技術を用いて人間に知覚されないよ
うに映像信号に埋め込んであるから、従来のビデオ装置
で再生した場合でも、映像信号や通常の音声信号につい
ては画質を損なうことなく再生することができる。
情報の取り出しをしないで映像信号をそのまま表示装置
に出力しても良く、この場合でも画質を損なうことなく
再生することができる。また、前述した文字情報や音声
はディジタル透かし技術を用いて人間に知覚されないよ
うに映像信号に埋め込んであるから、従来のビデオ装置
で再生した場合でも、映像信号や通常の音声信号につい
ては画質を損なうことなく再生することができる。
【0032】なお、記録媒体としては、周知の磁気テー
プの他、CD−ROM等を用いることもできる。
プの他、CD−ROM等を用いることもできる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の異なる言語による文字情報や音声はディジタル透
かし技術により映像信号中に埋め込まれるため、記録形
式を変更する必要がなく、しかも画質を損なうことなく
同一ソフト上に映像とともに複数の異なる言語による文
字情報や音声を記録でき、また、再生時には、映像信号
中からこれらを取り出し、それぞれに分離し、そのうち
の任意のものを選択して再生できるため、各国の言語に
合わせたソフトを個々に製作する必要がなく、低コスト
でソフトを供給でき、さらにまた、映像信号や通常の音
声信号については従来のビデオ装置でもそのまま画質を
損なうことなく再生することができる等の利点がある。
複数の異なる言語による文字情報や音声はディジタル透
かし技術により映像信号中に埋め込まれるため、記録形
式を変更する必要がなく、しかも画質を損なうことなく
同一ソフト上に映像とともに複数の異なる言語による文
字情報や音声を記録でき、また、再生時には、映像信号
中からこれらを取り出し、それぞれに分離し、そのうち
の任意のものを選択して再生できるため、各国の言語に
合わせたソフトを個々に製作する必要がなく、低コスト
でソフトを供給でき、さらにまた、映像信号や通常の音
声信号については従来のビデオ装置でもそのまま画質を
損なうことなく再生することができる等の利点がある。
【図1】ディジタル透かし技術の原理説明図
【図2】本発明のビデオ装置における記録部の実施の形
態の一例を示す構成図
態の一例を示す構成図
【図3】本発明のビデオ装置における再生部の実施の形
態の一例を示す構成図
態の一例を示す構成図
11,14,21,24…画像処理部、12…自動翻訳
部、13…透かし埋め込み部、22…透かし取り出し
部、23…自動翻訳選択部、25…D/A変換器。
部、13…透かし埋め込み部、22…透かし取り出し
部、23…自動翻訳選択部、25…D/A変換器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿久津 明人 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 小川 宏 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくとも映像信号を記録媒体に記録す
るビデオ装置において、 映像信号中に該映像に関わる複数の異なる言語による文
字情報や音声をディジタル透かし技術により埋め込む手
段を備えたことを特徴とするビデオ装置。 - 【請求項2】 記録媒体から少なくとも映像信号を再生
するビデオ装置において、 映像信号中にディジタル透かし技術により埋め込まれた
複数の異なる言語による文字情報や音声を取り出す手段
と、 取り出された複数の異なる言語による文字情報や音声の
うちの任意のものを選択し、映像とともに再生する手段
とを備えたことを特徴とするビデオ装置。 - 【請求項3】 少なくとも映像信号を記録媒体に記録す
るとともに記録媒体から映像信号を再生するビデオ装置
において、 映像信号中に該映像に関わる複数の異なる言語による文
字情報や音声をディジタル透かし技術により埋め込む手
段と、 映像信号中にディジタル透かし技術により埋め込まれた
複数の異なる言語による文字情報や音声を取り出す手段
と、 取り出された複数の異なる言語による文字情報や音声の
うちの任意のものを選択し、映像とともに再生する手段
とを備えたことを特徴とするビデオ装置。 - 【請求項4】 記録媒体として磁気テープを用いたこと
を特徴とする請求項1乃至3いずれか記載のビデオ装
置。 - 【請求項5】 記録媒体としてCD−ROMを用いたこ
とを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載のビデオ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9099371A JPH10290424A (ja) | 1997-04-16 | 1997-04-16 | ビデオ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9099371A JPH10290424A (ja) | 1997-04-16 | 1997-04-16 | ビデオ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10290424A true JPH10290424A (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=14245691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9099371A Pending JPH10290424A (ja) | 1997-04-16 | 1997-04-16 | ビデオ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10290424A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000007020A (ko) * | 1999-11-19 | 2000-02-07 | 원치선 | 데이터 감춤 기법을 이용한 채널 공유 방법 |
JP2001023298A (ja) * | 1999-07-06 | 2001-01-26 | Pioneer Electronic Corp | コンテンツの記録媒体及びその再生装置 |
KR100544178B1 (ko) * | 2001-06-11 | 2006-01-23 | 삼성전자주식회사 | 다국어 웹문서 지원정보가 기록된 광 정보저장매체, 그재생장치 및 재생방법 |
CN102111588A (zh) * | 2009-12-28 | 2011-06-29 | 株式会社东芝 | 广播接收装置及广播接收方法 |
JPWO2014141413A1 (ja) * | 2013-03-13 | 2017-02-16 | 株式会社東芝 | 情報処理装置、出力方法およびプログラム |
-
1997
- 1997-04-16 JP JP9099371A patent/JPH10290424A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001023298A (ja) * | 1999-07-06 | 2001-01-26 | Pioneer Electronic Corp | コンテンツの記録媒体及びその再生装置 |
KR20000007020A (ko) * | 1999-11-19 | 2000-02-07 | 원치선 | 데이터 감춤 기법을 이용한 채널 공유 방법 |
KR100544178B1 (ko) * | 2001-06-11 | 2006-01-23 | 삼성전자주식회사 | 다국어 웹문서 지원정보가 기록된 광 정보저장매체, 그재생장치 및 재생방법 |
CN102111588A (zh) * | 2009-12-28 | 2011-06-29 | 株式会社东芝 | 广播接收装置及广播接收方法 |
JPWO2014141413A1 (ja) * | 2013-03-13 | 2017-02-16 | 株式会社東芝 | 情報処理装置、出力方法およびプログラム |
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