JP2008219182A - テレビジョン受信装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の視聴者の相関に応じて適切と思われるコンテンツの番組を推薦することができるテレビジョン受信装置を提供する。
【解決手段】 相関記憶部は、視聴者間の相関を示す相関データを記憶する。視聴者検出部は、視聴している視聴者を検出する。相関検出手段は、視聴している視聴者間の相関を、前記相関記憶部からの相関データから得る。番組評価部は、前記相関検出手段により検出された相関に応じて番組を評価し評価値を演算する。提示手段は、前記番組評価部により評価された評価値の高い番組リストを視聴者に提示する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、テレビジョン受信装置および方法に関し、特に適切と思われるコンテンツの番組を推薦することが可能なテレビジョン受信装置および方法に関する。
従来、視聴者の特徴情報量をパラメータ化し、複数の視聴者の特定と複数の嗜好情報との合成に基づいて適切と思われるコンテンツの番組を推薦するテレビジョン受信装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、従来のテレビジョン受信装置は、複数の視聴者の相関に応じて適切と思われるコンテンツの番組を推薦することはできなかった。
特開2005−236354号公報
このように従来のテレビジョン受信装置においては、複数の視聴者の相関に応じて適切と思われるコンテンツの番組を推薦することはできないという問題があった。
この発明は、複数の視聴者の相関に応じて適切と思われるコンテンツの番組を推薦することができるテレビジョン受信装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、この発明においては、視聴者間の相関を示す相関データを記憶する相関記憶部と、視聴している視聴者を検出する視聴者検出部と、前記視聴している視聴者間の相関を、前記相関記憶部からの相関データから得る相関検出手段と、前記相関検出手段により検出された相関に応じて番組を評価し評価値を演算する番組評価部と、前記番組評価部により評価された評価値の高い番組リストを視聴者に提示する提示手段とを備えたことを特徴とするテレビジョン受信装置を提供する。
また、上記の目的を達成するために、この発明においては、相関記憶部により、視聴者間の相関を示す相関データを記憶し、視聴者検出部により、視聴している視聴者を検出し、相関検出手段により、前記視聴している視聴者間の相関を、前記相関記憶部からの相関データから得、番組評価部により、前記相関検出手段により検出された相関に応じて番組を評価し評価値を演算し、前記番組評価部により評価された評価値の高い番組リストを視聴者に提示することを特徴とするテレビジョン受信方法を提供する。
なお、装置に係る本発明は方法に係る発明としても成立し、方法に係る本発明は装置に係る発明としても成立する。
また、装置または方法に係る本発明は、コンピュータに当該発明に相当する手順を実行させるための(あるいはコンピュータを当該発明に相当する手段として機能させるための、あるいはコンピュータに当該発明に相当する機能を実現させるための)プログラムとしても成立し、該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体としても成立する。
この発明によれば、複数の視聴者の相関に応じて適切と思われるコンテンツの番組を推薦することができるテレビジョン受信装置を提供することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、この発明を適用したデジタルテレビジョン放送受信装置111の外観と、このデジタルテレビジョン放送受信装置111を中心として構成されるネットワークシステムの一例を概略的に示している。
すなわち、デジタルテレビジョン放送受信装置111は、主として、薄型のキャビネット112と、このキャビネット112を起立させて支持する支持台113とから構成されている。そして、キャビネット112には、例えばSED(Surface-conduction Electron-emitter Display)表示パネル,液晶表示パネル等でなる平面パネル型の映像表示器114、スピーカ115、操作部116、リモートコントローラ117から送信される操作情報を受ける受光部118等が設置されている。
また、このデジタルテレビジョン放送受信装置111には、例えばSD(Secure Digital)メモリカード、MMC(Multimedia Card)及びメモリスティック等の第1のメモリカード119が着脱可能となっており、この第1のメモリカード119に対して番組や写真等の情報の記録再生が行なわれるようになっている。
さらに、このデジタルテレビジョン放送受信装置111には、例えば契約情報等の記録された第2のメモリカード(ICカード)120が着脱可能となっており、この第2のメモリカード120に対して情報の記録再生が行なわれるようになっている。
また、このデジタルテレビジョン放送受信装置111は、第1のLAN(Local Area Network)端子121、第2のLAN端子122、USB(Universal Serial Bus)端子123及びi.LINK端子124を備えている。
このうち、第1のLAN端子121は、LAN対応HDD専用ポートとして使用されるもので、接続されたNAS(Network Attached Storage)であるLAN対応のHDD125に対して、イーサネット(登録商標)により情報の記録再生を行なうために使用される。
このように、LAN対応HDD専用ポートとしての第1のLAN端子121を設けることにより、他のネットワーク環境やネットワーク使用状況等に影響されることなく、HDD125に対してハイビジョン画質による番組の情報記録を安定して行なうことができる。
また、第2のLAN端子122は、イーサネット(登録商標)を用いた一般的なLAN対応ポートとして使用されるもので、例えばハブ126を介して、LAN対応のHDD127、コンテンツサーバ128、HDD内蔵のDVD(Digital Versatile Disk)レコーダ129等の機器を接続し、これらの機器と情報伝送を行なうために使用される。
なお、コンテンツサーバ128については、家庭内ネットワークにおいてコンテンツのサーバ機器として動作するための機能を持ち、さらにコンテンツのアクセスに必要なURI(Uniform Resource Identifier)情報を提供するサービスを備えたUPnP(ユニバーサルプラグアンドプレイ)対応機器として構成される。
なお、DVDレコーダ129については、第2のLAN端子122を介して通信されるデジタル情報が制御系のみの情報であるため、デジタルテレビジョン放送受信装置111との間でアナログの映像及び音声情報を伝送するために、専用のアナログ伝送路130を設ける必要がある。
さらに、この第2のLAN端子122は、ハブ126に接続されたブロードバンドルータ131を介して、例えばインターネット等のネットワーク132に接続し、このネットワーク132を介してコンテンツサーバ133や携帯電話134等と情報伝送を行なうために使用される。
なお、コンテンツサーバ133についてはコンテンツのサーバ機器として動作するための機能を持ち、さらにコンテンツのアクセスに必要なURI情報を提供するサービスを備えたUPnP対応機器として構成される。
また、上記USB端子123は、一般的なUSB対応ポートとして使用されるもので、例えばハブ135を介して、携帯電話136、デジタルカメラ137、メモリカードに対するカードリーダ/ライタ138、HDD139、キーボード140等のUSB機器を接続し、これらのUSB機器と情報伝送を行なうために使用される。
さらに、上記i.LINK端子124は、例えばAV−HDD141、D(Digital)−VHS(Video Home System)142等をシリアル接続し、これらの機器と情報伝送を行なうために使用される。
図2は、上記したデジタルテレビジョン放送受信装置111の主要な信号処理系を示している。
すなわち、BS/CSデジタル放送受信用のアンテナ243で受信した衛星デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子244を介して衛星デジタル放送用のチューナ245aに供給される。
チューナ245aは、制御部261からの制御信号により所望のチャンネルの放送信号を選局し、この選局された放送信号をPSK(Phase Shift Keying)復調器245bに出力する。
PSK復調器245bは、制御部261からの制御信号により、チューナ245aで選局された放送信号を復調し、所望の番組を含んだトランスポートストリームを得て、TS復号器245cに出力する。
TS復号器245cは、制御部261からの制御信号によりトランスポートストリーム(TS)多重化された信号のTS復号処理を行い、所望の番組のデジタルの映像信号及び音声信号をデパケットすることにより得たPES(Packetized Elementary Stream)を信号処理部247内のSTDバッファ247fへ出力する。
また、TS復号器245cは、デジタル放送により送られているセクション情報を信号処理部247内のセクション処理部247hへ出力する。
また、地上波放送受信用のアンテナ248で受信した地上デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子249を介して地上デジタル放送用のチューナ250aに供給される。
チューナ250aは、制御部261からの制御信号により所望のチャンネルの放送信号を選局し、この選局された放送信号をOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調器250bに出力する。
OFDM復調器250bは、制御部261からの制御信号により、チューナ250aで選局された放送信号を復調し、所望の番組を含んだトランスポートストリームを得て、TS復号器250cに出力する。
TS復号器250cは、制御部261からの制御信号によりトランスポートストリーム(TS)多重化された信号のTS復号処理を行い、所望の番組のデジタルの映像信号及び音声信号をデパケットすることにより得たPES(Packetized Elementary Stream)を信号処理部247内のSTDバッファ247fへ出力する。
また、TS復号器250cは、デジタル放送により送られているセクション情報を信号処理部247内のセクション処理部247hへ出力する。
ここで、上記信号処理部247は、テレビ視聴時には、TS復号器245cおよびTS復号器250cからそれぞれ供給されたデジタルの映像信号及び音声信号に対して、選択的に所定のデジタル信号処理を施し、グラフィック処理部254及び音声処理部255に出力している。また、信号処理部247は、コンテンツ再生時には、制御部261から入力されたコンテンツの再生信号を選択し、所定のデジタル信号処理を施し、グラフィック処理部254及び音声処理部255に出力している。
制御部261には、信号処理部247から、番組を取得するための各種データや電子番組ガイド(EPG)情報,番組属性情報(番組ジャンル等),字幕情報等(サービス情報、SIやPSI)が入力されている。
制御部261は、これら入力された情報からEPG,字幕を表示するため画像生成処理を行い、この生成した画像情報をグラフィック処理部254へ出力する。
セクション処理部247hは、TS復号器245c(250c)から入力されたセクション情報の中から、番組を取得するための各種データや電子番組ガイド(EPG)情報,番組属性情報(番組ジャンル等),字幕情報等(サービス情報、SIやPSI)を制御部261へ出力する。
グラフィック処理部254は、(1)信号処理部247内のAVデコーダ247gから供給されるデジタルの映像信号と、(2)OSD(On Screen Display)信号生成部257で生成されるOSD信号と、(3)データ放送による画像データと、(4)制御部261により生成されたEPG,字幕信号とを合成して映像処理部258へ出力する機能を有する。
また、字幕放送による字幕を表示するとき、グラフィック処理部254は、制御部261からの制御による字幕情報に基づき、映像信号上に字幕情報を重畳する処理を行う。
グラフィック処理部254から出力されたデジタルの映像信号は、映像処理部258に供給される。この映像処理部258は、入力されたデジタルの映像信号を、前記映像表示器114で表示可能なフォーマットのアナログ映像信号に変換した後、映像表示器114に出力して映像表示させるとともに、出力端子259を介して外部に導出させる。
また、上記音声処理部255は、入力されたデジタルの音声信号を、前記スピーカ115で再生可能なフォーマットのアナログ音声信号に変換した後、スピーカ115に出力して音声再生させるとともに、出力端子260を介して外部に導出させる。
ここで、このデジタルテレビジョン放送受信装置111は、上記した各種の受信動作を含むその全ての動作を制御部261によって統括的に制御されている。この制御部261は、CPU(Central Processing Unit)等を内蔵しており、前記操作部116からの操作情報を受け、または、リモートコントローラ117から送出された操作情報を、前記受光部118を介して受信し、その操作内容が反映されるように各部をそれぞれ制御している。
この場合、制御部261は、主として、そのCPUが実行する制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)261aと、該CPUに作業エリアを提供するRAM(Random Access Memory)261bと、各種の設定情報及び制御情報等が格納される不揮発性メモリ261cとを利用している。
また、この制御部261は、カードI/F(Interface)265を介して、前記第1のメモリカード119が装着可能なカードホルダ266に接続されている。これによって、制御部261は、カードホルダ266に装着された第1のメモリカード119と、カードI/F265を介して情報伝送することができる。
さらに、上記制御部261は、カードI/F267を介して、前記第2のメモリカード120が装着可能なカードホルダ268に接続されている。これにより、制御部261は、カードホルダ268に装着された第2のメモリカード120と、カードI/F267を介して情報伝送することができる。
また、上記制御部261は、通信I/F269を介して第1のLAN端子121に接続されている。これにより、制御部261は、第1のLAN端子121に接続されたLAN対応のHDD125と、通信I/F269を介して情報伝送することができる。この場合、制御部261は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ機能を有し、第1のLAN端子121に接続されたLAN対応のHDD125にIP(Internet Protocol)アドレスを割り当てて制御している。
さらに、上記制御部261は、通信I/F270を介して第2のLAN端子122に接続されている。これにより、制御部261は、第2のLAN端子122に接続された各機器(図1参照)と、通信I/F270を介して情報伝送することができる。
また、上記制御部261は、USB I/F271を介して前記USB端子123に接続されている。これにより、制御部261は、USB端子123に接続された各機器(図1参照)と、USB I/F271を介して情報伝送することができる。
さらに、上記制御部261は、i.LINK I/F272を介してi.LINK端子124に接続されている。これにより、制御部261は、i.LINK端子124に接続された各機器(図1参照)と、i.LINK I/F272を介して情報伝送することができる。
ところで、この実施形態ではHDD125に、初期登録時のHDD125、HDD127、コンテンツサーバ128、DVDレコーダ129それぞれに割り当てられたストレージID(IPアドレス、機器名を含む)を記述した登録ファイルを記憶保持している。
また、不揮発性メモリ261cに、HDD125、HDD127、コンテンツサーバ128、DVDレコーダ129それぞれのストレージIDを記憶している。
また、制御部261は、この発明に係わる機能として、UPnPを利用した(1)サーバ機器発見機能261dと、(2)UPnPを利用したコンテンツ情報取得機能261eと、(3)コンテンツアクセス制御機能261fとを備えている。
(1)制御部261は、サーバ機器発見機能261dにより、UPnPのディスカバリ機能を用いてネットワーク上のUPnP対応機器を発見する。例えばサーバ機器発見機能261dは、UPnPのディスカバリ機能を用いてコンテンツサーバ128を発見する。
(2)制御部261は、コンテンツ情報取得機能261eにより、UPnPのコントロール機能を用いてUPnP対応機器をコントロールし、UPnP対応機器内のコンテンツをアクセスするために必要なURI情報を取得する。例えばコンテンツ情報取得機能261eは、コンテンツサーバ128をコントロールし、コンテンツサーバ128内のHDD等に蓄積されているコンテンツをアクセスするために必要なURI情報をコンテンツサーバ128から取得する。
(3)制御部261は、コンテンツアクセス制御機能261fにより、サーバ機器発見機能261dにより取得したサーバ機器のIPアドレス情報と、コンテンツ情報取得機能261eにより取得したURI情報から得たIPアドレス情報と、デジタルテレビジョン放送受信装置111のLAN端子122に割り当てられたIPアドレスとネットマスクに基づいてコンテンツへのアクセス可否判定を行う。そして制御部261は、アクセス可と判断した場合にはコンテンツアクセスを許可するが、否と判断した場合には許可できない旨を映像表示器114にOSDにより表示させる。
[相関の登録]
本発明は、テレビに登録してある複数の視聴者の相関(関連、関係)情報を予め入力しておき、視聴している視聴者の相関(関連、関係)に応じて、お薦め番組を変化させる。
例えば、デジタルテレビジョン放送受信装置111に視聴者として、視聴者A、視聴者B、視聴者C、視聴者Dの4人が登録されているものとする。視聴者A、視聴者B、視聴者Cの3人の相関(関連、関係)は「家族」と登録される。視聴者C、視聴者Dの2人の関係は「恋人」と登録される。
この相関の登録は、例えば図3(a)に示す相関登録画面により、図4に示す登録フローチャートにより登録される。
ステップS401:ユーザは相関登録画面表示させる指示を、操作部116やリモートコントローラ117を操作することによりデジタルテレビジョン放送受信装置111に出すことで、図3(a)に示す相関登録画面を映像表示器114に表示する。
ステップS402:ユーザは、映像表示器114に表示された図3(a)の相関登録画面に対して図3(b)に示す通り先に述べた通りの相関を入力する。
この結果、図3(b)に基づく相関テーブルが不揮発性メモリ261cに記憶される。
[相関による番組の評価]
また、不揮発性メモリ261cには、予め相関に応じた重み付け係数が、例えば図5に示すように各相関に対してキーワードと重み付けが予め記憶されている。
例えば相関が「家族」の場合には、番組詳細データ中に「旅行」や「グルメ」等のキーワード、および各キーワードに対する重み付け係数が含まれており、これらのキーワードがより多く含まれているものが、よりお薦め度の高い番組であるとして各番組が評価される。例えば、図4に示す例では、番組詳細データ中に、「旅行」と「グルメ」が各1回出現する番組の場合には、5.0+4.0=総評価9.0とし、「旅行」が1回出現する番組の場合には、総評価5.0として評価する。デジタルテレビジョン放送受信装置111は、この総評価値の高い番組をお薦め番組としてお薦めする。
この結果、家族向けとなる例えば番組詳細データ中に「旅行」や「グルメ」等の番組がお薦め番組として推薦される。
本実施の形態では、各相関に対数キーワードと重み付け係数は、適切と考えられるものが工場出荷時に決められているが、これらの値をユーザが編集できるようにしてもよい。これにより、ユーザが自分の好みにカスタマイズすることが出来るようになる。
[相関による番組の推薦]
上記のように登録されているとき、ユーザへのお薦め番組の提示方法について図6を用いて説明する。
図6は、ユーザへのお薦め番組の提示方法を説明するための図である。
ステップS601:デジタルテレビジョン放送受信装置111は、現在の視聴者が誰なのかを判定する。この判定方法としては周知の技術を用いればよく、例えば特開2005−236354号公報に記載の方法で判定してもよい。また、例えば視聴者毎に割り当てられているリモートコントローラ117に設けられた所定のボタンを押すことによって、現在、視聴している視聴者が誰であるかをデジタルテレビジョン放送受信装置111に通知するようにしてもよい。
ステップS602:現在の視聴者を検出した結果に基づき、不揮発性メモリ261cに記憶されている図3(b)に基づく相関テーブルを用いて視聴者の相関を判定する。例えば、現在の視聴者を検出した結果、視聴者A、視聴者B、視聴者Cの3人が視聴者である場合、この3人は図3(b)に基づく相関テーブルでは「家族」の相関があることを得る。
ステップS603:デジタルテレビジョン放送受信装置111では、現在の視聴者が「家族」の相関である場合、例えば、図4に示す例では、番組詳細データ中に、「旅行」と「グルメ」が各1回出現する番組の場合には、5.0+4.0=総評価値9.0とし、「旅行」が1回出現する番組の場合には、総評価値5.0として評価する。この結果、家族向けとなる例えば番組詳細データ中に「旅行」や「グルメ」等の番組がお薦め番組として推薦される。
なお、お薦め番組として推薦(ユーザへ提示)するタイミングとしては、リモートコントローラ117に設けられた“お薦め番組ボタン”を押下したときに、図7に示すようにお薦め番組を総評価値共にランキング形式で推薦(ユーザへ提示)するようにしてもよい。
また、総評価値が所定値、例えば4.0以上のお薦め番組が開始となる5分前に、図7(a)に示すようにお薦め番組リストとして表示してもよい。
また、視聴者A、視聴者Bの関係が「恋人」であれば、アミューズメントやデートスポットなどのお薦め番組を優先して表示することができる。
また、例えば、現在の視聴者を検出した結果、視聴者A、視聴者B、視聴者C、視聴者Dの4人が視聴者である場合、視聴者A、視聴者B、視聴者Cの3人で「家族」の相関があり、更に視聴者C、視聴者Dの2人で「恋人」の相関があることとなる。
このような場合、「家族」の相関、「恋人」の相関で個々に総評価値を求め、図7(b)に示すように総評価値の高い順にお薦め番組として推薦(ユーザへ提示)するようにしてもよい。これにより、複数の相関に基づいたお薦め番組を推薦(ユーザへ提示)することができる。
また、このような場合、「家族」の相関、「恋人」の相関を用いたお薦め番組の推薦(ユーザへ提示)は、しないようにしてもよい。
図7(a)や(b)の画面を表示したタイミングでは、図に示すようにカーソルは一番総評価値が高いものにあてられている。このときリモートコントローラ117に設けられえている上下キーでカーソルを上下に動かし、決定キーを押下することにより、チャンネルを切り替えや視聴予約をすることができるようにしても良い。
以上説明したとおり、この発明によれば、複数の視聴者の相関に応じて適切と思われるコンテンツの番組を推薦することができるテレビジョン受信装置を提供することができる。
上記実施形態の変形例としては、更に、個人の視聴履歴による番組推薦を組み合わせるようにしたものである。個人の視聴履歴による番組推薦方法としては、例えば特開2005−236354号公報、特開2005−310094号公報、特開2006−41668号公報、特開2006−217124号公報等に記載の方法を用いればよい。そして相関による評価値と、個人の視聴履歴による評価値とを総合した総評価値を各番組に対して得て、総評価値の高い順にお薦め番組として推薦(ユーザへ提示)すればよい。
例えば、視聴者別に視聴履歴を記憶する視聴履歴記憶手段と、前記視聴履歴から視聴者別に嗜好を抽出する嗜好抽出手段とを備え、前記番組評価部は、相関に応じて番組を評価すると共に、更に前記視聴している視聴者の嗜好にも基づいて評価値を演算させるようにする。
このようにすることにより、更に、個人の視聴履歴にも基づいたお薦め番組の推薦を受けることができる。
本発明を適用したデジタルテレビジョン放送受信装置111の外観と、このデジタルテレビジョン放送受信装置111を中心として構成されるネットワークシステムを説明するための図。 デジタルテレビジョン放送受信装置111の主要な信号処理系を示す図。 相関登録画面を説明するための図。 番組の評価例を説明するための図。 相関に対するキーワードと重み付けを示す図。 ユーザへのお薦め番組の提示方法を説明するための図。 お薦め番組リストの提示例を示す図。
符号の説明
111…デジタルテレビジョン放送受信装置、112…キャビネット、113…支持台、114…映像表示器、115…スピーカ、116…操作部、117…リモートコントローラ、118…受光部、119…第1のメモリカード、120…第2のメモリカード、121…第1のLAN端子、122…第2のLAN端子、123…USB端子、124…i.LINK端子、125,127,139…HDD、126,135…ハブ、128,133…コンテンツサーバ、129…DVDレコーダ、130…アナログ伝送路、131…ブロードバンドルータ、132…ネットワーク、134,136…携帯電話、137…デジタルカメラ、138…カードリーダ/ライタ、140…キーボード、141…AV−HDD、142…D−VHS。

Claims (5)

  1. 視聴者間の相関を示す相関データを記憶する相関記憶部と、
    視聴している視聴者を検出する視聴者検出部と、
    前記視聴している視聴者間の相関を、前記相関記憶部からの相関データから得る相関検出手段と、
    前記相関検出手段により検出された相関に応じて番組を評価し評価値を演算する番組評価部と、
    前記番組評価部により評価された評価値の高い番組リストを視聴者に提示する提示手段とを備えたことを特徴とするテレビジョン受信装置。
  2. 前記番組評価部は、相関毎に設けられたキーワードおよび当該キーワードに割り当てられた重み付け係数と、各番組の番組関連情報とを用いて番組を評価し評価値を演算することを特徴とする請求項1記載のテレビジョン受信装置。
  3. 前記提示手段は、前記評価値の高い番組を選択可能な前記番組リストを表示することを特徴とする請求項1または2記載のテレビジョン受信装置。
  4. 更に、視聴者別に視聴履歴を記憶する視聴履歴記憶手段と、
    前記視聴履歴から視聴者別に嗜好を抽出する嗜好抽出手段とを備え、
    前記番組評価部は、相関に応じて番組を評価すると共に、更に前記視聴している視聴者の嗜好にも基づいて評価値を演算することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のテレビジョン受信装置。
  5. 相関記憶部により、視聴者間の相関を示す相関データを記憶し、
    視聴者検出部により、視聴している視聴者を検出し、
    相関検出手段により、前記視聴している視聴者間の相関を、前記相関記憶部からの相関データから得、
    番組評価部により、前記相関検出手段により検出された相関に応じて番組を評価し評価値を演算し、
    前記番組評価部により評価された評価値の高い番組リストを視聴者に提示することを特徴とするテレビジョン受信方法。
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