JP2011136407A - 電動工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】
電動工具本体に対するバッテリの振動を抑制できるようにした電動工具を提供する。
【解決手段】
モータの回転力を伝達して先端工具を駆動する動力伝達機構と、モータ及び動力伝達機構を収容するハウジング(2、3)と、ハウジングに着脱可能に取り付けられモータに電力を供給するバッテリ31を有する電動工具1において、ハウジングは、モータ及び動力伝達機構を収容する円筒状の胴体部(2a、3)と、胴体部から略垂直に延在するハンドル部2bと、バッテリ31を保持するバッテリ保持部2cを有し、バッテリ保持部2cにはバッテリ31を固定するためのロック機構(32)に加え、バッテリ31がハウジングに対して振動しないように固定する保持バンド41を設けた。保持バンド41は伸縮性のあるゴム等で構成され、バッテリ31の外周面に沿って配置され、先端の貫通穴が係止用フック5に係止される。
【選択図】図1

Description

本発明は、バッテリを電源とするコードレスハンマドリル等の電動工具に関するものであり、特に、着脱可能なバッテリを電動工具本体にがたつき無くしっかりと保持することができる電動工具に関する。
ハンマドリル等の電動工具において、バッテリを電源とするコードレスタイプの電動工具が広く用いられている。このようなコードレスタイプのハンマドリルの例として特許文献1の電動工具が知られている。特許文献1の電動工具では、着脱可能に設けられるバッテリは、バッテリの上面部に平行に延びる一対のレール部と、接続端子、及びロック機構を有して構成される。このバッテリは、電動工具本体のバッテリ保持部に設けられた一対のスライドレールにレール部が係合することにより取付けられる。バッテリが装着されると、ロック機構によってバッテリ保持部からバッテリが抜け落ちないように保持される。また、バッテリの接続端子が電動工具本体に設けられた接続端子と接触し、バッテリから電動工具本体へ電力が供給される。
特開2003−220579号公報
特許文献1で示すような電動工具においては、電動工具本体のバッテリ保持部に設けられた一対のスライドレールとバッテリに形成されたレール部とは、バッテリのスライドを容易にする目的から、いずれか一方の上下の厚さ寸法及び左右の幅寸法を若干小さく形成し、僅かならが隙間を有するように構成するのが一般的である。隙間がないとバッテリをバッテリ保持部にスライドさせて装着できないためである。しかしながら、この隙間の存在のために、電動工具の作業時に電動工具本体に対してバッテリが非同期に振動してしまう現象が起こることがあった。特に、ハンマドリルのような衝撃工具においては、作業時に工具本体に発生する振動が大きいため、工具本体に対するバッテリの振動がより多く発生してしまう傾向にある。このような非同期振動の発生は可能な限り低減させることが望まれ、出願人らは非同期振動を低減させるために様々な改良を施してきた。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的は、着脱可能なバッテリを電動工具本体にがたつき無く安定して保持することができる電動工具を提供することにある。
本発明の他の目的は、電動工具本体に対するバッテリの相対的な振動を抑制できるようにした電動工具を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、電動工具本体とバッテリを隙間無く装着することにより粉塵が接続端子部に侵入することを低減できる電動工具を提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの特徴を説明すれば、次の通りである。
本発明の一つの特徴によれば、モータと、モータの回転力を伝達して先端工具を駆動する動力伝達機構と、モータ及び動力伝達機構を収容するハウジングと、ハウジングに着脱可能に取り付けられモータに電力を供給するバッテリを有する電動工具において、ハウジングは、モータ及び動力伝達機構を収容する円筒状の胴体部と、この胴体部から略垂直に延在するハンドル部と、バッテリを保持するバッテリ保持部を有し、バッテリ保持部にはバッテリを固定するためのロック機構を設け、バッテリがハウジングに対して振動しないように保持する保持バンドをハウジングに設けた。保持バンドは伸縮性のある素材で構成され、バッテリの外周面に沿って配置される。保持バンドは、一端側の固定端がハウジングに固定され、他端側となる自由端がハウジングに形成された係止部に着脱可能に取り付けられる。
本発明の他の特徴によれば、ロック機構は、バッテリをスライド可能に保持するガイドレールとラッチ機構を含んで構成され、保持バンドはバッテリの複数面に渡って配置される。例えば、バッテリが電動工具の前方から後方へスライドさせながら装着させる場合は、前面と底面を保持バンドで保持するようにすればよい。保持バンドはゴム製であり、固定端から自由端に至る中間領域にて幅が広がる幅広部が形成される。この幅広部には、くり貫き部を形成すると好ましい。
本発明のさらに他の特徴によれば、保持バンドの自由端近傍に貫通穴を設け、ハウジングに係止フックを設け、保持バンドを伸張させながら貫通穴を係止フックに係止させることにより保持バンドの弾性によってバッテリをハウジングに押しつける。ハウジングの係止フックの近傍には、保持バンドの自由端案内するための窪み部を形成する。固定端は、バッテリ保持部のバッテリよりも上方側で固定する。また、ハウジングにはレール部が形成される面とは異なる面に形成されバッテリの一側面が対面する突当面を有し、突当面にバッテリの一部と当接するダンパ部材を設けると好ましい。
本発明のさらに他の特徴によれば、モータと、モータの回転力を伝達して先端工具を駆動する動力伝達機構と、モータ及び動力伝達機構を収容するハウジングと、ハウジングに着脱可能に取り付けられモータに電力を供給するバッテリを有する電動工具において、ハウジングには、バッテリのレールと対をなしてバッテリをスライド可能に保持するレール部を設け、バッテリのうちレールが取り付けられた面と反対側の面(例えば底面)と、反対側の面とは異なる面(例えば前面)との少なくとも2つの面を押しつける保持バンドを設けた。
請求項1の発明によれば、電動工具のバッテリ保持部にバッテリを固定するためのロック機構を形成するとともに、バッテリがハウジングに対して振動しないように保持する保持バンドをハウジングに設けたので、電動工具本体に対するバッテリの非同期な振動を抑制することができる。また、バッテリが電動工具本体と常に同じ周期で振動するので、非同期振動に起因するバッテリの接点不良を抑制することができる。
請求項2の発明によれば、保持バンドは伸縮性のある素材で構成され、バッテリの外周面に沿って配置されるので、安価な保持バンドを追加するだけで、バッテリの取り付け時のガタつきを防止でき、電動工具本体に対するバッテリの非同期振動を抑制することができる。
請求項3の発明によれば、保持バンドは、固定端がハウジングに固定され、自由端がハウジングに形成された係止部に着脱可能に取り付けられるので、保持バンドを用いてバッテリを容易に固定することができる。また、保持バンドの一端をハウジングに固定するように構成したので、係止部への係止状態を解除した時に保持バンドを紛失することを防止できる。
請求項4の発明によれば、ロック機構は、バッテリをスライド可能に保持するレール部とラッチ機構を含んで構成され、保持バンドは、バッテリの複数面に渡って配置されるので、バッテリを電動工具本体側の少なくとも複数方向に対して押しつける力を作用させることができ、バッテリの取り付け時のガタつきを防止でき、電動工具本体に対するバッテリの非同期振動を抑制することができる。
請求項5の発明によれば、保持バンドはゴム製であり、伸縮性に富んで振動減衰特性に優れた素材で保持バンドを実現できる。また、固定端から自由端に至る中間領域にて幅が広がる幅広部が形成されるので広い領域にてバッテリを安定して保持することができる。
請求項6の発明によれば、保持バンドの幅広部には、くり貫き部が形成されるので、保持バンドの重量増加を防止できると共に、幅を広く構成しても適度な伸縮性を確保できる。
請求項7の発明によれば、保持バンドの自由端近傍に貫通穴を設け、ハウジングに係止フックを設け、保持バンドを伸張させながら貫通穴を係止フックに係止させるので、簡単な構造で確実に保持バンドをハウジングに固定することができる。
請求項8の発明によれば、ハウジングの係止フックの近傍に窪み部を形成したので、保持バンドの自由端がハウジングに当接して曲がることがないので、保持バンドが自然な状態で係止フックに係止され、安定した状態で保持バンドの自由端をハウジングに固定することができる。
請求項9の発明によれば、固定端はバッテリ保持部のバッテリよりも上方側で固定されるので、自由端側の係止状態を解除しても保持バンドが電動工具から大きく下側に垂れ下がるのを防止できる。
請求項10の発明によれば、ハウジングにはバッテリの一側面が対面する突当面を設け、突当面にバッテリの一部と当接するダンパ部材を設けたので、電動工具本体に対するバッテリの相対的振動を抑制することができる。さらに、電動工具本体よりバッテリを取り外す際、ダンパ部材がバッテリを取外す方向に押圧しているので、小さい力でバッテリをスライドさせ取り外すことができるようになり操作性の向上を図ることができる。
請求項11の発明によれば、ハウジングにバッテリをスライド可能に保持するレール部を設け、バッテリのうちレールが取り付けられた面と反対側の面と、反対側の面とは異なる面との少なくとも2つの面を押しつける保持バンドとを備えたので、電動工具本体に対するバッテリの非同期な振動を抑制することができ、バッテリが電動工具本体と常に同じ周期で振動するので、非同期振動に起因するバッテリの接点不良を抑制することができる。
請求項12の発明によれば、保持バンドは伸縮性のある素材で構成され、バッテリの外周面に沿って配置されるので、安価な保持バンドを追加するだけで、バッテリの取り付け時のガタつきを防止でき、電動工具本体に対するバッテリの非同期振動を抑制することができる。
請求項13の発明によれば、保持バンドは、固定端がハウジングに固定され、自由端がハウジングに形成された係止部に着脱可能に取り付けられるので、保持バンドを用いてバッテリを容易に固定することができる。また、保持バンドの一端をハウジングに固定するように構成したので、係止部への係止状態を解除した時に保持バンドを紛失することを防止できる。
請求項14の発明によれば、保持バンドはゴム製であり、伸縮性に富んで振動減衰特性に優れた素材で保持バンドを実現できる。また、固定端から自由端に至る中間領域にて幅が広がる幅広部が形成されるので広い領域にてバッテリを安定して保持することができる。
請求項15の発明によれば、保持バンドの幅広部には、くり貫き部が形成されるので、保持バンドの重量増加を防止できると共に、幅を広く構成しても適度な伸縮性を確保できる。
請求項16の発明によれば、保持バンドの自由端近傍に貫通穴を設け、ハウジングに係止フックを設け、保持バンドを伸張させながら貫通穴を係止フックに係止させるので、簡単な構造で確実に保持バンドをハウジングに固定することができる。
請求項17の発明によれば、ハウジングの係止フックの近傍に窪み部を形成したので、保持バンドの自由端がハウジングに当接して曲がることがないので、保持バンドが自然な状態で係止フックに係止され、安定した状態で保持バンドの自由端をハウジングに固定することができる。
請求項18の発明によれば、固定端はバッテリ保持部のバッテリよりも上方側で固定されるので、自由端側の係止状態を解除しても保持バンドが電動工具から大きく下側に垂れ下がるのを防止できる。
請求項19の発明によれば、ハウジングにはバッテリの一側面が対面する突当面を設け、突当面にバッテリの一部と当接するダンパ部材を設けたので、電動工具本体に対するバッテリの相対的振動を抑制することができる。さらに、電動工具本体よりバッテリを取り外す際、ダンパ部材がバッテリを取外す方向に押圧しているので、小さい力でバッテリをスライドさせ取り外すことができるようになり操作性の向上を図ることができる。
本発明の上記及び他の目的ならびに新規な特徴は、以下の明細書の記載及び図面から明らかになるであろう。
本発明の実施例に係るハンマドリルの側面図である。 図1のハンマドリル1のハウジング形状を説明するための図である。 本発明の実施例に係るハンマドリルの正面図である。 本発明の実施例に係るハンマドリルの底面図である。 本発明の実施例に係るハンマドリルを示す斜視図である。 図1のハンマドリル1からバッテリ31を取り外す手順を説明するための図である。 図1のハンマドリル1にバッテリ31を装着して、バッテリバンド41を取り外す手順を説明するための図である。 図1のハンマドリル1のバッテリ保持部の構造を示す部分斜視図である。 図1のバッテリ31の外観を示す斜視図である。 図1のバッテリバンド41単体の上面図である。 図1のバッテリバンド41単体の側面図である。 図1のバッテリバンド41単体の底面図である。 図1のバッテリバンド41の固定端側の構造を示す斜視図である。 本発明の実施例に係るハンマドリル1に異なるサイズのバッテリ51を装着した状態を示す側面図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。本明細書においては、前後左右、上下の方向は図中に示す方向であるとして説明する。
図1は本発明の実施例によるハンマドリルの側面図である。ハンマドリル1は、図示しないモータを駆動源とし、モータの回転によって図示しない先端工具に回転力又は打撃力を伝達する図示しない動力伝達機構を含んで構成される。その具体的な内部構成は、公知の様々な構成を用いることができ、モータと動力伝達機構はハウジングの内部に収容される。ハンマドリル1のハウジングは、リヤハウジング2及びフロントハウジング3の2つの部分により構成される。リヤハウジング2は、ハンマドリル1の軸方向(前後方向)を通る鉛直面にて左右に2分割される分割構造であり、分割されるリヤハウジング2は複数のネジ19によって固定される。フロントハウジング3は、円周方向に連続した筒状の一体構造で形成され、リヤハウジング2の前方側に複数のネジ20で固定される。
リヤハウジング2のモータを収容する部分、即ちモータ収容部2aから略直角方向下方に延在するように、作業者が手で掴むためのハンドル部2bが形成される。ハンドル部2bの内部であってモータ収容部2aの直下にはトリガスイッチ6がハンドル部2bから前方に突き出るように設けられる。また、トリガスイッチ6の上方にはモータの回転を設定するスライド式の正逆スイッチ9が設けられる。リヤハウジング2のハンドル部2bの前方側には、装着されるバッテリ31を保持するためのバッテリ保持部2cが形成される。
フロントハウジング3の内部には、図示していないが打撃機構部や回転伝達機構部等の動力伝達機構が収容される。尚、ハンマドリルにおける打撃機構部や回転伝達機構部の具体的な構成は公知の構造を用いればよいので、ここでの説明は省略する。フロントハウジング3の前方側には先端工具装着部7が形成され、その近傍にはサイドハンドル8が設けられる。先端工具装着部7には、作業の用途に合わせてドリルビット、アンカセッタ、ドライバビット等の任意の先端工具が装着できる。
バッテリ保持部2cには、バッテリ31が着脱可能に取り付けられる。バッテリ31の電力は、トリガスイッチ6および図示しない制御回路基板を経由してモータへ供給される。バッテリ31の筐体内部には、複数の二次電池が含まれ、これら二次電池は、例えば、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、ニッカド電池等を用いることができる。バッテリ31には、例えば14.4V、24V、36Vのように複数の電圧のものがあり、また、同じ電圧のものでも容量が異なるものがある。本実施例におけるハンマドリル1は、例えば24V2.0Ahのニッケル水素電池と25.2V3.0Ahのリチウムイオン電池のように、複数種類のバッテリ31を装着可能であると共に、同電圧のバッテリであって容量の異なるもの(通常バッテリの外寸、特に高さが異なる)等を装着することができる。
本実施例に係るハンマドリル1の特徴的な構成として、バッテリ保持部2cに装着されたバッテリ31を安定的に保持するために、バッテリバンド41が設けられる。バッテリバンド41は、例えばゴム等の伸縮性に富んで弾性力の有る材料で構成されたバッテリを保持用するためのバンドであり、矢印16で示す位置(即ちバッテリ31よりも上側)において一端側(上側端部)がリヤハウジング2の一部に固定され、他端側(下側端部)がリヤハウジング2の一部に形成された係止用フック5に係止される。
図2は図1のハンマドリル1のハウジング形状を説明するための図である。ハンマドリル1のハウジングをどのような分割形状で製造するかは任意であるが、本実施例においてハウジングは、リヤハウジング2と、その前方に接続される円筒状のフロントハウジング3により構成される。これらは共に強化プラスチック等の合成樹脂で製造されるのが軽量化のため望ましいが、フロントハウジング3をアルミ合金等の金属材料で構成しても良いし、双方を金属合金で構成しても良い。このように構成されるハウジング全体は、機能的にみて胴体部、ハンドル部2b、バッテリ保持部2cの3つの部分で構成される。
図2で示す胴体部は、フロントハウジング3とリヤハウジング2のモータ収容部2aから構成されるもので、円筒形のモータ等を収容するために円筒形の形状とすることが望ましい。ハンドル部2bは、作業時において作業者が把持する部分であり、胴体部から下方に延在する。胴体部においてモータの回転軸を通る軸線を示したのが補助線14であり、この補助線14の延びる方向が軸線方向である。また、ハンドル部2bの中心線を示すのが補助線15であり、補助線14と15は略90度(実際には90度から120度程度)の角度である。
バッテリ保持部2cは、ハンドル部2bの前方かつフロントハウジング3の下方に位置するもので、本実施例のハンマドリル1では、バッテリ保持部2cはリヤハウジング2と一体に構成されるもので、バッテリ保持部2cはハンドル部2bの下方とバッテリ保持部2cが接続部2dによって接続された形状となっている。バッテリ保持部2cの構造は、装着されるバッテリの形状に対応させて構成される。
図3は本発明の実施例に係るハンマドリル1の正面図である。図から理解できるようにフロントハウジング3が4つのネジ20によってリヤハウジング2に固定される。また、フロントハウジング3の前方側においては、サイドハンドル8が設けられる(尚、サイドハンドル8の把持グリップの記載は省略してある)。サイドハンドル8の取付部付近にはデプスゲージ17が設けられる。デプスゲージ17は穴あけ深さの調整に用いるもので、先端工具が所望の深さの穴を開けた際にデプスゲージ17が被削材に突き当たるように固定することにより、設定した深さの穴を正確にあけることができる。
バッテリ保持部2cの矢印16付近からは、バッテリバンド41が下方に延びるように配置される。バッテリバンド41は、上端部がリヤハウジング2に固定され、上端部から一定の幅で下方に延びるように構成される。上端部の固定方法は、リヤハウジング2の分割部分に挟むように固定しても良いし、その他の公知の方法によって固定しても良い。また、バッテリバンド41は交換可能に構成すると好ましく、この交換にはリヤハウジング2の複数のネジ19を緩めて交換するようにしても良いし、ネジ19を緩めることなく簡単に着脱可能な固定構造としても良い。バッテリバンド41の上端部からやや下方には、凹部43aが形成される。この凹部43aは、主にバッテリバンド41のデザイン上の理由から設けられたものである。バッテリバンド41の凹部43aの下方では、矢印43bの箇所において左右に分岐して二本のバンドとなり、その間隔を広げながら下方に延在する。
図4は本発明の実施例に係るハンマドリル1の底面図である。バッテリバンド41は、矢印43b(図3参照)の箇所において左右に分岐して幅W3の距離にまで広がる。ここでバッテリ31の底面の幅がWであるので、幅W3はその70%程度の幅を有することとなるので、2本のバンドによって安定してバッテリ31を保持することができる。さらに、バッテリバンド41は幅W3の距離にまで広がった後に左右に分岐した二本のバンドを連結する連結部43dが形成される。このように左右に分岐して離れたバンドを連結する連結部43dを設けたので、分岐して離れたバンド間の距離を一定に保つことができる。さらに、連結部43の反対側(自由端側)は再びくり貫き部43eとなり矢印43fの地点で左右に分岐して二本のバンドが再び接合する。接合した箇所には係止用フック5と係合させるための貫通穴44が形成され、その後自由端42にまでつながる。リヤハウジング2のハンドル部2bは左右分割式に形成され、分割される双方のハウジングから係止用フック5が形成される。リヤハウジング2のハンドル部2bであって係止用フック5の後方側には、バッテリバンド41の先端たる自由端42を収容するための窪み部18が形成される。
図5は本発明の実施例に係るハンマドリル1を示す斜視図である。図6ではサイドハンドル8の把持グリップを取り付けた状態を示している。フロントハウジング3の側方には、チェンジレバー26が設けられる。チェンジレバー26は、ハンマドリル1の運転モードを設定するための切替スイッチで、チェンジレバー26を回すことにより“打撃”、“回転+打撃”、“回転”の3つのモードのいずれかに切り替えることができる。図1から図5から理解できるように、バッテリバンド41を新たに装着したことによって、ハンマドリル1のその他の構成には変更を伴わないことが理解できるであろう。従来のハンマドリル1において本発明を実施するには、リヤハウジング2の一部分(矢印16付近)でバッテリバンド41を固定できるようにすることと、ハンドル部2bに係止用フック5と窪み部18(ともに図4参照)を形成することである。
図6はハンマドリル1からバッテリ31を取り外す手順を説明するための図である。バッテリ31をバッテリ保持部2cから取り外すには、バッテリバンド41の係止用フック5への係合状態を解除して丸1の矢印の方向にバッテリバンド41の自由端42を移動させる。次に、バッテリ31の左右両側にあるラッチ32をともに押し込むことにより係止爪33を内部に引き込ませてロック状態を解除し、バッテリ31をレール手段に沿って丸2の矢印で示す方向、つまり前方側に引き抜く。前方側に引き抜いてバッテリ31のレール部が本体側のガイドレールによる案内が解除されると、バッテリ31の取り外しは完了する。尚、ラッチ32と係止爪33は同一部品で構成されるため、バッテリ31の右側及び左側のラッチ32を挟み込むようにして押し込むと、係止爪33も内側に同期して移動する。
バッテリ31をハンマドリル1に装着する際には、図6と逆の手順で装着すれば良い。図7はハンマドリル1にバッテリ31を装着して、バッテリバンド41を取り外す手順を説明するための図である。バッテリ31のレール部を、リヤハウジング2のガイドレールに装着させると係止爪33が後述するガイドレールの切り欠き部に契合することによりバッテリ31がバッテリ保持部2cにロックされる。この状態でもバッテリ31を十分保持することができるのであるが、本実施例ではさらにバッテリバンド41をバッテリ31の前面37dと底面37cを覆うように配置し、バッテリバンド41の自由端42を手で引っ張ってバッテリバンド41を伸張させながら、貫通穴44を係止用フック5に係合させる。
ここで貫通穴44を係止用フック5に係合させた状態において、バッテリバンド41は引っ張り力がかかっていない定常状態よりも僅かながら伸びる状態となるように、バッテリバンド41の寸法を設定する。このように設定すればバッテリバンド41の弾性力によって、矢印38aに示すようにバッテリ31を後方に押しつける力と、矢印38bに示すようにバッテリ31を上方に押しつける力が作用する。この結果、バッテリ31がハンマドリル1の本体としっかり密着させることができ、作業時にハンマドリル1が振動してもバッテリ31も本体側と同期して振動するので、ハンマドリル1とバッテリ31の相対的位置関係に変化が無く、バッテリ31の振動に追従して本体側の接続端子が振動してしまう現象を防止できる。また、バッテリ31をバッテリバンド41の弾性力を利用して矢印38a、38bの方向に押しつけながらしっかりと保持するため、ハンマドリル1の本体とバッテリ31の隙間を無くすことができ、粉塵が接続端子部に侵入することを大きく低減させることができる。
図8は図1のハンマドリル1のバッテリ保持部2cの構造を示す部分斜視図である。リヤハウジング2には、バッテリ装着面24と、バッテリ装着面24と垂直に形成される突当面21が形成される。バッテリ装着面24にはバッテリ31のスライド挿入をガイドするために平行な間隔で形成される2本のガイドレール12が形成される。ガイドレール12は、バッテリ31に形成される後述するレール34と係合する。ガイドレールの前方側にはそれぞれ1箇所の切り欠き部13が構成される。切り欠き部13は、バッテリ31に形成される係止爪33と係合するもので、これらによってバッテリ31がガイドレール12から離脱しないようにするロック機能を実現する。バッテリ装着面24のほぼ中央付近には端子台基板10が設けられ、端子台基板10にはバッテリ31の後述する端子と嵌合される金属製の端子11a、11bが形成される。例えば端子11aはプラス端子であり、端子11bはマイナス端子である。また、バッテリ装着面24には装着されるバッテリの種類を制限するためのリブ25が設けられる。これはこのリブ25の有無、またはその位置によって装着できるバッテリの種類(特に電圧の違い)を制限するものであり、リブ25に対応する位置に切り欠きを有するバッテリのみがバッテリ保持部2cに装着することができる。
バッテリ31の前方へのスライド挿入は、バッテリ31に形成された後述するストッパ部が突当部23に当接することによって制限される。この際、バッテリ31の後面37b(図6参照)は突当面21には接触しない。そのため、本実施例では突当面21にゴム等で構成される弾性体22を貼付する。弾性体22はダンパ部材の役割を果たすもので、ハンマドリル1の本体に対するバッテリ31の相対的振動を抑制する。尚、本実施例では弾性体22をリヤハウジング2側に設けているが、バッテリ31の後面37b側に設けても良い。
次に図9を用いてバッテリ31の形状を説明する。図9は図1のバッテリ31の外観を示す斜視図である。バッテリ31は、上側ハウジングと下側ハウジングである上下分割式のハウジングにより構成され、内部に円筒形の複数の2次電池が含まれる。バッテリ31の上面37aには、端子35として複数の雌型端子が設けられる。また、バッテリ31の上面37aの側方には、バッテリ保持部2cのガイドレール12(図8参照)と係合する2本のレール34が形成される。レール34の前方側の下方には係止爪33が設けられ、係止爪33はレール34から垂直方向に突出可能で、突出した状態でハンマドリル1に設けられた切り欠き部13と係合する。係止爪33とラッチ32は内部で連結されており、ラッチ32を押し込むことによって係止爪33はレール34から垂直方向内側に引き込まれる。上面37aの後方には、バッテリ保持部2cの突当部23(図8参照)と当接してバッテリ31の装着方向への移動を制限するためのストッパ部36が形成される。
本実施例で特徴的なことは、レール34の延在方向にバッテリ31の外周を形成する面、即ち上面37a→後面37b→底面37c→前面37dの4つのすべての面が、リヤハウジング2あるいはバッテリバンド41で保持されることである。バッテリ31の上面37aはガイドレール12を介してバッテリ保持部2cのバッテリ装着面24(図8参照)で保持され、後面37bが弾性体22を介して突当面21(図8参照)で保持され、バッテリ31の底面37c及び前面37dがバッテリバンド41で保持される。このように本実施例では、バッテリ31のレールの延在方向にむかって外周を形成する面すべてにおいて保持されるので、バッテリ31をきわめて安定的にハンマドリル1に対して固定することができる。
尚、図9では記載していないが、バッテリ31の任意の位置、例えば、後面37bに内部とつながる通風口を設けるようにしても良い。この通風口は、バッテリ31が図示しない充電器に接続された時に、ファンによって内部を冷却するための風路として用いられる。バッテリ31をバッテリ保持部2cに装着した際に、弾性体22(図8参照)が通風口を覆うようにして内部に粉塵が入らないように塞ぐように構成することも可能である。
次に図10から図12を用いてバッテリバンド41の具体的な形状を説明する。図10は、バッテリバンド41単体の上面図であり、図11はバッテリバンド41単体の側面図であり、図12はバッテリバンド41単体の底面図であり、図13はバッテリバンド41の固定端側の構造を示す斜視図である。バッテリバンド41は、例えば厚さdが約5mmのゴムで構成されるもので、バッテリ保持部2cに固定される固定端側には羽根部46と、押さえ部45が形成される。羽根部46はバッテリバンド41の長手方向と垂直方向に延びる円筒形の形状であり、バッテリバンド4の幅W1に対して垂直方向両側に所定の長さだけ突出する。リヤハウジング2の矢印16(図5参照)付近の内部には、突出する羽根部46を収容する円柱形の穴部を形成し、この穴部に羽根部46に嵌合させるように挟み込むことによりバッテリバンド41がリヤハウジング2から抜け落ちないように保持される。羽根部46の側部に形成される押さえ部45は、バッテリバンド41が羽根部46を中心に揺動した際の一方向の動きを押さえるストッパの役目を果たすとともに、その方向への動きを緩衝する役割を果たす。
羽根部46の近傍にはバッテリバンド41がバッテリ31を保持する際の折り曲げ状態を保持しやすいように肉薄部47が形成される。一方、ダンパ部48は、バッテリバンド41が羽根部46を中心に揺動した際の反対方向の動きを押さえるストッパの役目を果たすもので、ダンパ部48が肉薄部47の一端に当接する。ここで押さえ部45、羽根部46、ダンパ部48がリヤハウジング2の内部に収容されるので、通常はこれらはハンマドリル1の外部から見えないものである。
バッテリバンド41の自由端42は、横から見た断面形状が円形の円筒形状に形成される。自由端42の形状は任意であり、必ずしも円筒形状にする必要はなく、作業者が手でつまんで引っ張りやすいように何らかの段差をつけるように構成すればよい。また、自由端42はリヤハウジング2の窪み部18に斜めに収容されるので、窪み部18にフィットすると共に、取り外しの際に容易に作業者の指がかかるような大きさや形状に構成するとよい。本実施例では自由端側の幅W2は、固定端側W1に比べて広く構成した。これは貫通穴44を係止用フック5に係止させた際にバッテリバンド41が安定してリヤハウジング2の下面に接面するようにするためである。
バッテリバンド41の自由端42と固定端側の間の部分は、幅W3程度まで幅が広くなった幅広部が形成され、幅広部には2つのくり貫き部43c、43eが形成される。また2つのくり貫き部43c、43eの間には連結部43dが形成される。バッテリバンド41のくり貫き部43c、43eの周囲の部分と連結部43dは、ハンマドリル1を図5の向きで床置きした際の床との接地面となり、バッテリバンド41がハンマドリル1を床置きする際の緩衝材の役割を果たす。したがって、くり貫き部43c、43eによって形成される領域をある程度広くすれば、ハンマドリル1を安定して保持できる。このように、バッテリバンド41は厚さ5mm程度のゴムで構成したので、十分な緩衝作用があり床置きの際にハンマドリル1に伝わる衝撃を大幅に減少させることができる。
以上説明したように本実施例によれば、バッテリがハウジングに対して振動しないように保持する保持バンドをハウジングに設けたので、電動工具本体に対するバッテリの非同期な振動を抑制することができ、バッテリが電動工具本体と常に同じ周期で振動するので、非同期振動に起因するバッテリの接点不良を抑制することができる。また、保持バンドは伸縮性のある素材で構成され、バッテリの外周面に沿って配置されるので、安価に準備できる保持バンドを追加するだけで、バッテリの取り付け時のガタつきを防止でき、電動工具の長寿命化を図ることができる。
尚、本実施例のバッテリバンド41はゴム製であり伸縮性があるため、大きさの異なるバッテリを装着する場合であっても対応できる。図14は、バッテリ31よりも上下方向のサイズが大きいバッテリ51を装着した状態を示す。図14に示すように上下方向のサイズが大きいバッテリ51を装着すると、リヤハウジング2の下面よりも下方向への突出量Hが大きくなる。しかしながら、バッテリバンド41はゴム製であり容易に伸びるため問題なく装着することができる。また、バッテリバンド41の自由端側には窪み部18が形成されているので、バッテリバンド41を大きめの角度を持たせて係止用フック5に係止させてもバッテリバンド41が曲がったりすることなく安定して保持させることができる。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、上述の実施例では電動工具の例としてハンマドリルの例で説明したが、ハンマドリルに限られず、着脱可能なバッテリを用いる電動工具であれば他の任意の電動工具であっても良い。また、バッテリバンドの形状、材質、固定方法は上述した実施例の構造には限られず、任意の形状とすることが可能である。例えばバッテリバンド全体が伸縮性を有せずとも、一部にスプリング等の伸縮する部材を設ければ任意のバンドやベルト等で構成しても良い。さらに、バッテリバンドの上端部をも着脱可能として、装着するバッテリに応じてバッテリバンドを交換式に構成しても良い。
1 ハンマドリル 2 リヤハウジング 2a モータ収容部
2b ハンドル部 2c バッテリ保持部 2d 接続部
3 フロントハウジング 3 リヤハウジング
3b ハンドル部 3c バッテリ保持部
5 係止用フック 6 トリガスイッチ 7 先端工具装着部
8 サイドハンドル 9 正逆スイッチ 10 端子台基板
11 端子 12 ガイドレール 13 切り欠き部
14 補助線 15 補助線
16 矢印 17 デプスゲージ 18 窪み部 19 ネジ
20 ネジ 21 突当面 22 弾性体 23 突当部
24 バッテリ装着面 25 リブ 26 チェンジレバー
31 バッテリ 32 ラッチ 33 係止爪
34 レール 35 端子 36 ストッパ部
37a 上面 37b 後面 37c 底面 37d 前面
37e 右面 37f 左面 38 切り欠き
41 バッテリバンド 42 自由端 43 連結部
43a 凹部 43d 連結部 43e くり貫き部
44 貫通穴 45 押さえ部 46 羽根部 47 肉薄部
48 ダンパ部 51 バッテリ

Claims (19)

  1. モータと、
    前記モータの回転力を伝達して先端工具を駆動する動力伝達機構と、
    前記モータ及び前記動力伝達機構を収容するハウジングと、
    前記ハウジングに着脱可能に取り付けられ前記モータに電力を供給するバッテリを有する電動工具において、
    前記ハウジングは、前記モータ及び前記動力伝達機構を収容する円筒状の胴体部と該胴体部から略垂直に延在するハンドル部と、前記バッテリを保持するバッテリ保持部を有し、
    前記バッテリ保持部には前記バッテリを固定するためのロック機構を設け、
    前記バッテリが前記ハウジングに対して振動しないように保持する保持バンドを前記ハウジングに設けたことを特徴とする電動工具。
  2. 前記保持バンドは伸縮性のある素材で構成され、前記バッテリの外周面に沿って配置されることを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記保持バンドは、一端側の固定端が前記ハウジングに固定され、他端側となる自由端が前記ハウジングに形成された係止部に着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項2に記載の電動工具。
  4. 前記ロック機構は、前記バッテリをスライド可能に保持するレール部とラッチ機構を含んで構成され、
    前記保持バンドは、前記バッテリの複数面に渡って配置されることを特徴とする請求項3に記載の電動工具。
  5. 前記保持バンドはゴム製であり、前記固定端から前記自由端に至る中間領域にて幅が広がる幅広部が形成されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電動工具。
  6. 前記保持バンドの幅広部には、くり貫き部が形成されることを特徴とする請求項5に記載の電動工具。
  7. 前記保持バンドの前記自由端近傍に貫通穴を設け、前記ハウジングに係止フックを設け、
    前記保持バンドを伸張させながら前記貫通穴を前記係止フックに係止させることにより前記保持バンドの弾性によって前記バッテリを前記ハウジングに押しつけることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の電動工具。
  8. 前記ハウジングの前記係止フックの近傍に窪み部を形成したことを特徴とする請求項7に記載の電動工具。
  9. 前記固定端は、前記バッテリ保持部の前記バッテリよりも上方側で固定されることを特徴とする請求項7又は8に記載の電動工具。
  10. 前記ハウジングには、前記レール部が形成される面とは異なる面に形成され、前記バッテリの一側面が対面する突当面を有し、
    前記突当面に前記バッテリの一部と当接するダンパ部材を設けたことを特徴とする請求項4に記載の電動工具。
  11. モータと、
    前記モータの回転力を伝達して先端工具を駆動する動力伝達機構と、
    前記モータ及び前記動力伝達機構を収容するハウジングと、
    前記ハウジングに着脱可能に取り付けられ前記モータに電力を供給するバッテリを有する電動工具において、
    前記ハウジングには、前記バッテリのレールと対をなして前記バッテリをスライド可能に保持するレール部を設け、
    前記バッテリのうち前記レールが取り付けられた面と反対側の面と、前記反対側の面とは異なる面との少なくとも2つの面を押しつける保持バンドとを備えたことを特徴とする電動工具。
  12. 前記保持バンドは伸縮性のある素材で構成され、前記バッテリの外周面に沿って配置されることを特徴とする請求項11に記載の電動工具。
  13. 前記保持バンドは、一端側の固定端が前記ハウジングに固定され、他端側となる自由端が前記ハウジングに形成された係止部に着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項12に記載の電動工具。
  14. 前記保持バンドはゴム製であり、前記固定端から前記自由端に至る中間領域にて幅が広がる幅広部が形成されることを特徴とする請求項11から13のいずれか一項に記載の電動工具。
  15. 前記保持バンドの幅広部には、くり貫き部が形成されることを特徴とする請求項14に記載の電動工具。
  16. 前記保持バンドの前記自由端近傍に貫通穴を設け、前記ハウジングに係止フックを設け、
    前記保持バンドを伸張させながら前記貫通穴を前記係止フックに係止させることにより前記保持バンドの弾性によって前記バッテリを前記ハウジングに押しつけることを特徴とする請求項11から15のいずれか一項に記載の電動工具。
  17. 前記ハウジングの前記係止フックの近傍に窪み部を形成したことを特徴とする請求項16に記載の電動工具。
  18. 前記固定端は、前記バッテリ保持部の前記バッテリよりも上方側で固定されることを特徴とする請求項16又は17に記載の電動工具。
  19. 前記ハウジングには、前記レール部が形成される面とは異なる面に形成され前記バッテリの一側面が対面する突当面を有し、
    前記突当面に前記バッテリの一部と当接するダンパ部材を設けたことを特徴とする請求項11から18のいずれか一項に記載の電動工具。
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