JP2011132472A - ゴム組成物及びその製造方法、並びに空気入りタイヤ - Google Patents

ゴム組成物及びその製造方法、並びに空気入りタイヤ Download PDF

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Abstract

【課題】アミン系老化防止剤による耐オゾン性の改良効果を悪化させることなく、ゴム表面の変色を抑制して外観性を向上することができ、更に長期老化性に優れたゴム組成物を提供する。
【解決手段】ジエン系ゴムからなるゴム成分100質量部に対し、アミン系老化防止剤0.5〜8質量部と、モノフェノール化合物やビスフェノール化合物、ポリフェノール化合物等のフェノール系化合物0.5〜8質量部と、中空シリカやアロフェン、中空カーボン等の空隙率50%以上の多孔質中空粒子0.1〜40質量部とを含有するゴム組成物である。
【選択図】なし

Description

本発明は、ゴム組成物及びその製造方法に関するものである。また、該ゴム組成物を用いた空気入りタイヤに関するものである。
空気入りタイヤは、長期間使用中に大気中の酸素やオゾンにより劣化されることで、サイドウォール部やトレッド部の溝底に亀裂が生じ、これが耐久性を悪化させる原因となる。そのため、耐酸化劣化や耐オゾン性を改良するために、タイヤ用ゴム組成物には、各種の老化防止剤が配合されている。その中でも、アミン系老化防止剤は、タイヤのサイドウォールゴムなどの酸化劣化やオゾン劣化を有効に防止する効果を有している。しかしながら、アミン系老化防止剤は、タイヤを茶色あるいは茶褐色に変色させていくため、その外観が悪くなり、タイヤの商品価値が低下するという問題がある。
一方、フェノール系老化防止剤は、耐酸化劣化性の効果はあるものの、アミン系老化防止剤ほどの効果はなく、また耐オゾン性の効果もないため、一般的には白色ゴム配合に用いられているのが現状である。
従来、アミン系老化防止剤による変色を防止するために、種々の提案がなされており、例えば、下記特許文献1には、アミン系老化防止剤とチオウレア系老化防止剤を特定量併用することが開示され、下記特許文献2には、アミン系老化防止剤とともに、ベンゾエート系やトリアジン系の紫外線吸収剤を併用することが開示されている。
また、下記特許文献3には、ジエン系ゴムに対し、アミン系老化防止剤とともに比表面積の高い無機多孔質粒子を配合することにより、アミン系老化防止剤による変色を抑えて外観性を改良することが提案されており、該無機多孔質粒子として中空多孔質球状シリカが用いられることも開示されている。しかしながら、この文献には、これらアミン系老化防止剤と多孔質中空粒子とともに、フェノール系化合物を併用することによる有利な効果については開示されていない。
一方、下記特許文献4には、ビフェノール誘導体である3,3’,5,5’−テトラ置換−4,4’−ジヒドロキシビフェニルを、アミン系老化防止剤とともに、ゴム成分に配合することにより、ゴムの老化、特にゴムの繰り返し屈曲伸長疲労による老化を防止する点が開示されている。しかしながら、この文献は、アミン系老化防止剤に起因する変色を抑制するためにビフェノール誘導体を配合したものではなく、また、多孔質中空粒子との併用についても開示されていない。
なお、下記特許文献5には、シリカに予め溶融した老化防止剤を吸着させたゴム用薬品マスターバッチをジエン系ゴムに配合してゴム組成物を得ることが開示されている。しかしながら、この文献は、ゴム組成物の混練時に、溶融した老化防止剤によってスリップ現象が生じ、混練効率が悪化するのを防止するために、マスターバッチ化するものであり、アミン系老化防止剤に起因する変色の抑制による外観性の向上や長期老化性の向上を目的としたものではなく、また多孔質中空粒子を用いる点も開示されていない。
また、下記特許文献6には、無機多孔質粒子に特定のアミン化合物を含浸ないし充填させたマイクロカプセルをゴム組成物に配合することが開示されている。しかしながら、上記アミン化合物は加硫を促進するための促進剤であって、加硫時にマイクロカプセルから放出されることで、スコーチを悪化させることなく加硫時間を短縮させるというものであり、アミン系老化防止剤に起因する変色の抑制による外観性の向上や長期老化性の向上を目的としたものではない。
特開平07−062156号公報 特開2006−143889号公報 特開2002−037926号公報 特開平06−025471号公報 特開平11−092570号公報 特開2001−055473号公報
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、アミン系老化防止剤による耐オゾン性の改良効果を悪化させることなく、ゴム表面の変色を抑制して外観性を向上することができ、長期老化性及び外観性に優れたゴム組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題に鑑み、鋭意検討していく中で、アミン系老化防止剤とフェノール系化合物を組み合わせて用いることで、アミン系老化防止剤による変色を抑制し、外観性を改良することができ、更に空隙率の高い多孔質中空粒子を同時に用いることで、外観性及び耐酸化劣化性を長期間持続させることができることを見い出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明に係るゴム組成物は、ジエン系ゴムからなるゴム成分100質量部に対し、アミン系老化防止剤0.5〜8質量部と、フェノール系化合物0.5〜8質量部と、空隙率50%以上の多孔質中空粒子0.1〜40質量部を含有するものである。
本発明に係るゴム組成物であると、アミン系老化防止剤とフェノール系化合物と多孔質中空粒子とを組み合わせて用いることにより、耐オゾン性を悪化させることなく、アミン系老化防止剤によるゴム表面の変色を抑制して外観性を向上することができ、更に、長期老化性を向上することができる。
以下、本発明の実施に関連する事項について詳細に説明する。
本発明に係るゴム組成物は、ジエン系ゴムからなるゴム成分と、アミン系老化防止剤と、フェノール系化合物と、多孔質中空粒子とを含有するものである。
上記ゴム成分となるジエン系ゴムとしては、例えば、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、スチレン−イソプレン共重合体ゴム、ブタジエン−イソプレン共重合体、スチレン−イソプレン−ブタジエン共重合体ゴム等が挙げられる。これらはそれぞれ単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。上記ゴム成分は、好ましくは、天然ゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、又はこれらの2種以上のブレンドである。
上記アミン系老化防止剤としては、芳香族第2級アミンが好ましく用いられる。具体的には、N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−イソプロピル−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミン、N−(3−メタクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロピル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−シクロヘキシル−N’−フェニル−p−フェニレンジアミンなどのp−フェニレンジアミン系老化防止剤、p−(p−トルエンスルホニルアミド)ジフェニルアミン、4,4’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、オクチル化ジフェニルアミン、スチレン化ジフェニルアミンなどのジフェニルアミン系老化防止剤、N−フェニル−1−ナフチルアミン、N−フェニル−2−ナフチルアミン等のナフチルアミン系老化防止剤などが挙げられる。これらはそれぞれ単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。
アミン系老化防止剤の配合量は、上記ゴム成分100質量部に対して0.5〜8質量部であり、より好ましくは1〜6質量部である。アミン系老化防止剤の配合量が少なすぎると、ゴム組成物の耐オゾン性や長期老化性を確保することが難しくなる。逆に、アミン系老化防止剤の配合量が多すぎると、フェノール系化合物や多孔質中空粒子を併用した場合でもゴム表面の変色を抑制することが難しくなる。
上記フェノール系化合物は、アミン系老化防止剤と併用することで、耐オゾン性を悪化させることなく、アミン系老化防止剤によるゴム表面の変色を抑制することができる。アミン系老化防止剤は、酸化などによって着色性の強い物質に変化しやすいが、フェノール系化合物を併用することでアミン系老化防止剤の酸化を防ぎ、これにより、変色を抑制することができるものと考えられる。
フェノール系化合物としては、モノフェノール化合物、ビスフェノール化合物、及びポリフェノール化合物が挙げられ、これらはそれぞれ1種用いても、あるいはまた2種以上組み合わせて用いてもよい。
モノフェノール化合物としては、例えば、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−エチルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチルフェノール、ステアリル−β−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、フェニルフェノール(例えば、p−フェニルフェノール、o−フェニルフェノール)、スチレン化フェノール(例えば、モノ(α−メチルベンジル)フェノール、ジ(α−メチルベンジル)フェノール、トリ(α−メチルベンジル)フェノール、又はこれらの2種以上の混合物)、ベンジル化フェノール(例えば、モノベンジルフェノール、ジベンジルフェノール、トリベンジルフェノール、又はこれらの2種以上の混合物)、カルボキシフェニルフェノール(例えば、4’−ヒドロキシ−4−ビフェニルカルボン酸)、シアノフェニルフェノール(例えば、4−シアノ−4’−ヒドロキシビフェニル)等が挙げられる。これらはそれぞれ単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。
ビスフェノール化合物は、フェノール又はその誘導体を環同士直接に、又はアルキレン基もしくはスルフィド基を介して結合した構造を持つものであり、例えば、2,2’−メチレン−ビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、2,2’−メチレン−ビス(4−エチル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4’−チオ−ビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)等が挙げられる。これらはそれぞれ単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。
ポリフェノール化合物としては、2,5−ジ−tert−ブチルハイドロキノンや、2,5−ジ−tert−アミルハイドロキノンなどのポリフェノール系老化防止剤として一般に用いられているものでもよく、あるいはまた天然由来のポリフェノール化合物を用いてもよい。環境への負荷を配慮した場合、天然由来のポリフェノールが好ましく用いられ、特には植物由来の各種ポリフェノールが好ましく用いられる。このようなポリフェノール系化合物としては、分子内に複数のフェノール性ヒドロキシル基を持つ植物成分であれば特に限定されるものではないが、例えば、リグニン、フラボノイド、フェノール酸、タンニン、クルクミノイドなどが好ましいものとして例示される。これらはいずれか1種単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。これらのポリフェノール化合物を用いた場合、アミン系老化防止剤がゴムマトリックス中からブルームしにくくなり、これによって変色を抑制することができるという効果も期待できる。
上記リグニンは、植物の維管束細胞壁成分として存在する高分子物質であって、フェニルプロパン系の構成単位が複雑に縮合したものであり、分子内に複数のフェノール性ヒドロキシル基を有することからポリフェノール化合物に含まれる。リグニンとしては、リグニンスルホン酸、及びその塩(ナトリウム塩、カルシウム塩等)が好ましいものとして挙げられる。
上記フラボノイドとしては、例えば、カテキン(例えば、(+)−カテキン、エピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートなど);アントシアニン(例えば、ペラルゴジン、シアニジン、デルフィニジンなど);フラボン(例えば、アピゲニン、ルテオリンなど);フラボノール(例えば、クエルセチン、ルチン、ミリセチン、ミリシトリンなど)が挙げられる。
上記フェノール酸としては、クロロゲン酸が好ましいものとして挙げられる。
上記タンニンとしては、フラバノール骨格を持つ化合物が重合した縮合型タンニンであもよく、あるいはまた、没食子酸とグルコースなどの糖がエステル結合を形成した可溶性タンニンでもよい。
上記クルクミノイドとしては、クルクミン、デメトキシクルクミン、ビスメトキシクルクミンが挙げられる。
フェノール系化合物の配合量は、上記ゴム成分100質量部に対して0.5〜8質量部であり、より好ましくは1〜5質量部である。フェノール系化合物の配合量が少なすぎると、アミン系老化防止剤による変色を抑制する効果が不十分となる。
上記多孔質中空粒子としては、空隙率が50%以上のものが用いられる。多孔質中空粒子は、内部に中空部としての空洞を持ち、殻部が該空洞と外部を連通させる多孔質体からなるもの、即ち、中空粒子の外壁にアミン系老化防止剤等の液体が出入りできる無数の細孔を有するものである。そのため、例えば、アミン系老化防止剤を溶融混合した場合、多孔質中空粒子にアミン系老化防止剤を含浸ないし充填させることができ、特には前記空洞にアミン系老化防止剤を内包することができる。多孔質中空粒子に内包されたアミン系老化防止剤は、ゴム組成物の成形後、多孔質中空粒子からマトリックスゴム中に時間の経過とともに徐々に放出されるので、アミン系老化防止剤が製品表面に過剰にブリードすることによる変色を抑え、長期にわたって外観性を保持することができる。また、アミン系老化防止剤が徐々に放出されることにより、アミン系老化防止剤による耐酸化劣化性を長期間持続させることができ、長期老化性を向上することができる。
ここで、多孔質中空粒子の空隙率が50%未満では、アミン系老化防止剤を長期にわたって徐々に放出するという作用効果は期待できず、外観性や長期老化性の向上効果はほとんど得られない。空隙率は、より好ましくは75%以上であり、更に好ましくは85%以上である。空隙率の上限は特に限定されないが、通常は95%以下である。
多孔質中空粒子の空隙率は、一定質量の試料(即ち、多孔質中空粒子)の体積をメスシリンダーで測定し、嵩比重を求めて、下記式から求めることができる。
空隙率[%]=(空隙体積[ml])/(試料の嵩体積[ml])×100
={(試料の嵩体積[ml])−(試料の実体積[ml])}/(試料の嵩体積[ml])×100
={1−(試料の実体積[ml])/(試料の嵩体積[ml])}×100
={1−(試料の嵩比重[g/ml])/(試料の真比重[g/ml])}×100
多孔質中空粒子の形状は、中空部を有する限り、特に限定されず、球状でも、長球状や扁球状などの楕円体状でもよいが、好ましくは中空球状である。
多孔質中空粒子の大きさも、特に限定されないが、平均粒径が0.1nm〜100μmであることが好ましく、より好ましくは1nm〜100μmであり、更に好ましくは20nm〜50μmであり、特に好ましくは1〜20μmである。多孔質中空粒子の平均粒径は、透過型電子顕微鏡(TEM)で観察して画像を得て、この画像を用いて、無作為抽出された10個の粒子の直径を計測することにより、その相加平均として求められる。
多孔質中空粒子は、無機物からなる無機多孔質中空粒子であることが好ましい。そのような無機材料としては、特に限定されず、例えば、シリカ、アルミナ、酸化チタン、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カーボンなどが挙げられる。具体的には、多孔質中空シリカ、アロフェン(即ち、中空球状構造を持つアルミニウムの含水ケイ酸塩鉱物)、多孔質中空カーボンなどが挙げられ、これらはそれぞれ単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。
多孔質中空粒子の配合量は、上記ゴム成分100質量部に対して0.1〜40質量部であり、より好ましくは1〜20質量部であり、更に好ましくは1〜10質量部である。多孔質中空粒子の配合量が少なすぎると、内部に保持できるアミン系老化防止剤やフェノール系化合物の量が少なくなって、外観性や長期老化性の向上効果が損なわれる。逆に、多孔質中空粒子の配合量が多すぎると、多孔質中空粒子による補強性が発揮されてゴム硬度が高くなったり、耐オゾン性が損なわれたりするおそれがある。
上記アミン系老化防止剤とフェノール系化合物と多孔質中空粒子は、それぞれ別々にゴム成分に添加し混練してもよく、あるいはまたこれらを事前に混合した混合物をゴム成分に添加してもよい。好ましくは、アミン系老化防止剤とフェノール系化合物と多孔質中空粒子を、少なくともアミン系老化防止剤を溶融させて混合し、得られた事前混合物をゴム成分に添加し混練することである。これにより、少なくともアミン系老化防止剤を多孔質中空粒子に含浸ないし充填させた複合体からなる事前混合物が得られる。より詳細には、溶融した液状のアミン系老化防止剤は、多孔質中空粒子の殻部の細孔を通ってその内部の空洞に浸透するので、少なくともアミン系老化防止剤を内包した複合体が得られる。
アミン系老化防止剤とともにフェノール系化合物も溶融させて多孔質中空粒子と混合してもよく、その場合、アミン系老化防止剤とフェノール系化合物が多孔質中空粒子に含浸ないし充填された複合体からなる事前混合物が得られ、より詳細には、多孔質中空粒子にアミン系老化防止剤とフェノール系化合物を内包した複合体が得られる。このようにアミン系老化防止剤とともにフェノール系化合物も溶融含浸させることにより、外観性や長期老化性の向上効果を一層高めることができる。フェノール系化合物の融点が高い場合、フェノール系化合物は溶融せずに粉末状の形態で上記事前混合物に含有させてもよい。
なお、アミン系老化防止剤やフェノール系化合物は、多孔質中空粒子の中空部のみに充填ないし含浸されている態様には限られず、通常は中空部とともに殻部にも充填ないし含浸されており、そのような態様も、当然に、上記複合体ないし事前混合物の態様として包含される。また、アミン系老化防止剤やフェノール系化合物は、多孔質中空粒子の殻部のみに含浸されていてもよく、また、多孔質中空粒子の粒子表面に付着していてもよい。
アミン系老化防止剤とフェノール系化合物と多孔質中空粒子との比率は、特に限定するものではないが、アミン系老化防止剤の量をX質量部、フェノール系化合物の量をY質量部、多孔質中空粒子の量をZ質量部として、X/Yが0.25〜4であることが好ましく、より好ましくは0.5〜2であり、X/Zが0.05〜10であることが好ましく、より好ましくは0.3〜3である。
事前混合の方法としては、特に限定されないが、アミン系老化防止剤をその融点以上の温度でフェノール系化合物及び多孔質中空粒子と混合することが好ましい。例えば、アミン系老化防止剤とフェノール系化合物をオイルバスなどで加熱溶融させ、この加熱溶融したアミン系老化防止剤とフェノール系化合物の混合物に多孔質中空粒子を添加し攪拌混合してもよく、あるいは、多孔質中空粒子を攪拌しながら、予め溶融混合したアミン系老化防止剤とフェノール系化合物を添加し混合してもよく、あるいはまた、アミン系老化防止剤の粉体とフェノール系化合物の粉体と多孔質中空粒子を、ミキサーで攪拌混合しながら、混合時のせん断による摩擦熱やヒーターによる加熱でアミン系老化防止剤やフェノール系化合物を溶融させてもよい。
このようにして多孔質中空粒子とフェノール系化合物とアミン系老化防止剤を溶融混合した後、吸引濾過を行って事前混合物を得るようにしてもよい。吸引濾過により、過剰のアミン系老化防止剤を除去しつつ(フェノール系化合物も溶融させる場合にはフェノール系化合物の過剰分も除去しつつ)、負圧によって多孔質中空粒子の内部の空洞にアミン系老化防止剤(フェノール系化合物も溶融させる場合にはフェノール系化合物も含めて)を浸透させることができるので、長期老化性と外観性を一層向上することができる。
得られた事前混合物は、好ましくは一旦冷却してから、ゴム成分に添加される。事前混合物とゴム成分との混合は、一般にゴム組成物の調製に用いられるバンバリーミキサーやニーダー等の混合機を用いて混練することにより行うことができ、本発明に係るゴム組成物を製造することができる。
本発明に係るゴム組成物には、カーボンブラックやシリカなどの一般にゴム組成物において配合される補強性充填剤を配合することができる。補強性充填剤の配合量は、特に限定されないが、ゴム成分100質量部に対して10〜150質量部であることが好ましい。
本発明に係るゴム組成物には、上記した成分の他に、亜鉛華、ステアリン酸、軟化剤、硫黄、加硫促進剤など、ゴム工業において一般に使用される各種添加剤を必要に応じて配合することができる。また、本発明の効果を損なわない範囲内で、アミン系老化防止剤以外の他の老化防止剤を更に併用してもよい。該ゴム組成物の用途は、特に限定されないが、トレッドやサイドウォール等のタイヤ、コンベアベルト、防振ゴムなどの各種ゴム組成物に用いることができる。
該ゴム組成物をタイヤに用いる場合、常法に従い、例えば140〜180℃で加硫成形することにより、各種空気入りタイヤのゴム部分(トレッドゴムやサイドウォールゴムなど)を構成することができる。特には、空気入りタイヤのサイドウォール部に用いられることが好ましい。
以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
下記実施例及び比較例で使用した各成分の詳細は以下の通りである。なお、下記の多孔質中空粒子および多孔質粒子の空隙率は、上記算出式によるものであり、真比重については、ジルコンビーズは6.0、竹炭粉砕物は1.4、多孔質中空シリカは2.1、アロフェンは2.3、多孔質中空カーボンは4.8とした。
・アミン系老化防止剤:N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン、6PPD、大内新興化学工業株式会社製「ノクラック6C」
・モノフェノール化合物1:ステアリル−β−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、株式会社ADEKA製「アデカスタブAO−50」
・モノフェノール化合物2:スチレン化フェノール(SP)、大内新興化学工業株式会社製「ノクラックSP」
・ビスフェノール化合物1:2,2’−メチレン−ビス(4−エチル−6−tert−ブチルフェノール)(MBETB)、大内新興化学工業株式会社製「ノクラックNS−5」
・ビスフェノール化合物2:4,4’−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)(BBMTBP)、大内新興化学工業株式会社製「ノクラックNS−30」
・ポリフェノール化合物1:2,5−ジ−tert−ブチルハイドロキノン(DBHQ)、大内新興化学工業株式会社製「ノクラックNS−7」
・ポリフェノール化合物2:リグニンスルホン酸ナトリウム、日本製紙ケミカル株式会社製「バニレックスN」
・多孔質中空粒子1:多孔質中空シリカ、鈴木油脂工業(株)製「ゴッドボールB−6C」(空隙率=91%、平均粒径=2.0〜2.5μm、細孔の平均径=5〜15nm)、
・多孔質中空粒子2:アロフェン、品川化成(株)製「セカードKW」(空隙率=80%、平均粒径=3.5〜5nm、細孔の平均径=0.3〜0.5nm)、
・多孔質中空粒子3:多孔質中空カーボン、(株)ニューメタルエンドケミカルス製「ナノポーラスカーボン」(空隙率=93%、平均粒径=20〜50nm、細孔の平均径=2nm)、
・多孔質粒子a:ジルコンビーズ、東レ株式会社製「トレセラムジルコンビーズ」(空隙率=4%、平均粒径=400μm)、
・多孔質粒子b:孟宗竹の竹炭(宮崎土晃株式会社製「1号炭」)をハンマーミルで粉砕し、ふるいにより分級した竹炭粉砕物(空隙率=46%、平均粒径=100μm)、
・シリカ:東ソー・シリカ株式会社製「ニップシールAQ」、
・カーボンブラック:HAF、東海カーボン株式会社製「シースト3」。
・天然ゴム:RSS#3、
・ブタジエンゴム:宇部興産(株)製「BR150」、
・亜鉛華:三井金属鉱業(株)製「1号亜鉛華」、
・ステアリン酸:花王(株)製「工業用ステアリン酸」、
・硫黄:鶴見化学工業(株)製「5%油処理粉末硫黄」、
・加硫促進剤:NS、大内新興化学工業株式会社製「ノクセラーNS−P」。
評価方法は以下の通りである。
・長期老化性:加硫ゴム片をギヤーオーブンにて60℃で1ヶ月、2ヶ月及び3か月の老化後に、JIS K6251に準拠した引張試験(ダンベル3号)を実施して破断伸びを測定し、下記式により破断伸びの保持率(破壊特性保持率)を求めた。
破断伸びの保持率(%)=100×(老化後破断伸び)/(老化前破断伸び)
保持率が高いほど、耐酸化劣化性に優れ、老化2ヶ月後、3か月後にも高い保持率を示すことで長期老化性(即ち、耐酸化劣化性の持続効果)に優れることを意味する。
・外観性:加硫ゴム片を日光に照射させ、照射前(屋外曝露0日)、20日後(屋外曝露20日)、40日後(屋外曝露40日)、及び120日後(屋外曝露120日)における加硫ゴム片の表面を目視により観察して、下記の基準で外観性を評価した。
◎:表面が黒く、ほとんど変色なし、
○:わずかに茶色または白色に変色している、
△:やや茶色または白色に変色している、
×:茶褐色または白色に変色している。
・耐オゾン性:加硫ゴム片を25%伸長した条件下でオゾンウェザーメーター装置中に設置し、オゾン濃度100pphm、温度50℃の環境下で24時間放置し、その後、クラックの発生状態を目視により観察し、下記の基準で耐オゾン性を評価した。
◎:クラック発生なし、
○:肉眼では確認できないが10倍の拡大鏡では確認できるクラックが発生している、
△:1mm以下のクラックが発生している、
×:1mmを超えるクラックが発生している。
[実施例1〜14及び比較例1〜13]
バンバリーミキサーを使用し、下記表1,2に示す配合に従って、アミン系老化防止剤とフェノール系化合物と多孔質中空粒子等を事前混合することなくジエン系ゴムにそれぞれ添加するとともに、硫黄と加硫促進剤を除く他の配合剤を添加し、混練して第1混合物を得た後(排出温度:150℃)、第2混合工程において、第1混合物に加硫促進剤と硫黄を添加し混練してゴム組成物を得た(排出温度:110℃)。
[実施例15]
100gのアミン系老化防止剤と100gのモノフェノール化合物1をオイルバスにて150℃で溶融混合し、これに多孔質中空粒子1を20g添加して攪拌混合した。得られた混合物を、総重量が60gになるまで、ブフナー漏斗、吸引瓶及びアスピレータを用いて吸引濾過を続け、過剰のアミン系老化防止剤とモノフェノール化合物1を除去し、その後、室温で冷却することにより、多孔質中空粒子1にアミン系老化防止剤とモノフェノール化合物1を内包させた事前混合物を得た。該事前混合物は、アミン系老化防止剤(X)とモノフェノール化合物1(Y)と多孔質中空粒子(Z)を質量比でX:Y:Z=3:3:3にて含有する。バンバリーミキサーを使用し、下記表3に示す配合に従って、上記事前混合物をジエン系ゴムに添加するとともに、その他は実施例1と同様に他の配合剤を添加し混練してゴム組成物を調製した。
[実施例16]
多孔質中空粒子1に代えて、多孔質中空粒子2を20g添加し、その他は実施例15と同様にして、60gの事前混合物(X:Y:Z=3:3:3)を得て、該事前混合物をジエン系ゴムに添加し混練することで、ゴム組成物を調製した。
[実施例17]
多孔質中空粒子1に代えて、多孔質中空粒子3を20g添加し、その他は実施例15と同様にして、60gの事前混合物(X:Y:Y=3:3:3)を得て、該事前混合物をジエン系ゴムに添加し混練することで、コム組成物を調製した。
[実施例18]
モノフェノール化合物1に代えて、100gのモノフェノール化合物2(常温で液体)を用い、その他は実施例15と同様にして、60gの事前混合物(X:Y:Z=3:3:3)を得て、該事前混合物をジエン系ゴムに添加し混練することで、ゴム組成物を調製した。
[実施例19]
モノフェノール化合物1に代えて、100gのビスフェノール化合物1を用い、その他は実施例15と同様にして、60gの事前混合物(X:Y:Z=3:3:3)を得て、該事前混合物をジエン系ゴムに添加し混練することで、ゴム組成物を調製した。
[実施例20]
モノフェノール化合物1に代えて、100gのビスフェノール化合物2を用い、かつ、オイルバスでの溶融温度を220℃に変更し、その他は実施例15と同様にして、60gの事前混合物(X:Y:Z=3:3:3)を得て、該事前混合物をジエン系ゴムに添加し混練することで、ゴム組成物を調製した。
[実施例21]
モノフェノール化合物1に代えて、100gのポリフェノール化合物1を用い、かつ、オイルバスでの溶融温度を220℃に変更し、その他は実施例15と同様にして、60gの事前混合物(X:Y:Z=3:3:3)を得て、該事前混合物をジエン系ゴムに添加し混練することで、ゴム組成物を調製した。
[実施例22]
モノフェノール化合物1に代えて、20gのポリフェノール化合物2を用い(この場合、ポリフェノール2は溶融しない。)、その他は実施例15と同様にして、60gの事前混合物(X:Y:Z=3:3:3)を得て、該事前混合物をジエン系ゴムに添加し混練することで、ゴム組成物を調製した。
このようにして得られた各ゴム組成物について、160℃×30分で加硫して厚さ2mmの加硫ゴム片を作製し、得られた加硫ゴム片を用いて、長期老化性、外観性及び耐オゾン性を評価した。結果を表1〜3に示す。
表1〜3に示すように、本発明に係る実施例1〜22であると、アミン系老化防止剤の単独使用である比較例1に対し、耐オゾン性を損なうことなく、外観性を大幅に向上することができた。また、長期老化性も顕著に改善されており、よって、外観性と長期老化性の双方に優れた改善効果が認められた。特に、アミン系老化防止剤とフェノール系化合物を多孔質中空粒子に事前混合した実施例15〜22であると、外観性と長期老化性の向上効果に優れていた。
これに対し、アミン系老化防止剤を増量して多孔質中空粒子と組み合わせた比較例2では、長期老化性や耐オゾン性は向上したものの、外観性が大幅に損なわれた。アミン系老化防止剤に代えてフェノール系化合物を用いて多孔質中空粒子と組み合わせた比較例3では、長期老化性と耐オゾン性が大幅に悪化した。
比較例4では、アミン系老化防止剤とフェノール系化合物を併用するも、多孔質中空粒子を配合していないので、外観性には改善効果が見られたものの、長期老化性は改善しなかった。比較例5では、アミン系老化防止剤と多孔質中空粒子を併用するも、フェノール系化合物を配合していないので、外観性と長期老化性の改善効果が不十分であった。
比較例6,7では、アミン系老化防止剤とフェノール系化合物を併用するも、シリカやカーボンブラックとともに配合したので、外観性と長期老化性の改善効果が不十分であった。空隙率の低く中空構造でもない多孔質粒子を用いた比較例8,9でも同様であった。
比較例10では、モノフェノール化合物の配合量が多すぎて、却って外観性が損なわれた。逆に比較例11では、モノフェノール化合物の配合量が少なすぎて、長期老化性や外観性の改善効果が不十分であった。また、比較例12では、アミン系老化防止剤の配合量が多すぎて、外観性が損なわれ、比較例13では、多孔質中空粒子の配合量が多すぎて、耐オゾン性が損なわれていた。
Figure 2011132472
Figure 2011132472
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Claims (8)

  1. ジエン系ゴムからなるゴム成分100質量部に対し、アミン系老化防止剤0.5〜8質量部と、フェノール系化合物0.5〜8質量部と、空隙率50%以上の多孔質中空粒子0.1〜40質量部を含有するゴム組成物。
  2. 前記多孔質中空粒子に少なくとも前記アミン系老化防止剤を含浸ないし充填させた多孔質中空粒子とアミン系老化防止剤とフェノール系化合物の事前混合物を、前記ゴム成分に配合してなる、請求項1記載のゴム組成物。
  3. 前記多孔質中空粒子は、内部に空洞を持ち、殻部が前記空洞と外部を連通させる多孔質体からなり、前記空洞に少なくとも前記アミン系老化防止剤を内包することを特徴とする請求項2記載のゴム組成物。
  4. 前記多孔質中空粒子が、平均粒径0.1nm〜100μmの無機多孔質中空粒子であることを特徴とする請求項2又は3記載のゴム組成物。
  5. 前記多孔質中空粒子が、多孔質中空シリカ、アロフェン、及び多孔質中空カーボンからなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のゴム組成物。
  6. 前記フェノール系化合物が、モノフェノール化合物、ビスフェノール化合物、及びポリフェノール化合物からなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のゴム組成物。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のゴム組成物を用いた空気入りタイヤ。
  8. アミン系老化防止剤とフェノール系化合物と空隙率50%以上の多孔質中空粒子とを、少なくとも前記アミン系老化防止剤を溶融させて混合し、得られた事前混合物を、ジエン系ゴムからなるゴム成分100質量部に対して、前記アミン系老化防止剤が0.5〜8質量部、前記フェノール系化合物が0.5〜8質量部、前記多孔質中空粒子が0.1〜40質量部配合されるように、前記ゴム成分に添加し混練する、ゴム組成物の製造方法。
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