JP2011129926A - 薄膜トランジスタ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】酸化物半導体TFTの電気的特性及び安定性を向上することが可能な、薄膜トランジスタ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】酸化物半導体TFT10は、基板11と、基板11上に設けられたゲート電極13と、ゲート電極13及び露出された基板11上に設けられたゲート絶縁膜15と、ゲート絶縁膜15上のゲート電極13に対向する位置に設けられ、Znの濃度勾配を持つHfInZnO系酸化物半導体からなる酸化物半導体層17と、酸化物半導体層17の両側からゲート絶縁膜上に延びるソース及びドレインと、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は薄膜トランジスタ及びその製造方法に関する。
薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:以下、TFT)は、絶縁性支持基板上に半導体薄膜を利用して作った特別途の種類の電界効果トランジスタである。TFTは、電界効果トランジスタと同様にゲート、ドレイン、ソースの3つの端子を持つ素子であり、最も主な機能はスイッチング動作である。TFTは、センサー、記憶素子、光素子などにも利用されるが、平板ディスプレイの画素スイッチング素子として主に利用される。
現在ノート型パソコン、パソコンモニター、TV、モバイル機器など既に商用化している製品は、ほぼ非晶質シリコンTFT(a−Si TFT)を使用している。非晶質シリコンは、大面積蒸着に優れ、低温でガラス基板上に容易に製作できるため、TFTに最も多く使われている。しかし、ディスプレイの大型化及び高画質化の勢いによって素子の高性能が要求されて、電子移動度が0.5〜1cm/Vsレベルである非晶質シリコンTFTより高い移動度を持つ高性能TFT及び製造技術が要求されている。
多結晶シリコンTFT(poly−Si TFT)は、数十〜数百cm/Vsの移動度を持つため、高い移動度を要求するデータ駆動回路や周辺回路などを基板内に内装可能にし、トランジスタのチャンネルを小さくすることができるので、画面の開口率を大きくさせる。また、高解像度が可能であり、駆動電圧及び消費電力を低めることができ、素子特性劣化の問題が非常に少ないという長所がある。しかし、多結晶シリコンTFTを製作するためには、結晶化のための工程が複雑で追加コストを発生させる。そして、製造装備の限界や均一度不良のような技術的な問題によって、現在までは多結晶シリコンTFTを使用した大型基板の製造工程が実現されていない。
酸化物半導体素子は、TFTの長所と多結晶シリコンTFTの長所とをいずれも持っている素子である。酸化物半導体素子は低温工程で製作できかつ大面積化の容易な長所を持っており、高移動度の物質であって多結晶シリコンのような非常に良好な電気的特性を持つので、酸化物半導体層をTFTのチャンネル領域に使用するための研究が進みつつある。
現在広く使われているInGaZnO酸化物半導体は、素子がプラズマや外部環境(水分や酸素など)に露出される場合、素子の特性が劣化することが報告されている。そこで、従来は、酸化物半導体層を保護するために、酸化物半導体層上にエッチング停止膜を適用している。
韓国特許出願公開第2008−0076747号公報
しかし、エッチング停止膜の形成工程条件によっても素子の特性が深刻に劣化する恐れがあり、素子特性が劣化しない工程条件の範囲が制限的であるという問題があるため、酸化物半導体の根本的な変化が必要である。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、酸化物半導体TFTの電気的特性及び安定性を向上することが可能な、薄膜トランジスタ及びその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、基板と、基板上に設けられたゲート電極と、ゲート電極及び露出された基板上に設けられたゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上のゲート電極に対向する位置に設けられ、Znの濃度勾配を持つHfInZnO系酸化物半導体からなる酸化物半導体層と、酸化物半導体層の両側からゲート絶縁膜上に延びるソース及びドレインと、を備えることを特徴とする、薄膜トランジスタが提供される。
ここで、酸化物半導体層の下端面からの距離が長くなるほど、Znの濃度が高くなるようにしてもよい。さらに、酸化物半導体層内の前記Znの濃度は、30〜70atom%(原子百分率)(Hf、In、Znのatom%の和は100)の範囲を持つようにしてもよい。
上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、基板と、基板上に設けられたゲート電極と、ゲート電極及び露出された基板上に設けられたゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上のゲート電極と対向する位置に設けられ、HfInZnO系酸化物半導体からなる第1層、及び、第1層上に設けられ、第1層よりもZn濃度が高いHfInZnO系酸化物半導体からなる第2層を有する酸化物半導体層と、酸化物半導体層の両側からゲート絶縁膜上に延びるソース及びドレインと、を備えることを特徴とする、薄膜トランジスタが提供される。
ここで、第1層のZnの濃度は30〜70atom%の範囲を持ち、第2層のZnの濃度は35〜70atom%の範囲を持つようにしてもよい。さらに、酸化物半導体層中のHfの濃度は2〜13atom%の範囲を持つようにしてもよい。さらに、酸化物半導体層は非晶質であってもよく、結晶質であってもよい。また、基板とゲート電極との間にバッファ層をさらに備えてもよく、酸化物半導体層上にエッチング停止膜をさらに備えてもよい。
本発明のさらに別の観点によれば、基板上にゲート電極を形成する工程と、ゲート電極及び露出された基板上にゲート絶縁膜を形成する工程と、ゲート絶縁膜上のゲート電極に対向する位置に、Znの濃度勾配を持つHfInZnO系の酸化物半導体層を形成する工程と、酸化物半導体層の両側からゲート絶縁膜上に延びるソース及びドレインを形成する工程と、を含むことを特徴とする、薄膜トランジスタの製造方法が提供される。
ここで、酸化物半導体層を形成する工程は、HfO、In、ZnOの3つのターゲットにそれぞれパワーを印加するコスパッタリングを含むようにしてもよい。さらに、酸化物半導体層の下端面からの距離が長くなるほど、Znの濃度が高くなるように酸化物半導体層を形成してもよい。さらに、酸化物半導体層中の前記Znの濃度が30〜70atom%の範囲を持つように酸化物半導体層を形成してもよい。
本発明のさらに別の観点によれば、基板上にゲート電極を形成する工程と、ゲート電極及び露出された基板上にゲート絶縁膜を形成する工程と、ゲート絶縁膜上のゲート電極に対向する位置に設けられ、HfInZnO系酸化物半導体からなる第1層、及び、第1層上に設けられ、第1層よりもZn濃度が高いHfInZnO系酸化物半導体からなる第2層を有する酸化物半導体層を形成する工程と、酸化物半導体層の両側からゲート絶縁膜上に延びるソース及びドレインを形成する工程と、を含むことを特徴とする、薄膜トランジスタの製造方法が提供される。
ここで、第1層のZnの濃度が30〜70atom%の範囲を持ち、第2層のZnの濃度が35〜70atom%の範囲を持つように酸化物半導体層を形成するようにしてもよい。さらに、酸化物半導体層を非晶質状態に形成するようにしてもよく、酸化物半導体層を結晶状態に形成するようにしてもよい。さらに、基板とゲート電極との間にバッファ層を形成する工程をさらに含むようにしてもよく、酸化物半導体層上にエッチング停止膜を形成する工程をさらに含むようにしてもよい。
本発明は、HfInZnO系酸化物半導体層中のZnの濃度に勾配を持たせるか、または酸化物半導体層を異なる濃度を持つ積層で形成することによって、チャンネル層の電気的特性を高く維持しつつ酸化物半導体層の外部環境に露出される部分の強度を高めて素子の安定性を高めることができる。
本発明の一実施形態による酸化物半導体層を含むTFTの構造を示した断面図である。 本発明の他の一実施形態による酸化物半導体層を含むTFTの構造を示した断面図である。 本発明の一実施形態によるTFTの製造方法を説明するために工程順に示した断面図である。 本発明の一実施形態によるTFTの製造方法を説明するために工程順に示した断面図である。 本発明の一実施形態によるTFTの製造方法を説明するために工程順に示した断面図である。 本発明の一実施形態によるTFTの製造方法を説明するために工程順に示した断面図である。 本発明の他の一実施形態によるTFTの製造方法を説明するために工程順に示した断面図である。 本発明の他の一実施形態によるTFTの製造方法を説明するために工程順に示した断面図である。 本発明の他の一実施形態によるTFTの製造方法を説明するために工程順に示した断面図である。 本発明の他の一実施形態によるTFTの製造方法を説明するために工程順に示した断面図である。 Znの濃度によるHfInZnO系酸化物半導体TFTの特性及び安定性を特定した結果を示すグラフである。 本発明の一実施形態によるTFTを備える有機電界発光素子を説明するための断面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本明細書で‘HfInZnO系酸化物半導体’は、Hf、In、Zn及びOの組成比が変わりうるHf、In、Zn及びOを含む酸化物半導体を意味する。本明細書でHf及びZnの濃度を表すatom%は原子百分率であって、Hf、In、Znのatom%の和は100である。ここで、原子百分率は、例えばICP(INDUCTIVELY COUPLED PLASMA)質量分析方法により測定される。
図1は、本発明の実施形態による酸化物半導体層を含むTFTの構造を示した断面図である。
図1の酸化物半導体TFT10は、基板11上に形成されたゲート電極13、ゲート電極13及び露出された基板11上に形成されたゲート絶縁膜15、ゲート絶縁膜15を介してゲート電極13と対向する酸化物半導体層17、酸化物半導体層17の上面を露出させつつ酸化物半導体層17と接触するように、酸化物半導体層17の両側とゲート絶縁膜15上に形成されているソース/ドレイン19(ソース及びドレイン19)を備える。ソースは、酸化物半導体層17の一方の側面及びゲート絶縁膜15上に設けられ、ドレインは、酸化物半導体層17の他方の側面及びゲート絶縁膜15上に設けられる。酸化物半導体層17は、チャンネル層を形成する。選択的に基板11とゲート電極13及びゲート絶縁膜15との間にバッファ層(図示せず)を配置することができる。また、選択的に、酸化物半導体層17上にエッチング停止層(図示せず)を配置することができる。
基板11には、シリコン(Si)、ガラスまたはプラスチックなどが使われうる。ゲート電極13は、Ti、Pt、Ru、Cu、Au、Ag、Mo、Cr、Al、Ta、Wまたはこれらの合金のような金属またはスズ酸化物、亜鉛酸化物、インジウム酸化物、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、GZO(Gallium Zinc Oxide)、IGO(Indium Gallium Oxide)、AZO(Aluminum Znic Oxid)のような伝導性酸化物でありうる。望ましくは、CuまたはMo単一金属層、Mo層を含む多重金属層、Tiを含む金属層及びCrを含む金属層のうちいずれか一つでありうる。
ゲート絶縁膜15は、SiO、SiNx、SiON、HfO、Al−、Y、Taなどの誘電体または高誘電率誘電体またはこれらの組み合わせからなりうる。
酸化物半導体層17は、HfInZnO系の酸化物半導体で構成される。HfInZnO系の酸化物半導体は非晶質または結晶質でありうる。本発明の一実施形態で、ゲート絶縁膜15と隣接する下部へ行くほどZnの濃度が低くなり、上部へ行くほどZnの濃度が高くなって(すなわち、酸化物半導体17の下端面からの距離が長くなるほど、Znの濃度が高くなって)、Znの濃度がHfInZnO系酸化物半導体層内で漸進的な傾斜(勾配、gradient)を持つことができる。例えば、HfInZnO系酸化物半導体層の下部は、Zn対Inの原子比率(すなわち、原子数の比)が1より小さく(Zn/In<1)、上部はZn対Inの原子比率が1より大きくなるように(Zn/In>1)、HfInZnO系酸化物半導体層がZnの漸進的な濃度傾斜を持つことができる。この時、HfInZnO系酸化物半導体層17のZnの濃度は、30〜70atom%(原子百分率)(Hf、In、Znのatom%の和は100)の範囲を持つことができる。一方、Zn/In<1の場合、Hfの濃度(原子百分率)は5〜13atom%範囲であり、Zn/In=1の場合、Hfの濃度は3〜10atom%範囲であり、Zn/In>1の場合、Hfの濃度は2〜10atom%範囲でありうる。前記組成の範囲内で、HfInZnO系酸化物半導体TFTのトランジスタの特性が発現されうる。なお、酸化物半導体層17の下部は、酸化物半導体層17の下端面(ゲート絶縁膜15と隣接した面)からの酸化物半導体層17の厚さが50%以下の領域であり、酸化物半導体層17の上部は、下部の上側の領域を意味する。
HfInZnO系酸化物半導体でZnの濃度が増大すれば、HfInZnO系酸化物半導体の構造を強くして、後続の薄膜の形成工程やプラズマ工程など外部環境に露出される場合に欠陥が発生する問題が低減し、したがって、TFTの安定性が増大する。しかし、HfInZnO系酸化物半導体でZnの濃度が増大すれば、HfInZnO系酸化物半導体の電子の移動度が低減して電気的な特性が低下する傾向がある。
したがって、酸化物半導体層17でゲート絶縁膜15と隣接してチャンネルを形成する部分へ行くほど、電子の移動度を高めて素子の性能を向上させるようにZnの濃度を低め、外部環境に露出される上部層へ行くほど、素子の安定性を高めるようにZnの濃度を高めることができる。
ソース/ドレイン19は、ゲート電極と同様にTi、Pt、Ru、Cu、Au、Ag、Mo、Cr、Al、Ta、Wまたはこれらの合金のような金属またはスズ酸化物、亜鉛酸化物、インジウム酸化物、ITO、IZO、GZO、IGO、AZOのような伝導性酸化物でありうる。望ましくは、CuまたはMo単一金属層、Mo層を含む多重金属層、Tiを含む金属層及びCrを含む金属層のうちいずれか一つでありうる。
図2は、本発明の他の一実施形態による酸化物半導体層を含むTFTの構造を示した断面図である。図2のTFTは、酸化物半導体層が二重層に形成されることを除いては、図1のTFTと同じ構造を持つ。
すなわち、図2の酸化物半導体TFT20は、基板21上に形成されたゲート電極23、ゲート電極23と露出された基板21上に形成されたゲート絶縁膜25、ゲート絶縁膜25を介してゲート電極23と対向する酸化物半導体層27、酸化物半導体層27の上面を露出させつつ酸化物半導体層27と接触するように、酸化物半導体層27の両側とゲート絶縁膜25上に形成されているソース/ドレイン29を備える。
酸化物半導体層27は、ゲート絶縁膜25上の第1酸化物半導体層27a及び第1酸化物半導体層27a上の第2酸化物半導体層27bで構成される。選択的に、基板21とゲート電極23及びゲート絶縁膜25との間にバッファ層(図示せず)が位置できる。また選択的に、酸化物半導体層27上にエッチング停止層(図示せず)が位置できる。
基板21は、シリコン(Si)、ガラスまたはプラスチックなどが使われうる。ゲート電極23は、Ti、Pt、Ru、Cu、Au、Ag、Mo、Cr、Al、Ta、Wまたはこれらの合金のような金属またはスズ酸化物、亜鉛酸化物、インジウム酸化物、ITO、IZO、GZO、IGO、AZOなどの伝導性酸化物でありうる。望ましくは、CuまたはMo単一金属層、Mo層を含む多重金属層、Tiを含む金属層及びCrを含む金属層のうちいずれか一つでありうる。
ゲート絶縁膜25は、SiO、SiNx、SiON、HfO、Al−、Y、Taなどの誘電体または高誘電率誘電体またはこれらの組み合わせで形成できる。
第1酸化物半導体層27a及び第2酸化物半導体層27bはHfInZnO系酸化物半導体で構成され、第1酸化物半導体層27aのZnの濃度が第2酸化物半導体層27bよりさらに低くされうる。例えば、第1酸化物半導体層27aは、Zn対Inの原子比率が1より小さく(Zn/In<1)、第2酸化物半導体層27bは、Zn対Inの原子比率が1より大きいように(Zn/In>1)、第1酸化物半導体層27a及び第2酸化物半導体層27bを形成できる。この時、第1酸化物半導体層27aのZnの濃度は30〜70atom%の範囲を持ち、第2酸化物半導体層27bのZnの濃度は35〜70atom%の範囲を持つことができる。一方、Zn/In<1の場合、Hfの濃度(原子百分率)は5〜13atom%範囲でああり、Zn/In=1の場合、Hfの濃度は3〜10atom%範囲であり、Zn/In>1の場合、Hfの濃度は2〜10atom%範囲でありうる。HfInZnO系の酸化物半導体は非晶質または結晶質でありうる。
本実施形態では酸化物半導体層27が2層で構成されるが、他の実施形態では、酸化物半導体層27が3層で構成されてもよい。この時、ゲート絶縁膜25の真上の酸化物半導体層中のZnの濃度が最も低く、最上部の酸化物半導体層中のZnの濃度が最も高く、中間の酸化物半導体層中のZnの濃度は最高値と最低値との間の値を持つことができる。
第1酸化物半導体層27aはチャンネル層として作用し、第2酸化物半導体層27bはチャンネル層及び第1酸化物半導体層27aの保護層として作用することができて、第1酸化物半導体層27aと第2酸化物半導体層27bとの積層構造は、素子の電気的な特性を低下させずに素子の安定性を向上させることができる。
ソース/ドレイン29は、ゲート電極と同様にTi、Pt、Ru、Cu、Au、Ag、Mo、Cr、Al、Ta、Wまたはこれらの合金のような金属またはスズ酸化物、亜鉛酸化物、インジウム酸化物、ITO、IZO、GZO、IGO、AZOのような伝導性酸化物でありうる。望ましくは、CuまたはMo単一金属層、Mo層を含む多重金属層、Tiを含む金属層及びCrを含む金属層のうちいずれか一つでありうる。
図3Aないし図3Dは、本発明の一実施形態によるTFTの製造方法を説明するために工程順に示した断面図である。
図3Aを参照すれば、基板11上にゲート電極13を形成する。基板11は、シリコン、ガラスまたはプラスチックなどを使用できる。
基板11上に、Ti、Pt、Ru、Cu、Au、Ag、Mo、Cr、Al、Ta、Wまたはこれらの合金と同じ金属層またはスズ酸化物、亜鉛酸化物、インジウム酸化物、ITO、IZO、GZO、IGO、AZOのような伝導性酸化物層を形成し、パターニングしてゲート電極13を形成する。選択的に、基板11上にバッファ層(図示せず)を形成した後、ゲート電極13を形成してもよい。
図3Bを参照すれば、ゲート電極13が形成された基板11上にSiO、SiNx、SiON、HfO、Al−、Y、Taなどの誘電体または高誘電率誘電体またはこれらの組み合わせからなる薄膜でゲート絶縁膜15を形成する。
図3Cを参照すれば、ゲート絶縁膜15上にHfInZnO系の酸化物半導体層を形成かつパターニングして酸化物半導体層17を形成する。この時、ゲート絶縁膜15と接する下部から上部へ行くほどZnの濃度が増大する濃度傾斜を持つように、HfInZnO系の酸化物半導体層を形成する。
HfInZnO系の酸化物半導体層は、スパッタチャンバ内でHfO、In、ZnOの3個のターゲットにそれぞれパワーを印加して、コスパッタリングを実施して形成できる。HfInZnO系の酸化物半導体は非晶質または結晶質でありうる。この時、スパッタ時間によってターゲットのパワーを変化させることによって、HfInZnO系酸化物半導体層の下部から上部へ行くほどZnの濃度が増大するように、HfInZnO系酸化物半導体層中のZnの漸進的な濃度傾斜を形成できる。
例えば、HfInZnO系酸化物半導体層の下部は、Zn対Inの原子比率が1より小さく(Zn/In<1)、上部は、Zn対Inの原子比率が1より大きくなり(Zn/In>1)、かつ、Znの漸進的な濃度傾斜を持つように、HfInZnO系酸化物半導体層を形成できる。この時、HfInZnO系酸化物半導体層17は、Znの濃度は30〜70atom%の範囲を持つことができる。一方、Zn/In<1の場合、Hfの濃度(原子百分率)は5〜13atom%範囲であり、Zn/In=1の場合、Hfの濃度は3〜10atom%範囲であり、Zn/In>1の場合、Hfの濃度は2〜10atom%範囲でありうる。
Znの濃度傾斜を持つ酸化物半導体層27上にエッチング停止層を設けない場合、TFT形成工程を単純にすることができる。選択的に、酸化物半導体層17上に絶縁膜としてエッチング停止層(図示せず)を形成してもよい。
図3Dを参照すれば、酸化物半導体層17及びゲート絶縁膜15上に、Ti、Pt、Ru、Cu、Au、Ag、Mo、Cr、Al、Ta、Wまたはこれらの合金のような金属層またはスズ酸化物、亜鉛酸化物、インジウム酸化物、ITO、IZO、GZO、IGO、AZOのような伝導性酸化物層を形成する。前記金属層または前記伝導性酸化物層をパターニングして、酸化物半導体層17の両側からゲート絶縁層15に延びるソース/ドレイン19を形成する。
図4Aないし図4Dは、本発明の他の一実施形態によるTFTの製造方法を説明するために工程順に示した断面図である。図4Aないし図4DのTFTの製造方法は、酸化物半導体層を二重層に形成することを除いては、図3Aないし図3DのTFTの製造方法と同じである。
図4Aを参照すれば、基板21上にゲート電極23を形成する。基板21は、シリコン、ガラスまたはプラスチックなどを使用できる。
基板21上に、Ti、Pt、Ru、Cu、Au、Ag、Mo、Cr、Al、Ta、Wまたはこれらの合金とのような金属層またはスズ酸化物、亜鉛酸化物、インジウム酸化物、ITO、IZO、GZO、IGO、AZOのような伝導性酸化物層を形成し、かつパターニングしてゲート電極23を形成する。選択的に、基板11上にバッファ層(図示せず)を形成した後、ゲート電極13を形成してもよい。
図4Bを参照すれば、ゲート電極23が形成された基板21上にSiO、SiNx、SiON、HfO、Al−、Y、Taなどの誘電体または高誘電率誘電体またはこれらの組み合わせからなる薄膜でゲート絶縁膜25を形成する。
図4Cを参照すれば、ゲート絶縁膜25上にHfInZnO系の酸化物半導体層を形成し、かつパターニングして酸化物半導体層27を形成する。この時、HfInZnO系の酸化物半導体層27は、ゲート絶縁膜25真上の第1酸化物半導体層27aと第1酸化物半導体層27a上の第2酸化物半導体層27bとの2層で形成する。第2酸化物半導体層27bのZn濃度が第1酸化物半導体層27aのZn濃度よりさらに高くなるように、第1酸化物半導体層27a及び第2酸化物半導体層27bを形成する。例えば、第1酸化物半導体層27aは、Zn対Inの原子比率が1より小さく(Zn/In<1)、第2酸化物半導体層27bは、Zn対Inの原子比率が1より大きいように(Zn/In>1)、第1酸化物半導体層27a及び第2酸化物半導体層27bを形成できる。この時、第1酸化物半導体層27aのZnの濃度は30〜70atom%の範囲を持ち、第2酸化物半導体層27bのZnの濃度は35〜70atom%の範囲を持つことができる。一方、Zn/In<1の場合、Hfの濃度(原子百分率)は5〜13atom%範囲であり、Zn/In=1の場合、Hfの濃度は3〜10atom%範囲であり、Zn/In>1の場合、Hfの濃度は2〜10atom%範囲でありうる。HfInZnO系の酸化物半導体は非晶質または結晶質でありうる。
第1酸化物半導体層27a及び第2酸化物半導体層27bは、それぞれ別途の組成を持つターゲットを使用して形成できる。すなわち、第1酸化物半導体層27aは、Znの濃度が低い(Zn/In<1)HfInZnO系酸化物半導体製作用ターゲットを使用し、第2酸化物半導体層27bは、Znの濃度が高い(Zn/In>1)HfInZnO系酸化物半導体製作用ターゲットを使用して形成できる。第1酸化物半導体層27a及び第2酸化物半導体層27bは、非晶質または結晶質でありうる。
一方、選択的に第2酸化物半導体層27b上にエッチング停止層(図示せず)を形成してもよい。
また、Zn濃度の異なる3個のターゲットを使用して、酸化物半導体層27を3層で形成できる。この時、ゲート絶縁膜25真上の酸化物半導体層中のZnの濃度を最も低く、最上部の酸化物半導体層中のZnの濃度が最も高く、中間の酸化物半導体層中のZnの濃度を最高値と最低値との間の値を持つように形成できる。
図4Dを参照すれば、酸化物半導体層27及びゲート絶縁膜25上に、Ti、Pt、Ru、Cu、Au、Ag、Mo、Cr、Al、Ta、Wまたはこれらの合金のような金属層またはスズ酸化物、亜鉛酸化物、インジウム酸化物、ITO、IZO、GZO、IGO、AZOのような伝導性酸化物層を形成する。前記金属層または前記伝導性酸化物層をパターニングして、酸化物半導体層27の両側からゲート絶縁層25に延びるソース/ドレイン29を形成する。
図6は、本発明の一実施形態によるTFTを備える有機電界発光素子を説明するための断面図である。
図6を参照すれば、有機電界発光素子300は、アノード電極131、カソード電極137、及びアノード電極131とカソード電極137との間に形成された有機薄膜層135で形成される。有機薄膜層135は、正孔輸送層、有機発光層及び電子輸送層が積層された構造に形成されて、正孔注入層及び電子注入層がさらに備えられうる。
有機電界発光素子300の動作を制御するためのTFT 100は、本発明のHfInZnO系酸化物半導体TFTで形成されている。TFT 100は、基板111上のゲート電極113、ゲート絶縁膜115を介してゲート電極113上に形成されたHfInZnO系酸化物半導体層117、及びHfInZnO系酸化物半導体層117の両側に形成されているソース/ドレイン119を備える。
HfInZnO系酸化物半導体層117は、Znの濃度がHfInZnO系酸化物半導体層117の下部から上部へ行くほど増大できる。選択的に、HfInZnO系酸化物半導体層117は、上部層のZnの濃度が下部層のZnの濃度よりさらに高く形成された積層構造に形成されうる。
ソース/ドレイン119のうち一つに、アノード電極131が電気的に連結されている。一方、有機電界発光素子は、信号を維持するためのキャパシタをさらに備えることができる。
[HfInZnO系酸化物半導体TFTの特性及び安定性の測定]
ガラス基板上にMoで、1000Å厚さかつ幅/長さ150/1000nmのゲート電極を形成した後、基板及びゲート電極上にSiNx/SiOxを400/800Å厚さに形成して(例えば、SiNxを400Å積層し、その上に、SiOxを800Å積層し)、ゲート絶縁膜を形成した。そして、ゲート絶縁膜上にHfInZnO系酸化物半導体層を300〜500Å厚さに形成した。ここで、0<x≦2となる。
HfInZnO系酸化物半導体層は、スパッタチャンバ内でHfO、In、ZnOの3つのターゲットにそれぞれパワーを印加して、コスパッタリングを行って形成してパターニングした。
次いで、HfInZnO系酸化物半導体層上にInを1000Å厚さに形成した後、パターニングして酸化物半導体層の両側で基板に延びるソース/ドレインを形成した。
HfInZnO系酸化物半導体層の形成時、ターゲットに印加するパワーを調節して、HfInZnO系酸化物半導体層中のZnの濃度(原子百分率)を変化させた。他のZnの濃度の酸化物半導体層を持つTFTに対して電気的な特性を測定した。
表1は、Hfの濃度が5atom%である時、Znの濃度によるHfInZnO系酸化物半導体TFTの特性及び安定性を特定した結果であり、図5は、表1のHfInZnO系酸化物半導体TFTの特性及び安定性値を一つのグラフで示したものである。
表1及び図5でZn:Inは、HfInZnO系酸化物半導体内のZn対Inの原子比率を示す。Hf(atom%)は、HfInZnO系酸化物半導体内のHfの濃度(原子百分率)を示す。VTH(しきい電圧)は、電流を流せるようにトランジスタ内にチャンネルが形成されるための最小電圧であり、移動度は、酸化物半導体内でのキャリア(電子)の平均的な速度である。ΔVは、HfInZnO系酸化物半導体がDCストレスを受ける前後のしきい電圧VTHの変化幅である。DCストレスは、1時間に±5Vのゲートバイアスを印加した時のVTH変化量(ΔVTH)である。

Figure 2011129926
表1及び図5を参照すれば、HfInZnO系酸化物半導体内のZn対Inの原子比率が0.69、1.04、1.69、1.94に変わり、Hfの濃度は約5atom%で一定である。この場合に、HfInZnO系酸化物半導体層中のZn:Inの原子比率が大きくなるほど、しきい電圧VTHが大きくなり、移動度は小さくなり、ストレス前後のしきい電圧の変化幅ΔVが小さくなることが分かる。Zn対Inの原子比率が大きくなるほど、しきい電圧と移動度など電気的特性は悪くなり、しきい電圧の変化幅のような素子の安定性は良くなる。なお、Zn、In、Hfの原子百分率は、分散した測定値の平均値(例えば算術平均値)である。これらの合計値は、測定誤差によって100からわずかにずれるが、実質的には100となる。
一方、Zn:In=59:36(1.69)の移動度がZn:In=46:43(1.06)の移動度より大きいのは、Zn:In=59:36(1.69)のHfの濃度が4.6atom%であって、Zn:In=46:43(1.06)のHfの濃度5.0atom%より小さなことに起因する。すなわち、Hfの濃度が5.0atom%であれば、移動度は、Zn:In=46:43(1.06)の移動度よりも小さくなる。
表2は、Hfの濃度(原子百分率)が約7atom%である時、Zn=In及びZn>InでHfInZnO系酸化物半導体TFTの特性及び安定性を特定した結果であり、表3は、Hfの濃度が約8atom%である時、Zn<In及びZn>InでHfInZnO系酸化物半導体TFTの特性及び安定性を特定した結果であり、表4は、Hfの濃度が約10atom%である時、Zn<In及びZn=InでHfInZnO系酸化物半導体TFTの特性及び安定性を特定した結果である。
Figure 2011129926
Figure 2011129926

Figure 2011129926
表2、表3及び表4を参照すれば、Hfの濃度が5atom%である場合と同様に、Zn/Inの比率が大きくなればしきい電圧VTHが大きくなり、しきい電圧VTHの差は、Hfの濃度が高いほどさらに大きく示された。また、Zn/Inの比率が大きくなれば移動度が小さくなった。一方、しきい電圧VTHの変化幅ΔVは、Zn/Inの比率が大きくなれば大きくなり、Zn/Inの比率が小さくなれば小さくなった。
表1ないし表5の結果から、Zn/Inの比率が大きくなれば、すなわち、Znの濃度が高くなれば、しきい電圧や移動度などの電気的な特性が悪くなる一方、しきい電圧の変化量のような安定性は高くなるということが分かる。
表5に、Hfの濃度が2%、13%のときの測定データを示す。
Figure 2011129926
Znの濃度に上の結果から、HfInZnO系酸化物半導体TFTのHfInZnO系酸化物半導体層を、ゲート絶縁膜に隣接した下部は、電気的特性が良くなるようにZnの濃度を低め、連続する工程に露出される上部は、Znの濃度を高めることでHfInZnO系酸化物半導体TFTの電気的特性及び安定性を同時に向上させうることが分かる。
前述した本発明の実施形態では、ボトムゲート構造を持つ逆スタッガード(inverted staggered)型TFT及びその製造方法について説明したが、本発明は、それ以外にもボトムゲート構造を持つ逆コプレーナ(coplanar)型TFTにも同一に適用できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、TFT関連の技術分野に好適に用いられる。
10 酸化物半導体TFT
11 基板
13 ゲート電極
15 ゲート絶縁膜
17 酸化物半導体層
19 ソース/ドレイン

Claims (20)

  1. 基板と、
    前記基板上に設けられたゲート電極と、
    前記ゲート電極及び露出された前記基板上に設けられたゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜上の前記ゲート電極に対向する位置に設けられ、Znの濃度勾配を持つHfInZnO系酸化物半導体からなる酸化物半導体層と、
    前記酸化物半導体層の両側から前記ゲート絶縁膜上に延びるソース及びドレインと、を備えることを特徴とする、薄膜トランジスタ。
  2. 前記酸化物半導体層の下端面からの距離が長くなるほど、Znの濃度が高くなることを特徴とする、請求項1に記載の薄膜トランジスタ。
  3. 前記酸化物半導体層内の前記Znの濃度は、30〜70atom%(原子百分率)(Hf、In、Znのatom%の和は100)の範囲を持つことを特徴とする、請求項1または2に記載の薄膜トランジスタ。
  4. 基板と、
    前記基板上に設けられたゲート電極と、
    前記ゲート電極及び露出された前記基板上に設けられたゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜上の前記ゲート電極と対向する位置に設けられ、HfInZnO系酸化物半導体からなる第1層、及び、前記第1層上に設けられ、前記第1層よりもZn濃度が高いHfInZnO系酸化物半導体からなる第2層を有する酸化物半導体層と、
    前記酸化物半導体層の両側から前記ゲート絶縁膜上に延びるソース及びドレインと、を備えることを特徴とする、薄膜トランジスタ。
  5. 前記第1層のZnの濃度は30〜70atom%の範囲を持ち、前記第2層のZnの濃度は35〜70atom%の範囲を持つことを特徴とする、請求項4に記載の薄膜トランジスタ。
  6. 前記酸化物半導体層中のHfの濃度は2〜13atom%の範囲を持つことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタ。
  7. 前記酸化物半導体層は非晶質であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタ。
  8. 前記酸化物半導体層は結晶質であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタ。
  9. 前記基板と前記ゲート電極との間にバッファ層をさらに備えることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタ。
  10. 前記酸化物半導体層上にエッチング停止膜をさらに備えることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタ。
  11. 基板上にゲート電極を形成する工程と、
    前記ゲート電極及び露出された前記基板上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記ゲート絶縁膜上の前記ゲート電極に対向する位置に、Znの濃度勾配を持つHfInZnO系の酸化物半導体層を形成する工程と、
    前記酸化物半導体層の両側から前記ゲート絶縁膜上に延びるソース及びドレインを形成する工程と、を含むことを特徴とする、薄膜トランジスタの製造方法。
  12. 前記酸化物半導体層を形成する工程は、HfO、In、ZnOの3つのターゲットにそれぞれパワーを印加するコスパッタリングを含むことを特徴とする、請求項11に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  13. 前記酸化物半導体層の下端面からの距離が長くなるほど、Znの濃度が高くなるように前記酸化物半導体層を形成することを特徴とする、請求項11または12に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  14. 前記酸化物半導体層中の前記Znの濃度が30〜70atom%の範囲を持つように前記酸化物半導体層を形成することを特徴とする、請求項11〜13のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  15. 基板上にゲート電極を形成する工程と、
    前記ゲート電極及び露出された前記基板上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記ゲート絶縁膜上の前記ゲート電極に対向する位置に設けられ、HfInZnO系酸化物半導体からなる第1層、及び、前記第1層上に設けられ、前記第1層よりもZn濃度が高いHfInZnO系酸化物半導体からなる第2層を有する酸化物半導体層を形成する工程と、
    前記酸化物半導体層の両側から前記ゲート絶縁膜上に延びるソース及びドレインを形成する工程と、を含むことを特徴とする、薄膜トランジスタの製造方法。
  16. 前記第1層のZnの濃度が30〜70atom%の範囲を持ち、前記第2層のZnの濃度が35〜70atom%の範囲を持つように前記酸化物半導体層を形成することを特徴とする、請求項15に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  17. 前記酸化物半導体層を非晶質状態に形成することを特徴とする、請求項11〜16のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  18. 前記酸化物半導体層を結晶状態に形成することを特徴とする、請求項11〜16のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  19. 前記基板と前記ゲート電極との間にバッファ層を形成する工程をさらに含むことを特徴とする、請求項11〜18のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  20. 前記酸化物半導体層上にエッチング停止膜を形成する工程をさらに含むことを特徴とする、請求項11〜19のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
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