JP2011129299A - リチウムイオン二次電池、車両及び電池搭載機器 - Google Patents

リチウムイオン二次電池、車両及び電池搭載機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 発電要素の内部にスパッタの入り込みを抑制したリチウムイオン二次電池を提供する。そのようなリチウムイオン二次電池を搭載した車両及び電池搭載機器を提供する。
【解決手段】 リチウムイオン二次電池1は、正極集電箔35と、第1正極活物質層31及び第2正極活物質層32とを有する正極板30、負極集電箔45と、第1負極活物質層41及び第2負極活物質層42とを有する負極板40、第1セパレータ20及び第2セパレータ25を有し、これらを捲回軸AXを中心に捲回してなる捲回型発電要素10と、正極集電部材71と、負極集電部材72と、を備え、正極集電箔は第1幅方向DW1の端部に位置する第1正極露出部37を含み、負極集電箔は第2幅方向DW2の端部に位置する第1負極露出部47を含み、捲回型発電要素は、以下のA,Bの少なくともいずれかの形態を有する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、正極板、負極板、第1セパレータ及び第2セパレータを捲回してなる捲回型発電要素(以下、単に発電要素ともいう)と、正極集電部材と負極集電部材とを備えるリチウムイオン二次電池、及び、このリチウムイオン二次電池を搭載した車両及び電池搭載機器に関する。
近年、ハイブリッド自動車やノート型パソコン、ビデオカムコーダなどのポータブル電子機器の駆動用電源に、充放電可能なリチウムイオン二次電池(以下、単に電池ともいう)が利用されている。
このような電池について、特許文献1には、帯状の正極板、負極板及びセパレータからなり、渦巻状に捲回された極板群(捲回型発電要素)と、この極板群の上下から突出したそれぞれの極板の集電部(第1正極露出部,第1負極露出部)の先端部分に溶接された正・負極集電体(正極集電部材,負極集電部材)とを備えた蓄電池(リチウムイオン二次電池)が開示されている。
特開2007−280743号公報
ところで、第1正極露出部と正極集電部材との溶接、第1負極露出部と負極集電部材との溶接では、溶接時に溶接部位からスパッタ(微小の金属異物)が発生し、発電要素に向けて飛散することがある。そして、飛散したスパッタが、セパレータと正極板との間や、セパレータと負極板との間に入り込むと、スパッタを通じて、正極板と負極板との間で短絡する不具合が発生する虞がある。
しかしながら、特許文献1に記載の発電要素の形状では、発電要素の内部にスパッタが入り込むのを防止することはできない。
本発明は、かかる問題点を鑑みてなされたものであって、発電要素の内部にスパッタの入り込みを抑制したリチウムイオン二次電池を提供することを目的とする。また、そのようなリチウムイオン二次電池を搭載した車両及び電池搭載機器を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、帯状の正極集電箔と、この正極集電箔の第1正極主面及び第2正極主面にそれぞれ配置してなる第1正極活物質層及び第2正極活物質層とを有する正極板、帯状の負極集電箔と、この負極集電箔の第1負極主面及び第2負極主面にそれぞれ配置してなる第1負極活物質層及び第2負極活物質層とを有する負極板、いずれも帯状の第1セパレータ及び第2セパレータ、を有し、上記正極板の上記第1正極活物質層と、上記負極板の上記第2負極活物質層との間に上記第1セパレータを、上記負極板の上記第1負極活物質層と、上記正極板の上記第2正極活物質層との間に上記第2セパレータを、それぞれ介在させて、上記正極板、上記負極板、上記第1セパレータ及び上記第2セパレータを、捲回軸を中心に捲回してなる捲回型発電要素と、上記正極板と電気的に接続してなる正極集電部材と、上記負極板と電気的に接続してなる負極集電部材と、を備え、上記正極集電箔は、上記捲回軸に沿う第1幅方向の端部に位置し、上記第1正極主面及び上記第2正極主面が、上記第1正極活物質層及び上記第2正極活物質層から帯状に露出してなる第1正極露出部を含み、上記負極集電箔は、上記第1幅方向とは逆方向の第2幅方向の端部に位置し、上記第1負極主面及び上記第2負極主面が、上記第1負極活物質層及び上記第2負極活物質層から帯状に露出してなる第1負極露出部を含むリチウムイオン二次電池であって、上記捲回型発電要素は、以下のA,Bの少なくともいずれかの形態を有するリチウムイオン二次電池である。
A.上記正極集電箔は、上記第2幅方向の端部に位置し、少なくとも上記第2正極主面が帯状に露出してなる第2正極露出部を含み、上記第1セパレータは、上記第2幅方向の端部であって、上記捲回軸の径方向外側に曲げ返されて、上記正極集電箔の上記第2幅方向の端部を囲むと共に、上記第2正極露出部と、上記第2セパレータとの間に介在する第1曲げ返し端部を含み、上記負極集電箔の上記第1負極露出部に上記負極集電部材を、溶接により接続してなる形態。
B.上記負極集電箔は、上記第1幅方向の端部に位置し、少なくとも上記第2負極主面が帯状に露出してなる第2負極露出部を含み、上記第2セパレータは、上記第1幅方向の端部であって、上記捲回軸の径方向外側に曲げ返されて、上記負極集電箔の上記第1幅方向の端部を囲むと共に、上記第2負極露出部と、上記第1セパレータとの間に介在する第2曲げ返し端部を含み、上記正極集電箔の上記第1正極露出部に上記正極集電部材を、溶接により接続してなる形態。
上述の電池では、発電要素は上述のA,Bの少なくともいずれかの形態を有している。なお、Aの形態を有する発電要素では、第1セパレータが第1曲げ返し端部を含むので、この第1曲げ返し端部により、第2幅方向に位置する第1負極露出部に負極集電部材を溶接する際に発生したスパッタが、第1セパレータと正極板(第1正極活物質層)との間に入り込むのを防止できる。一方、Bの形態を有する発電要素では、第2セパレータが第2曲げ返し端部を含むので、この第2曲げ返し端部により、第1幅方向に位置する第1正極露出部に正極集電部材を溶接する際に発生したスパッタが、第2セパレータと負極板(第1負極活物質層)との間に入り込むのを防止できる。
このように、第1セパレータと第1正極活物質層、及び、第2セパレータと第1負極活物質層との間の少なくともいずれかで、溶接時に生じたスパッタが入り込むのを抑制できる。従って、スパッタによる短絡の発生を抑制した電池とすることができる。
なお、上述のAの形態を有する発電要素としては、例えば、負極集電箔の第1負極露出部に負極集電部材を溶接してなると共に、正極集電箔の第1正極露出部に正極集電部材を溶接してなるものや、第1負極露出部に負極集電部材を溶接してなる一方、第1正極露出部に正極集電部材を溶接以外の手法(例えば、ボルト締結)を用いて電気的に接続してなるものが挙げられる。また、上述のBの形態を有する発電要素としては、例えば、第1正極露出部に正極集電部材を溶接してなると共に、第1負極露出部に負極集電部材を溶接してなるものや、第1正極露出部に正極集電部材を溶接してなる一方、第1負極露出部に負極集電部材を溶接以外の手法(例えば、ボルト締結)を用いて電気的に接続してなるものが挙げられる。
さらに、上述のリチウムイオン二次電池であって、前記捲回型発電要素は、前記A及び前記Bの両方の形態を有するリチウムイオン二次電池とすると良い。
上述の電池では、発電要素は前述のA及びBの両方の形態を有するので、第1セパレータと第1正極活物質層との間にも、及び、第2セパレータと第1負極活物質層との間にも、溶接時に生じたスパッタが入り込むのを抑制できる。従って、前述のAのみ又はBのみの形態を有する発電要素を備える電池よりも、さらに短絡の発生を抑制した電池とすることができる。
さらに、上述のいずれかのリチウムイオン二次電池であって、前記Aの形態において、前記第1セパレータの前記第1曲げ返し端部の第1端部厚みを、前記第2正極活物質層の正極層厚み以下にしてなり、前記Bの形態において、前記第2セパレータの前記第2曲げ返し端部の第2端部厚みを、前記第2負極活物質層の負極層厚み以下にしてなるリチウムイオン二次電池とすると良い。
上述の電池では、発電要素がAの形態を有する場合には、第2正極露出部と第2セパレータとの間に介在する第1曲げ返し端部の第1端部厚みを、同じく第2正極露出部と第2セパレータとの間に介在する第2正極活物質層の正極層厚み以下にしてなる。このため、第2正極露出部と第2セパレータとの間のうち、第1曲げ返し端部の介在する部位が、これに隣接する隣接部位よりも厚くなり、隣接部位で第2正極活物質層と第2セパレータとの間に隙間が生じるのを防止できる。
また、発電要素がBの形態を有する場合には、第2負極露出部と第1セパレータとの間に介在する第2曲げ返し端部の第2端部厚みを、同じく第2負極露出部と第1セパレータとの間に介在する第2負極活物質層の負極層厚み以下にしてなる。このため、第2負極露出部と第1セパレータとの間のうち、第1曲げ返し端部の介在する部位が、これに隣接する隣接部位よりも厚くなり、隣接部位で第2負極活物質層と第1セパレータとの間に隙間が生じるのを防止できる。
或いは、本発明の他の態様は、前述のいずれかに記載のリチウムイオン二次電池を搭載し、このリチウムイオン二次電池に蓄えた電気エネルギを動力源の全部又は一部に使用する車両である。
上述の車両は、短絡の発生を抑制した電池を搭載しているので、安定して使用できる動力源を有する車両とすることができる。
なお、車両としては、電池による電気エネルギを動力源の全部又は一部に使用する車両であれば良く、例えば、電気自動車、ハイブリッド自動車、プラグインハイブリッド自動車、ハイブリッド鉄道車両、フォークリフト、電気車いす、電動アシスト自転車、電動スクータが挙げられる。
或いは、本発明の他の態様は、前述のいずれかに記載のリチウムイオン二次電池を搭載し、このリチウムイオン二次電池に蓄えた電気エネルギを駆動エネルギ源の全部又は一部に使用する電池搭載機器である。
上述の電池搭載機器は、短絡の発生を抑制した電池を搭載しているので、安定して使用できる駆動エネルギ源を有する電池搭載機器とすることができる。
なお、電池搭載機器としては、電池を搭載し、これをエネルギ源の全部又は一部に使用する機器であれば良く、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話、電池駆動の電動工具、無停電電源装置など、電池で駆動される各種の家電製品、オフィス機器、産業機器が挙げられる。
実施形態1にかかる電池の斜視図である。 実施形態1の正極板の斜視図である。 実施形態1の負極板の斜視図である。 実施形態1にかかる電池の拡大断面図(図1のA−A部)である。 実施形態1にかかる電池の拡大断面図(図4のB部)である。 実施形態1にかかる電池の拡大断面図(図4のC部)である。 実施形態1にかかる電池の製造工程の説明図である。 実施形態2にかかる車両の説明図である。 実施形態3にかかるハンマードリルの説明図である。
(実施形態1)
次に、本発明の実施形態1について、図面を参照しつつ説明する。
まず、本実施形態1にかかる電池1について、図1を参照して説明する。
この電池1は、いずれも帯状の正極板30、負極板40、第1セパレータ20及び第2セパレータ25を有し、これらを捲回軸AXを中心に捲回してなる捲回型の発電要素10と、正極板30と電気的に接続してなる正極集電部材と、負極板40と電気的に接続してなる負極集電部材とを備えるリチウムイオン二次電池である(図1参照)。なお、電池1は、リチウムイオンを含む、図示しない電解液と共に、発電要素10を電池ケース80に収容してなる。
この電池ケース80は、共にアルミニウム製の電池ケース本体81及び封口蓋82を有する。このうち電池ケース本体81は有底矩形箱形であり、この電池ケース80と発電要素10との間には、樹脂からなり、箱状に折り曲げた絶縁フィルム(図示しない)が介在させてある。また、封口蓋82は矩形板状であり、電池ケース本体81の開口を閉塞して、この電池ケース本体81に溶接されている。この封口蓋82には、発電要素10(正極板30,負極板40)と接続している正極集電部材71及び負極集電部材72(次述)のうち、それぞれ先端に位置する正極端子部71T及び負極端子部72Tが貫通しており、図1中、上方に向く蓋表面82aから突出している。これら正極端子部91A及び負極端子部92Aと封口蓋82との間には、それぞれ絶縁性の樹脂からなる絶縁部材95が介在し、互いを絶縁している。さらに、この封口蓋82には矩形板状の安全弁97も封着されている。
また、正極集電部材71は、アルミニウム製で、クランク状に屈曲した矩形板状を有する。この正極集電部材71は、発電要素10の正極板30における第1正極露出部37に溶接してなる正極溶接部71Gと、電池1の外部において他部材(例えば、バスバ)と接続可能な正極端子部71Tとを有する。
また、負極集電部材72は、銅製で、正極集電部材71と同様、クランク状に屈曲した矩形板状を有する。この負極集電部材72は、発電要素10の負極板40における第1負極露出部47に溶接してなる負極溶接部72Gと、電池1の外部において他部材(例えば、バスバ)と接続可能な負極端子部72Tとを有する。
また、発電要素10は、帯状の正極板30及び負極板40が、帯状の第1セパレータ20及び第2セパレータ25を介して扁平形状に捲回されてなる捲回型である(図1参照)。具体的には、正極板30の第1正極活物質層31(後述)と、負極板40の第2負極活物質層42(後述)との間に第1セパレータ20を、負極板40の第1負極活物質層41(後述)と、正極板30の第2正極活物質層32(後述)との間に第2セパレータ25を、それぞれ介在させている(図4〜6参照)。
この発電要素10は、後述する正極集電箔35の第1正極露出部37に正極集電部材71を、かつ、後述する負極集電箔45の第1負極露出部47に負極集電部材72を、それぞれ溶接により接続してなる。具体的には、いずれも抵抗溶接によって、正極端子部材71の正極溶接部71Gを第1正極露出部37に、かつ、負極端子部材72の負極溶接部72Gを第1負極露出部47にそれぞれ接続してなる。
このうち、正極板30は、図2の斜視図に示すように、長手方向DLに延びる帯状で、アルミニウム製の正極集電箔35と、この正極集電箔35の第1正極主面35A及び第2正極主面35Bにそれぞれ配置してなる第1正極活物質層31及び第2正極活物質層32とを有している。
このうち、第1正極活物質層31及び第2正極活物質層32はいずれも、LiCoO2からなる正極活物質粒子(図示しない)と、アセチレンブラックからなる導電材(図示しない)と、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)からなる結着材(図示しない)とを含む。また、これら第1正極活物質層31及び第2正極活物質層32の正極層厚みT32は、いずれも35μmである。
また、正極集電箔35は、第1幅方向DW1の端部に位置し、第1正極主面35A及び第2正極主面35Bが、第1正極活物質層31及び第2正極活物質層32から帯状に露出してなる第1正極露出部37と、第1幅方向DW1とは逆方向の第2幅方向DW2の端部に位置し、第2正極主面35Bが帯状に露出してなる第2正極露出部38とを含む。なお、この正極集電箔35は、長手方向DLに捲回してなるので、第1幅方向DW1及び第2幅方向DW2は、捲回時には、捲回軸AXに沿う方向となる。
正極集電箔35のうち第1正極露出部37は、図1において、左側に位置し、上述の正極集電部材71に溶接される(図1参照)。この逆に、第2正極露出部38は、図1中、右側に位置し、自身と第2セパレータ25との間には、図5に示すように、第1セパレータ20の第1曲げ返し端部21(後述)が介在している。
また、負極板40は、図3の斜視図に示すように、長手方向DLに延びる帯状で、銅製の負極集電箔45と、この負極集電箔45の第1負極主面45A及び第2負極主面45Bにそれぞれ配置してなる第1負極活物質層41及び第2負極活物質層42とを有している。
このうち、第1負極活物質層41及び第2負極活物質層42はいずれも、グラファイトからなる負極活物質粒子(図示しない)、及び、PVDFからなる結着材(図示しない)を含む。また、これら第1負極活物質層41及び第2負極活物質層42の負極層厚みT42は、いずれも35μmである。
また、負極集電箔45は、第2幅方向DW2の端部に位置し、第1負極主面45A及び第2負極主面45Bが、第1負極活物質層41及び第2負極活物質層42から帯状に露出してなる第1負極露出部47と、第1幅方向DW1の端部に位置し、第2負極主面45Bが帯状に露出してなる第2負極露出部48とを含む。
負極集電箔45のうち第1負極露出部47は、図1において、右側に位置し、上述の負極集電部材72に溶接される(図1参照)。この逆に、第2負極露出部48は、図1中、右側に位置し、自身と第1セパレータ20との間には、図6に示すように、第2セパレータ25の第2曲げ返し端部26(後述)が介在している。
また、厚みが35μmのポリエチレンからなる第1セパレータ20は、第1正極活物質層31と第2負極活物質層42との間に位置する第1本体部22を有している。この第1本体部22は、正極板30と負極板40との接触を防止している。
このほかに、第1セパレータ20は、図6に示すように、第2幅方向DW2の端部であって、捲回軸AXの径方向DRの外側(図6中、右側)にU字状に曲げ返されて、正極集電箔35の第2幅方向DW2の端部(第2正極露出部38)を囲むと共に、第2正極露出部38と第2セパレータ25との間に介在する第1曲げ返し端部21を有している。
この第1曲げ返し端部21を形成することで、第2幅方向DW2に位置する第1負極露出部47に負極集電部材72を溶接する際に発生したスパッタが、第1セパレータ20の第1本体部22と正極板30の第1正極活物質層31との間に入り込むのが防止されている。なお、この第1曲げ返し端部21の第1端部厚みT21は、第1本体部22と同じ35μmである。また、第2正極露出部38と第2セパレータ25との間に介在する第2正極活物質層32の正極層厚みT32とも等しい。
また、第1セパレータ20と同様、厚みが35μmのポリエチレンからなる第2セパレータ25は、第1負極活物質層41と第2正極活物質層32との間に位置する第2本体部27を有している。この第2本体部27は、正極板30と負極板40との接触を防止している。
このほかに、第2セパレータ25は、図5に示すように、第1幅方向DW1の端部であって、捲回軸AXの径方向DRの外側(図5中、右側)にU字状に曲げ返されて、負極集電箔45の第1幅方向DW1の端部(第2負極露出部48)を囲むと共に、第2負極露出部48と第1セパレータ20との間に介在する第2曲げ返し端部26を有している。
この第2曲げ返し端部26を形成することで、第1幅方向DW1に位置する第1正極露出部37に正極集電部材71を溶接する際に発生したスパッタが、第2セパレータ25の第2本体部27と負極板40の第1負極活物質層41との間に入り込むのが防止されている。なお、この第2曲げ返し端部26の第2端部厚みT26は、第2本体部27と同じ35μmである。また、第2負極露出部48と第1セパレータ20との間に介在する第2負極活物質層42の負極層厚みT42とも等しい。
以上より、本実施形態1にかかる電池1では、第1セパレータ20の第1本体部22と第1正極活物質層31、及び、第2セパレータ25の第2本体部27と第1負極活物質層41との間に、溶接時に生じたスパッタが入り込むのを抑制できる。従って、スパッタによる短絡の発生を抑制した電池1とすることができる。
また、第1曲げ返し端部21及び第2曲げ返し端部26があることにより、第2正極活物質層32と第2セパレータ25の第2本体部27との間や、第2負極活物質層42と第1セパレータ20の第1本体部22との間にスパッタが入り込み難い電池1とすることができる。
また、この電池1では、第1セパレータ20の第1本体部22と第1正極活物質層31との間にも、及び、第2セパレータ25の第2本体部27と第1負極活物質層41との間にも、溶接時に生じたスパッタが入り込むのを抑制できる。従って、正極集電箔が第2正極露出部を含み、第1セパレータが第1曲げ返し端部を含み、第1負極露出部に負極集電部材を、溶接により接続してなる形態のみ、又は、負極集電箔が第2負極露出部を含み、第2セパレータが第2曲げ返し端部を含み、第1正極露出部に正極集電部材を、溶接により接続してなる形態のみの発電要素を備える電池よりも、さらに短絡の発生を抑制した電池1とすることができる。
また、発電要素10では、第2正極露出部38と第2セパレータ25との間に介在する第1曲げ返し端部21の第1端部厚みT21が、同じく第2正極露出部38と第2セパレータ25との間に介在する第2正極活物質層32の正極層厚みT32と等しい。このため、第2正極露出部38と第2セパレータ25との間のうち、第1曲げ返し端部26の介在する部位が、これに隣接する隣接部位よりも厚くなり、隣接部位で第2正極活物質層32と第2セパレータ25との間に隙間が生じるのを防止できる。
また、第2負極露出部48と第1セパレータ20との間に介在する第2曲げ返し端部26の第2端部厚みT26が、同じく第2負極露出部48と第1セパレータ20との間に介在する第2負極活物質層42の負極層厚みT42と等しい。このため、第2負極露出部48と第1セパレータ20との間のうち、第1曲げ返し端部21の介在する部位が、これに隣接する隣接部位よりも厚くなり、隣接部位で第2負極活物質層42と第1セパレータ20との間に隙間が生じるのを防止できる。
次に、本実施形態1にかかる電池1の製造方法について説明する。
まず、正極板30を作製する。具体的には、結着材を溶解したN−メチル−2−ピロリドン(NMP)中に、正極活物質粒子及び導電材をそれぞれ投入し混練してできたペースト(図示しない)を、長手方向DLに延びる帯状の正極集電箔35の第1正極主面35Aに塗布した。なお、この第1正極主面35Aにおける、正極集電箔35の幅方向(第1幅方向DW1,第2幅方向DW2)の両端部にはそれぞれペーストを塗布しない。これにより、第1幅方向DW1の端部には第1正極露出部37が、第2幅方向DW2の端部には第2正極露出部38がそれぞれできる(図2参照)。塗布後、第1正極主面35A上のペーストを乾燥させた。
また、正極集電箔35のうち、第1正極主面35Aの裏側の第2正極主面35Bについても、同様にペーストを塗布した。なお、この第2正極主面35Bにおける、正極集電箔35の第1幅方向DW1の端部にはペーストを塗布しない。これにより、第1幅方向DW1の端部には第1正極露出部37ができる(図2参照)。塗布後、第2正極主面35B上のペーストを乾燥させた。
その後、図示しないロールプレスで、正極集電箔35の第1正極主面35A,第2正極主面35B上で乾燥させたペーストを圧縮し、正極層厚みT32が35μmの第1正極活物質層31と第2正極活物質層32とを有する正極板30を作製した(図2参照)。
一方、負極板40を作製する。具体的には、結着材を溶解したNMP中に前述したグラファイトからなる負極活物質粒子を投入し、混練してできたペースト(図示しない)を、長手方向DLに延びる帯状の負極集電箔45の第1負極主面45Aに塗布した。なお、この第1負極主面45Aにおける、負極集電箔45の幅方向(第1幅方向DW1,第2幅方向DW2)の両端部にはそれぞれペーストを塗布しない。これにより、第2幅方向DW2の端部には第1負極露出部47が、第1幅方向DW1の端部には第2負極露出部48がそれぞれできる(図3参照)。塗布後、第1負極主面45A上のペーストを乾燥させた。
また、負極集電箔45のうち、第1負極主面45Aの裏側の第2負極主面45Bについても、同様にペーストを塗布した。なお、この第2負極主面45Bにおける、負極集電箔45の第2幅方向DW2の端部にはペーストを塗布しない。これにより、第2幅方向DW2の端部には第1負極露出部47ができる(図3参照)。塗布後、第2負極主面45B上のペーストを乾燥させた。
その後、図示しないロールプレスで、負極集電箔45の第1負極主面45A,第2負極主面45B上で乾燥させたペーストを圧縮し、負極層厚みT42が35μmの第1負極活物質層41と第2負極活物質層42とを有する負極板40を作製した(図3参照)。
上述のように作製した正極板30及び負極板40を、いずれも帯状の第1セパレータ20或いは第2セパレータ25と共に捲回し、発電要素10とする。具体的には、捲回軸AXから径方向DRの外側に向かって、第2セパレータ25、負極板40、第1セパレータ20、正極板30の順に重ねた状態で捲回する(図4,7参照)。このとき、正極板30の第1正極活物質層31、及び、負極板40の第1負極活物質層41を径方向DR内側にそれぞれ向くよう、正極板30及び負極板40を配置する。これにより、正極板30の第1正極活物質層31と、負極板40の第2負極活物質層42との間に第1セパレータ20が、負極板40の第1負極活物質層41と、正極板30の第2正極活物質層32との間に第2セパレータ25がそれぞれ介在する(図4参照)。
まず、第2セパレータ25を捲回軸AXの周りに捲回し、その第2セパレータ25の径方向DR外側に負極板40を配置し、第2セパレータ25と共に捲回軸AXの周りに捲回する(図7参照)。そして、捲回した第2セパレータ25のうち、第1幅方向DW1の端部を径方向DR外側に曲げ返して、負極板40の第2負極露出部48の径方向DR外側に第2曲げ返し端部26を形成する。
なお、第2セパレータ25は捲回軸AXを中心に捲回されてなるので、径方向DR外側に曲げ返された第2曲げ返し端部26と、この第2曲げ返し端部26よりも径方向DR内側に位置する第2セパレータ25の第2本体部27との間に径差が生じる。しかるにこれら第2曲げ返し端部26及び第2本体部27はつながっているので、第2セパレータ25のみの場合には、第2曲げ返し端部26が第2本体部27に密着する。従って、第2曲げ返し端部26と第2本体部27との間に第2負極露出部48が位置する場合には、第2曲げ返し端部26は、この第2負極露出部48に密着すると考えられる。
また、第2曲げ返し端部26を形成した第2セパレータ25を捲回する際、第2セパレータ25の第2曲げ返し端部26をヒータ等で加熱して、第2セパレータ25が変形しやすくすると良い。
次いで、負極板40の径方向DR外側に第1セパレータ20を、さらに、その第1セパレータ20の径方向DR外側に正極板30をそれぞれ配置し、これら第1セパレータ20及び正極板30を捲回軸AXの周りに捲回する(図7参照)。そして、上述した第2セパレータ25と同様にして、捲回した第1セパレータ20のうち、第2幅方向DW2の端部を径方向DR外側に曲げ返して、正極板30の第2正極露出部38の径方向DR外側に第1曲げ返し端部21を形成する。
なお、第1セパレータ20は、第2セパレータ25同様、捲回軸AXを中心に捲回されてなるので、第1曲げ返し端部21と第1本体部22との間に径差が生じる。従って、第1曲げ返し端部21と第1本体部22との間に第2正極露出部38が位置する場合には、第1曲げ返し端部21は、この第2正極露出部38に密着すると考えられる。
また、第1曲げ返し端部21を形成した第1セパレータ20を捲回する際、第2セパレータ25と同様、第1セパレータ21の第1曲げ返し端部21をヒータ等で加熱して、第1セパレータ20が変形しやすくすると良い。
以上のようにして、正極板30、負極板40、第1セパレータ20及び第2セパレータ25を、捲回軸AXを中心に捲回した捲回型の発電要素10ができあがる(図1,4参照)。
その後は、正極板30(正極集電箔35)の第1正極露出部37に正極集電部材71の正極溶接部71Gを、負極板40(負極集電箔45)の第1負極露出部47に負極集電部材72の負極溶接部72Gをそれぞれ溶接した。その後、電池ケース本体81に挿入し、前述した電解液60を注入後、封口蓋82で電池ケース本体81を溶接で封口する。かくして、電池1が完成する(図1参照)。
(実施形態2)
本実施形態2にかかる車両200は、前述した電池1を複数含むバッテリパック210を搭載したものである。具体的には、図8に示すように、車両200は、エンジン240、フロントモータ220及びリアモータ230を併用して駆動するハイブリッド自動車である。この車両200は、車体290、エンジン240、これに取り付けられたフロントモータ220、リアモータ230、ケーブル250、インバータ260、及び、矩形箱形状のバッテリパック210を有している。このうちバッテリパック210は、前述した電池1を複数収容してなる。
本実施形態2にかかる車両200は、電池容量の低下を抑制した電池1を搭載しているので、安定した性能の動力源を有する車両200とすることができる。
(実施形態3)
また、本実施形態3のハンマードリル300は、前述した電池1を含むバッテリパック310を搭載したものであり、図9に示すように、バッテリパック310、本体320を有する電池搭載機器である。なお、バッテリパック310はハンマードリル300の本体320のうち底部321に可能に収容されている。
本実施形態3にかかるハンマードリル300は、電池容量の低下を抑制した電池1を搭載しているので、安定した性能の駆動エネルギ源を有する電池搭載機器とすることができる。
以上において、本発明を実施形態1〜3に即して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
例えば、実施形態1では、発電要素10にはA及びBの両方の形態を有するものを示した。即ち、正極集電箔が第2正極露出部を含み、第1セパレータが第1曲げ返し端部を含み、第1負極露出部に負極集電部材を、溶接により接続してなる形態、及び、負極集電箔が第2負極露出部を含み、第2セパレータが第2曲げ返し端部を含み、第1正極露出部に正極集電部材を、溶接により接続してなる形態の、両方の形態を有する捲回型発電要素とした。
しかし、正極集電箔が第2正極露出部を含み、第1セパレータが第1曲げ返し端部を含み、第1負極露出部に負極集電部材を、溶接により接続してなる、Aの形態のみ、又は、負極集電箔が第2負極露出部を含み、第2セパレータが第2曲げ返し端部を含み、第1正極露出部に正極集電部材を、溶接により接続してなる、Bの形態のみを有する発電要素を備える電池としても良い。
また、実施形態1では、発電要素10のうち、第1正極露出部に正極集電部材を溶接すると共に、第1負極露出部に負極集電部材を溶接した。しかし、発電要素に上述のAの形態を有する一方、第1正極露出部と正極集電部材とを溶接以外の手法(例えば、ボルト締結)で電気的に接続しても良い。また逆に、発電要素に上述のBの形態を有する一方、第1負極露出部と負極集電部材とを溶接以外の手法(例えば、ボルト締結)で電気的に接続しても良い。
1 電池(リチウムイオン二次電池)
10 発電要素(捲回型発電要素)
20 第1セパレータ
21 第1曲げ返し端部
25 第2セパレータ
26 第2曲げ返し端部
30 正極板
31 第1正極活物質層
32 第2正極活物質層
35 正極集電箔
35A 第1正極主面
35B 第2正極主面
37 第1正極露出部
38 第2正極露出部
40 負極板
41 第1負極活物質層
42 第2負極活物質層
45 負極集電箔
45A 第1負極主面
45B 第2負極主面
47 第1負極露出部
48 第2負極露出部
71 正極集電部材
72 負極集電部材
200 車両
300 ハンマードリル(電池搭載機器)
AX 捲回軸
DR 径方向
DW1 第1幅方向
DW2 第2幅方向
T21 第1端部厚み
T26 第2端部厚み
T32 正極層厚み
T42 負極層厚み

Claims (5)

  1. 帯状の正極集電箔と、この正極集電箔の第1正極主面及び第2正極主面にそれぞれ配置してなる第1正極活物質層及び第2正極活物質層とを有する正極板、
    帯状の負極集電箔と、この負極集電箔の第1負極主面及び第2負極主面にそれぞれ配置してなる第1負極活物質層及び第2負極活物質層とを有する負極板、
    いずれも帯状の第1セパレータ及び第2セパレータ、を有し、
    上記正極板の上記第1正極活物質層と、上記負極板の上記第2負極活物質層との間に上記第1セパレータを、上記負極板の上記第1負極活物質層と、上記正極板の上記第2正極活物質層との間に上記第2セパレータを、それぞれ介在させて、上記正極板、上記負極板、上記第1セパレータ及び上記第2セパレータを、捲回軸を中心に捲回してなる捲回型発電要素と、
    上記正極板と電気的に接続してなる正極集電部材と、
    上記負極板と電気的に接続してなる負極集電部材と、を備え、
    上記正極集電箔は、
    上記捲回軸に沿う第1幅方向の端部に位置し、上記第1正極主面及び上記第2正極主面が、上記第1正極活物質層及び上記第2正極活物質層から帯状に露出してなる第1正極露出部を含み、
    上記負極集電箔は、
    上記第1幅方向とは逆方向の第2幅方向の端部に位置し、上記第1負極主面及び上記第2負極主面が、上記第1負極活物質層及び上記第2負極活物質層から帯状に露出してなる第1負極露出部を含む
    リチウムイオン二次電池であって、
    上記捲回型発電要素は、以下のA,Bの少なくともいずれかの形態を有する
    リチウムイオン二次電池。
    A.上記正極集電箔は、上記第2幅方向の端部に位置し、少なくとも上記第2正極主面が帯状に露出してなる第2正極露出部を含み、上記第1セパレータは、上記第2幅方向の端部であって、上記捲回軸の径方向外側に曲げ返されて、上記正極集電箔の上記第2幅方向の端部を囲むと共に、上記第2正極露出部と、上記第2セパレータとの間に介在する第1曲げ返し端部を含み、上記負極集電箔の上記第1負極露出部に上記負極集電部材を、溶接により接続してなる形態。
    B.上記負極集電箔は、上記第1幅方向の端部に位置し、少なくとも上記第2負極主面が帯状に露出してなる第2負極露出部を含み、上記第2セパレータは、上記第1幅方向の端部であって、上記捲回軸の径方向外側に曲げ返されて、上記負極集電箔の上記第1幅方向の端部を囲むと共に、上記第2負極露出部と、上記第1セパレータとの間に介在する第2曲げ返し端部を含み、上記正極集電箔の上記第1正極露出部に上記正極集電部材を、溶接により接続してなる形態。
  2. 請求項1に記載のリチウムイオン二次電池であって、
    前記捲回型発電要素は、前記A及び前記Bの両方の形態を有する
    リチウムイオン二次電池。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のリチウムイオン二次電池であって、
    前記Aの形態において、前記第1セパレータの前記第1曲げ返し端部の第1端部厚みを、前記第2正極活物質層の正極層厚み以下にしてなり、
    前記Bの形態において、前記第2セパレータの前記第2曲げ返し端部の第2端部厚みを、前記第2負極活物質層の負極層厚み以下にしてなる
    リチウムイオン二次電池。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のリチウムイオン二次電池を搭載し、このリチウムイオン二次電池に蓄えた電気エネルギを動力源の全部又は一部に使用する車両。
  5. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のリチウムイオン二次電池を搭載し、このリチウムイオン二次電池に蓄えた電気エネルギを駆動エネルギ源の全部又は一部に使用する電池搭載機器。
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