JP2011118333A - インタラクティブボード用透過型スクリーン - Google Patents

インタラクティブボード用透過型スクリーン Download PDF

Info

Publication number
JP2011118333A
JP2011118333A JP2010070752A JP2010070752A JP2011118333A JP 2011118333 A JP2011118333 A JP 2011118333A JP 2010070752 A JP2010070752 A JP 2010070752A JP 2010070752 A JP2010070752 A JP 2010070752A JP 2011118333 A JP2011118333 A JP 2011118333A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fresnel lens
light
interactive
screen
total reflection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010070752A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunobu Ogawa
川 一 信 小
Takeshi Ogawa
川 武 伺 小
Kenji Oki
木 賢 治 大
Tetsuya Sadahiro
弘 哲 弥 貞
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2010070752A priority Critical patent/JP2011118333A/ja
Publication of JP2011118333A publication Critical patent/JP2011118333A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/54Accessories
    • G03B21/56Projection screens
    • G03B21/60Projection screens characterised by the nature of the surface
    • G03B21/62Translucent screens
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/10Optical coatings produced by application to, or surface treatment of, optical elements
    • G02B1/14Protective coatings, e.g. hard coatings
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/02Diffusing elements; Afocal elements
    • G02B5/0205Diffusing elements; Afocal elements characterised by the diffusing properties
    • G02B5/021Diffusing elements; Afocal elements characterised by the diffusing properties the diffusion taking place at the element's surface, e.g. by means of surface roughening or microprismatic structures
    • G02B5/0231Diffusing elements; Afocal elements characterised by the diffusing properties the diffusion taking place at the element's surface, e.g. by means of surface roughening or microprismatic structures the surface having microprismatic or micropyramidal shape
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/02Diffusing elements; Afocal elements
    • G02B5/0273Diffusing elements; Afocal elements characterized by the use
    • G02B5/0278Diffusing elements; Afocal elements characterized by the use used in transmission

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Abstract

【課題】インタラクティブボード用に好適なスクリーンとして、背面側からの斜め入射の映像光を観測者側へ出射させて映り込みのない画像を表示できるとともに、観測者側のスクリーン面にも手書きの書込みがし易いスクリーンを提供する。
【解決手段】本発明によるインタラクティブボード用透過型スクリーンは、入射光側にプリズム部を備えたフレネルレンズシートと、前記フレネルレンズのプリズム部とは反対の面側に設けられた光拡散部材と、前記光拡散部材の出射光側に設けられたハードコート層と、と少なくとも備えてなることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、インタラクティブボード用透過型スクリーンに関し、より詳細には、大画面でも短焦点投射でき、薄型化できる、インタラクティブボード用透過型スクリーンに関する。
近年、ボード上に描いた文字や図形を、そのままパーソナルコンピュータに入力したり、逆にパーソナルコンピュータの画像情報をボード上に投影することができるインタラクティブボードと呼ばれる電子黒板が使用されるようになってきている。例えば、登録実用新案第3093288号公報(特許文献1)には、パーソナルコンピュータ上で表示される画像をボード上に投影でき、かつ手書きされたボード上の文字や画像をパーソナルコンピュータ上に表示できる、インタラクティブボートが提案されている。
上記の公報に提案されているようなインタラクティブボードにおいては、パーソナルコンピュータからの画像がボードの観測者側から投影されるため、ボードに手書きで文字等の情報を書き加える際に、投影画像が遮られるという問題がある。また、ボードの前面に投影機を設置するための場所が必要となる。
上記の問題を解消するには、インタラクティブボードの背面(すなわち、情報入力面とは反対の面)から画像を投影させればよく、例えば、特開2003−276339号公報(特許文献2)には、インタラクティブボードの背面側に投影機を設置して、光透過性のスクリーンの背面から画像を投影させるインタラクティブボードが提案されている。しかしながら、上記公報には、投影機から投影された光を結像させて画像表示を行うスクリーンとしては具体的に示されていない。
ところで、光源部から投射された映像光を観測者側へ出射させて表示する透過型スクリーンが知られている。このような透過型スクリーンとしては、様々な構造のものが提案されており、例えば特開2007−233154号公報(特許文献3)には、フレネルレンズとレンチキュラーレンズとを組み合わせた透過型スクリーンが提案されている。また、特開2004−070188号公報(特許文献4)には、薄型化するために、全反射を利用したフレネルレンズと光拡散シートとの組み合わせが提案されている。このような透過型スクリーンは、観測者側とは反対側の背面側から映像光を投影して使用されるものであり、観察者側に投影機の設置場所を必要としない。
登録実用新案第3093288号公報 特開2003−276399号公報 特開2007−233154号公報 特開2004−070188号公報
特開2007−233154号公報や特開2004−070188号公報において開示されている透過型スクリーンは、観察者側の面に書き込みを行うことができるインタラクティブボートとしての機能を備えたものではなかった。透過型スクリーンをインタラクティブボートとして利用するためには、背面側からの映像光を観測者側へ出射させて映り込みのない画像を表示できるとともに、観測者側のスクリーン面に直接書込みがし易いことが要求される。また、製造コスト等の観点から、連続生産可能な構造であることが要求される。
また、従来のインタラクティブボードは、画像がボードの観測者側から投影されるため、ボードに手書きで文字等の情報を書き加える際に、投影画像が遮られるという問題や、ボードの前面に投影機を設置するための場所が必要となるという問題があった。
本発明者らは、インタラクティブボード用に好適なスクリーンとして、光拡散部材とフレネルレンズとを組み合わせることにより、背面側からの斜め入射の映像光を観測者側へ出射させて映り込みのない画像を表示できるとともに、観測者側のスクリーン面にも手書きの書込みがし易く、かつ連続生産も可能なスクリーンを実現できる、との知見を得た。本発明はかかる知見によるものである。
したがって、本発明の目的は、インタラクティブボード用に好適なスクリーンとして、背面側からの斜め入射の映像光を観測者側へ出射させて映り込みのない画像を表示できるとともに、観測者側のスクリーン面にも手書きの書込みがし易く、且つ連続生産可能な構造のスクリーンを提供することにある。
本発明の第一の態様によるインタラクティブボード用透過型スクリーンは、入射光側にプリズム部を備えたフレネルレンズシートと、前記フレネルレンズのプリズム部とは反対の面側に設けられた光拡散部材と、前記光拡散部材の出射光側に設けられたハードコート層と、を少なくとも備えてなることを特徴とするものである。
また、本発明の第二の態様によるインタラクティブボード用透過型スクリーンは、透明基材の両方の面にそれぞれレンズ部を有するインタラクティブボード用の透過型スクリーンであって、前記透明基材の一方の面である入射光側に全反射の作用を有するプリズムを垂直方向に並べて配置した全反射型リニアフレネルレンズ部と、前記全反射型リニアフレネルレンズ部とは透明基材の反対の面側に全反射型リニアフレネルレンズ部の配置方向と直交方向に並べてプリズムを配置したリニアプリズムレンズ部と、前記リニアプリズムレンズ部の出射光側に設けられた光拡散部材と、前記光拡散部材の出射光側に設けられたハードコート層とを備えてなることを特徴とするものである。
さらに、本発明の別の態様によるインタラクティブボード用透過型スクリーンの製造方法は、上記のインタラクティブボード用透過型スクリーンを製造する方法であって、
a)全反射の作用を有するプリズムを垂直方向に並べて配置した全反射型リニアフレネルレンズ部を成形するための金型を準備する工程と、
b)リニアプリズムレンズ部を成形するための金型を準備する工程と、
c)透明基材を連続的に前記2つの金型へ供給し、前記透明基材と前記2つの金型の間に電離放射線硬化型樹脂を供給し、前記電離放射線硬化型樹脂に電離放射線を照射し、前記電離放射線硬化型樹脂を硬化させ、2つの金型から離型させる工程と、
を含んでなることを特徴とするものである。
また、本発明の別の態様においては、上記の透過型スクリーンからなるインタラクティブボードも提供される。
本発明によれば、入射光側にプリズム部を備えたフレネルレンズシートと、前記フレネルレンズのプリズム部とは反対の面側に設けられた光拡散部材と、前記光拡散部材の出射光側に設けられたハードコート層とを備えた透過型スクリーンを、インタラクティブボードとして使用することにより、映像光をボードの背面側から入射させることができるため、ボードへの書込みの際に表示画像が遮られることがない。さらに、観測者側にハードコート層が配置されているため、観測者側のボード表面を平滑にすることができ、筆記具等によるボードへの書込みもし易く、かつ書込んだ文字や図形等の消去もし易くなる。
また、本発明の第二の態様によるインタラクティブボード用透過型スクリーンは、全反射型リニアフレネルレンズ部とリニアプリズムレンズ部とが直交配置し、さらにそれらレンズと光拡散部材とが組み合わされ、光拡散部材の出射光側表面にハードコート層が設けられていることにより、背面側からの映像光を観測者側へ出射させて映り込みのない画像を表示できるとともに、観測者側のスクリーン面にも手書きの書込みがし易いスクリーンを実現できる。また、全反射型リニアフレネルレンズ部とリニアプリズムレンズ部を基材フィルムの表裏に直交配置する構造とすることにより、連続生産が可能となり、これにより、安価なインタラクティブボード用透過型スクリーンを提供することができる。さらに、前記リニアプリズムレンズ部と前記光拡散部材とを一体化させることにより、インタラクティブボード用透過型スクリーン全体が一体化し、リニアプリズムレンズ部と光拡散部材との間に隙間が生じたり、透明基材の表裏に形成した前記全反射型リニアフレネルレンズ部とリニアプリズムレンズ部とを有する光学シートが容易に変形して解像度の低下や像のゆがみ等の映像の質を低下させることがなくなる。とりわけ、リニアプリズムレンズ部の先端の少なくとも一部を基材と平行方向に平坦化し、光拡散部材と一体化させることにより、インタラクティブボード用透過型スクリーンを容易に一体化させることができる。
さらに、本発明のインタラクティブボード用透過型スクリーンの製造方法によれば、上記したインタラクティブボード用透過型スクリーンを連続的に生産することができ、製造コスト等を低減することができる。
本発明においては、上記したような透過型スクリーンをインタラクティブボードに適用することにより、画質の優れたインタラクティブボードを実現することができる。
本発明のインタラクティブボード用透過型スクリーンの一実施態様を示す断面図である。 本発明のインタラクティブボード用透過型スクリーンの他の実施態様を示す断面図である。 本発明のインタラクティブボード用透過型スクリーンの他の実施態様を示す断面図である。 スクリーンを構成するフレネルレンズの断面形状を示したものである。 フレネルレンズの一部のレンズ部分の断面形状を拡大したものである。 フレネルレンズの一部のレンズ部分の断面形状を拡大したものである。 フレネルレンズの一部のレンズ部分の断面形状を拡大したものである。 サーキュラーフレネルレンズを用いたインタラクティブボード用透過型スクリーンを示す概略図である。 リニアフレネルレンズを用いたインタラクティブボード用透過型スクリーンを示す概略図である。 スクリーンを構成する光拡散部材の断面形状を示したものである。 スクリーンを構成する他の態様の光拡散部材の断面形状を示したものである。 スクリーンを構成する他の態様の光拡散部材の断面形状を示したものである。 図12に示した光拡散部材と水平方向視野角拡大部材との組み合わせにおける光学作用を説明するための模式図である。 本発明の第二の態様によるインタラクティブボード用透過型スクリーンの斜視図を示したものである。 全反射型リニアフレネルレンズ部の光学作用を説明するための模式図である。 リニアプリズム部の光学作用を説明するための模式図である。 本発明によるインタラクティブボード用透過型スクリーンの一実施態様を示す断面図である。 図18(a)は全反射型リニアフレネルレンズ部を成形するための金型の一実施態様を示す斜視図であり、図18(b)は、リニアプリズムレンズ部を成形するための金型の一実施態様を示す斜視図である。 本発明の第二の実施態様によるインタラクティブボード用透過型スクリーンの製造方法の一部を説明するための概略図である。 本発明による透過型スクリーンを用いたインタラクティブボードの断面図を示すものである。 本発明による透過型スクリーンを用いた他の態様のインタラクティブボードの断面図を示すものである。
<第一の態様によるインタラクティブボード用透過型スクリーン>
本発明の第一の態様によるインタラクティブボード用透過型スクリーンは、図1に示すように、入射光側にプリズム部4を備えたフレネルレンズシート1と、フレネルレンズ1のプリズム部4とは反対の面側に設けられた光拡散部材2と、光拡散部材2の出射光側に設けられたハードコート層3と、を少なくとも備えてなるものであり、スクリーン(ボード)の背面側から映像光を照射し、スクリーンの前面から映像光を出光させるものである。このようにインタラクティブボードに透過型スクリーンを適用することにより、映像光をボードの背面側から入射させることができるため、ボードへの書込みの際に表示画像が遮られることがなくなる。
フレネルレンズシート1は、図1に示すように、光拡散部材2の一方の面上に直接形成されていてもよく、また、図2に示すように、フレネルレンズシート1と光拡散部材2とが、接着剤層5を介して張り合わされていてもよい。また、ハードコート層3は、図1に示すように、光拡散部材2の一方の面上に直接形成されていてもよく、また、図3に示されるように、光拡散部材2とハードコート層3とが、接着剤層5を介して張り合わされていてもよい。
以下、本発明の第一の態様によるインタラクティブボード用透過型スクリーンを構成する各部材について説明する。
<フレネルレンズシート>
フレネルレンズシートは、投影機からの照射された映像光を、ボード面に対して略平行な光に変換するものである。インタラクティブボートのスクリーンとして、フレネルレンズシートを適用することにより、インタラクティブボード上に投影される画像の面均一性が向上する。
フレネルレンズシートは、背面側から照射された映像光を集光してスクリーン上に結像させる機能を有するものである。フレネルレンズシートとしては、従来公知のものを使用できるが、屈折型のフレネルレンズを使用するよりも、ハイブリッド型や全反射型のフレネルレンズを使用することにより、スクリーンから投影機までの距離を短くすることができ、インタラクティブボードをよりコンパクトなものとすることができる。図4は、ハイブリッド型フレネルレンズのフレネルレンズ部4の断面形状を示した図である。スクリーン下側(フレネル中心側)からスクリーン上側(フレネル周縁側)に向って、フレネルレンズ部4はその断面形状によって領域4A,4B,4Cの3つの領域に分けることができる。まず基本的な形態として、領域4Aについて説明する。
領域4Aにおける単位プリズム部(ハイブリッド型プリズム部)は、入射面(第2入射面)A1および全反射面A2を有し、頂角が38°の全反射型プリズム部L3と、入射面(第1入射面)A3および無効面A4を有する屈折型プリズム部L1とを備えている。この単位プリズム部とは、隣接する単位プリズム部の無効面A4と全反射面A2との交線である谷線Tから隣の谷線Tまでの間を指しており、単位プリズム部のピッチP=0.05mmとなっている。なお、このピッチP=0.05mmは、他の領域4B,4Cの単位プリズム部も同じ値となっている。
図5〜図7は全反射型プリズム部L3と屈折型プリズム部L1とを説明するための図である。図5は、屈折型プリズム部L1と同等な形状の単位プリズム部のみが形成されたフレネルレンズ(屈折型プリズム部を備えた従来のフレネルレンズ)を示している。入射面A3に投影される光束R1は、入射面A3によって屈折して所望の方向に出光する。しかし、無効面A4に投影される光束R2は、無効面A4によって反射または屈折して、迷光となってしまう。
図6は、全反射型プリズム部L3と同等な形状の単位プリズム部のみが形成されたフレネルレンズ(全反射型プリズム部を備えた従来のフレネルレンズ)を示している。入射面A1に投影される光束のうちで光束R3は、全反射面A2によって全反射して所望の方向に出光する。しかし、残りの光束R4は、全反射面A2に到達することができず、迷光となってしまう。
図7は、上記した実施形態におけるフレネルレンズ部4を示している。フレネルレンズ部4では、全反射型プリズム部L3および屈折型プリズム部L1のみで形成された図5および図6に示したフレネルレンズが所望の方向(本実施形態の場合は、フレネルレンズ部に略垂直な方向)へ出光できない光束の一部を、所望の方向に出光できるように、全反射型プリズム部L3および屈折型プリズム部L1を組み合わせた形状を単位プリズム部としている。
具体的には、全反射型プリズム部L3において全反射面A2に到達しない光束R4が投影される部分に屈折型プリズム部L1が配置されている。したがって、フレネルレンズ部は、光束R4の一部を屈折して所望の方向に偏向して出光するようになっている。この配置は、別の見方をすると、屈折型プリズム部L1において無効面A4に投影される光束R2の光路上に、フレネル中心側の隣接ピッチの全反射型プリズム部L3が配置されているとも見ることができる。したがって、フレネルレンズ部は、光束R2の一部を全反射して所望の方向に偏向して出光するようになっている。すなわち、全反射型プリズム部L3および屈折型プリズム部L1各々の短所を補うことができるような位置にそれぞれが配置されている。
また、図4の領域4Bの1ピッチにおいて、入射面A3を延長した面が周辺側の谷線Tを通り、入射面A1を延長した面がフレネル中心側の谷線Tを通るように、全反射型プリズム部L3および屈折型プリズム部L1が配置されている。
このフレネルレンズ部を含むレンズシートを50インチ程度の大型のレンズシートとした場合、さらには、斜め方向から画像光が投影される場合、フレネルレンズ部の入射位置によって画像光の入射角度の差が大きくなる。全反射型プリズム部L3は、入射角が大きい場合に所望の方向に出光する光束が多くなり、逆に屈折型プリズム部L1は、入射角が小さい場合に所望の方向に出光する光束が多くなる。したがって、入射角が大きい入射位置には全反射型プリズム部L3が、入射角が小さい入射位置には屈折型プリズム部L1がそれぞれ適している。
そこで、図4に示すように、フレネルレンズ部の、スクリーン下側(画像光源に近い側)になる領域4Aでは、屈折型プリズム部L1を主単位プリズム部、全反射型プリズム部L3を副単位プリズム部として、屈折型プリズム部L1の占める割合よりも、全反射型プリズム部L3の占める割合を少なくしている。一方、スクリーン上側(画像光源から遠い側)になる領域4Cでは、全反射型プリズム部L3を主単位プリズム部、屈折型プリズム部L1を副単位プリズム部として、全反射型プリズム部L3の占める割合よりも、屈折型プリズム部L1の占める割合を少なくしている。
ここで、全反射型プリズム部L3および屈折型プリズム部L1が占める割合を変化させるには、国際公開WO2002−027399号に記載されているように、レンズ成形型を切削するバイトの切り込み深さを位置により変化させて、全反射型プリズム部L3および屈折型プリズム部L1の高さが変わるようにして行うことができる。なお、上記文献は引用されることにより、本明細書の開示の一部とされる。
上記の説明においては、フレネルレンズ部4が3種類の領域4A,4B,4Cを備えている例を示したが、この実施形態に限らず、これらの組み合わせを適宜変更しても良い。例えば、領域4Aおよび領域4Bのみでも良いし、領城4A,4B,4Cのいずれか1つの領域であっても良い。
全反射型プリズム部、屈折型プリズム部をそれぞれ主単位プリズム部、副単位プリズム部とした場合を例としたが、この実施形態に限定されず、屈折型プリズム部、全反射型プリズム部をそれぞれ主単位プリズム部、副単位プリズム部とした場合にも適用することが可能である。
以上、単位プリズム部4を並べて配置したフレネルレンズを説明したが、フレネルレンズ部は、図8に示すように、同心円状に単位プリズム部を配置したサーキュラータイプのフレネルレンズであってもよく、また、図9に示すように、レンズ部が水平方向(あるいは垂直方向)に連続するリニアフレネルレンズであってもよい。
フレネルレンズシートを従来公知の方法により作製し、透過型スクリーンを製造する際に組み込んでもよく、また、後記する光拡散部材の基材25に成形して直接フレネルレンズを形成してもよい。
<光拡散部材>
本発明において光拡散部材は、図1に示すように、フレネルレンズシート3とハードコート層3との間に設けられるものであり、フレネルレンズシートを透過した映像光を拡散させて、スクリーン(ボード)の視認性を向上させる機能を有するものである。光拡散部材としては、スクリーン分野において従来公知のものを使用することができるが、インタラクティブボートとした場合のボードへの書き込み等を考慮すると、光拡散部材がある程度の剛性を有している必要がある。光拡散部材の層構成としては、例えば、図10に示すように、後記するような樹脂からなる基材21中に微粒子22を添加したものや、図11に示すように、微粒子22を含む基材21からなる拡散層20と、微粒子を含まない基材21’とを積層したものを好適に使用することができる。また、上記したように光拡散部材の剛性を高めるために、拡散層とフィルム基材とを積層したシートをガラス基材等に貼り合わせた構成としてもよい。このような層構成を有する光拡散部材は、押出し成型により成形した拡散層を後記するような接着剤層を介して基材と積層することにより得ることができる。
光拡散部材に使用する基材の厚さは、上記したように部材の剛性を考慮して適宜選択できる。インタラクティブボードの画面大きさにもよるが、画面サイズが80インチ程度の場合には、図10に示した層構成の光拡散部材では、基材21の厚みが8〜10mmであることが好ましい。また、図11に示した層構成の光拡散部材とする場合、拡散層20の厚みを1mm程度とし、基材21’の厚みを7〜9mmとすることが好ましい。なお、図11に示すように、二層からなる光拡散部材を用いる場合、拡散層20の基材21よりも、微粒子を含まない基材21’の厚みを厚くした方が、より鮮明な画像とすることができる。また、拡散層とフィルム基材とを積層したシートをガラス基材に貼り合わせた構成とする場合、ガラス基材の厚みを4〜6mmとし、拡散層とフィルム基材とを積層したシートの厚みを数百μmとすることができる。
基材21(21’)としては、光透過性の樹脂、例えば、アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、セルロース系樹脂、ポリアミド系樹脂、フッ素系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂や、透明なガラスを好適に使用できる。図10に示すような層構成の光拡散部材とする場合には、上記した樹脂を溶融押出機により押出成形する際に、後記する微粒子を所定量添加することにより、微粒子を含有した基材を得ることができる。また、図11に示すような二層からなる光拡散部材とする場合には、基材シートとして、透明樹脂フィルム、透明樹脂板、透明樹脂シートや透明ガラスを用いることができる。透明樹脂フィルムとしては、トリアセテートセルロース(TAC)フィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ジアセチルセルロースフィルム、アセテートブチレートセルロースフィルム、ポリエーテルサルホンフィルム、ポリアクリル系樹脂フィルム、ポリウレタン系樹脂フィルム、ポリエステルフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリスルホンフィルム、ポリエーテルフィルム、ポリメチルペンテンフィルム、ポリエーテルケトンフィルム、(メタ)アクリルロニトリルフィルム等を好適に使用できる。
微粒子22としては、プラスチックビーズ等の有機フィラーが好適であり、特に透明度が高いものを使用することが好ましい。このようなプラスチックビーズとしては、メラミンビーズ(屈折率1.57)、アクリルビーズ(屈折率1.49)、アクリル−スチレンビーズ(屈折率1.54)、ポリカーボネートビーズ、ポリエチレンビーズ、ポリスチレンビーズ、塩ビビーズ、シリコン系ビーズ(屈折率1.41)等が挙げられるが、図10に示すような層構成とする場合には、基材と微粒子との屈折率差を考慮して、微粒子を適宜選定する必要がある。例えば、基材として、メチルメタクリレート−スチレン樹脂(屈折率約1.55)や、メチルメタクリレート−ブタジエン−スチレン樹脂(屈折率約1.55)を用いる場合、微粒子としてアクリルビーズやシリコン系ビーズを好適に使用することができる。プラスチックビーズの粒径は、特に限定されるものではないが、通常、1〜15μm程度のものが用いられる。また、シリコン系ビーズを用いる場合は、粒径0.5〜5μm程度のものが用いられる。
有機フィラーとして微粒子22を基材21中に混合する場合は、基材を構成する樹脂中で有機フィラーが沈降し易いので、沈降防止のためにシリカ等の無機フィラーを添加してもよい。なお、無機フィラーは添加すればする程有機フィラーの沈降防止に有効であるが、塗膜の透明性に悪影響を与える。従って、好ましくは、粒径0.5μm以下の無機フィラーを、有機フィラー(微粒子22)に対して塗膜の透明性を損なわない程度に、0.1重量%未満程度含ませると沈降を防止することができる。
光拡散部材としては、図10および図11に示した構造のものだけでなく、図12に示すように、基材21中に微粒子22を添加した部材と、レンズ基材25上に光透過部23と光吸収部24とを設けた構造の水平方向視野角拡大部材とを組み合わせて用いてもよい。
水平方向視野角拡大部材における光透過部23は、ポリエチレンテレフタレート等からなるレンズ基材25上に、従来公知のUV成形方法等により形成される。光吸収部24は、略台形状の光透過部23の間に、楔形に成形されて設けられる。この光吸収部は、光透過性の樹脂26に、その表面を光吸収加工した粒子27を混合し、楔形に硬化させたものである。また、光吸収加工した粒子27に、光吸収作用を有する染料や顔料等を追加混合し硬化させたり、光吸収加工した粒子27を用いずに、光吸収作用を有する染料や顔料等を光透過性樹脂26に混合し硬化させたものであってもよい。光透過性樹脂としては、従来公知の電離放射線硬化性樹脂等を好適に使用できる。水平方向視野角拡大部材は、光透過部23、光吸収部24の界面の反射作用を有する形態とすることで、映像光の拡散作用を増加させることができる。図13は、図12に示した光拡散部材と水平方向視野角拡大部材との組み合わせにおける光学作用を示したものである。光透過部23と光吸収部24との界面に当たらない映像光L22は直進し、光透過部23と光吸収部24との界面に当たる映像光L21は反射し、これによって光拡散作用を発揮することができる。また、外光の一部L23は、光吸収部24で吸収され、それによって外光によるコントラストの低下を防止することができる。
また、視野角を広げ、斜め方向からの映像光を反射させるため、水平方向視野角拡大部材の光透過部23の屈折率を光吸収部24よりも高くしてもよい。さらに、微粒子22を含む基材21からなる拡散層20と微粒子を含まない基材21’とを積層した部材と、上記した水平方向視野角拡大部材とを組み合わせてもよい。図10や図11に示した光拡散部材に水平方向視野角拡大部材を組み入れることにより、スクリーンへの外光の映り込みが無く視認性に優れ、コントラストが良好でシャープ感のある画像を実現することができる。また、光拡散部材に着色剤を添加することにより、スクリーンの透過率は低下するものの、画像のコントラストを向上させることができる。
<ハードコート層>
本実施態様において、ハードコート層は、スクリーンの出射光側(スクリーンの前面側)に設けられるものであり、スクリーンの表面の耐擦過性を向上させるとともに、スクリーン自体を平滑化するものである。インタラクティブボードに本発明による透過型スクリーンを適用した場合、出射光側であるスクリーン前面側は、筆記具等により文字や図形等の画像が描写されるスクリーンでもあるため、スクリーン自体に耐擦過性が求められる。また、筆記具で文字等が描き易いように、スクリーン自体の平滑性も必要である。本発明においては、ハードコート層を設けることにより、上記の2点の課題を解決している。
ハードコート層は、スクリーン分野において従来公知のものを適用することができ、例えば、紫外線・電子線によって硬化する樹脂、即ち、電離放射線硬化型樹脂、電離放射線硬化型樹脂に熱可塑性樹脂と溶剤を混合したもの、および熱硬化型樹脂を用いることができるが、これらの中でも電離放射線硬化型樹脂が特に好ましい。
電離放射線硬化型樹脂組成物の被膜形成成分は、好ましくは、アクリレート系の官能基を有するもの、例えば比較的低分子量のポリエステル樹脂、ポリエーテル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アルキッド樹脂、スピロアセタール樹脂、ポリブタジェン樹脂、ポリチオールポリエン樹脂、多価アルコール等の多官能化合物の(メタ)アルリレート等のオリゴマー又はプレポリマー及び反応性希釈剤としてエチル(メタ)アクリレート、エチルヘキシル(メタ)アクリレート、スチレン、メチルスチレン、N−ビニルピロリドン等の単官能モノマー並びに多官能モノマー、例えば、ポリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオール(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート等を比較的多量に含有するものが使用できる。
上記電離放射線硬化型樹脂組成物を紫外線硬化型樹脂組成物とするには、この中に光重合開始剤としてアセトフェノン類、ベンゾフェノン類、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、α−アミロキシムエステル、テトラメチルチュウラムモノサルファイド、チオキサントン類や、光増感剤としてn−ブチルアミン、トリエチルアミン、ポリ−n−ブチルホソフィン等を混合して用いることができる。特に本発明では、オリゴマーとしてウレタンアクリレート、モノマーとしてジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等を混合するのが好ましい。
電離放射線硬化型樹脂組成物の硬化方法としては、前記電離放射線硬化型樹脂組成物の硬化方法は通常の硬化方法、即ち、電子線又は紫外線の照射によって硬化することができる。
例えば、電子線硬化の場合には、コックロフトワルトン型、バンデグラフ型、共振変圧型、絶縁コア変圧器型、直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速機から放出される50〜1000KeV、好ましくは100〜300KeVのエネルギーを有する電子線等が使用され、紫外線硬化の場合には超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク、キセノンアーク、メタルハライドランプ等の光線から発する紫外線等が利用できる。
ハードコート層は、基材上に上記電離放射(紫外線)線硬化型樹脂組成物の塗工液をスピンコート、ダイコート、ディップコート、バーコート、フローコート、ロールコート、グラビアコート等の方法で塗布し、上記のような手段で塗工液を硬化させることにより形成することができる。また、上記した光拡散部材上に直接塗工液を塗布して硬化させることにより、ハードコート層を形成してもよい。
ハードコート層は防眩機能を有していてもよい。防眩機能を付与するためには、ハードコート層中に、シリカなどの無機フィラーを添加したり、直径数μm程度のポリスチレン樹脂やアクリル樹脂等のビーズを分散させることにより、外光を乱反射する微細凹凸を基材表面に形成する。基材にフィラー等を直接添加する以外にも、透明樹脂バインダーに無機フィラー等を添加して塗膜形成したものを基材上に設けてもよい。この場合、使用する透明樹脂バインダーは、電子放射線硬化性樹脂等を好適に使用できる。また、ハードコート層を形成する際に、その表面が微細凹凸となるように賦型してもよい。例えば、基材上に上記電離放射(紫外線)線硬化型樹脂組成物の塗工液を塗布した後、表面に微細凹凸が設けられたロール状の金型により、塗布膜の表面を微細凹凸が形成されるように賦型しながら樹脂の硬化を行うことにより、表面に微細凹凸が設けられたハードコート層を形成することができる。
<接着剤層>
上記したように、フレネルレンズシート1と光拡散部材2とハードコート層3とが直接互いが接した積層構造としてもよいが、図2および図3に示すように、各層が接着剤層を介して積層されていてもよい。接着剤層としては、従来公知の感圧粘着剤やUV硬化型粘着剤を使用することができ、例えば、アクリル酸エステル系の粘着剤、ウレタンアクリレート系粘着剤、エポキシアクリレート系粘着剤等が挙げられる。上記した粘着剤のなかでも、各層ないし部材の屈折率と同程度の屈折率を有する粘着剤を用いることにより、界面で生じる反射を抑制することができる。粘着剤との組合せにおいては、接着しようとする層(部材)と接着剤層との屈折率差が0.1以下となるように、適宜、両者を選択することが好ましい。
上記した粘着剤を、転写印刷、ナイフコーター、ロールコーター、コンマコーター、グラビアコーター等の通常使用されている塗布方法により、各層(ないし部材)に塗布して、赤外線、熱風、蒸気等により加熱乾燥することにより、接着剤層を介して各層を積層させたり、あるいは各層(ないし部材)に塗布し、紫外線の照射により粘着剤を硬化させることにより、接着剤層を介して各層を積層することができる。
<その他の層および手段>
本発明においては、ハードコート層の出射光側に、反射防止層や位置情報検出手段をさらに設けてもよい。
反射防止層は、高屈折率層と低屈折率層が順に積層されたものが一般的であるが、これ以外の積層構造を持つものもある。高屈折率層は、例えば、ZnOやTiOの素材の薄膜、もしくはこれらの素材の微粒子が分散した透明樹脂膜である。また、低屈折率層は、SiOからなる薄膜、もしくはSiOゲル膜、または、フッ素含有の、もしくはフッ素およびケイ素含有の透明樹脂膜である。反射防止層が積層されたことにより、積層された側の外光等の不要な光の反射を低下させ、画像もしくは映像のコントラストを高めることができる。
あるいは、低屈折率成分と高屈折成分とをそれぞれ交互に、蒸着やスパッタ等の乾式法、あるいは塗工等の湿式法により、ハードコート層上に積層することにより形成できる。また、シートないしフィルムに反射防止膜を形成したものをハードコート層上に設けてもよい。
スクリーンには位置情報検出手段を設けてもよい。例えば、従来公知のタッチセンサー等をハードコート層と光拡散部材との間に設けることができる。位置情報検出手段を備えることにより、インタラクティブボードに適用した場合に、パーソナルコンピュータから投影される画像情報とスクリーン(ボード)上に書き込まれた文字や図形情報とを双方向にやりとりできるようになる。タッチセンサーとしては、抵抗膜方式、静電容量方式、超音波方式、電磁誘導方式、赤外線方式、画像認識方式等の公知の方式を採用することができる。一例として赤外線方式を採用する場合、例えば、スクリーン(ボード)の背面側(即ち、投影光源側)に、スクリーンの背面に赤外光を投影する赤外光源と、その赤外光を検出可能な赤外光検出器とを設置しておくことにより、ボード上に書き込まれた文字や図形等の位置情報を検出して、画像情報装置へ伝送することができる。その結果、パーソナルコンピュータ等の画像情報装置からの画像情報と、インタラクティブボード上に書き込まれた文字等の情報とを双方向でやりとりすることができる。
<第二の態様によるインタラクティブボード用透過型スクリーン>
図14は、本発明の第二の態様によるインタラクティブボード用透過型スクリーンの斜視図を示したものである。
図14に示すように、本実施態様のインタラクティブボード用透過型スクリーン10は、透明基材32の両方の面にそれぞれレンズ部31,33を有するインタラクティブボード用の透過型スクリーンであって、前記透明基材32の一方の面である入射光側に全反射の作用を有するプリズムを垂直方向に並べて配置した全反射型リニアフレネルレンズ部31と、前記全反射型リニアフレネルレンズ部31が配置された透明基材32の反対の面側に全反射型リニアフレネルレンズ部31の配置方向と直交方向に並べてプリズムを配置したリニアプリズムレンズ部33と、前記リニアプリズムレンズ部33の出射光側に設けられた光拡散部材34と、前記光拡散部材34の出射光側に設けられたハードコート層35とを、を少なくとも備えている。
インタラクティブボード用透過型スクリーン10は、上記した第一の実施態様によるインタラクティブボード用透過型スクリーンと同様に、インタラクティブボード用透過型スクリーン10の背面側から投影機から映像光を照射し、インタラクティブボード用透過型スクリーン10の前面から映像光を出光させるものである。このようにインタラクティブボード用透過型スクリーンを適用することにより、映像光をインタラクティブボード透過型スクリーン10の背面側から入射させることができるため、インタラクティブボードへの書込みの際に表示画像が遮られることがなくなる。
以下、本発明の第二の態様によるインタラクティブボード用透過型スクリーンを構成する各部材について説明する。
<全反射型リニアフレネルレンズ部>
入射光側に全反射の作用を有するプリズムを垂直方向に配置した全反射型リニアフレネルレンズ部31は、図15に示すように、投影機から拡大投射される映像光L1を、全反射型リニアフレネルレンズ部31のプリズムの第1の面31aで屈折し、全反射型リニアフレネルレンズ部31の第2の面31bで全反射させて、インタラクティブボード用透過型スクリーンの略垂直方向へ映像光を偏向させる機能を有する。
本実施態様においては、全反射型リニアフレネルレンズ部31は、水平方向へ伸び垂直方向に配置されているので、拡大投射される映像光を主に垂直方向に関して集光させるものである。また、図15(透明基材22よりも出射側の層の記載は省略)に示すように、全反射型リニアフレネルレンズ部31は、第1の面31aと第2の面31bを有し、その頂角はα1で、第1の面31aの斜面角度はα2で、第2の面31bの斜面角度はα3で、全反射型リニアフレネルレンズ部31の出射側(観察者側)に透明基材32を有する。α1、α2、α3、の3つの角度は、拡大投射される光学条件と、全反射型リニアフレネルレンズの成形性を考慮して、適宜、設定される。入射光側のレンズ部として、全反射型リニアフレネルレンズ部31について説明したが、本発明においては、全反射型リニアフレネルレンズ部に代えて、上記したような、全反射作用を有するプリズムと屈折作用を有するプリズムとを両方備えたハイブリッド型のリニアフレネルレンズ部を用いてもよい。
<リニアプリズムレンズ部>
リニアプリズム部33は、上記した全反射型リニアフレネルレンズ部31とは透明基材32の反対の面側に全反射型リニアフレネルレンズ部31の配置方向と直交方向にプリズムを並べて配置したものである。図16に、リニアプリズム部の拡大断面図を示す。図16に示すように、リニアプリズム部33は、投影機から拡大投射される映像光L11、L12を、リニアプリズム部33のプリズムの第1の面33aで屈折させて、インタラクティブボード用透過型スクリーンの略垂直方向へ映像光を偏向させる機能を有する。リニアプリズム部33は、全反射型リニアフレネルレンズ部31とプリズムの向きが直交配置され、垂直方向へ伸び水平方向に配置されているので、拡大投射される映像光を主に水平方向に関して集光させることができる。上記した全反射型リニアフレネルレンズ部と、直交方向に配置されるリニアプリズム部との組み合わせにより、映像光が垂直方向と水平方向に集光され、インタラクティブボードの正面にいる利用者へ、映像光の明るさ分布の良い、良好な映像を提供できる。
次に、このリニアプリズム部の光学作用について、図16を参照しながら説明する。リニアプリズム部33は、透明基材32の出射側に配置され、プリズムは第1の面33aと立ち上がり面である第2の面33bを有し、そのプリズム角はβ1で、立ち上がり面である第2の面33bの斜面角度はβ2である。β1、β2、の2つの角度は、拡大投射される光学条件と、リニアプリズム部の成形性を考慮して、適宜、設定される。
リニアプリズム部33より出射側に配置される光拡散部材34(図示せず)と、透明基材32の一方の面である入射光側に配置した全反射型リニアフレネルレンズ部31と、透明基材32の反対面側に配置したリニアプリズムレンズ部33とを、一体化させるために、リニアプリズムレンズ部33のプリズムの頂部33cを加工し平坦面33dとしても良い。本実施態様においては、全反射型リニアフレネルレンズ部31やリニアプリズム部33を成形する時に、透明基材を利用し、両面をそれぞれの形状に形成することができるが、透明基材は適宜省略しても良い。透明基材を省略する場合、両面それぞれの光学形状を有する部分(レンズ部やプリズム部)を除いた基部を透明基材に相当するものと考えることができる。
透明基材としては、透明基材としては、透明樹脂フィルム、透明樹脂板、透明樹脂シートを用いることができる。透明樹脂フィルムとしては、トリアセテートセルロース(TAC)フィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ジアセチルセルロースフィルム、アセテートブチレートセルロースフィルム、ポリエーテルサルホンフィルム、ポリアクリル系樹脂フィルム、ポリウレタン系樹脂フィルム、ポリエステルフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリスルホンフィルム、ポリエーテルフィルム、ポリメチルペンテンフィルム、ポリエーテルケトンフィルム、(メタ)アクリルロニトリルフィルム等を好適に使用できる。基材の厚さは適宜選択でき、通常25〜500μm程度である。
<光拡散部材>
光拡散部材は、リニアプリズム部33を透過した映像光を拡散させて、スクリーン(ボード)の視認性を向上させる機能を有するものである。光拡散部材としては、スクリーン分野において従来公知のものを使用することができる。本実施態様によるインタラクティブボードに透過型スクリーンにおいては、光拡散部材として、本発明の第一の実施態様と同様のものを用いることが好ましい。
リニアプリズム部33と光拡散部材34とは、本発明の第一の実施態様と同様に、互いが接した積層構造としてもよく、また、各層が接着剤層を介して積層されていてもよい。接着剤層としては、上記した本発明の第一の実施態様と同様のものを用いることができる。接着剤層を介してリニアプリズム部と光拡散部材とを積層する場合、図16に示したように、リニアプリズム部33のプリズムの頂部33cを加工し、拡大投影される映像光L11,L12が通過しない領域に、平坦面33dを設ける。このリニアプリズム部33のプリズムの平坦面33dの表面を接合層36とし、光拡散部材34と一体化することができる。図17に示すように、各部材を一体化構造とすることにより、映像光のロスがなく、明るく、良質な映像を提供できるようになる。さらに、インタラクティブボード用透過型スクリーンが一体化されるので、2枚の光学シートを積層させたインタラクティブボード用透過型スクリーンで問題となる、光学シート間に発生する隙間や傷の発生等による映像品質の低下の問題を解消することができる。
<ハードコート層>
本実施態様において、ハードコート層35は、図17に示されるように、スクリーンの出射光側(スクリーンの前面側)に設けられるものであり、スクリーンの表面の耐擦過性を向上させるとともに、スクリーン自体を平滑化するものである。インタラクティブボードに本発明による透過型スクリーンを適用した場合、出射光側であるスクリーン前面側は、筆記具等により文字や図形等の画像が描写されるスクリーンでもあるため、スクリーン自体に耐擦過性が求められる。また、筆記具で文字等が描き易いように、スクリーン自体の平滑性も必要である。本発明においては、ハードコート層を設けることにより、上記の2点の課題を解決している。本実施態様によるインタラクティブボードに透過型スクリーンにおいては、ハードコート層として、本発明の第一の実施態様と同様のものを用いることが好ましい。
<その他の層および手段>
本実施態様においては、ハードコート層の出射光側に、反射防止層や位置情報検出手段をさらに設けてもよく、これら反射防止層や位置情報検出手段としては、本発明の第一の実施態様によるインタラクティブボードに透過型スクリーンと同様のものを使用することができる。
<インタラクティブボード用透過型スクリーンの製造方法>
本発明によるインタラクティブボード用透過型スクリーンの製造方法は、a)全反射の作用を有するプリズムを垂直方向に並べて配置した全反射型リニアフレネルレンズ部を成形するための金型を準備する工程と、b)リニアプリズムレンズ部を成形するための金型を準備する工程と、c)透明基材を連続的に前記2つの金型へ供給し、前記透明基材と前記2つの金型の間に光硬化性樹脂を供給し、前記光硬化性樹脂に光を照射し、前記光硬化性樹脂を硬化させ、2つの金型から離型させる工程とを含む。先ず、全反射の作用を有するプリズムを垂直方向に並べて配置した全反射型リニアフレネルレンズ部を成形するための金型、リニアプリズムレンズ部を成形するための金型を説明する。
図18(a)はプリズム形状がロール金型の円周方向に形成された金型であり、全反射の作用を有するプリズムを垂直方向に並べて配置した全反射型リニアフレネルレンズ部を成形するための金型51とすることができる。また、図18(b)はプリズム形状がロール金型の軸方向に形成られた金型であり、リニアプリズムレンズ部を成形するための金型52とすることができる。
上記例とは逆に、全反射の作用を有するプリズムを垂直方向に並べて配置した全反射型リニアフレネルレンズ部を図18(b)の形態とし、リニアプリズムレンズ部を成形するための金型を図18(a)の形態としてもよい。
図19は、本発明の第二の実施態様によるインタラクティブボード用透過型スクリーンを構成する透明基材の一方の面に配置した全反射型リニアフレネルレンズ部と、透明基材の反対側の面に側に配置したリニアプリズムレンズ部とを有する光学シートの製造方法の一例を示す概略図である。先ず、2種類の金型51,52を準備する。次に、透明基材22を連続的に2つの金型51,52へ供給する。透明基材22を金型51へ通す前に、流動性のある電離放射線硬化型樹脂を供給装置71より供給する。金型51とそのバックアップロール61の間で、電離放射線硬化型樹脂を金型形状に流動させ電離放射線照射装置81で硬化させ、その後離型する。
次に、透明基材22を金型52へ供給する。金型52へ通す前に、流動性のある電離放射線硬化型樹脂を供給装置72より供給する。金型52とそのバックアップロール62の間で、電離放射線硬化型樹脂を金型形状に流動させ電離放射線照射装置82で硬化させ、その後離型する。
上記のようにして、透明基材の一方の面である入射光側に全反射の作用を有するプリズムを垂直方向に並べて配置した全反射型リニアフレネルレンズ部と、前記全反射型リニアフレネルレンズ部とは透明基材の反対の面側に全反射型リニアフレネルレンズ部の配置方向と直交方向に並べてプリズムを配置したリニアプリズムレンズ部とを有する光学シートを成形することができる。本発明の製造方法によれば、インタラクティブボード用透過型スクリーンをインラインで連続生産が可能となり、安価で良質なインタラクティブボード用透過型スクリーンを得ることができる。
<インタラクティブボード>
上記した透過型スクリーンをインタラクティブボードに適用した例を図20に示す。インタラクティブボード13は、スクリーン固定台11とボード(スクリーン)10とから構成される。そして、パーソナルコンピュータ等(図示せず)からの画像情報は、投影機6によりレンズ12を通じてボード(スクリーン)10の背面から投影され、ボード10の前面に表示される。ボード10の前面は、筆記具等により通常のホワイトボードと同様に文字や図形等を描画することができ、また、描いた文字や図形を消すこともできる。本発明の実施態様においては、図21に示すように、投影機6をスクリーン固定台11とボード(スクリーン)10と一体化させたものでもよい。この場合、投影機からの投影光は、反射鏡12bと12aとにより反射し、ボード10の背面側から入射することになる。
上記した本発明によるインタラクティブボートと、マーカーやタッチペン等の入力手段と、パーソナルコンピュータ等の画像情報装置とを少なくとも含むインタラクティブボードシステムは、パーソナルコンピュータとインタラクティブボードとが双方向で情報を伝送できる。例えばパーソナルコンピュータの画像情報をボード上に投影しつつ、ボード上に書き込まれた文字や図形等の情報をパーソナルコンピュータへ伝送することができる。従って、複数のパーソナルコンピュータをインターネットに接続した状態でインタラクティブボードを使用すれば、遠隔地であっても文字や図形等の情報を相互に共有することができるため、テレビ会議システム等との併用により遠隔地にいる者どうしの会議を非常に効率的に行うことができる。
1 フレネルレンズシート
2,34 光拡散部材
3,35 ハードコート層
4 フレネルレンズ部
5 接着剤層
6 投影機
10 透過型スクリーン
11、11’ ボード取り付け台
12 レンズ
12a、12b 反射鏡
20 拡散層
21、21’ 基材
22 微粒子
23 水平方向視野角拡大部材の光透過部
24 水平方向視野角拡大部材の光吸収部
25 水平方向視野角拡大部材の基材
26 光透過性樹脂
27 着色粒子
31 全反射型リニアフレネルレンズ部
32 透明基材
33 リニアプリズムレンズ部
51、52 金型
61、62 バックアップロール
71、72 電離放射線硬化型樹脂供給装置
81、82 電離放射線照射装置

Claims (14)

  1. 入射光側にプリズム部を備えたフレネルレンズシートと、前記フレネルレンズのプリズム部とは反対の面側に設けられた光拡散部材と、前記光拡散部材の出射光側に設けられたハードコート層と、を少なくとも備えてなることを特徴とする、インタラクティブボード用透過型スクリーン。
  2. 前記フレネルレンズシートが屈折フレネルレンズ、全反射フレネルレンズ、または屈折フレネルレンズと全反射フレネルレンズとの組合せ、からなる、請求項1に記載のインタラクティブボード用透過型スクリーン。
  3. 前記フレネルレンズシートがサーキュラーフレネルレンズまたはリニアフレネルレンズからなる、請求項1または2に記載のインタラクティブボード用透過型スクリーン。
  4. 前記フレネルレンズシートと前記光拡散部材とが、接着剤層を介して直接張り合わされている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のインタラクティブボード用透過型スクリーン。
  5. 前記光拡散部材の一方の面に、直接フレネルレンズ形成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のインタラクティブボード用透過型スクリーン。
  6. 透明基材の両方の面にそれぞれレンズ部を有するインタラクティブボード用の透過型スクリーンであって、
    前記透明基材の一方の面である入射光側に全反射の作用を有するプリズムを垂直方向に並べて配置した全反射型リニアフレネルレンズ部と、
    前記全反射型リニアフレネルレンズ部とは透明基材の反対の面側に全反射型リニアフレネルレンズ部の配置方向と直交方向に並べてプリズムを配置したリニアプリズムレンズ部と、
    前記リニアプリズムレンズ部の出射光側に設けられた光拡散部材と、
    前記光拡散部材の出射光側に設けられたハードコート層と、
    を備えてなることを特徴とする、インタラクティブボード用透過型スクリーン。
  7. 前記リニアプリズムレンズ部と前記光拡散部材とが一体化されている、請求項6に記載のインタラクティブボード用透過型スクリーン。
  8. 前記リニアプリズムレンズ部の先端の少なくとも一部を前記透明基材と平行方向に平坦化して、前記光拡散部材と一体化させた、請求項7に記載のインタラクティブボード用透過型スクリーン。
  9. 前記光拡散部材と前記ハードコート層とが、接着剤層を介して張り合わされている、請求項1〜8のいずれか一項に記載のインタラクティブボード用透過型スクリーン。
  10. 前記光拡散部材の一方の面に、直接ハードコート層形成されている、請求項1〜9のいずれか一項に記載のインタラクティブボード用透過型スクリーン。
  11. 前記ハードコート層の出射光側に、反射防止層または位置情報検出手段を備える、請求項1〜10のいずれか一項に記載のインタラクティブボード用透過型スクリーン。
  12. 請求項6〜11のいずれか一項に記載のインタラクティブボード用透過型スクリーンの製造方法であって、
    a)全反射の作用を有するプリズムを垂直方向に並べて配置した全反射型リニアフレネルレンズ部を成形するための金型を準備する工程と、
    b)前記リニアプリズムレンズ部を成形するための金型を準備する工程と、
    c)透明基材を連続的に前記2つの金型へ供給し、前記透明基材と前記2つの金型の間に電離放射線硬化型樹脂を供給し、前記電離放射線硬化型樹脂に電離放射線を照射し、前記電離放射線硬化型樹脂を硬化させ、2つの金型から離型させる工程と、
    を含んでなることを特徴とする、インタラクティブボード用透過型スクリーンの製造方法。
  13. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の透過型スクリーンからなるインタラクティブボード。
  14. 請求項13に記載のインタラクティブボードを備えたインタラクティブボードシステム。
JP2010070752A 2009-03-26 2010-03-25 インタラクティブボード用透過型スクリーン Pending JP2011118333A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010070752A JP2011118333A (ja) 2009-03-26 2010-03-25 インタラクティブボード用透過型スクリーン

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009076222 2009-03-26
JP2009076222 2009-03-26
JP2009198050 2009-08-28
JP2009198050 2009-08-28
JP2009248670 2009-10-29
JP2009248670 2009-10-29
JP2010070752A JP2011118333A (ja) 2009-03-26 2010-03-25 インタラクティブボード用透過型スクリーン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011118333A true JP2011118333A (ja) 2011-06-16

Family

ID=42781060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010070752A Pending JP2011118333A (ja) 2009-03-26 2010-03-25 インタラクティブボード用透過型スクリーン

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8634136B2 (ja)
EP (1) EP2413187A4 (ja)
JP (1) JP2011118333A (ja)
CN (1) CN102365583B (ja)
WO (1) WO2010110369A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013041122A (ja) * 2011-08-16 2013-02-28 Dainippon Printing Co Ltd インタラクティブボード用の透過型スクリーン、インタラクティブボード、インタラクティブボードシステム
JP2018120008A (ja) * 2017-01-23 2018-08-02 大日本印刷株式会社 スクリーン、映像表示装置

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN202614963U (zh) * 2011-05-13 2012-12-19 夏普株式会社 光扩散部件和显示装置
JP6312072B2 (ja) * 2012-12-26 2018-04-18 株式会社ジャパンディスプレイ 液晶表示装置
US8915002B2 (en) 2013-01-31 2014-12-23 3M Innovative Properties Company Self illuminated signage for printed graphics
US9082326B2 (en) 2013-05-02 2015-07-14 3M Innovative Properties Company Self illuminated shaped and two-sided signage for printed graphics
US9070312B2 (en) 2013-11-05 2015-06-30 3M Innovative Properties Company Hybrid self illuminated and actively back lit signage for printed graphics
CN110441982B (zh) * 2014-02-14 2021-10-15 大日本印刷株式会社 屏幕框体和影像显示系统
CN103995426B (zh) * 2014-05-29 2015-11-18 清华大学深圳研究生院 一种立体投影显示装置
EP3151062A4 (en) * 2014-06-02 2018-04-18 Asahi Glass Company, Limited Video projection structure, production method for video projection structure, video projection method, and automobile window
JP6547270B2 (ja) * 2014-10-10 2019-07-24 株式会社リコー 光源装置及びこの光源装置を有する画像投影装置
US11635562B2 (en) * 2015-02-16 2023-04-25 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Image source unit, and liquid crystal display device
CN104699300B (zh) * 2015-03-05 2018-07-06 业成光电(深圳)有限公司 基板结构
JP7349353B2 (ja) * 2017-03-16 2023-09-22 ソニーグループ株式会社 光学部品、光学部品の製造方法、及び画像表示装置
CN108663893B (zh) * 2017-03-29 2020-10-23 台湾扬昕股份有限公司 背投影屏幕
CN107740994B (zh) * 2017-09-04 2020-01-21 苏州宝瑞德纳米光学材料有限公司 Led灯用微结构防眩光膜或板及其制备方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001154274A (ja) * 1999-11-25 2001-06-08 Hitachi Ltd スクリーンユニット及びこれを用いた投写形表示装置
JP2003136892A (ja) * 2001-11-02 2003-05-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子黒板
JP2003149744A (ja) * 2001-11-09 2003-05-21 Mitsubishi Electric Corp 画像表示システム
JP2004004148A (ja) * 2001-05-14 2004-01-08 Dainippon Printing Co Ltd プロジェクションスクリーン用シート、光拡散シート、及びプロジェクションスクリーン
JP2006178041A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Asahi Kasei Corp 反射防止拡散板
JP2006259028A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Mizuno Corp 透過型スクリーンとその製造法
JP2007316415A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Dainippon Printing Co Ltd シート状部材、透過型スクリーンおよび背面投射型映像表示装置
JP2008039988A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Dainippon Printing Co Ltd 透過型スクリーン用光学部材およびこの透過型スクリーン用光学部材を具備するディスプレイ装置
JP2008250158A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Toppan Printing Co Ltd フレネルレンズシート及び透過型スクリーン並びに投射型映像表示装置

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01224736A (ja) * 1988-03-04 1989-09-07 Mitsubishi Rayon Co Ltd 書写機能をもつた背面投影スクリーン
JP3337469B2 (ja) * 1988-07-14 2002-10-21 カシオ計算機株式会社 情報処理装置
JPH0293172A (ja) * 1988-09-29 1990-04-03 Komatsu Ltd フローティングシールの焼結合金製シールリングおよびその製造方法
JPH0294863A (ja) * 1988-09-30 1990-04-05 Canon Inc 板書記録装置
JP2830153B2 (ja) 1989-09-06 1998-12-02 松下電器産業株式会社 回路パターンのスクリーン印刷装置
KR20010099829A (ko) * 1998-12-18 2001-11-09 추후제출 투과형 스크린
CA2393022C (en) 2000-09-29 2005-09-06 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Fresnel lens, screen, image displaying device, lens forming mold manufacturing method and lens manufacturing method
US6822792B2 (en) * 2001-05-14 2004-11-23 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Sheet for use for projection screen, light diffusion sheet and projection screen
JP2003276399A (ja) 2002-03-25 2003-09-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 位置検出方法および装置ならびに電子黒板装置
JP2003276339A (ja) 2002-03-25 2003-09-30 Fuji Photo Film Co Ltd 感熱記録材料
JP2004070188A (ja) 2002-08-09 2004-03-04 Dainippon Printing Co Ltd フレネルレンズ
JP3093288U (ja) 2002-10-08 2003-04-25 キャビン工業株式会社 インタラクティブボード
JP2005010730A (ja) * 2003-05-28 2005-01-13 Mitsubishi Electric Corp 透過型スクリーン及び投写型表示装置
JP2005241920A (ja) * 2004-02-26 2005-09-08 Dainippon Printing Co Ltd 光拡散性スクリーン
JPWO2006009193A1 (ja) * 2004-07-23 2008-05-01 株式会社クラレ 背面投射型スクリーン及び背面投射型プロジェクション装置
JP2006065185A (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Dainippon Printing Co Ltd 透過型スクリーン及びその製造方法並びに背面投射型表示装置
US7322731B2 (en) * 2005-06-24 2008-01-29 3M Innovative Properties Company Color mixing illumination light unit and system using same
JP4967377B2 (ja) 2006-03-02 2012-07-04 大日本印刷株式会社 透過型スクリーンおよび背面投射型映像表示装置
JP2007293172A (ja) 2006-04-27 2007-11-08 Toppan Printing Co Ltd フレネルレンズシートおよび透過型プロジェクションテレビ
JP5503841B2 (ja) * 2007-08-08 2014-05-28 日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 液晶表示装置、並びに、かかる液晶表示装置を利用した電子黒板装置
JP5037455B2 (ja) 2008-08-26 2012-09-26 シャープ株式会社 入力システムおよび表示装置
JP2011253130A (ja) * 2010-06-04 2011-12-15 Hitachi Consumer Electronics Co Ltd 背面投射型映像表示装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001154274A (ja) * 1999-11-25 2001-06-08 Hitachi Ltd スクリーンユニット及びこれを用いた投写形表示装置
JP2004004148A (ja) * 2001-05-14 2004-01-08 Dainippon Printing Co Ltd プロジェクションスクリーン用シート、光拡散シート、及びプロジェクションスクリーン
JP2003136892A (ja) * 2001-11-02 2003-05-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子黒板
JP2003149744A (ja) * 2001-11-09 2003-05-21 Mitsubishi Electric Corp 画像表示システム
JP2006178041A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Asahi Kasei Corp 反射防止拡散板
JP2006259028A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Mizuno Corp 透過型スクリーンとその製造法
JP2007316415A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Dainippon Printing Co Ltd シート状部材、透過型スクリーンおよび背面投射型映像表示装置
JP2008039988A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Dainippon Printing Co Ltd 透過型スクリーン用光学部材およびこの透過型スクリーン用光学部材を具備するディスプレイ装置
JP2008250158A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Toppan Printing Co Ltd フレネルレンズシート及び透過型スクリーン並びに投射型映像表示装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013041122A (ja) * 2011-08-16 2013-02-28 Dainippon Printing Co Ltd インタラクティブボード用の透過型スクリーン、インタラクティブボード、インタラクティブボードシステム
JP2018120008A (ja) * 2017-01-23 2018-08-02 大日本印刷株式会社 スクリーン、映像表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20110122493A1 (en) 2011-05-26
EP2413187A1 (en) 2012-02-01
CN102365583A (zh) 2012-02-29
WO2010110369A1 (ja) 2010-09-30
US8634136B2 (en) 2014-01-21
EP2413187A4 (en) 2015-12-09
CN102365583B (zh) 2015-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2010110369A1 (ja) インタラクティブボード用透過型スクリーン
US20120319999A1 (en) Screens for use as displays of small-sized display devices with touch panel functions, and small-sized display devices with touch panel functions comprising said screens
JP2012252057A (ja) 反射スクリーン、映像表示システム
KR20110122674A (ko) 건식 소거가능한 프로젝션 용품 및 시스템
JP2015060193A (ja) 反射型スクリーン、および、映像表示システム
JP2012226047A (ja) 反射スクリーン及び反射スクリーンの製造方法
JP5939116B2 (ja) 反射スクリーン、映像表示システム
JP2014199375A (ja) 反射スクリーン、映像表示システム
JP2012226103A (ja) 反射スクリーン、映像表示システム
JP2013152305A (ja) 反射スクリーンの製造方法、反射スクリーン、映像表示システム
JP2016062031A (ja) 反射型スクリーン、映像表示システム
JP6476812B2 (ja) 反射スクリーン、映像表示システム
JP2014077883A (ja) 反射スクリーン、映像表示システム
JP2013020210A (ja) 透過型スクリーン、これを備えた背面投射型表示装置、および透過型スクリーンの製造方法
JP2013195914A (ja) 反射スクリーン、映像表示装置
JP5862149B2 (ja) 反射スクリーンの製造方法
JP2013213882A (ja) 反射スクリーン、映像表示システム
JP2011209706A (ja) タッチパネル機能を有する小型表示装置のディスプレイとして使用されるスクリーンおよびこれを備えたタッチパネル機能を有する小型表示装置
JP2005258155A (ja) 透過型スクリーン用光拡散部材
JP6164000B2 (ja) 透過型スクリーン、および、映像表示システム
JP2012058479A (ja) 光拡散シート及び光源ユニット
JP2017058471A (ja) 透過型スクリーン及び表示装置
JP2021096297A (ja) 反射型スクリーン、映像表示装置
JP2016151710A (ja) 光学シート、映像源ユニット及び映像表示装置
JP2007271645A (ja) 透過型スクリーン及び背面投射型表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140422

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140729

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141021

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20141028

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20141205