JP2007316415A - シート状部材、透過型スクリーンおよび背面投射型映像表示装置 - Google Patents

シート状部材、透過型スクリーンおよび背面投射型映像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】環境変化に対する画質の劣化を抑制することと、シンチレーションの発生を抑制することと、の両方に優れたシート状部材を提供する。
【解決手段】シート状部材50は、透明支持シート70と、透明支持シートよりも入射側に積層された拡散光学シート60と、最出射側に積層され、防水性を有する基材層81を含む一以上の層を有した最出射側シート80と、を備えている。拡散光学シートは、映像光Lを偏向させる単位光学要素63が一方向に沿って複数配列されてなる拡散光学要素62であって、映像光を主に前記一方向に拡散させる拡散光学要素を有する。最出射側シートの少なくともいずれかの層が、透過する光を拡散させる拡散部として機能する。
【選択図】図3

Description

本発明は、光源から投射された映像光を出射側に出射する透過型スクリーンに用いられるシート状部材、とりわけ、シンチレーションを抑制することと、環境が変化した場合における映像の劣化を抑制することと、に優れたシート状部材に関する。
また、本発明は、このようなシート状部材を備えた透過型スクリーン、並びに、当該透過型スクリーンを備えた背面投射型映像表示装置にも関する。
映像光をスクリーンの背後から投射して表示する背面投射型映像表示装置(リアプロジェクションテレビを含む)では、映像光を拡大投影して表示するためのスクリーンとして透過型スクリーンが使用されている。一般的に、この透過型スクリーンは、光源から投射される映像光を観察面側へ略平行光となるように偏向させる偏向光学シート(例えばフレネルレンズシート)と、偏向光学シートから出射した映像光を拡散させるシート状部材(例えばレンチキュラーレンズシート)と、を組み合わせて使用されている。
従来、このような透過型スクリーンに使用される偏向光学シートやシート状部材は、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等のプラスチック製の基板(シート、フィルムを含む)に、フレネルレンズやレンチキュラーレンズ等の光学要素を積層することにより形成されている。
しかしながら、プラスチック製の基板は温度や湿度等に代表される環境条件の変化に敏感であり、その厚さや大きさ(例えば、基板の各辺に沿った長さ)等は環境の変化に伴って変化する。そのため、とりわけシート状部材が反り、偏向光学シートとシート状部材との間に浮き(隙間)が生じることがあった。このような状態の透過型スクリーンに映像光が投射されると、焦点ぼけ、色再現の低下、二重像、画像の歪み等、画質が著しく低下するという問題がある。特に、薄型のリアプロジェクションテレビでは、透過型スクリーンへの映像光の入射角度が大きいため、シート状部材に生じたわずかな反りや浮きによっても、透過型スクリーンに投影される映像の画質が著しく悪化してしまう。その上、透過型スクリーンが大型化すると、環境の変化に起因する画像の劣化が小型の透過型スクリーンに比べて目立ちやすくなるとともに、さらに、シート状部材が自重によって撓みやすくなり、この撓みによって形成されたシート状部材間の隙間等によっても画質が悪化してしまう。
このようなことから、環境変化に起因した映像の劣化を抑制することができる透過型スクリーンについて、種々の研究開発がなされている(例えば、特許文献1)。
ところで、透過型スクリーンに投影される映像の画質を著しく劣化させるものとして、シンチレーション(ぎらつき)が挙げられる。従来、シンチレーション対策として、種々の研究がなされている(例えば、特許文献2および特許文献3)。一般的には、シンチレーションの発生を抑制するためには、映像光を指向性なく(無指向性に)拡散させる拡散層をシート状部材に設けることが有効とされている。しかしながら、シート状部材の全体構成に応じ、当該シート状部材中のどの位置に拡散層が配置されるかによっても、シンチレーションの発生は異なってくる。したがって、シート状部材における拡散層の構成は、当該シート状部材のその他の構成とともに設計されるべきである。
この点に関し、環境対策を目的としているシート状部材、および、一般的なシンチレーション対策を目的としているシート状部材はそれぞれ開発されているものの、環境対策とシンチレーション対策とを同時に目的としているシート状部材は未だ十分に開発されていない。
特開2002−169224号公報 特開平11−95326号公報 特開平11−316305号公報
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、環境変化に対する画質の劣化を抑制することと、シンチレーションの発生を抑制することと、の両方に優れたシート状部材を提供することを目的とする。
本発明によるシート状部材は、入射側から投射された映像光を出射側に出射する透過型スクリーンに用いられるシート状部材であって、透明支持シートと、映像光を偏向させる単位光学要素が一方向に沿って複数配列されてなる拡散光学要素であって、映像光を主に前記一方向に拡散させる拡散光学要素を有し、前記透明支持シートよりも入射側に積層された拡散光学シートと、最出射側に積層され、防水性を有する基材層を含む一以上の層を有した最出射側シートと、を備え、前記最出射側シートの少なくともいずれかの層が、透過する光を拡散させる拡散部として機能することを特徴とする。
このような本発明によるシート状部材によれば、環境変化に対する画質の劣化を抑制することができると同時に、シンチレーションの発生を抑制することができる。これにより高画質の映像を表示することができる。
本発明によるシート状部材において、前記基材層は、ポリエチレンテレフタレートから形成されていることが好ましい。ポリエチレンテレフタレートを用いた場合、安価かつ容易に基材層を形成することができる。
また、本発明によるシート状部材において、前記拡散光学要素は、映像光の少なくとも一部を屈折させる屈折面を有した単位光学要素としての単位レンズが複数配列されてなるレンチキュラーレンズであるようにしてもよい。
あるいは、本発明によるシート状部材において、前記拡散光学要素は、映像光の少なくとも一部を全反射させる全反射面を有した単位光学要素が複数配列されてなるようにしてもよい。
あるいは、本発明によるシート状部材は、前記透明支持シートよりも入射側に積層された第2の拡散光学シートをさらに備え、前記第2の拡散光学シートは、映像光を偏向させる単位光学要素が、前記一方向に直交する他方向に沿って、複数配列されてなる拡散光学要素であって、映像光を主に前記他方向に拡散させる拡散光学要素を有するようにしてもよい。この場合、前記拡散光学シートの拡散光学要素および前記第2の拡散光学シートの拡散光学要素のうちいずれか一方の拡散光学要素は、映像光の少なくとも一部を屈折させる屈折面を有した単位光学要素としての単位レンズが複数配列されてなるレンチキュラーレンズであり、他方の拡散光学要素は、映像光の少なくとも一部を全反射させる全反射面を有した単位光学要素が複数配列されてなるようにしてもよい。またこの場合、前記拡散光学シートの拡散光学要素および前記第2の拡散光学シートの拡散光学要素は、映像光の少なくとも一部を全反射させる全反射面を有した単位光学要素が複数配列されてなるようにしてもよい。
あるいは、本発明によるシート状部材において、前記拡散光学シートは、映像光を偏向させる単位光学要素が、前記一方向に直交する他方向に沿って、複数配列されてなる第2の拡散光学要素であって、映像光を主に前記他方向に拡散させる第2の拡散光学要素を、さらに有するようにしてもよい。この場合、前記拡散光学要素および前記第2の拡散光学要素のうちいずれか一方は、映像光の少なくとも一部を屈折させる屈折面を有した単位光学要素としての単位レンズが複数配列されてなるレンチキュラーレンズであり、他方は、映像光の少なくとも一部を全反射させる全反射面を有した単位光学要素が複数配列されてなるようにしてもよい。またこの場合、前記拡散光学要素および前記第2の拡散光学要素は、映像光の少なくとも一部を全反射させる全反射面を有した単位光学要素が複数配列されてなるようにしてもよい。
さらに、本発明によるシート状部材において、前記最出射側シートは、前記基材層よりも出射側に配置され出射側面を形成する表面層であって、ハードコート層、反射防止層、および、防眩層、のうちの少なくとも一つとして機能する表面層を、さらに有するようにしてもよい。
さらに、本発明によるシート状部材において、前記最出射側シートは、拡散部として機能する拡散層を、さらに有するようにしてもよい。この場合、前記基材層は前記表面層の入射側に隣接して配置され、前記拡散層は前記基材層の入射側に隣接して配置されているようにしてもよい。あるいはこの場合、前記拡散層は前記表面層の入射側に隣接して配置され、前記基材層は前記拡散層の入射側に隣接して配置されているようにしてもよい。
あるいは、本発明によるシート状部材において、前記表面層は拡散部として機能するようにしてもよい。
あるいは、本発明によるシート状部材において、前記基材層は拡散部として機能するようにしてもよい。
さらに、本発明によるシート状部材において、前記透明支持シートは、ガラスまたは透光性セラミックスから形成されているようにしてもよい。
本発明による透過型スクリーンは、以上のようなシート状部材を備えたことを特徴とする。また、本発明による背面投射型映像表示装置は、このような透過型スクリーンを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、環境変化に対する画質の劣化を抑制することができると同時に、シンチレーションの発生を抑制することができる。これにより、高画質の映像を表示することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図4は本発明によるシート状部材、透過型スクリーンおよび背面投射型映像表示装置の一実施の形態を示す図である。
このうち図1は、シート状部材、および、このシート状部材を用いた透過型スクリーンを示す斜視図である。図2は、背面投射型映像表示装置の一例としてのリアプロジェクションテレビであって、図1に示された透過型スクリーンを用いたリアプロジェクションテレビを示す概略構成図である。
図1および図2に示すように、透過型スクリーン30は、光源22から投射された映像光Lを出射側(観察側)に出射して表示するためのものであり、図1に示すように、光源22から投射された映像光Lを屈折させて出射側へ略平行光として出射させる偏向光学シート40と、偏向光学シート40の出射側に配置され、映像光Lを散乱させて広い範囲の観察者へ向けて映像光を出射させるシート状部材50と、を備えている。
このような透過型スクリーン30は、図2に示すような背面投射型映像表示装置10に組み込んで使用することができる。
図2に示すように、背面投射型映像表示装置10の一例であるリアプロジェクションテレビ(背面投射型テレビ)は、透過型スクリーン30と、透過型スクリーン30へ向けて映像光Lを出射するための光源22と、光源22から投射された映像光Lを反射して透過型スクリーン30へ向けるミラー24と、を備えている。なお、光源22は、LCDやDLPなどの映像源、映像を照明するランプ、映像源を介して出射される映像光を拡大投射するための投射レンズなどを有している。
ここで、透過型スクリーン30、光源22及びミラー24は、図2に示すような位置関係でキャビネット26内に収納されている。すなわち、透過型スクリーン30は、キャビネット26内の観察者側の前面上部に設けられたくりぬき窓部に配置され、光源22は、キャビネット26の内側下部に配置されている。また、ミラー24は、光源22から出射された映像光Lがミラー24により反射されて透過型スクリーン30の光源側に投射されるよう、キャビネット26内に配置されている。なお、このようなリアプロジェクションテレビ10において、光源22から出射された映像光Lは、ミラー24により折り返された上で透過型スクリーン30に略正面から投射され、表示部として透過型スクリーン30を介して観察側へ向けて良好な映像を表示するようになっている。
次に、主に図3を用いて、透過型スクリーン30の詳細について説明する。上述したように、透過型スクリーン30は、シート状部材50と偏向光学シート40とを備えている。このうち、まず、シート状部材50について説明する。ここで、図3は、図1に示された透過型スクリーン30の積層構成を説明するための概略図である。
図3に示すように、シート状部材50は、最出射側に配置された最出射側シート80と、最出射側シート80の入射側に配置された透明支持シート(透明支持板)70と、透明支持シート70の入射側に配置された拡散光学シート60と、を備えている。
最出射側シート80、透明支持シート70および拡散光学シート60は、最出射側シート80および透明支持シート70間に設けられた接合層78並びに透明支持シート70および拡散光学シート60間に設けられた接合層76を介し、一体に積層されている。このような接合層78および接合層76は、例えば、紫外線を照射することにより硬化する紫外線硬化型のアクリル樹脂によって形成され得る。ただし、接合層76,78に用いられる樹脂材料の種類や接合方法に基づいた類別は、各シートを有効に接合することができる限りにおいて特に限定されるものではなく、公知の樹脂を適宜採用することができる。また、接合層76,78は、5〜200μmの範囲内であることが好ましいが、各シートを有効に接合することができる限りにおいて特に限定されない。
まず、シート状部材50のうち拡散光学シート60について、主に図3および図4を参照して詳述する。ここで、図4は、図1に示されたシート状部材50に用いられている拡散光学シート60を示す斜視図である。
図3および図4に示すように、拡散光学シート60は、映像光Lを偏向させる単位光学要素63が、シート面への垂線に直交する一方向(例えば、水平方向)に沿って、複数並設されることにより形成された拡散光学要素62と、拡散光学要素62を支持する拡散光学要素支持層61と、を有している。拡散光学要素62は、映像光Lを主に前記一方向(例えば、水平方向)に拡散させ、前記一方向(例えば、水平方向)に沿った視野角を広げるよう機能する。また、本実施の形態において、拡散光学シート60はレンチキュラーレンズシートからなり、拡散光学要素62は、映像光Lの少なくとも一部を屈折させる屈折面を有した単位光学要素63としての単位レンズが複数配列されてなるレンチキュラーレンズとして形成されている。すなわち、図4に示されているように、単位レンズは、拡散光学要素支持層61上においてその並列方向(一方向)に直交する他方向(例えば、垂直方向)に延び、入射側に突出した略半楕円形状の断面を有するレンズによって構成されている。
このような拡散光学要素支持層61および拡散光学要素62は、公知の材料および公知の方法を用いて、製造することができる。例えば、熱可塑性のメチルメタクリレートスチレン共重合樹脂(MS樹脂)を材料とした押し出し成形により、厚さ100μm〜500μm程度の拡散光学要素支持層61と、拡散光学要素支持層61の入射側面に形成された拡散光学要素62と、を同時に形成するようにしてもよい。
また、図3および図4に示すように、拡散光学要素支持層61の出射側面のうち、拡散光学要素62の作用により映像光Lが通過しない非集光部の領域に、黒色着色された光吸収部64が形成されている。ここで、映像光Lが通過しない非集光部の領域とは、拡散光学要素支持層61の出射側面のうち単位光学要素63間に対向(対応)する領域であり、図4に示すように、単位光学要素63と平行に延びる領域である。なお、このような光吸収部64の製造方法も、特に限定されるものではなく、種々の公知の方法を採用することができる。
次に、透明支持シート70について詳述する。
図3に示すように、透明支持シート70は平板状からなり、その両面に、前述の拡散光学シート60および後に詳述する最出射側シート80が、それぞれ接合層76,78を介し、積層されている。このような透明支持シート70として用いられる材料は、特に限定されるものではなく、メチルメタクリレートスチレン共重合樹脂(MS樹脂)等の種々の公知の材料が選択され得る。ただし、シート状部材50全体の剛性を高める目的から、透明支持シート70の材料が、ガラスや透光性セラミックスから形成されることが好ましい。また、透明支持シート70の厚みも、特に限定されるものではない。ただし、シート状部材50全体の剛性を高める目的から、透明支持シート70の厚さは、1mm以上5mm以下であることが好ましい。
次に、最出射側シート80について説明する。
最出射側シート80は、最出射側(最観察者側)に配置され、シート状部材50(透過型スクリーン30)の出射側面を形成する表面層83と、表面層83の入射側に隣接して積層された基材層81と、基材層81の入射側に隣接して積層された拡散層82と、を有している。
このうち、表面層83は、ハードコート層、反射防止層、および、防眩層、のうちの少なくとも一つとして機能する層である。ここで、ハードコート層(HC層)は、シート状部材50(透過型スクリーン30)の表面を保護して傷付きや汚れの付着などを防止するための層である。防眩層(AG層)は、投影スクリーン10のぎらつきなどを防止するための層である。反射防止層(AR層)は、投影スクリーン10の表面での光の反射を抑えるための層である。したがって、表面層83として、上記いずれかの機能を有するシート(フィルム)であって、例えば厚さが100μmから200μmである入手可能なシート(フィルム)を採用し、これを基材層81に積層するようにしてもよい。
基材層81は、最出射側シート80の基板として機能するとともに、防水性を有している。なお、本願において「防水性を有する層(シート、フィルム)」とは、JIS K 7129に基づき、90RH%、40℃の環境で透過率を測定したところ、透過率が3g/(m2・day)以下となる層(シート)を指し示す。本実施の形態において、基材層81は、ポリエチレンテレフタレート樹脂からなる厚さ188μmのフィルムとして形成されている。ただし、厚さや材料は特に限定されるものではない。
拡散層82は、透過する光を指向性無く(無指向性に)散乱させて拡散させる拡散部として機能する層である。本実施の形態において、このような拡散部として機能する拡散層82は、拡散性微粒子97を混入させた(練り込んだ)樹脂を硬化させることにより、形成されている。ただし、拡散層82の作製方法はこの方法に限定されるものではなく、当該拡散層を支持すべき層へ拡散性微粒子を含んだ樹脂をコーティングすることによって、あるいは、当該拡散層となるべき層の表面に微細な凹凸形状を形成する(マット面を形成する)ことによっても拡散層82を作製することができ、その作製方法は特に限定されるものではない。なお、拡散部に用いられ得る拡散性微粒子としては、例えば、ガラスビーズ、アクリル系微粒子、スチレン系微粒子等が挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。拡散層82の母材として用いられる材料も特に限定されるものではなく、ポリエチレンテレフタレート樹脂等の公知の材料を用いればよく、また、拡散層82の厚みについては例えば10μmから100μmとすることができるが、これに限定されるものではない。その他、拡散層82の厚みや拡散性微粒子の混入量も特に限定されるものではなく、適宜設定することができる。
以上のような本実施の形態によるシート状部材50によれば、透明支持シート70によりその剛性を高められているため、シート状部材50の自重によって撓んでしまうことを格段に抑制され得る。
また、以上のような本実施の形態によるシート状部材50によれば、最出射側に配置された最出射側シート80が防水性を有した基材層81を有している。したがって、最出射側シート80の入射側であってシート状部材52の厚みの大部分を占める領域に、水分が入り込むことを防止することができる。このため、シート状部材50の吸湿作用に基づいた伸長を格段に抑制することができる。
次に、このような構成からなるシート状部材50の入射側に設けられた偏向光学シート40について説明する。
図1および図3に示すように、偏向光学シート40は、各々が円周状に延び互いに半径の異なる複数の単位光学要素が同心円状に配置されてなる偏向光学要素42と、偏向光学要素を支持する偏向光学要素支持層41と、を有している。各単位光学要素は略三角形状の断面を有し、拡大投射される映像光Lを屈折させる。このような各光単位学要素の作用により、偏向光学要素42は、拡大投射される映像光Lをシート面に対して略直交する光に偏向させる機能を有している。すなわち、本実施の形態において、偏向光学シート40はフレネルレンズシートからなり、偏向光学要素42は、同心円状に形成された複数の光学要素が並設されてなるフレネルレンズとして形成されている。
このような偏向光学要素支持層41および偏向光学要素42は、公知の材料および公知の方法を用いて、製造することができる。例えば、フレネルレンズ42の逆型形状を有する不図示のフレネルレンズ成型用金型を用いて形成され得る。具体的には、まず加温した成型用金型の金型面に紫外線硬化型樹脂を塗布し、次に、塗布された紫外線硬化型樹脂の温度を保ちながら金型に充填された紫外線硬化型樹脂の上に偏向光学要素支持層41を加圧積層し、その後、紫外線を照射して樹脂を硬化させるとともに金型から剥離させることにより、厚さ1mm〜5mm程度の偏向光学要素支持層41上に偏向光学要素42を一体的に形成することができる。この場合、紫外線硬化型樹脂としては、特に限定されないが、例えば、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレート等が用いられ得る。
ところで、図3に示されているように、本実施の形態において、偏向光学要素支持層41は、上述したような拡散性微粒子95を混入されており、拡散部として機能するようになっている。
以上のような本実施の形態による偏向光学シート40は、上述したシート状部材50と異なり、シート全体の剛性を高めるための透明支持シートが積層されていない。したがって、このような偏向光学シート40は簡易な構成からなり、偏向光学シート40を安価に製造することができるとともに、偏向光学シート40を薄型化および軽量化することができる。
なお、その一方で、偏向光学シート40は、透明支持シートが積層されておらず剛性が低いため、自重で撓んでしまう虞がある。このことを考慮し、偏向光学シート40に、シート状部材50側に凸状となるような曲率を予め設けておくことが好ましい。この場合、シート状部材50の高い剛性に起因して、偏向光学シート40の平面性を維持することができる。
また、以上のようなシート状部材50および偏向光学シート40を含んだ本実施の形態による透過型スクリーン30、並びに、この透過型スクリーン30を組み込んだ本実施の形態による背面投射型映像表示装置10によれば、透過型スクリーン30が、高剛性のシート状部材50を含んでいることから、透過型スクリーン全体としての剛性も高い。したがって、透過型スクリーン30が自重で撓んでしまうことを格段に抑制し、透過型スクリーン30の平面性を維持することがでる。これにより、透過型スクリーン30の自重に起因した画像のゆがみを防止することができる。
また、本実施の形態によれば、リアプロジェクションテレビ(背面投射型映像表示装置)10が配置される環境(雰囲気)の温度が変化し、リアプロジェクションテレビのキャビネット26の内外において温度差が生じたとしても、剛性の高いシート状部材50が高温側の突出するよう弓なりに曲がってしまうことを格段に抑制することができる。すなわち、リアプロジェクションテレビ(背面投射型映像表示装置)10が配置された環境(雰囲気)の温度変化の影響を本来まっさきかつ顕著に受けるシート状部材50が、環境の温度変化に対して著しく鈍感になっている。したがって、リアプロジェクションテレビ(背面投射型映像表示装置)10が配置された環境(雰囲気)の温度が変化したとしても、この温度変化にともなってシート状部材50と拡散光学シート40との間に隙間が生じてしまうことを抑制することができる。これにより、温度変化にともなって劣化することのない高画質の映像を安定して透過型スクリーン30に表示することができる。
なお、上述したように、偏向光学シート40を予めシート状部材50側へ突出するように曲げておくことにより、温度変化にともなってシート状部材50と拡散光学シート40との間に隙間が生じてしまうことを顕著に抑制することができ、これにより、高画質の映像をより安定して透過型スクリーン30に表示することができる。
さらに、本実施の形態によれば、透過型スクリーン30の出射側面をなす最出射側シート80が防水性を有した基材層81を有している。したがって、最出射側シート80よりも入射側であって透過型スクリーン30の厚みの大部分を占める領域に、水分が入り込むことを防止することができる。このため、透過型スクリーン30の出射側と入射側との間における吸湿量の差に起因した透過型スクリーン30全体としての弓なり状への変形、並びに、シート状部材50の出射側と入射側との間における吸湿量の差に起因したシート状部材50の弓なり状への変形を、格段に抑制することができる。したがって、リアプロジェクションテレビ(背面投射型映像表示装置)10が配置された環境(雰囲気)の湿度が変化したとしても、この湿度変化にともなって、透過型スクリーン30全体として変形に起因する画像のゆがみを防止することができるとともに、シート状部材50と拡散光学シート40との間に隙間が生じてしまうことを抑制することができる。これにより、湿度変化にともなって劣化することのない高画質の映像を安定して透過型スクリーン30に表示することができる。
加えて、本実施の形態によれば、透過型スクリーン30の出射側面をなす最出射側シート80が拡散部として機能する拡散層82を有している。このような構成の透過型スクリーン30よれば、環境変化に対する画質の劣化を抑制することができると同時に、シンチレーションの発生を抑制することができる。
〔変形例〕
なお、上述した実施の形態に関し、本発明の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。以下、図5乃至図20を用いていくつかの変形例について説明する。ただし、以下に示すいくつかの変形は、上述した実施の形態に適用し得る変形のすべてではなく、単なる例示に過ぎない。また、以下の説明において、上述した実施の形態と同一する部分あるいは以下の変形例間で同一する部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
(シート状部材50の拡散光学シート60に関する変形例1)
図1乃至図4に示す実施の形態において、拡散光学シート60がレンチキュラーレンズシートからなる例を示したがこれに限られない。以下に、拡散光学シート60に関するいくつかの変形例を説明する。
まず、図5乃至図7を用い、シート状部材50の拡散光学シート60に関する変形例1について説明する。
図5乃至図7に示すように、本変形例における拡散光学シート60は、映像光Lを偏向させる単位光学要素67が、シート面への垂線に直交する一方向(例えば、水平方向)に沿って、複数並設されることにより形成された拡散光学要素62と、拡散光学要素62を支持する拡散光学要素支持層61と、を有している。本変形例における各単位光学要素67は、拡散光学要素支持層61上においてその並設方向に直交する他方向(例えば、垂直方向)に沿って延び、略台形状の断面を有している。単位光学要素67は、拡散光学要素支持層61の出射側面上に配置され、出射側に突出している。
このような拡散光学要素62は、例えば、上述した偏向光学要素42を偏向光学要素支持層41上に一体に形成する方法と同様にして、拡散光学要素支持層61上に一体形成することができる。ただし、拡散光学要素62の作製方法や材料は、特に限定されるものではなく、公知の方法および公知の材料を適宜選択して採用することができる。
また、とりわけ図6に示されているように、各単位光学要素67間には、単位光学要素67をなす材料よりも屈折率の低い材料によってなされ、黒色着色された光吸収部68が設けられている。光吸収部68は、単位光学要素67と平行に延び、略三角形の断面を有している。このような光吸収部68の作製方法や材料は、特に限定されるものではなく、公知の方法および公知の材料を適宜選択して採用することができる。
図7に示すように、このような構成からなる拡散光学シート50においては、屈折率の低い光吸収部68との界面をなす単位光学要素67の全反射面67aにおいて、映像光Lの少なくとも一部が全反射されて、単位光学要素67の並設方向に沿った一方向に拡散させられる。
ところで、図5および図6に示すように、拡散光学要素支持層61の入射側面には、映像光Lを拡散させるためのプリズム部66が形成されてなる。プリズム部66は、拡散光学要素支持層61の入射側面に、単位光学要素67および光吸収部68と平行に延びる単位プリズムが並設されることによって形成されている。図5および図6に示すように、単位プリズムは、光吸収部68よりも小さい略三角形状の断面を有しており、光吸収部68よりも短ピッチで配置されている。このようなプリズム部66を設けることによって、映像光をよりよく散乱させることができ、これにより、各視野角における輝度の変化をなだらかにすることができる。また、外光や迷光を反射し、外光や迷光が効率的に光吸収部68で吸収されるようにすることができる。これにより、外光によるコントラストの低下等の画質の劣化を低減することができる。なお、このようなプリズム部66に代え、拡散光学要素支持層61の入射側面に凹凸形状を設けるようにしてもよく、この場合においても、プリズム部66を設けた場合と略同様の効果を得ることができる。
以上のような本変形例の拡散光学シート60によれば、容易かつ高精細に拡散光学要素62を製造することができる。したがって、低いコストで、高画質の画像を実現することができるシート状部材50、透過型スクリーン30、並びに、背面投射型映像表示装置10を提供することができる。
また、本変形例の拡散光学シート60によれば、ファインピッチ化することができる。したがって、本変形例によれば、高精細かつ高品位の画像を実現することができるシート状部材50、透過型スクリーン30、並びに、背面投射型映像表示装置10を提供することができる。
なお、図5乃至図7に示す変形例において、上述した拡散光学シート60以外の構成は、図1乃至図4に示す実施の形態と同一であるので、重複する詳細な説明は省略する。
(シート状部材50の拡散光学シート60に関する変形例2)
また、上述した実施の形態および変形例において、主に一方向に沿って映像光Lを拡散させる拡散光学シート60のみが設けられている例を示したが、これに限られない。図8および図9を用い、拡散光学シートに関する変形例2として、二つの拡散光学シートが設けられた変形例を説明する。
図8および図9に示す例において、シート状部材50は、最入射側に設けられた第1の拡散光学シート60−1と、第1の拡散光学シート60−1の出射側に設けられた第2の拡散光学シート60−2と、第2の拡散光学シート60−2の出射側に設けられた透明支持シート70と、透明支持シート70の出射側に設けられた最出射側シート80と、を備えている。また、各シート間には、当該シート間を接合するための接合層76−1、接合76−2、および、接合層78が設けられている。なお、接合層76−1および接合76−2は、図1乃至図4を用いて説明した実施の形態における接合層78および接合層76と同様に構成することができる。
本変形例において、第1の拡散光学シート60−1は、上述した(シート状部材50の拡散光学シート60に関する変形例1)における拡散光学シート60と同様に構成され得り、例えば主として水平方向に映像光Lを拡散させることができる。
第2の拡散光学シート60−2は、第1の拡散光学シート60−1と略同様に構成される。しかしながら、とりわけ図9から明らかなように、第2拡散光学シート60−2の拡散光学要素62における単位光学要素67の並設方向は、第1拡散光学シート60−1の拡散光学要素62における単位光学要素67の並設方向である、シート面上の(シート面の垂線に直交する)一方向(例えば、水平方向)に、略直交する他方向(例えば、垂直方向)に沿っている。また、このような第2拡散光学シート60−2の拡散光学要素62における単位光学要素67の並設方向にともなって、第2拡散光学シート60−2の光吸収部68も他方向に沿って配列されている。すなわち、このような第2の拡散光学シート60−2によれば、第1拡散光学シート60−1による主たる拡散方向と直交する方向、例えば垂直方向に映像光Lを主に拡散させることができる。
なお、第2拡散光学シート60−2の入射側面には、プリズム部が設けられていない。
このような本変形例によれば、例えば水平方向および垂直方向のような、直交する二方向に沿って映像光Lを拡散させることができ、これにより、視野角を上下左右に広げることができる。
また、本変形例によれば、外光や迷光を吸収し得る光吸収部68も直交する二方向に沿って並設されている。したがって、効率的に迷光を吸収することができ、これにより、コントラストが極めて高い高画質の映像を表示することができる。
なお、図8および図9に示す変形例において、上述した拡散光学シートに関する構成以外の構成は、図1乃至図4に示す実施の形態または図5乃至図7に示す変形例と同一であるので、重複する詳細な説明は省略する。
(シート状部材50の拡散光学シート60に関する変形例3)
次に、図10を用いて拡散光学シートに関する変形例3を説明する。
本変形例によるシート状部材50は、上述した(シート状部材50の拡散光学シート60に関する変形例2)におけるシート状部材50と同様に、最入射側に設けられた第1の拡散光学シート60−1と、第1の拡散光学シート60−1の出射側に設けられた第2の拡散光学シート60−2と、第2の拡散光学シート60−2の出射側に設けられた透明支持シート70と、透明支持シート70の出射側に設けられた最出射側シート80と、を備えている。本変形例によるシート状部材50は、その第1の拡散光学シート60−1の構成を除き、上述した(シート状部材50の拡散光学シート60に関する変形例2)におけるシート状部材50と同様の構成を有している。
また、本変形例のおける第1の拡散光学シート60−1はレンチキュラーレンズシートからなり、図1乃至図4に示す実施の形態の拡散光学シート60と同一の構成となっている。
このような本変形例によれば、例えば水平方向および垂直方向のような、直交する二方向に沿って映像光Lを拡散させることができ、これにより、視野角を上下左右に広げることができる。
また、本変形例によれば、外光等の迷光を吸収し得る光吸収部64,68も直交する二方向に沿って並設されている。したがって、効率的に迷光を吸収することができ、これにより、コントラストが極めて高い高画質の映像を表示することができる。
(シート状部材50の拡散光学シート60に関する変形例4)
さらに、上述した実施の形態および変形例において、主に一方向に沿って映像光Lを拡散させる拡散光学要素62,67のみが拡散光学シート60に設けられている例を示したが、これに限られない。図11および図12を用い、拡散光学シート60に関する変形例4として、一つの拡散光学シート60に二つの拡散光学要素が設けられた変形例を説明する。
なお、図11および図12に示す例のシート状部材50は、上述した(シート状部材50の拡散光学シート60に関する変形例1)における拡散光学シートの最出射側に、第2の拡散光学要素62−2をさらに積層したものである。すなわち、本変形例の構成は、この第2の拡散光学要素62−2が拡散光学シート60に設けられている点のみにおいて、上述した(シート状部材50の拡散光学シート60に関する変形例1)におけるシート状部材50と相違する。したがって、重複する詳細な説明は省略する。
図11および図12に示すように、本変形例における拡散光学シート60は、拡散光学要素支持層61と、拡散光学要素支持層61の出射側に積層された第1の拡散光学要素62−1と、第1の拡散光学要素62−1の出射側に積層された第2の拡散光学要素62−2と、を有している。このうち、第1の拡散光学要素62−1は、図5乃至図7に示す拡散光学シート60の拡散光学要素62と同一構成を有し、第1単位光学要素67−1の配列方向はシート面上の一方向(例えば、水平方向)に沿っており、主に一方向(例えば、水平方向)に沿って映像光Lを拡散させることができるようになっている。また、第1拡散光学要素62−1の第1単位光学要素67−1の並設方向にともなって、第1光吸収部68−1も一方向に沿って配列されている。
一方、とりわけ図12から明らかなように、第2拡散光学要素62−2の第2単位光学要素67−2の並設方向は、第1拡散光学要素62−1の第1単位光学要素67−1の並設方向である、シート面上の(シート面の垂線に直交する)一方向(例えば、水平方向)に、略直交する他方向(例えば、垂直方向)に沿っている。また、このような第2拡散光学要素62−2の第2単位光学要素67−2の並設方向にともなって、第2光吸収部68−2も他方向に沿って配列されている。すなわち、このような第2の拡散光学要素62−2によれば、第1の拡散光学要素62−1による主たる拡散方向と直交する方向、例えば垂直方向に映像光Lを拡散させることができる。
このような本変形例によれば、例えば水平方向および垂直方向のような、直交する二方向に沿って映像光Lを拡散させることができ、これにより、視野角を上下左右に広げることができる。
また、本変形例によれば、外光等の迷光を吸収し得る光吸収部も直交する二方向に沿って並設されている。したがって、効率的に迷光を吸収することができ、これにより、コントラストが極めて高い高画質の映像を表示することができる。
(シート状部材50の拡散光学シート60に関する変形例5)
次に、図13および図14を用いて拡散光学シート60に関する変形例5を説明する。
本変形例によるシート状部材50は、図1乃至図4に示す実施の形態と同様に、最入射側に設けられた拡散光学シート60と、拡散光学シート60の出射側に設けられた透明支持シート70と、透明支持シート70の出射側に設けられた最出射側シート80と、を備えている。本変形例によるシート状部材50の構成は、拡散光学シート60に第2の拡散光学要素62−2がさらに設けられた点を除き、図1乃至図4に示す実施の形態の構成と同様の構成を有している。
したがって、本変形例における拡散光学シート60は、拡散光学要素支持層61と、拡散光学要素支持層61の入射側に積層された第1の拡散光学要素62−1と、拡散光学要素支持層61の出射側に積層された第2の拡散光学要素62−2と、を有している。このうち、第1の拡散光学要素62−1は、図1乃至図4に示す実施の形態と同様に、レンチキュラーレンズからなり、一方向(例えば、水平方向)に沿って第1単位光学要素(単位レンズ)63が並設されて形成されている。したがって、第1の拡散光学要素62−1によって、映像光Lは主に一方向に沿って拡散させられる。
一方、第2の拡散光学要素62−2は、上述した(シート状部材50の拡散光学シート60に関する変形例4)の第2の拡散光学要素62−2と同様の構成となっている。すなわち、第2の拡散光学要素62−2は、一方向(例えば、水平方向)に略直交する他方向(例えば、垂直方向)に沿って第2単位光学要素67−2が並設されて形成されている。したがって、第2の拡散光学要素62−2によって、映像光Lは主に他方向に沿って拡散させられる。
このような本変形例によれば、例えば水平方向および垂直方向のような、直交する二方向に沿って映像光Lを拡散させることができ、これにより、視野角を上下左右に広げることができる。
また、本変形例によれば、外光等の迷光を吸収し得る光吸収部64,68−2も直交する二方向に沿って並設されている。したがって、効率的に迷光を吸収することができ、これにより、コントラストが極めて高い高画質の映像を表示することができる。
(シート状部材50の最出射側シート80に関する変形例)
さらに、図1乃至図4に示す実施の形態において、最出射側シート80が、出射面をなす表面層83と、表面層83の入射側に積層された基材層81と、基材層81の入射側に積層された拡散層82と、を有する例を示した。しかしながら、最出射側シート80の層構成は特にこれに限定されない。
例えば、図15に示す変形例のように、最出射側シート80が、出射面をなす表面層83と、表面層83の入射側に積層された拡散層82と、拡散層82の入射側に積層された基材層81と、を有している。すなわち、この変形例においては、上述した実施の形態(図1乃至図4)の最出射側シート80における基材層81の出射側面に、表面層83および拡散層82の両層が積層されている。言い換えると、上述した実施の形態(図1乃至図4)の最出射側シート80における基材層81と拡散層82との位置を変更しており、拡散層82が出射側面により接近している。したがって、本変形例によれば、シンチレーションの発生をより確実に防止することできる、と期待される。
また、図16に示す変形例では、最出射側シート80が、出射面をなす表面層83と、表面層83の入射側に積層された基材層81と、を有し、表面層83が拡散性微粒子97を含んでいる。すなわち、この変形例においは、別途の拡散層を設けることに代え、表面層83が透過する光を拡散させる拡散部として機能するようになっている。このような変形例によれば、シンチレーションの発生をさらに顕著に防止することできる、と期待される。
さらに、図17に示す変形例では、最出射側シート80が、出射面をなす表面層83と、表面層83の入射側に積層された基材層81と、を有し、基材層81が拡散性微粒子97を含んでいる。すなわち、この変形例においは、別途の拡散層を設けることに代え、基材層81が透過する光を拡散させる拡散部として機能するようになっている。
なお、図15乃至図17に示す変形例は、シート状部材50の最出射側シート80に関する変形の例示に過ぎず、最出射側シート80に関する変形がこれらに限定されるものではない。
また、これらの最出射側シート80に関する変形は、図5乃至図14に示すシート状部材50に対しても適用することができる。
(透過型スクリーン30の偏向光学シート40に関する変形例)
上述した透過型スクリーン30において、偏向光学シート40が映像光Lを屈折させて偏向させるフレネンルレンズシートからなる例を示したが、これに限られない。例えば、図18乃至図20に示すような、全反射型フレネンルレンズシートによって偏向光学シート40が形成されてもよい。
図18乃至図20に示すように、本変形例において、偏向光学シート40は、各々が略三角形状の断面を有する複数の単位プリズムであって、互いに異なる半径の円弧として延びる複数の単位プリズム44が同心円弧状に並設されてなる偏向光学要素42と、偏向光学要素を支持する偏向光学要素支持層41と、を有している。偏向光学シート40は全反射型フレネルレンズシートからなり、偏向光学要素42は、偏向光学要素支持層41のシート面(延在面)から外れた箇所に位置するフレネル中心(同心円弧の中心)Pを基準として、同心円弧状に形成された複数の単位プリズム44が並設されてなる全反射型フレネルレンズとして形成されている。図20に示すように、本変形例の偏向光学シート40において、単位プリズム44は、光源22側に配置され、斜めに入射してくる映像光Lを屈折させる第1面44aと、第1面44aを通過してきた映像光Lを全反射させてシート面に略直交する方向に偏向させる第2面と、を有している。
このような構成からなる偏向光学シート40を有する透過型スクリーン30を用いた場合、図19に示すように、リアプロジェクションテレビ(背面投射型映像表示装置)10において、光源22からの投射される映像光Lは透過型スクリーン10に対して斜めに入射する。したがって、光源22を透過型スクリーン30の下方に配置し、リアプロジェクションテレビ10のキャビネット26を大幅に薄型化することができる。
なお、本変形例においては、偏向光学要素支持層41が、透過する光を拡散させる拡散部として機能しない例を示している。
図1は、シート状部材、および、このシート状部材を用いた透過型スクリーンを示す斜視図である。 図2は、背面投射型映像表示装置の一例としてのリアプロジェクションテレビであって、図1に示された透過型スクリーンを用いたリアプロジェクションテレビを示す概略構成図である。 図3は、図1に示された透過型スクリーンの積層構成を示す概略図である。 図4は、図1に示されたシート状部材に用いられている拡散光学シートを示す斜視図である。 図5は、シート状部材の拡散光学シートに関する変形例1を説明するための図であって、シート状部材の積層構成を示す概略図である。 図6は、図5に示されたシート状部材に用いられている拡散光学シートを示す斜視図である。 図7は、図5に示されたシート状部材に用いられている拡散光学シートの作用を説明するための図である。 図8は、シート状部材の拡散光学シートに関する変形例2を説明するための図であって、シート状部材の積層構成を示す概略図である。 図9は、図8に示されたシート状部材の分解斜視図である。 図10は、シート状部材の拡散光学シートに関する変形例3を説明するための図であって、シート状部材の積層構成を示す概略図である。 図11は、シート状部材の拡散光学シートに関する変形例4を説明するための図であって、シート状部材の積層構成を示す概略図である。 図12は、図11に示されたシート状部材に用いられている拡散光学シートを示す斜視図である。 図13は、シート状部材の拡散光学シートに関する変形例5を説明するための図であって、シート状部材の積層構成を示す概略図である。 図14は、図13に示されたシート状部材に用いられている拡散光学シートを示す斜視図である。 図15は、シート状部材の最出射側シートに関する変形例を説明するための図であって、シート状部材の積層構成を示す概略図である。 図16は、シート状部材の最出射側シートに関する他の変形例を説明するための図であって、シート状部材の積層構成を示す概略図である。 図17は、シート状部材の最出射側シートに関するさらに他の変形例を説明するための図であって、シート状部材の積層構成を示す概略図である。 図18は、透過型スクリーンの偏向光学シートに関する変形例を説明するための図であって、透過型スクリーンを示す斜視図である。 図19は、背面投射型映像表示装置の一例としてのリアプロジェクションテレビであって、図18に示された透過型スクリーンを用いたリアプロジェクションテレビを示す概略構成図である。 図20は、図18に示された透過型スクリーンの偏向光学シートの作用を説明するための図である。
符号の説明
10 背面投射型映像表示装置(リアプロジェクションテレビ)
30 透過型スクリーン
50 シート状部材
60 拡散光学シート
60−1 第1の拡散光学シート
60−2 第2の拡散光学シート
62 拡散光学要素
62−1 第1の拡散光学要素
62−2 第2の拡散光学要素
63 単位光学要素(単位レンズ)
67 単位光学要素
67−1 第1の単位光学要素
67−2 第2の単位光学要素
70 透明支持シート
80 最出射側シート
81 基材層
82 拡散層
83 表面層

Claims (19)

  1. 入射側から投射された映像光を出射側に出射する透過型スクリーンに用いられるシート状部材であって、
    透明支持シートと、
    映像光を偏向させる単位光学要素が一方向に沿って複数配列されてなる拡散光学要素であって、映像光を主に前記一方向に拡散させる拡散光学要素を有し、前記透明支持シートよりも入射側に積層された拡散光学シートと、
    最出射側に積層され、防水性を有する基材層を含む一以上の層を有した最出射側シートと、を備え、
    前記最出射側シートの少なくともいずれかの層が、透過する光を拡散させる拡散部として機能する
    ことを特徴とするシート状部材。
  2. 前記基材層は、ポリエチレンテレフタレートから形成されている
    ことを特徴とする請求項1にシート状部材。
  3. 前記拡散光学要素は、映像光の少なくとも一部を屈折させる屈折面を有した単位光学要素としての単位レンズが複数配列されてなるレンチキュラーレンズである
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のシート状部材。
  4. 前記拡散光学要素は、映像光の少なくとも一部を全反射させる全反射面を有した単位光学要素が複数配列されてなる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のシート状部材。
  5. 前記透明支持シートよりも入射側に積層された第2の拡散光学シートをさらに備え、
    前記第2の拡散光学シートは、映像光を偏向させる単位光学要素が、前記一方向に直交する他方向に沿って、複数配列されてなる拡散光学要素であって、映像光を主に前記他方向に拡散させる拡散光学要素を有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のシート状部材。
  6. 前記拡散光学シートの拡散光学要素および前記第2の拡散光学シートの拡散光学要素のうちいずれか一方の拡散光学要素は、映像光の少なくとも一部を屈折させる屈折面を有した単位光学要素としての単位レンズが複数配列されてなるレンチキュラーレンズであり、他方の拡散光学要素は、映像光の少なくとも一部を全反射させる全反射面を有した単位光学要素が複数配列されてなる
    ことを特徴とする請求項5に記載のシート状部材。
  7. 前記拡散光学シートの拡散光学要素および前記第2の拡散光学シートの拡散光学要素は、映像光の少なくとも一部を全反射させる全反射面を有した単位光学要素が複数配列されてなる
    ことを特徴とする請求項5に記載のシート状部材。
  8. 前記拡散光学シートは、映像光を偏向させる単位光学要素が、前記一方向に直交する他方向に沿って、複数配列されてなる第2の拡散光学要素であって、映像光を主に前記他方向に拡散させる第2の拡散光学要素を、さらに有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のシート状部材。
  9. 前記拡散光学要素および前記第2の拡散光学要素のうちいずれか一方は、映像光の少なくとも一部を屈折させる屈折面を有した単位光学要素としての単位レンズが複数配列されてなるレンチキュラーレンズであり、他方は、映像光の少なくとも一部を全反射させる全反射面を有した単位光学要素が複数配列されてなる
    ことを特徴とする請求項8に記載のシート状部材。
  10. 前記拡散光学要素および前記第2の拡散光学要素は、映像光の少なくとも一部を全反射させる全反射面を有した単位光学要素が複数配列されてなる
    ことを特徴とする請求項8に記載のシート状部材。
  11. 前記基材層は拡散部として機能する
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載のシート状部材。
  12. 前記最出射側シートは、前記基材層よりも出射側に配置され出射側面を形成する表面層であって、ハードコート層、反射防止層、および、防眩層、のうちの少なくとも一つとして機能する表面層を、さらに有する
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載のシート状部材。
  13. 前記最出射側シートは、拡散部として機能する拡散層を、さらに有する
    ことを特徴とする請求項12に記載のシート状部材。
  14. 前記基材層は前記表面層の入射側に隣接して配置され、
    前記拡散層は前記基材層の入射側に隣接して配置されている
    ことを特徴とする請求項13に記載のシート状部材。
  15. 前記拡散層は前記表面層の入射側に隣接して配置され、
    前記基材層は前記拡散層の入射側に隣接して配置されている
    ことを特徴とする請求項13に記載のシート状部材。
  16. 前記表面層は拡散部として機能する
    ことを特徴とする請求項12乃至15のいずれか一項に記載のシート状部材。
  17. 前記透明支持シートは、ガラスまたは透光性セラミックスから形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至16のいずれか一項に記載のシート状部材。
  18. 請求項1乃至請求項17のいずれか一項に記載のシート状部材を備えた
    ことを特徴とする透過型スクリーン。
  19. 請求項18に記載の透過型スクリーンを備えた
    ことを特徴とする背面投射型映像表示装置。
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