JP2011111015A - 電動ステアリングロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マイナスサージが発生した場合であっても、モータの誤作動を確実に防ぐことができるとともに、小型化とコストダウンを図ることができる電動ステアリングロック装置を提供すること。
【解決手段】モータ3と、モータ駆動制御部5と、マイコン6と、MOSFET(スイッチング素子)7を備えた電動ステアリングロック装置1において、モータ駆動制御部5からバッテリ(電源)4側へ流れる電流を遮断するダイオード14を電源供給経路のMOSFET7とモータ駆動制御部5との間に配置し、該ダイオード14に逆方向への電圧を印加する故障検出用電圧印加部15を電源供給経路のダイオード14とモータ駆動制御部5との間に接続するとともに、その接続点aの電圧をマイコン6に出力する第1作動監視部16を電源供給経路のMOSFET7とダイオード14の間に接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の駐車時にステアリングホイールの回動を電動でロックするための電動ステアリングロック装置に関するものである。
近年、車両には盗難防止の目的で駐車時にステアリングホイールの回動を電動でロックするための電動ステアリングロック装置を備えたものがある。この電動ステアリングロック装置は、ステアリングシャフトに対して係脱するロック部材と、該ロック部材を作動させるモータと、該モータの駆動を制御するリレーやマイコン等のモータ駆動制御部を備えており、例えばエンジン作動状態でドライバがエンジンON/OFFスイッチをOFF操作すると、これを検知してモータを駆動し、該モータによってロック部材を移動させてステアリングシャフトに係合させることによってステアリングホイールの回動をロックするものである。そして、この電動ステアリングロック装置は、エンジン停止状態でドライバがエンジンON/OFFスイッチをON操作すると、これを検知してモータを駆動し、該モータによってロック部材を逆方向に移動させて該ロック部材のステアリングシャフトへの係合を解除し、ステアリングホイールをアンロックしてステアリング操作を可能とする。
斯かる電動ステアリングロック装置においては、モータ駆動制御部がノイズやショート等の何らかの原因で誤作動し、電動モータが駆動されてアンロック位置にあるロック部材がロック位置に移動し、ステアリングシャフトにロック部材が係合するためにステアリングロック状態となる可能性がある。
そこで、特許文献1には、車両走行中にステアリングロック状態となる不具合を解消するため、電源からモータへの電源供給経路にスイッチング素子を設け、該スイッチング素子によって車両の走行中にモータに電力が供給されないように構成し、仮にモータ駆動制御部が誤動作した場合であっても、車両の走行中にロック部材が誤ってステアリングシャフトに係合してステアリンクロック状態になる事態の発生を防ぐようにした提案がなされている。
特開2003−063354号公報
特許文献1において提案された構成では、スイッチング素子としてMOSFETが使用されており、このMOSFETは、リレーに比べて作動音が発生せず、商品性向上及び小型化が図られるために好んで用いられるケースが多くなっている。
ところが、MOSFETには逆方向(モータから電源方向)への電流の流れを遮断する機能が備えられていないため、例えばモータ駆動制御部のアンロックリレーが溶着故障しているときに大きなマイナスサージ(バッテリが外れる等することによってアースと電源との間に印加される逆方向の電圧)が発生すると、モータがロック部材をロック側へ移動させる方向に駆動され、車両の走行中にロック部材が不意にロック位置へ移動してステアリングロック状態となる可能性がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、マイナスサージが発生した場合であっても、モータの誤作動を確実に防ぐことができるとともに、回路構成の単純化、I/Oポート数の少ない小型のマイコンの採用によって小型化を図ることができる電動ステアリングロック装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、
車両のステアリングシャフトに係脱するロック部材を作動させるためのモータと、
電源から前記モータに供給される駆動電流の極性の切り替え/遮断を行うモータ駆動制御部と、
前記モータをアンロック作動させるアンロック信号とロック動作させるロック信号を前記モータ駆動制御部に選択的に送信して該モータ駆動制御部を制御するマイコンと、
前記電源から前記モータ駆動制御部への電源供給経路を遮断/導通するスイッチング素子と、を備えた電動ステアリングロック装置において、
前記モータ駆動制御部から前記電源側へ流れる電流を遮断するダイオードを前記電源供給経路の前記スイッチング素子と前記モータ駆動制御部との間に配置し、該ダイオードに逆方向への電圧を印加する故障検出用電圧印加部を前記電源供給経路の前記ダイオードと前記モータ駆動制御部との間に接続するとともに、その接続点の電圧を前記マイコンに出力する第1作動監視部を前記電源供給経路の前記スイッチング素子と前記ダイオードの間に接続したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、その接続点の電圧を前記マイコンに出力する第2作動監視部を前記電源供給経路の前記故障検出用電圧印加部と前記モータ駆動制御部との間に接続したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、その接続点の電圧を前記マイコンに出力する第2作動監視部を前記電源供給経路の前記モータ駆動制御部と前記モータとの間の前記モータの一方側の電極に接続するとともに、その接続点の電圧を前記マイコンに出力する第3作動監視部を前記電源供給経路の前記モータ駆動制御部と前記モータとの間の前記モータの他方側の電極に接続したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、モータ駆動制御部から電源側へ流れる電流を遮断するダイオードを電源供給経路の前記スイッチング素子とモータ駆動制御部との間に配置したため、マイナスサージが発生しても、モータの回転が防がれてロック部材が不意にアンロック位置からロック位置に移動する事態の発生が防がれ、車両の走行中にステアリングロック状態になるという不具合が確実に解消される。
又、第1作動監視部によってスイッチング素子のショート故障を検知することができるとともに、故障検出用電圧印加部によってダイオードに対して逆方向への電圧を印加し、第1作動監視部の電圧を監視することによってダイオードのショート故障を確実に検知することができる。このため、スイッチング素子とダイオードのショート故障を検知するための作動監視部をそれぞれ独立に設ける必要がなく、共通の第1作動監視部を用いてスイッチング素子とダイオードのショート検知を行うことができる。この結果、回路構成を単純化することができるとともに、I/Oポート数の少ない小型のマイコンを採用することができ、基板の小型化、延いては電動ステアリングロック装置の小型化が可能となる。
請求項2記載の発明によれば、その接続点の電圧をマイコンに出力する第2作動監視部を電源供給経路の故障検出用電圧印加部とモータ駆動制御部との間に接続したため、故障検出用電圧印加部の出力を第2作動監視部で監視することによってモータ駆動制御部の故障を検知することができる。この結果、故障検知用としてモータ駆動制御部とダイオードにそれぞれ故障検出用電圧印加部を設ける必要がなく、共通の故障検知用電圧印加部を用いてモータ駆動制御部とダイオードの故障検知を行うことができる。
請求項3記載の発明によれば、故障検出用電圧印加部の出力を第2及び第3作動監視部で監視することによってモータ駆動制御部の故障を検知することができるため、故障検知用としてモータ駆動制御部とダイオードにそれぞれ故障検出用電圧印加部を設ける必要がなく、共通の故障検知用電圧印加部を用いてモータ駆動制御部とダイオードの故障検知を行うことができる。
本発明の実施の形態1に係る電動ステアリングロック装置の回路構成図である。 (a)は本発明の実施の形態1に係る電動ステアリングロック装置のロック動作時のモータへの電源供給経路を示す回路図、(b)はアンロック動作時のモータへの電源供給経路を示す回路図である。 本発明の実施の形態1に係る電動ステアリングロック装置のロック動作時の制御手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る電動ステアリングロック装置のアンロック動作時の制御手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る電動ステアリングロック装置の回路構成図である。 本発明の実施の形態2に係る電動ステアリングロック装置のロック動作時の制御手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る電動ステアリングロック装置のアンロック動作時の制御手順を示すフローチャートである。 (a)は故障検出用電圧印加部の回路構成図、(b)は第1作動監視部の回路構成図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1は本発明の実施の形態1に係る電動ステアリングロック装置の回路構成図であり、同図において、20は車体に搭載されたECU(上位ユニット)、1は本発明に係る電動ステアリング装置(以下、「ESL」と称する)であって、ESL1は、車両の不図示のステアリングシャフトに係脱するロック部材2を作動させるためのモータ(M)3と、電源であるバッテリ(B)4から前記モータ3に供給される駆動電流の極性の切り替え/遮断を行うモータ駆動制御部5と、前記モータ3をアンロック作動させるアンロック信号とロック動作させるロック信号を前記モータ駆動制御部5に選択的に送信して該モータ駆動制御部5を制御するマイコン6と、前記バッテリ4から前記モータ駆動制御部5への電源供給経路を遮断/導通するスイッチング素子であるMOSFET7を備えている。尚、モータ駆動制御部5は、マイコン6からの信号によってON/OFFするロックリレー8とアンロックリレー9を備えている。
又、ESL1には、バッテリ4からの電源電圧を5Vに下げて前記マイコン6に供給する定電圧回路10と、ECU20からのロック/アンロック信号及び当該ESL1からのロック/アンロック完了信号や故障信号等を送信する通信回路11が設けられており、前記ロック部材2の近傍には、該ロック部材2がロック位置にあるかアンロック位置にあるかを磁気的に検出するロック検知用ホール素子12とアンロック検知用ホール素子13が配置されており、これらの検知信号はマイコン6へと送信される。
他方、ECU20は、バッテリ4からの供給電源をON/OFFするスイッチング素子としてのMOSFET21と、該MOSFET21をON/OFF制御するマイコン22と、ESL1の前記通信回路11との間で通信を行う通信回路23を備えている。
ところで、本実施の形態では、前記モータ駆動制御部5から前記バッテリ4側へ逆方向に流れる電流を遮断するダイオード14が電源供給経路の前記MOSFET7と前記モータ駆動制御部5との間に配置され、該ダイオード14に逆方向への電圧を印加する故障検出用電圧印加部15が電源供給経路の前記ダイオード14と前記モータ駆動制御部5との間に接続されている。又、その接続点aの電圧を前記マイコン6に出力する第1作動監視部16が電源供給経路の前記MOSFET7と前記ダイオード14の間に接続されるとともに、その接続点bの電圧を前記マイコン6に出力する第2作動監視部17が電源供給経路の前記故障検出用電圧印加部15と前記モータ駆動制御部5との間に接続されている。
故障検出用電圧印加部15は、図8(a)に示すように、マイコン6からの信号に応じて前記定電圧回路10から供給される5V電源からの電流を遮断/導通するトランジスタ15Tと、5V電源側へ逆方向に流れる電流を遮断するダイオード15Dと、5V電源から印加される電圧を前記モータ3を回転駆動させないように電流制限するための抵抗15Rとが直列に接続されて構成されている。
第1作動監視部16は、図8(b)に示すように、接続点aとマイコン6との間に分圧用抵抗R1を設けるとともに、マイコン6と分圧用抵抗R1との間を分圧用抵抗R2を介して接地している。従って、マイコン6には、接続点aの電圧が分圧用抵抗R1,R2によって分圧されて、マイコン6でAD変換可能な程度に低下した電圧が出力される。
MOSFET7のショート故障は、MOSFET7がOFF状態のときに第1作動監視部16から出力される電圧をマイコン6によって監視することによって検知可能である。具体的には、通常、MOSFET7がOFF状態のときには、バッテリ4からモータ駆動制御部5及び第1作動監視部16へ流れる電流がMOSFET7によって遮断される。このとき、接続点aには電圧が掛かっておらず、接続点aは第1作動監視部16の分圧用抵抗R2を介して接地されていることから、第1作動監視部16が接続された接続点aの電圧は0Vとなり、この0Vの電圧が第1作動監視部16からマイコン6に出力される。一方、MOSFET7がショート故障している場合には、MOSFET7がOFF状態であってもバッテリ4からモータ駆動制御部5及び第1作動監視部16へ流れる電流を遮断することはできない。このとき、接続点aの電圧は0V以上となり、この電圧に対応した電圧(第1作動監視部16の分圧用抵抗R1,R2によって分圧された電圧:0V以上)が第1作動監視部16からマイコン6に出力される。従って、この第1作動監視部16から出力される電圧の違いをマイコン6によって監視することによってMOSFET7の故障のチェックを行うことができる。
ダイオード14のショート故障は、故障検出用電圧印加部15によってダイオード14に対して逆方向への電圧を印加したときに第1作動監視部16から出力される電圧をマイコン6によって監視することによって検知可能である。具体的には、MOSFET7がOFF状態で、且つ、ダイオード14が正常な状態のときに故障検出用電圧印下部15から所定の電圧が印加されると、故障検出用電圧印加部15から第1作動監視部16へ流れる電流がダイオード14によって遮断される。このとき、接続点aには電圧が掛かっておらず、接続点aは第1作動監視部16の分圧用抵抗R2を介して接地されていることから、第1作動監視部16が接続された接続点aの電圧は0Vとなり、この0Vの電圧が第1作動監視部16からマイコン6に出力される。
一方、MOSFET7がOFF状態で、且つ、ダイオード14がショート故障している状態のときに故障検出用電圧印加部15から所定の電圧が印加されると、故障検出用電圧印加部15から第1作動監視部16へ流れる電流は遮断されない。このとき、第1作動監視部16が接続された接続点aの電圧値は0V以上となり、この電圧に対応した電圧(第1作動監視部16の分圧用抵抗R1,R2によって分圧された電圧:0V以上)が第1作動監視部16からマイコン6に出力される。従って、この第1作動監視部16から出力される電圧の違いをマイコン6によって監視することによってダイオード14のショート故障のチェックを行うことができる。
第2作動監視部17は、図8(b)に示す第1作動監視部16と同様の構成であり、接続点b(図8(b)の接続点aを接続点bと読み替える)とマイコン6との間に分圧用抵抗R1を設けるとともに、マイコン6と分圧用抵抗R1との間を分圧用抵抗R2を介して接地している。従って、マイコン6には、接続点bの電圧が分圧用抵抗R1,R2によって分圧されてマイコン6でAD変換可能な程度に低下した電圧が出力される。
モータ駆動制御部5の故障は、故障検出用電圧印加部15によってモータ駆動制御部5に所定の電圧を印加したときの第2作動監視部17から出力される電圧をマイコン6によって監視することによって検知可能である。具体的には、モータ駆動制御部5のロックリレー8及びアンロックリレー9がOFF状態、即ち、モータ3の両電極が電源側に接続されている状態(図1に示す状態)のときに故障検出用電圧印加部15から所定の電圧が印加されると、故障検出用電圧印加部15から流れる電流は、モータ3には流れず、第2駆動監視部17へと流れる。このとき、第2作動監視部17が接続された接続点bの電圧は、故障検出用電圧印加部15の抵抗15Rと、第2作動監視部17の分圧用抵抗R1,R2とによって分圧された値となり、この電圧に対応する電圧(正常時出力電圧)が第2作動監視部17からマイコン6へ出力される。
一方、モータ駆動制御部5のロックリレー8及びアンロックリレー9のどちらか一方がON故障している状態(図2(a)又は図2(b)に示す状態)のときに、故障検出用電圧印加部15から所定の電圧が印加されると、故障検出用電圧印加部15から流れる電流は、モータ3を介して接地側に流れるとともに、第2駆動監視部17にも流れる。このとき、モータ3の内部抵抗の抵抗値は、故障検出用電圧印加部15の抵抗15R及び第2作動監視部17の分圧用抵抗R1,R2に対して十分小さい値であり、接続点bの電圧は、前記正常時の場合と比較して小さくなり、第2作動監視部17から出力される電圧は、前記正常時出力電圧よりも小さい値となる。従って、マイコン6は、この第2作動監視部17から出力される電圧の値に応じてモータ駆動制御部5の故障を検出することができる。
次に、本実施の形態に係るESL1の作用をロック動作とアンロック動作についてそれぞれ図2〜図4に基づいて以下に説明する。
図2(a)はロック動作時のモータへの電源供給経路を示す回路図、図2(b)はアンロック動作時のモータへの電源供給経路を示す回路図、図3はロック動作時の制御手順を示すフローチャート、図4はアンロック動作時の制御手順を示すフローチャートである。
1)ロック動作時:
ロック動作時の作用を図2(a)及び図3のフローチャートに基づいて説明すると、ECU20のマイコン22は、エンジン動作中にドライバがエンジンON/OFFスイッチをOFF操作したか否かを判定し(図3のステップS1)、ドライバがエンジンON/OFFスイッチをOFF操作すると(ステップS1での判定結果がYESであると)、ECU20側のMOSFET21をONにしてESL1にバッテリ4から電源を供給する(ステップS2)。
すると、ESL1のマイコン6は、第1作動監視部16から入力されるa点の電圧値を確認し、ESL1のMOSFET7の故障をチェックする(ステップS3)。具体的には、MOSFET7がOFF状態にあって第1作動監視部16から入力される電圧値が0Vであれば正常、0V以上であればショート故障であると判定する。
次に、ESL1のマイコン6は、故障検出用電圧印加部15から所定の電圧を印加し、第1作動監視部16から入力されるa点の電圧値を確認してダイオード14のショート故障をチェックする(ステップS4)。具体的には、第1作動監視部16から入力される電圧値が0Vであれば正常、0V以上であればショート故障であると判定する。
又、ESL1のマイコン6は、故障検出用電圧印加部15から所定の電圧を印加し、第2作動監視部17から入力されるb点の電圧値を確認してモータ駆動制御部5のロックリレー8とアンロックリレー9のON故障をチェックする(ステップS5)。具体的には、第2作動監視部17から入力される電圧値が所定値(正常時出力電圧)であれば正常、所定値以下であればON故障であると判定する。
以上のようにMOSFET7とダイオード14及びロックリレー8/アンロックリレー9の故障がチェックされると、ECU20のマイコン22は、状態要求信号を通信回路23,11を経てESL1のマイコン6に対して送信する(ステップS6)。すると、ESL1のマイコン6は、ロック部材2の位置、MOSFET7とダイオード14及びロックリレー8/アンロックリレー9の故障確認結果を通信回路11,23を経てECU20のマイコン22に送信する(ステップS7)。
次に、ECU20のマイコン22は、返信結果を判定し(ステップS8)、返信結果が正常であれば(ステップS8での判定結果がYESであれば)通信回路23,11を経てESL1のマイコン6に対して暗号化されたロック信号を送信し(ステップS9)、通信結果が正常でなければ(ステップS8での判定結果がNOであれば)車両のインスツルメントパネルに設けられた警告灯を点灯させ、ESL1に異常が発生していることをユーザーに知らせて処理を中止する(ステップS17)。
ロック信号を受信したESL1のマイコン6は、ロック信号が正規の信号であるか否かを判定し(ステップS10)、正規の信号であれば(ステップS10での判定結果がYESであれば)、MOSFET7にON信号を送信し、該MOSFET7を導通状態とし(ステップS11)、モータ駆動制御部5のロックリレー8にON信号を送信する(ステップS12)。又、ロック信号が正規の信号でない場合(ステップS10での判定結果がNOである場合)には、車両のインスツルメントパネルに設けられた警告灯を点灯させ、ESL1に異常が発生していることをユーザーに知らせて処理を中止する(ステップS17)。
ロック信号が正規の信号であって、前述のようにロックリレー8にON信号が送信されると、ロックリレー8が図2(a)に示すようにONされ、同図に実線にて示すモータ3への電源供給経路が形成されるため、電流は図示矢印に流れてモータ3が駆動され、ロック部材2がアンロック位置からロック位置方向へと移動する。
上述のようにモータ3によってロック部材2がアンロック位置からロック位置方向へと移動すると、ESL1のマイコン6は、ロック検知用ホール素子12によってロック部材2がロック位置に移動したか否かを判定する(ステップS13)。そして、ロック部材2がロック位置に移動すると(ステップS13での判定結果がYESであると)、ESL1のマイコン6は、ロックリレー8へのON信号の送信を停止してモータ3の駆動を停止するとともに、MOSFET7へのON信号の送信を停止してロックリレー8への電力の供給を遮断する(ステップS14)。
そして、ESL1のマイコン6は、ロック部材2の位置情報を通信回路11,23を経てECU20のマイコン22に送信する(ステップS15)。すると、ECU20のマイコン22は、ECU20側のMOSFET21へのON信号の送信を停止してESL1への電力の供給を遮断して処理を終了し(ステップS16)、ESL1によってステアリングロック状態が維持される。
2)アンロック動作時:
次に、アンロック動作時の作用を図2(b)及び図4のフローチャートに基づいて説明すると、ECU20のマイコン22は、エンジン停止中にドライバがエンジンON/OFFスイッチをON操作したか否かを判定し(図4のステップS1)、ドライバがエンジンON/OFFスイッチをON操作すると、ECU20側のMOSFET21をONにしてESL1にバッテリ4から電源を供給する(ステップS2)。
その後、前記ロック動作時と同様にESL1のMOSFET7の故障がチェックされ(ステップS3)、ダイオード14のショート故障がチェックされ(ステップS4)、モータ駆動制御部5のロックリレー8とアンロックリレー9のON故障がチェックされる(ステップS5)。
以上のようにMOSFET7とダイオード14及びロックリレー8/アンロックリレー9の故障がチェックされると、前記ロック動作時と同様にECU20のマイコン22は、状態要求信号をESL1のマイコン6に対して送信する(ステップS6)。すると、ESL1のマイコン6は、ロック部材2の位置、MOSFET7とダイオード14及びロックリレー8/アンロックリレー9の故障確認結果を通信回路11,23を経てECU20のマイコン22に送信する(ステップS7)。
次に、ECU20のマイコン22は、返信結果を判定し(ステップS8)、返信結果が正常であれば(ステップS8での判定結果がYESであれば)通信回路23,11を経てESL1のマイコン6に対して暗号化されたアンロック信号を送信し(ステップS9)、通信結果が正常でなければ(ステップS8での判定結果がNOであれば)車両のインスツルメントパネルに設けられた警告灯を点灯させ、ESL1に異常が発生していることをユーザーに知らせて処理を中止する(ステップS17)。
アンロック信号を受信したESL1のマイコン6は、アンロック信号が正規の信号であるか否かを判定し(ステップS10)、正規の信号であれば(ステップS10での判定結果がYESであれば)、MOSFET7にON信号を送信し、該MOSFET7を導通状態とし(ステップS11)、モータ駆動制御部5のアンロックリレー9にON信号を送信する(ステップS12)。そして、アンロック信号が正規の信号でない場合(ステップS10での判定結果がNOである場合)には、車両のインスツルメントパネルに設けられた警告灯を点灯させ、ESL1に異常が発生していることをユーザーに知らせて処理を中止する(ステップS17)。
アンロック信号が正規の信号であって、前述のようにアンロックリレー9にON信号が送信されると、アンロックリレー9が図2(b)に示すようにONされ、同図に実線にて示すモータ3への電源供給経路が形成されるため、電流はロック動作時とは逆に図示矢印に流れてモータ3が逆駆動され、ロック部材2がロック位置からアンロック位置方向へと移動する。
上述のようにモータ3によってロック部材2がロック位置からアンロック位置方向へと移動すると、ESL1のマイコン6は、アンロック検知用ホール素子13によってロック部材2がアンロック位置に移動したか否かを判定する(ステップS13)。そして、ロック部材2がアンロック位置に移動すると(ステップS13での判定結果がYESであると)、ESL1のマイコン6は、アンロックリレー9へのON信号の送信を停止してモータ3の駆動を停止するとともに、MOSFET7へのON信号の送信を停止してアンロックリレー9への電力の供給を遮断する(ステップS14)。
そして、ESL1のマイコン6は、ロック部材2の位置情報を通信回路11,23を経てECU20のマイコン22に送信する(ステップS15)。すると、ECU20のマイコン22は、ECU20側のMOSFET21へのON信号の送信を停止してESL1への電力の供給を遮断して処理を終了し(ステップS16)、ESL1によってステアリングのアンロック状態が維持される。
以上のように、本実施の形態では、モータ駆動制御部5からバッテリ4側へ流れる電流を遮断するダイオード14を電源供給経路のMOSFET7とモータ駆動制御部5との間に配置したため、マイナスサージが発生しても、モータ3の回転が防がれてロック部材2が不意にアンロック位置からロック位置に移動する事態の発生が防がれ、車両の走行中にステアリングロック状態になるという不具合が確実に解消される。
又、第1作動監視部16によってMOSFET7のショート故障を検知することができるとともに、故障検出用電圧印加部15によってダイオード14に対して逆方向への電圧を印加し、第1作動監視部16の電圧を監視することによってダイオード14のショート故障を確実に検知することができる。このため、MOSFET7とダイオード14のショート故障を検知するための作動監視部をそれぞれ独立に設ける必要がなく、共通の第1作動監視部16を用いてMOSFETとダイオード14のショート検知を行うことができる。この結果、回路構成を単純化することができるとともに、I/Oポート数の少ない小型のマイコン6を採用することができ、基板の小型化、延いては電動ステアリングロック装置1の小型化が可能となる。
更に、本実施の形態では、その接続点bの電圧をマイコン6に出力する第2作動監視部17を電源供給経路の故障検出用電圧印加部15とモータ駆動制御部5との間に接続したため、故障検出用電圧印加部15の出力を第2作動監視部17で監視することによってモータ駆動制御部5の故障を検知することができる。この結果、故障検知用としてモータ駆動制御部5とダイオード14にそれぞれ故障検出用電圧印加部を設ける必要がなく、共通の故障検知用電圧印加部15を用いてモータ駆動制御部5とダイオード14の故障検知を行うことができる。
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2に係る電動ステアリングロック装置の回路構成を図5に基づいて説明する。
本実施の形態に係る電動ステアリングロック装置の回路構成は図1に示す回路構成に対して第3作動監視部18を追加したものである。即ち、その接続点cの電圧をマイコン6に出力する第2作動監視部17を電源供給経路のモータ駆動制御部5とモータ3との間のモータ3の一方側の電極に接続するとともに、その接続点dの電圧をマイコン6に出力する第3作動監視部18を電源供給経路のモータ駆動制御部5とモータ3との間のモータ3の他方側の電極に接続したものであって、他の回路構成は図1に示す前記実施の形態1のそれと同様である。従って、図5においては、図1に示したものと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての再度の説明は省略する。
第3作動監視部18は、図8(b)に示す第1作動監視部16と同様の構成であり、接続点d(図8(b)の接続点aを接続点dと読み替える)とマイコン6との間に分圧用抵抗R1を設けるとともに、マイコン6と分圧用抵抗R1との間を分圧用抵抗R2を介して接地している。従って、マイコン6には、接続点dの電圧が分圧用抵抗R1,R2によって分圧されてマイコン6でAD変換可能な程度に低下した電圧が出力される。
モータ駆動制御部5の故障は、故障検出用電圧印加部15によってモータ駆動制御部5に所定の電圧を印加したときの第2作動監視部17及び第3作動監視部17からマイコン6に出力される電圧をマイコン6によって監視することで検知可能である。具体的には、モータ駆動制御部5のロックリレー8及びアンロックリレー9がOFF状態、即ち、モータ3の両電極が電源側に接続されている状態(図1に示す状態)のときに、故障検出用電圧印加部15から所定の電圧が印加されると、故障検出用電圧印加部15から流れる電流は、モータ3には流れず、ロック、アンロックリレー8,9を介して第2駆動監視部17及び第3駆動監視部18へと流れる。このとき、接続点c,dの電圧は、故障検出用電圧印加部15の抵抗15Rと、第2作動監視部17の分圧用抵抗R1,R2及び第3作動監視部18の分圧用抵抗R1,R2とによって分圧された値となり、この電圧に対応する電圧(正常時出力電圧)が第2作動監視部17及び第3作動監視部18からマイコン6へ出力される。
一方、モータ駆動制御部5のロックリレー8及びアンロックリレー9のどちらか一方がON故障している状態(図2(a)又は図2(b)に示す状態)のときに、故障検出用電圧印加部15から所定の電圧が印加されると、故障検出用電圧印加部15から流れる電流は、モータ3を介して接地側へ流れるとともに、第2駆動監視部17及び第3駆動監視部18にも流れる。このとき、モータ3の内部抵抗の抵抗値は、故障検出用電圧印加部15の抵抗15R及び第2、第3作動監視部17,18の各分圧用抵抗R1,R2に対して十分小さい値であり、接続点c,dの電圧は、前記正常時の場合と比較して小さくなり、各作動監視部17,18から出力される電圧は、前記正常時出力電圧よりも小さい値となる。従って、マイコン6は、この第2作動監視部17及び第3作動監視部18から出力される電圧の値に応じてモータ駆動制御部5の故障を検出することができる。
又、本実施の形態2においては、その接続点の電圧をマイコン6に出力する第2作動監視部17をアンロックリレー9とモータ3との間のモータ3の一方側の電極(接続点c)に接続するとともに、その接続点の電圧をマイコン6に出力する第3作動監視部18をロックリレー8とモータ3との間のモータ3の他方側の電極(接続点d)に接続しているため、ロック部材2を作動させるモータ駆動時にモータ駆動制御部5のロックリレー8及びアンロックリレー9を個別に故障確認することができる。
具体的には、ロック動作時において、MOSFET21,7が導通状態のときに、マイコン6からロックリレーON信号が出力されてロックリレー8がON状態(図2(a)に示す状態)となると、モータ3にバッテリ4から12Vの電圧が印加され、モータ3がロック駆動する。この状態では、接続点aの電圧値が12V、接続点cの電圧値がほぼ12V(ダイオード14の抵抗分だけ電圧降下した値)、接続点dの電圧値がほぼ0Vとなり、この各電圧に対応する電圧(分圧用抵抗R1,R2によって分圧された電圧)が各作動監視部16,17,18からマイコン6に出力される。このとき、仮にロックリレー8がOFF側に溶着故障している場合には、マイコン6からロックリレーON信号が出力されてもロックリレー8は作動せず、モータ3の両電極は電源側に接続されたままの状態となり、モータ3は駆動しない。この場合、接続点aの電圧値が12V、接続点cの電圧値がほぼ12V、接続点dの電圧値がほぼ12Vとなり、この各電圧に対応する電圧が各作動監視部16,17,18からマイコン6に出力される。このとき、マイコン6は、接続点dの電圧値が正常時と比べて異なることから、ロックリレー8が故障していることを検出することができる。又、ロック動作時に、アンロックリレー9がON側に溶着故障している場合には、マイコン6からロックリレーON信号が出力されてロックリレー8がON側に作動しても、モータ3の両電極は接地側に接続された状態となり、モータ3は駆動しない。この場合、接続点aの電圧値が12V、接続点cの電圧値がほぼ0V、接続点dの電圧値がほぼ0Vとなり、この各電圧に対応する電圧が各作動監視部16,17,18からマイコン6に出力される。このとき、マイコン6は、接続点cの電圧値が正常時と比べて異なることから、アンロックリレー9が故障していることを検出することができる。
一方、アンロック動作時において、MOSFET21,7が導通状態のときに、マイコン6からアンロックリレーON信号が出力されてアンロックリレー9がON状態(図2(b)に示す状態)となると、モータ3にバッテリ4から12Vの電圧が印加され、モータ3がアンロック駆動する。この状態では、接続点aの電圧値が12V、接続点cの電圧値がほぼ0V、接続点dの電圧値がほぼ12Vとなり、この各電圧に対応する電圧が各作動監視部16,17,18からマイコン6に出力される。このとき、仮にアンロックリレー9がOFF側に溶着故障している場合には、マイコン6からアンロックリレーON信号が出力されてもアンロックリレー9は作動せず、モータ3の両電極は電源側に接続されたままの状態となり、モータ3は駆動しない。この場合、接続点aの電圧値が12V、接続点cの電圧値がほぼ12V、接続点dの電圧値がほぼ12Vとなり、この各電圧に対応する電圧が各作動監視部16,17,18からマイコン6に出力される。このとき、マイコン6は、接続点cの電圧値が正常時と比べて異なることから、アンロックリレー9が故障していることを検出することができる。又、アンロック動作時において、ロックリレー8がON側に溶着故障している場合には、マイコン6からアンロックリレーON信号が出力されてアンロックリレー9がON側に作動しても、モータ3の両電極は接地側に接続された状態となり、モータ3は駆動しない。この場合、接続点aの電圧値が12V、接続点cの電圧値がほぼ0V、接続点dの電圧値がほぼ0Vとなり、この各電圧に対応する電圧が各作動監視部16,17,18からマイコン6に出力される。このとき、マイコン6は、接続点dの電圧値が正常時と比べて異なることから、ロックリレー8が故障していることを検出することができる。
このように、第2作動監視部17及び第3作動監視部18をモータ3の両電極に接続することにより、モータ駆動時に、ロックリレー8及びアンロックリレー9のどちらが故障した状態であるのかを検出することが可能となり、故障状態を詳細に把握できる。従って、状況に応じた故障対策を的確に行うことが可能となり、より安全性を向上することができる。
次に、本実施の形態に係る電動ステアリングロック装置(以下、「ESL」と称する)1の作用をロック動作とアンロック動作についてそれぞれ図6及び図7に示すフローチャートに基づいて以下に説明する。
1)ロック動作時:
ECU20のマイコン22は、エンジン動作中にドライバがエンジンON/OFFスイッチをOFF操作したか否かを判定し(図6のステップS1)、ドライバがエンジンON/OFFスイッチをOFF操作すると、ECU20側のMOSFET21をONにしてESL1にバッテリ4から電源を供給する(ステップS2)。
すると、ESL1のマイコン6は、第1作動監視部16から入力されるa点の電圧値を確認し、ESL1のMOSFET7の故障をチェックし(ステップS3)、故障検出用電圧印加部15から所定の電圧を印加し、第1作動監視部16から入力されるa点の電圧値を確認してダイオード14のショート故障をチェックする(ステップS4)。
又、ESL1のマイコン6は、故障検出用電圧印加部15から所定の電圧を印加し、第2作動監視部17から入力されるc点の電圧値と第3作動監視部18から入力されるd点の電圧値を確認してモータ駆動制御部5のロックリレー8とアンロックリレー9のON故障をチェックする(ステップS5)。具体的には、第2及び第3作動監視部17,18からそれぞれ入力される電圧値が所定値(正常時出力電圧)であれば正常、所定値以下であればON故障であると判定する。
以上のようにMOSFET7とダイオード14及びロックリレー8/アンロックリレー9の故障がチェックされると、ECU20のマイコン22は、状態要求信号を通信回路23,11を経てESL1のマイコン6に対して送信する(ステップS6)。すると、ESL1のマイコン6は、ロック部材2の位置、MOSFET7とダイオード14及びロックリレー8/アンロックリレー9の故障確認結果を通信回路11,23を経てECU20のマイコン22に送信する(ステップS7)。
次に、ECU20のマイコン22は、返信結果を判定し(ステップS8)、返信結果が正常であれば通信回路23,11を経てESL1のマイコン6に対して暗号化されたロック信号を送信し(ステップS9)、通信結果が正常でなければ車両のインスツルメントパネルに設けられた警告灯を点灯させ、ESL1に異常が発生していることをユーザーに知らせて処理を中止する(ステップS19)。
ロック信号を受信したESL1のマイコン6は、ロック信号が正規の信号であるか否かを判定し(ステップS10)、正規の信号であればMOSFET7にON信号を送信し、該MOSFET7を導通状態とし(ステップS11)、モータ駆動制御部5のロックリレー8にON信号を送信する(ステップS12)。又、ロック信号が正規の信号でない場合には、車両のインスツルメントパネルに設けられた警告灯を点灯させ、ESL1に異常が発生していることをユーザーに知らせて処理を中止する(ステップS19)。
ロック信号が正規の信号であって、前述のようにロックリレー8にON信号が送信されると、ロックリレー8がONされる。このとき、ESL1のマイコン6は、ロックリレー8が正常にON動作したか否かを判定する(ステップS13)。具体的には、第1作動監視部16から入力されるa点の電圧値が12V、第2作動監視部17から入力されるc点の電圧値がほぼ12V、第3作動監視部18から入力されるd点の電圧値がほぼ0Vであれば正常と判定し、それ以外であればロックリレー8へのON信号の送信を停止してモータ8を停止させるとともに、MOSFET7へのON信号の送信も停止してロックリレー8への電力の供給を遮断する(ステップS15)。
ロックリレー8が正常にONされるとモータ3が駆動され、ロック部材2がアンロック位置からロック位置方向へと移動する。
上述のようにモータ3によってロック部材2がアンロック位置からロック位置方向へと移動すると、ESL1のマイコン6は、ロック検知用ホール素子12によってロック部材2がロック位置に移動したか否か及びロックリレー8の故障の有無を判定する(ステップS14)。そして、ロック部材2がロック位置に移動したことを検知するか、或いはロックリレー8の故障を検知すると、ESL1のマイコン6は、ロックリレー8へのON信号の送信を停止してモータ3の駆動を停止するとともに、MOSFET7へのON信号の送信を停止してロックリレー8への電力の供給を遮断する(ステップS15)。
そして、ESL1のマイコン6は、ロック部材2の位置情報と異常の有無を通信回路11,23を経てECU20のマイコン22に送信する(ステップS16)。すると、ECU20のマイコン22は、異常の有無を判定し(ステップS17)、異常がない場合にはECU20側のMOSFET21へのON信号の送信を停止してESL1への電力の供給を遮断して処理を終了し(ステップS18)、ESL1によってステアリングロック状態が維持される。又、ECU20のマイコン22は、異常の信号を受信すると、車両のインスツルメントパネルに設けられた警告灯を点灯させ、ESL1に異常が発生していることをユーザーに知らせる(ステップS19)。
2)アンロック動作時:
次に、アンロック動作時の作用を図7のフローチャートに基づいて説明すると、ECU20のマイコン22は、エンジン停止中にドライバがエンジンON/OFFスイッチをON操作したか否かを判定し(図7のステップS1)、ドライバがエンジンON/OFFスイッチをON操作すると、ECU20側のMOSFET21をONにしてESL1にバッテリ4から電源を供給する(ステップS2)。
その後、前記ロック動作時と同様にESL1のMOSFET7の故障がチェックされ(ステップS3)、ダイオード14のショート故障がチェックされる(ステップS4)。
又、ESL1のマイコン6は、故障検出用電圧印加部15から所定の電圧を印加し、第2作動監視部17から入力されるc点の電圧値と第3作動監視部18から入力されるd点の電圧値をそれぞれ確認してモータ駆動制御部5のロックリレー8とアンロックリレー9のON故障をチェックする(ステップS5)。
以上のようにMOSFET7とダイオード14及びロックリレー8/アンロックリレー9の故障がチェックされると、ECU20のマイコン22は、状態要求信号を通信回路23,11を経てESL1のマイコン6に対して送信する(ステップS6)。すると、ESL1のマイコン6は、ロック部材2の位置、MOSFET7とダイオード14及びロックリレー8/アンロックリレー9の故障確認結果を通信回路11,23を経てECU20のマイコン22に送信する(ステップS7)。
次に、ECU20のマイコン22は、返信結果を判定し(ステップS8)、返信結果が正常であれば通信回路23,11を経てESL1のマイコン6に対して暗号化されたアンロック信号を送信し(ステップS9)、通信結果が正常でなければ車両のインスツルメントパネルに設けられた警告灯を点灯させ、ESL1に異常が発生していることをユーザーに知らせて処理を中止する(ステップS19)。
アンロック信号を受信したESL1のマイコン6は、アンロック信号が正規の信号であるか否かを判定し(ステップS10)、正規の信号であればMOSFET7にON信号を送信し、該MOSFET7を導通状態とし(ステップS11)、モータ駆動制御部5のアンロックリレー9にON信号を送信する(ステップS12)。又、アンロック信号が正規の信号でない場合には、車両のインスツルメントパネルに設けられた警告灯を点灯させ、ESL1に異常が発生していることをユーザーに知らせて処理を中止する(ステップS19)。
アンロック信号が正規の信号であって、前述のようにアンロックリレー9にON信号が送信されると、アンロックリレー9がONされるが、このとき、ESL1のマイコン6は、アンロックリレー9が正常にON動作したか否かを判定する(ステップS13)。具体的には、第1作動監視部16から入力されるa点の電圧値が12V、第2作動監視部17から入力されるc点の電圧値がほぼ0V、第3作動監視部18から入力されるd点の電圧値がほぼ12Vであれば正常と判定し、それ以外であればアンロックリレー9へのON信号の送信を停止してモータ3を停止させるとともに、MOSFET7へのON信号の送信も停止してアンロックリレー9への電力の供給を遮断する(ステップS15)。
アンロックリレー9が正常にONされるとモータ3が逆駆動され、ロック部材2がロック位置からアンロック位置方向へと移動する。
上述のようにモータ3によってロック部材2がロック位置からアンロック位置方向へと移動すると、ESL1のマイコン6は、アンロック検知用ホール素子13によってロック部材2がアンロック位置に移動したか否か及びアンロックリレー9の故障の有無を判定する(ステップS14)。そして、ロック部材2がアンロック位置に移動するか、或いはアンロックリレー9の故障を検知すると、ESL1のマイコン6は、アンロックリレー9へのON信号の送信を停止してモータ3の駆動を停止するとともに、MOSFET7へのON信号の送信を停止してアンロックリレー9への電力の供給を遮断する(ステップS15)。
そして、ESL1のマイコン6は、ロック部材2の位置情報と異常の有無を通信回路11,23を経てECU20のマイコン22に送信する(ステップS16)。すると、ECU20のマイコン22は、異常の有無を判定し(ステップS17)、異常がない場合にはECU20側のMOSFET21へのON信号の送信を停止してESL1への電力の供給を遮断して処理を終了し(ステップS18)、ESL1によってステアリングのアンロック状態が維持される。又、ECU20のマイコン22は、異常の信号を受信すると、車両のインスツルメントパネルに設けられた警告灯を点灯させ、ESL1に異常が発生していることをユーザーに知らせる(ステップS19)。
而して、本実施の形態においても前記実施の形態1と同様の効果が得られるが、本実施の形態では、故障検出用電圧印加部15の出力を第2作動監視部17及び第3作動監視部18で監視することによってモータ駆動制御部5の故障を検知することができるため、故障検知用としてモータ駆動制御部5とダイオード14にそれぞれ故障検出用電圧印加部を設ける必要がなく、共通の故障検知用電圧印加部15を用いてモータ駆動制御部5とダイオード14の故障検知を行うことができるという効果が得られる。
尚、本発明の構成は、各実施の形態に示した構成に限定されるものではない。例えば、各実施の形態においては、モータ駆動制御部5をロックリレー8及びアンロックリレー9によって構成し、各リレーがOFF状態のときにモータ3の両電極が電源側に接続されるように構成しているが、これに限定されず、例えば、各リレー8,9がOFF状態の時にモータ3の両電極が接地側に接続されるように構成しても良い。又、各実施の形態においては、スイッチング素子7、ダイオード7及びモータ駆動制御部5の故障検出をESL起動時に行うようにしているが、例えば、この故障検出をモータ3駆動前、或いはESL停止時に行っても良く、その故障検出のタイミング及び実施の回数は任意に設定可能である。更に、実施の形態2において、モータ3の駆動中に、ロックリレー8及びアンロックリレー9の故障確認を行うようにしているが、この故障確認を、モータ3停止時のロックリレー8又はアンロックリレー9の作動終了後に行なうようにしても良い。
1 電動ステアリングロック装置(ESL)
2 ロック部材
3 モータ
4 バッテリ(電源)
5 モータ駆動制御部
6 マイコン
7 MOSFET(スイッチング素子)
8 ロックリレー
9 アンロックリレー
10 定電圧回路
11 通信回路
12 ロック検知用ホール素子
13 アンロック検知用ホール素子
14 ダイオード
15 故障検出用電圧印加部
15D ダイオード
15R 抵抗
15T トランジスタ
16 第1作動監視部
17 第2作動監視部
18 第3作動監視部
20 ECU
21 MOSFET(スイッチング素子)
22 マイコン
23 通信回路
R1,R2 分圧用抵抗
a〜d 接続点

Claims (3)

  1. 車両のステアリングシャフトに係脱するロック部材を作動させるためのモータと、
    電源から前記モータに供給される駆動電流の極性の切り替え/遮断を行うモータ駆動制御部と、
    前記モータをアンロック作動させるアンロック信号とロック動作させるロック信号を前記モータ駆動制御部に選択的に送信して該モータ駆動制御部を制御するマイコンと、
    前記電源から前記モータ駆動制御部への電源供給経路を遮断/導通するスイッチング素子と、を備えた電動ステアリングロック装置において、
    前記モータ駆動制御部から前記電源側へ流れる電流を遮断するダイオードを前記電源供給経路の前記スイッチング素子と前記モータ駆動制御部との間に配置し、該ダイオードに逆方向への電圧を印加する故障検出用電圧印加部を前記電源供給経路の前記ダイオードと前記モータ駆動制御部との間に接続するとともに、その接続点の電圧を前記マイコンに出力する第1作動監視部を前記電源供給経路の前記スイッチング素子と前記ダイオードの間に接続したことを特徴とする電動ステアリングロック装置。
  2. その接続点の電圧を前記マイコンに出力する第2作動監視部を前記電源供給経路の前記故障検出用電圧印加部と前記モータ駆動制御部との間に接続したことを特徴とする請求項1記載の電動ステアリングロック装置。
  3. その接続点の電圧を前記マイコンに出力する第2作動監視部を前記電源供給経路の前記モータ駆動制御部と前記モータとの間の前記モータの一方側の電極に接続するとともに、その接続点の電圧を前記マイコンに出力する第3作動監視部を前記電源供給経路の前記モータ駆動制御部と前記モータとの間の前記モータの他方側の電極に接続したことを特徴とする請求項1記載の電動ステアリングロック装置。
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