JP2015104971A - 電動ステアリングロック装置 - Google Patents

電動ステアリングロック装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015104971A
JP2015104971A JP2013247025A JP2013247025A JP2015104971A JP 2015104971 A JP2015104971 A JP 2015104971A JP 2013247025 A JP2013247025 A JP 2013247025A JP 2013247025 A JP2013247025 A JP 2013247025A JP 2015104971 A JP2015104971 A JP 2015104971A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
drive
motor
unlock
lock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013247025A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6176088B2 (ja
Inventor
井上 貴博
Takahiro Inoue
貴博 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
U Shin Ltd
Original Assignee
Yuhshin Co Ltd
Yuhshin Seiki Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yuhshin Co Ltd, Yuhshin Seiki Kogyo KK filed Critical Yuhshin Co Ltd
Priority to JP2013247025A priority Critical patent/JP6176088B2/ja
Publication of JP2015104971A publication Critical patent/JP2015104971A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6176088B2 publication Critical patent/JP6176088B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

【課題】スタートプッシュスイッチの操作からエンジンが始動するまでの時間を短縮させるため、アンロック駆動時間を可能な限り短縮させたESLを提供すること。【解決手段】ロックボルトを連動して移動させるモータ15と、このモータ15の給電経路を形成するモータ制御リレー39を制御するESL制御部32と、ロックボルト位置検出手段と、ESL制御部32にアンロック駆動要求信号を送り、このESL制御部32によってモータ制御リレー39をアンロック駆動給電経路に切り換えさせる上位ECU30と、モータ15の給電経路に設けた電力供給制限回路40とを備え、前記ロックボルトがロック位置にあるときの前記ロックボルト位置検出手段からの検出信号に応動し、上位ECU30からのアンロック駆動要求信号を受信する前に、前記電力供給制限回路40を導通させ、モータ制御リレー39を給電準備モードとするスイッチング回路60を設けた。【選択図】図1

Description

車両に搭載する電動ステアリングロック装置に関する。
車両に搭載された電動ステアリングロック装置(以下、単に「ESL」と言う)は、ロックボルトをロック位置とアンロック位置とに移動させる電動駆動機構を備えている。
そして、ロックボルトが車両の走行中に不用意にロック位置に移動することを防止するため、モータの駆動回路としてモータをロック方向に回転させ、また、アンロック方向に回転させるモータ制御リレーの他に、モータの給電経路に設けた電力供給制限回路(スイッチング手段)を備え、モータ制御リレーと電力供給制限回路の両者の導通制御にしたがってモータ給電が可能となっている。
図4は、ESLの電動駆動機構の分解斜視図、図5、図6は同電動駆動機構の断面図を示す。
これらの図面に示すように、この電動駆動機構は、ケース本体11、ロックボルト12、カム部材13、回転体14、モータ15、プリント基板16、ケースカバー17などから構成されている。
ロックボルト12は、ケース本体11に形成された孔部11aから、図5に示すように進出して図示しないステアリングシャフトの係合凹部に突入しステアリングシャフトの回転をロックし、また、このロックボルト12が図6に示すように、前記孔部11a内を後退し、ステアリングシャフトの係合凹部から脱出すると、ステアリングシャフトの回転を許容するアンロック状態となる。
上記したロックボルト12は、連結ピン18によってカム部材13に連結されており、カム部材13と共にスプリング19によって上昇勢力を受けている。
また、このカム部材13は、回転体14内のカムと連結しており、回転体14の回転にしたがって上下方向に移動し、ロックボルト12を進退させる。
回転体14は、周囲に設けられたウォームホイール14aがモータ15の出力軸に設けられたウォーム15aによって連動されて回転する。
その他、この電動駆動機構には、カム部材13に設けた磁石20と、プリント基板16に設けたホール素子21a、21bとで構成した、ロックボルト12のロック位置とアンロック位置を検出する検出センサーが設けられている。
図7は、上記したESLの電動駆動機構を動作させる電気回路のブロック図である。
この図より分かるように、エンジン駆動制御ECUである上位ECU30によってESL31が駆動制御される構成となっている。
すなわち、エンジンスタートプッシュスイッチ(図示省略)が操作されることで、上位ECU30のESL電源供給回路によってESL31がバッテリ+Bから給電され、ESL31のESL制御部32が動作モードに入る。
したがって、ロック位置検出センサー33とアンロック位置検出センサー34とで構成したロックボルト位置検出手段41の検出信号がESL制御部32に入力すると共に、これらの検出信号から認識したロックボルト12の位置情報が通信回路35を介して通信ライン71から上位ECU30に送られる。
これより、上位ECU30がアンド回路からなるスイッチング駆動回路36に信号ライン70から第1駆動許可信号を送ると共に、ESL制御部32に対してロック又はアンロックの駆動要求信号を通信ライン71から送る。
したがって、ESL制御部32がロックリレー駆動回路37またはアンロックリレー駆動回路38を動作させる作動信号を出力する。
なお、ロック位置検出センサー33とアンロック位置検出センサー34は、図4〜図6に示すところの磁石20とホール素子21a、21bとで構成されている。
したがって、モータ制御リレー39のロックリレー39aまたはアンロックリレー39bが切り換わり、モータ15の給電準備モードとなる。
また、ESL制御部32が信号ライン72から第2駆動許可信号をスイッチング駆動回路36に送ることで、前記第1駆動許可信号とのアンド論理により、このスイッチング駆動回路36からの出力信号によって電力供給制限回路40を導通させる。
次に、上記した電気回路の動作について図8に示すタイムチャートを参照しながら説明する。
なお、図8に示したタイムチャートは、ロック位置にあるロックボルト12をアンロック位置に移動させる動作を示したものである。
先ず、動作を開始させるために、エンジンスタートプッシュスイッチ(図示省略)を操作するが、この場合、例えば、スマートキーでエンジンを始動させる場合には、スマートキーと車両との間のID照合が一致したことを条件に、上位ECU30がエンジンプッシュスイッチの操作を認識して電気回路の動作を開始させる。
ESL制御部32は、時間T1において、上位ECU30によってバッテリー+Bより電源電力が供給されると、ロック位置検出センサー33とアンロック位置検出センサー34の検出信号から、ロックボルト12がロック位置にあることを認識し、このロック認識信号を通信回路35から通信ライン71を介して上位ECU30に送る。(時間T2)
上位ECU30が第1駆動許可信号を出力し、この駆動許可信号を信号ライン70からスイッチング駆動回路36の一方の入力端子に送る。(時間T3)
この状態で、上位ECU30からESL制御部32に対して通信ライン71からアンロック駆動要求信号が送られる。(時間T4)
したがって、ESL制御部32がアンロック駆動要求信号を受信することにより、アンロックリレー駆動回路38を動作させ、モータ制御リレー39のアンロックリレー39bを切り換え動作する。
ちなみに、ロック駆動時/アンロック駆動時以外のときは、アンロックリレー39bとロックリレー39aの各々がグランド(GND)側端子bに投入されており、モータ15が短絡状態となっている。
したがって、上記のようにアンロックリレー39bを切り換えると、グランド側端子bから電源側端子aに切り換わり、モータ給電準備モードとなる。(時間T5)
続いて、ESL制御部32から第2駆動許可信号がスイッチング駆動回路36に信号ライン72から送られ、すでに入力されている第1駆動許可信号とのアンド論理によって、このスイッチング駆動回路36が動作信号を出力する。
これより、電力供給制限回路40がこの動作信号に応動して導通するので、アンロックリレー39bの電源側端子a、モータ15、ロックリレー39aのグランド側端子b、電力供給制限回路40とでモータ給電経路が形成されてモータ電流が流れ、モータ15がアンロック方向に回転し、電動駆動機構がロックボルト12をアンロック位置に向かって移動するようになる。(時間T6)
続いて、ESL制御部32がロックボルト12の位置を監視し、このときアンロック位置検出センサー34及びロック位置検出センサー33の検出信号からロックボルト12がアンロック位置にあることを認識し、アンロック作動信号の出力を停止してアンロック駆動回路38を非動作とし、モータ制御リレー39のアンロックリレー39bを電源側端子aからグランド側端子bに復動させる。(時間T7、T8)
この結果、モータ15が短絡状態となり電流が流れなくなるため、モータ15が停止する。
したがって、電動駆動機構がロックボルト12をアンロック位置に保持し、アンロックとなる。
また、ESL制御部32はアンロック状態を認識すると、第2駆動許可信号の出力を停止してスイッチング駆動回路36を非動作とする。この結果、電力供給制限回路40が非動通となり、モータ制御リレー39への給電経路が遮断される。(時間T9)
さらに、ESL制御部32からアンロック認識信号が通信線71より上位ECU30に送られ、上位ECU30がそのアンロック認識信号に応動して第1駆動許可信号の出力をストップする。(時間T10、時間T11)
続いて、上位ECU30がESL31の電源電力の供給を停止する。(時間T12)
したがって、無給電となったロック位置検出センサー33とアンロック位置検出センサー34が無給電となり、非動作の不定状態となる。(時間T13)
その後、上位ECU30によってエンジンスタータが動作され、エンジンが始動する。(時間T14)
以上は、ステアリングシャフトのアンロック動作について説明したが、エンジンを停止してロック動作する場合は、ESL制御部32がロックリレー駆動回路37を動作させてロックリレー39aを電源側端子aに切り換え、モータ給電準備モードに移す。その他は上記同様の動作となる。
特開2005−185015号公報
上記した従来のESL31は、ESL制御部32が上位ECU30からアンロック駆動要求信号を入力してから、モータ制御リレー39のアンロックリレー39bを切り換え、その後、第2駆動許可信号を出力し、スイッチング駆動回路36を動作させ、電力供給制限回路40を導通させてモータ始動させる構成であるため、アンロック駆動に入るまでの時間(時間T4〜T6)が長くなり、これがエンジンスタートプッシュスイッチの操作からエンジン始動までの時間を長くする大きな原因となっており、操作性の悪いものとなっていた。
そこで、本発明では、冗長性が高いシステムにおいて、エンジン始動までの時間が長いESL31を改善し、エンジンスタートプッシュスイッチの操作からエンジンが始動するまでの時間を短縮させるため、アンロック駆動時間を可能な限り短縮させたESLを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明では、第1の発明として、
車両のステアリングシャフトの回転をロックまたはアンロックするロックボルトと、前記ロックボルトをロック位置とアンロック位置に移動させる電動駆動機構を構成するモータと、前記モータを給電するためのロック駆動給電回路とアンロック駆動給電回路とを有するモータ駆動回路手段と、前記モータ駆動回路手段を制御してモータのロック駆動給電経路またはアンロック駆動給電経路を選択的に切り換えるESL制御手段と、前記ロックボルトの移動位置を検出するロックボルト位置検出手段と、前記モータ駆動回路手段への電力給電経路を導通/遮断する電力供給制限手段と、前記ESL制御手段にロック駆動要求信号またはアンロック駆動要求信号を出力して前記モータ駆動回路手段を切り換え動作させる上位制御手段と、を備えた電動ステアリングロック装置において、前記ロックボルト位置検出手段からの検出信号に応動し、前記アンロック駆動命令要求信号を受信する前に、前記電力供給制限手段を導通させ、前記モータ駆動回路手段を給電準備モードとするスイッチング回路手段を設けたことを特徴とする電動ステアリングロック装置を提案する。
第2の発明として、上記した第1の発明の電動ステアリングロック装置において、前記スイッチング回路手段は、前記上位制御手段の第1駆動許可信号と前記ESL制御手段の第2駆動許可信号とに応動して出力する第1スイッチ素子と、該第1スイッチ素子の出力信号、または前記ロックボルト位置検出手段の検出信号に応動して出力する第2スイッチ素子とを含む回路構成とし、前記スイッチング回路手段の出力信号によって前記電力供給制限手段を導通制御することを特徴とする電動ステアリングロック装置を提案する。
第3の発明としては、前記第1または第2の発明の電動ステアリングロック装置において、前記ESL制御手段が前記上位制御手段からアンロック駆動要求信号を受信することによって、上記前記電力供給制限手段を導通させたままで前記モータ駆動回路手段をアンロック駆動供給経路に切り換え、モータ給電する構成としたことを特徴とする電動ステアリングロック装置を提案する。
第1の発明は、ESL31に電源電力が給電されると、スイッチング回路手段がロックボルト位置検出手段の検出信号に応動して、電力供給制限手段を導通させる。
したがって、ESL制御手段が上位制御手段からアンロック駆動要求信号を受信後、モータ駆動回路手段をアンロック駆動給電経路に切り換えれば、モータの給電経路が形成され、モータの電力給電にしたがってモータがアンロック方向に始動し、ロックボルトがアンロック位置に移動する。
したがって、アンロック駆動要求信号の受信後のESL制御手段の制御工程が減少するので、アンロック駆動要求信号を受信してから、アンロック駆動に入るまでの時間が短縮される。
この結果として、プッシュスイッチを操作してからエンジン始動までの時間を短くすることができるステアリングロック装置となる。
第2の発明のスイッチング回路手段は、第1スイッチ素子が、前記上位制御手段の第1駆動許可信号と前記ESL制御手段の第2駆動許可信号とに応動し、また、第2スイッチ素子が、第1スイッチ素子の出力信号、または前記ロックボルト位置検出手段が出力する検出信号のどちらか一方を入力すれば、前記電力供給制限手段が導通状態となる動作信号を出力する。
そのため、前記ロックボルトがロック位置にあるときには、前記ロックボルト位置検出手段が出力する検出信号により、電力給電制限手段を導通させることができる。また、ロックボルトがロック位置にない場合には前記第1スイッチ素子の出力信号に応じて前記電力供給制限手段を導通状態にすることができる。
第3の発明は、ESL制御手段がアンロック駆動要求信号を受信した後、モータ駆動回路手段をアンロック駆動供給経路に切り換えるだけで、アンロック動作を開始できる。
したがって、アンロック駆動要求信号を受信してからアンロック駆動を開始するまでの時間を短くすることができる。
本発明の一実施形態であるESLの電気回路を示すブロック図である。 図1に示す電気回路の動作を示すタイムチャートである。 本発明の他の実施形態を示す図1同様のブロック図である。 ESLの電動駆動機構を示す分解斜視図である。 ロックボルトがロック位置に移動した状態を示す上記ESLの断面図である。 ロックボルトがアンロック位置に移動した状態を示す図5同様の断面図である。 従来のESLの電気回路として示した図1同様のブロック図である。 従来のESLの電気回路について動作を示した図2同様のタイムチャートである。
次に、本発明に関わるESLの一実施形態について図面に沿って説明する。
本実施形態のESLは、図4〜図6に示したところの電動駆動機構を備えると共に、図1にブロック図で示す当該ESLの電気回路を備えている。
また、本実施形態のESLは、上位ECU30からアンロック駆動要求信号に依存せず、モータ制御リレー39の給電経路に設けた電力供給制限回路40を導通させるスイッチング回路を設けたことが特徴となっており、その他は従来例と同様の構成となっている。
したがって、上記のスイッチング回路以外は図7に比べ同じ構成であるから、同一の回路および部材については、同符号を付してそれらの説明を省略する。
本実施形態では、図1に示したように、スイッチング回路60が第1のスイッチ素子61と第2のスイッチ素子62とから形成してある。
すなわち、第1のスイッチ素子61は、上位ECU30から送られる第1駆動許可信号を信号ライン70から一方の入力端子に入力し、ESL制御部32から送られる第2駆動許可信号を信号ライン72から他方の入力端子に入力し、両方がON入力の場合(AND論理)、第2のスイッチ素子62を作動させる出力信号をON出力する論理素子である。
また、第2のスイッチ素子62は、ロック位置検出センサー33が出力する検出信号を一方の入力端子に信号ライン80から入力し、上記第1のスイッチ素子61の出力信号を他方の入力端子に入力し、どちらか一方又は両方がON入力の場合(OR論理)、電力供給制限回路40を導通状態にする出力信号をON出力する論理素子である。
したがって、第2のスイッチ素子62が出力信号をON出力すると、電力供給制限回路40がその出力信号に応動して導通動作する。
これより、電力供給制限回路40の導通下に、モータ制御リレー39のアンロックリレー39bが切り換えられると、アンロックリレー39bがグランド端子bから電源側端子aに切り換わるから、アンロックリレー39aの電源側端子a、モータ15、ロックリレー39aのグランド側端子b、電力供給制限回路40の給電経路が形成される。
続いて、図1に示す電気回路の動作につて図2のタイムチャートを参照しながら説明する。
図2より分かるように、本実施形態のESL31は、ESL制御部32が、上位ECU30の動作下にバッテリ+Bから電力給電されると、ロック位置検出センサー33とアンロック位置検出センサー34の検出信号からロックボルト12がロック位置にあることを認識する。(時間T1、T2)
そして、第2のスイッチ素子62は、ロック位置検出センサー33の検出信号が一方の入力端子に入力しているため、その検出信号に応じて出力信号をON出力する。(時間T2)
したがって、後述する時間T5における第2駆動許可信号が第1のスイッチ素子61に出力される前に、第2のスイッチ素子62が出力する時間T2の時点で、第2のスイッチ素子62の出力信号に応動して電力供給制限回路40が導通する。
さらに、ESL制御部32がロック状態を認識すると、ロック認識信号を通信ライン71から通信回路35を介して上位ECU30に送る。
次に、上位ECU30は第1駆動許可信号を信号ライン70から出力する。(時間T3)なお、この状態では、信号ライン72からの第2駆動許可信号が第1のスイッチ素子61に入力されていないため、第1のスイッチ素子61からの出力信号はON出力されない。
その後に、上位ECU30は、ロック認識信号を通信ライン71から入力し、ESL制御部32に対してアンロック駆動要求信号を通信ライン71から送る。(時間T4)
これにより、ESL制御部32がモータ制御リレー39の切り換え制御に移り、アンロック作動信号を出力し、アンロックリレー駆動回路38の動作下にモータ制御リレー39を切り換え動作させる。(時間T5)
なお、このタイミングで、第2駆動許可信号が第1のスイッチ素子61の一方の入力端子に信号ライン72から送られ、既に入力されている第1駆動許可信号とのアンド論理によって、第1のスイッチ素子61が出力信号をON出力する。これにより、ロックボルト12がロック位置から外れて、ロック位置検出センサー33の出力信号が出力しなくなってもアンロック作動を継続することができる。
この動作で、モータ制御リレー39のアンロックリレー39bが切り換わり、アンロックリレー39bがグランド側端子bから電源側端子aに切り換わって、既に述べたように、アンロックリレー39bの電源側端子a、モータ15、ロックリレー39aのグランド側端子b、電力供給制限回路40の経路でモータ15の給電回路が形成される。
以上の動作でモータ15がバッテリ+Bから給電され、アンロック方向に回転し、ロックボルト12をアンロック位置に向かって移動させる。
その他は、従来例のESLに比べて同じ動作となる。
上記した実施形態より分かるように、ロックボルトが車両の走行中に不用意にロック位置に移動することを防止するため、モータ制御リレーと電力供給制限回路(スイッチング手段)により冗長化されたESLにおいても、エンジン始動までの時間を短縮させることができる。
具体的には、ESL制御部32がアンロック駆動要求を受けた時点T4からアンロック駆動を開始する時点T5の間の時間を短縮できるので、総体的には、スタートプッシュスイッチの操作時点T1からエンジンが始動する時点T14までの時間を短縮させることができ、冗長性が高いシステムにおいて、エンジン始動までの時間を短縮することができる。
図3は、他の実施形態として示した図1同様のブロック図である。
図示する如く、この実施形態のESL31は、図1に示すESL31のモータ制御リレー39を無接点スイッチ素子で形成したモータ駆動給電回路50としたことに特徴があり、その他は図1に示すESL31と同様の構成となっている。
具体的には、モータ駆動給電回路50は、4つのパワーMOSFET50a、50b、50c、50dで形成したブリッジ回路としてあり、接続部A、Bにはモータ15が接続してある。
また、このモータ駆動給電回路50のMOSFET50aはアンロック駆動回路51aによって、MOSFET50bはアンロック駆動回路51bによってON、OFFし、また、同様にMOSFET50cがアンロック駆動回路51cにより、MOSEFT50dがアンロック駆動回路51dにより制御されてON、OFFする。
なお、MOSFET50a〜50dの全てがOFFとなるロック駆動時/アンロック駆動時以外のときは、接続部A、Bが同電位となるからモータ15には電流が流れない。
また、MOSFET50a、50bがONすることで、モータ15がアンロック方向に回転し、MOSFET50c、50dがONすることで、モータ15がロック方向に回転する。
以上、この好ましい実施形態について説明したが、上位ECU30としては、エンジンを駆動するECUに限らず、使用者が所有する電子キーとの間でデータ通信を行うことで、ロック・アンロックするためのスマートECU、車両の電源制御を行う電源制御ECU、車両に搭載された各種電装品を統合制御するボディコントロールECUなどを使用してもよい。
なお、ESL31の制御とエンジン始動とを別のECUで行う構成とすることもできる。
また、第1のスイッチ素子61と第2のスイッチ素子62については同様に動作する他のスイッチ素子を使用することができ、また、電力供給制限回路40については、パワーMOSFETで構成するが、リレー、パワートランジスタなどで構成してもよく、さらに、この電力供給制限回路40はモータ制御リレー39の上流側に設けることもできる。
さらに、他の実施形態のステアリングロック装置に備えたモータ駆動給電回路50については、パワートランジスタを使用したブリッジ回路やモータドライバICなどを使用することもできる。
なお、上記した実施形態のように、本願発明における前記モータ駆動回路手段は、リレーで構成し、ロック駆動時/アンロック駆動時以外はモータを短絡接続する構成としても、前記モータ駆動回路手段は、無接点スイッチ素子で構成してもよい。
車両に搭載するステアリングロック装置に適用することができる。
30 上位ECU
31 ESL
32 ESL制御部
33 ロック位置検出センサー
34 アンロック位置検出センサー
37 ロックリレー駆動回路
38 アンロックリレー駆動回路
39 モータ制御リレー
40 電力供給制限回路
41 ロックボルト位置検出手段
50 モータ駆動給電回路
60 スイッチング回路
61 第1のスイッチ素子
62 第2のスイッチ素子







Claims (3)

  1. 車両のステアリングシャフトの回転をロックまたはアンロックするロックボルトと、
    前記ロックボルトをロック位置とアンロック位置に移動させる電動駆動機構を構成するモータと、
    前記モータを給電するためのロック駆動給電回路とアンロック駆動給電回路とを有するモータ駆動回路手段と、
    前記モータ駆動回路手段を制御してモータのロック駆動給電経路またはアンロック駆動給電経路を選択的に切り換えるESL制御手段と、
    前記ロックボルトの移動位置を検出するロックボルト位置検出手段と、
    前記モータ駆動回路手段への電力給電経路を導通/遮断する電力供給制限手段と、
    前記ESL制御手段にロック駆動要求信号またはアンロック駆動要求信号を出力して前記モータ駆動回路手段を切り換え動作させる上位制御手段と、
    を備えた電動ステアリングロック装置において、
    前記ロック位置検出手段からの検出信号に応動し、前記アンロック駆動命令要求信号を受信する前に、前記電力供給制限手段を導通させ、モータ駆動回路手段を給電準備モードとするスイッチング回路手段を設けたことを特徴とする電動ステアリングロック装置。
  2. 請求項1に記載した電動ステアリングロック装置において、
    前記スイッチング回路手段は、前記上位制御手段の第1駆動許可信号と前記ESL制御手段の第2駆動許可信号とに応動して出力する第1スイッチ素子と、該第1スイッチ素子の出力信号、または前記ロックボルト位置検出手段の検出信号に応動して出力する第2スイッチ素子とを含む回路構成とし、前記スイッチング回路手段の出力信号によって前記電力供給制限手段を導通制御することを特徴とする電動ステアリングロック装置。
  3. 請求項1または2に記載した電動ステアリングロック装置において、
    前記ESL制御手段が前記上位制御手段からアンロック駆動要求信号を受信することによって、上記前記電力供給制限手段を導通させたままで前記モータ駆動回路手段をアンロック駆動供給経路に切り換え、モータ給電する構成としたことを特徴とする電動ステアリングロック装置。
























JP2013247025A 2013-11-29 2013-11-29 電動ステアリングロック装置 Active JP6176088B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013247025A JP6176088B2 (ja) 2013-11-29 2013-11-29 電動ステアリングロック装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013247025A JP6176088B2 (ja) 2013-11-29 2013-11-29 電動ステアリングロック装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015104971A true JP2015104971A (ja) 2015-06-08
JP6176088B2 JP6176088B2 (ja) 2017-08-09

Family

ID=53435375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013247025A Active JP6176088B2 (ja) 2013-11-29 2013-11-29 電動ステアリングロック装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6176088B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114290948A (zh) * 2021-12-31 2022-04-08 江苏汇智高端工程机械创新中心有限公司 锁定装置及换电系统

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20010020835A1 (en) * 2000-02-11 2001-09-13 Siemens Ag Method and device for driving an electric actuator unit
JP2005313773A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Toyota Motor Corp 車両の盗難防止システム、車両の盗難防止方法
JP2006335321A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Tokai Rika Co Ltd 電子式車両盗難防止システム
JP2010023810A (ja) * 2008-07-24 2010-02-04 Yuhshin Co Ltd 電動ステアリングロック装置
JP2011111015A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Yuhshin Co Ltd 電動ステアリングロック装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20010020835A1 (en) * 2000-02-11 2001-09-13 Siemens Ag Method and device for driving an electric actuator unit
JP2005313773A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Toyota Motor Corp 車両の盗難防止システム、車両の盗難防止方法
JP2006335321A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Tokai Rika Co Ltd 電子式車両盗難防止システム
JP2010023810A (ja) * 2008-07-24 2010-02-04 Yuhshin Co Ltd 電動ステアリングロック装置
JP2011111015A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Yuhshin Co Ltd 電動ステアリングロック装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114290948A (zh) * 2021-12-31 2022-04-08 江苏汇智高端工程机械创新中心有限公司 锁定装置及换电系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP6176088B2 (ja) 2017-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5342822B2 (ja) 電動ステアリングロック装置
KR100734943B1 (ko) 전기식 스티어링 컬럼 락 장치 및 이를 이용한 제어방법
US20050284436A1 (en) Engine start control system and control method
JP4842907B2 (ja) イモビライザ装置
JP6176088B2 (ja) 電動ステアリングロック装置
JP5278504B2 (ja) ステアリングロック駆動回路、ステアリングロック装置
US20050184587A1 (en) Starter controller
US8918249B2 (en) Dual function electronic control unit
JP6176087B2 (ja) 電動ステアリングロック装置
JP6146280B2 (ja) 電動ステアリングロック装置
KR100825490B1 (ko) 차량의 조향기둥 잠금모터 제어장치
JP2006096297A (ja) 電動ステアリングロック装置
JP6109624B2 (ja) 電動ステアリングロック装置
CN102941836B (zh) 电子转向柱锁控制装置以及汽车
JP5177259B2 (ja) 車両用電源供給装置
JP2007009625A (ja) 車両用ドアロック装置およびドアロック方法
KR102178211B1 (ko) 차량의 조향 장치의 잠금을 제어하기 위한 장치 및 방법
JP2010089536A (ja) 車両用ステアリングロック制御装置
JP2000345749A (ja) ドアロック制御装置
US20080288161A1 (en) Engine starting apparatus
JP2010137632A (ja) 車両盗難防止装置
JP5045130B2 (ja) 車両の制御システム及びステアリングホイール姿勢制御装置
JP2005219614A (ja) ステアリングロック装置
CN116176491A (zh) 电子转向管柱锁的解锁方法、装置、电子设备及车辆
JP6685703B2 (ja) 電動ステアリングロック装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160720

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170418

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170605

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20170605

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170620

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170626

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6176088

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20170725

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250