JP2011108929A - 回路基板および回路基板の製造方法 - Google Patents

回路基板および回路基板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】リジッド部の剛性が高められた回路基板および回路基板の製造方法を提供する。
【解決手段】回路基板は、変形可能なフレキシブル部130と、絶縁基材111および絶縁基材111に形成された電気回路120を含み、フレキシブル部130が接続されたリジッド部110と、絶縁基材111の周縁部に形成され、絶縁基材111に内部応力を加えると共に、絶縁基材111よりも剛性の高い絶縁性樹脂から形成された補強部材140とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は回路基板および回路基板の製造方法に関する発明である。
従来から各種の回路基板が提案されている。たとえば、特開2006−339186号公報に記載された配線基板は、フレキシブル部と、フレキシブル部に連続して設けられたリジット部とを備え、リジッド部に形成された配線パターンの配線密度が、フレキシブル部の配線パターンの配線密度よりも大きく設定されている。
特開2006−339186号公報
上記特開2006−339186号公報に記載された配線基板において、配線は典型的には銅線により形成される。銅は延性に富み、変形しやすい材料である。このため、配線パターンの配線密度を高く設定したとしても、リジッド部の剛性を高めることは困難なものとなっている。
一般に、上記配線基板などの回路基板は、携帯電話等の筐体に装着され、回路基板を筐体に固定する際には、筐体に形成された爪部等の固定部材でリジッド部を固定する。
リジッド部を固定する際に、リジッド部が変形容易な構造であると、固定部材でリジッド部を良好に固定することができず、リジッド部が所定の固定位置から脱落する。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、リジッド部の剛性が高められた回路基板および回路基板の製造方法を提供することである。
本発明に係る回路基板は、変形可能なフレキシブル部と、絶縁基材および絶縁基材に形成された電気回路を含み、フレキシブル部が接続されたリジッド部と、絶縁基材の周縁部に形成され、絶縁基材に内部応力を加えると共に、絶縁基材よりも剛性の高い絶縁性樹脂から形成された補強部材とを備える。
好ましくは、上記絶縁基材の表面は、第1主表面と、第1主表面と反対側に位置する第2主表面と、第1主表面および第2主表面の間に位置する周面とを含む。そして、枠状の補強部材は、第1主表面および第2主表面の少なくとも一方に形成される。
好ましくは、上記絶縁基材の表面は、第1主表面と、第1主表面と反対側に位置する第2主表面と、第1主表面および第2主表面の間に位置する周面とを含む。上記第1主表面は、リジッド部を固定する固定部と当接する当接面とされ、補強部材は、第1主表面に形成される。
好ましくは、上記絶縁基材の表面は、第1主表面と、第1主表面と反対側に位置する第2主表面と、第1主表面および第2主表面の間に位置する周面とを含み、補強部材は、周面に形成される。
好ましくは、上記絶縁基材の表面は、第1主表面と、第1主表面と反対側に位置する第2主表面と、第1主表面および第2主表面の間に位置する周面とを含む。上記周面は、複数の側面によって規定されており、周面は、フレキシブル部が接続された接続用側面を含み、補強部材は、接続用側面と異なる他の側面または他の側面と隣り合う部分との少なくと一方に形成される。好ましくは、上記補強部材は、周縁部に沿って延び、枠状とされる。好ましくは、上記絶縁基材には、絶縁基材の厚さ方向に延びる穴部が形成され、補強部材は、穴部内に充填される。
本発明に係る回路基板の製造方法は、複数の絶縁層を積層する工程と、積層された絶縁層を圧着して、積層体を形成する工程と、積層体のうち、リジッド部となる部分に熱硬化性樹脂を形成する工程と、熱硬化性樹脂を加熱して収縮させて、補強部材を形成すると共に、リジッド部に内部応力を加える工程とを備える。
好ましくは、上記熱硬化性樹脂は、リジッド部の主表面となる部分に枠状に形成される。
好ましくは、上記熱硬化性樹脂を形成する工程は、リジッド部の主表面となる部分に穴部を形成する工程と、穴部に熱硬化性樹脂を充填する工程とを含む。
好ましくは、上記積層体には、複数のリジッド部が互いに隣接するように規定され、前記熱硬化性樹脂を前記穴部に充填した後に、隣り合うリジッド部同士を切り離すように、積層体を切断する工程をさらに備える。上記穴部および熱硬化性樹脂は、リジッド部同士を切り離すときの積層体の切断箇所に形成される。
本発明に係る回路基板の製造方法は、他の局面では、複数の絶縁層を積層する工程と、積層された絶縁層を圧着して、積層体を形成する工程と、積層体を切断して、リジッド部およびリジッド部に接続されたフレキシブル部を形成する工程と、リジッド部の周面に熱硬化性樹脂を塗布する工程と、熱硬化性樹脂を加熱して、補強部材を形成する工程とを含む。
本発明に係る回路基板および回路基板の製造方法によれば、リジッド部の剛性を高めることができる。
本実施の形態1に係るフレキシブル配線基板の平面図である。 図1のII−II線における断面図である。 リジッド部の詳細を示す断面図である。 電子機器に装着されたリジッド部の断面図である。 本実施の形態1に係るフレキシブル配線基板の変形例を示す平面図である。 フレキシブル配線基板の製造工程の第1工程を示す平面図である。 図6に示すVII−VII線における断面図である。 フレキシブル配線基板の製造工程の第2工程を示す平面図である。 フレキシブル配線基板の製造工程の第3工程を示す平面図である。 本実施の形態2に係るフレキシブル配線基板の平面図である。 図10に示すXI−XI線における断面図である。 本実施の形態2に係るフレキシブル配線基板の製造工程を示す平面図である。 図12に示す製造工程後の製造工程を示す平面図である。 樹脂が熱収縮する様子を模式的に示す平面図である。 本実施の形態2に係るフレキシブル配線基板の変形例を示す平面図である。 本実施の形態3に係るフレキシブル配線基板の平面図である。 本実施の形態3に係るフレキシブル配線基板の製造工程のうち、積層体を形成したときの平面図である。 図17に示す製造工程後の製造工程を示す平面図である。 本実施の形態4に係るフレキシブル配線基板の平面図である。 積層体を形成した後、各フレキシブル配線基板を積層体から切り出した状態を示す平面図である。 図20に示すフレキシブル配線基板の製造工程後の製造工程を示す断面図である。
以下に、本発明の実施の形態について説明する。なお、同一または相当する部分に同一の参照符号を付し、その説明を繰返さない場合がある。
なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下の実施の形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本発明にとって
必ずしも必須のものではない。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1に係るフレキシブル配線基板100の平面図であり、図2は、図1のII−II線における断面図である。
フレキシブル配線基板(回路基板)100は、複数のフレキシブルシート112〜116を積層することで形成されている。各フレキシブルシート112〜116には、金属薄膜から形成された配線パターンが形成されている。そして、フレキシブルシート112〜116は、たとえば、液晶ポリマー(Liquid Crystal Polymer)(以下「LCP」という。)、ポリエチレンテレフタラート(polyethylene terephthalate)(以下「PET」という。)、およびポリイミドなどにより構成される絶縁層である。フレキシブルシートは、好ましくは、LCPのような熱可塑性樹脂で構成される。
フレキシブルシート112〜116をLCPで構成した場合、寸法安定性および高周波特性等に優れたフレキシブル配線基板を得ることが可能である。フレキシブルシート112〜116をLCPで構成した場合に高周波特性が向上するのは、LCPは吸水性が低く、フレキシブルシートが吸収した水分の誘電率で高周波特性が悪化することが抑制されるからである。配線パターンは、フレキシブルシート112〜116上に各々形成される。配線パターンは、典型的には、銅などの金属材料(配線用金属材料)によって形成されている。
図1に示すように、フレキシブル配線基板100は、変形可能に設けられたフレキシブル部130と、フレキシブル部130の一方の端部に接続されたリジッド部110と、フレキシブル部130の他方の端部に接続されたリジッド部150と備える。
図2に示すように、リジッド部110は、複数のフレキシブルシート112〜116が積層されて形成された絶縁基材111および電気回路120を含む。同様に、リジッド部150も、複数のフレキシブルシートが積層されて形成された絶縁基材151と、フレキシブルシートに形成された配線パターンを含む電気回路152とを有する。
フレキシブル部130は、フレキシブルシート114と、フレキシブルシート115と、フレキシブルシート115上に形成された配線パターンとによって形成されており、フレキシブルシート114,115および上記配線パターンは、互いに積層された状態でリジッド部110から引き出されている。
図3は、リジッド部110の詳細を示す断面図である。リジッド部110の上面には、補強部材140が形成されている。補強部材140は、絶縁基材111よりも剛性の高い絶縁性樹脂、または、絶縁性樹脂を含む材料から形成されている。たとえば、エポキシ樹脂等を採用することができる。
この補強部材140は、製造過程において、熱収縮しており、絶縁基材111を圧縮するように絶縁基材111に内部応力を付与している。
内部応力が生じているときのリジッド部110の剛性と、内部応力が生じていないときのリジッド部110の剛性とを比較すると、内部応力が生じているときのリジッド部110の剛性の方が高い。
図4は、電子機器に装着されたリジッド部110の断面図である。この図4に示す例においては、電子機器の筐体160は、リジッド部110が載置される載置台161と、この載置台161の周囲に設けられ、リジッド部110を載置台161に向けて押圧する複数の爪部162とを備える。
ここで、リジッド部110は、補強部材140によって剛性が高められているため、爪部162がリジッド部110を押圧したとしても、リジッド部110が変形することが抑制されている。これにより、リジッド部110を良好に筐体160に固定することができる。
補強部材140は、リジッド部110の周縁部に沿って延びており、枠状(環状)に形成されている。熱収縮による補強部材140からの収縮力は、リジッド部110の周縁部の全周からリジッド部110の内方に向けて加えられている。このため、リジッド部110の全体に亘って内部応力が生じ、リジッド部110全体に亘って、剛性の向上が図られている。
絶縁基材111の表面は、平坦面状に形成された主表面(第1主表面)170と、この主表面170と反対側に位置する主表面と、主表面170および他方の主表面の間に位置する周面171とを含む。
そして、図4に示すように、主表面170は、爪部162によって押圧されており、押圧面とされている。
その一方で、絶縁基材111の表面のうち、主表面170と反対側に位置する他方の主表面は、載置台161上に載置される載置面とされている。
なお、爪部162を金属等で構成する場合には、爪部162の先端部が補強部材140に食い込むようにしてもよい。
上記図1から図4に示す例においては、絶縁基材111の表面のうち、主表面170のみに補強部材140が形成されている。
このため、補強部材140からの収縮力によって、絶縁基材111には、図4に示すような曲げモーメントMが生じ、リジッド部110は湾曲しようとする。
具体的には、曲げモーメントMによって、リジッド部110は、主表面170の中央部から外周縁部に向かうにしたがって、上方に向かうように湾曲する。
リジッド部110を固定するときには、主表面170の外周縁部は、爪部162によって押圧される。このため、主表面170の外周縁部が上方に向かうように湾曲することで、爪部162がリジッド部110を押圧する押圧力が大きくなり、リジッド部110を良好に固定することができる。
なお、上記図1から図4に示す例においては、主表面170のみ補強部材140が形成されているが、図5に示すように、補強部材140を主表面170および他方の主表面にも形成してもよい。
このように、いずれの主表面にも補強部材140を形成することで、リジッド部110内に生じる内部応力を高めることができ、リジッド部110の剛性を高めることができる。
図1において、リジッド部150の周縁部にも補強部材191が形成されている。このため、リジッド部150の剛性の向上が図られている。このため、リジッド部150を電子機器の筐体に良好に固定することができる。
絶縁基材151の表面は、主表面181と、この主表面181と反対側に位置する他の主表面と、主表面181および他の主表面間に位置し、主表面181および他の主表面の周囲に位置する周面とを含む。
絶縁基材151の周面は、フレキシブル部130が接続された側面185と、側面185以外の側面182〜184を含む。なお、各側面同士の境界部分には稜線部が形成されている。補強部材191は、主表面181の外周縁部に沿って延びており、枠状(環状)に形成されている。なお、補強部材191および補強部材140は、いずれも、絶縁基材よりも剛性の高い絶縁性樹脂である。
上記のように構成されたフレキシブル配線基板100の製造方法について説明する。
図6は、フレキシブル配線基板100の製造工程の第1工程を示す平面図であり、図7は、図6に示すVII−VII線における断面図である。
図6および図7に示すように、複数のフレキシブルシート112〜116を積層して、互いに圧着することで積層体135を形成する。各フレキシブルシート112〜116は、各々別個に製造されており、所定のフレキシブルシートには、配線パターンおよびビアが形成されている。
フレキシブルシート112〜116を積層することで、各ビアおよび配線パターンが接続され、電気回路が形成される。
なお、図6の破線に示すように、積層体135には、リジッド部110、フレキシブル部130およびリジッド部150を有する複数の回路基板が形成されており、各回路基板同士は互いに一体となっている。
図7は、図6に示すVII−VII線における断面図である。この図7に示すように、複数のフレキシブルシートを積層することで、積層体135内のうち、絶縁基材111となる部分には、電気回路120が形成されている。同様に、積層体135内のうち、絶縁基材151となる部分にも所定の電気回路152が形成されている。
図8は、フレキシブル配線基板100の製造工程の第2工程を示す平面図であり、この図8に示すように、積層体135の主表面のうち、リジッド部110の主表面170となる部分に、熱硬化性樹脂の樹脂140Aを形成する。積層体135の主表面のうち、リジッド部150の主表面181となる部分に樹脂191Aを形成する。樹脂140Aおよび樹脂191Aは、いずれも、環状に形成されている。なお、樹脂140Aおよび樹脂191Aは、スクリーン印刷等により積層体135上に形成される。
そして、図9に示すように、積層体135を切断して、フレキシブル配線基板を切り出す。そして、この切り出されたフレキシブル配線基板をオーブンに挿入し、加熱することで、図1に示すフレキシブル配線基板100を形成する。
樹脂140Aおよび樹脂191Aは、加熱されることで、熱収縮して、図1に示す補強部材140,191となる。
この際、樹脂140Aおよび樹脂191Aが熱収縮することで、絶縁基材111,151内に応力が加えられる。これにより、絶縁基材111,151の剛性が高くなる。
なお、本実施の形態1においては、積層体135に熱硬化性樹脂を塗布しているが、プリプレグを貼り付けるようにしてもよい。なお、プリプレグとは、炭素繊維を一方向に引きそろえたシート又は炭素繊維織物に、熱硬化性樹脂(主としてエポキシ樹脂)を含浸させた成形した絶縁材料である。
(実施の形態2)
図10から図12を用いて、本発明の実施の形態2に係るフレキシブル配線基板100について説明する。なお、上記図10から図12に示す構成のうち、上記図1から図9に示す構成と同一または相当する構成については、同一の符号を付してその説明を省略する場合がある。
図10は、本実施の形態2に係るフレキシブル配線基板100の平面図であり、図11は、図10に示すXI−XI線における断面図である。図10に示すように、補強部材140は、複数の補強部141を含む。
補強部141は、主表面170のうち、周面171と隣り合う部分に形成されており、この図10に示す例においては、補強部141同士は互いに間隔をあけて形成されている。
図11に示すように、各補強部141は、各フレキシブルシート112〜116に形成された穴部に、熱硬化性の樹脂を充填することで形成されている。
図12は、本実施の形態2に係るフレキシブル配線基板100の製造工程を示す平面図である。
この図12に示すように、複数のフレキシブルシートを積層して、積層体135を形成した後、積層体135の主表面に複数の穴部141aを形成する。
穴部141aは、積層体135の主表面のうち、絶縁基材111の主表面170となる部分に形成される。この際、各穴部141aは、主表面170の周縁部となる部分に沿って間隔をあけて形成される。その後、穴部141a内に樹脂141bを充填する。
その後、図13に示すように、積層体135を切断して、各フレキシブル配線基板を切り出し、樹脂141bが充填されたフレキシブル配線基板をオーブン等で加熱する。この際、樹脂141bが熱収縮し、補強部141が形成される。図14は、樹脂141bが熱収縮する様子を模式的に示す平面図である。この図14に示すように、樹脂141bが熱収縮すると、樹脂141bは、穴部141aを規定する絶縁基材111の内表面を引っ張る。
各樹脂141bが穴部141aの内表面を引っ張ることで、絶縁基材111には引張り力が加えられる。ここで、引張り力が加えられた絶縁基材111の剛性と、引張り力が加えられていない絶縁基材111の剛性とを比較すると、引張り力が加えられた絶縁基材111の剛性の方が高い。
図11に示すように、穴部141aおよび補強部141は、複数のフレキシブルシートに亘って延びている。これにより、絶縁基材111の内部にも引張り力を加えることができ、絶縁基材111全体の剛性の向上が図られている。
図15は、本実施の形態2に係るフレキシブル配線基板100の変形例を示す平面図である。絶縁基材111の周面171は、フレキシブル部130の一方の端部が接続された側面173と、側面173以外の他の側面としての側面172、174,175とを含む。補強部材140は、主表面170のうち、周面171と隣り合う部分に形成された複数の補強部141を含む。そして、側面173,175と隣り合う部分に形成された補強部141は間隔をあけて形成されており、側面172,174と隣り合う部分に形成された補強部141同士は、互いに接触するように形成されている。
このため、絶縁基材111のうち、側面173,175およびその近傍に位置する部分は、側面172,174およびその近傍に位置する部分よりも剛性が低くなっている。
側面173には、フレキシブル部130が接続されており、この側面173およびその近傍の剛性を低くすることで、フレキシブル部130が変形した際に、絶縁基材111とフレキシブル部130との接続部分で、絶縁基材111等に亀裂が生じたりすることを抑制することができる。
(実施の形態3)
図16から図18を用いて、本発明の実施の形態3に係るフレキシブル配線基板100について説明する。なお、図16から図18に示す構成のうち、上記図1から図15に示す構成と同一または相当する構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する場合がある。
図16は、本実施の形態3に係るフレキシブル配線基板100の平面図である。この図16に示すように、補強部材140は、複数の補強部141を含む。補強部141は、側面172および側面174に形成されている。
補強部141は、側面172,174に形成され、絶縁基材111の厚さ方向に延びる溝部内に形成されている。隣り合う補強部141同士は、間隔をあけて設けられている。この補強部141も、熱硬化性の樹脂によって構成されており、絶縁基材111よりも剛性の高い樹脂材料によって構成されている。
このように、各補強部141は、側面に形成されているため、主表面170のうち、電気回路を形成することができる領域を広く確保することができる。
図17から図18用いて、本実施の形態3に係るフレキシブル配線基板100の製造方法について説明する。
図17は、積層体135を形成したときの平面図である。この図17に示すように、積層体135には、複数のフレキシブル配線基板が規定されている。そして、フレキシブル配線基板のリジッド部110同士が互いに連結している。ここで、積層体135から各フレキシブル配線基板を切り離す前の状態においては、リジッド部110の側面と、隣り合う他のリジッド部110の側面とが連結している。
そして、フレキシブル配線基板100を積層体135から切り出す際には、上記連結している部分を切断する。
図18は、図17に示す製造工程後の製造工程を示す平面図である。この図18に示すように、側面172,174となる部分に穴部141aを間隔をあけて形成する。
すなわち、穴部141aは、隣り合うリジッド部110同士を切り離す際に、積層体135を切断する切断箇所に形成される。そして、穴部141a内に熱硬化性の樹脂141bを充填する。
樹脂141bを充填した後、各フレキシブル配線基板100を切り出すように積層体135を切断する。この際、隣り合うリジッド部110同士も切り離され、この切断箇所に形成された樹脂141bも切断され、半割れ状の樹脂141bが形成される。
フレキシブル配線基板100を切り出し後、フレキシブル配線基板100をオーブン等に入れて、樹脂141bを加熱する。樹脂141bは、加熱されることで、収縮し、補強部141となる。樹脂141bが収縮すると、樹脂141bは溝部の内表面を引っ張る。これにより、絶縁基材111内に引張り力が付与される。
(実施の形態4)
図19から図21を用いて、本実施の形態4に係るフレキシブル配線基板100について説明する。なお、図19から図20に示す構成のうち、上記図1から図18に示す構成と同一または相当する構成については、その説明を省略する場合がある。
図19は、本実施の形態4に係るフレキシブル配線基板100の平面図である。この図19に示すように、補強部材140は、絶縁基材111の側面172に形成された板状の補強部141と、側面174に形成された板状の補強部141とを含む。また、補強部材191は、側面182,184に形成された板状の補強部192を含む。
補強部141および補強部192は、いずれも、熱硬化性の樹脂によって構成されており、絶縁基材111および絶縁基材151よりも剛性が高い絶縁樹脂によって構成されている。
補強部141および補強部192は、各側面の全面に亘って形成されているため、絶縁基材111の厚さ方向に亘って、内部応力を絶縁基材111に加えることができる。
なお、側面175にも補強部141を形成してもよく、さらに、側面183に補強部192を形成するようにしてもよい。
図20および図21を用いて、本実施の形態4に係るフレキシブル配線基板100の製造方法について説明する。
図20は、積層体135を形成した後、各フレキシブル配線基板100を積層体135から切り出した状態を示す平面図である。
そして、図21に示すように、熱硬化性樹脂を染込ませた回転ローラ200を用いて、熱硬化性樹脂を側面172,174,182,184に塗布する。
熱硬化性樹脂を塗布した後、フレキシブル配線基板100をオーブンで加熱する。これにより、塗布された熱硬化性樹脂が熱収縮する。樹脂が熱収縮することで、絶縁基材111,151に圧縮力が加えられる。これにより、絶縁基材111,151の剛性の向上を図ることができる。なお、樹脂を側面に塗布する樹脂塗布部材としては、回転ローラに限られず、はけ等も採用することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、フレキシブル配線基板およびそのの製造方法に適用することができる。
100 フレキシブル配線基板、110 リジッド部、111,151 絶縁基材、112,113,114,115,116 フレキシブルシート、120,152 電気回路、130 フレキシブル部、135 積層体、140,191 補強部材、150 リジッド部、160 筐体、161 載置台、162 爪部、170 主表面、171,172,173,174,175 側面、141,192 補強部、200 回転ローラ。

Claims (12)

  1. 変形可能なフレキシブル部と、
    絶縁基材および前記絶縁基材に形成された電気回路を含み、前記フレキシブル部が接続されたリジッド部と、
    前記絶縁基材の周縁部に形成され、前記絶縁基材に内部応力を加えると共に、前記絶縁基材よりも剛性の高い絶縁性樹脂から形成された補強部材と、
    を備えた、回路基板。
  2. 前記絶縁基材の表面は、第1主表面と、前記第1主表面と反対側に位置する第2主表面と、前記第1主表面および前記第2主表面の間に位置する周面とを含み、
    前記補強部材は、前記第1主表面および前記第2主表面の少なくとも一方に形成された、請求項1に記載の回路基板。
  3. 前記絶縁基材の表面は、第1主表面と、前記第1主表面と反対側に位置する第2主表面と、前記第1主表面および前記第2主表面の間に位置する周面とを含み、
    前記第1主表面は、前記リジッド部を固定する固定部と当接する当接面とされ、
    前記補強部材は、前記第1主表面のみに形成された、請求項1に記載の回路基板。
  4. 前記絶縁基材の表面は、第1主表面と、前記第1主表面と反対側に位置する第2主表面と、前記第1主表面および前記第2主表面の間に位置する周面とを含み、
    前記補強部材は、前記周面に形成された、請求項1に記載の回路基板。
  5. 前記絶縁基材の表面は、第1主表面と、前記第1主表面と反対側に位置する第2主表面と、前記第1主表面および前記第2主表面の間に位置する周面とを含み、
    前記周面は、複数の側面によって規定され、前記周面は、前記フレキシブル部が接続された接続用側面を含み、
    前記補強部材は、前記接続用側面と異なる他の側面または前記他の側面と隣り合う部分との少なくと一方に形成された、請求項1に記載の回路基板。
  6. 前記補強部材は、前記周縁部に沿って延び、枠状とされた、請求項1から請求項5のいずれかに記載の回路基板。
  7. 前記絶縁基材には、前記絶縁基材の厚さ方向に延びる穴部が形成され、
    前記補強部材は、前記穴部内に充填された、請求項1から請求項5のいずれかに記載の回路基板。
  8. 複数の絶縁層を積層する工程と、
    積層された前記絶縁層を圧着して、積層体を形成する工程と、
    前記積層体のうち、リジッド部となる部分に熱硬化性樹脂を形成する工程と、
    前記熱硬化性樹脂を加熱して収縮させて、補強部材を形成すると共に、前記リジッド部に内部応力を加える工程と、
    を備えた、回路基板の製造方法。
  9. 前記熱硬化性樹脂は、前記リジッド部の主表面となる部分に枠状に形成される、請求項8に記載の回路基板の製造方法。
  10. 前記熱硬化性樹脂を形成する工程は、前記リジッド部の主表面となる部分に穴部を形成する工程と、前記穴部に前記熱硬化性樹脂を充填する工程とを含む、請求項8に記載の回路基板の製造方法。
  11. 前記積層体には、複数の前記リジッド部が互いに隣接するように規定され、
    前記熱硬化性樹脂を前記穴部に充填した後に、隣り合う前記リジッド部同士を切り離すように、前記積層体を切断する工程をさらに備え、
    前記穴部および前記熱硬化性樹脂は、前記リジッド部同士を切り離すときの前記積層体の切断箇所に形成された、請求項10に記載の回路基板の製造方法。
  12. 複数の絶縁層を積層する工程と、
    積層された前記絶縁層を圧着して、積層体を形成する工程と、
    前記積層体を切断して、リジッド部および前記リジッド部に接続されたフレキシブル部を形成する工程と、
    前記リジッド部の周面に熱硬化性樹脂を塗布する工程と、
    前記熱硬化性樹脂を加熱して、前記補強部材を形成する工程とを備えた、回路基板の製造方法。
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