JP2011165843A - 積層用クッション材 - Google Patents

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Abstract

【課題】凹部を有する被積層物を均一に加圧することのできる積層用クッション材を提供することを目的とする。
【解決手段】課題を解決するために本発明のクッション材20は、内部層21とその上側の表面層22aと下側の表面層22bからなり、かつ下側の表面層22bの剛性が上側の表面層22aの剛性よりも大であることを特徴とするものであり、被積層物を熱圧着する際に用いることによりしわや窪みも防止でき、均一に加圧できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、配線の高密度化が可能なリジット部と可撓性部分を備えた配線基板とを接着して一体化して形成される多層プリント配線板の製造する際に用いる積層用クッション材に関するものである。
近年、電子機器の小型化、薄型化、高機能化が進展する中で電子機器を構成する各種電子部品の小型化や薄型化等とともに、これら電子部品が実装される多層プリント配線板も高密度実装を可能とする様々な技術開発が盛んとなっている。
最近では、通信端末装置やその他の電子機器で使用する多層プリント配線板では、電子機器内のスペースの制約から多層プリント配線板の一部または全体に可撓性(フレキシブル性)を持たせ、多層プリント配線板を屈曲状態にして電子機器内に内蔵することが要望されている。
従来より、硬質のリジット回路基板と可撓性を有するフレキシブル基板とを一体化した多層プリント配線板が提案されている。
このような多層プリント配線板は、図8に示すように、フレキシブル基板34の両面の両端部にリジット回路基板35を接着剤付カバーレイ36を介して重ね合わせ、両端部のリジット回路基板35との間に形成される凹部37を覆うようにクッション材33をリジット回路基板35の表面に重ね合わせ、SUS板等で挟持して熱プレス機で加熱加圧してフレキシブル基板とリジット回路基板とを接着することで多層プリント配線板を形成する。
上記のクッション材33としては、二枚の離型フィルム31間に熱可塑性樹脂を含有する成形用プリプレグ32を配して形成したものであり、前記熱可塑性樹脂を溶融させて凹部37内に充填させる。
この状態でフレキシブル基板34とリジット回路基板35と接着剤付カバーレイ36とを加熱加圧して、接着剤付カバーレイ36の接着作用でフレキシブル基板34とリジット回路基板35とを接着するものである。
なおこの出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平7−147484号公報
しかしながら、上記のように成形用プリプレグ32を配したクッション材33として用いると、リジット回路基板35間に形成されている凹部のために、フレキシブル基板34とリジット回路基板35と接着剤付カバーレイ36とを均一に加圧することができないという問題を有していた。
また、図8に示すように、プレス機で加熱加圧する際、離型フィルム31が成形用プリプレグ32に引っ張られるように中央によってしまい、離型フィルム31にしわや窪みができ、接着剤付カバーレイ36側の表面に転写されてしまうという問題も発生していた。
本発明の積層用クッション材は、被積層物を熱プレスする際に用いるものであって、内部層と前記内部層に積層された上側の表面層と下側の表面層とを備え、前記下側の表面層の剛性は前記上側の表面層の剛性よりも大であることを特徴とする。
具体的には、内部層に積層された下側の表面層の厚みを上側の表面層の厚みよりも厚くすることで実現できる。
また、下側の表面層材料のヤング率を上側の表面層材料のヤング率よりも大とすること、あるいは、下側の表面層材料の弾性率を上側の表面層材料の弾性率よりも大とすることでも実現可能である。
本発明の構成の特徴である下側の表面層の剛性を上側の表面層の剛性よりも大とすることにより、凹部を有する被積層物の凹部内の四隅に積層用クッション材との隙間を設けることができ、この隙間に接着剤付のカバーレイ層の樹脂を凹部へ流れ込ませることができる。
これにより可撓部分と積層部分との境界部分を補強することで屈曲性能を向上させることができる。
また、従来の課題であった凹部へクッション材が侵入していく際、離型フィルム31がよれて変形することもなくなり、接着剤付カバーレイ36側の表面に離型フィルム31が転写されるという現象をも防止することができ、均一に加圧できるようになる。
本発明の積層用クッション材を用いて多層プリント配線板を製造することにより、上記従来の問題を解決し、可撓性絶縁シート、カバーレイ層、回路基板の層間の導通信頼性に優れ、繰り返し折り曲げても導体の切断や多層積層部分における層間剥離の発生しない優れた多層プリント配線板を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態における積層用クッション材を示す断面図 同実施の形態における多層プリント配線板の製造工程を示す断面図 同実施の形態における多層プリント配線板の製造工程を示す断面図 同実施の形態における多層プリント配線板の製造工程を示す断面図 同実施の形態における多層プリント配線板の製造工程を示す断面図 同実施の形態における多層プリント配線板の製造工程を示す断面図 同実施の形態における多層プリント配線板の製造工程を示す断面図 従来の多層プリント配線板の製造工程を示す断面図
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
まず、後述する熱圧着工程における本発明の積層用クッション材20は、図1に示すように、熱可塑性樹脂を含有する内部層21と前記内部層21に積層された上側の表面層22aと下側の表面層22bとからなり、下側の表面層22bの剛性は、上側の表面層22aの剛性よりも大であるという点にあり、この構成および作用効果については後述する。
次に、図2を用いて多層プリント配線板の製造工程を以下に説明する。
図2(a)は、通称フレキシブル基板と呼ばれる可撓部分Fと積層部分Rに区分され、表層に回路が形成された可撓性絶縁シート1を準備する工程を示すものであり、図2(b)は可撓性絶縁シートを絶縁皮膜するための接着剤付のカバーレイ層2を準備する工程を示すものであり、図2(c)は表層に回路が形成されたリジット基板としての回路基板3を準備する工程示すものである。
また、図2(d)は可撓性絶縁シート1の両側にカバーレイ層2および回路基板3を積層し、これを被積層物として本発明の積層用クッション材を介して熱圧着する熱圧着工程を示すものであり、この工程を経て図2(e)に示す多層プリント配線板を得る。
本発明の積層用クッション材の多層プリント配線板の製造工程における動作は、図3のSUS板5を介した熱圧着工程の詳細図に示されるものであり、この動作については、後述する「4.積層・熱圧着プロセスの構成」において説明する。
1.可撓性絶縁シート1の構成
まず、図2(a)に示す表層に回路が形成された可撓性絶縁シート1の構成について説明する。
本実施の形態における可撓性絶縁シート1は、可撓部分Fと積層部分Rに区分されかつ表層に厚み18μmの回路4が形成されている。
また、可撓性絶縁シート1に形成された回路4は、銅箔をエッチングすることにより形成されている。銅箔は電解銅箔を用いることも可能であるが圧延銅箔を採用することにより可撓部分Fの回路4は高い屈曲性能を維持できる。
また、銅箔は片面の粗化銅箔を用いており、回路4の形成後は酸化処理したのち還元処理を施すことにより表面が粗化されている。
これにより、回路4と可撓性絶縁シート1、およびカバーレイ層2との密着を向上させることができる。
また、可撓性絶縁シート1の材料は、表面に接着剤層を有するポリイミドフィルム(デュポン社製カプトン100EN/カプトンはデュポン社登録商標)である。
高温耐熱性に優れることから、積層部分Rにおいて熱プレスによる加熱加圧が可能となり、高多層化を実現できる。
また、接着剤層を有していることから、可撓部分Fの回路4および積層部分Rでの回路4、またはカバーレイ層2や回路基板3との接着を安定させ、層間剥離の発生を防止するという効果がある。
次に、可撓性絶縁シート1の製造方法について説明する。
図4は、本発明の実施の形態における多層プリント配線板の製造工程を示す断面図であり、具体的には可撓性絶縁シート1の製造方法を示すものである。
まず、図4(a)、(b)に示すように、可撓性絶縁シート1としての表面に接着剤層を有するポリイミドフィルム1aにフィルム、一例として片面にSi系の離型剤を塗布した厚さ約10μmのポリエチレンテレフタレートのフィルム8(以下PETフィルム8とする)をラミネートし、これにレーザー加工により貫通孔9を形成する。
なお、可撓性絶縁シート1表面の接着剤層は、エポキシ系樹脂で構成することが望ましい。
その理由は、後述するカバーレイ層2(ポリイミドシート2a)を構成するエポキシ系樹脂と同一の材料を採用することによって、PETフィルムとの密着性、剥離性を略同一とすることができる。
これによりPETフィルムのラミネートおよび剥離の条件をほぼ統一することができ、同一の製造ラインを用いて可撓性絶縁シート1およびカバーレイ層2に導通孔を形成することができ、生産性を向上させることができる。
次に、貫通孔9に導電性ペースト10aを充填し、PETフィルム8を剥離したのち、ポリイミドフィルム1a側の片面が粗化された厚さ18μmの銅箔11を積層し熱圧着して導通孔10bにより両表面層を電気的に接続する{図4(c)〜(e)}。
この粗化銅箔の使用によって、導電性ペーストの電気的な接続信頼性を確保しつつ、十分な接着力を得ることができる。
次に、図4(f)に示すように、写真法およびエッチング法を用いて銅箔11を選択的に除去し、積層部分Rと可撓部分Fに回路4を形成する。
以上の製造方法により、可撓部分Fに回路4、積層部分Rに導通孔10bと回路4が形成された可撓性絶縁シート1を得る。これにより、回路の高密度化を図ることができる。
2.カバーレイ層2の構成
次に、図2(b)に示すカバーレイ層2の構成について説明する。
本実施の形態におけるカバーレイ層2の材料は、可撓性絶縁シート1と同様に表面に接着剤層を有するポリイミドフィルム(デュポン社製カプトン40EN/「カプトン」はデュポン社登録商標)であり、ポリイミドシート2aに設けられた貫通孔に導電性ペースト10aが充填された構成である。
その製造プロセスを図5に示す。
まず、図5(a)、(b)に示すように、ポリイミドシート2aにPETフィルム8をラミネートし、これにレーザー加工により150〜200μm径の貫通孔9を形成し、次に、図5(c)〜(d)に示すように、貫通孔9に導電性ペースト10aを充填し、PETフィルム8を剥離してカバーレイ層2を得る。
この小径の導通孔を有するカバーレイ層2を用いることにより、本発明の多層プリント配線板は配線収容性を高くすることができる。
なお、図2(e)の可撓性絶縁シート1の可撓部分Fの回路4は、ポリイミド材等のカバーレイ層2により被覆されており、カバーレイ層2の回路4に接する面は接着層が形成され、その反対面は離型処理が施されている。
これにより、熱圧着工程の後のプロセスにおいて作業性を向上させることができる。
3.回路基板3の構成
次に、図2(c)に示す表層に回路4が形成された回路基板3の構成について説明する。
その製造プロセスを図6に示す。
まず、回路基板3の製造に用いるプリプレグシート3aを複数枚準備する。
プリプレグシート3aは、基材に熱硬化性樹脂が含浸された半硬化状態のプリプレグシート3aに設けられた貫通孔に導電性ペースト10aが充填された構成である。
プリプレグシート3aは、ガラス織布または不織布、あるいはアラミド不織布または織布にエポキシ系樹脂を含浸し半硬化したものである。
まず、図6(a)、(b)に示すように、プリプレグシート3aにPETフィルム8をラミネートし、これにレーザー加工により150〜200μm径の貫通孔9を形成し、次に、図6(c)〜(e)に示すように、貫通孔9に導電性ペースト10aを充填し、PETフィルム8を剥離してプリプレグシート3bを得る。
この回路基板3の製造プロセスは、前述のプリプレグシート3bの両側に厚さ18μmの両面が粗化された電解銅箔11を積層熱圧着しその表層に回路4を形成した後、図6(e)に示すように可撓性絶縁シート1の可撓部分Fに該当する部分をレーザー加工あるいは打ち抜き金型を用いて予め切断し除去し、透孔7を形成しておく。
これにより、小径の導通孔10bを有する回路基板を用いることにより本発明の多層プリント配線板は配線収容性を高くすることができる。
4.積層・熱圧着プロセスの構成
以上のプロセスにより可撓性絶縁シート1、カバーレイ層2、回路基板3を準備した後、図2(d)に示すように、可撓部分Fと積層部分Rに区分された可撓性絶縁シート1の全面にカバーレイ層2および積層部分Rに回路基板3を積層し凹部を有する積層体としての被積層物を構成した後、この被積層物に積層用クッション材を介し、ステンレス板などで挟んで熱プレス機で熱圧着する。
図2(d)に示したように、可撓性絶縁シート1、カバーレイ層2、回路基板3を積層した場合、カバーレイ層2と回路基板3との段差は、図中両側の回路基板3との間とカバーレイ層2とで囲まれる凹部7として形づくられる。
図3に示すように、この凹部7の開口を覆うように上記の積層用クッション材20を回路基板3の全面に重ね合わせ、その両面に厚さ2〜7mmのSUS板5で挟持し、それを熱プレス機等を用いて加圧加熱する。
加圧条件は40〜60kg/cm2、加熱条件は3〜6℃/minで170〜200℃まで昇温し、この温度で60〜90分間加熱する。
この加熱加圧工程の昇温過程において、積層用クッション材20の内部層21と表面層22a、22bは流動性を増し、凹部7内に加圧注入されるように追従し、特にメチルペンテンコポリマーフィルムを用いた表面層22a、22bは、60℃前後で一挙に流動状態となり、昇温していくに従って固化していく。
一方、可撓性絶縁シート1の積層部分Rに積層されたカバーレイ層2の接着剤層の樹脂は、積層用クッション材20より遅れて流動するため、凹部7内に加圧注入され積層用クッション材20は被積層物に均一なプレス圧力を伝えることができる。
これにより、製品全面に渡り均一な圧力でプレスされた多層プリント配線板を得ることができる。
なお、積層用クッション材20は離型性を有することにより製品と接着することなく容易に剥離できる。
本実施の形態の多層プリント配線板の製造方法における前記積層用クッション材20は、図1に示すように、内部層21と、前記内部層21に積層された上側の表面層22aと下側の表面層22bとを備えた構造である。
内部層21は、弾性層としての機能を有し、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂(Ethylence-Vinyl Acetate)を主体とする熱可塑性樹脂シートを採用することが望ましい。
エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂は、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂よりも弾力性、柔軟性があり、熱を加えると溶融する熱可塑性の特徴を備えていることから、再利用も可能となる。
加えて、耐薬品性、着色性にも優れており、内部層21に有色のものを用いることにより、熱プレス工程において金属板等に付着した場合においても容易に発見し除去することができる。
また、内部層21は、ガラス繊維の織布又は不織布の補強材に熱硬化性樹脂を含浸させた弾性層としての機能を有する半硬化状態のプリプレグシートを用いることもできる。
プリプレグシートは加熱加圧工程の昇温過程で流動性を増し凹部7内に加圧注入されるように追従し、さらに昇温していくに従って硬化(固化)していくため、凹部7内の形状を安定的に維持することができる。
また、表面層22a、22bは、表層に離型性を有するシリコンゴムやブチルゴム等も採用可能であるが、より好ましくは、表層に離型層を有するメチルペンテンを主体とするメチルペンテンコポリマーフィルム(例えば、三井化学株式会社製の「TPX」/同社登録商標)であることが望ましい。
メチルペンテンコポリマーフィルムは、表層に離型性を有し、かつ熱プレスでの加熱昇温の際、被積層物が約60℃に達すると、一挙に流動状態となり、被積層物の凹凸や表面のうねりに加圧注入されるように追従し、その後固化する性質がある。
この機能を備えた表面層22a、22bを用いることにより、被積層物の全面をより均一に加圧することができる。
また、積層用クッション材20の特徴は、下側の表面層22bの剛性は、上側の表面層22aの剛性よりも大であるという点にあり、この点について以下詳細に説明する。
まず、表面層の剛性を決定する要素として、表面層の厚さを採用する。
すなわち、本実施の形態においては、下側の表面層22bの厚さは、上側の表面層22aの厚さよりも大であることが望ましい。
具体的には、表面層22aは厚さ10〜30μm、表面層22bは厚さ90〜110μmのものを採用し、下側の表面層22bの剛性を上側の表面層22aの剛性よりも大とする。
この構成により、凹部を有する被積層物の凹部内の四隅に積層用クッション材との隙間を設けることができ、図7に示すように、この隙間に接着剤付のカバーレイ層の樹脂を凹部へ流れ込ませることにより補強部6を形成することができる。
これにより可撓部分と積層部分との境界部分を補強することで屈曲性能を向上させることができる。
また、従来の課題であった凹部へ積層用クッション材が侵入していく際、下側の表面層22a、22bが撚れて変形することもなくなり、均一に加圧することができる。
なお、表面層22a、22bの厚みについても、強度の維持及びクッション性を損なうものであってはならないため、表面層22aは厚さ10〜30μm、表面層22bは厚さ90〜110μmの範囲の厚みが望ましい。
また、上記の事例では表面層の剛性を決定する要素として、表面層の厚さを採用したが、表面層の剛性を決定する要素を、表面層材料のヤング率(Young's modulus、縦弾性係数)あるいは表面層材料の弾性率 (elastic modulus)としてもよく、下側の表面層材料のヤング率あるいは弾性率を、上側の表面層材料のヤング率あるいは弾性率よりも大とすることで同様の作用効果を発揮できる。
以上のように本発明の積層用クッション材を用いて多層プリント配線板を製造することにより、高密度で配線収容性が高く、可撓性絶縁シート、カバーレイ層、回路基板の層間の導通信頼性に優れ、繰り返し折り曲げても導体の切断や層間剥離が発生しない優れた多層プリント配線板を提供することができる。
このことから、本発明の産業上の利用可能性は大といえる。
1 可撓性絶縁シート
1a ポリイミドフィルム
2 カバーレイ層
2a ポリイミドシート
3 回路基板
3a、3b プリプレグシート
4 回路
5 SUS板
6 補強部
7 透孔
8 PETフィルム
9 貫通孔
10a 導電性ペースト
10b 導通孔
11 銅箔
20 積層用クッション材
21 内部層
22a、22b 表面層

Claims (9)

  1. 被積層物を熱プレスする際に用いるものであって、
    内部層と前記内部層に積層された上側の表面層と下側の表面層とを備え、
    前記下側の表面層の剛性は、前記上側の表面層の剛性よりも大であることを特徴とする積層用クッション材。
  2. 表面層の剛性を決定する要素は表面層の厚さであり、
    下側の表面層の厚さは上側の表面層の厚さよりも大であることを特徴とする請求項1に記載の積層用クッション材。
  3. 表面層の剛性を決定する要素は表面層材料のヤング率であり、
    下側の表面層材料のヤング率は上側の表面層のヤング率よりも大であることを特徴とする請求項1に記載の積層用クッション材。
  4. 離型フィルムの剛性を決定する要素は表面層材料の弾性率であり、
    下側の表面層材料の弾性率は上側の表面層材料の弾性率よりも大であることを特徴とする請求項1に記載の積層用クッション材。
  5. 表面層は、離型層を有するメチルペンテンを主体とするメチルペンテンコポリマーフィルムであることを特徴とする請求項1に記載の積層用クッション材。
  6. 内部層は、熱可塑性樹脂シートを用いた弾性層であることを特徴とする請求項1に記載の積層用クッション材。
  7. 内部層は、補強材と熱硬化性樹脂からなるプリプレグシートを用いた弾性層であることを特徴とする請求項1に記載の積層用クッション材。
  8. 被積層物は凹部を有する積層体で構成されるものであることを特徴とする請求項1に記載の積層用クッション材。
  9. 被積層物は、可撓部分と積層部分とを有する多層プリント配線板であることを特徴とする請求項7に記載の積層用クッション材。
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