JP2011105214A - 貨物自動車用荷台支持脚およびこれを備える貨物自動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】荷台を自車両の後方に降ろした状態で荷台後方に横荷重が作用した場合であっても、荷台の幅方向の位置ずれを抑制することができる荷台支持脚を提供する。
【解決手段】この荷台支持脚10は、荷台3側に設けられたベースフレーム20と、このベースフレーム20に自車両幅方向を向く軸まわりに支持脚本体12を回動可能に連結されたリンク機構14と、このリンク機構14とシャシフレーム2とを連結する連結リンク16と、リンク機構14を回動させて、荷台3の裏面に沿って支持脚本体12を倒伏させた倒伏姿勢と、荷台3裏面から下方に向けて支持脚本体12を張り出させて地面に接地可能な起立姿勢Kとに切換可能な油圧シリンダ40とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両等を積載するために、荷台を後方へスライド移動させるとともに荷台を自車両の後方に地上まで降ろす貨物自動車に好適に用い得る荷台支持脚およびこれを備える貨物自動車に関する。
この種の貨物自動車の荷台支持脚は、後方へスライド移動される荷台が自車両の後方に片持ちで支持されることを防ぐために必要である。しかし、荷台を自車両の後方に地上まで略水平に降ろしたときには、地上と荷台との間に格納しなければならない。そのため、この種の貨物自動車用荷台支持脚は、折畳み機構を有している。
折畳み機構を有する荷台支持脚としては、例えば特許文献1に記載の技術が知られている。同文献記載の技術は、車両後方のバンパを兼ねた折畳み式の荷台支持脚であって、そのバンパ本体を後方へ突出した突出位置と下方の退避位置との間を移動可能な折畳み機構を有している。同文献記載の貨物自動車は、荷台を後退させる傾斜フレームを備え、この傾斜フレームが後方に下傾しながら荷台を後退させる際に、バンパを傾斜フレームと干渉しない退避位置に移動させるようになっている。なお、この折畳み機構は、傾斜フレームとバンパ支持部材とを連結しており、荷台に対しては連結されていない。
ところで、従来、この種の貨物自動車では、例えば図9に例示するように、自車両のシャシフレーム2上に傾動支軸9まわりで傾動可能かつスライド移動可能に設けられた傾斜フレーム7と、この傾斜フレーム7上にスライド移動可能に搭載されるとともに傾斜フレーム7に案内されて地上に降ろされる荷台3とを備える貨物自動車100が知られている(例えば特許文献2参照)。
この貨物自動車100では、図9に示すように、荷台3を自車両の後方に降ろした状態では、荷台3の前端のみが案内ローラ8を介して傾斜フレーム7に連結された状態となる。そのため、荷台3を傾斜フレーム7上をスライド移動させて、荷台3を地面に対して昇降させる際に、荷台3が傾斜フレーム7に対して左右に振られると、荷台3の幅方向の位置が傾斜フレーム7に対して位置ずれしてしまうことがある。
そこで、特許文献2に記載の技術では、荷台の途中部分にガイド部材を設け、このガイド部材を、荷台が傾斜フレーム上を前方へスライド移動しているときに傾斜フレームに当接させ、これにより、傾斜フレームに対する荷台の幅方向の位置を所期の位置に寄せるように案内することで上記幅方向の位置ずれを矯正している。
特開2009−67299号公報 特開平05−338485号公報
しかしながら、特許文献2に記載の技術は、傾斜フレームに対する荷台の幅方向の位置ずれを矯正できるものの、荷台を自車両の後方に降ろしたときに、荷台前端のみが傾斜フレームに連結されているという構造自体は従来と変るものではない。そのため、同文献記載の技術は、いわば対処療法であって、荷台後方に横荷重が作用すると荷台が斜めになるという問題自体は解決されていない。したがって、荷台の幅方向の位置ずれ量が大きな状態で荷台を格納すると、上記ガイド部材で幅方向の位置ずれを矯正する際に過大な力がガイド部材等に作用するため、位置ずれの程度によってはガイド部材等の破損や、これに伴う格納不具合が発生するおそれがある。
このような問題は、特許文献1に記載の技術においても解決されていない。つまり、仮に特許文献1に記載の技術に特許文献2に記載の技術を盛り込んだとしても、特許文献1に記載の技術においても、荷台支持脚の折畳み機構は、傾斜フレームとバンパ支持部材とを連結しており、荷台に対しては連結されていないため、荷台後方に横荷重が作用すると荷台が斜めになり、幅方向の位置ずれを抑制することができないからである。
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、この種の貨物自動車において、荷台を自車両の後方に降ろした状態で、荷台後方に横荷重が作用した場合であっても、荷台の幅方向の位置ずれを抑制することができる荷台支持脚およびこれを備える貨物自動車を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明のうち第一の発明は、例えば図1に例示するように、自車両のシャシフレーム2上に傾動およびスライド移動可能に設けられるとともに地上に降ろされる荷台3を備える貨物自動車1に用いられ、前記荷台3を自車両の後方にスライド移動させるときに地面に接地して前記荷台3を支持する荷台支持脚(10)であって、当該荷台支持脚(10)は、前記荷台3側に設けられたベースフレーム20と、該ベースフレーム20に自車両幅方向を向く軸まわりに支持脚本体を回動可能に連結されたリンク機構14と、該リンク機構14と前記シャシフレーム2とを連結する連結リンク16と、前記リンク機構14を回動させて、前記荷台3の裏面に沿って前記支持脚本体を倒伏させた倒伏姿勢と、前記荷台3裏面から下方に向けて前記支持脚本体を張り出させて地面に接地可能な起立姿勢とに切換可能な起伏切換機構とを有することを特徴としている。
第一の発明に係る貨物自動車用荷台支持脚によれば、荷台のスライド移動時には、従来の支持脚同様に、支持脚本体を地面に接地させ、これにより、荷台の荷重を受けて各部への作用力を軽減することができる。
ここで、荷台が略水平に地面に降りるタイプの従来の貨物自動車は、図9に例示したように、荷台3を自車両の後方に地上まで降ろしたときは、荷台3前端と傾斜フレーム7後端のみが継がっているため、横方向の力に弱いものであった。
これに対し、この荷台支持脚を備える貨物自動車によれば、図1に例示するように、ベースフレーム20が荷台側に付設されており、このベースフレーム20に、支持脚本体を回動可能に連結するリンク機構14介して連結リンク16がシャシフレーム2へと繋がっているので、荷台3への横荷重を荷台支持脚(10)を介してシャシフレーム2に伝えることができる。
そのため、荷台後方に横荷重が作用しても、荷台前端とシャーシ後端との連絡に加え、荷台支持脚でも横荷重を受けることができる。したがって、横荷重を受けても荷台の幅方向の位置ずれを抑制することができる。
ここで、第一の発明に係る貨物自動車用荷台支持脚において、支持脚本体またはリンク機構の後方端部にバンパが付設されていることは好ましい。このような構成であれば、支持脚本体またはリンク機構は、連結リンクを介してシャシフレームに連結されているので、バンパへの衝突力を連結リンクを介してシャーシに伝えることができる。そして、支持脚本体または折畳み可能なリンク機構にバンパを取付けているので、走行時にはバンパを所定の位置に保持し、荷台を地上に降ろすときは、起伏切換機構を駆動して支持脚本体をリンク機構によって折りたたむことで、荷台を地面に略水平となる位置まで降ろすことができる。
また、第一の発明に係る貨物自動車用荷台支持脚において、前記倒伏姿勢において、前記荷台の荷重を地面に伝える補助脚が取付けられていることは好ましい。このような構成であれば、荷台が地上に降ろされて略水平となるときに、この補助脚により荷台の荷重を支持することができる。そのため、リンク機構各部への無理な作用力を防止することができる。
上述のように、本発明によれば、荷台を自車両の後方に降ろした状態で荷台後方に横荷重が作用した場合であっても、荷台の幅方向の位置ずれを抑制することができる荷台支持脚を提供することができる。
本発明に係る貨物自動車用荷台支持脚を備える貨物自動車の一実施形態の模式図であり、同図(a)はその平面図、(b)は側面図である。 本発明に係る貨物自動車用荷台支持脚を備える貨物自動車の第一実施形態である車両運搬車の側面図である。 図2での要部詳細図(A矢視図)である。 図3での要部詳細図(B矢視図)である。 第一実施形態の荷台支持脚およびこれを備える車両運搬車の動作を説明する図((a)〜(e))であり、同図(a)は荷台支持脚が起立姿勢のときの接地状態を示している。また、同図(b)は荷台支持脚が起立姿勢のときに地上から離間した状態を示し、(c)は荷台支持脚が起立姿勢から倒伏姿勢に移行する状態を示し、(d)は荷台支持脚が倒伏姿勢の状態を示し、(e)はその後に、荷台を自車両の後方に地上まで降ろした状態を示している。 図5(c)での要部拡大図である。 図5(d)での要部拡大図である。 図5(e)での要部拡大図である。 従来の貨物自動車用突入防止装置を備える貨物自動車の一例の模式図であり、同図(a)はその平面図、(b)は側面図である。
以下、本発明の第一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。
図2は、本発明に係る貨物自動車用荷台支持脚(以下、単に「荷台支持脚」ともいう)を備える貨物自動車の第一実施形態である車両運搬車の側面図である。
同図に示すように、この車両運搬車1は、そのシャシフレーム2上に荷台3を備えている。この荷台3の前部には、いわゆる鳥居5が一体に設けられており、また、荷台3の後部には、後煽り4が装備されている。この後煽り4は、前後に回動可能に取付けられており、同図に示す垂直な閉じ位置、および後方に回動して車両を乗り入れるときのスロープとなる開き位置(不図示)のそれぞれに位置可能になっている。
そして、この車両運搬車1は、その荷台3が、シャシフレーム2上に格納した同図に示す格納位置、およびその格納位置から荷台3を自車両の後方に地上にまで降ろした乗込位置(図5(e)参照)までスライド移動可能な荷台昇降装置(不図示)を装備している。つまり、荷台3は、自車両のシャシフレーム2上に傾動およびスライド移動可能に設けられるとともに地上に降ろされるようになっており、荷台3を乗込位置に位置させて車両を積載するとともに、その積載した車両を荷台3とともに格納位置に格納して運搬可能である。
ここで、この荷台3には、同図に示すように、その後方部に荷台支持脚10が設けられている。この荷台支持脚10は、荷台3を自車両の後方にスライド移動させるときに支持脚本体12を地面に接地させて荷台3を支持するものである。さらに、この荷台支持脚10は、その支持脚本体12を荷台3に対し自車両幅方向を向く軸まわりに回動させることで、荷台3の裏面に沿って倒伏させた倒伏姿勢T(図8参照)と、荷台3の裏面から下方に向けて張り出させた起立姿勢K(図4参照)とのそれぞれの姿勢に切換可能になっている。なお、この荷台支持脚10には、バンパ30が付設されている。このバンパ30は、他車両等の後方からの突入を防止するための突入防止部材であり、法規上必要な位置に位置するように設けられている。
以下、この荷台支持脚10について、より詳しく説明する。
この荷台支持脚10は、図3および図4に示すように、荷台3側には、車両幅方向に離間した一対のベースフレーム20が車両前後方向に沿って設けられている。各ベースフレーム20は、車両前後方向に離間した一対のガイドローラ19を介して荷台3側に支持されており、これら4つのガイドローラ19の転動により、荷台3のスライド移動とは相対的にスライド移動するようになっている。なお、一対のベースフレーム20は、連結フレーム22によって相互に連結されており、一体で移動する。
そして、このベースフレーム20にリンク機構14が連結されている。このリンク機構14は、四節の並行リンクからなり、車両前方側の起伏縦リンク17と、車両後方側の支持脚フレーム(リンク)15と、これら起伏縦リンク17および支持脚フレーム15を繋ぐ起伏横リンク18とを備えている。これらのリンク17,15,18は、上記ベースフレーム20同様に、車両幅方向に離間して一対をなしており、一対のリンク17,15,18相互は、連結フレーム22によって相互に連結されて一体をなしている。
そして、これらのリンク17,15,18は、その両端が、上記ベースフレーム20に自車両幅方向を向く軸まわりに回動可能に枢支されている。また、上記バンパ30が車両後方側の支持脚フレーム15に固定されており、さらに、起伏横リンク18には一対の支持脚本体12が固定されている。この一対の支持脚本体12は、支持脚フレーム15とは直交方向に且つ車両下方に張り出すように車両幅方向に離間して取り付けられており、その先端に、転動輪として支持脚ローラ13が転動可能にそれぞれ付設されている。
さらに、このリンク機構14に対して、一本の油圧シリンダ40が取付けられている。この油圧シリンダ40は、その一端(ロッド先端)が一対の支持脚フレーム15上部側を繋ぐ駆動用フレーム21の中央に固定され、他端(チューブ基端)が一対の起伏横リンク18を繋ぐ車両前方側の駆動用フレーム11に固定されている。これにより、油圧シリンダ40が起伏切換機構になっており、この油圧シリンダ40を伸長させると、リンク機構14の並行リンクを折りたたむ方向に回動させて、荷台3の裏面に沿って一対の支持脚本体12を倒伏させた倒伏姿勢Tとなる。また、油圧シリンダ40を短縮させると、リンク機構14の並行リンクを広げる方向に回動させて、荷台3裏面から一対の支持脚本体12を下方に向けて張り出させて地面GLに接地可能な起立姿勢Kとなる。
ここで、この起立姿勢Kにあっては、図4に示すように、連結リンク16と起伏横リンク18とが一直線状に位置するように構成されている。これにより、連結リンク16と起伏横リンク18とが後方からの突入による力に抗するようにシャシフレーム2側に力を逃がすようにバンパ30を支持している。
そして、この荷台支持脚10は、上述したリンク機構14に対してその起伏横リンク18の車両前方側の端部とシャシフレーム2とを連結リンク16によって連結している。なお、この連結リンク16についても、その両端が自車両幅方向を向く軸まわりに回動可能に枢支されている。さらに、この連結リンク16に対して、その車両後方側の端部に、一対の補助脚24が固定されている。一対の補助脚24は、連結リンク16とは直交方向に且つ車両下方に張り出すように車両幅方向に離間して取り付けられており、その先端に、転動輪として補助脚ローラ26が転動可能にそれぞれ付設されている。
次に、この荷台支持脚10およびこれを備える車両運搬車1の動作並びに作用効果について説明する。
この荷台支持脚10は、図5に示すように、荷台3が自車両の後方に降ろされる際に、支持脚および補助脚として用いることができるものである。詳しくは、この車両運搬車1は、荷台昇降装置を駆動することによって、図2に示す荷台3の格納位置から、図5(e)に示すように、荷台3を自車両の後方に降ろすことができる。このとき、上述した荷台支持脚10によれば、油圧シリンダ40の駆動を適宜制御することによって所望のタイミングで支持脚本体12を倒伏姿勢Tないし起立姿勢Kに切換可能である。
さらに、この荷台支持脚10は、支持脚本体12の下部側に、支持脚ローラ13が設けられているので、図5(a)に示すように、支持脚本体12(支持脚ローラ13)を地面に接地させ、これにより、荷台3の途中部分を、荷台3をスライド移動させつつ支えることができる。したがって、荷台3の荷重を受けて、荷台3を支持する各部分の負担や、荷台3自体が片持ち状態で車両後方に長く張り出すことによる曲がり等の作用力の負担を軽減することができる。そして、図5(b)に示すように、荷台3が自車両の後方に降ろされる位置まで後退したならば、図5(c)〜(d)(および図6、図7)に示すように、油圧シリンダ40伸長方向に駆動して、支持脚本体12を倒伏側に回動させて倒伏姿勢Tとすることができる。
次いで、図5(e)(および図8)に示すように、不図示の荷台昇降装置を更に駆動することによって、荷台3を自車両の後方に降ろした乗込位置までスライド移動させ、その後、後煽り4を後方に回動して(不図示)、車両を乗り入れるときのスロープとなる開き位置にし、積載する貨物である車両を積車することができる。また、初めに積車されていれば、車両を降ろすことができる。なお、上記乗込位置から格納位置まで車両を積み込む際には、上述した手順とは逆の手順によって、車両を積み込むことができる。
そして、この荷台支持脚10は、支持脚フレーム15にバンパ30が付設されているので、図2、4に示す起立姿勢Kにあっては、このバンパ30によって、他車両等の後方からの突入を防止することができる。さらに、起立姿勢Kにあっては、連結リンク16と起伏横リンク18とが一直線状に位置して後方からの突入による力に抗するようにシャシフレーム2側に力を逃がしてバンパ30を支持するようになっているので、バンパ30の強度を一層確実に確保することができる。
ここで、上述したように、荷台が略水平に地面に降りるタイプの従来の貨物自動車は、図9に例示したように、荷台3を自車両の後方に地上まで降ろしたときは、横方向の力に弱いものであった。
これに対し、この車両運搬車1によれば、荷台支持脚10のベースフレーム20が荷台3側に付設されており、このベースフレーム20に、支持脚本体12を回動可能に連結するリンク機構14介して連結リンク16がシャシフレーム2へと繋がっているので、荷台3への横荷重を荷台支持脚10を介してシャシフレーム2に伝えることができる。
そのため、荷台3の後方に横荷重が作用しても、荷台3の前端とシャシフレーム2後端との連絡に加え、荷台支持脚10でも横荷重を受けることができる(図8参照)。したがって、横荷重を受けても荷台の幅方向の位置ずれを抑制することができる。これにより、例えば車両の左右が傾斜地であるような場合の使用に一層有利である。
また、この荷台支持脚10は、図5(e)および図8に示すように、倒伏姿勢Tにおいて、荷台3の荷重を地面に伝える補助脚24が取付けられているので、荷台3が地上に降ろされて略水平となるときに、この補助脚24を取付けることにより荷台3の荷重を支持することができる。そのため、リンク機構14各部への無理な作用力を防止することができる。換言すれば、地面形状により荷台支持脚10のリンク機構14と地面との直接接地を防止することができる。
以上説明したように、この貨物自動車用荷台支持脚によれば、荷台を自車両の後方に降ろした状態で、荷台後方に横荷重が作用した場合であっても、荷台の幅方向の位置ずれを抑制することができる。なお、本発明に係る貨物自動車用荷台支持脚は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、荷台支持脚10にバンパ30を付設している例で説明したが、これに限定されず、荷台支持脚10とバンパ30とを別個に設けてもよい。しかし、バンパ30は、法規上必要な位置が制限されるものであるから、部材の設置位置の取り合いや、コスト抑制の点に鑑みれば、荷台支持脚10にバンパ30を付設して一体構成とすることは好ましい。
また、例えば上記実施形態では、荷台支持脚10に、支持脚本体12に加えて、補助脚24を設ける例で説明したが、これに限らず、補助脚24を有しない構成としてもよい。しかし、荷台3が地上に降ろされて略水平となるときに、地面形状により荷台支持脚10のリンク機構14と地面との直接接地を防止する上では、荷台支持脚10に、補助脚24を設けることは好ましい。
また、例えば上記実施形態では、起立姿勢Kにあっては、連結リンク16と起伏横リンク18とが一直線状に位置するように構成された例で説明したが、これに限らず、支持脚本体12を折畳みできれば、種々のリンク機構14を採用することができる。しかし、荷台支持脚10にバンパ30を付設して一体構成としたときに、連結リンク16と起伏横リンク18とが後方からの突入による力に抗するようにシャシフレーム2側に力を逃がすようにバンパ30を支持する上では、起立姿勢Kにて、連結リンク16と起伏横リンク18とが一直線状に位置するように構成することが好ましい。
1 車両運搬車(貨物自動車)
2 シャシフレーム
3 荷台
4 後煽り
5 鳥居
6 荷台縦根太
7 傾斜フレーム
8 案内ローラ
9 傾動支軸
10 荷台支持脚
11 駆動用フレーム
12 支持脚本体
13 支持脚ローラ
14 リンク機構
15 支持脚フレーム
16 連結リンク
17 起伏縦リンク
18 起伏横リンク
19 ガイドローラ
20 ベースフレーム
21 駆動用フレーム
22 連結フレーム
24 補助脚
26 補助脚ローラ
30 バンパ
40 油圧シリンダ(起伏切換機構)
T 倒伏姿勢
K 起立姿勢

Claims (4)

  1. 自車両のシャシフレーム上に傾動およびスライド移動可能に設けられるとともに地上に降ろされる荷台を備える貨物自動車に用いられ、前記荷台を自車両の後方にスライド移動させるときに地面に接地して前記荷台を支持する荷台支持脚であって、
    当該荷台支持脚は、前記荷台側に設けられたベースフレームと、該ベースフレームに自車両幅方向を向く軸まわりに支持脚本体を回動可能に連結されたリンク機構と、該リンク機構と前記シャシフレームとを連結する連結リンクと、前記リンク機構を回動させて、前記荷台の裏面に沿って前記支持脚本体を倒伏させた倒伏姿勢と、前記荷台裏面から下方に向けて前記支持脚本体を張り出させて地面に接地可能な起立姿勢とに切換可能な起伏切換機構とを有することを特徴とする貨物自動車用荷台支持脚。
  2. 前記支持脚本体またはリンク機構の後方端部にバンパが付設されていることを特徴とする請求項1に記載の貨物自動車用荷台支持脚。
  3. 前記倒伏姿勢において、前記荷台の荷重を地面に伝える補助脚が取付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の貨物自動車用荷台支持脚。
  4. 自車両のシャシフレーム上に傾動およびスライド移動可能に設けられた傾斜フレームと、該傾斜フレーム上にスライド移動可能に搭載されるとともに傾斜フレームに案内されて地上に降ろされる荷台と、前記荷台を自車両の後方にスライド移動させるときに前記荷台を支持する荷台支持脚とを備える貨物自動車であって、
    前記荷台支持脚として、請求項1〜3のいずれか一項に記載の貨物自動車用荷台支持脚を備えていることを特徴とする貨物自動車。
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