JP2009067299A - 荷台部積み降ろし車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】チルトフレームが後方に下傾しながら後退する荷台部積み降ろし車両において、リアバンパを、この動作するチルトフレームと干渉しない退避位置に移動させることができる構成を提供する。
【解決手段】リアバンパ本体9を車体フレーム7に取り付けている回動可能なバンパ支持部材10と、リアバンパ本体9を移動させるバンパ動作部20とを有している。バンパ支持部材10は、リアバンパ本体9を後方へ突出した突出位置と下方の退避位置との間を移動可能としている。バンパ動作部20は、チルトフレーム3とバンパ支持部材10とを連結しているとともに、チルトフレーム3の後退に追従しないでチルトフレーム3の後方への下傾による降下に追従して降下する。
【選択図】 図8

Description

この発明は、荷台部を車体上と地面との間で積み降ろしすることができる荷台部積み降ろし車両に関する。
荷台部積み降ろし車両は、例えば乗用車や土木機械等を載せる荷台部を備えており、この荷台部を車体上と地面との間で積み降ろしすることができる。このために、従来の荷台部積み降ろし車両は、車体フレームと、この車体フレームに対して後方に下傾するチルトフレームと、このチルトフレームに対して前後方向に移動可能である荷台部とを備えている。これにより、チルトフレームを後方に下傾させ、荷台部を後方にスライドさせ、当該荷台部を地上に降ろしている(例えば、特許文献1参照)。そして、地上にある荷台部に乗用車等を載せ、この荷台部を駆動機構部により車体上に積み込む動作を行なう。
このような荷台部積み降ろし車両において、バンパの装着が義務づけられている。他の車両等が後方から衝突した際の安全を確保するため、リアバンパは、車両の走行時に、車体フレームからある程度後方に突出していなければならず、リアバンパに他の車両等が衝突した際の荷重を、当該リアバンパを介して車体フレームが受け止めなければならない。
しかし、荷台部積み降ろし車両は、前記のとおり荷台部を地上に降ろすためにチルトフレームを後方に下傾させるものであり、また、リアバンパを車両の後方に突き出した状態としていることから、チルトフレームを傾けて荷台部を地上に降ろす際に、リアバンパが邪魔になる。
そこで前記特許文献1では、荷台部の積み降ろしを行う際に、リアバンパを退避させている。つまり、図12(a)(b)に示しているように、リアバンパ50を取り付けているアーム50aがチルトフレーム49の後部に回動自在として取り付けられ、このアーム50aと車両本体の後部48との間にリンク機構47が設けられている。そして、このリンク機構47により、後方に下傾するチルトフレーム49に連動させることで、リアバンパ動作用のアクチュエータを設けることなく、リアバンパ50を車両前方側へ退避させている。つまり、後方に下傾して降下するチルトフレーム49に追従するリンク機構47によって、リアバンパ50を取り付けているアーム50aを、当該チルトフレーム49に連動させることができる。このようにリアバンパ動作用のアクチュエータを設ける必要がないことから、安価な構成としている。
従来の荷台部積み降ろし車両は、荷台部を地上に降ろすために、車体フレームの後部に固定した傾動軸を中心としてチルトフレームを後方に下傾させているが、図12(b)において、チルトフレーム49の傾斜角度θが大きい場合、チルトフレーム49の前端が高く上昇するため、必要とする作業高が高くなってしまう。このために作業場所が限られてしまう。この傾斜角度θを小さくするためには、チルトフレーム49の傾動中心46から当該チルトフレーム49の後端49aまでの長さを長くすればよい。しかし、チルトフレーム49を長くすれば重量が増加してしまう。そこで、チルトフレームを後方に下傾させながら後退させることにより、チルトフレームを長くすることなく前記傾斜角度を小さくし、作業高を低く抑えることのできる構成が考えられる(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−103542号公報 特開2007−176432号公報
しかし、作業高を低く抑えるべくチルトフレームを後方に下傾させながら後退させると、チルトフレームが後退してしまうことから、従来の(図12の)リンク機構47を採用することはできない。
そこで、チルトフレームを後方に下傾させながら後退させる荷台部積み降ろし車両において、リアバンパを退避させるために、特許文献2のように、リアバンパを車体フレームに回動自在として取り付け、このリアバンパをアクチュエータ(例えば油圧シリンダ)によって回動させ、リアバンパを退避させている。しかし、この場合、アクチュエータを別途設ける必要があり、さらに、このアクチュエータの動作を制御する制御装置が必要となり、製造コストが高くなるとともに、保守管理が面倒になるという問題点がある。
この発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、チルトフレームが後方に下傾しながら後退するようにした荷台部積み降ろし車両において、アクチュエータを別途設けることなく、リアバンパを、この動作するチルトフレームと干渉しない退避位置に移動させることができる荷台部積み降ろし車両を提供することを目的とする。
前記目的を達成するためのこの発明の荷台部積み降ろし車両は、車体フレームと、この車体フレームに対して後方に下傾しながら後退するチルトフレームと、このチルトフレームに対して前後方向に移動可能である荷台部と、リアバンパを後方へ突出させる突出位置と、動作する前記チルトフレームとの干渉を避けるべく下方へ退避させる退避位置との間を移動可能として、当該リアバンパを前記車体フレームに取り付けている回動可能なバンパ支持部材と、前記チルトフレームと前記バンパ支持部材とを連結しているとともに、前記チルトフレームの後退に追従しないで当該チルトフレームの後方への下傾による降下に追従して降下するバンパ動作部とを備えているものである。
また、この発明の荷台部積み降ろし車両は、車体フレームと、この車体フレームに対して後方に下傾しながら後退するチルトフレームと、このチルトフレームに対して前後方向に移動可能である荷台部と、リアバンパを後方へ突出させる突出位置と、動作する前記チルトフレームとの干渉を避けるべく下方へ退避させる退避位置との間を移動可能として、当該リアバンパを前記車体フレームに取り付けている回動可能なバンパ支持部材と、前記チルトフレームのフレーム前後方向に沿って設けられ当該チルトフレームと共に後方に下傾しながら後退するガイド部と、前記ガイド部と前記バンパ支持部材とを連結しているとともに、当該ガイド部の長手方向に移動可能であり当該ガイド部の後方への下傾による降下に追従して降下するバンパ動作部とを備えているものである。
この荷台部積み降ろし車両によれば、作業高を低く抑えるべくチルトフレームを後方に下傾させながら後退させると、バンパ動作部は後方への下傾による降下に追従して降下する。バンパ動作部はチルトフレーム(ガイド部)とバンパ支持部材とを連結しているため、バンパ動作部が降下すると、バンパ支持部材は下方へ回動することができる。これにより、チルトフレームの後方への下傾に連動してリアバンパを退避位置へ移動させることが可能となる。そして、リアバンパを退避位置へ移動させるためのアクチュエータが不要となり、安価な構成が得られる。
また、バンパ動作部は、チルトフレームの後退に追従しないでチルトフレームの後方への下傾による降下に追従して降下するので、後退するチルトフレームに従ってバンパ支持部材は下方へ回動することができる。すなわち、バンパ動作部は、チルトフレームと共に後方に下傾しながら後退するガイド部とバンパ支持部材とを連結しているとともに、ガイド部の長手方向(チルトフレームのフレーム前後方向)に移動可能であるため、後退するチルトフレームに従ってバンパ支持部材は下方へ回動することができる。
また、前記バンパ支持部材は、回動することで前記リアバンパを前記突出位置よりもさらに高い走行位置とするように取り付けており、前記リアバンパが前記走行位置から当該リアバンパの自重により前記突出位置まで降下してから、前記バンパ動作部は、前記チルトフレームの後方への下傾による降下に追従して降下するように構成されているのが好ましい。
これによれば、リアバンパは走行位置から2段階の動作を経て退避位置へと移動する。この際、突出位置と退避位置との間では、バンパ支持部材が後方突出状態から下方へ回動することでリアバンパを移動させるため、リアバンパの前後方向の移動量は大きい。一方、走行位置と突出位置との間では、リアバンパは主に上下方向に移動し、前後方向への移動量は少ない。このように、突出位置から退避位置へのリアバンパの移動をバンパ動作部によって行なうことで、リアバンパを効率良くチルトフレームから離れた前方へ退避させることができる。
また、この荷台部積み降ろし車両において、前記リアバンパを前記走行位置とした前記バンパ支持部材を拘束するロック装置をさらに備え、前記ロック装置は、前記バンパ支持部材を回動させるロックアームと、前記突出位置にある前記リアバンパを前記走行位置とすべく前記バンパ支持部材を上方へ回動させるように前記ロックアームを押圧する押圧ブロックと、前記リアバンパが前記走行位置にある状態を上限として前記バンパ支持部材の上方への回動を制限する制限部材とを有しているのが好ましい。
この構成によれば、リアバンパを突出位置よりも高い走行位置とした状態で、ロック装置がバンパ支持部材を拘束することにより、リアバンパを走行位置に維持することができる。なお、リアバンパを走行位置として荷台部積み降ろし車両は走行することができる。
さらに押圧ブロックがロックアームを押圧するとバンパ支持部材は上方へ回動し、リアバンパを走行位置とすることができる。そして、制限部材は、バンパ支持部材の上方への回動を制限することにより、走行位置をリアバンパの上限として静止させることができ、また、これにより、走行位置にあるリアバンパの走行時における上下振動を抑え、騒音の発生を抑制することが可能となる。
さらに、前記荷台部積み降ろし車両において、前記押圧ブロックは前記荷台部に取り付けられ、前記ロックアームは、前記荷台部が前記チルトフレーム上を前方の積み込み完了位置に移動した状態で前記リアバンパを前記走行位置とするように前記押圧ブロックによって押圧される被押圧部と、前記押圧ブロックが上方へ移動することを制限して前記積み込み完了位置にある前記荷台部の跳ね上がりを防止する規制部とを有しているのが好ましい。
この構成によれば、荷台部が積み込み完了位置に移動した状態で、当該荷台部に取り付けられた押圧ブロックはロックアームの被押圧部を押圧し、前記バンパ支持部材を上方へ回動させ、リアバンパを走行位置とすることができる。さらに、ロックアームの規制部は、荷台部に取り付けられた押圧ブロックが上方へ移動することを制限することができ、これにより、前記積み込み完了位置にある荷台部が、例えば車両走行時の衝撃により跳ね上がることを防止することができ、走行時の騒音発生を抑制することができる。
また、この荷台部積み降ろし車両において、前記チルトフレームは後部に接地用ローラを有し、前記制限部材は、下部が前記バンパ支持部材に固定され、上部が前記接地用ローラに当接し当該バンパ支持部材と当該接地用ローラとの間に介在することによって、当該バンパ支持部材の上方への回動を制限する突っ張り部材からなるのが好ましい。
この構成によれば、突っ張り部材(制限部材)の下部をバンパ支持部材に固定し、上部をチルトフレームの接地用ローラに当接させることで、バンパ支持部材が上方へ回動することを制限することのできる構成となる。接地用ローラはその機能上、強固に作られているため、この接地用ローラに突っ張り部材を当接させる構成は好ましい。
また、前記バンパ支持部材は、前記リアバンパを退避位置とする際に車幅方向の軸線回りに相互が回動して折れ曲がる第1アーム部と第2アーム部とを有しているのが好ましい。
この構成によれば、第1アーム部と第2アーム部とを延ばした状態で突出位置及び走行位置とすることができる。また、バンパ支持部材を長くしても、第1アーム部と第2アーム部とを折り曲げてリアバンパを退避位置とすることができるため、地面と車体との間の小さなスペース内でも、リアバンパを退避させることができる。
また、この場合において、前記第2アーム部との間で折れ曲がった状態となり前記車体フレームと地面との間に介在する前記第1アーム部は、地面に接地することができる接地部を有しているのが好ましい。
この構成によれば、第1アーム部と第2アーム部とが折れ曲がった状態で、第1アーム部が車体フレームと地面との間に介在し、第1アーム部の下部にある接地部が地面に接地することで、車体後部の沈み込みを防止することができる。
この発明によれば、作業高を低く抑えるべくチルトフレームを後方に下傾させながら後退する荷台部積み降ろし車両において、バンパ動作部がチルトフレームの後退には追従しないで後方への下傾による降下に追従して降下することにより、バンパ支持部材は下方へ回動することができる。これにより、チルトフレームの後方への下傾に連動してリアバンパを退避位置へ移動させることが可能となり、リアバンパを退避位置へ移動させるためのアクチュエータは不要であり、安価な構成が得られる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1から図5は、荷台部積み降ろし車両とその積み降ろし動作を示している側面図である。なお、以下において、「前後」の関係は、特に説明が無いかぎり車両の前後を基準とする。即ち運転席側が前側であり、その逆が後ろ側である。
この荷台部積み降ろし車両1(以下、車両ともいう)は、車体フレーム7を有している車体4と、車体フレーム7に搭載された積み降ろし装置2とを備えている。
車体フレーム7の後部には、後述するバンパ支持部材10によってリアバンパ9が取り付けられている。リアバンパ9は、車幅方向に長い部材であり、別の車両等が後方から衝突した際の安全を確保するため、図1の車両1の走行状態において、車体フレーム7から後方へ突き出た位置にある。
積み降ろし装置2は、荷台部(スライドボディ)6、チルトフレーム3及び駆動機構部5を有している。
荷台部6は荷物を載せる部分であり、例えば乗用車や土木機械等を載せることができる。荷台部6の後端にはテールゲート(踏板)8が設けられている。テールゲート8は、ヒンジ8aを介して荷台部6の後端に取り付けられており、荷台部6の本体部分に対して回動可能となっている。
前記チルトフレーム3は、車両前後方向に延びているフレームであり、車体フレーム7上に設けられている。また、図1と図2に示しているように、チルトフレーム3は、荷台部6を前後方向に移動可能として取り付けている。チルトフレーム3の後部は、車体フレーム7の後端部に設けられたローラ17上に載せられている。このローラ17は車幅方向を軸線方向として設けられている。
前記駆動機構部5は、例えば図3において、伸縮動作するシリンダ(油圧シリンダ)5a及びアーム5bを有しており、チルトフレーム3を傾斜させることができる。アーム5bの基部は車体フレーム7に回動自在として取り付けられており、先部はチルトフレーム3に回動自在として取り付けられている。そして、シリンダ5aが伸長動作をするとアーム5bを起立させ、チルトフレーム3を後方に下傾させる。なお、チルトフレーム3はその後部において前記ローラ17上に載せられていることから、アーム5bの起立により、チルトフレーム3は、このローラ17を支点として後方へ下傾するように回動するとともに、このローラ17に載った状態で後方へ移動する。つまり、図3から図5に示しているように、駆動機構部5は、チルトフレーム3を車体フレーム7に対して後方に下傾させながら後退させることができる。そして、図5の状態からシリンダ5aが短縮動作をすると、アーム5bは倒れ、チルトフレーム3を前進させながら水平姿勢に戻すことができる。
また、前記駆動機構部5は、荷台部6をチルトフレーム3に沿って前後方向に移動させる移動機構(図示せず)を備えている。この移動機構が有するチェーン等の動力伝達部材が荷台部6に連結されており、移動機構がこのチェーンを引くことにより、荷台部6をチルトフレーム3に沿って前後方向に直線移動させることができる。この移動機構より、チルトフレーム3が水平にある状態(図1と図2)又は傾斜した状態(図3から図5)において、荷台部6をチルトフレーム3のフレーム前後方向に沿って移動させることができる。なお、フレーム前後方向とはチルトフレーム3の前部から後部へと向かう方向であり、チルトフレーム3が後方へ所定の角度で傾斜した状態では、フレーム前後方向も当該角度で傾斜した方向となる。
車両1の走行時、図1のようにチルトフレーム3は水平姿勢にあり、このチルトフレーム3上に荷台部6は引き上げられており、荷台部6は前方の積み込み完了位置にある。そして、前記テールゲート8は立てられた状態となっている。
この状態から荷台部6を地面に降ろす場合、図2のように荷台部6を車両後方側の所定位置まで先ず移動させ、その後、図3のようにチルトフレーム3を傾斜させながら後方へ移動させる。なお、このように荷台部6を後方の所定位置まで先ず移動させるのは、荷台部6の重心位置を後方へ移動させるためであり、これによりチルトフレーム3を後方へ下傾させやすくなる。
そして、図4のように荷台部6をチルトフレーム3に沿って車両後方側へ移動させ、図5のようにチルトフレーム3の傾斜角度を大きくさせ、荷台部6を地面に着地させる。荷台部6を着地させると図外の前記テールゲート8(図1参照)を水平姿勢とし、荷台部6に対して車両等を搬入又は搬出する。
チルトフレーム3はその後部下面に接地用ローラ30を有している。この接地用ローラ30は、図5のようにチルトフレーム3が後方に下傾した際に、地面に接触させるためのものである。
また、この荷台部6を車体フレーム7上に積み込むためには、図1から図5までの前記降ろし動作と反対の動作を行なう。つまり、傾斜しているチルトフレーム3上に荷台6を戻しながら、チルトフレーム3は、車体フレーム7に対する傾斜角度を小さくしながら前進する。そして、チルトフレーム3は水平姿勢となり、荷台6は車体フレーム7上に搭載された状態となる。
以上のようにこの車両1は、荷台部6を地上に降ろすためにチルトフレーム3を後方に下傾させながら後退させるものである。また、リアバンパ9を車体フレーム7の後方へ突出させた位置としている。このため、チルトフレーム4を後方に下傾させながら後退させると、このチルトフレーム4が、後方へ突出しているリアバンパ9に接触するおそれがある。そこで荷台部6の積み降ろしを行う際に、リアバンパ9を退避させる。
このために、車両1は、リアバンパ9を車体フレーム7に取り付けている回動可能なバンパ支持部材10と、リアバンパ9を移動させるバンパ動作部20とを備えている。
図6は車両後部の平面図であり、図7は車両後部の側面図である。なお、図7では、車体フレーム7を二点差線で示している。リアバンパ9は、車両1の車幅と略同じ長さを有している。また、リアバンパ9の左右両端部には、ローラ9aが取り付けられている。
バンパ支持部材10は、第1アーム部11と第2アーム部12とを有している。第1アーム部11の基部11aは車体フレーム7の後端部7aに軸31によって回動自在として取り付けられている。第2アーム部12の先部12bにはリアバンパ9が固定されている。そして、第1アーム部11の先部11bと第2アーム部12の基部12aとは、軸32によって回動自在として取り付けられている。軸31,32の軸線は車幅方向を向いている。
図6において、第1アーム部11は、車体フレーム7の左右両側部に前記軸31によって取り付けられている左右のアーム13a,13bと、これらアーム13a,13bを連結している連結アーム13cとを有している。第2アーム部12は、前記アーム13a,13bのそれぞれに前記軸32によって取り付けられている左右のアーム14a,14bと、これらアーム14a,14bを連結している連結アーム14cとを有している。
そして、図7に示しているように、側面視において、車体フレーム7から後方へ水平状に突出させた第1アーム部11と、これに連結させた第2アーム部12とが略直線状態となることにより、リアバンパ9は車体フレーム7から後方へ突出した位置(突出位置)となる。この突出位置では、第1アーム部11及び第2アーム部12、並びに、リアバンパ9は地面よりも上方に位置しており、接地していない状態にある。
また、バンパ支持部材10は、後方へ水平状に突出させた第1アーム部11に対して第2アーム部12が下方へ(図7において時計回りに)回動しないように規制するとともに、第2アーム部12は上方へ(図7において反時計回りに)回動することを許容する回動制限部16を有している。回動制限部16は、両アーム部11,12の間に設けられた当接部材16aと、この当接部材16aが当接可能となる壁部16bとからなる。図7の当接部材16aは第2アーム部12のアーム14aの前端から第1アーム11側へ突出しているボルトであり、壁部16bは第1アーム部11のアーム13aの後端部にある壁である。
第1アーム部11と第2アーム部12とを略直線状態とすると、当接部材(ボルト)16aの先端が壁部16bに当接し、第1アーム部11に対して第2アーム部12はこれ以上、下方へ回動することができない。これにより、第1アーム部11が車体フレーム7から後方へ水平状に突出した状態となると、第2アーム部12も後方へ水平状に延びている状態となることができる。
そして、この状態から図8に示しているように、第1アーム部11を車体フレーム7に対して下方へ回動させ、ローラ9aが接地すると、第2アーム部12がこの第1アーム部11に対して回動した状態となり、リアバンパ9は地面に近い下方位置となる。図8のようにリアバンパ9が下方位置となった状態は、当該リアバンパ9が、後方に下傾しながら後退するチルトフレーム3との干渉を避けるために下方へ退避した位置(退避位置)となる。なお、前記回動制限部16は、リアバンパ9を退避位置とさせる方向について、第1アーム部11に対する第2アーム部12の回動を許容している。
また、図6と図8において、リアバンパ9の左側及び右側にはテールランプ40が取り付けられているが、このテールランプ40はチルトフレーム3と幅方向に位置をずらして設けられていることにより、リアバンパ9が退避位置にある状態でテールランプ40とチルトフレーム3とは干渉しない。
以上のように、バンパ支持部材10は、リアバンパ9を退避位置とする際に車幅方向の軸線回りに相互が回動して折れ曲がる第1アーム部11と第2アーム部12とを有しており、このバンパ支持部材10は、リアバンパ9を後方へ突出させる突出位置と、後方へ下傾しながら後退するチルトフレーム3との干渉を避けるべく下方へ退避させる退避位置との間を移動可能としている。
そして、前記バンパ動作部20は、後に詳しく説明するが、後方に下傾しながら後退する又はこれとは反対に傾斜角度を小さくしながら前進するチルトフレーム3に連動して、リアバンパ9を前記突出位置と前記退避位置との間を移動させる機能を有している。
また、このようにチルトフレーム3に連動してリアバンパ9を移動させるために、チルトフレーム3は、当該チルトフレーム3と一体的に後方に下傾しながら後退するガイド部材(ガイド部)15を有している。
図6、図7及び図8に示しているように、前記ガイド部材15は、チルトフレーム3に固定されたレール部材である。ガイド部材15は、チルトフレーム3のフレーム前後方向(チルトフレーム3が水平姿勢で車両前後方向)に延びた直線状の部材であり、車幅方向の中央部に設けられている(図6参照)。図9はこのガイド部材15の断面図である。ガイド部材15は上部の上壁部15aと、左右の側壁部15b,15cと、下部の下壁部15dとを有している。これら壁部に囲まれた直線状の空間部がガイド空間部15fとなる。下壁部15dはその左右方向中央部に開口部15e(スリット)を有している。開口部15eは、ガイド部材15の長手方向に沿って直線的に形成されている。なお、前記ガイド部は、前記のような複数の壁部が組み合わされた構成(ガイド部材15)とする以外に、チルトフレーム3に形成した、フレーム前後方向に長い長孔であってもよい。
前記バンパ動作部20の構成を具体的に説明する。図6から図9において、バンパ動作部20は、ガイド部材15に誘導される被ガイド部材21と、この被ガイド部材21を一端部に取り付け他端部に前記バンパ支持部材10(図例では第1アーム部11)が取り付けられた連結部材22とを有している。
前記被ガイド部材21は、ガイド部材15内を転動(ガイド空間部15fを移動)するローラからなる。以下、この被ガイド部材21をローラとして説明する。ローラ21はガイド部材15が有する左右の側壁部15b,15cによって左右方向にガイドされている。また、ローラ21はガイド部材15が有する上壁部15a及び下壁部15dによって上下方向(ガイド部材15の長手方向に直交する方向)にガイドされており、かつ、ローラ21は、ガイド部材15の長手方向に移動することができる。この構成により、バンパ動作部20のうちのチルトフレーム3(ガイド部材15)と連結している部分、つまり、ローラ21と、チルトフレーム3(ガイド部材15)との間において、前記フレーム前後方向(ガイド部材15の長手方向)に直交する方向について、相対位置が変化することのできない構成となり、かつ、前記フレーム前後方向(ガイド部材15の長手方向)について、相対位置が変化することのできる構成となる。
なお、前記被ガイド部材21をローラとして説明しているが、この他の例として当該ローラを省略し、連結部材22の一端部に(一体)形成された軸を、被ガイド部材21(被ガイド部)としてもよい。この場合、前記軸がガイド部材15内を摺動(ガイド空間部15fを移動)することとなる。さらにこの場合、バンパ動作部20は、前記軸が形成された連結部材22のみからなる。
連結部材22は、その基部22aが第1アーム部11の連結アーム13cの車幅方向の中間部に固定されており、その先部22bに前記ローラ21が回転自在として取り付けられている。なお、図9において、ローラ21は連結部材22の先部22bに左右一対設けられている。連結部材22はガイド部材15の前記開口部15eを挿通している。
そして、ローラ21及び連結部材22は、チルトフレーム3の傾動中心となる車体フレーム7上のローラ17よりも後方に配置されている。また、ローラ21及び連結部材22は、第1アーム部11と連結されていることから、この第1アーム部11の回動軸となる前記軸31の軸線を中心とした円弧の軌跡を描く範囲で回動することができる。
以上よりバンパ動作部20は、チルトフレーム3とバンパ支持部材10(図例では第1アーム部11)とを連結している構成となっている。そして、バンパ動作部20は、チルトフレーム3に対して回動可能でかつチルトフレーム3のフレーム前後方向に移動可能となっている。
チルトフレーム3を後方に下傾させながら後退させる際に、ガイド部材15及びバンパ動作部20によって、リアバンパ9を突出位置(図7)から退避位置(図8)へと移動させる動作について説明する。
図7においてチルトフレーム3が水平姿勢にある状態では、ガイド部材15も水平姿勢にあり、このガイド部材15の下壁部15dにローラ21が載った状態にある。これにより、連結部材22によって第1アーム部11はガイド部材15から吊り下げ保持された状態となる。この状態では、第1アーム部11は車体フレーム7から略水平に後方へ突出している。さらに、前記回動制限部16により、第2アーム部12も略水平状に後方へ突出している。これにより、リアバンパ9は、後方に突出した突出位置にある。
また、図3から図4及び図5のように、チルトフレーム3が後方に下傾しながら後退していくと、これと一体的に、ガイド部材15も後方に下傾しながら後退する。この際、このガイド部材15から、連結部材22を介して第1アーム部11を吊り下げ保持しているローラ21は、このガイド部材15と一体となってフレーム前後方向についてガイド部材15との相対位置を変えずに後退するのではなく、図8に示しているように、ローラ21は、後方に下傾しながら後退していくガイド部材15に沿って低くなる方向へ、フレーム前後方向についてガイド部材15との相対位置を変えながら移動する。なお、図7と図8に示しているように、チルトフレーム3及びガイド部材15がフレーム前後方向の後方へ移動することで、これらチルトフレーム3及びガイド部材15に対して、ローラ21はチルトフレーム3のフレーム前後方向の前方へ相対的に移動していることとなる。
このように、ローラ21がガイド部材11に沿って低くなる方向へ移動することにより、このローラ21とともに連結部材22も同方向へ移動する。つまり、ローラ21及び連結部材22は軸31の軸線を中心とした円弧軌跡に沿って低くなる方向へ移動し、これにより、第1アーム部11を車体フレーム7に対して下方へ回動させる。さらに、リアバンパ9に設けられたローラ9aが接地すると、回動する第1アーム部11に対して第2アーム部12が回動し、この結果、リアバンパ9を前記退避位置とすることができる(図8)。
なお、図3に示しているように、第1アーム部11が下方へ回動し、リアバンパ9が退避位置となる途中において前記ローラ9aは接地するが、このローラ9aが接地してからは、ガイド部材15内のローラ21は、その上壁部15a(図9参照)に押されながらガイド部材15に沿って転動することとなる。つまり、後方に下傾しながら後退するガイド部材15によりローラ21を強制的に移動させている。
これにより、リアバンパ9のローラ9aが接地してからは、ガイド部材15は、ローラ21及び連結部材22により第1アーム部11を強制的に下方へ回動させる。このため、回動する第1アーム部11に対して第2アーム部12は折り曲がることができる。この際、リアバンパ9のローラ9aは地面を転がりながら、第2アーム部12は第1アーム部11との折れ曲がり角度を小さくするようにして折り畳まれ、リアバンパ9は、突出位置よりも前方でかつ地面に近い退避位置となる。
以上のように、この実施形態によれば、前記チルトフレーム3が後方に下傾しながら後退すると、バンパ動作部20は、後方に下傾しながら後退するこのチルトフレーム3の前記フレーム前後方向への後退に追従しないで当該チルトフレーム3の後方への下傾による降下に追従して降下する。
なお、バンパ動作部20がチルトフレーム3のフレーム前後方向への後退に追従しないとは、チルトフレーム3の後退により、バンパ動作部20に後ろ向きの力が作用しても、バンパ動作部20は、前記後ろ向きの力によってチルトフレーム3と共に後退しないことである。なお、前記後ろ向きの力としては、例えば、バンパ動作部20のローラ21とガイド部材15との間に作用する摩擦力がある。また、別の観点から説明すると、チルトフレーム3及びガイド部材15がフレーム前後方向に後退すると、チルトフレーム3(ガイド部材15)と、バンパ動作部20のうちのチルトフレーム3(ガイド部材15)と連結している部分(つまり前記ローラ21)との相対位置が、フレーム前後方向(ガイド部材15の長手方向)に変化することである。
そして、バンパ動作部20がチルトフレーム3の後方への下傾による降下に追従するとは、チルトフレーム3の後方への下傾により、バンパ動作部20に下向きの力が作用することで、この下向きの力の影響によりバンパ動作部20はチルトフレーム3と共に下方へ移動(具体的には軸31を中心として下方へ回動)することである。なお、前記下向きの力としては、例えば、前記実施形態において、バンパ動作部20のローラ21がガイド部材15の下壁部15dに載った状態にあるときは、バンパ動作部20(及びバンパ支持部材10)の自重によるもの(重力)があり、また、ローラ21がガイド部材15の上壁部15aによって押されている状態にあるときは、この上壁部15aによる押す力がある。また、別の観点から説明すると、チルトフレーム3及びガイド部材15が後方に下傾して、これらのうちの車体フレーム7上のローラ17よりも後方側の部分が降下すると、チルトフレーム3(ガイド部材15)と、バンパ動作部20のうちのチルトフレーム3(ガイド部材15)と連結している部分(つまり前記ローラ21)との相対位置が、フレーム前後方向(ガイド部材15の長手方向)に直交する下方への方向(軸31を中心としたローラ21の下方への回動方向)に変化しないことである。
これにより、前記チルトフレーム3が後方に下傾しながら後退すると、バンパ動作部20は、バンパ支持部材10の第1アーム部11の回動軸となる前記軸31の軸線を中心とした円弧の軌跡に沿って下方へ回動する。そして、このバンパ動作部20はチルトフレーム3と第1アーム部11とを連結しているため、バンパ動作部20が降下すると、第1アーム部11は下方へ回動することができる。これにより、リアバンパ9を退避位置へ移動させることが可能となる。
さらに、バンパ支持部材10は、第1アーム部11と第2アーム部12とを有しており、これらはリアバンパ9を退避位置とする際に、車幅方向の軸線回りに相互が回動して折れ曲がる構成であることから、バンパ支持部材10を長くすることができる。
すなわち、仮にバンパ支持部材10が長くかつ折れ曲がり構造ではなく一体ものであるとすれば(図示せず)、このバンパ支持部材10を下方へ回動させリアバンパ9が地面に当ると、これ以上リアバンパ9を前方へ退避させることができない。しかし、この発明によれば、リアバンパ9(ローラ9a)が地面にあたっても、バンパ支持部材10はその途中部で折れ曲がることにより、リアバンパ9を車両前方へさらに移動させてから退避位置とすることができる。これにより、バンパ支持部材10を長くしても、このバンパ支持部材10を折り畳むことにより、車体フレーム7の後部下方の狭い空間においてコンパクトになり、リアバンパ9を退避させることが可能となる。この結果、リアバンパ9が、後方に下傾しながら後退するチルトフレーム3と干渉することを防止することができる。
また、第1アーム部11と第2アーム部12とが折れ曲がり、図8のようにリアバンパ9が退避位置にある状態、又は、図4のようにリアバンパ9が退避位置となる途中で、第1アーム部11が下方(斜め下方を含む)へ延びた姿勢となった状態において、第1アーム部11は、車体フレーム7と地面との間に介在し、車体後部の沈み込みを防止する支持脚(ジャッキ)として機能することができる。さらに、この第1アーム部11の先部11bに、地面に接地することができる接地部としてジャッキ用ローラ18(図8では二点差線で示している)が取り付けられている。このローラ18は、第1アーム部11の左右両側に取り付けられている。
これは、荷台部6を積み降ろしする際、荷台部6上の車両(荷物)の重量によって車体1の後部が大きく沈み込み、車体1の前部を持ち上げようとする場合があるが、この場合に、前記支持脚(第1アーム部11)によってこの沈み込みを抑制することができる。さらに、第1アーム部11を、車体後部の沈み込みを防止する支持脚として兼用することができ、構成の簡素化を図ることができる。なお、第1アーム部11を支持脚として機能させる場合に、第1アーム部11の先部11bを直接地面に接触させるのではなく、先部11bにある前記ジャッキ用ローラ18を接地させるため、第1アーム部11に接地による傷が付くことを防止することができる。
また、図7において、車体フレーム7上のローラ17の中心から、被ガイド部材としてのローラ21の中心までの距離L1は、車体フレーム7上のローラ17の中心から、第1アーム部11の回動中心(軸31の中心)までの距離L2よりも大きく設定されている(L1>L2)。
このように構成することで、前記のとおり、チルトフレーム3が後方に下傾することで、当該チルトフレーム3及びガイド部材15のうち、ローラ17よりも後方側の部分は下方へ移動し(降下し)、このガイド部材15により、ローラ21は、第1アーム部11の回動中心(軸31の中心)回りに下方へ移動する。(つまり、チルトフレーム3の後方への下傾による降下に追従して、ローラ21及び連結部材22は降下する)。そして、このローラ21は軸31よりも後方側となるようにして下方へ移動することから、第1アーム部11も回動中心(軸31の中心)回りに下方へ回動する。つまり、ローラ21及び第1アーム部11は図7において時計回りの方向へ回動することができる。これにより、リアバンパ9を退避位置へ移動させることができる。また、このL1>L2の関係は、リアバンパ9を突出位置から退避位置へと移動させる動作の間、保たれている。
しかし、これとは反対にL1<L2として設定された場合(図示しないが図7を参考にして説明すると)、下方へ移動するガイド部材15により、ローラ21は、第1アーム部11の回動中心(軸31の中心)回りに下方へ移動するが、このローラ21は軸31よりも前方側となるようにして下方へ移動することから、第1アーム部11は回動中心(軸31の中心)回りに上方へ回動してしまう。つまり、第1アーム部11は図7において反時計回りの方向へ回動してしまい、リアバンパ9を退避位置へ移動させることができない。以上より、L1>L2の関係を満たす必要がある。
チルトフレーム3を水平姿勢に戻す際に、リアバンパ9を退避位置(図8)から突出位置(図7)へと移動させる動作について説明する。この動作は、リアバンパ9を突出位置から退避位置へと移動させる前記動作と反対の工程により行なわれる。
図5から図4に示しているように、シリンダ5aが短縮しアーム5bを車両前方へ回動させると、チルトフレーム3はその傾斜角度を小さくしながら前進する。これに伴い、前記ガイド部材15も傾斜角度を小さくしながら前進する。また、荷台部6を前進させ、チルトフレーム3上に載せる。この際、前記バンパ動作部20により、動作するチルトフレーム3に連動してバンパ支持部材10(第1アーム部11)を上方へ回動させ、リアバンパ9を退避位置から突出位置へ移動させる。
すなわち、図8から図7に示しているように、ガイド部材15が水平姿勢に戻る際、このガイド部材15は、その内部のローラ21を、ガイド部材15の下壁部15d(図9参照)により持ち上げながら、チルトフレーム3のフレーム前後方向の後方へ相対的に移動させる。つまり、ローラ21及び連結部材22を、チルトフレーム3の前進に追従させないで当該チルトフレーム3の水平姿勢に戻る動作(上がる動作)に追従させて上昇させる。これにより、ローラ21はガイド部材15(下壁部15d)によって高くなる方向へ移動し、このローラ21とともに連結部材22も同方向へ移動する。連結部材22が高くなる方向へ移動することにより、第1アーム部11を車体フレーム7に対して上方へ回動させる。さらに、この回動する第1アーム部11は、図8の状態から、第2アーム部12を後方へ押し、その後第2アーム部12を前記回動制限部16を利用して持ち上げ、この結果、リアバンパ9を前記突出位置とすることができる(図2の状態)。
なお、図2の状態では、チルトフレーム3が水平姿勢となり、このチルトフレーム3に対して荷台部6は後方へ移動した位置にある。そこで、この荷台部6を前方へ移動させることで積み込み完了位置とする(図1の状態)。この図1の状態を走行状態(走行可能状態)としている。
図示しないが、リアバンパ9が前記突出位置にある状態を車両1の走行状態としてもよい。つまり、リアバンパ9の突出位置を、リアバンパ9の走行位置としてもよい。この場合では、前記バンパ動作部20によって、リアバンパ9は退避位置と走行位置との間を移動する構成となる。つまり、チルトフレーム3の下傾との連動によってリアバンパ9は走行位置となる。
リアバンパ9が前記突出位置にある状態を車両1の走行状態としてもよいが、この車両1では、前記リアバンパ9を前記突出位置(図2)よりも高い走行位置(図1)に上昇させることができる構成となっている。リアバンパ9をこの走行位置とした状態が、車両1の走行状態(走行可能状態)となる。
リアバンパ9を、突出位置よりも高い走行位置とするための構成を説明する。
前記のとおり、ガイド部材15、ローラ21及び連結部材22によれば、リアバンパ9を退避位置と突出位置との間を移動させることができる。そして、突出位置にあるリアバンパ9を、後述するロック装置26によって、前記走行位置へと移動させることができ、さらに、このロック装置26はその状態を維持することができる。
リアバンパ9を突出位置よりも上の走行位置とするために、バンパ支持部材10は、上方へ回動することができる動作余裕代をさらに有している。つまり、バンパ支持部材10は、回動することでリアバンパ9を突出位置よりもさらに高い走行位置とするように取り付けている。図7と図9において、リアバンパ9が突出位置にある状態では、バンパ動作部20のローラ21がガイド部材15の下壁部15dに載っている状態にあり、このローラ21とガイド部材15の上壁部15aとの間には隙間が存在している。つまり、ガイド部材15のガイド空間部15fの高さは、ローラ21の直径よりも大きく設定されている。この隙間が前記動作余裕代αであり、この隙間について、バンパ支持部材10は上方へ回動可能となり、また、ローラ21及び連結部材22は、ガイド部材15に対して上方へ小寸法だけ移動可能となっている。そして、この隙間についてバンパ支持部材10が上方へ回動した場合のバンパ9の位置が前記走行位置である。つまり、このような動作余裕代αにより、バンパ支持部材10はさらに上方へ回動することができ、リアバンパ9を突出位置よりも高い走行位置することができる。すなわち、バンパ支持部材10は、リアバンパ9を走行位置と退避位置との間を移動可能として、当該リアバンパ9を車体フレーム7に取り付けている構成となる。また、前記隙間が存在していることで、ローラ21はガイド部材15内をスムーズに移動することができる。
そして、ロック装置26が、この動作余裕代αについてバンパ支持部材10を回動させる機能を有している。図10はロック装置26を説明するための車両1の後部の側面図であり、図11はその要部を示している側面図である。ロック装置26は、ロックアーム27と、押圧ブロック28と、制限部材29とを有している。
ロックアーム27は、第1アーム部11の基部11aに固定された取付部材38に取り付けられている。これにより、ロックアーム27は、バンパ支持部材10の第1アームと一体として回動する構成となる。
押圧ブロック28は荷台部6に取り付けられており、荷台部6が前後移動すると押圧ブロック28も一体として前後移動する。この押圧ブロック28は、前記ロックアーム27を前方へ向かって押圧することができる部材である。なお、ロックアーム27のうち、この押圧ブロック28によって押圧される部分を被押圧部35としている。
図2の状態にあった荷台部6を、チルトフレーム3上の前方の積み込み完了位置(図1)に移動させた状態で、この荷台部6に取り付けられた押圧ブロック28が、ロックアーム27の被押圧部35を押圧し、図11においてロックアーム27及び取付部材38を反時計回りに回動させる(図11の二点鎖線の状態から実線の状態へ変化する)。これにより、バンパ支持部材10を上方へ回動させることができ、突出位置にあるリアバンパ9を走行位置とすることが可能となる。なお、リアバンパ9が突出位置にある状態を、図11で二点鎖線によって示しており、リアバンパ9が走行位置にある状態を、図11で実線によって示している。
そして、ロック装置26の前記制限部材29は、下部29aがバンパ支持部材10(第2アーム部12)に固定されている棒状の部材である。押圧ブロック28がロックアーム27を押圧することによってバンパ9が走行位置まで上昇すると、制限部材29の上部29bがチルトフレーム3の後部下面に設けられた接地用ローラ30に当接する。このように、バンパ支持部材10に固定された制限部材29の上部29bを、接地用ローラ30に下から当接させることで、バンパ支持部材10はこれ以上、上方へ回動することができない。すなわち、制限部材29は、バンパ支持部材10と接地用ローラ30との間に介在することによって、バンパ支持部材10の上方への回動を制限する突っ張り部材となる。
この制限部材29によれば、リアバンパ9が走行位置にある状態を上限としてバンパ支持部材10の上方への回動を制限することができ、リアバンパ9を走行位置に静止させることができる。なお、接地用ローラ30はその機能上、強固に作られているため、この接地用ローラ30に制限部材(突っ張り部材)29を当接させる構成は好ましいものとなる。
また、制限部材29の長手方向を接地用ローラ30の中心に向かう方向として、制限部材29をバンパ支持部材10に取り付け、これにより、制限部材29の先端面が接地用ローラ30の円周面に接触する構成としている。これにより、制限部材29の突っ張り部材としての機能を確実に発揮させることができる。
さらに、このような制限部材29を接地用ローラ30に接触させる構成によれば、次のような利点がある。仮に、荷台部6の前後方向長さが、図示したものよりも短い車両の場合、バンパ支持部材10も短くする。この場合、制限部材29を取り付ける連結アーム14cを前方に設ける必要があり、また、制限部材29の取り付け姿勢が変わるため、制限部材29がチルトフレーム3側(固定側)に対して当接する方向が変化する。しかし、制限部材29がチルトフレーム3側に対して当接する部位が、ローラ30の円周面であるため、制限部材29はローラ30に、下方のうちのどの方向からでも当接することができ、制限部材29の姿勢に合わせてローラ30の取り付け姿勢を変更する必要がない。つまり、制限部材29及び接地用ローラ30の設計が容易となる。
以上の構成によるロック装置26によれば、押圧ブロック28がロックアーム27を押圧するとバンパ支持部材10は上方へ回動し、リアバンパ9を走行位置とすることができる。そして、制限部材29は、バンパ支持部材10の上方への回動を制限することにより、走行位置をリアバンパ9の上限とすることができる。そして、荷台部3が、前方の積み込み完了位置(図1参照)にある状態で、押圧ブロック28がロックアーム27を押圧している状態が保たれ、このロック装置26により、バンパ支持部材10を拘束することができ、リアバンパ9を走行位置に保持することができる。これにより、リアバンパ9を走行位置として、車両1は走行可能となる。
また、荷台部6を地上に降ろすために、始め、積み込み完了位置にある荷台部6(図1)を後方へ移動させると(図2)、押圧ブロック28はロックアーム27と離れ、走行位置にあったリアバンパ9及びバンパ支持部材10は(図11の実線の状態)、自重によって前記動作余裕代αぶんについて下方へ移動する(図11の二点鎖線の状態)。これにより、リアバンパ9は突出位置となる。このように、リアバンパ9及びバンパ支持部材10の自重により、リアバンパ9を走行位置から突出位置まで降下させてから、バンパ動作部20がチルトフレーム3の後方への下傾による降下に追従して降下し、バンパ支持部材10を下方へ回動させ、突出位置のリアバンパ9を退避位置へと移動させる。つまり、リアバンパ9は走行位置から2段階の動作を経て退避位置へと移動する構成となっている。
また、走行位置にあったリアバンパ9が自重により下方移動(落下)して突出位置にある状態では、リアバンパ9は地面よりも上方に位置している。このように、リアバンパ9を退避位置へ移動させるために先ず自重により落下させても、リアバンパ9は接地しないため、接地による衝撃をリアバンパ9に与えることはなく、リアバンパ9及びテールランプ40の破損を防止することができる。
また、突出位置と退避位置との間では、バンパ支持部材10が後方突出状態(図7)から下方へ回動することで(図8)リアバンパ9を移動させる構成となっているため、リアバンパ9の前後方向の移動量は大きい。一方、走行位置と突出位置との間では、リアバンパ9の軌道の関係により、リアバンパ9は主に上下方向に移動し、前後方向への移動量は少ない。このように、突出位置から退避位置へのリアバンパ9の移動をバンパ動作部20によって行なうことで、リアバンパ9を効率良くチルトフレーム3から離れた下方前方へ退避させることができる。すなわち、リアバンパ9の軌道の関係によりリアバンパ9の前後方向の移動量が少ない走行位置から突出位置までの間では、未だバンパ動作部20を機能させず、自重によってリアバンパ9を移動させ、その後、バンパ動作部20によってリアバンパ9を大きく車両前方へ移動させている。
さらに、ロックアーム27は、荷台部6に固定されている前記押圧ブロック28を利用することにより、荷台部6の跳ね上がりを防止する規制部36を有している。図11において、規制部36は前記被押圧部35の先部から後方へ90°折り曲げられた部分である。押圧ブロック28が被押圧部35を前方に向かって押圧している状態で、規制部36はこの押圧ブロック28の上面に当接することができる。
ロックアーム27は軸31の軸線を中心として回動することはできるが、この軸31から離れる方向、つまり図11において上方へ移動することはできない。このため、規制部36に押圧ブロック28が当接することにより、この規制部36は、押圧ブロック28の上方への移動を制限することができる。押圧ブロック28は荷台部6に固定されていることから、積み込み完了位置にあるこの荷台部6の跳ね上がりを防止することができる。このように、ロックアーム27の規制部36は、荷台部6に取り付けられた押圧ブロック28が上方へ移動することを制限することができることから、積み込み完了位置にある荷台部6が、例えば車両1の走行時の衝撃により、跳ね上がることを防止することができる。
以上のように構成した荷台部積み降ろし車両1によれば、チルトフレーム3の動作に連動してバンパ支持部材10を回動させ、リアバンパ9を突出位置と退避位置との間を移動させることができる。さらに、チルトフレーム3は、後方へ下傾するだけではなく、後退もするが、前記バンパ動作部20は、チルトフレーム3の後退に追従しないでチルトフレーム3の後方への下傾による降下に追従して降下することができるため、このように動作するチルトフレーム3にバンパ支持部材10を連動させることができる。そして、リアバンパ9を退避位置へ移動させるための油圧シリンダ及びこの動作の制御を行なう制御手段は不要であり、車両1の製造においてコストの低減が可能となる。
また、本発明の荷台部積み降ろし車両は、図示する形態に限らずこの発明の範囲内において他の形態のものであっても良い。例えば、図示しないが、チルトフレーム3に前記被ガイド部材としてのローラを固定し、このローラが転動する前記ガイド部材をバンパ動作部20としてバンパ支持部材10に取り付けることができる。この場合、ガイド部材は、後方に下傾しながら後退するチルトフレーム3の後退に追従しないでチルトフレーム3の後方への下傾による降下に追従して降下する。そして、このガイド部材によってチルトフレーム3に連動してバンパ支持部材10を下方へ回動させ、リアバンパ9を突出位置から退避位置へ移動させることができる。
荷台部積み降ろし車両とその積み降ろし動作を示している側面図であり、走行可能状態を示している。 荷台部積み降ろし車両とその積み降ろし動作を示している側面図であり、荷台部を後方へ移動させた状態である。 荷台部積み降ろし車両とその積み降ろし動作を示している側面図であり、チルトフレームを後方に下傾させながら後退させている状態である。 荷台部積み降ろし車両とその積み降ろし動作を示している側面図であり、荷台部を後方へ移動させた状態である。 荷台部積み降ろし車両とその積み降ろし動作を示している側面図であり、荷台部が接地した状態である。 車両後部の平面図である。 車両後部の側面図である。 車両後部の側面図であり、チルトフレームが後方に下傾しながら後退した状態である。 ガイド部材の断面図である。 車両後部の側面図である。 車両後部の要部を示している側面図である。 従来の荷台部積み降ろし車両の要部の側面図である。
符号の説明
1 荷台部積み降ろし車両
3 チルトフレーム
5 駆動機構部
6 荷台部
7 車体フレーム
9 リアバンパ
10 バンパ支持部材
11 第1アーム部
12 第2アーム部
15 ガイド部材(ガイド部)
18 ジャッキ用ローラ(接地部)
20 バンパ動作部
21 ローラ(被ガイド部材)
22 連結部材
26 ロック装置
27 ロックアーム
28 押圧ブロック
29 制限部材
30 接地用ローラ
35 被押圧部
36 規制部

Claims (8)

  1. 車体フレームと、
    この車体フレームに対して後方に下傾しながら後退するチルトフレームと、
    このチルトフレームに対して前後方向に移動可能である荷台部と、
    リアバンパを後方へ突出させる突出位置と、動作する前記チルトフレームとの干渉を避けるべく下方へ退避させる退避位置との間を移動可能として、当該リアバンパを前記車体フレームに取り付けている回動可能なバンパ支持部材と、
    前記チルトフレームと前記バンパ支持部材とを連結しているとともに、前記チルトフレームの後退に追従しないで当該チルトフレームの後方への下傾による降下に追従して降下するバンパ動作部と、
    を備えていることを特徴とする荷台部積み降ろし車両。
  2. 車体フレームと、
    この車体フレームに対して後方に下傾しながら後退するチルトフレームと、
    このチルトフレームに対して前後方向に移動可能である荷台部と、
    リアバンパを後方へ突出させる突出位置と、動作する前記チルトフレームとの干渉を避けるべく下方へ退避させる退避位置との間を移動可能として、当該リアバンパを前記車体フレームに取り付けている回動可能なバンパ支持部材と、
    前記チルトフレームのフレーム前後方向に沿って設けられ当該チルトフレームと共に後方に下傾しながら後退するガイド部と、
    前記ガイド部と前記バンパ支持部材とを連結しているとともに、当該ガイド部の長手方向に移動可能であり当該ガイド部の後方への下傾による降下に追従して降下するバンパ動作部と、
    を備えていることを特徴とする荷台部積み降ろし車両。
  3. 前記バンパ支持部材は、回動することで前記リアバンパを前記突出位置よりもさらに高い走行位置とするように取り付けており、
    前記リアバンパが前記走行位置から当該リアバンパの自重により前記突出位置まで降下してから、前記バンパ動作部は、前記チルトフレームの後方への下傾による降下に追従して降下する請求項1又は2に記載の荷台部積み降ろし車両。
  4. 前記リアバンパを前記走行位置とした前記バンパ支持部材を拘束するロック装置をさらに備え、
    前記ロック装置は、前記バンパ支持部材を回動させるロックアームと、前記突出位置にある前記リアバンパを前記走行位置とすべく前記バンパ支持部材を上方へ回動させるように前記ロックアームを押圧する押圧ブロックと、前記リアバンパが前記走行位置にある状態を上限として前記バンパ支持部材の上方への回動を制限する制限部材と、を有している請求項3に記載の荷台部積み降ろし車両。
  5. 前記押圧ブロックは前記荷台部に取り付けられ、
    前記ロックアームは、前記荷台部が前記チルトフレーム上を前方の積み込み完了位置に移動した状態で前記リアバンパを前記走行位置とするように前記押圧ブロックによって押圧される被押圧部と、前記押圧ブロックが上方へ移動することを制限して前記積み込み完了位置にある前記荷台部の跳ね上がりを防止する規制部と、を有している請求項4に記載の荷台部積み降ろし車両。
  6. 前記チルトフレームは後部に接地用ローラを有し、
    前記制限部材は、下部が前記バンパ支持部材に固定され、上部が前記接地用ローラに当接し当該バンパ支持部材と当該接地用ローラとの間に介在することによって、当該バンパ支持部材の上方への回動を制限する突っ張り部材からなる請求項4又は5に記載の荷台部積み降ろし車両。
  7. 前記バンパ支持部材は、前記リアバンパを退避位置とする際に車幅方向の軸線回りに相互が回動して折れ曲がる第1アーム部と第2アーム部とを有している請求項1〜6のいずれか一項に記載の荷台部積み降ろし車両。
  8. 前記第2アーム部との間で折れ曲がった状態となり前記車体フレームと地面との間に介在する前記第1アーム部は、地面に接地することができる接地部を有している請求項7に記載の荷台部積み降ろし車両。
JP2007239575A 2007-09-14 2007-09-14 荷台部積み降ろし車両 Active JP4990078B2 (ja)

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