JP2011100882A - シャワーヘッド、シャワーヘッド製造方法、およびシャワーヘッド再生方法 - Google Patents

シャワーヘッド、シャワーヘッド製造方法、およびシャワーヘッド再生方法 Download PDF

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【課題】上部板と下部板との間で生じる摩擦を緩衝し、パーティクルの発生を抑制することができるシャワーヘッドを提供する。
【解決手段】ヒドロキシル基を有する含フッ素エチレン性重合体から構成されると共に上部板10と下部板12との間に介在して上部板10と下部板12とを互いに接合する熱融着シート11を備えるシャワーヘッドとする。前記上部板10,前記下部板12および前記熱融着シート11は、それぞれ複数の貫通孔13,14,15を有し、前記熱融着シート11に形成された複数の貫通孔15は、それぞれ前記上部板および前記下部板に形成された複数の貫通孔13,14よりも大きな径を有することが好ましい。
【選択図】図2

Description

この発明は、プラズマ処理装置で用いられるシャワーヘッドに係り、特に、導電性を有する上部板とプラズマに対する耐食性を有する下部板との積層体からなるシャワーヘッドに関する。
また、この発明は、このようなシャワーヘッドを製造する方法および再生する方法にも関している。
ドライプロセスによる基板の処理において、プラズマを発生させるための反応ガスを基板の上方に供給すると共に電圧を印加することでプラズマを発生させ、プラズマ化した反応ガスが基板上にプラズマ処理を施すプラズマ処理装置が利用されている。このようなプラズマ処理装置では、気相中で発生したパーティクルおよび基板以外で成長した膜片などがプラズマ処理空間内を浮遊し、プラズマ処理された基板の品質を低下させることが問題となっている。
プラズマ処理装置で用いられるシャワーヘッドも、パーティクル発生の要因となっている。シャワーヘッド21は、図4に示すように、導電性を有し電極として機能する上部板22とプラズマに対する耐食性を有する下部板23とをロウ材や半田などにより接合した積層体からなり、その上面から下面に貫通した複数の噴出孔24を有する。シャワーヘッド21の上部板22側に供給された反応ガスが複数の噴出孔24から基板に向けて均一に供給されると共に、上部板22に電圧が印加されてプラズマが発生される。このプラズマの発生による温度変化により、図4の矢印で示すように、上部板22と下部板23の熱膨張係数の差に起因して両者の間に摩擦が生じパーティクルが発生する。
そこで、例えば、特許文献1には、基板の成膜においてその空間内に副生的に生成されるパーティクルや膜片が底面へ降り落ち、反応ガスを排気するガス排気口の近くに集まるような粉飛散防止装置が提案されている。この粉飛散防止装置では、ハニカム状の多孔板により気流を細分化することで、底面に堆積したパーティクルが気流で舞い上がることを抑制している。
特開平08−013150号公報
しかしながら、パーティクルの発生を抑制するという根本的な問題は解決されておらず、特に、シャワーヘッドにより発生されるパーティクルは基板の上方で発生するため、基板に付着する前にパーティクルを除去するのは困難であった。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、上部板と下部板との間で生じる摩擦を緩衝し、パーティクルの発生を抑制することができるシャワーヘッドを提供することを目的とする。
また、この発明は、このようなシャワーヘッドを製造する方法および再生する方法を提供することも目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係るシャワーヘッドは、ガス供給源から供給されたガスを複数の噴出孔を介してプラズマ発生空間に噴出すると共に噴出されたガスにプラズマ発生のための電圧を印加する電極として機能するシャワーヘッドであって、導電性を有する上部板と、プラズマに対する耐食性を有する下部板と、ヒドロキシル基を有する含フッ素エチレン性重合体から構成されると共に前記上部板と前記下部板との間に介在して前記上部板と前記下部板とを互いに接合する熱融着シートとを備えたことを特徴とする。
ここで、前記上部板、前記下部板および前記熱融着シートは、それぞれ前記複数の噴出孔に対応した複数の貫通孔を有し、前記熱融着シートに形成された複数の貫通孔は、それぞれ前記上部板および前記下部板に形成された複数の貫通孔よりも大きな径を有することが好ましい。
また、本発明に係るシャワーヘッド製造方法は、ガス供給源から供給されたガスを複数の噴出孔を介してプラズマ発生空間に噴出すると共に噴出されたガスにプラズマ発生のための電圧を印加する電極として機能するシャワーヘッドを製造するシャワーヘッド製造方法であって、導電性を有する上部板とプラズマに対する耐食性を有する下部板とをこれらの間にヒドロキシル基を有する含フッ素エチレン性重合体から構成される熱融着シートを介在させて積層し、前記熱融着シートの熱融着により前記上部板と前記下部板とを互いに接合させることを特徴とする。
ここで、前記複数の噴出孔に対応した複数の貫通孔を前記上部板、前記熱融着シート、および前記下部板のそれぞれに形成した後、それぞれに形成された複数の貫通孔の位置を一致させて前記上部板、前記熱融着シート、および前記下部板を積層し、前記上部板と前記下部板とを互いに接合することで前記複数の噴出孔を形成することができる。
また、前記上部板、前記熱融着シート、および前記下部板を積層し、前記熱融着シートの熱融着により前記上部板と前記下部板とを互いに接合した後に前記複数の噴出孔を形成することもできる。
また、本発明に係るシャワーヘッド再生方法は、ガス供給源から供給されたガスを複数の噴出孔を介してプラズマ発生空間に噴出すると共に噴出されたガスにプラズマ発生のための電圧を印加する電極として機能するシャワーヘッドを再生するシャワーヘッド再生方法であって、前記シャワーヘッドは、導電性を有する上部板と、前記プラズマ発生空間に面する下部板と、ヒドロキシル基を有する含フッ素エチレン性重合体から構成されると共に前記上部板と前記下部板との間に介在して前記上部板と前記下部板とを互いに接合する熱融着シートとを備え、使用済みの前記シャワーヘッドを加熱して前記熱融着シートを溶融または軟化させ、前記上部板と前記下部板とを互いに分離し、前記上部板および前記下部板のうち一方を新たなものに交換すると共に他方を再利用し、新たな一方の上部板または下部板と再利用する他方の前記上部板または前記下部板とをこれらの間にヒドロキシル基を有する含フッ素エチレン性重合体から構成される新たな熱融着シートを介在させて積層し、前記新たな熱融着シートの熱融着により新たな前記一方の上部板または下部板と再利用する前記他方の上部板または下部板とを互いに接合することを特徴とする。
ここで、使用済みの前記シャワーヘッドが加熱され前記上部板と前記下部板とに互いに分離された後、再利用される前記他方の上部板または下部板は洗浄により再利用に供され、新たな前記一方の上部板または下部板と接合されてもよい。
本発明によれば、上部板と下部板との間で生じる摩擦を緩衝し、パーティクルの発生を抑制することができる。
この発明の一実施形態に係るシャワーヘッドを備えたプラズマ処理装置の構成を示す断面図である。 シャワーヘッドの構成を示す分解斜視図である。 シャワーヘッドの構成を示す断面図である。 従来におけるシャワーヘッドの構成を示す断面図である。
以下に、添付の図面に示す好適な実施形態に基づいて、この発明を詳細に説明する。
図1に、本発明の一実施形態に係るシャワーヘッド1を備えたプラズマ処理装置の構成を示す。プラズマ処理装置は、内部を外部から気密に保つ真空チャンバ2を有する。
真空チャンバ2内の上面には反応ガスを供給するためのガス供給口3が設置され、真空チャンバ2内の下面には反応ガスを排気するためのガス排気口4が設置されている。ガス供給口3は図示しないガス供給源に接続されており、ガス供給源によりプラズマを発生させるための反応ガスがガス供給口3を介して真空チャンバ2内に供給される。また、ガス排気口4は図示しない減圧装置に接続されており、減圧装置により真空チャンバ2内を所定の真空度にすると共に、反応ガスが供給されても真空チャンバ2内が所定の真空度を維持するよう調節を行う。減圧装置としては、真空ポンプ、クライオコイル等が利用できる。
ガス供給口3は、導電性を有する材料で形成されたシャワーヘッド保持部材5と接続されている。シャワーヘッド保持部材5はその内部に中空の空間であるガス供給室6を有し、ガス供給室6にはガス供給口3から反応ガスが供給される。なお、シャワーヘッド保持部材5と真空チャンバ2とは互いに電気的に絶縁されている。
シャワーヘッド保持部材5の下側には、ガス供給室6の下面を覆うようにシャワーヘッド1が取り付けられている。シャワーヘッド1には、その上面から下面に貫通する複数の噴出孔7が形成されており、ガス供給室6から供給される反応ガスが複数の噴出孔7を介してシャワーヘッド1の下方に噴出される。また、シャワーヘッド1は導電性の材料で形成された上部電極を有し、シャワーヘッド1の下方にプラズマ発生空間Pが形成される。
真空チャンバ2内の下部には、シャワーヘッド1と対向する位置にプラズマ発生空間Pを挟んで、保持台8が設置されている。保持台8の内部には、下部電極と静電チャック用電極が設置されている。下部電極は、シャワーヘッド1の上部電極と平行に設置され、接地されている。これにより、保持台8の下部電極とシャワーヘッド1の上部電極とは、プラズマを発生させるための電極対を形成する。一方、静電チャック用電極は、保持台の上部に設置され、図示しない高圧直流電源から電圧が印加されることによって、保持台8の上面に設置された基板Sとの間で静電力を発生させ、基板Sを保持台8に固定する。なお、保持台8と真空チャンバ2とは互いに電気的に絶縁されている。
シャワーヘッド1の上部電極は、シャワーヘッド保持部材5を介して高周波電源9に接続されている。高周波電源9は、プラズマを発生させるための電力を供給する電源で、プラズマ処理装置に利用されている公知の高周波電源が利用できる。
図2にシャワーヘッド1の構成を示す。シャワーヘッド1は、それぞれ円盤形状を有する上部板10、熱融着シート11、および下部板12の積層体からなる。
上部板10は、導電性を有する材料で形成されてシャワーヘッド保持部材5を介して高周波電源9と接続されており、保持台8の下部電極と対をなす上部電極として機能する。上部板10を形成する導電性を有する材料としては、例えば、シリコン(Si)、金属基複合材料(MMC)、炭化ケイ素(SiC)等が利用できる。上部板10には、シャワーヘッド1に形成される複数の噴出孔7に対応して、上面から下面に貫通する複数の貫通孔13が形成されている。なお、上部板10に形成される複数の貫通孔13の径は、2〜0.5mmであるのが好ましい。
下部板12は、プラズマに対する耐食性を有しパーティクルの発生の少ない材料で形成され、例えば、炭化ケイ素(SiC)、酸化イットリウム(Y)等が利用できる。下部板12には、シャワーヘッド1に形成される複数の噴出孔7に対応して、上面から下面に貫通する複数の貫通孔14が形成されており、その複数の貫通孔14の径は、例えば、0.5mm程度であるのが好ましい。
熱融着シート11は、上部板10と下部板12との間に介在して両者の摩擦を緩衝し、熱融着により上部板10と下部板12とを互いに接合する含フッ素重合体から形成される。熱融着シート11を形成する含フッ素重合体としては、例えば、特許第3885805号に開示のヒドロキシル基を有する含フッ素エチレン性重合体等が利用できる。熱融着シート11には、シャワーヘッド1に形成される複数の噴出孔7に対応して、上面から下面に貫通する複数の貫通孔15が形成されている。熱融着シート11に形成される複数の貫通孔15の径は、上部板10および下部板12の貫通孔よりも大きい径を有するのが好ましく、例えば、2〜5mmの径を有するのが好ましい。
上部板10、熱融着シート11、および下部板12のそれぞれに上述したような複数の貫通孔13,15,14を形成し、これらの貫通孔13,15,14の位置を互いに合わせて上部板10、熱融着シート11、および下部板12を積層し、300〜350℃で10〜20分間の加熱をすることで、熱融着シート11により上部板10と下部板12とを互いに接合することができる。
また、このようにして熱融着されたシャワーヘッド1は、同じように300〜350℃で加熱することで熱融着シート11を溶融または軟化させることにより、上部板10および下部板12から熱融着シート11を取り外すことができる。
このような構成を有するシャワーヘッド1は、図3に示すように、シャワーヘッド1の上部板10を上面にしてガス供給室6の下面を覆うように取り付けられ、上部板10と高周波電源9とがシャワーヘッド保持部材5を介して接続されている。ガス供給源からガス供給室6に供給された反応ガスは、シャワーヘッド1に形成された複数の噴出孔7を介してシャワーヘッド1の下方に噴出される。
次に、図1に示したシャワーヘッド1を備えたプラズマ処理装置の動作を説明する。
まず、真空チャンバ2内に設けられたガス供給室6を覆うように、上部板10、熱融着シート11、および下部板12による積層体から構成されるシャワーヘッド1が上部板10を上面にしてシャワーヘッド保持部材5に取り付けられる。また、保持台8には、静電チャックの作用により基板Sが保持される。
続いて、減圧装置によりガス排気口4から真空チャンバ2内の空気が排気され、真空チャンバ2内が所定の真空度になると、反応ガスがガス供給源からガス供給室6に供給される。減圧装置は、真空チャンバ2内の排気を調整し、反応ガスが供給されても真空チャンバ2内が所定の真空度になるよう調節している。
ガス供給室6に供給された反応ガスは、シャワーヘッド1に形成された複数の噴出孔7を介して、シャワーヘッド1と基板Sとの間に噴出される。一方、シャワーヘッド1の上部板10には、シャワーヘッド保持部材5を介して高周波電源9から電圧が印加される。これにより、シャワーヘッド1の上部板10と保持台8の下部電極とで電極対が形成され、これらの間に噴出された反応ガスが励起されプラズマが発生する。
基板Sの表面が、このようにして発生したプラズマに曝され、基板Sにプラズマ処理が施される。
ここで、プラズマの発生による温度変化により、上部板10と下部板12との熱膨張係数の差に起因して両者の形状が変化するが、熱融着シート11が上部板10と下部板12との摩擦を緩衝することによりパーティクルの発生を抑制することができ、プラズマ処理面の品質を向上させることが可能となる。
プラズマ処理が完了すると、次の基板Sを保持台8に保持させ、同様の作業を繰り返す。ここで、シャワーヘッド1の下部板12はプラズマに対する耐食性を有するが、長時間に亘ってプラズマに曝され続けることで下部板12が腐食されるおそれがある。このような場合であっても、剥離可能な熱融着シート11により、腐食された下部板12のみを交換し使用可能な上部板10を再利用してシャワーヘッド1を再生させることができる。
例えば、シャワーヘッド保持部材5からシャワーヘッド1を取り外し、300〜350℃で熱融着シート11が溶融または軟化するまで加熱処理を行い、上部板10と下部板12とを互いに分離する。続いて、腐食された下部板12を新しいものと交換し、洗浄された上部板10、新たな熱融着シート11、および新たな下部板12を積層して、300〜350℃で10〜20分間の加熱処理を行い、熱融着シート11の熱融着により再利用された上部板10と新たな下部板12とを互いに接合してシャワーヘッド1を再生させることができる。
また、シャワーヘッド1の上部板10も反応ガスに長時間に亘って曝され続けることで腐食されるおそれがあるが、このような場合であっても、同様にして、剥離可能な熱融着シート11により、腐食された上部板10のみを交換し使用可能な下部板12を再利用してシャワーヘッド1を再生させることができる。
このように、シャワーヘッド1を構成する上部板10または下部板12の一方が腐食されても、使用可能な他方の上部板10または下部板12に付着した熱融着シート11の残骸を洗浄等の簡便な処理を行って取り除くだけで再利用でき、簡単な作業でシャワーヘッド1を再生させることができる。
なお、本実施形態の使用可能な他方の上部板10または下部板12は、洗浄することにより再利用に供されているが、他方の上部板10または下部板12から熱融着シート11などの付着物を除去できればよく、例えば、その表面を掻き取るまたは研磨するなどして再利用に供してもよい。
再生されたシャワーヘッド1は、真空チャンバ2内のシャワーヘッド保持部材5に取り付けられ、上部板10および下部板12のうち一方が再び腐食されるまで同様に使用される。
本実施形態のシャワーヘッドによれば、熱融着シート11が上部板10と下部板12との摩擦を緩衝することによりパーティクルの発生を抑制することができ、プラズマ処理された基板Sの品質を向上させることが可能となる。また、シャワーヘッド1を構成する上部板10または下部板12の一方が腐食されても、使用可能な他方の上部板10または下部板12を洗浄等の簡便な処理を行うだけで再利用でき、簡単な作業でシャワーヘッド1を再生させることができる。
なお、本実施形態において、シャワーヘッドは、上部板、熱融着シート、および下部板のそれぞれに複数の貫通孔を形成し、これらの貫通孔の位置を互いに合わせて熱融着シートにより上部板と下部板とを互いに接合させているが、上部板、熱融着シート、および下部板を積層して熱融着シートにより上部板と下部板とを互いに接合させた後に、その上面から下面に貫通する複数の噴出孔を形成してもよい。
また、本実施形態において、シャワーヘッドは、反応ガスを用いて基板にプラズマ処理を施すプラズマ処理装置において用いられているが、同じくプラズマを発生させ反応ガスと共に原料ガスを用いて半導体基板上に成膜を行う半導体製造装置に同様に適用することができ、パーティクルの発生を抑制して高品質の膜形成を行うことが可能となる。
1,21 シャワーヘッド、2 真空チャンバ、3 ガス供給口、4 ガス排気口、5 シャワーヘッド保持部材、6 ガス供給室、7,24 噴出孔、8 保持台、9 高周波電源、10,22 上部板、11 熱融着シート、12,23 下部板、13,14,15 貫通孔、S 基板、P プラズマ発生空間

Claims (7)

  1. ガス供給源から供給されたガスを複数の噴出孔を介してプラズマ発生空間に噴出すると共に噴出されたガスにプラズマ発生のための電圧を印加する電極として機能するシャワーヘッドであって、
    導電性を有する上部板と、
    プラズマに対する耐食性を有する下部板と、
    ヒドロキシル基を有する含フッ素エチレン性重合体から構成されると共に前記上部板と前記下部板との間に介在して前記上部板と前記下部板とを互いに接合する熱融着シートと
    を備えたことを特徴とするシャワーヘッド。
  2. 前記上部板、前記下部板および前記熱融着シートは、それぞれ前記複数の噴出孔に対応した複数の貫通孔を有し、
    前記熱融着シートに形成された複数の貫通孔は、それぞれ前記上部板および前記下部板に形成された複数の貫通孔よりも大きな径を有することを特徴とする請求項1に記載のシャワーヘッド。
  3. ガス供給源から供給されたガスを複数の噴出孔を介してプラズマ発生空間に噴出すると共に噴出されたガスにプラズマ発生のための電圧を印加する電極として機能するシャワーヘッドを製造するシャワーヘッド製造方法であって、
    導電性を有する上部板とプラズマに対する耐食性を有する下部板とをこれらの間にヒドロキシル基を有する含フッ素エチレン性重合体から構成される熱融着シートを介在させて積層し、
    前記熱融着シートの熱融着により前記上部板と前記下部板とを互いに接合させることを特徴とするシャワーヘッド製造方法。
  4. 前記複数の噴出孔に対応した複数の貫通孔を前記上部板、前記熱融着シート、および前記下部板のそれぞれに形成した後、それぞれに形成された複数の貫通孔の位置を一致させて前記上部板、前記熱融着シート、および前記下部板を積層し、前記上部板と前記下部板とを互いに接合することで前記複数の噴出孔が形成されることを特徴とする請求項3に記載のシャワーヘッド製造方法。
  5. 前記上部板、前記熱融着シート、および前記下部板を積層し、前記熱融着シートの熱融着により前記上部板と前記下部板とを互いに接合した後に前記複数の噴出孔を形成することを特徴とする請求項3に記載のシャワーヘッド製造方法。
  6. ガス供給源から供給されたガスを複数の噴出孔を介してプラズマ発生空間に噴出すると共に噴出されたガスにプラズマ発生のための電圧を印加する電極として機能するシャワーヘッドを再生するシャワーヘッド再生方法であって、
    前記シャワーヘッドは、
    導電性を有する上部板と、
    前記プラズマ発生空間に面する下部板と、
    ヒドロキシル基を有する含フッ素エチレン性重合体から構成されると共に前記上部板と前記下部板との間に介在して前記上部板と前記下部板とを互いに接合する熱融着シートと
    を備え、
    使用済みの前記シャワーヘッドを加熱して前記熱融着シートを溶融または軟化させ、
    前記上部板と前記下部板とを互いに分離し、
    前記上部板および前記下部板のうち一方を新たなものに交換すると共に他方を再利用し、
    新たな一方の上部板または下部板と再利用する他方の前記上部板または前記下部板とをこれらの間にヒドロキシル基を有する含フッ素エチレン性重合体から構成される新たな熱融着シートを介在させて積層し、
    前記新たな熱融着シートの熱融着により新たな前記一方の上部板または下部板と再利用する前記他方の上部板または下部板とを互いに接合することを特徴とするシャワーヘッド再生方法。
  7. 使用済みの前記シャワーヘッドが加熱され前記上部板と前記下部板とに互いに分離された後、再利用される前記他方の上部板または下部板は洗浄により再利用に供され、新たな前記一方の上部板または下部板と接合されることを特徴とする請求項6に記載のシャワーヘッド再生方法。
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