JP2011096667A - 正極集電体およびその製造方法 - Google Patents

正極集電体およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011096667A
JP2011096667A JP2010276770A JP2010276770A JP2011096667A JP 2011096667 A JP2011096667 A JP 2011096667A JP 2010276770 A JP2010276770 A JP 2010276770A JP 2010276770 A JP2010276770 A JP 2010276770A JP 2011096667 A JP2011096667 A JP 2011096667A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
positive electrode
current collector
electrode current
oxide film
conductive layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010276770A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5299710B2 (ja
Inventor
Yozo Uchida
陽三 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2010276770A priority Critical patent/JP5299710B2/ja
Publication of JP2011096667A publication Critical patent/JP2011096667A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5299710B2 publication Critical patent/JP5299710B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
  • Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】生産性に優れた正極集電体を提供する。
【解決手段】本発明によって提供される正極集電体10は、アルミニウムまたはアルミニウム合金製の基材12上に、導電性を有する導電層14を積層してなる正極集電体10であって、該基材12は基材本体と導電層14との界面に表面酸化膜16を有し、この表面酸化膜16の厚さが3nm以下である。
【選択図】図1

Description

本発明は、電池構成要素として用いられる正極集電体ならびに該正極集電体の製造方法に関する。
正極と負極との間をリチウムイオンが介在することによって充電および放電するリチウム二次電池(典型的にはリチウムイオン電池)は、軽量で高出力が得られることから、車両搭載用電源あるいはパソコンや携帯端末の電源として今後益々の需要増大が見込まれている。この種の二次電池の一つの典型的な構成では、リチウムイオンを可逆的に吸蔵および放出し得る材料(電極活物質)が導電性部材(電極集電体)に保持された構成の電極を備える。例えば、正極に用いられる電極活物質(正極活物質)の代表例としては、リチウムと一種または二種以上の遷移金属元素とを構成金属元素として含む酸化物(以下、「リチウム遷移金属酸化物」ともいう。)が挙げられる。また、正極に用いられる電極集電体(正極集電体)の代表例としては、アルミニウムまたはアルミニウム合金を主体とするシート状または箔状の部材が挙げられる。
アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる正極集電体は腐食(例えば酸化)され易い。例えば、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる正極集電体の表面は、大気にさらせば即酸化されるため、常時酸化膜を有する。集電体表面に酸化膜が存在すると、該酸化膜は絶縁膜であるため、正極集電体と正極活物質層との間の電気抵抗が増大する虞がある。
このような集電体表面の腐食(変質)を抑制する技術として特許文献1が開示されている。特許文献1では、スパッタイオンビームエッチング装置を用いて集電体表面の自然酸化膜を除去した後、集電体表面に炭素などの良好な導電性と耐腐食性を有する被膜層(カーボン膜)を設ける技術が開示されている。なお、集電体表面に耐腐食性を付与する他の従来技術文献として、例えば特許文献2、3、4などが挙げられる。
特開平11−250900号公報 特開平10−106585号公報 特開2005−259682号公報 特開2007−250376号公報
しかしながら、Al被質の自然酸化膜は、一般に、エッチングレートが低く、それゆえ、酸化膜の除去に処理時間がかかりすぎるという問題がある。例えば、本願発明者の試算によると、標準的なスパッタリング装置を用いて、スパッタ電力200W、容量13.5MHzの条件で酸化膜のエッチングを行うと、エッチングレートは概ね1nm/minとなる。自然酸化膜の厚さを5〜10nm程度とすると、該酸化膜の完全除去に実に5〜10分もの時間を要することとなり、生産性が悪い。エッチング時間をもっと短縮できれば、かかるエッチング処理を例えばインライン上で連続製造に適した態様で実現することができ、有用である。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、表面に導電層を有する正極集電体であって、生産性に優れた正極集電体ならびに該正極集電体の製造方法を提供することである。
本発明者は、所定の厚さ以下の酸化膜であれば正極集電体と正極活物質層との間の電気抵抗値を顕著に増大させることがなく、また却って正極集電体の安定性(耐久性)向上に資することを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明により提供される正極集電体は、アルミニウム製の基材上に導電性を有する導電層が形成された正極集電体である。上記基材は、該基材本体と上記導電層との界面に厚さが3nm以下の表面酸化膜を有することを特徴とする。
本発明の正極集電体によれば、アルミニウム製の基材と導電層の界面にAl単体よりも化学的に安定な表面酸化膜(Al層)を介在させているので、該酸化膜が存在しない集電体に比べて、集電体の耐久性(安定性)が向上する。これにより、電池の長寿命化(即ち長期にわたって安定した電池性能を維持すること)を図ることができる。加えて、表面酸化膜の厚さを3nm以下にすることにより、絶縁被膜である酸化膜に導電性を付与することができ、正極集電体と正極合材層(正極活物質を含む層)との間の電気抵抗値を顕著に増大させることがない。すなわち、本発明の構成によれば、高出力で、かつサイクル寿命に優れた正極集電体を提供することができる。
ここに開示される正極集電体の好ましい一態様では、上記導電層は、アルミニウムよりも腐食(変質)を受けにくい金属または金属炭化物から構成されている。その場合、導電層に耐腐食性を付与して、腐食を受けやすいアルミニウム基材の保護を図ることができる。
ここに開示される正極集電体の好ましい一態様では、上記基材は、シート状のアルミニウム箔である。アルミニウムは、薄膜状(シート状)に加工しやすく、それゆえ正極集電体として好ましい種々の特性を有する一方、腐食を受けやすい性質がある。したがって、基材がアルミニウム箔の場合、基材表面に酸化膜と導電層を設けて保護を図るという本発明の構成を採用することによる効果が特によく発揮され得る。
また、本発明は、正極集電体を製造する方法を提供する。この正極集電体は、アルミニウムまたはアルミニウム合金製の基材上に、導電性を有する導電層を積層してなる正極集電体を製造する方法である。本方法では、上記基材として、該基材本体の界面に表面酸化膜を有する基材を用意する。そして、上記用意した基材の表面酸化膜を、エッチング加工によって3nm以下の厚さに調整する厚さ調整工程と、上記厚さ調整した表面酸化膜の上に上記導電層を形成する導電層形成工程とを含む。
アルミ酸化膜は、エッチングレートが低いため、完全除去に時間を要するが、本発明の方法によれば、表面酸化膜を安定層として活用して意図的に所定の厚さで残しているため、エッチング加工に要する時間を大幅に短縮することができ、生産性を向上させることができる。
ここに開示される正極集電体製造方法の好ましい一態様では、上記エッチング加工は、スパッタエッチングにより行われる。また、ここに開示される正極集電体製造方法の好ましい一態様では、上記導電層の形成は、金属または金属炭化物をターゲットに用いたスパッタリング法により行われる。
本発明によると、また、ここに開示されるいずれかの方法により製造された正極集電体を用いて構築された二次電池(例えばリチウムイオン電池等のリチウム二次電池)が提供される。かかる二次電池は、上記正極集電体を正極に用いて構築されていることから、より良好な電池性能を示す(例えば、内部抵抗が低い、高出力特性がよい、耐久性(安定性)が高い、の少なくとも一つを満たす)ものであり得る。
このような二次電池は、例えば自動車等の車両に搭載される二次電池として好適である。したがって本発明によると、ここに開示されるいずれかの二次電池(複数の二次電池が接続された組電池の形態であり得る。)を備える車両が提供される。特に、軽量で高出力が得られることから、上記電池がリチウム二次電池(典型的にはリチウムイオン電池)であって、該リチウム二次電池を動力源(典型的には、ハイブリッド車両または電気車両の動力源)として備える車両(例えば自動車)が好適である。
本発明の一実施形態に係る正極の断面を模式的に示す断面図。 本発明の一実施形態に係る正極の製造工程を示すフロー図。 本発明の一実施形態に係る正極の製造工程を模式的に示す工程断面図。 本発明の一実施形態に係る正極の製造工程を模式的に示す工程断面図。 本発明の一実施形態に係る正極の製造工程を模式的に示す工程断面図。 本発明の一実施形態に係る正極の製造工程を模式的に示す工程断面図。 本発明の一実施形態に係る正極集電体の製造装置を模式的に示す図 Al酸化膜の膜厚と接触抵抗との関係を示すグラフ。 接触抵抗と100Cレートにおける電池容量の関係を示すグラフ。 本発明の一実施形態に係る二次電池を備えた車両(自動車)を模式的に示す側面図。
本願発明者は、正極集電体(アルミニウム箔)表面の自然酸化膜を完全に除去するのではなく、一部を残して積極的に利用することにより、耐久性と生産性に優れた正極集電体を得ることができるとの知見を得、本発明に想到した。
以下、図面を参照しながら、本発明による実施の形態を説明する。以下の図面においては、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付して説明している。なお、各図における寸法関係(長さ、幅、厚さ等)は実際の寸法関係を反映するものではない。また、本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって本発明の実施に必要な事柄(例えば、電極活物質の製造方法、電極合材層形成用組成物の調製方法、セパレータや電解質の構成および製法、リチウム二次電池その他の電池の構築に係る一般的技術等)は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。
特に限定することを意図したものではないが、以下では主としてアルミニウム製の箔状基材(アルミニウム箔)を有するリチウム二次電池(典型的にはリチウムイオン電池)用の正極集電体10および該正極集電体を備えた正極30を例として、本実施形態に係る正極集電体について説明する。
ここに開示されるリチウム二次電池用正極30は、図1に示すように、正極集電体10と、該正極集電体10に保持された正極合材層(正極活物質を含む層)20とから構成されている。
正極集電体10は、基材12上に導電層14を積層して形成されている。基材12としては、導電性に優れかつ薄膜状(シート状)に加工しやすいアルミニウムまたはアルミニウム合金製のものを使用している。この実施形態では、基材12(即ち基材本体)は、厚さ10μm〜30μm程度のアルミニウム箔である。
導電層14は、導電性を有する導電性材料からなり、基材12を覆うように形成されている。導電層14は、基材12と正極合材層20との間に介在し、基材12と正極合材層20の界面における抵抗を下げる働きをもつ。導電層14は、電気抵抗が低い材質のものが好ましく、その抵抗率は、好ましくは500μΩ・cm以下であり、さらに好ましくは50μΩ・cm以下である。この実施形態では、導電層14は、炭化タングステン(抵抗率:17μΩ・cm)からなる。導電層14の厚さは、概ね5nm〜100nmの範囲であればよく、この実施形態では20nm程度である。
さらに、基材12の表面(即ち基材本体と導電層14との界面)には、表面酸化膜16が形成されている。表面酸化膜16は、Alなどのアルミ酸化物からなり、例えば基材表面が自然酸化されて生成したものである(自然酸化膜)。このようなAl皮膜(酸化膜)16は、Al単体よりも化学的に安定しているため、該酸化膜が存在しない集電体に比べて、集電体の耐久性(安定性)が向上する。
表面酸化膜16の厚さは、概ね3nm又はそれ以下であればよい。表面酸化膜16の厚さを3nm以下にすると、該酸化膜16のトンネル効果が飛躍的に向上する。そのため、一般に絶縁皮膜であるAl酸化膜に導電性を付与することができ、これにより、正極集電体と正極合材層(正極活物質を含む層)との間の電気抵抗値を顕著に増大させることがない。
表面酸化膜16の膜厚の下限は、下地のアルミニウム(基材本体)を露出させることなく被覆することができる程度であればよい。例えば、Al分子1個分の厚さ(単分子層)であり得る。例えば、表面酸化膜16の厚さは0.5nm以上3nm以下であり、好ましくは1nm以上3nm以下である。かかる構成によれば、表面酸化膜16によって下地のアルミニウム(基材本体)を均一に被覆することができ、正極集電体の安定性(耐久性)向上に確実に資することができる。
本実施形態の正極集電体10によれば、アルミニウム製の基材12と導電層14の界面にAl単体よりも化学的に安定な表面酸化膜(Al層)16を介在させているので、該酸化膜16が存在しない集電体に比べて、集電体の耐久性(安定性)が向上する。これにより、電池の長寿命化(即ち長期にわたって安定した電池性能を維持すること)を図ることができる。加えて、表面酸化膜16の厚さを3nm以下にすることにより、絶縁被膜である酸化膜に導電性を付与することができ、正極集電体10と正極合材層(正極活物質を含む層)との間の電気抵抗値を顕著に増大させることがない。すなわち、本実施形態の構成によれば、高出力で、かつサイクル寿命に優れた正極集電体10を提供することができる。
上記導電層14は、導電性に加え、アルミニウムよりも腐食を受けにくい金属または金属炭化物から構成されていることが好ましい。その場合、導電層14に耐腐食性を付与して、腐食を受けやすいアルミニウム基材12の保護を図ることができる。そのような金属材料としては、例えばステンレス(SUS)等の鋼材、ハフニウム(Hf)、タンタル(Ta)、ジルコニウム(Zr)、バナジウム(V)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、ニオブ(Nb)、タングステン(W)等、或いはそれらの合金(例えばニッケルクロム合金(Ni−Cr))が挙げられる。また、炭素系材料としては、例えばカーボン(C)や、WC、TaC、HfC、NbC、MoC、VC、Cr、TiC、ZrC等の金属炭化物が挙げられる。これらのうち特にタングステン(W)又は炭化タングステン(WC)が好ましい。
なお、耐腐食性の材料評価は、想定され得る腐食環境に応じた腐食試験により適宜行えばよい。
正極合材層20については、リチウム二次電池用正極活物質を含む層であればよい。この実施形態では、正極合材層20は、正極活物質と、必要に応じて使用される他の正極合材層形成成分(例えば導電助剤やバインダ等)とから構成される。正極活物質としては、例えばリチウムと一種または二種以上の遷移金属元素とを構成金属元素として含むリチウム遷移金属複合酸化物を主成分とするものが好ましく用いられる。好適例として、LiMn、LiCoO、LiNiO、LiFePO、LiMnPO、LiNiMnCoO等が挙げられる。
続いて、図2および図3A〜図3Dを加えて、正極集電体10を備えた正極30を製造する方法について説明する。この実施形態では、基材12に生成した自然酸化膜を、基材12と導電層14との界面に介在させる安定層(表面酸化膜)16として利用する。
すなわち、図2のフローに示すように、まず、表面に酸化膜が生成した基材(アルミニウム箔)を用意し(S10)、次いで、基材12の表面酸化膜をエッチング加工によって3nm以下の厚さに調整する(S20)。そして、厚さを調整した表面酸化膜16の上から導電層14を形成することにより(S30)、正極集電体10を作製する(S40)。その後、正極集電体10の導電層14上に正極合材層20を塗工することにより(S50)、本実施形態に係る正極30を得る(S60)。
アルミ酸化膜(自然酸化膜)は、エッチングレートが低いため、完全除去に時間を要するが、本実施形態の方法によれば、自然酸化膜16を安定層として活用するとともに、意図的に残しているため、エッチング加工に要する時間を大幅に短縮することができる。例えば、本願発明者の試算によると、標準的なスパッタ装置を用いて、スパッタ電力200W、容量13.5MHzの条件で酸化膜のエッチングを行うと、エッチングレートは概ね1nm/minとなる。アルミニウム箔(集電体)に生成した自然酸化膜の厚さを概ね5nm程度とすると、自然酸化膜の完全除去には5分の時間を要する。これに対し、本実施形態では、少なくとも2nmを除去すればよいので、最短2分の処理時間で済む。すなわち、本実施形態の方法では、エッチング時間を半分以下に短縮することができ、集電体の生産性が大きく向上する。
さらに、図3A〜図3Dを加えて具体的に説明する。図3A〜図3Dは、正極集電体の製造プロセスを模式的に示す工程断面図である。
まず、図3Aに示すように、アルミニウムまたはアルミニウム合金製の基材12を用意する。この実施形態では、アルミニウム箔である。アルミニウム箔は大気に晒せば即酸化されるため、基材本体の表面に表面酸化膜(自然酸化膜)16を有する。表面酸化膜16の厚みは環境条件等によって異なるため特に制限はないが、一般的に5nm程度又はそれ以上の厚さで形成されている。
次に、図3Bに示すように、基材12の表面酸化膜16を、エッチング加工によって3nm以下の厚さに調整する(厚さ調整工程)。エッチング加工は、例えばドライエッチングにより行うことができる。この実施形態では、Arガス等の不活性ガスイオンによるスパッタエッチングを行って酸化膜16の一部を除去する。スパッタ方式は特に限定されず、放電プラズマによるイオン衝撃を利用したものであればよい。アルミ酸化膜は、Arスパッタによるエッチングレートが低いため、完全除去に時間を要するが、本実施形態では、アルミ酸化膜16を所定の厚み以下で残しているため、エッチング時間を短縮することができる。なお、エッチング方法はスパッタに限らず、その他のエッチング方法であっても時間短縮できる点に変わりない。
表面酸化膜16を3nm以下の厚さに調整したら、次に、図3Cに示すように、3nm以下になった自然酸化膜16の上に、導電層14を形成する。導電層14を形成する方法は特に限定されず、例えばスパッタリング法、イオンプレーティング法(IP)、アークイオンプレーティング法(AIP)などの物理蒸着法(PVD)や、プラズマCVD法などの化学蒸着(CVD)を用いればよい。この実施形態では、導電層の形成は、導電性材料(例えばWC)をターゲットに用いたスパッタリング法により行われる。表面酸化膜16の上に導電層14を形成することにより、基材表面における更なる酸化の進行を抑制することができる。
このようにして、基材12上に導電層14を積層した正極集電体10であって、基材12と導電層14との界面に厚さ3nm以下の表面酸化膜16を有する正極集電体10を作製することができる。
正極集電体10を作製したら、その後、図3Dに示すように、導電層14の上に正極合材層20を形成する。正極合材層20の形成は、例えば、ペースト状正極合材を導電層14の上から塗工して乾燥することにより行えばよい。ペースト状電極合材の調製は、正極活物質の粉末と、必要に応じて使用される他の正極合材層形成成分(例えば導電材やバインダ等)とを適当な分散媒体に分散して混練して行えばよい。かかる分散媒体は、水または水を主体とする混合溶媒であってもよいし、非水系媒体の有機系媒体(例えばN−メチルピロリドン)であってもよい。
水または水を主体とする混合溶媒を用いる場合、リチウム遷移金属複合酸化物を構成するリチウムイオンが水系媒体中に溶出することによりアルカリ性を呈し得るが、本実施形態の製造方法によれば、導電層14が保護被膜としての役割を果たすことにより、該水系組成物と基材12の反応(典型的には、アルカリによる腐食反応)を防止することができる。
このようにして、本実施形態に係る正極集電体10を備えた正極30を得ることができる。なお、乾燥後、必要に応じて適当なプレス処理(例えばロールプレス処理)を施すことによって、正極合材層20の厚みや密度を適宜調整してもよい。
図4に、本実施形態に係る正極集電体10の製造装置90の一例を示している。製造装置90は、内部を減圧可能に構成されたチャンバ91と、チャンバ91にガスを導入するガス導入部92と、チャンバ91内にて基材12を保持する基材保持部93とを備える。また、チャンバ91の内部には、エッチング処理部95と、導電層成膜部96とが設けられている。
ガス導入部92は、チャンバ91にガスを導入し、チャンバ91内のガス雰囲気を形成する。導入ガスは、例えば不活性ガス(本実施形態ではArガス)である。必要に応じて、活性ガスを加えてもよい。
エッチング処理部95は、基材12の表面に生成した表面酸化膜16をエッチングする。エッチング処理部95は、ドライエッチングを行うことができる装置であればよく、ここではスパッタ装置である。エッチング処理部95は、基材12の表面酸化膜をエッチングするとともに、その厚さを3nm以下に調整する。エッチング量の制御は、例えばスパッタ条件や基材搬送速度などを適宜調整して行えばよい。
導電層成膜部96は、厚さ調整した表面酸化膜16の上に導電層14を形成する。この実施形態では、導電層成膜部96は、スパッタ装置であり、導電性材料(ここではWC)をターゲットに用いたスパッタリングにより、表面酸化膜16の上に導電性材料を成膜するようになっている。
基材保持部93は、チャンバ91内にて基材12を保持するとともに、基材12を連続的または断続的に搬送する。この実施形態では、基材12は、シート状のアルミニウム箔である。アルミニウム箔12は、ロール状態97から引き出され、基材保持部93の回転に伴ってチャンバ91内を搬送される。そして、エッチング処理部95で厚さ調整処理を受け、次いで、導電層成膜部96で成膜処理を受けた後、正極集電体10として再びロール状態98に巻き取られる。巻き取った正極集電体10は、その後、正極合材層20の形成工程に廻せばよい。
本実施形態に係る製造装置90によれば、シート状基材12を連続的あるいは断続的に搬送しつつ、表面酸化膜16のエッチング処理と、導電層14の成膜処理とを連続して行うことができ、正極集電体10の生産性が向上する。しかも、エッチング処理において、表面酸化膜16を完全除去しないため、さらに生産性が向上する。
本実施形態に係る正極集電体は、前述のように集電性能に優れることから、種々の形態の電池の構成要素または該電池に内蔵される電極体の構成要素(例えば正極)として好ましく利用され得る。例えば、ここに開示されるいずれかの正極集電体を備えた正極と、負極と、該正負極間に配置される電解質と、典型的には正負極間を離隔するセパレータ(固体状またはゲル状の電解質を用いた電池では省略され得る。)と、を備えるリチウム二次電池の構成要素として好ましく使用され得る。かかる電池を構成する外容器の構造(例えば金属製の筐体やラミネートフィルム構造物)やサイズ、あるいは正負極集電体を主構成要素とする電極体の構造(例えば捲回構造や積層構造)等について特に制限はない。
このようにして構築された電池は、基材表面がアルミ酸化膜16と導電層14とによって強固に保護されるとともに、正極合材層20に対して優れた集電性能を有する正極集電体10を備えているため、優れた電池性能を示すものである。例えば、上記正極集電体を用いて電池を構築することにより、出力特性に優れた電池を提供することができる。
次に、本発明に係る正極集電体を用いて電池を構築することにより、電池特性を改善し得ることを確認するため、Al酸化膜の膜厚と、基材/導電層界面の接触抵抗の関係を調べた。
すなわち、基材と導電層との間に介在させるAl膜の膜厚を変化させたときに、それに応じて基材と導電層との間の接触抵抗がどのように変化するかを調べた。具体的には、まず、基材としてのアルミニウム箔を用意し、このアルミニウム箔表面に形成された自然酸化膜をスパッタエッチングにより完全に除去した。そして、酸化膜を完全に除去したアルミニウム箔表面に所定の厚さのAl膜を形成した。Al膜の形成は、一般的なスパッタリング装置を用いて行った。Al膜の形成条件としては、ターゲットとしてAlを用い、スパッタリング装置内にはArガスおよびOガスを導入した(Ar流量:17sccm、O流量:0.34sccm)。また、スパッタ電力200W、スパッタ圧力6.7×10−1Pa、到達圧力3.0×10−3Pa、基板加熱なし、に設定した。
次いで、成膜したAl膜の上に、導電層としてのWC層(厚さ100nm)を形成し、正極集電体を作製した。WC層の形成は、一般的なスパッタリング装置を用いて行った。WC層の形成条件としては、ターゲットとして炭化タングステン(WC)を用い、スパッタリング装置内にはArガスを導入した(Ar流量:11.5sccm)。また、スパッタ電力200W、スパッタ圧力6.7×10−1Pa、到達圧力3.0×10−3Pa、成膜時間30min、基板加熱なし、に設定した。
その後、基材とWC層との間に介在させるAl膜の膜厚を変えることにより、Al膜の膜厚が互いに異なる正極集電体を作製した。具体的には、Al膜の膜厚がそれぞれ0nm(Al膜なし)、1nm、3nm、5nm、10nmとなる正極集電体を作製した。そして、作製した各正極集電体に対して一定電流を供給し、その時の電圧特性の変化により接触抵抗を算出した。その結果を図5に示す。図5の横軸はAl膜の膜厚(nm)を、縦軸は接触抵抗(mΩ・cm)を表している。
図5から明らかなように、基材とWC層との間に介在するAl膜の膜厚が3nm以下になると、接触抵抗が0.5mΩ・cm以下に低下することがわかった。このことから、基材表面のAl酸化膜を3nm以下に調整すれば、正極集電体と正極活物質層との間の電気抵抗値を増大させることなく、正極集電体と正極活物質層との間にAl酸化膜を介在させることができ、電池特性を好ましく改善できることが確認された。
なお、参考例として図6に接触抵抗と電池特性との関係を示す。図6は、基材表面に導電層を有する正極集電体を用いて試験用コインセルを構築した場合について、正極集電体の接触抵抗を種々変化させたときに、それに応じて放電レート100Cにおけるコインセルの電池容量がどのように変化するかを調べた試験結果である。図6の横軸は正極集電体の接触抵抗(mΩ・cm)を表し、縦軸はコインセルの100C容量(mΩ・cm)を表している。
図6から明らかなように、コインセルの100C容量は、接触抵抗が1mΩ・cm以下になると、顕著に増大することがわかる。これは、コインセルのハイレート特性が正極集電体の接触抵抗に大きく依存していることによるものと考えられる。このことから、基材の表面酸化膜の膜厚を3nm以下に調整して基材/導電層界面の接触抵抗を1mΩ・cm以下にすることにより、電池特性(特にハイレートにおける電池特性)を改善できることがわかった。
なお、上述した試験用コインセルは、次のようにして製造されたものである。まず、基材としてのアルミニウム箔を用意し、このアルミニウム箔表面に形成された自然酸化膜をスパッタエッチングにより完全に除去した。そして、酸化膜を完全に除去したアルミニウム箔表面に導電層(厚さ20nm)を形成して、試験用コインセルに用いる正極集電体を作製した。その後、基材と導電層の構成材料を変えることにより、接触抵抗がそれぞれ異なる正極集電体を得た。具体的には、表1に示すように、基材と導電層の構成材料を様々に変更することにより、基材/導電層界面の接触抵抗がそれぞれ異なる正極集電体を作製した。なお、試験例1では自然酸化膜が残存する未処理のAl箔をそのまま正極集電体として使用し、試験例2では純金製の基材を正極集電体として使用した。
Figure 2011096667
次いで、各正極集電体を用いて試験用コインセルをそれぞれ構築し、各放電レートにおけるコインセルの電池容量を評価した。その結果を表1に示す。表1から明らかなように、正極集電体の接触抵抗が小さくなると、ハイレート(特に50C以上のレート)における電池容量が改善されていることが分かる。この結果からも、コインセルのハイレート特性が正極集電体の接触抵抗に大きく依存していることが確認された。なお、正極集電体以外の種々の電池構成材料(例えば、正極活物質、負極、正負極間に配置される電解質、正負極間を離隔するセパレータなど)については、リチウム二次電池の製造分野において従来公知の電池構成材料の作製と同様にして行った。
以上、本発明を好適な実施形態により説明してきたが、こうした記述は限定事項ではなく、勿論、種々の改変が可能である。例えば、電池の種類は上述したリチウムイオン二次電池に限られず、電極体構成材料や電解質が異なる種々の内容の電池、例えばニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池、リチウムイオンキャパシタ、金属空気電池等であってもよい。
本実施形態に係る電池は、上述したように耐久性やハイレート容量に優れているため、自動車等の車両に搭載されるモーター(電動機)用電源として好適に使用し得る。すなわち、図7に示すように、本実施形態に係る二次電池を単電池として所定の方向に配列し、当該単電池をその配列方向に拘束することによって組電池100を構築し、かかる組電池100を電源として備える車両1(典型的には自動車、特にハイブリッド自動車、電気自動車、燃料電池自動車のような電動機を備える自動車)を提供することができる。
1 車両
10 正極集電体
12 基材
14 導電層
16 表面酸化膜
20 正極合材層
30 正極
90 製造装置
91 チャンバ
92 ガス導入部
93 基材保持部
95 エッチング処理部
96 導電層成膜部
97 ロール状態
98 ロール状態
100 組電池

Claims (11)

  1. アルミニウムまたはアルミニウム合金製の基材上に、導電性を有する導電層を積層してなる正極集電体であって、
    前記基材は、該基材本体と前記導電層との界面に表面酸化膜を有し、この表面酸化膜の厚さが3nm以下であることを特徴とする、正極集電体。
  2. 前記導電層は、アルミニウムよりも腐食を受けにくい金属または金属炭化物から構成されている、請求項1に記載の正極集電体。
  3. 前記導電層は、タングステンまたは炭化タングステンから構成されている、請求項2に記載の正極集電体。
  4. 前記基材は、シート状のアルミニウム箔である、請求項1から3の何れか一つに記載の正極集電体。
  5. アルミニウムまたはアルミニウム合金製の基材上に、導電性を有する導電層を積層してなる正極集電体を製造する方法であって、
    前記基材として、該基材本体の表面に表面酸化膜を有する基材を用意し、
    前記基材の表面酸化膜を、エッチング加工によって3nm以下の厚さに調整する厚さ調整工程と、
    前記厚さ調整した表面酸化膜の上に前記導電層を形成する導電層形成工程と
    を含む、正極集電体の製造方法。
  6. 前記エッチング加工は、スパッタエッチングにより行われる、請求項5に記載の製造方法。
  7. 前記導電層の形成は、金属または金属炭化物をターゲットに用いたスパッタリング法により行われる、請求項5または6に記載の製造方法。
  8. 前記基材は、シート状のアルミニウム箔である、請求項5から7の何れか一つに記載の製造方法。
  9. リチウム二次電池の製造方法であって、
    正極集電体として、請求項5から8の何れか一つに記載の製造方法により製造された正極集電体を使用することを特徴とする、リチウム二次電池製造方法。
  10. 請求項1から4の何れか一つに記載の正極集電体または請求項5から8の何れか一つに記載の製造方法により製造された正極集電体を備えた、二次電池。
  11. 請求項10に記載の二次電池を搭載した、車両。
JP2010276770A 2010-12-13 2010-12-13 正極集電体およびその製造方法 Expired - Fee Related JP5299710B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010276770A JP5299710B2 (ja) 2010-12-13 2010-12-13 正極集電体およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010276770A JP5299710B2 (ja) 2010-12-13 2010-12-13 正極集電体およびその製造方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008290826A Division JP4711151B2 (ja) 2008-11-13 2008-11-13 正極集電体およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011096667A true JP2011096667A (ja) 2011-05-12
JP5299710B2 JP5299710B2 (ja) 2013-09-25

Family

ID=44113317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010276770A Expired - Fee Related JP5299710B2 (ja) 2010-12-13 2010-12-13 正極集電体およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5299710B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013172007A1 (ja) * 2012-05-16 2013-11-21 株式会社豊田自動織機 非水電解質二次電池正極用集電体、その製造方法、非水電解質二次電池用正極及び非水電解質二次電池
JP2014235912A (ja) * 2013-06-03 2014-12-15 住友電気工業株式会社 ナトリウム溶融塩電池およびその製造方法
KR101542052B1 (ko) 2012-04-17 2015-08-05 주식회사 엘지화학 리튬 이차전지용 전극의 제조 방법 및 이를 사용하여 제조되는 전극
KR20150130907A (ko) * 2014-05-14 2015-11-24 한국제이씨씨(주) 전기 이중층 커패시터의 고온 장수명 전극 및 그의 제조방법
WO2018061478A1 (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 日立オートモティブシステムズ株式会社 リチウムイオン二次電池
WO2018143049A1 (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 電気化学デバイス
KR20190031576A (ko) 2016-09-29 2019-03-26 후지필름 가부시키가이샤 전극용 알루미늄 부재 및 전극용 알루미늄 부재의 제조 방법

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11329500A (ja) * 1998-05-14 1999-11-30 Sony Corp 固体電解質電池
JP2001160396A (ja) * 1999-12-01 2001-06-12 Nec Corp 電極、二次電池及びその製造方法
JP2003217576A (ja) * 2002-01-17 2003-07-31 Sanyo Electric Co Ltd リチウム二次電池用電極の製造方法
JP2003249266A (ja) * 2002-02-25 2003-09-05 Yuasa Corp ポリマー固体電解質およびポリマー固体電解質電池
JP2006059785A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Shunzo Mase 電池用アルミニウム箔およびその製造法
JP2007123192A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Nippon Zeon Co Ltd 固体電解質二次電池用の集電体および電極

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11329500A (ja) * 1998-05-14 1999-11-30 Sony Corp 固体電解質電池
JP2001160396A (ja) * 1999-12-01 2001-06-12 Nec Corp 電極、二次電池及びその製造方法
JP2003217576A (ja) * 2002-01-17 2003-07-31 Sanyo Electric Co Ltd リチウム二次電池用電極の製造方法
JP2003249266A (ja) * 2002-02-25 2003-09-05 Yuasa Corp ポリマー固体電解質およびポリマー固体電解質電池
JP2006059785A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Shunzo Mase 電池用アルミニウム箔およびその製造法
JP2007123192A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Nippon Zeon Co Ltd 固体電解質二次電池用の集電体および電極

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101542052B1 (ko) 2012-04-17 2015-08-05 주식회사 엘지화학 리튬 이차전지용 전극의 제조 방법 및 이를 사용하여 제조되는 전극
WO2013172007A1 (ja) * 2012-05-16 2013-11-21 株式会社豊田自動織機 非水電解質二次電池正極用集電体、その製造方法、非水電解質二次電池用正極及び非水電解質二次電池
JP2014235912A (ja) * 2013-06-03 2014-12-15 住友電気工業株式会社 ナトリウム溶融塩電池およびその製造方法
KR20150130907A (ko) * 2014-05-14 2015-11-24 한국제이씨씨(주) 전기 이중층 커패시터의 고온 장수명 전극 및 그의 제조방법
KR101720737B1 (ko) * 2014-05-14 2017-03-28 한국제이씨씨(주) 전기 이중층 커패시터의 고온 장수명 전극 및 그의 제조방법
KR20190031576A (ko) 2016-09-29 2019-03-26 후지필름 가부시키가이샤 전극용 알루미늄 부재 및 전극용 알루미늄 부재의 제조 방법
US11527760B2 (en) 2016-09-29 2022-12-13 Fujifilm Corporation Aluminum member for electrodes and method of producing aluminum member for electrodes
WO2018061478A1 (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 日立オートモティブシステムズ株式会社 リチウムイオン二次電池
JP2018060604A (ja) * 2016-09-30 2018-04-12 日立オートモティブシステムズ株式会社 リチウムイオン二次電池
WO2018143049A1 (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 電気化学デバイス

Also Published As

Publication number Publication date
JP5299710B2 (ja) 2013-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4711151B2 (ja) 正極集電体およびその製造方法
JP5299710B2 (ja) 正極集電体およびその製造方法
JP5207026B2 (ja) 電池の電極集電体及び該電極集電体を備えた電池用電極の製造方法
EP4014266B1 (en) Silicon composition material for use as battery anode
JP4986077B2 (ja) 二次電池用集電箔及びその製造方法
JP6138007B2 (ja) 導電部材、電極、二次電池、キャパシタ、ならびに、導電部材および電極の製造方法
JP4730405B2 (ja) リチウムイオン電池の正電極板に用いる電池用電極箔、リチウムイオン電池用の正電極板、リチウムイオン電池、車両、電池搭載機器、リチウムイオン電池の正電極板に用いる電池用電極箔の製造方法、及び、リチウムイオン電池用の正電極板の製造方法
JP5304796B2 (ja) リチウムイオン二次電池用正極板、リチウムイオン二次電池、車両、電池搭載機器、及び、リチウムイオン二次電池用正極板の製造方法
JP2013519187A (ja) 高エネルギーLiイオンバッテリ用の段階的な電極技術
JP5595349B2 (ja) リチウムイオン二次電池用正極集電体、リチウムイオン二次電池用正極およびリチウムイオン二次電池用正極集電体の製造方法
WO2011089722A1 (ja) 正極およびその製造方法
US11158849B2 (en) Lithium ion battery including nano-crystalline graphene electrode
JP2010086866A (ja) 電極シートおよびその製造方法
KR20180017033A (ko) 나노구조화 층 제조 방법
JP5392536B2 (ja) 全固体電池と全固体電池用電極およびその製造方法
JP2010257574A (ja) 電池用正極集電体及びその製造方法
Yan et al. Phosphorus-doped silicon nanorod anodes for high power lithium-ion batteries
JP2020170700A (ja) Ti,CおよびH系材料を含む電気化学セル電極用の金属箔
WO2011105451A1 (ja) リチウムイオン二次電池用正極集電体、リチウムイオン二次電池用正極およびリチウムイオン二次電池用正極集電体の製造方法
CN117096425A (zh) 固态锂电池的正极
JP4811681B2 (ja) 電極集電体の製造方法及び製造装置ならびに該集電体を備えた電池
KR102272685B1 (ko) 2단계 열처리를 통해 제조된 카바이드 유도 카본 기반 음극활물질, 그의 제조방법 및 이를 포함하는 2차전지
TW201709591A (zh) 多晶粒電極製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130523

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130605

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees