JP2011095025A - 緩衝部材、電子機器の衝撃緩衝構造および電子機器 - Google Patents

緩衝部材、電子機器の衝撃緩衝構造および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 強い衝撃を受けても、また弱い衝撃を受けても、確実に衝撃を吸収できる緩衝部材、電子機器の衝撃緩衝構造および電子機器を提供する。
【解決手段】 第1の衝撃吸収部材16が弾性変形しない程度の弱い衝撃を腕時計ケース1が外部から受けた際は、その弱い衝撃を第2の衝撃吸収部材17の体積変化によって逃がすように吸収し、また第1の衝撃吸収部材16が弾性変形する程度の強い衝撃を腕時計ケース1が外部から受けた際は、その強い衝撃を第1の衝撃吸収部材16の弾性変形によって吸収する。腕時計ケース1内に設けられた時計モジュール4、表示パネル13の駆動用電子回路部4a、時計機能に必要な各種の電子部品4bなどを外部衝撃から効果的に緩衝することができる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、腕時計や携帯電話機などの電子機器に用いられて外部からの衝撃を緩衝する緩衝部材、電子機器の衝撃緩衝構造および電子機器に関する。
従来、腕時計の衝撃緩衝構造においては、特許文献1に記載されているように、腕時計ケースと、この腕時計内に収納される時計モジュールとの間に、複数の緩衝部材を配置し、この複数の緩衝部材によって外部からの衝撃を緩衝して時計モジュールを保護するように構成されたものが知られている。
特開2000−46964号公報
この腕時計の衝撃緩衝構造では、複数の緩衝部材がそれぞれゴムなどの弾性を有する材料で形成されている。すなわち、複数の緩衝部材は、その一部の緩衝部材が時計モジュールの上面における周縁部にリング状に配置され、腕時計ケースの上面側からの衝撃を弾力的に緩衝するように構成されている。また、他の緩衝部材は、時計モジュールの下面に平板状に配置され、腕時計ケースの下面側からの衝撃を弾力的に緩衝するように構成されている。
このような従来の腕時計の衝撃緩衝構造では、複数の緩衝部材がそれぞれゴムなどの弾性を有する材料で形成されているため、腕時計ケースが外部から衝撃を受けた際に、その衝撃によって複数の緩衝部材が弾性変形することにより、衝撃が時計モジュールに直接伝わらないように弾力的に緩衝する構成であるから、複数の緩衝部材の弾性力に応じて吸収できる衝撃力の範囲が限られてしまうという問題がある。
すなわち、このような衝撃緩衝構造では、衝撃を緩衝する際に、緩衝部材の弾性力に応じて衝撃を緩衝するため、緩衝部材が弾性変形する程度の強い衝撃を受けた際には、緩衝部材によって衝撃を緩衝することができるが、緩衝部材が弾性変形しない程度の弱い衝撃を受けた際には、緩衝部材によって衝撃を吸収することができず、そのまま衝撃が時計モジュールに伝わってしまう。
この発明が解決しようとする課題は、強い衝撃を受けても、また弱い衝撃を受けても、確実に衝撃を吸収することができる緩衝部材、電子機器の衝撃緩衝構造および電子機器を提供することである。
この発明は、上記課題を解決するために、次のような構成要素を備えている。
請求項1に記載の発明は、機器ケースとこの機器ケース内に収納されるモジュールとの間に緩衝部材を介在させて外部からの衝撃を当該緩衝部材の緩衝吸収作用により緩衝する電子機器の衝撃緩衝構造において、前記緩衝部材は、前記機器ケースの内周面と前記モジュールの外周面との間に配置された押え部材と、この押え部材の上面および側面のうちの所定箇所に配置され、前記機器ケースが外部から衝撃を受けた際に弾性変形して前記外部衝撃を弾力的に吸収する第1の衝撃吸収部材と、この第1の衝撃吸収部材における前記所定箇所を除く他の箇所に配置され、前記機器ケースが外部から衝撃を受けた際に、その外部衝撃を前記第1の衝撃吸収部材よりも先に受けて、前記衝撃力に応じて体積変化して、前記外部衝撃を逃がすように吸収する第2の衝撃吸収部材と、を備えていることを特徴とする電子機器の衝撃緩衝構造である。
請求項2に記載の発明は、機器ケースとこの機器ケース内に収納されるモジュールとの間に緩衝部材を介在させて外部からの衝撃を当該緩衝部材の緩衝吸収作用により緩衝する電子機器の衝撃緩衝構造において、前記緩衝部材は、前記機器ケースの内周面と前記モジュールの外周面との間に配置され、前記機器ケースが外部から衝撃を受けた際に弾性変形して前記外部衝撃を弾力的に吸収する第1の衝撃吸収部材と、この第1の衝撃吸収部材が配置された箇所を除く他の箇所に配置され、前記機器ケースが外部からの衝撃を受けた際に、その外部衝撃を前記第1の衝撃吸収部材よりも先に受けて、前記衝撃力に応じて体積変化して、前記外部衝撃を逃がすように吸収する第2の衝撃吸収部材と、を備えていることを特徴とする電子機器の衝撃緩衝構造である。
請求項3に記載の発明は、前記第1の衝撃吸収部材と前記第2の衝撃吸収部材とが、前記押え部材の外面に並列的に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子機器の衝撃緩衝構造である。
請求項4に記載の発明は、前記第1の衝撃吸収部材が、前記押え部材の上面における所定箇所に配置されており、前記第2の衝撃吸収部材は、前記押え部材の上面における前記第1の衝撃吸収部材が配置された箇所を除く他の箇所に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の電子機器の衝撃緩衝構造である。
請求項5に記載の発明は、前記第1の衝撃吸収部材が、前記押え部材の側面における所定箇所に配置されており、前記第2の衝撃吸収部材は、前記押え部材の側面における前記第1の衝撃吸収部材が配置された箇所を除く他の箇所に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の電子機器の衝撃緩衝構造である。
請求項6に記載の発明は、前記第2の衝撃吸収部材が、前記第1の衝撃吸収部材の厚みよりも厚く形成され、その表面は前記機器ケースの内周面に接触していることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の電子機器の衝撃緩衝構造である。
請求項7に記載の発明は、前記第1の衝撃吸収部材に、肉厚の薄い波形状の補助緩衝部を備えており、この補助緩衝部は、その全体の厚みが前記第2の衝撃吸収部材の厚みとほぼ同じ厚みに形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の電子機器の衝撃緩衝構造である。
請求項8に記載の発明は、前記第1の衝撃吸収部材に、その外面を前記機器ケースの内面から離すための補助緩衝突起部が、前記第2の衝撃吸収部材の外面とほぼ同じ高さで形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の電子機器の衝撃緩衝構造である。
請求項9に記載の発明は、機器ケースと、この機器ケース内に収納され、電子部品が搭載されたモジュールと、前記機器ケースと前記モジュールとの間に介在されて外部からの衝撃を緩衝する緩衝部材とを備えた電子機器において、前記緩衝部材は、前記機器ケースの内周面と前記モジュールの外周面との間に配置された押え部材と、この押え部材の所定箇所に配置され、前記機器ケースが外部から衝撃を受けた際に弾性変形して前記外部衝撃を弾力的に吸収する第1の衝撃吸収部材と、この第1の衝撃吸収部材が配置された前記所定箇所を除く他の箇所に並列的に配置され、前記機器ケースが外部から衝撃を受けた際に、その外部衝撃を前記第1の衝撃吸収部材よりも先に受けて、前記衝撃力に応じて体積変化して、前記外部衝撃を逃がすように吸収する第2の衝撃吸収部材と、を備えていることを特徴とする電子機器である。
請求項10に記載の発明は、機器ケースとこの機器ケース内に収納されるモジュールとの間に配置され、外部からの衝撃を緩衝する緩衝部材本体を備えている緩衝部材において、前記緩衝部材本体は、前記機器ケースの内周面と前記モジュールの外周面との間に配置された押え部材と、この押え部材の上面および側面のうちの所定箇所に配置され、前記機器ケースが外部から衝撃を受けた際に弾性変形して前記外部衝撃を弾力的に吸収する第1の衝撃吸収部材と、この第1の衝撃吸収部材における前記所定箇所を除く他の箇所に配置され、前記機器ケースが外部から衝撃を受けた際に、その外部衝撃を前記第1の衝撃吸収部材よりも先に受けて、前記衝撃力に応じて体積変化して、前記外部衝撃を逃がすように吸収する第2の衝撃吸収部材と、を備えていることを特徴とする緩衝部材である。
この発明によれば、第1の衝撃吸収部材が弾性変形しない程度の弱い衝撃を機器ケースが外部から受けた際に、その弱い衝撃力に応じて第2の衝撃吸収部材が体積変化して弱い衝撃を逃がすように吸収することができ、また第1の衝撃吸収部材が弾性変形する程度の強い衝撃を機器ケースが外部から受けた際に、まず第2の衝撃吸収部材が体積変化して強い衝撃の一部を逃がすように吸収した後に、第2の衝撃吸収部材で吸収しきれない強い衝撃を第1の衝撃吸収部材の弾性変形によって吸収することができる。このため、機器ケースが外部から強い衝撃を受けても、また弱い衝撃を受けても、確実に衝撃を吸収することができ、これにより機器ケース内のモジュールおよびこのモジュール内の電子部品を確実に且つ良好に保護することができる。
この発明を腕時計に適用した一実施形態を示した正面図である。 図1の腕時計のA−A矢視における拡大断面図である。 図1の腕時計のB−B矢視における拡大断面図である。 図2の腕時計において時計モジュールおよび緩衝部材を示した拡大裏面図である。 図4の腕時計において時計モジュールおよび緩衝部材を示した分解斜視図である。 図5の緩衝部材を示した分解斜視図である。 図5の緩衝部材における緩衝特性を示し、(a)は第1の衝撃吸収部材の緩衝特性を示した図、(b)は第2の衝撃吸収部材の緩衝特性を示した図、(c)は第1、第2の各衝撃吸収部材を組み合わせた状態における緩衝特性を示した図である。
以下、図1〜図7を参照して、この発明を腕時計に適用した一実施形態について説明する。
この腕時計は、図1〜図3に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1の上部開口部には、時計ガラス2がパッキン2aを介して装着されており、腕時計ケース1の下部には、裏蓋3が防水リング3aを介して取り付けられている。また、この腕時計ケース1内には、時計モジュール4が緩衝部材5およびクッション材6を介して配置されている。
腕時計ケース1は、図2および図3に示すように、硬質の合成樹脂からなるケース本体7と、このケース本体7の外周面に設けられた2層構造のベゼル8とを備えている。ケース本体7には、金属製の補強部材7aが内側上部から内部に向けて突出した状態でインサート成形によって設けられている。また、ベゼル8は、ケース本体7の外周面に設けられた軟質の合成樹脂からなる下側ベゼル8aと、この下側ベゼル8aの外表面に設けられて下側ベゼル8aよりも少し硬い軟質の合成樹脂からなる上側ベゼル8bとで構成されている。
また、この腕時計ケース1における12時側と6時側との各側部には、図1および図2に示すように、時計バンド9を取り付けるためのバンド取付部10がそれぞれ設けられている。さらに、この腕時計ケース2における3時側および9時側の各側部には、それぞれ押釦スイッチ11が2つずつ設けられている。
時計モジュール4の外周は、図2および図3に示すように、硬質の合成樹脂からなるハウジング12で覆われている。このハウジング12の上部には、時刻などの情報を電気光学的に表示する表示パネル13が設けられている。この表示パネル13は、液晶表示素子やEL(エレクトロルミネッセンス)表示素子などの平面型の表示素子で構成されている。
また、このハウジング12の内部には、表示パネル13を駆動するための電子回路部4aや、時計機能に必要な各種の電子部品4bが組み込まれている。また、図5に示すように、ハウジング12の上面には、端子部材11cが設けられている。この端子部材11cは、当該ハウジング12の外周において、後述する2つの押釦スイッチ11により押し込み操作される端子板11bを備えている。
この時計モジュール4は、図2および図3に示すように、その時計モジュール4の外周を覆うハウジング12の外周面に緩衝部材5が被せられた状態で、腕時計ケース1内に収納されている。時計モジュール4の下面は、クッション材6が押え板14によって押さえられ、さらに裏蓋3によって腕時計ケース1内に押し付けられて配置されている。この場合、クッション材6は、ゴムなどの弾性材料からなり、平板状に形成されている。
緩衝部材5は、図2〜図6に示すように、腕時計ケース1の内周面と時計モジュール4のハウジング12の外周面との間に配置される押え部材15と、この押え部材15の外周面上に配置され、腕時計ケース1が外部から衝撃を受けた際に弾性変形して、その衝撃を弾力的に吸収する第1の衝撃吸収部材16と、この第1の衝撃吸収部材16が配置された箇所を除く他の箇所に並列的に配置され、腕時計ケース1が外部から衝撃を受けた際に体積変化して、その衝撃を第1の衝撃吸収部材16よりも先に受けて、外部衝撃を逃がすように吸収する複数の第2の衝撃吸収部材17とを備えている。
押え部材15は、ポリアセタール(POM)などの硬質の合成樹脂または金属からなり、図2〜図6に示すように、時計モジュール4のハウジング12の上面における周縁部上に配置されるリング状部15aと、ハウジング12の外周面に配置される筒状部15bとを有し、これらが一体に形成された構成になっている。
この押え部材15は、このように、腕時計ケース1が外部から衝撃を受けた際に、その衝撃力を全体で受け止めて時計モジュール4の一部に衝撃力が集中するのを緩和する緩和機能を備えているほかに、腕時計ケース1内において時計モジュール4が水平方向に回転するのを防止し、腕時計ケース1に対する時計モジュール4の位置決めを行う位置決め機能も併せ備えている。このために、押え部材15の内周面には、腕時計ケース1の定位置に位置決め用の突起または凹部を備えている。
押え部材15の筒状部15bにおける3時側と9時側とには、図4〜図6に示すように、複数の押釦スイッチ11の各軸部11aがそれぞれ挿入された際の逃げとなる切欠部15cが設けられている。
また、第1の衝撃吸収部材16は、ゴムやエラストマなどの弾性を有する材料からなり、図2〜図6に示すように、押え部材15の外周面における所定箇所に配置されている。この第1の衝撃吸収部材16は、ハウジング12の上面および押え部材15のリング状部15aの上面の双方に亘って配置される上面部16aと、押え部材15の筒状部15bの外周面における所定箇所に配置される複数の側面部16bとを有し、これらが一体に形成された構成になっている。
この場合、上面部16aの中央部には、図2および図3に示すように、表示用の開口部18が表示パネル13の表示領域に対応して設けられている。この表示用の開口部18の周縁部には、表示パネル13の上面における周縁を押える見切り部18aが四角形の枠状に形成されている。また、この上面部16aは、表示用の開口部18の見切り部18aを除いて、腕時計ケース1のケース本体7に設けられた補強部材7aに弾接するように構成されている。
この上面部16aにおける補強部材7aが弾接する箇所は、図2、図3および図5に示すように、見切り部18aの厚みよりも薄く形成されている。この厚みの薄い箇所には、図5および図6に示すように、波形状の補助緩衝部20が放射状に設けられている。この補助緩衝部20は、見切り部18aの厚みよりも薄く形成された上面部16aの肉厚よりも薄い肉厚で波形状に形成され、その全体の厚みが後述する第2の衝撃吸収部材17の厚みとほぼ同じ厚みで形成されている。
これにより、補助緩衝部20は、時計モジュール4のハウジング12の上面と補強部材7aの下面との間に挟まれ、この状態で補強部材7aによって押圧されると、波形状が潰れるように弾性変形する構成になっている。この場合、上面部16aの周縁部における12時、3時、6時、9時の各箇所には、後述する第2の衝撃吸収部材17の一部を押え部材15の外面に配置させるための切欠部16cがそれぞれ設けられている。
また、第1の衝撃吸収部材16の複数の側面部16bは、図5および図6に示すように、押え部材15の筒状部15bの外周面における所定箇所である1時、5時、7時、11時の各付近に対応する箇所に設けられている。この複数の側面部16bにおける外面の各中間部には、それぞれ円周方向の幅が狭い補助緩衝突起部21が上下方向に沿って設けられている。
この補助緩衝突起部21は、図3に示すように、その先端面が腕時計ケース1の内周面に接触することにより、側面部16bの外周面を腕時計ケース1の内周面から離すように構成されている。
すなわち、この補助緩衝突起部21は、後述する第2の衝撃吸収部材17の外面とほぼ同じ高さになるように形成されている。これにより、第1の衝撃吸収部材16の側面部16bは、補助緩衝突起部21が腕時計ケース1の内周面によって押圧されると、補助緩衝突起部21と共に弾性変形して側面部16bが腕時計ケース1の内周面に弾接するように構成されている。
一方、第2の衝撃吸収部材17は、図4〜図6に示すように、押え部材15における第1の衝撃吸収部材16が設けられた箇所を除く、12時、3時、6時、9時の各箇所に配置されている。
すなわち、この第2の衝撃吸収部材17は、第1の衝撃吸収部材16の上面部16aにおける各切欠部16cに対応する押え部材15のリング状部15aの上面に配置される上片部17aと、押え部材15の筒状部15bの外面における第1の衝撃吸収部材16の側面部16bが配置されていない箇所に配置される側片部17bとを有し、これらが一体に形成された構成になっている。
また、この第2の衝撃吸収部材17は、シリコーンを主成分としたゲル状素材であり、例えばシリコーンゲルに、充填材であるフィラーを配合してなるシート状の衝撃緩衝材である。
このフィラーは、例えば、シリコーンゲルの100重量部に対して1〜3重量部の合成樹脂の外殻を有する微小中空体、および10〜30重量部のシリカからなる。また、このゲル状素材の硬さは、アスカーC硬度が15〜60であり、その厚みは例えば0.5〜2.0mm程度であり、衝撃緩衝率が70%以上のものである。
すなわち、この第2の衝撃吸収部材17は、外部から衝撃力を受けると、体積変化を伴いながら衝撃を逃がすように変形することにより、外部衝撃を吸収するように構成されている。この場合、第2の衝撃吸収部材17は、その上片部17aの厚みが第1の衝撃吸収部材16の上面部16aに設けられた波形状の補助緩衝部20全体の厚みと同じか、それよりも少し厚く形成されている。また、この第2の衝撃吸収部材17は、その側片部17bの外面が第1の衝撃吸収部材16の側面部16bに設けられた補助緩衝突起部21の先端面と同じか、それよりも少し突出するように、全体の厚みが厚く形成されている。
これにより、第2の衝撃緩衝部材17は、外部から腕時計ケース1に衝撃が加わった際に、第1の衝撃吸収部材16よりも先に衝撃が加わるように構成されている。このため、第1の衝撃吸収部材16は、外部から腕時計ケース1に衝撃が加わった際に、その衝撃の一部が第2の衝撃吸収部材17によって吸収された後に、この第2の衝撃吸収部材17で吸収しきれない衝撃が加わるように構成されている。
すなわち、第2の衝撃緩衝部材17は、第1の衝撃吸収部材16が弾性変形しない程度の弱い衝撃が外部から腕時計ケース1に加わった際に、その弱い衝撃力に応じて第2の衝撃吸収部材176が体積変化して、その弱い衝撃を第2の衝撃吸収部材17の面方向に逃がすことにより、弱い衝撃を吸収するように構成されている。この場合、第2の衝撃吸収部材17は、図7(b)に示すように、外部衝撃を受けると、速やかに体積変化し、その変化した最大体積の状態をしばらく維持した後に、減衰振動を起こすことなく、元の状態に戻るように構成されている。
一方、第1の衝撃吸収部材16は、それ自体が弾性変形する程度の強い衝撃が外部から腕時計ケース1に加わった際に、まず、その衝撃の一部が第2の衝撃吸収部材17によって吸収され、この第2の衝撃吸収部材17で吸収しきれない衝撃を第1の衝撃吸収部材16の弾性変形によって弾力的に吸収するように構成されている。この場合、第1の衝撃吸収部材16は、単独で衝撃を受けた場合に、図7(a)に示すように、急激に弾性変形した後に、減衰振動を起こしながら、徐々に元の状態に戻るように構成されている。
このため、第1の衝撃吸収部材16は、第2の衝撃吸収部材17と組み合わせて使用した場合には、図7(c)に示すように、衝撃力を受けて第2の衝撃吸収部材17と共に弾性変形して減衰する際に、その減衰途中から第2の衝撃吸収部材17によって減衰振動が抑えられることにより、減衰振動の途中から減衰振動が緩和されながら元の状態に戻るように構成されている。
このように、この腕時計の衝撃緩衝構造によれば、衝撃が外部から腕時計ケース1に加わった際に、まず、その衝撃の一部が第2の衝撃吸収部材17の衝撃吸収作用によって吸収され、この第2の衝撃吸収部材17で吸収しきれない衝撃を第1の衝撃吸収部材16の弾性変形によって弾力的に吸収するので、強い衝撃を受けても、また弱い衝撃を受けても、確実に衝撃を吸収することができる。
すなわち、第1の衝撃吸収部材16が弾性変形しない程度の弱い衝撃を腕時計ケース1が外部から受けた際に、その弱い衝撃力に応じて第2の衝撃吸収部材17が体積変化して弱い衝撃を逃がすように吸収することができる。また、第1の衝撃吸収部材16が弾性変形する程度の強い衝撃を腕時計ケース1が外部から受けた際には、まず第2の衝撃吸収部材17が体積変化して強い衝撃の一部を逃がすように吸収した後に、この第2の衝撃吸収部材17で吸収しきれない強い衝撃を第1の衝撃吸収部材16の弾性変形によって吸収することができる。このため、腕時計ケース1が外部から強い衝撃を受けても、また弱い衝撃を受けても、確実に衝撃を吸収することができ、これにより腕時計ケース1内の時計モジュール4およびこの時計モジュール4に搭載された表示パネル13などの電子部品4bを確実に且つ良好に保護することができる。
この場合、第1の衝撃吸収部材16は、第2の衝撃吸収部材17と組み合わせて使用した場合には、図7(c)に示すように、衝撃力を受けて第2の衝撃吸収部材17と共に弾性変形して減衰する際に、その減衰途中から第2の衝撃吸収部材17によって減衰振動が抑えられることにより、減衰振動の途中から減衰振動が緩和されながら元の状態に戻るので、第1の衝撃吸収部材16の減衰振動によって時計モジュール4に及ぼす悪影響を第2の衝撃吸収部材17で軽減することができ、これによっても時計モジュール4およびこの時計モジュール4に搭載された表示パネル13などの電子部品4bを良好に保護することができる。
このため、この腕時計の衝撃緩衝構造では、時計モジュール4の外周面に対応して並列的に配置される第1の衝撃吸収部材16と第2の衝撃吸収部材17との各厚みを1.5mm程度に薄く形成することができるので、時計モジュール4を保護する緩衝部材5全体の肉厚を薄く形成することができ、これにより腕時計ケース1が大きくなるのを防ぐことができるので、腕時計全体の小型化を図ることができる。
また、この腕時計の衝撃緩衝構造では、腕時計ケース1の内周面と時計モジュール4の外周面との間に押え部材15が配置されており、この押え部材15の外面に第1の衝撃吸収部材16と第2の衝撃吸収部材16とが並列的に配置されているので、第1の衝撃吸収部材16と第2の衝撃吸収部材16とで衝撃を緩衝する際に、押え部材15の全体で衝撃を受け止めて、衝撃が時計モジュール4の一部分に集中するのを防ぐことができ、これによっても衝撃から時計モジュール4およびこの時計モジュール4に搭載された表示パネル13などの電子部品4bを良好に保護することができる。
この場合、第1の衝撃吸収部材16は、その上面部16aが押え部材15のリング状部15aの上面に配置されており、第2の衝撃吸収部材17は、その上片部17aが押え部材17のリング状部15aの上面における第1の衝撃吸収部材16の上面部16aが配置された箇所を除く他の箇所、つまり第1の衝撃吸収部材16に設けられた切欠部16cに対応する押え部材15のリング状部15aの上面に配置されているので、腕時計ケース1の上面側から衝撃を受けた際に、その衝撃を第1の衝撃吸収部材16の上面部16aと第2の衝撃吸収部材17の上片部17aとによって確実に且つ良好に緩衝することができる。
また、第1の衝撃吸収部材16は、その側面部16bが押え部材15の筒状部15bの外周面における所定箇所に配置されており、第2の衝撃吸収部材17は、その側片部17bが押え部材15の筒状部15bの外側面における第1の衝撃吸収部材16が配置された箇所を除く箇所に並列的に配置されているので、腕時計ケース1の側面方向から衝撃を受けた際に、その衝撃を第1の衝撃吸収部材16の側面部16bと第2の衝撃吸収部材17の側片部17bとによって確実に且つ良好に緩衝することができる。
この場合、第2の衝撃緩衝部材17は、第1の衝撃吸収部材16の厚みよりも厚く形成されて腕時計ケース1の内面に接触しているので、腕時計ケース1が外部からの衝撃を受けた際に、その衝撃を第1の衝撃吸収部材16よりも先に第2の衝撃吸収部材17によって受けることができ、これにより腕時計ケース1が外部からの衝撃を受けた際に、第2の衝撃吸収部材17によって衝撃を逃がすように吸収することができる。
また、第1の衝撃吸収部材16における上面部16aには、肉厚の薄い波形状の補助緩衝部20が形成されており、この補助緩衝部21は、その全体の厚みが第2の衝撃吸収部材17の上片部17aの厚みとほぼ同じ厚みに形成されていることにより、腕時計ケース1がその上面側から衝撃を受けた際に、その衝撃力が第2の衝撃吸収部材17と補助緩衝部20とにほぼ同時に加わるので、第2の衝撃吸収部材17が体積変化するのとほぼ同時に、補助緩衝部20を弾性変形させることができる。
すなわち、補助緩衝部20は、第1の衝撃吸収部材16における上面部16aに肉厚の薄い波形状に形成されているので、上面部16a全体の弾性力よりも補助緩衝部20の弾性力が小さく、上面部16a全体よりも弾性変形しやすい。このため、第1の衝撃吸収部材16の上面部16aが衝撃力を受けた際には、第2の衝撃吸収部材17の上片部17aと共に波形状の補助緩衝部20を弾性変形させることができる。
この後、第1の衝撃吸収部材16の上面部16a全体が弾性することになるので、腕時計ケース1がその上面側から強い衝撃を受けても、その衝撃を、第2の衝撃吸収部材17の上片部17a、第1の衝撃吸収部材16の上面部16aに設けられた補助緩衝部20、および第1の衝撃吸収部材16の上面部16aによって、その順で確実に且つ良好に緩衝することができる。
さらに、第1の衝撃吸収部材16には、その外面を腕時計ケース1の内周面から離すための補助緩衝突起部21が、第2の衝撃吸収部材17の外面とほぼ同じ高さになるように形成されていることにより、腕時計ケース1がその側面側から衝撃を受けた際に、その衝撃力が第2の衝撃吸収部材17の側片部17bと第1の衝撃吸収部材16における側面部16bの補助緩衝突起部21とにほぼ同時に加わるので、第2の衝撃吸収部材17が体積変化するのとほぼ同時に、補助緩衝突起部21を弾性変形させることができる。
すなわち、補助緩衝突起部21は、第1の衝撃吸収部材16における側面部16bに円周方向の幅が狭い補助緩衝突起部21が上下方向に沿って設けられているので、側面部16b全体の弾性力よりも補助緩衝突起部21の弾性力が小さく、側面部16bの全体よりも弾性変形しやすい。
このため、第1の衝撃吸収部材16の側面部16bが衝撃力を受けた際には、第2の衝撃吸収部材17の側片部17bと共に、幅の狭い補助緩衝突起部21が弾性変形し、この後、側面部16b全体が弾性するので、腕時計ケース1の側面側からの衝撃を、第2の衝撃吸収部材17の側片部17b、第1の衝撃吸収部材16の側面部16bに設けられた補助緩衝突起部21、および第1の衝撃吸収部材16の側面部16bによって、その順で確実に且つ良好に緩衝することができる。
なお、上述した実施形態では、腕時計ケース1の内面と時計モジュール4のハウジング12の外面との間に配置された緩衝部材5が、ハウジング12の外面に配置される押え部材5を備えている構成である場合について述べたが、必ずしもハウジング12の外面に押え部材5を設ける必要はなく、例えばハウジング12の外面に第1の衝撃吸収部材16と第2の衝撃吸収部材17とを直接配置した構成であっても良い。
また、上述した実施形態およびその変形例では、第1の衝撃吸収部材16の上面部16aに補助緩衝部20を設け、第1の衝撃吸収部材16の側面部16bに補助緩衝突起部21を設けた場合について述べたが、これに限らず、第1の衝撃吸収部材16の側面部16bに補助緩衝部20を設け、第1の衝撃吸収部材16の上面部16aに補助緩衝突起部21を設けた構成でも良く、また第1の衝撃吸収部材16の上面部16aおよび側面部16bにそれぞれ補助緩衝部20および補助緩衝突起部21を設けた構成であっても良い。
また、上述した実施形態およびその変形例では、押え部材15は、腕時計ケース1が外部から衝撃を受けた際に、その衝撃を全体で受け止めて時計モジュール4の一部に衝撃力が集中するのを緩和するように構成されているが、押え部材15は、硬質の合成樹脂または金属部材にて形成しても良い。
さらに、上述した実施形態およびその各変形例では、表示パネル13を備えたデジタル式の腕時計に適用した場合について述べたが、必ずしもデジタル式の腕時計である必要はなく、例えば指針を備えたアナログ式の腕時計であっても良く、また腕時計に限らず、トラベルウオッチ、目覚まし時計、置き時計、掛け時計などの各種の時計に適用することができるほか、必ずしも時計である必要はなく、携帯電話機や電子辞書、携帯情報端末機(PDA:パーソナル・デジタル・アシスタント)、パーソナルコンピュータなどの各種の電子機器に広く適用することができる。
1 腕時計ケース
4 時計モジュール
5 緩衝部材
12 ハウジング
13 表示パネル
15 押え部材
15a リング状部
15b 筒状部
16 第1の衝撃吸収部材
16a 上面部
16b 側面部
17 第2の衝撃吸収部材
17a 上片部
17b 側片部
20 補助緩衝部
21 補助緩衝突起部

Claims (10)

  1. 機器ケースとこの機器ケース内に収納されるモジュールとの間に緩衝部材を介在させて外部からの衝撃を当該緩衝部材の緩衝吸収作用により緩衝する電子機器の衝撃緩衝構造において、
    前記緩衝部材は、
    前記機器ケースの内周面と前記モジュールの外周面との間に配置された押え部材と、
    この押え部材の上面および側面のうちの所定箇所に配置され、前記機器ケースが外部から衝撃を受けた際に弾性変形して前記外部衝撃を弾力的に吸収する第1の衝撃吸収部材と、
    この第1の衝撃吸収部材における前記所定箇所を除く他の箇所に配置され、前記機器ケースが外部から衝撃を受けた際に、その外部衝撃を前記第1の衝撃吸収部材よりも先に受けて、前記衝撃力に応じて体積変化して、前記外部衝撃を逃がすように吸収する第2の衝撃吸収部材と、
    を備えていることを特徴とする電子機器の衝撃緩衝構造。
  2. 機器ケースとこの機器ケース内に収納されるモジュールとの間に緩衝部材を介在させて外部からの衝撃を当該緩衝部材の緩衝吸収作用により緩衝する電子機器の衝撃緩衝構造において、
    前記緩衝部材は、
    前記機器ケースの内周面と前記モジュールの外周面との間に配置され、前記機器ケースが外部から衝撃を受けた際に弾性変形して前記外部衝撃を弾力的に吸収する第1の衝撃吸収部材と、
    この第1の衝撃吸収部材が配置された箇所を除く他の箇所に配置され、前記機器ケースが外部からの衝撃を受けた際に、その外部衝撃を前記第1の衝撃吸収部材よりも先に受けて、前記衝撃力に応じて体積変化して、前記外部衝撃を逃がすように吸収する第2の衝撃吸収部材と、
    を備えていることを特徴とする電子機器の衝撃緩衝構造。
  3. 前記第1の衝撃吸収部材と前記第2の衝撃吸収部材とは、前記押え部材の外面に並列的に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子機器の衝撃緩衝構造。
  4. 前記第1の衝撃吸収部材は、前記押え部材の上面における所定箇所に配置されており、前記第2の衝撃吸収部材は、前記押え部材の上面における前記第1の衝撃吸収部材が配置された箇所を除く他の箇所に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の電子機器の衝撃緩衝構造。
  5. 前記第1の衝撃吸収部材は、前記押え部材の側面における所定箇所に配置されており、前記第2の衝撃吸収部材は、前記押え部材の側面における前記第1の衝撃吸収部材が配置された箇所を除く他の箇所に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の電子機器の衝撃緩衝構造。
  6. 前記第2の衝撃吸収部材は、前記第1の衝撃吸収部材の厚みよりも厚く形成され、その表面は前記機器ケースの内周面に接触していることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の電子機器の衝撃緩衝構造。
  7. 前記第1の衝撃吸収部材には、肉厚の薄い波形状の補助緩衝部を備えており、この補助緩衝部は、その全体の厚みが前記第2の衝撃吸収部材の厚みとほぼ同じ厚みに形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の電子機器の衝撃緩衝構造。
  8. 前記第1の衝撃吸収部材には、その外面を前記機器ケースの内面から離すための補助緩衝突起部が、前記第2の衝撃吸収部材の外面とほぼ同じ高さで形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の電子機器の衝撃緩衝構造。
  9. 機器ケースと、この機器ケース内に収納され、電子部品が搭載されたモジュールと、前記機器ケースと前記モジュールとの間に介在されて外部からの衝撃を緩衝する緩衝部材とを備えた電子機器において、
    前記緩衝部材は、
    前記機器ケースの内周面と前記モジュールの外周面との間に配置された押え部材と、
    この押え部材の所定箇所に配置され、前記機器ケースが外部から衝撃を受けた際に弾性変形して前記外部衝撃を弾力的に吸収する第1の衝撃吸収部材と、
    この第1の衝撃吸収部材が配置された前記所定箇所を除く他の箇所に並列的に配置され、前記機器ケースが外部から衝撃を受けた際に、その外部衝撃を前記第1の衝撃吸収部材よりも先に受けて、前記衝撃力に応じて体積変化して、前記外部衝撃を逃がすように吸収する第2の衝撃吸収部材と、
    を備えていることを特徴とする電子機器。
  10. 機器ケースとこの機器ケース内に収納されるモジュールとの間に配置され、外部からの衝撃を緩衝する緩衝部材本体を備えている緩衝部材において、
    前記緩衝部材本体は、
    前記機器ケースの内周面と前記モジュールの外周面との間に配置された押え部材と、
    この押え部材の上面および側面のうちの所定箇所に配置され、前記機器ケースが外部から衝撃を受けた際に弾性変形して前記外部衝撃を弾力的に吸収する第1の衝撃吸収部材と、
    この第1の衝撃吸収部材における前記所定箇所を除く他の箇所に配置され、前記機器ケースが外部から衝撃を受けた際に、その外部衝撃を前記第1の衝撃吸収部材よりも先に受けて、前記衝撃力に応じて体積変化して、前記外部衝撃を逃がすように吸収する第2の衝撃吸収部材と、
    を備えていることを特徴とする緩衝部材。

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