JP2023038546A - 押釦装置、時計および電子機器 - Google Patents

押釦装置、時計および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 異物の浸入を抑制することができる押釦装置、およびそれを備えた時計を提供する。【解決手段】 貫通孔15が設けられた支持部材であるケース本体2と、貫通孔15に摺動可能に挿入された軸部20、およびこの軸部20の外端部に設けられた頭部21を有する操作部材16と、頭部21とケース本体2との間に収縮変形して配置され、操作部材16の操作に応じて更に収縮変形する弾性多孔質部材18と、を備えている。従って、頭部21とケース本体2との間に弾性部材である弾性多孔質部材18が収縮変形して配置され、この弾性多孔質部材18が操作部材16の操作に応じて更に収縮変形するので、この弾性多孔質部材18によって泥や砂などの異物の浸入を抑制することができる。【選択図】 図2

Description

この発明は、押釦装置およびそれを備えた時計に関する。
例えば、腕時計の押釦装置においては、特許文献1に記載されているように、腕時計ケースの貫通孔に筒状部材を設け、この筒状部材内に操作部材の軸部を挿入させ、この操作部材の頭部を腕時計ケースの外部に突出させ、この突出した頭部を押圧操作することにより、腕時計ケース内の接点スイッチをスイッチ動作させる構造のものが知られている。
特開2007-256067号公報
この種の腕時計の押釦装置は、腕時計ケースの外面側に操作部材の頭部が挿入する収納凹部を設け、この収納凹部内にコイルばねを配置し、このコイルばねのばね力によって操作部材の頭部を腕時計ケースの外部に向けて押し出すように構成されている。また、この押釦装置は、操作部材の軸部の外周に複数の防水部材を設け、これら複数の防水部材を筒状部材の内周面に圧接させた状態で摺動させる構造になっている。
しかしながら、このような押釦装置では、腕時計ケースの収納凹部の内周面と操作部材の頭部の外周面との間から腕時計ケースの収納凹部の内部に泥や砂などの異物が浸入し、この浸入した異物によってコイルばねの弾性変形が影響を受けるので、操作部材の操作性が低下するという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、異物の浸入を抑制することができる押釦装置、およびそれを備えた時計を提供することである。
この発明は、貫通孔が設けられた支持部材と、前記貫通孔に摺動可能に挿入された軸部、および前記軸部の外端部に設けられた頭部を有する操作部材と、前記頭部と前記支持部材との間に収縮変形して配置され、前記操作部材の操作に応じて更に収縮変形する弾性部材と、を備えていることを特徴とする押釦装置である。
この発明によれば、異物の浸入を抑制することができる。
この発明を適用した腕時計の第1実施形態を示した拡大正面図である。 図1に示された腕時計のA-A矢視における第1の押釦装置を示した拡大断面図である。 図2に示された第1の押釦装置の操作部材が押圧操作された状態を示した拡大断面図である。 この発明を適用した腕時計の第2実施形態を示した拡大正面図である。 図4に示された腕時計のB-B矢視における第2の押釦装置を示した拡大断面図である。 図5に示された第2の押釦装置の操作部材が押圧操作された状態を示した拡大断面図である。
(第1実施形態)
以下、図1~図3を参照して、この発明を腕時計に適用した第1実施形態について説明する。
この腕時計は、図1~図3に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1は、ケース本体2と上部ケース3と外装部材4とを備えている。ケース本体2は、ステンレスなどの金属または硬質の合成樹脂によって形成されている。上部ケース3は、ケース本体2と同様、ステンレスなどの金属または硬質の合成樹脂によって形成されている。
この腕時計ケース1は、図1~図3に示すように、ケース本体2上に防水リング2aを介して上部ケース3が配置され、この状態で上部ケース3が複数のねじ部材3aによってケース本体2に取り付けられるように構成されている。この場合、上部ケース3内には、時計ガラス5がパッキン5aを介して取り付けられている。また、この上部ケース3には、見切り部材6が時計ガラス5の下面から上部ケース3の内部に向けて突出して設けられている。
外装部材4は、図1~図3に示すように、ケース本体2の外周および上部ケース3の上部外周を覆って配置されるものであり、合成樹脂によって形成されている。すなわち、この外装部材4は、上部ケース3の1時側、5時側、7時側、および11時側に配置される第1ベゼル4aと、ケース本体2の12時側および6時側に設けられた後述するバンド取付部11に配置される第2ベゼル4bと、ケース本体2および上部ケース3の3時側と9時側とに配置される第3ベゼル4cと、を備えている。
この場合、第1ベゼル4aと第2ベゼル4bとは、図1に示すように、第1ベゼル4aが第2ベゼル4bの両側部に連結された状態で、合成樹脂によって一体に形成されている。これにより、第1ベゼル4aと第2ベゼル4bとは、第1ベゼル4aが複数のねじ部材3aによって上部ケース3と共にケース本体2に取り付けられた際に、第2ベゼル4bがバンド取付部11上に取り付けられるように構成されている。第3ベゼル4cは、ケース本体2の3時側と9時側との各側面に配置された状態で、複数のねじ部材(図示せず)によってケース本体2に取り付けられている。
また、この腕時計ケース1の下部、つまりケース本体2の下部には、図2および図3に示すように、裏蓋7が防水パッキン7aを介して取り付けられている。このケース本体2の内部には、時計モジュール8が設けられている。この時計モジュール8は、図示しないが、指針を運針させて時刻を指示表示させる時計ムーブメント、時刻や日付などの時計機能に必要な各種の情報を電気光学的に表示する表示部、これを電気的に駆動して制御する回路部などの時計機能に必要な各種の部品を備えている。
ところで、この腕時計ケース1の12時側と6時側とには、図1に示すように、時計バンド10が取り付けられるバンド取付部11がそれぞれ突出して設けられている。また、この腕時計ケース1の2時側、4時側、8時側、および10時側には、第1の押釦装置12がそれぞれ設けられている。また、この腕時計ケース1の6時側には、第2の押釦装置13が設けられており、この腕時計ケース1の3時側には、竜頭などのスイッチ装置14が設けられている。
この場合、腕時計ケース1の2時側、4時側、8時側、および10時側の各第1の押釦装置12それぞれは、図1~図3に示すように、腕時計ケース1の側面に設けられた側面スイッチであり、全て同じ構造になっている。すなわち、これら第1の押釦装置12のうち、例えば、4時側の第1の押釦装置12は、ケース本体2の側壁部に設けられた貫通孔15に挿入されて取り付けられる操作部材16と、この操作部材16を保護する中間部材である保護カバー17と、操作部材16の操作に応じて変形する弾性部材である弾性多孔質部材18と、を備えている。
操作部材16は、図2および図3に示すように、ケース本体2の側壁部に設けられた貫通孔15に摺動可能に挿入された軸部20と、この軸部20の外端部に設けられた頭部21と、を備えている。この場合、軸部20は、その外周面に複数の防水リング20aが設けられている。これら複数の防水リング20aは、各外周面が貫通孔15の内周面に圧接して摺動することにより、軸部20と貫通孔15との間の防水を図るように構成されている。
また、この軸部20は、図2および図3に示すように、その内端部がケース本体2の内部に突出し、この突出した内端部にEリングなどの抜止め部材20bが取り付けられている。この抜止め部材20bは、ケース本体2の内周面に接離可能に当接するように構成されている。これにより、操作部材16は、抜止め部材20bがケース本体2の内周面に当接することにより、ケース本体2の外部に抜け出さないように構成されている。
また、この軸部20は、図2および図3に示すように、その内端部がケース本体2内の時計モジュール8に設けられた接点スイッチ9の板ばね9aに押し当てられている。これにより、軸部20は、接点スイッチ9の板ばね9aのばね力によって操作部材16がケース本体2の外部に向けて押し出されるように付勢されている。この場合、板ばね9aは、時計モジュール8の外周面に沿って設けられている。このため、板ばね9aは、時計モジュール8の外周方向に沿う長さが長く形成されていることにより、十分なばね力が確保されるように構成されている。
一方、頭部21は、図2および図3に示すように、軸部20の外径よりも十分に大きい円板状に形成されている。すなわち、この頭部21は、その外径がケース本体2の上下方向の長さ(高さ)とほぼ同じ長さに形成されている。この頭部21は、その中心部に軸部20が一体に設けられ、この軸部20がケース本体2の外部に押し出された際に、ケース本体2の外面から外部に向けて離れた状態で配置されるように構成されている。
保護カバー17は、図2および図3に示すように、ケース本体2と頭部21との間に配置される中間部材であり、ケース本体2の外面に配置される円板部22と、この円板部22に設けられた大径のガイド筒部23と、円板部22に設けられて操作部材16の操作ストロークS1を規制する小径筒状のストローク規制部24と、を備えている。円板部22は、その中心に軸部20の外径よりも少し大きい軸孔22aが設けられている。この円板部22は、その外径が頭部21の外径よりも少し大きく形成されている。
大径のガイド筒部23は、図2および図3に示すように、円筒部であり、内径が頭部21の外径とほぼ同じか、それよりも僅かに大きく形成されている。この場合、ガイド筒部23は、その外径が円板部22の外径と同じ大きさで形成されている。また、このガイド筒部23は、その軸方向の長さが軸部20のスライド長さとほぼ同じ長さで形成されている。この場合、軸部20のスライド長さは、後述する操作部材16の操作ストロークS1よりも十分に長く設定されている。
ストローク規制部24は、図2および図3に示すように、小径の筒部であり、外径がガイド筒部23の内径よりも十分に小さく、内径が軸部20の外径よりも大きい軸孔22aの内径よりも少し大きく形成されている。このストローク規制部24は、その軸方向の長さが軸部20のスライド長さのほぼ半分の長さで形成されている。
すなわち、このストローク規制部24は、図2および図3に示すように、頭部21が押されて軸部20がケース本体2の内部に向けてスライドした際に、ケース本体2の外部側に位置するストローク規制部24の外端部に頭部21の内面が当接するように構成されている。これにより、ストローク規制部24は、操作部材16の頭部21のスライド長さを規制して頭部21の操作ストロークS1を設定するように構成されている。
ところで、弾性多孔質部材18は、図2および図3に示すように、円形のリング状(例えば、厚み2.0mm以上、外形8.2φ、内径5.1φ)に形成され、保護カバー17の大径のガイド筒部23と小径のストローク規制部24との間に配置されるように構成されている。この弾性多孔質部材18は、シリコーンゴム、ウレタンゴム、エラストマーなどの弾性素材に多数の気泡を形成させたものである。また、例えば、弾性多孔質部材18は、密度が270kg/mm3±5%、25%圧縮荷重が0.056MPa±5%、圧縮残留歪が5.0±5%のものである。
すなわち、この弾性多孔質部材18は、弾性素材を発泡剤によって発泡させて、弾性素材に多数の気泡を形成させたスポンジ状のものである。この場合、弾性素材としては、耐久性の高いシリコーンゴムが望ましい。また、弾性素材に形成された多数の気泡は、連通する連通孔であることが望ましいが、連通しない非連通孔を有していても良い。
また、この弾性多孔質部材18は、図2および図3に示すように、操作部材16の軸方向における長さが、操作部材16の頭部21の操作ストロークS1よりも長く、且つ軸部20のスライド長さとほぼ同じ長さで形成されている。これにより、弾性多孔質部材18は、頭部21と保護カバー17の円板部22との間に配置されて、大径のガイド筒部23と小径筒部のストローク規制部24との間に囲われた初期状態のときに少し収縮変形されるように構成されている。
また、この弾性多孔質部材18は、図2および図3に示すように、操作部材16の頭部21が押圧操作された際に、径方向にほとんど変形せずに、頭部21の押圧操作に応じて更に収縮変形するように構成されている。すなわち、この弾性多孔質部材18は、負荷が加わらない自然な自由状態のときにおける操作部材16の軸方向の長さが、軸部20のスライド長さとほぼ同じ長さに設定されている。
このため、この弾性多孔質部材18は、図2および図3に示すように、頭部21と保護カバー17の円板部22との間に配置された初期状態のときに少し収縮変形して配置されるように構成されている。また、この弾性多孔質部材18は、操作部材16の頭部21が接点スイッチ9の板ばね9aのばね力に抗して押圧操作されて軸部20がケース本体2の内部に向けてスライドする際に、頭部21によって押されて更に収縮変形するように構成されている。
すなわち、この弾性多孔質部材18は、図2および図3に示すように、初期状態における径方向の大きさと、頭部21が押圧操作されたときにおける径方向の大きさとが、ほぼ同じ大きさになるように構成されている。このため、この弾性多孔質部材18は、頭部21によって押されて更に収縮変形する際の反発力が頭部21にほとんど加わらないように構成されている。
この場合、この弾性多孔質部材18は、図2および図3に示すように、操作部材16の頭部21が接点スイッチ9の板ばね9aのばね力に抗して押圧操作されて、更に収縮変形する際に、弾性多孔質部材18の弾性素材中に設けられた多数の気泡が潰れるように変形する構造になっている。このため、この弾性多孔質部材18は、多数の気泡が潰れるように変形することにより、気泡内に浸入している粒子の小さい泥や砂などの異物が気泡内から吐き出され、気泡内における異物の詰まりを防ぐように構成されている。
また、この弾性多孔質部材18は、図2および図3に示すように、操作部材16の軸部20が接点スイッチ9の板ばね9aのばね力によって押圧操作されて、軸部20がケース本体2の外部に向けてスライドして、頭部21が初期位置に復帰する際に、頭部21の復帰動作に追従もしくは若干遅れて、弾性多孔質部材18が元の形状にゆっくり復元するように構成されている。すなわち、この弾性多孔質部材18は、操作部材16が操作される前の初期状態と操作部材16が操作された操作状態とにおける復元力または反発力がほぼ同じなるように設定されている。
この場合、この弾性多孔質部材18は、図2および図3に示すように、操作部材16の軸部20が接点スイッチ9の板ばね9aのばね力によって押圧操作されて、頭部21がケース本体2の外部に向けて押し出されて、弾性多孔質部材18が元の形状にゆっくり復元する際に、弾性多孔質部材18の多数の気泡も元の形状にゆっくり膨らむように膨張変形する構造になっている。
このため、この弾性多孔質部材18は、図2および図3に示すように、気泡がゆっくり膨らむように膨張変形する際に、頭部21と保護カバー17との間に浸入した泥や砂などの異物のうち、粒子の小さい泥や砂などの異物が気泡内にゆっくり浸入しても、粒子の大きい泥や砂などの異物が気泡内に浸入するのを防ぐように構成されている。
次に、このような腕時計における第1の押釦装置12の作用について説明する。
この第1の押釦装置12は、通常、ケース本体2内に設けられた時計モジュール8の接点スイッチ9の板ばね9aのばね力によって操作部材16の軸部20がケース本体2の外部に押し出されている。この場合には、軸部20の内端部に設けられた抜止め部材20bがケース本体2の内周面に当接し、操作部材16がケース本体2の外部に抜け出すことなく押し出されている。
このため、この状態では、図2に示すように、操作部材16の頭部21が保護カバー17の大径のガイド筒部23内からケース本体2の外部に向けて押し出される。これに伴って、弾性多孔質部材18は、初期状態の形状、つまり少し収縮変形した形状で頭部21と保護カバー17の円板部22との間に配置されると共に、大径のガイド筒部23と小径筒部のストローク規制部24との間に配置されて囲われる。この場合には、板ばね9aが接点スイッチ9から離れ、接点スイッチ9がオフ状態になる。
そして、操作部材16の頭部21が接点スイッチ9の板ばね9aのばね力に抗して押圧操作されると、操作部材16の軸部20がケース本体2の内部に向けてスライドする。このときには、頭部21によって弾性多孔質部材18が押されて収縮変形する。この場合、弾性多孔質部材18は、頭部21によって押されて初期状態の形状から更に収縮変形する際に、弾性多孔質部材18の反発力が頭部21にほとんど加わることがない。
また、操作部材16の頭部21が押圧操作されて、弾性多孔質部材18が収縮変形する際には、弾性多孔質部材18が径方向に広がるような変形をせず、弾性多孔質部材18の弾性素材中に設けられた多数の気泡が潰れるように変形する。このときには、気泡内に浸入している粒子の小さい泥や砂などの異物が気泡内から吐き出される。このため、気泡内における泥や砂などの異物の詰まりが防げる。これにより、操作部材16の軸部20が円滑にスライドする。
そして、頭部21の内面が保護カバー17のストローク規制部24に当接すると、頭部21の押圧操作が停止される。このときには、軸部20の内端部に設けられた抜止め部材20bがケース本体2の内周面からケース本体2の内部に向けて離れ、軸部20の内端部が接点スイッチ9の板ばね9aを撓み変形させて、接点スイッチ9をオン動作させる。
この状態で、頭部21の押圧操作が解除されると、軸部20が接点スイッチ9の板ばね9aのばね力によって押し出されると共に、頭部21が元の初期位置に復帰する方向にスライドする。このときには、弾性多孔質部材18における操作部材16の初期状態と操作部材16の頭部21が押圧操作された操作状態とにおける復元力がほぼ同じであるから、弾性多孔質部材18が頭部21の復帰動作に追従もしくは若干遅れて元の形状にゆっくり復元する。
このため、弾性多孔質部材18が元の形状にゆっくり復元する際には、弾性多孔質部材18の弾性素材中に設けられた多数の気泡が元の形状にゆっくり膨らむような膨張変形をする。このときには、頭部21と保護カバー17との間に浸入した泥や砂などの異物のうち、粒子の小さい泥や砂などの異物が気泡内にゆっくり浸入しても、粒子の大きい泥や砂などの異物が気泡内に浸入するのが防げる。このように弾性多孔質部材18が元の形状に復元する際には、操作部材16が円滑にスライドして押し出される。これにより、板ばね9aが接点スイッチ9から離れ、接点スイッチ9がオフ状態になる。
このように、この腕時計における第1の押釦装置12によれば、貫通孔15が設けられた支持部材であるケース本体2と、貫通孔15に摺動可能に挿入された軸部20、およびこの軸部20の外端部に設けられた頭部21を有する操作部材16と、頭部21とケース本体2との間に収縮変形して配置され、操作部材16の操作に応じて更に収縮変形する弾性部材である弾性多孔質部材18と、を備えていることにより、泥や砂などの異物の浸入を抑制することができる。
すなわち、この腕時計における第1の押釦装置12では、頭部21とケース本体2との間に弾性多孔質部材18が収縮変形して配置され、この弾性多孔質部材18が操作部材16の操作に応じて更に収縮変形することにより、頭部21の外部から内側への泥や砂などの異物の浸入を弾性多孔質部材18によって抑制することができる。
この場合、この腕時計における第1の押釦装置12では、弾性多孔質部材18が、弾性素材を発泡させて弾性素材に多数の気泡を形成させた構造で、操作部材16が操作される前の初期状態と操作部材16が操作された操作状態とにおける復元力がほぼ同じであることにより、操作部材16の操作に応じて弾性多孔質部材18が収縮・膨張変形しても、操作部材16の操作力に影響を与えないようにすることができ、これにより操作部材16の操作性を向上させることができる。
すなわち、この第1の押釦装置12では、弾性多孔質部材18が弾性素材に多数の気泡を形成させた構造であるから、弾性多孔質部材18をスポンジ状に形成することができ、これにより操作部材16の操作に応じて弾性多孔質部材18を収縮・膨張変形させても、操作部材16の操作力に影響を与えないようにすることができ、これにより弾性多孔質部材18を頭部21の復帰動作に追従もしくは若干遅れて元の形状にゆっくり復元させることができる。
このため、この第1の押釦装置12では、操作部材16の頭部21が押圧操作されて、弾性多孔質部材18が収縮変形する際に、弾性多孔質部材18の弾性素材中に設けられた多数の気泡が潰れるように変形するので、気泡内に浸入している粒子の小さい泥や砂などの異物を気泡内から吐き出することができる。このため、気泡内における泥や砂などの異物の詰まりを防ぐことができるので、操作部材16の軸部20を円滑にスライドさせることができる。
また、この第1の押釦装置12では、弾性多孔質部材18が元の形状にゆっくり復元する際に、弾性多孔質部材18の弾性素材中に設けられた多数の気泡が元の形状にゆっくり膨らむように膨張変形するので、頭部21と保護カバー17との間に浸入した泥や砂などの異物のうち、粒子の小さい泥や砂などの異物が気泡内にゆっくり浸入しても、粒子の大きい泥や砂などの異物が気泡内に浸入するのを良好に防ぐことができる。このため、弾性多孔質部材18の耐久性を向上させることができると共に、操作部材16の操作性を向上させることができる。
また、この第1の押釦装置12では、操作部材16の操作方向における弾性多孔質部材18の長さが操作部材16の操作ストロークS1よりも長いことにより、頭部21とケース本体2との間に弾性多孔質部材18を初期状態で収縮変形させて配置させることができると共に、操作部材16の操作に応じて弾性多孔質部材18を更に収縮変形させることができるので、弾性多孔質部材18によって泥や砂などの異物の浸入を確実に且つ良好に抑制することができる。
また、この第1の押釦装置12では、操作部材16の操作ストロークS1を規制するストローク規制部24を備えていることにより、このストローク規制部24によって操作部材16の操作ストロークS1を正確に且つ良好に設定することができ、これにより弾性多孔質部材18の収縮・膨張変形を一定に保つことができると共に、弾性多孔質部材18を正確に且つ良好に収縮・膨張変形させることができる。
この場合、この第1の押釦装置12では、ストローク規制部24が、ケース本体2と頭部21との間に設けられた中間部材である保護カバー17に設けられていることにより、
この保護カバー17に設けられたストローク規制部24によって操作部材16の頭部21が押圧操作された際における頭部21の軸方向の移動長さを正確に規制することができる。
また、この第1の押釦装置12では、弾性多孔質部材18が、頭部21とケース本体2との間において、ストローク規制部24を除くほぼ全域に亘って配置されていることにより、弾性多孔質部材18全体の体積を大きくすることができ、これにより弾性多孔質部材18によって泥や砂などの異物の浸入を大幅に抑制することができる。
さらに、この第1の押釦装置12では、操作部材16をケース本体2の外部に向けて付勢する付勢部材である接点スイッチ9の板ばね9aを備え、この板ばね9aが軸部20の内端部に押し当てられることにより、板ばね9aのばね力によって操作部材16の頭部21を確実にケース本体2の外部に押し出すことができる。このため、頭部21の内部側に位置する軸部20の外周にコイルばね(図示せず)を設ける必要がないので、部品点数を削減することができると共に、泥や砂などの異物の浸入によるコイルばねの劣化による操作部材16の操作性の低下を防ぐことができる。
なお、上述した第1実施形態では、接点スイッチ9の板ばね9aのみによって操作部材16をケース本体2の外部に向けて付勢している場合について述べたが、この発明は、これに限らず、例えば頭部21の内部側に位置する軸部20の外周、つまり弾性多孔質部材18の内径側にコイルばねを設け、このコイルばねのばね力によって操作部材16をケース本体2の外部に向けて付勢するようにしても良い。
また、上述した第1実施形態では、中間部材である保護カバー17を備えている場合について述べたが、この発明は、必ずしも保護カバー17を備えている必要はなく、また必ずしも保護カバー17のガイド筒部23を備えている必要もない。この場合には、ストローク規制部24をケース本体2の外面または頭部21の内面の一方に設けた構造であれば良い。
(第2実施形態)
次に、図4~図6を参照して、この発明を適用した腕時計の第2実施形態について説明する。なお、図1~図3に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この腕時計ケース1は、図4に示すように、第1実施形態と同様、第1の押釦装置12、第2の押釦装置13、およびスイッチ装置14を備えている。
第1の押釦装置12は、図4に示すように、第1実施形態と同様、腕時計ケース1の2時側、4時側、8時側、および10時側にそれぞれ設けられている。第2の押釦装置13は、第1実施形態と同様、腕時計ケース1の6時側に設けられており、スイッチ装置14は、腕時計ケース1の3時側に設けられている。
ところで、腕時計ケース1の6時側に設けられた第2の押釦装置13は、図4~図6に示すように、上面スイッチである。すなわち、この第2の押釦装置13は、ケース本体2の6時側の側壁部に傾いて設けられた貫通孔30に挿入されて傾いて取り付けられる操作部材16と、この傾いた操作部材16をケース本体2の外部に向けて付勢する付勢部材であるコイルばね31と、操作部材16の操作に応じて変形する弾性多孔質部材18と、を備えている。
この場合、ケース本体2の6時側の側部におけるバンド取付部11の上方に位置する箇所には、図5および図6に示すように、傾斜部2bが突出して設けられている。また、貫通孔30は、小径孔部30aと大径孔部30bとを備え、これらがケース本体2の内周面から傾斜部2bの外面に向けて斜め上方に向けて約30°の傾斜角度で傾いて設けられている。
操作部材16は、図5および図6に示すように、第1実施形態と同様、ケース本体2の貫通孔30に摺動可能に挿入された軸部20と、この軸部20の外端部に設けられた頭部21と、を備えている。この場合、軸部20は、その軸方向の長さが貫通孔30の小径孔部30aと大径孔部30bとの内部に配置される程度の長さで形成されている。
この軸部20は、図5および図6に示すように、貫通孔30に挿入されて斜めに傾いてスライドするように構成されており、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構造になっている。この場合、軸部20は、その内端部がケース本体2内の時計モジュール8に設けられた接点スイッチ9の接点板9bに押し当てられている。この接点板9bは、時計モジュール8の外周にその上下方向に起立して設けられ、接点スイッチ9の接点部に接離可能に接触して、接点スイッチ9をオン・オフ動作させるように構成されている。
頭部21は、図5および図6に示すように、軸部20の外径よりも十分に大きい円板状に形成されている。すなわち、この頭部21は、その外径がケース本体2の傾斜部2bの外面である傾斜面とほぼ同じ長さに形成されている。この場合、頭部21は、ケース本体2の傾斜部2bの外面である傾斜面と平行に傾いており、この頭部21の中心部には、軸部20が一体に設けられる台座部21aが設けられている。
この場合、台座部21aは、図5および図6に示すように、その外径が貫通孔30の大径孔部30bの内径とほぼ同じ大きさで形成されている。また、この台座部21aは、軸方向の長さが貫通孔30の大径孔部30bの軸方向の長さの半分程度の長さで形成されている。これにより、台座部21aは、貫通孔30の大径孔部30b内を斜めに傾いた状態でスライドするように構成されている。
また、この頭部21は、図5および図6に示すように、ケース本体2の傾斜部2bの傾斜面に設けられたストローク規制部32によって操作ストロークS2が設定されている。すなわち、ストローク規制部32は、ケース本体2の傾斜部2bに設けられた円筒部であり、その内径が貫通孔30の大径孔部30bの内径と同じ大きさに形成されている。また、このストローク規制部32は、その軸方向の長さが頭部21の台座部21aにおける軸方向の長さよりも少し短い長さで形成されている。
これにより、操作部材16は、図5に示すように、ケース本体2の外部に向けて押し出された際に、台座部21aの内端部の一部が貫通孔30の大径孔部30b内に配置された状態で、頭部21の内面がストローク規制部32から離れて、頭部21がケース本体2の傾斜部2bの外側に突出して配置されるように構成されている。また、この操作部材16は、図6に示すように、ケース本体2の内部に向けて押し込まれた際に、台座部21aが貫通孔30の大径孔部30b内に挿入されて、頭部21の内面がストローク規制部32の外端面に当接するように構成されている。
一方、コイルばね31は、図5および図6に示すように、操作部材16をケース本体2の外部に向けて付勢するものであり、貫通孔30の大径孔部30b内に配置されている。すなわち、このコイルばね31は、一端部が大径孔部30bの内端面に当接し、他端部が頭部21の台座部21aの内端面に当接し、この状態で頭部21をケース本体2の外部に向けて押し出す方向に付勢するように構成されている。
ところで、弾性多孔質部材18は、図5および図6に示すように、第1実施形態と同様、円形のほぼリング形状に形成され、その内部に円筒状のストローク規制部32が挿入された状態で、ケース本体2の傾斜部2bの傾斜面と頭部21の内面との間に配置されている。この弾性多孔質部材18は、第1実施形態と同様、弾性素材を発泡剤によって発泡させて、弾性素材に多数の気泡を形成させたスポンジ状のものである。
この場合、この弾性多孔質部材18は、図5および図6に示すように、第1実施形態と同様、操作部材16の軸方向における長さが、操作部材16の頭部21の操作ストロークS2よりも長く、且つ軸部20のスライド長さとほぼ同じ長さで形成されている。これにより、弾性多孔質部材18は、頭部21とケース本体2の傾斜部2bとの間に配置された初期状態のときに少し収縮変形され、操作部材16の頭部21が押圧操作された際に、径方向にほとんど変形することなく、頭部21の押圧操作に応じて更に収縮変形するように構成されている。
すなわち、この弾性多孔質部材18は、図5および図6に示すように、負荷が加わらない自然な自由状態のときにおける操作部材16の軸方向の長さが、軸部20のスライド長さとほぼ同じ長さに設定されている。このため、この弾性多孔質部材18は、頭部21とケース本体2の傾斜部2bとの間に配置された初期状態のときに少し収縮変形して配置されるように構成されている。
また、この弾性多孔質部材18は、図5および図6に示すように、第1実施形態と同様、操作部材16の頭部21がコイルばね31のばね力に抗して押圧操作されて、軸部20がケース本体2の内部に向けてスライドする際に、頭部21によって押されて更に収縮変形するように構成されている。
すなわち、この弾性多孔質部材18は、図5および図6に示すように、初期状態における径方向の大きさと、頭部21が押圧操作されたときの径方向の大きさとが、ほぼ同じ大きさになるように構成されている。これにより、弾性多孔質部材18は、頭部21によって押されて更に収縮変形する際の反発力が頭部21にほとんど加わらないように構成されている。
この場合、この弾性多孔質部材18は、図5および図6に示すように、操作部材16の頭部21がコイルばね31のばね力に抗して押圧操作されて、更に収縮変形する際に、弾性多孔質部材18の弾性素材中に設けられた多数の気泡が潰れるように変形する構造になっている。このため、この弾性多孔質部材18は、多数の気泡が潰れるように変形することにより、気泡内に浸入している粒子の小さい泥や砂などの異物が気泡内から吐き出され、気泡内における異物の詰まりを防ぐように構成されている。
また、この弾性多孔質部材18は、図5および図6に示すように、操作部材16の頭部21がコイルばね31のばね力によって押圧操作されて軸部20がケース本体2の外部に向けてスライドして頭部21が初期位置に復帰する際に、頭部21の復帰動作に追従もしくは若干遅れて、弾性多孔質部材18が元の形状に復元するように構成されている。すなわち、この弾性多孔質部材18は、操作部材16の初期状態と操作部材16が操作された操作状態とにおける復元力または反発力がほぼ同じなるように設定されている。
この場合、この弾性多孔質部材18は、図5および図6に示すように、操作部材16の頭部21がコイルばね31のばね力によって押圧操作されて、弾性多孔質部材18が元の形状にゆっくり復元する際に、弾性多孔質部材18の多数の気泡も元の形状にゆっくり膨らむように膨張変形する構造になっている。
このため、この弾性多孔質部材18は、図5および図6に示すように、気泡がゆっくり膨らむように膨張変形する際に、頭部21とケース本体2の傾斜部2bとの間に浸入した泥や砂などの異物のうち、粒子の小さい泥や砂などの異物が気泡内にゆっくり浸入しても、粒子の大きい泥や砂などの異物が気泡内に浸入するのを防ぐように構成されている。
ように構成されている。
次に、このような腕時計における第2の押釦装置13の作用について説明する。
この第2の押釦装置13は、通常、コイルばね31のばね力によって操作部材16の頭部21がケース本体2の外部に傾いた状態で押し出されている。このときには、軸部20の内端部に設けられた抜止め部材20bがケース本体2の内周面に当接し、操作部材16がケース本体2の外部に抜け出すことなく傾いて押し出されている。
この状態では、図5に示すように、操作部材16の頭部21がケース本体2の傾斜部2bの外部に傾いた状態で押し出されている。これに伴って、弾性多孔質部材18が初期状態の形状、つまり少し収縮変形した状態で頭部21とケース本体2の傾斜部2bとの間に配置されている。この場合には、接点スイッチ9の接点板9bが接点スイッチ9の接点部から離れ、接点スイッチ9がオフ状態になっている。
そして、操作部材16の頭部21がコイルばね31のばね力に抗して押圧操作されると、操作部材16の軸部20がケース本体2の内部に向けて傾いた状態でスライドする。このときには、頭部21によって弾性多孔質部材18が押されて収縮変形する。この場合、弾性多孔質部材18は、第1実施形態と同様、頭部21によって押されて初期状態の形状から更に収縮変形する際に、弾性多孔質部材18の反発力が頭部21にほとんど加わることがない。
また、操作部材16の頭部21が押圧操作されて、弾性多孔質部材18が収縮変形する際には、第1実施形態と同様、弾性多孔質部材18が径方向に広がるような変形をせず、弾性多孔質部材18の弾性素材中に設けられた多数の気泡が潰れるように変形する。このときには、気泡内に浸入している粒子の小さい泥や砂などの異物が気泡内から吐き出される。このため、気泡内における泥や砂などの異物の詰まりが防げる。これにより、操作部材16の軸部20が円滑にスライドする。
そして、頭部21の内面がケース本体2の傾斜部2bに設けられたストローク規制部24に当接すると、頭部21の押圧操作が停止される。このときには、軸部20の内端部に設けられた抜止め部材20bがケース本体2の内周面からケース本体2の内部に向けて離れ、軸部20の内端部が接点スイッチ9の接点板9bに押し当てられて、接点スイッチ9をオン動作させる。
この状態で、頭部21の押圧操作が解除されると、頭部21がコイルばね31のばね力によって傾いた状態で押し出されると共に、頭部21が元の初期位置に復帰する方向に傾いた状態でスライドする。このときには、弾性多孔質部材18における操作部材16の初期状態と操作部材16の操作された操作状態とにおける復元力がほぼ同じであるから、弾性多孔質部材18が頭部21の復帰動作に追従もしくは若干遅れて元の形状にゆっくり復元する。
このため、弾性多孔質部材18が元の形状にゆっくり復元する際には、第1実施形態と同様、弾性多孔質部材18の弾性素材中に設けられた多数の気泡が元の形状にゆっくり膨らむような膨張変形をする。このときには、頭部21とケース本体2の傾斜部2bとの間に浸入した泥や砂などの異物のうち、粒子の小さい泥や砂などの異物が気泡内にゆっくり浸入しても、粒子の大きい泥や砂などの異物の気泡内への浸入が防げる。このように弾性多孔質部材18が元の形状に復元する際には、操作部材16が円滑にスライドして押し出される。これにより、接点板9bが接点スイッチ9の接点部から離れ、接点スイッチ9がオフ状態になる。
このように、この腕時計における第2の押釦装置13によれば、貫通孔30が傾いて設けられた支持部材であるケース本体2と、貫通孔30に摺動可能に傾いて挿入された軸部20、およびこの軸部20の外端部に設けられた頭部21を有する操作部材16と、頭部21とケース本体2の傾斜部2bとの間に収縮変形して配置され、操作部材16の操作に応じて更に収縮変形する弾性部材である弾性多孔質部材18と、を備えていることにより、第1実施形態と同様、泥や砂などの異物の浸入を抑制することができる。
すなわち、この腕時計における第2の押釦装置13では、第1実施形態と同様、頭部21とケース本体2の傾斜部2bとの間に弾性多孔質部材18が収縮変形して配置され、この弾性多孔質部材18が操作部材16の操作に応じて更に収縮変形することにより、頭部21とケース本体2の傾斜部2bとの間に泥や砂などの異物の浸入を弾性多孔質部材18によって抑制することができる。
この場合、この腕時計における第2の押釦装置13では、弾性多孔質部材18が、弾性素材を発泡させて弾性素材に多数の気泡を形成させた構造で、操作部材16が操作される前の初期状態と操作部材16が操作された操作状態とにおける復元力がほぼ同じであることにより、第1実施形態と同様、操作部材16の操作に応じて弾性多孔質部材18が収縮・膨張変形しても、操作部材16の操作力に影響を与えないようにすることができ、これにより操作部材16の操作性を向上させることができる。
すなわち、この第2の押釦装置13では、弾性多孔質部材18が弾性素材に多数の気泡を形成させた構造であるから、第1実施形態と同様、弾性多孔質部材18をスポンジ状に形成することができ、これにより操作部材16の操作に応じて弾性多孔質部材18を収縮・膨張変形させても、操作部材16の操作力に影響を与えないようにすることができ、これにより弾性多孔質部材18を頭部21の復帰動作に追従もしくは若干遅れて元の形状にゆっくり復元させることができる。
このため、この第2の押釦装置13では、操作部材16の頭部21が押圧操作されて、弾性多孔質部材18が収縮変形する際に、弾性多孔質部材18の弾性素材中に設けられた多数の気泡が潰れるように変形するので、第1実施形態と同様、気泡内に浸入している粒子の小さい泥や砂などの異物を気泡内から吐き出することができる。このため、気泡内における泥や砂などの異物の詰まりを防ぐことができるので、操作部材16の軸部20を円滑にスライドさせることができる。
また、この第2の押釦装置13では、弾性多孔質部材18が元の形状にゆっくり復元する際に、弾性多孔質部材18の弾性素材中に設けられた多数の気泡が元の形状にゆっくり膨らむように膨張変形するので、第1実施形態と同様、頭部21とケース本体2の傾斜部2bとの間に浸入した泥や砂などの異物のうち、粒子の小さい泥や砂などの異物が気泡内にゆっくり浸入しても、気泡内に粒子の大きい泥や砂などの異物の浸入を防ぐことができる。このため、弾性多孔質部材18の耐久性を向上させることができると共に、操作部材16の操作性を向上させることができる。
また、この第2の押釦装置13では、操作部材16の操作方向における弾性多孔質部材18の長さが操作部材16の操作ストロークS2よりも長いことにより、頭部21とケース本体2の傾斜部2bとの間に弾性多孔質部材18を初期状態で収縮変形させて配置させることができると共に、操作部材16の操作に応じて弾性多孔質部材18を更に収縮変形させることができるので、弾性多孔質部材18によって泥や砂などの異物の浸入を確実に且つ良好に抑制することができる。
また、この第2の押釦装置13では、操作部材16の操作ストロークS2を規制するストローク規制部32を備えていることにより、このストローク規制部32によって操作部材16の操作ストロークS2を正確に且つ良好に設定することができ、これにより弾性多孔質部材18の収縮・膨張変形を一定に保つことができると共に、弾性多孔質部材18を正確に且つ良好に収縮・膨張変形させることができる。
この場合、この第2の押釦装置13では、ストローク規制部32が、ケース本体2の傾斜部2bの外面に設けられていることにより、このストローク規制部32によって操作部材16の頭部21が押圧操作された際における頭部21の軸方向の移動長さを正確に規制することができると共に、第1実施形態で用いた中間部材である保護カバー17が不要となるので、部品点数の削減を図ることができる。
また、この第2の押釦装置13では、弾性多孔質部材18が、頭部21とケース本体2との間において、ストローク規制部32を除くほぼ全域に亘って配置されていることにより、弾性多孔質部材18全体の体積を大きくすることができ、これにより第1実施形態と同様、弾性多孔質部材18によって泥や砂などの異物の浸入を大幅に抑制することができる。
さらに、この第2の押釦装置13では、操作部材16をケース本体2の外部に向けて斜めに傾けて付勢する付勢部材であるコイルばね31を備え、このコイルばね31のばね力によって操作部材16の頭部21を確実にケース本体2の外部に押し出すことができる。この場合には、接点スイッチ9の接点板9bのばね力が弱く、十分なばね力が確保できなくても、コイルばね31によって十分なばね力を確保することができる。
この場合、この第2の押釦装置13では、コイルばね31がケース本体2に傾いて設けられた貫通孔30の大径孔部30b内に配置され、コイルばね31の外周側に弾性多孔質部材18が配置されているので、この弾性多孔質部材18によって泥や砂などの異物がコイルばね31内に浸入するのを抑制することができ、これによりコイルばね31を用いても泥や砂などの異物の浸入によるコイルばね31の劣化を防ぐことができる。
なお、上述した第2実施形態では、ストローク規制部32をケース本体2の傾斜部2bの外面に設けた場合について述べたが、この発明は、これに限らず、例えば頭部21の内面にストローク規制部32を設けた構造であっても良い。
また、上述した第1、第2の実施形態では、腕時計に適用した場合について述べたが、この発明は必ずしも腕時計である必要はなく、例えばトラベルウオッチ、目覚まし時計、置き時計、掛け時計などの各種の時計に適用することができる。また、この発明は、必ずしも時計である必要はなく、例えば携帯電話、携帯情報端末などの電子機器にも適用することができる。
以上、この発明のいくつかの実施形態について説明したが、この発明は、これらに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、貫通孔が設けられた支持部材と、前記貫通孔に摺動可能に挿入された軸部、および前記軸部の外端部に設けられた頭部を有する操作部材と、前記頭部と前記支持部材との間に収縮変形して配置され、前記操作部材の操作に応じて更に収縮変形する弾性部材と、を備えていることを特徴とする押釦装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の押釦装置において、前記弾性部材は、弾性素材を発泡させて前記弾性素材に多数の気泡を形成させた構造で、前記操作部材が操作される前の初期状態と前記操作部材が操作された操作状態とにおける復元力がほぼ同じであることを特徴とする押釦装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の押釦装置において、前記弾性部材は、前記操作部材の操作方向の長さが、前記操作部材の操作ストロークよりも長く形成されていることを特徴とする押釦装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項1~請求項3のいずれかに記載の押釦装置において、前記操作部材の前記操作ストロークを規制するストローク規制部を備えていることを特徴とする押釦装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の押釦装置において、前記ストローク規制部は、前記支持部材と前記頭部との一方に設けられていることを特徴とする押釦装置である。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の押釦装置において、前記ストローク規制部は、前記支持部材と前記頭部との間に設けられた中間部材に設けられていることを特徴とする押釦装置である。
請求項7に記載の発明は、請求項4~請求項6のいずれかに記載の押釦装置において、前記弾性部材は、前記頭部と前記支持部材との間において、前記ストローク規制部を除くほぼ全域に亘って配置されていることを特徴とする押釦装置である。
請求項8に記載の発明は、請求項1~請求項7のいずれかに記載の押釦装置において、前記操作部材を前記支持部材の外部に向けて付勢する付勢部材を備えていることを特徴とする押釦装置である。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の押釦装置において、前記付勢部材は、前記軸部の端部に押し当てられる接点スイッチの板ばねであることを特徴とする押釦装置である。
請求項10に記載の発明は、請求項8または請求項9に記載の押釦装置において、前記付勢部材は、前記頭部を前記支持部材の外部に向けて付勢するコイルばねであることを特徴とする押釦装置である。
請求項11に記載の発明は、請求項1~請求項10のいずれかに記載された押釦装置を備えていることを特徴とする時計である。
1 腕時計ケース
2 ケース本体
2a 防水リング
2b 傾斜部
3 上部ケース
3a ねじ部材
4 外装部材
4a 第1ベゼル
4b 第2ベゼル
4c 第3ベゼル
5 時計ガラス
6 見切り部材
7 裏蓋
8 時計モジュール
9 接点スイッチ
9a 板ばね
9b 接点板
10 時計バンド
11 バンド取付部
12 第1の押釦装置
13 第2の押釦装置
14 スイッチ装置
15、30 貫通孔
16 操作部材
17 保護カバー
18 弾性多孔質部材
20 軸部
20a 防水リング
20b 抜止め部材
21 頭部
21a 台座部
22 円板部
23 ガイド筒部
24、32 ストローク規制部
30a 小径孔部
30b 大径孔部
31 コイルばね
S1、S2 操作ストローク
この発明は、押釦装置それを備えた時計および電子機器に関する。
この発明が解決しようとする課題は、異物の浸入を抑制することができる押釦装置、それを備えた時計および電子機器を提供することである。
この発明は、貫通孔が設けられた支持部材と、前記貫通孔に摺動可能に挿入された軸部、および前記軸部の外端部に設けられた頭部を有する操作部材と、前記頭部と前記支持部材との間に収縮して配置され、前記操作部材の移動に応じて更に収縮する弾性部材と、を備えていることを特徴とする押釦装置である。

Claims (11)

  1. 貫通孔が設けられた支持部材と、
    前記貫通孔に摺動可能に挿入された軸部、および前記軸部の外端部に設けられた頭部を有する操作部材と、
    前記頭部と前記支持部材との間に収縮変形して配置され、前記操作部材の操作に応じて更に収縮変形する弾性部材と、
    を備えていることを特徴とする押釦装置。
  2. 請求項1に記載の押釦装置において、
    前記弾性部材は、弾性素材を発泡させて前記弾性素材に多数の気泡を形成させた構造で、前記操作部材が操作される前の初期状態と前記操作部材が操作された操作状態とにおける復元力がほぼ同じである
    ことを特徴とする押釦装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の押釦装置において、
    前記弾性部材は、前記操作部材の操作方向の長さが、前記操作部材の操作ストロークよりも長く形成されている
    ことを特徴とする押釦装置。
  4. 請求項1~請求項3のいずれかに記載の押釦装置において、
    前記操作部材の前記操作ストロークを規制するストローク規制部を備えている
    ことを特徴とする押釦装置。
  5. 請求項4に記載の押釦装置において、
    前記ストローク規制部は、前記支持部材と前記頭部との一方に設けられている
    ことを特徴とする押釦装置。
  6. 請求項4に記載の押釦装置において、
    前記ストローク規制部は、前記支持部材と前記頭部との間に設けられた中間部材に設けられている
    ことを特徴とする押釦装置。
  7. 請求項4~請求項6のいずれかに記載の押釦装置において、
    前記弾性部材は、前記頭部と前記支持部材との間において、前記ストローク規制部を除くほぼ全域に亘って配置されている
    ことを特徴とする押釦装置。
  8. 請求項1~請求項7のいずれかに記載の押釦装置において、
    前記操作部材を前記支持部材の外部に向けて付勢する付勢部材を備えている
    ことを特徴とする押釦装置。
  9. 請求項8に記載の押釦装置において、
    前記付勢部材は、前記軸部の端部に押し当てられる接点スイッチの板ばねである
    ことを特徴とする押釦装置。
  10. 請求項8または請求項9に記載の押釦装置において、
    前記付勢部材は、前記頭部を前記支持部材の外部に向けて付勢するコイルばねである
    ことを特徴とする押釦装置。
  11. 請求項1~請求項10のいずれかに記載された押釦装置を備えていることを特徴とする時計。


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