JP3633146B2 - 腕時計 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、腕時計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年来より耐衝撃緩和構造の腕時計が普及している。
耐衝撃緩和構造の腕時計は、一般に、金属製や硬質合成樹脂製の時計ケースの上面に衝撃が加わりにくくするために、その時計ケースの上面側に出っ張るようにベゼルと呼ばれる緩衝カバーを備えている。
そして、ベゼルとしては、軟質合成樹脂製や金属製や硬質合成樹脂製のものがある。
また、時計ケース上面の時計ガラス(透明部材)の浮き上がり防止のために、ベゼルが時計ガラスの周囲上面を覆うようになっている。
なお、このような緩衝カバーであるベゼルとして、時計ケースにビス止めして固定されたものがあり、また、ベゼルから時計ケース上面を部分的に露出させたものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、以上のような緩衝カバーとしてのベゼルが金属製や硬質合成樹脂製による剛体の場合、時計ケースにビス止めした構造のものでは、落下等による衝撃が時計ケースの内部まで伝わりやすい。
また、ベゼルから時計ケース上面を部分的に露出させたものの場合、例えば、鋭利なもので時計ケース露出部分に衝撃が与えられると、その衝撃が時計ケースの内部まで伝わってしまう。
【0004】
本発明の課題は、硬質緩衝カバーを固定して備える耐衝撃緩和構造の腕時計において、その硬質緩衝カバーに加わる衝撃が時計ケースの内部に伝わるのを防止できるようにすることである。
さらに、本発明は、時計ケースの上面の透明部材及び硬質緩衝カバーに衝撃が伝わりにくくすることも課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決すべく請求項1記載の発明は、
腕時計であって、
時計ケースと、
この時計ケースの上面に設けられて内部の表示部を覆うガラス等の透明部材と、
この透明部材の周囲の前記時計ケース上面側に設けられた、例えば、金属または硬質合成樹脂等の硬質材料により形成された剛体ベゼル等の硬質緩衝カバーと、
この硬質緩衝カバーと前記透明部材との間に設けられて前記硬質緩衝カバーよりも上方に突出する、例えば、ゴムまたは軟質合成樹脂等の軟質材料により形成された弾性体ベゼル等の軟質緩衝カバーと、を備える構成を特徴としている。
【0009】
ここで、時計ケースは、金属製または硬質合成樹脂製のもので、剛体であり、また、その時計ケース内部の表示部としては、文字板表面の表示面、短針、長針、秒針、デジタル表示、その他の表示等も含まれる。
さらに、透明部材は、ガラスが代表的であるが、合成樹脂製でもよい。
また、緩衝カバーは、時計ケース及びその上面のガラス等の透明部材の耐衝撃緩和対策として設けられるもので、ベゼルとも呼ばれる。
そして、その硬質材料としては、金属または硬質合成樹脂が挙げられ、剛体となり、また、軟質材料としては、ゴムまたは軟質合成樹脂が挙げられ、弾性体となる。
さらに、軟質緩衝カバーは、硬質緩衝カバーと透明部材との間で硬質緩衝カバーよりも上方に突出するものであればよく、その形状は問わない。
【0010】
以上のように、請求項記載の発明によれば、時計ケースの上面の透明部材とその周囲の硬質緩衝カバーとの間に、その硬質緩衝カバーよりも上方に突出する軟質緩衝カバーを設けた腕時計なので、その軟質緩衝カバーによる硬質緩衝カバーよりも上方に突出した部分の弾性変形によって、衝撃を吸収・緩和でき、透明部材及び硬質緩衝カバーに衝撃が伝わりにくくなる。従って、耐衝撃緩和構造として硬質緩衝カバーを固定しながら、その硬質緩衝カバー及び透明部材に衝撃が伝わりにくくして、優れた保護機能が得られる。また、この結果、各種緩衝カバーを用いて腕時計のデザインバリエーションを拡大できる。
【0011】
また、請求項3記載の発明は、
腕時計であって、
時計ケースと、
この時計ケースの上面側に設けられた、例えば、金属または硬質合成樹脂等の硬質材料により形成された剛体ベゼル等の硬質緩衝カバーと、
この硬質緩衝カバーと前記時計ケースの上面との間に介装されて互いの干渉を回避・緩和する、例えば、ゴムまたは軟質合成樹脂等の軟質材料により形成された弾性体ベゼル等の軟質緩衝部材と、
前記時計ケースの上面に設けられて内部の表示部を覆うガラス等の透明部材と、
この透明部材の周囲の前記時計ケース上面側に設けられた剛体ベゼル等の硬質緩衝カバーと、
この硬質緩衝カバーと前記透明部材との間に設けられて前記硬質緩衝カバーよりも上方に突出する、例えば、ゴムまたは軟質合成樹脂等の軟質材料により形成された弾性体ベゼル等の軟質緩衝カバーと、
を備え、
前記軟質緩衝部材と前記軟質緩衝カバーとを一体に形成してなる構成、
を特徴としている。
【0012】
ここで、時計ケースは、金属製または硬質合成樹脂製のもので、剛体であり、また、その時計ケース内部の表示部としては、文字板表面の表示面、短針、長針、秒針、デジタル表示、その他の表示等も含まれる。
さらに、透明部材は、ガラスが代表的であるが、合成樹脂製でもよい。
また、硬質緩衝カバーは、時計ケースの耐衝撃緩和対策として設けられるもので、ベゼルとも呼ばれ、その硬質材料としては、金属または硬質合成樹脂が挙げられ、剛体となる。
そして、軟質緩衝部材は、時計ケース上面と緩衝カバーとの間に介装されて互いの干渉を回避・緩和する機能を有すればよく、その軟質材料としては、ゴムまたは軟質合成樹脂が挙げられ、また、その形状は問わない。
また、軟質緩衝カバーの軟質材料としては、ゴムまたは軟質合成樹脂が挙げられ、弾性体となる。
さらに、その軟質緩衝カバーは、硬質緩衝カバーと透明部材との間で硬質緩衝カバーよりも上方に突出するものであればよく、その形状は問わない。
【0013】
以上のように、請求項3記載の発明によれば、先ず、時計ケースの上面と硬質緩衝カバーとの間に互いの干渉を回避・緩和する軟質緩衝部材を介設したので、請求項1記載の発明のように、硬質緩衝カバーに衝撃が加わったときに、その硬質緩衝カバーと時計ケース上面との間に介設した軟質緩衝部材によって、時計ケース上面に対する硬質緩衝カバーの剛体同士による干渉が回避されて、その衝撃が緩和される。
従って、耐衝撃緩和構造として硬質緩衝カバーを固定しながら、その硬質緩衝カバーに加わる衝撃が時計ケースの内部に伝わるのを防止して、優れた保護機能が得られる。
さらに、時計ケースの上面の透明部材とその周囲の硬質緩衝カバーとの間に、その硬質緩衝カバーよりも上方に突出する軟質緩衝カバーを設けたので、請求項2記載の発明のように、その軟質緩衝カバーによる硬質緩衝カバーよりも上方に突出した部分の弾性変形によって、衝撃を吸収・緩和でき、透明部材及び硬質緩衝カバーに衝撃が伝わりにくくなる。
従って、耐衝撃緩和構造として硬質緩衝カバーを固定しながら、その硬質緩衝カバー及び透明部材に衝撃が伝わりにくくして、優れた保護機能が得られる。
なお、この結果、各種緩衝カバーを用いて腕時計のデザインバリエーションを拡大できる。
そして、請求項3記載の発明では、軟質緩衝部材と軟質緩衝カバーとを一体に形成してなる腕時計なので、硬質緩衝カバー及び時計ケース上面間の軟質緩衝部材と、硬質緩衝カバー及び透明部材周囲間の軟質緩衝カバーとを一体の一部品として、部品点数を削減できる。
【0014】
なお、請求項2または4記載の発明は、
請求項または3記載の腕時計であって、
前記軟質緩衝カバーは、前記透明部材の上面を覆う部分を有している構成を特徴としている。
例えば、軟質緩衝カバーが、透明部材の上面を覆う部分を有していればよく、その形状は問わない。
【0015】
このように、請求項2または4記載の発明によれば、請求項または3記載の軟質緩衝カバーが、透明部材の上面を覆う部分を有している腕時計なので、その軟質緩衝カバーによって、衝撃や振動による透明部材の浮き上がりを防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る腕時計の実施の形態例を図1から図4に基づいて説明する。
先ず、図1は本発明を適用した一例としての腕時計本体を示す正面図で、図2はその矢印A−A線に沿った断面図、図3は同じく矢印B−B線に沿った断面図、図4は同じく矢印C−C線に沿った断面図である。
これらの図1から図4において、1は時計ケース、2はガラス(透明部材)、3は文字板、4はパッキン、5は押し釦、6は剛体ベゼル(硬質緩衝カバー)、7,8,9は外側の弾性体ベゼル(軟質緩衝カバー)、11,12は内側の弾性体ベゼル(軟質緩衝カバー)、13は軟質緩衝部材、14,15はガラス当接部、16は両面テープ、17はビスである。
【0017】
この実施の形態例の腕時計は、図1に示すように、金属製または硬質合成樹脂製の時計ケース1の上面に、その内部の表示部(文字板3表面の表示面、短針、長針、秒針、デジタル表示、その他の表示等を含む)を覆う透明部材であるガラス2の外側の六時方向に押し釦5が備えられる。
なお、図2から図4に示すように、ガラス2の周囲と時計ケース1との間(図示例では文字板3の周縁上も含む)には、軟質ゴム製によるリング状のパッキン4が介装されている。
【0018】
そして、時計ケース1の上面には、ガラス2の周囲に位置するほぼリング状で硬質材料からなる硬質緩衝カバーである剛体ベゼル6が備えられて、その外側で三時方向及び九時方向に軟質材料からなる軟質緩衝カバーである弾性体ベゼル7,7が、同じく十二時方向にも軟質緩衝カバーである弾性体ベゼル8がそれぞれ備えられると共に、六時方向の前記押し釦5の外側にも軟質緩衝カバーである弾性体ベゼル9が備えられている。
さらに、時計ケース1の上面には、ほぼリング状の前記剛体ベゼル6の内側で十二時方向に軟質緩衝カバーである弾性体ベゼル11が備えられる一方、六時方向の前記押し釦5の内側にも軟質緩衝カバーである弾性体ベゼル12が備えられている。
【0019】
また、図2に示すように、ほぼリング状の前記剛体ベゼル6の内周側の下面と時計ケース1の上面との間には、同じくほぼリング状をなす軟質緩衝部材13が介装されている。
このほぼリング状の軟質緩衝部材13は、図1及び図3に示すように、十二時方向の前記弾性体ベゼル11及び六時方向の前記弾性体ベゼル12と一体に形成されたものであり、図2に示すように、ほぼリング状の前記剛体ベゼル6の内周側下面のほぼリング状溝に填め込まれるパッキン状のものである。
なお、図3に示すように、十二時方向の弾性体ベゼル11はガラス当接部14を有しており、また、図4に示すように、六時方向の弾性体ベゼル12もガラス当接部15を有している。
【0020】
この実施の形態例において、剛体ベゼル6は、金属製で、六時方向の前記押し釦5の部分を除いてほぼリング状をなすものであり、この剛体ベゼル6は、図2及び図3に示すように、ガラス2の上面よりも僅かに上方に突出する形状をなしていて、時計ケース1の上面に両面テープ16で貼り付けて固定される。
また、このようなほぼリング状の剛体ベゼル6の外側で三時方向及び九時方向の弾性体ベゼル7,7と十二時方向の弾性体ベゼル8と六時方向の前記押し釦5の外側の弾性体ベゼル9は、何れも軟質ゴム製または軟質合成樹脂製のもので、図2に示すように、時計ケース1の側面にビス17でそれぞれ固定される。
ここで、六時方向を除いた三方向の弾性体ベゼル7,7,8は、図2及び図3に示すように、剛体ベゼル6の表面よりも充分に突出する膨出形状に形成されており、また、六時方向の弾性体ベゼル9は、図4に示すように、押し釦5の表面よりも充分に突出する膨出形状に形成されている。
なお、これら外側の弾性体ベゼル7,7,8,9は、例えば、一体成形による一部品であってもよい。
【0021】
そして、ほぼリング状の前記剛体ベゼル6の内側で十二時方向の弾性体ベゼル11と六時方向の前記押し釦5の内側の弾性体ベゼル12は、軟質ゴム製または軟質合成樹脂製であって、ほぼリング状の前記剛体ベゼル6の下面と時計ケース1の上面との間に介装されて、六時方向の前記押し釦5を除いたほぼリング状をなすパッキンのような軟質緩衝部材13と一体に形成されている。
ここで、十二時方向の弾性体ベゼル11は、図3に示すように、その外側の剛体ベゼル6の上面よりも充分に突出する膨出形状に形成されていて、ガラス2の周囲上面を押さえるガラス当接部14が一体に形成されている。
また、六時方向の弾性体ベゼル12は、図4に示すように、その外側の押し釦5の上面よりも充分に突出する膨出形状に形成されていて、ガラス2の周囲上面を押さえるガラス当接部15が一体に形成されている。
【0022】
以上において、時計ケース1に対するガラス2、各種ベゼル6,7,8,9,11,12の組み付けは、以下のようにして行われる。
先ず、時計ケース1の上面部にガラス2をセットしてから、そのガラス2に対し十二時方向及び六時方向の周囲上面をガラス当接部14,15でそれぞれ押さえて、一体成形品の弾性体ベゼル11,12及びほぼリング状の軟質緩衝部材13を時計ケース1上面に載せる。
次に、そのほぼリング状の軟質緩衝部材13の外側において、時計ケース1上面の適所に両面テープ16を貼付し、その上にほぼリング状の剛体ベゼル6を載せて、両面テープ16の接着により剛体ベゼル6を時計ケース1上面に固定する。
このようなほぼリング状の剛体ベゼル6の固定の際、その内周側下面と時計ケース1上面との間にほぼリング状の軟質緩衝部材13が挟み込まれて、その内側に一体の弾性体ベゼル11,12が固定される。
そして、時計ケース1の周囲に、三時方向及び九時方向の弾性体ベゼル7,7、十二時方向の弾性体ベゼル8、六時方向の押し釦5外側の弾性体ベゼル9を載せて、時計ケース1の側面にビス17により固定する。
【0023】
以上の通り、この実施の形態例の腕時計によれば、ほぼリング状の剛体ベゼル6の下面と時計ケース1の上面との間に、ほぼリング状の軟質緩衝部材13を介装したことで、その剛体ベゼル6に落下等による衝撃が加わった場合において、その衝撃を時計ケース1上面との間の軟質緩衝部材13で受け止めて緩和するため、剛体ベゼル6に加わる衝撃が時計ケース1の内部に収容される図示しない時計モジュールに伝わるのを回避して、時計モジュールの破壊を防止することができる。
その上、ほぼリング状の剛体ベゼル6の内側には、ガラス2の周囲に臨む十二時方向及び六時方向の弾性体ベゼル11,12を設けたことで、衝撃をその膨出形状の弾性体ベゼル11,12の弾性変形により吸収して緩和するため、衝撃をガラス2及びその周囲の剛体ベゼル6に伝わりにくくすることができる。
従って、ガラス2の傷付きを回避して破壊を防止することができる。
【0024】
また、ほぼリング状の剛体ベゼル6の内側で十二時方向及び六時方向の弾性体ベゼル11,12は、ガラス2の周囲上面を押さえるガラス当接部14,15を有しているので、衝撃や振動によるガラス2の浮き上がりをガラス当接部14,15により防止することができる。
しかも、ほぼリング状の剛体ベゼル6の下面側のほぼリング状の軟質緩衝部材13とその内側の弾性体ベゼル11,12が一部品になることから、部品点数の削減も達成できる。
そして、以上の結果、各種のベゼルを用いることができるようになることから、腕時計としてのデザインバリエーションの拡大も達成することができる。
【0025】
<変形例>
ところで、以上の実施の形態例では、弾性体ベゼル11,12を、剛体ベゼル6の内側へ突出するものとしたが、さらに、剛体ベゼル6の外側にも弾性体ベゼルを突出させたり、また、剛体ベゼル6に切欠を設けて、その切欠から弾性体ベゼルを突出させるようにしてもよい。
さらに、弾性体ベゼル11,12に、ガラス2を横断するような突出部を設けて、ガラス2に対するプロテクタとして機能させるようにしてもよい。
【0026】
なお、以上の実施の形態例においては、透明部材をガラスとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、合成樹脂製の透明部材であってもよい。
さらに、実施の形態例では、硬質緩衝カバーとして、金属製ベゼルとしたが、硬質合成樹脂製ベゼルでもよく、要は剛体ベゼルであればよい。
また、時計ケース、緩衝カバーのデザイン等も任意であり、その他、緩衝カバーの固定方法を含めて具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0028】
【発明の効果】
以上のように、請求項1記載の発明に係る腕時計によれば、時計ケースの上面の透明部材とその周囲の硬質緩衝カバーとの間に軟質緩衝カバーを設けたため、その軟質緩衝カバーによる硬質緩衝カバーよりも上方に突出した部分の弾性変形によって、衝撃を吸収・緩和することができ、これにより、透明部材及び硬質緩衝カバーに衝撃が伝わりにくくすることができる。
従って、耐衝撃緩和構造として硬質緩衝カバーを固定しながら、その硬質緩衝カバー及び透明部材に衝撃が伝わりにくくして、優れた保護機能を得ることができる。
また、この結果、各種緩衝カバーを用いて腕時計のデザインバリエーションを拡大することができる。
【0029】
また、請求項3記載の発明に係る腕時計によれば、特に、硬質緩衝カバー及び時計ケース上面間の軟質緩衝部材と、請求項記載の硬質緩衝カバー及び透明部材周囲間の軟質緩衝カバーとを一体にしたため、請求項記載の発明により得られる効果に加えて、軟質緩衝部材と軟質緩衝カバーが一部品になることから、部品点数を削減することができるといった利点が得られる。
【0030】
なお、請求項2または4記載の発明に係る腕時計によれば、透明部材の上面を覆う部分を有する軟質緩衝カバーとしたため、請求項または3記載の発明により得られる効果に加えて、衝撃や振動による透明部材の浮き上がりを防止することができるといった利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としての腕時計本体を示す正面図である。
【図2】図1の矢印A−A線に沿った断面図である。
【図3】図1の矢印B−B線に沿った断面図である。
【図4】図1の矢印C−C線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1 時計ケース
2 ガラス(透明部材)
5 押し釦
6 剛体ベゼル(硬質緩衝カバー)
7,8,9 外側の弾性体ベゼル(軟質緩衝カバー)
11,12 内側の弾性体ベゼル(軟質緩衝カバー)
13 軟質緩衝部材
14,15 ガラス当接部
16 両面テープ
17 ビス

Claims (4)

  1. 時計ケースと、
    この時計ケースの上面に設けられて内部の表示部を覆う透明部材と、
    この透明部材の周囲の前記時計ケース上面側に設けられた硬質材料により形成された硬質緩衝カバーと、
    この硬質緩衝カバーと前記透明部材との間に設けられて前記硬質緩衝カバーよりも上方に突出する軟質材料により形成された軟質緩衝カバーと、
    を備えることを特徴とする腕時計。
  2. 前記軟質緩衝カバーは、前記透明部材の上面を覆う部分を有することを特徴とする請求項1記載の腕時計。
  3. 時計ケースと、
    この時計ケースの上面側に設けられた硬質材料により形成された硬質緩衝カバーと、
    この硬質緩衝カバーと前記時計ケースの上面との間に介装されて互いの干渉を回避・緩和する軟質材料により形成された軟質緩衝部材と、
    前記時計ケースの上面に設けられて内部の表示部を覆う透明部材と、この透明部材の周囲の前記時計ケース上面側に設けられた硬質緩衝カバーと、
    この硬質緩衝カバーと前記透明部材との間に設けられて前記硬質緩衝カバーよりも上方に突出する軟質材料により形成された軟質緩衝カバーとを備え、
    前記軟質緩衝部材と前記軟質緩衝カバーとを一体に形成したことを特徴とする腕時計。
  4. 前記軟質緩衝カバーは、前記透明部材の上面を覆う部分を有することを特徴とする請求項記載の腕時計。
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