JP3633145B2 - 腕時計 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、腕時計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
腕時計においては、一般に、その時計ケースの上面に時計ガラス(透明部材)が取り付けられ、この時計ガラスの周囲と時計ケースとの間に気密用のパッキンが介装されている。
図5は従来の構成例を示すもので、図5(a)は時計ケース51のガラス52組込部の縦断側面図、図5(b)は図5(a)のパッキン55の拡大断面図であり、図示のように、時計ケース51とガラス52の周囲との間に比較的単純形状のパッキン55が介装されている。
【0003】
また、図6は従来の他の構成例を示すもので、図6(a)は時計ケース61のガラス62組込部の縦断側面図、図6(b)は図6(a)のパッキン65の拡大断面図であり、図示のように、時計ケース61とガラス62の周囲との間、並びに文字板63の周囲上面とガラス62の周囲下面との間に、断面L字形状のパッキン65が介装されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年来より耐衝撃緩和構造の腕時計が普及しており、そのような耐衝撃緩和構造の腕時計に、例えば、従来のガラスパッキンをそのまま使用しようとすると以下のような問題がある。
図7は腕時計の耐衝撃緩和構造例を示すもので、従来構造例を適用した場合における時計ケース71のガラス72組込部及びベゼル76組込部を示した縦断側面図であり、図示のように、金属製または硬質合成樹脂製の時計ケース71の上面のガラス72の周囲に対する緩衝カバーとしての金属製または硬質合成樹脂製の剛体ベゼル76を、図示上下方向の矢印で示したように、時計ケース71に上下動可能に組み込んでいる。
この剛体ベゼル76に形成した内方への延出部77が時計ケース71の上面のガラス72の周囲に位置し、剛体ベゼル76は、時計ケース71の内部に設置した緩衝ゴム78により沈み込み挙動が緩和される。
【0005】
このような剛体ベゼル76を備える耐緩衝緩和構造の腕時計において、図示のように、時計ケース71とガラス72の周囲との間(図示例では文字板73の周縁上も含む)に従来と同様のパッキン75を使用すると、図示下向きの矢印で示したように、剛体ベゼル76に衝撃が加わった場合、緩衝ゴム78によりある程度の衝撃は緩和されるが、強い衝撃で剛体ベゼル76が大きく沈み込みすぎると、その内方への延出部77が時計ケース71の上面に突き当たって、剛体同士の干渉による衝撃が時計ケース71の内部まで伝わってしまうようなことが考えられる。
また、剛体ベゼル76が沈み込むことで、その内方への延出部77がガラス72の上面に干渉して、ガラス72を傷付けてしまうようなことも考えられる。
以上のような問題は、前述した従来例のパッキン、即ち、図5に示した比較的単純形状のパッキン55や図6に示した断面L字形状のパッキン65によっても生じるものと考えられる。
【0006】
本発明の課題は、硬質材料による緩衝カバーを上下方向移動可能に備える耐緩衝緩和構造の腕時計において、衝撃による緩衝カバーの大きな沈み込みによっても、時計ケースへの干渉を回避して衝撃を緩和できるようにすることである。
さらに、本発明は、時計ケースの上面の透明部材に対する緩衝カバーの干渉も回避できるようにすることも課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決すべく請求項1記載の発明は、
時計ケースと、
この時計ケースの上面に設けられて内部の表示部を覆う透明部材と、
この透明部材の周囲と前記時計ケースとの間に介装されたパッキンと、
硬質材料により形成されて前記時計ケースの上面側に上下方向移動可能に組み付けられた、例えば、金属製または硬質合成樹脂製の鋼体ベゼル等の緩衝カバーとを備える腕時計であって、
前記パッキンは、前記時計ケースの上面と前記緩衝カバーとの間に位置する緩衝部を一体に有し、
前記緩衝カバーは、前記透明部材の上方に位置する延出部を有し、
前記緩衝部は、前記時計ケース上面と前記延出部との間に介設されている突出部であることを特徴としている。
【0008】
ここで、時計ケースは、金属製または硬質合成樹脂製からなるもので、剛体であり、また、その時計ケース内部の表示部としては、文字板表面の表示面、短針、長針、秒針、デジタル表示、その他の表示等も含まれる。
さらに、透明部材は、ガラスが代表的であるが、合成樹脂製でもよく、パッキンは、ゴム製または軟質合成樹脂製である。
また、緩衝カバーは、時計ケース及びその上面のガラス等の透明部材の耐緩衝緩和対策として上下移動可能に設けられるもので、ベゼルとも呼ばれ、その硬質材料としては、金属または硬質合成樹脂が挙げられ、剛体となる。
そして、パッキンは、時計ケースの上面と緩衝カバーとの間に位置する緩衝部を一体に有している。
【0009】
以上のように、請求項1記載の発明によれば、上面で表示部を覆う透明部材の周囲と時計ケースとの間に介装するパッキンが、時計ケース上面と上下方向移動可能に組み付けられた硬質材料による緩衝カバーとの間に位置する緩衝部を一体に有する腕時計なので、衝撃により緩衝カバーが大きく沈み込むときに、パッキンと一体で時計ケース上面との間に位置する緩衝部によって、時計ケース上面に対する緩衝カバーの剛体同士による干渉が回避されて、その衝撃が緩和される。
従って、耐緩衝緩和構造として硬質材料による緩衝カバーを用いながら、時計ケース上面に対する優れた保護機能が得られる。
【0010】
さらに、請求項1記載の発明は、
前記緩衝カバーは、前記透明部材の上方に位置する延出部を有し、
前記緩衝部は、前記時計ケース上面と前記延出部との間に介設されている突出部である構成を特徴としている。
なお、延出部は、ガラス等の透明部材の上方に位置して保護が図れるものであればよく、その形状は問わない。
また、突出部は、時計ケース上面と緩衝カバーの延出部との間に介設されて衝撃緩和機能を有すればよく、その形状は問わない。
【0011】
このように、請求項1記載の発明によれば、パッキンと一体の緩衝部が、透明部材の上方に位置する緩衝カバー延出部と時計ケース上面との間に介設される突出部である腕時計なので、衝撃により緩衝カバーが大きく沈み込むときに、透明部材の上方に位置する緩衝カバー延出部と時計ケース上面との間に介設したパッキン突出部によって、時計ケース上面及び透明部材に対する緩衝カバーの剛体同士による干渉が回避されて、その衝撃が緩和される。
従って、耐緩衝緩和構造として硬質材料による緩衝カバーを用いながら、時計ケース上面及び透明部材に対する優れた保護機能が得られる。
【0012】
また、請求項記載の発明は、
請求項記載の腕時計であって、
前記時計ケースの内部には、軟質材料により形成されて前記緩衝カバーの下方向移動を緩和する、例えば、緩衝ゴム等の緩衝部材が設けられ、
この緩衝部材を前記パッキンと一体に形成してなる構成、を特徴としている。
なお、緩衝部材は、硬質材料による緩衝カバーの下方向移動を緩和する機能を有すればよく、その形状は問わない。
また、その軟質材料としては、ゴムまたは軟質合成樹脂が挙げられる。
【0013】
このように、請求項記載の発明によれば、請求項記載のパッキンと時計ケース内部で緩衝カバーの下方向移動を緩和する緩衝部材とを一体に形成した腕時計なので、パッキンと緩衝部材を一体の一部品として、部品点数を削減できる。
【0014】
なお、請求項記載の発明は、
請求項1または2記載の腕時計であって、
前記緩衝カバーは、前記時計ケースに固定されるネジ部材に沿って上下方向移動自在とする取付孔を有し、
前記ネジ部材は、前記緩衝カバーの上下方向移動量を規制するストッパ部を有する構成、を特徴としている。
例えば、取付孔は、硬質材料による緩衝カバーの取付片部に形成されるものであり、ネジ部材としては、段付きネジが用いられ、ストッパ部は、その段付き軸部である。
【0015】
このように、請求項記載の発明によれば、請求項1または2記載の緩衝カバーが、その取付孔によりネジ部材に沿って上下方向移動自在で、ネジ部材が有するストッパ部により上下方向移動量を規制される腕時計なので、硬質材料による緩衝カバーが、その取付孔にてネジ部材に沿ってストッパ部により規制された範囲内で上下方向移動する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る腕時計の実施の各形態例を図1から図4に基づいて説明する。
【0017】
<第1の実施の形態例>
先ず、図1は本発明を適用した第1の実施の形態例としての腕時計を示す正面図であり、図2はその要部の断面構造を示すもので、図2(a)は図1の矢印A−A線に沿った断面図、図2(b)は図2(a)のパッキンの拡大断面図である。また、図3は図1の矢印B−B線に沿った断面図である。
これらの図1から図3において、1は時計ケース、2は時計バンド、3はガラス(透明部材)、4は文字板、5はパッキン、6は剛体ベゼル(緩衝カバー)、7は緩衝ゴム(緩衝部材)、8は段付きネジ(ネジ部材)、11はベゼル組込溝、12はベゼル円筒部、13はベゼル内方延出部、14は取付片、15は取付孔、16はネジ軸部(ストッパ部)、17は雄ネジ部、18はネジ頭部、21は凹部、22はネジ孔、23はパッキン外方突出部(緩衝部)、24は時計ケース上面である。
【0018】
この実施の形態例の腕時計は、図1に示すように、時計バンド2,2が接続された金属製または硬質合成樹脂製の時計ケース1の上面に、その内部の表示部(文字板4表面の表示面、短針、長針、秒針、デジタル表示、その他の表示等を含む)を覆う透明部材であるガラス3の周囲に位置するリング状の緩衝カバーである剛体ベゼル6が備えられている。
ここで、図2(a)に示すように、ガラス3の周囲と時計ケース1との間(図示例では文字板4の周縁上も含む)には、軟質ゴム製によるリング状のパッキン5が介装されている。
【0019】
そして、剛体ベゼル6は、金属製または硬質合成樹脂製のもので、時計ケース1のガラス3の周囲に離れて形成した円環状のベゼル組込溝11に、図示矢印で示される如く上下方向移動自在に挿入されるベゼル円筒部12の上部に、ガラス3の周囲上方を一様に覆う上方に膨出形状のベゼル内方延出部13が一体に形成されている。
なお、ベゼル組込溝11の底面には、ベゼル円筒部12の下面が当接してその下方向移動を緩和する軟質の緩衝ゴム7が設置されている。
【0020】
また、図1に示すように、剛体ベゼル6は、その外周に突出する4個の取付片14,14,14,14を備えており、図3に示すように、取付片14はベゼル円筒部12の下部に一体に形成されている。
この取付片14に取付孔15が形成されていて、この取付孔15において、段付きネジ8により剛体ベゼル6が時計ケース1に取り付けられる。
即ち、段付きネジ8は、そのネジ軸部16の先部に小径の雄ネジ部17を有して、ネジ軸部16の他端部に大径のネジ頭部18を有するものである。
【0021】
従って、時計ケース1に形成した凹部21において、剛体ベゼル6の取付片14の取付孔14に、段付きネジ8のネジ軸部16を挿入して、その先部の雄ネジ部17を、時計ケース1に形成したネジ孔22にネジ込む。
この状態で、段付きネジ8のネジ軸部16が凹部21の下面に突き当たるストッパ部となっており、そのネジ軸部16の長さ分だけ取付孔15で上下方向に沿った剛体ベゼル6の移動量が確保されている。
以上のネジ止め構造は、4個の取付片14,14,14,14において、何れも同様に施されている。
【0022】
以上において、リング状のパッキン5には、図2(b)に拡大して示すように、その上端部から外周側に突出する円環状のパッキン外方突出部23を一体に形成する。
従って、このパッキン外方突出部23が、図2(a)及び図3に示したように、ベゼル内方延出部13の下面とその下方の時計ケース上面24との間に介在される緩衝部として機能する。
なお、パッキン外方突出部23の厚さは、強い衝撃により剛体ベゼル6が大きく沈み込んでも、そのベゼル内方延出部13がガラス3の上面に干渉することのないよう予め適切に設定しておく。
【0023】
以上の通り、この実施の形態例の腕時計によれば、時計ケース1のガラス3の周囲のパッキン5から一体に、剛体ベゼル6のベゼル内方延出部13下面と時計ケース上面24との間に介在するパッキン外方突出部23を設けたことで、落下等の強い衝撃により剛体ベゼル6が大きく沈み込んだ場合において、そのベゼル内方延出部13をパッキン外方突出部23により受け止めて緩衝するため、その下方の時計ケース上面24及びガラス3の周囲上面に対しベゼル内方延出部13が当たるのを防止することができる。
従って、時計ケース上面24及びガラス3を保護でき、時計ケース1の内部に収容される図示しない時計モジュールへの衝撃の伝達を回避して時計モジュールの破壊を防止できると共に、ガラス3の傷付きを回避して破壊を防止することができる。
【0024】
<第2の実施の形態例>
図4は本発明を適用した第2の実施の形態例の構造を示すもので、前述した第1の実施の形態例における図2(a)とほぼ同様の断面図である。
この図4において、前述した第1の実施の形態例と同様に、1は時計ケース、3はガラス(透明部材)、4は文字板、5はパッキン、6は剛体ベゼル(緩衝カバー)であって、31はベゼル組込溝、32はベゼル円筒部、33はベゼル内方延出部、43はパッキン外方突出部(緩衝部)、44は時計ケース上面、45はパッキン外筒部、46はパッキン最外方延長部、47は緩衝ゴム部(緩衝部材)である。
【0025】
即ち、この実施の形態例では、図4に示すように、時計ケース1のベゼル組込溝31に、剛体ベゼル6のベゼル円筒部32が上下方向移動自在に挿入されて、この剛体ベゼル6のベゼル内方延出部33が、その下方の時計ケース上面44からガラス3の周囲上方に臨んでいる。
そして、ガラス3の周囲と時計ケース1との間のパッキン5には、ベゼル内方延出部33の下面とその下方の時計ケース上面44との間に位置して緩衝部として機能するパッキン外方突出部43の外周に連続して、パッキン5の外側を囲む形状のパッキン外筒部45と、このパッキン外筒部45の下端部からさらに外周側に突出する円環状のパッキン最外方延長部46が一体に形成されている。
このパッキン最外方延長部46に、上方に膨出する円環状の緩衝ゴム部47が形成されている。
【0026】
以上のようなパッキン5に一体形状のパッキン外筒部45及びパッキン最外方延長部46は、図4に示したように、時計ケース1のベゼル組込溝31の内周面から底面にかけて位置している。
そして、このようなパッキン外筒部45及びパッキン最外方延長部46を内周面から底面にかけて収容したベゼル組込溝31に、剛体ベゼル6のベゼル円筒部32が、前述した第1の実施の形態例と同様の組み付け構造をもって、上下方向移動自在に挿入されている。
【0027】
従って、この実施の形態例の腕時計によっても、前述した第1の実施の形態例と同様に、落下等の強い衝撃により剛体ベゼル6が大きく沈み込んだ場合において、そのベゼル内方延出部33をパッキン外方突出部43により受け止めて緩衝でき、その下方の時計ケース上面44及びガラス3の周囲上面に対しベゼル内方延出部33が当たるのを防止できるため、時計ケース上面44及びガラス3を保護することができる。
そして、ベゼル組込溝31において、ベゼル円筒部32の内周側にパッキン外筒部45があるため、剛体ベゼル6に対する側面方向からの衝撃緩和機能も具備したものとなっている。
さらに、剛体ベゼル6の沈み込み時に、そのベゼル円筒部32の下面を受け止めて緩和する緩衝ゴム部47もパッキン5と一体部品となっているので、部品の削減も達成できる。
【0028】
なお、以上の実施の各形態例においては、透明部材をガラスとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、合成樹脂製の透明部材であってもよい。
また、時計ケース、緩衝カバーのデザイン等も任意であり、その他、緩衝カバーの上下移動構造を含めて具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0029】
【発明の効果】
以上のように、請求項1記載の発明に係る腕時計によれば、上面の表示部を覆う透明部材の周囲と時計ケースとの間のパッキンに、時計ケース上面と上下方向移動可能な硬質の緩衝カバーとの間位置する緩衝部を一体に設けたため、衝撃により緩衝カバーが大きく沈み込むときに、パッキンと一体で時計ケース上面との間に位置する緩衝部によって、時計ケース上面に対する緩衝カバーの剛体同士による干渉を回避して、その衝撃を緩和することができる。従って、耐緩衝緩和構造として硬質の緩衝カバーを用いながら、時計ケース上面に対する優れた保護機能を得ることができる。
【0030】
さらに、請求項1記載の発明に係る腕時計によれば、透明部材周囲と時計ケース間のパッキンに一体の突出部を、透明部材上方に位置する緩衝カバー延出部と時計ケース上面との間に介設したため、衝撃により緩衝カバーが大きく沈み込むときに、緩衝カバー延出部と時計ケース上面との間のパッキン突出部によって、時計ケース上面の透明部材に対する緩衝カバーの干渉も回避して、その衝撃を緩和することができるといった利点が得られる。
従って、耐緩衝緩和構造として硬質の緩衝カバーを用いながら、時計ケース上面に対する優れた保護機能が得られることに加えて、透明部材に対する優れた保護機能も得ることができる。
【0031】
また、請求項記載の発明に係る腕時計によれば、透明部材周囲と時計ケース間のパッキンと、緩衝カバーの下方向移動緩和用の緩衝部材とを一体にしたため、請求項記載の発明により得られる効果に加えて、パッキンと緩衝部材が一部品になることから、部品点数を削減することができるといった利点が得られる。
【0032】
なお、請求項記載の発明に係る腕時計によれば、ネジ部材に沿った上下方向移動量がそのストッパ部により規制される緩衝カバーとしたため、請求項1または2記載の発明において、硬質の緩衝カバーが、その取付孔にてネジ部材に沿ってストッパ部による規制範囲内で上下方向移動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態例としての腕時計を示す正面図である。
【図2】図1の要部の断面構造を示すもので、(a)は図1の矢印A−A線に沿った断面図、(b)は図2(a)のパッキンの拡大断面図である。
【図3】図1の矢印B−B線に沿った断面図である。
【図4】本発明を適用した第2の実施の形態例の構造を示すもので、図2(a)とほぼ同様の断面図である。
【図5】従来の構成例を示すもので、(a)は時計ケースのガラス組込部の縦断側面図、(b)は図5(a)のパッキンの拡大断面図である。
【図6】従来の他の構成例を示すもので、(a)は時計ケースのガラス組込部の縦断側面図、(b)は図6(a)のパッキンの拡大断面図である。
【図7】腕時計の耐衝撃緩和構造例を示すもので、従来構造例を適用した場合における時計ケースのガラス組込部及びベゼル組込部を示した縦断側面図である。
【符号の説明】
1 時計ケース
3 ガラス(透明部材)
5 パッキン
6 剛体ベゼル(緩衝カバー)
7 緩衝ゴム(緩衝部材)
8 段付きネジ(ネジ部材)
11 ベゼル組込溝
12 ベゼル円筒部
13 ベゼル延出部
14 取付片
15 取付孔
16 ネジ軸部(ストッパ部)
22 ネジ孔
23 パッキン突出部(緩衝部)
24 時計ケース上面
31 ベゼル組込溝
32 ベゼル円筒部
33 ベゼル内方延出部
43 パッキン外方突出部(緩衝部)
44 時計ケース上面
45 パッキン外筒部
46 パッキン最外方延長部
47 緩衝ゴム部(緩衝部材)

Claims (3)

  1. 時計ケースと、
    この時計ケースの上面に設けられて内部の表示部を覆う透明部材と、
    この透明部材の周囲と前記時計ケースとの間に介装されたパッキンと、
    硬質材料により形成されて前記時計ケースの上面側に上下方向移動可能に組み付けられた緩衝カバーと、を備え、
    前記パッキンは、前記時計ケースの上面と前記緩衝カバーとの間に位置する緩衝部を一体に有し、
    前記緩衝カバーは、前記透明部材の上方に位置する延出部を有し、
    前記緩衝部は、前記時計ケース上面と前記延出部との間に介設されている突出部であることを特徴とする腕時計。
  2. 前記時計ケースの内部には、軟質材料により形成されて前記緩衝カバーの下方向移動を緩和する緩衝部材が設けられ、
    この緩衝部材を前記パッキンと一体に形成したことを特徴とする請求項記載の腕時計。
  3. 前記緩衝カバーは、前記時計ケースに固定されるネジ部材に沿って上下方向移動自在とする取付孔を有し、
    前記ネジ部材は、前記緩衝カバーの上下方向移動量を規制するストッパ部を有することを特徴とする請求項1または2記載の腕時計。
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