JPH0617110Y2 - 時計ケ−ス - Google Patents

時計ケ−ス

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JPH0617110Y2
JPH0617110Y2 JP1985129463U JP12946385U JPH0617110Y2 JP H0617110 Y2 JPH0617110 Y2 JP H0617110Y2 JP 1985129463 U JP1985129463 U JP 1985129463U JP 12946385 U JP12946385 U JP 12946385U JP H0617110 Y2 JPH0617110 Y2 JP H0617110Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
exterior body
case body
cover glass
watch
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1985129463U
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English (en)
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JPS6237788U (ja
Inventor
泰雄 前川
元之 斉藤
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6237788U publication Critical patent/JPS6237788U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、時計ケースに関し、特に携帯時における外部
衝撃や不本意な落下による衝撃等から、時計モジュール
を保護する耐衝撃性に優れた時計ケースに関する。
[従来の技術] 従来から、携帯時計等にあっては外部衝撃から時計モジ
ュールを保護するために、時計ケースの材料にTiC、
WC、TaC等のような超硬質材を用いたものや、ゴム
や軟質合成樹脂等のような弾性材を用いて衝撃を吸収す
るようにしたものとが知られていた。前者にあっては、
脆性の点で劣るため過大衝撃を受けたときに、破断、破
損等を生ずるおそれがあり、また後者にあっては、硬度
が低いため損傷し易く、かつ耐熱性や耐擦傷性が劣り、
その上色彩や模様等を自由に選択し得えず美的外観に欠
けるという欠点を有するものであり、このため何れも時
計ケースとしての要求を充足することができなかった。
そこで、これらの欠点を解消するものとして、例えば、
第4図に示されるように、環状のケース本体20の外表
面部に全体もしくは一部を、ポリウレタンゴム等の機械
的特性に優れた合成ゴムからなる弾性部材21で覆った
時計ケース(実公昭59−32949号)が提案されて
いる。その弾性部材21とケース本体20とはネジ等の
固定部材22で固定されている。
また、第5図に示されるように、ケース本体23から外
部に突出するスイッチ部24に嵌合する孔を形成した弾
性ゴム材25を、その孔をスイッチ部24に嵌合させて
ケース本体23に取付け、その弾性ゴム材25でケース
本体23の上面及び側面を覆うようにした時計ケース
(実開昭59−149085号)も提案されている。
しかしながら、このような従来例では、ケース本体の外
表面を覆う合成ゴム等の弾性部材が、カバーガラス以外
の場所の外表面となるので、その弾性部材は外部衝撃に
よって破断、破損を生じ易く、かつ耐熱性や耐擦傷性や
耐久性に欠け、損傷による衝撃吸収能力の低下によって
時計モジュールに衝撃を伝達して時計機能に悪影響を及
ぼすおそれがあった。また、合成ゴムの材質特性から色
彩や模様等の選択範囲が狭く、かつ表面仕上が劣る等の
点で、美的外観においても不具合なものであった。
[本考案が解決しようとする問題点] 本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、携帯時の
外部衝撃や落下等による衝撃をモジュールケースに伝え
ることがなく、かつ色彩や表面仕上等の自由度が大きく
て美的外観に優れ、しかもカバーガラスへの傷を付きに
くくした時計ケースを提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するために、カバーガラスと
裏蓋と環状のケース本体とで時計モジュールを内部に収
納保持し、そのケース本体の外側に衝撃吸収体を介在さ
せて耐擦傷性のある硬質合成樹脂から成る外装体を取付
け、外部表面を主に外装体と前記カバーガラスと前記裏
蓋とで構成し、外装体における前記カバーガラス表面と
同じ側の面にカバーガラス表面より外方に突出させるよ
うにしたものである。
[作用] 本考案では、ケース本体の外側に衝撃吸収体を介在させ
て外装体を取付け、その外装体に加えられる外部衝撃を
衝撃吸収体で吸収して、ケース本体に及ばないようにさ
せる。
また、ケース本体の外側を硬質合成樹脂からなる外装体
を覆い、その外装体を外観表面とすることによって、色
彩や形状や模様等の自由な意匠表現が可能になる。
更に、外装体をカバーガラスの表面より外方に突出させ
ることによって、カバーガラスの損傷を防止する。更
に、外装体の材質特性から色彩や模様等の意匠選択の自
由度が拡大されるので美的外観の向上を図ることができ
るようにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の好適な一実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は、携帯時計の3時または9時の位置における時
計ケースの断面図である。時計モジュール1は、ステン
レススチール等の金属性材料からなる環状のケース本体
2内に収納保持されている。この環状のケース本体2の
上部には環状の樹脂パッキン3を介してカバーガラス4
が圧入されると共に、ケース本体2の下部に環状の弾性
シートパッキン5を介して振動板6とその下側に前記裏
蓋7が取付けられている。即ち、時計モジュール1は、
側面をケース本体2で上面をカバーガラス4で下面を裏
蓋7で囲まれ、それらの部材間に防水用弾性材を介在さ
せることによって水密性を保っている。
本考案においては、時計ケース8は、上記時計モジュー
ル1を内部に水密的に収納保護する前記ケース本体2
と、そのケース本体2の外側に取付けられるポリウレタ
ンゴム等の弾性材からなる衝撃吸収体9と、その衝撃吸
収体9の外側に取付けられるペルプレン等の硬質合成樹
脂からなる外装体10との三重構造から構成されてい
る。
前記衝撃吸収体9は外部衝撃を吸収する働きをするもの
で、前記ケース本体2の上面外側端部と環状外周面とを
覆っている。この衝撃吸収体9は、例えば第2図に示す
ように、3時と9時の位置を含みバンドの取付け位置付
近に至る角度θの範囲においては、ケース本体2と外装
体10とを直接接触させないようにしている。
外装体10は衝撃吸収体9及びケース本体2を覆う。即
ち、外装体10はカバーガラス4と裏蓋7以外の箇所を
ほぼ覆うようにする。これによって、ケース本体2は外
部表面に露出せず、外的衝撃物が外装体10にのみ接触
することになる。また、この外装体10の上面12は、
カバーガラス4よりも上側に突出するようにされてい
る。
外装体10と衝撃吸収体9とケース本体2とには、これ
ら3者を貫通してリューズ13が挿嵌され、そのリュー
ズ13は前記モジュール1に取付けられている。このリ
ューズ13の外側先頭は、外装体10の外周面14より
も内側になるように設定されている。
次に、本考案に係わる時計ケースが外部衝撃を受ける場
合の作用について詳述する。外部衝撃が時計ケース8に
及ぶと、その外部衝撃はその外装体10の内面と接合す
る衝撃吸収体9に伝達される。しかし、ケース本体2の
上面11は外装体10とは直接接触しないため、外部衝
撃はケース本体には伝わらない。外装体10から衝撃吸
収体9に伝達される外部衝撃は、次に衝撃吸収体9の内
面に嵌合するケース本体2に伝達されるが、衝撃吸収体
9の衝撃吸収能力によってその衝撃が吸収緩和され、ケ
ース本体2への外部衝撃の伝達量は軽減され、ケース本
体2内の時計モジュール1には殆ど悪影響が及ばないこ
とになり、時計モジュール1の時計機能は維持される。
なお、前記リューズ13の先端は、外装体10の外周面
よりも内側に設定されているので、外部衝撃が時計ケー
ス8の側面に作用しても、リューズ13も安全に保護さ
れる。
外装体10と衝撃吸収体9とのケース本体2への取付け
方法は種々考えられる。例えば、ケース本体2と衝撃吸
収体9との間、並びに衝撃吸収体9と外装体10との間
を、それぞれ嵌合させて取付けてもよい。この際、外装
体10はケース本体2とは接触しないようにしておく。
あるいは、それらを強固に取付けるために、第3図に第
2図のA−A線拡大断面図で示すように、時計バンド
(図示せず)の取付け位置付近において、ケース本体2
と外装体10とを、その間に衝撃吸収体9を挟持して、
ネジ等の固定部材15によって固定してもよい。なお、
裏板7はネジ16でケース本体2に取付けられている。
この場合は固定部材15を通して外装体10からの衝撃
が直接ケース本体2に伝わったり、あるいはケース本体
2と外装体10の接触部を通して外装体10からの衝撃
が直接ケース本体2に伝わったりするおそれがあるが、
この時計バンドの取付け位置付近では、3時や9時の位
置や上面と違って外部衝撃を受けることがほとんど無い
ので、何ら障害が無い。
[考案の効果] 以上のように、本考案に関わる時計ケースにおいては、
ケース本体と外装体との間に衝撃吸収体を介在させ、外
部衝撃を受けるおそれのある3時や9時の位置や上面に
おいて、その衝撃吸収体によってケース本体と外装体と
を直接接触させないようにしたものである。
このように、前記衝撃吸収体で外装体に伝わる外部衝撃
をそれ自体で吸収すると共に、その衝撃吸収体で外装体
とケース本体との接触を防いで、時計モジュールへの外
部衝撃の伝達を遮断している。従って、時計ケースや時
計モジュールの破断、破損や気密不良の発生を防止でき
ると共に、衝撃によって生ずるスイッチング作動の誤動
作やスイッチング機能の破損を防止でき、時計モジュー
ルの時計機能を正常に維持できるようにしたものであ
る。
また、従来は金属製のケース本体が露出していた外部表
面を、ペンプレン等の硬質合成樹脂製の外装体で覆うよ
うにしたので、その合成樹脂製外装体によって色彩や模
様等の意匠表現の選択範囲が拡大され、自由なデザイン
表現が可能となり、美的外観を向上させることができ
る。その上、ペルプレン等の硬質合成樹脂は、合成ゴム
と比べて耐熱性や耐擦損性にも優れているので、外装の
点からも時計の寿命を長くすることができる。
また、外装体におけるカバーガラス表面と同じ側の面を
カバーガラス表面より外方に突出させるようにしたの
で、その外装体によって従来のものと比べてカバーガラ
スへ損傷の発生を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わる一実施例の時計ケースを装着し
た携帯時計の3時または9時の位置における部分縦断面
図、第2図は第1図の携帯時計の外形を示す正面図、第
3図に第2図のA−A線拡大断面図、第4・5図は従来
の携帯時計の部分断面図である。 1……時計モジュール、2……ケース本体、 4……カバーガラス、7……裏蓋、 9……衝撃吸収体、10……外装体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カバーガラスと裏蓋と環状のケース本体と
    で時計モジュールを内部に収納保持し、そのケース本体
    の外側に衝撃吸収体を介在させてそのケース本体を耐擦
    傷性のある硬質合成樹脂から成る外装体を取付け、外部
    表面を主に外装体と前記カバーガラスと前記裏蓋とで構
    成し、外装体における前記カバーガラス表面と同じ側の
    面をカバーガラス表面より外方に突出させたことを特徴
    とする時計ケース。
JP1985129463U 1985-08-27 1985-08-27 時計ケ−ス Expired - Lifetime JPH0617110Y2 (ja)

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JPS6237788U JPS6237788U (ja) 1987-03-06
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