JPH05223959A - 電波時計の時計ケース構造 - Google Patents
電波時計の時計ケース構造Info
- Publication number
- JPH05223959A JPH05223959A JP5610092A JP5610092A JPH05223959A JP H05223959 A JPH05223959 A JP H05223959A JP 5610092 A JP5610092 A JP 5610092A JP 5610092 A JP5610092 A JP 5610092A JP H05223959 A JPH05223959 A JP H05223959A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover glass
- bezel
- watch
- recess
- bar antenna
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 胴８に非導電性材料からなるベゼル７を固定
し、該ベゼル７に、裏面にバーアンテナ１を配設するた
めの凹部６と表面を前記凹部６に対して直角にシリンド
ル状にそれぞれ形成したカバーガラス２を固定すると共
に、前記ベゼル７の表面が前記カバーガラス２の最上面
より低い位置になるようにし、前記凹部６に前記バーア
ンテナ１を配設したものである。 【効果】 腕時計の側面の厚さをみかけ以上に薄く見せ
ることができる共に、腕時計としての外観、装着性、強
度、防水性等の機能が充分に満足できるものとなった。
し、該ベゼル７に、裏面にバーアンテナ１を配設するた
めの凹部６と表面を前記凹部６に対して直角にシリンド
ル状にそれぞれ形成したカバーガラス２を固定すると共
に、前記ベゼル７の表面が前記カバーガラス２の最上面
より低い位置になるようにし、前記凹部６に前記バーア
ンテナ１を配設したものである。 【効果】 腕時計の側面の厚さをみかけ以上に薄く見せ
ることができる共に、腕時計としての外観、装着性、強
度、防水性等の機能が充分に満足できるものとなった。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電波を受信するバーアン
テナを有する腕時計ケースの構造に関するものである。
テナを有する腕時計ケースの構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来電波受信するアンテナを有する腕時
計においては、バーアンテナを使用して市販している例
は殆どなく、アモルファス合金を重ねてその上からエナ
メル線を巻きつけたもの、又は単純な良導体のループ状
のものをゴムやウレタンからなるバンドの内部に配設し
たものが見うけられる。また、実開昭５９−３７５８４
号公報や実開昭５９−３７５８６号公報にみられるアン
テナコイルをガラス内部又はガラス下面に装着した例も
ある。
計においては、バーアンテナを使用して市販している例
は殆どなく、アモルファス合金を重ねてその上からエナ
メル線を巻きつけたもの、又は単純な良導体のループ状
のものをゴムやウレタンからなるバンドの内部に配設し
たものが見うけられる。また、実開昭５９−３７５８４
号公報や実開昭５９−３７５８６号公報にみられるアン
テナコイルをガラス内部又はガラス下面に装着した例も
ある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例にあるアモ
ルファス合金を重ねてエナメル線を巻きつけたものやル
ープ状のものをゴムバンド内部に配設した場合は、ゴム
バンドが極端に厚くなり外観上好ましいとは言えず、さ
らにバンドが硬ばって装着時に腕と馴染まない欠点があ
る。また、上記２つの実用新案においては、ガラス断面
の不均一さから来るガラス強度の不足やアンテナ形状が
ループ状のために受信能力が低下する等の欠点がある。
本発明の目的は、上記欠点を改善すると同時に電波を受
信するアンテナ形状として、バー形状（円筒形状）を使
用し、腕時計のケースとして必要な防水性、強度、外観
の美しさ、腕への快適な装着性を保持する電波時計の時
計ケース構造を提供することにある。
ルファス合金を重ねてエナメル線を巻きつけたものやル
ープ状のものをゴムバンド内部に配設した場合は、ゴム
バンドが極端に厚くなり外観上好ましいとは言えず、さ
らにバンドが硬ばって装着時に腕と馴染まない欠点があ
る。また、上記２つの実用新案においては、ガラス断面
の不均一さから来るガラス強度の不足やアンテナ形状が
ループ状のために受信能力が低下する等の欠点がある。
本発明の目的は、上記欠点を改善すると同時に電波を受
信するアンテナ形状として、バー形状（円筒形状）を使
用し、腕時計のケースとして必要な防水性、強度、外観
の美しさ、腕への快適な装着性を保持する電波時計の時
計ケース構造を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、電波を
受信するためのアンテナを有する時計ケース構造におい
て、胴に非導電性材料からなるベゼルを固定し、該ベゼ
ルに、裏面にバーアンテナを配設するための凹部と表面
を前記凹部に対して直角にシリンドル状にそれぞれ形成
したカバーガラスを固定すると共に、前記ベゼルの表面
が前記カバーガラスの最上面より低い位置になるように
し、前記凹部に前記バーアンテナを配設したものであ
る。
受信するためのアンテナを有する時計ケース構造におい
て、胴に非導電性材料からなるベゼルを固定し、該ベゼ
ルに、裏面にバーアンテナを配設するための凹部と表面
を前記凹部に対して直角にシリンドル状にそれぞれ形成
したカバーガラスを固定すると共に、前記ベゼルの表面
が前記カバーガラスの最上面より低い位置になるように
し、前記凹部に前記バーアンテナを配設したものであ
る。
【０００５】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。図１は３時−９時方向で切断した電波時計の要部
断面図、図２は６時−１２時方向で切断した電波時計の
要部断面図である。
する。図１は３時−９時方向で切断した電波時計の要部
断面図、図２は６時−１２時方向で切断した電波時計の
要部断面図である。
【０００６】胴８の上面にセラミック、プラスチック、
木材等の非導電性材料からなるベゼル７が樹脂製のパッ
キンを介して固定されている。前記ベゼル７には、裏面
にバーアンテナ１を配設するための凹部６と、表面に前
記凹部６に対して直角にシリンドル状にそれぞれ形成さ
れたカバーガラス２が樹脂製のパッキンを介して固定さ
れている。電波を受信するための前記バーアンテナ１
は、前記カバーガラス２の凹部６に配設されると共に、
文字板３との間に位置し、該文字板３に明けられた２箇
所の穴４を通してモジュール５に接続されている。前記
バーアンテナ１は、充分な受信能力を確保する観点か
ら、３〜５ｍ／ｍの径は必要であり、通常の腕時計の総
厚に対して約６０％〜７０％位を占めるため、どうして
も腕時計の厚さが厚くなり外観上問題となる。この点を
カバーするため、前記カバーガラス２は下面部にバーア
ンテナ１を配設する凹部６を有している。また、カバー
ガラス２は、バーアンテナ１の受信能力を充分発揮させ
るために、非導電性材料（セラミック、プラスチック、
木材、等）からなるベゼル７に固定されている。一方前
記カバーガラス２は、腕時計側面部の厚さを薄くするた
めと、このカバーガラス２の強度保持の観点から前記凹
部６に対して直角方向にシリンドル状に形成されてい
る。また、前記ベゼル７の表面が前記カバーガラス２の
最上面より低い位置にあるので、腕時計の厚さが薄く見
え、デザイン的にも優れた構造となっている。
木材等の非導電性材料からなるベゼル７が樹脂製のパッ
キンを介して固定されている。前記ベゼル７には、裏面
にバーアンテナ１を配設するための凹部６と、表面に前
記凹部６に対して直角にシリンドル状にそれぞれ形成さ
れたカバーガラス２が樹脂製のパッキンを介して固定さ
れている。電波を受信するための前記バーアンテナ１
は、前記カバーガラス２の凹部６に配設されると共に、
文字板３との間に位置し、該文字板３に明けられた２箇
所の穴４を通してモジュール５に接続されている。前記
バーアンテナ１は、充分な受信能力を確保する観点か
ら、３〜５ｍ／ｍの径は必要であり、通常の腕時計の総
厚に対して約６０％〜７０％位を占めるため、どうして
も腕時計の厚さが厚くなり外観上問題となる。この点を
カバーするため、前記カバーガラス２は下面部にバーア
ンテナ１を配設する凹部６を有している。また、カバー
ガラス２は、バーアンテナ１の受信能力を充分発揮させ
るために、非導電性材料（セラミック、プラスチック、
木材、等）からなるベゼル７に固定されている。一方前
記カバーガラス２は、腕時計側面部の厚さを薄くするた
めと、このカバーガラス２の強度保持の観点から前記凹
部６に対して直角方向にシリンドル状に形成されてい
る。また、前記ベゼル７の表面が前記カバーガラス２の
最上面より低い位置にあるので、腕時計の厚さが薄く見
え、デザイン的にも優れた構造となっている。
【０００７】尚、本発明の実施例において、腕時計の厚
さをより薄く見せるため、文字板３の上面にもバーアン
テナ１が配設される凹部を設けたが、文字板３の上面に
凹部を設けず、文字板３表面の上方にバーアンテナ１を
配設しても良いことは言う迄もない。また、胴８へのベ
ゼル７固定も、パッキンを使用せず接着、カシメ、溶着
等で行なうことも可能である。また、デザインバリエー
ションの拡大のため、カバーガラス２の表面や裏面、バ
ーアンテナ１の表面に印刷、塗装等で模様などを設ける
ことも可能である。
さをより薄く見せるため、文字板３の上面にもバーアン
テナ１が配設される凹部を設けたが、文字板３の上面に
凹部を設けず、文字板３表面の上方にバーアンテナ１を
配設しても良いことは言う迄もない。また、胴８へのベ
ゼル７固定も、パッキンを使用せず接着、カシメ、溶着
等で行なうことも可能である。また、デザインバリエー
ションの拡大のため、カバーガラス２の表面や裏面、バ
ーアンテナ１の表面に印刷、塗装等で模様などを設ける
ことも可能である。
【０００８】
【発明の効果】上記の如く本発明によれば、バーアンテ
ナによる電波受信機能を有する電波時計の時計ケース構
造で、前記カバーガラス下面に部分的な凹部を形成し、
かつカバーガラス上面を前記凹部に対して直角方向にシ
リンドル形状に成形されたカバーガラスを、非導電材料
からなるベゼルに固定した構造をとることにより、腕時
計の側面の厚さをみかけ以上に薄く見せる事が可能とな
ると同時に前記カバーガラスの厚さを充分確保出来る観
点から、充分なる強度保持も可能となり、腕時計として
の外観、装着性、強度、防水性等の機能が充分盛り込め
る事となり、電波受信機能をもつ腕時計の実用性が著し
く拡大することとなった。
ナによる電波受信機能を有する電波時計の時計ケース構
造で、前記カバーガラス下面に部分的な凹部を形成し、
かつカバーガラス上面を前記凹部に対して直角方向にシ
リンドル形状に成形されたカバーガラスを、非導電材料
からなるベゼルに固定した構造をとることにより、腕時
計の側面の厚さをみかけ以上に薄く見せる事が可能とな
ると同時に前記カバーガラスの厚さを充分確保出来る観
点から、充分なる強度保持も可能となり、腕時計として
の外観、装着性、強度、防水性等の機能が充分盛り込め
る事となり、電波受信機能をもつ腕時計の実用性が著し
く拡大することとなった。
【図１】本発明の実施例で３時−９時方向で断面にした
電波時計の要部断面図である。
電波時計の要部断面図である。
【図２】本発明の実施例で６時−１２時方向で断面にし
た電波時計の要部断面図である。
た電波時計の要部断面図である。
１ バーアンテナ ２ カバーガラス ３ 文字板 ４ 穴 ５ モジュール ６ 凹部 ７ ベゼル ８ 胴
Claims (1)
- 【請求項１】 電波を受信するためのアンテナを有する
時計ケース構造において、胴に非導電性材料からなるベ
ゼルを固定し、該ベゼルに、裏面にバーアンテナを配設
するための凹部と表面を前記凹部に対して直角にシリン
ドル状にそれぞれ形成したカバーガラスを固定すると共
に、前記ベゼルの表面が前記カバーガラスの最上面より
低い位置になるようにし、前記凹部に前記バーアンテナ
を配設したことを特徴とする電波時計の時計ケース構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5610092A JP3143198B2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 電波時計の時計ケース構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5610092A JP3143198B2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 電波時計の時計ケース構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05223959A true JPH05223959A (ja) | 1993-09-03 |
| JP3143198B2 JP3143198B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=13017689
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5610092A Expired - Fee Related JP3143198B2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 電波時計の時計ケース構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3143198B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001208875A (ja) * | 2000-01-31 | 2001-08-03 | Mitsubishi Materials Corp | 腕時計の識別用タグ及びこれを内蔵した腕時計 |
| KR100444187B1 (ko) * | 2000-09-26 | 2004-08-16 | 가시오게산키 가부시키가이샤 | 전자손목시계 |
| KR100494952B1 (ko) * | 1996-11-22 | 2005-09-15 | 에타 쏘시에떼 아노님 마누팍투레 홀로게레 스위세 | 무선송출신호용송/수신안테나를가진시계 |
| JP2006030211A (ja) * | 2005-08-11 | 2006-02-02 | Mitsubishi Materials Corp | 腕時計の識別用タグ及びこれを内蔵した腕時計 |
| JP2018063150A (ja) * | 2016-10-12 | 2018-04-19 | シチズン時計株式会社 | 携帯型電波時計 |
| US11150612B2 (en) | 2016-07-20 | 2021-10-19 | Citizen Watch Co., Ltd. | Portable radio-controlled watch |
-
1992
- 1992-02-07 JP JP5610092A patent/JP3143198B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100494952B1 (ko) * | 1996-11-22 | 2005-09-15 | 에타 쏘시에떼 아노님 마누팍투레 홀로게레 스위세 | 무선송출신호용송/수신안테나를가진시계 |
| JP2001208875A (ja) * | 2000-01-31 | 2001-08-03 | Mitsubishi Materials Corp | 腕時計の識別用タグ及びこれを内蔵した腕時計 |
| KR100444187B1 (ko) * | 2000-09-26 | 2004-08-16 | 가시오게산키 가부시키가이샤 | 전자손목시계 |
| JP2006030211A (ja) * | 2005-08-11 | 2006-02-02 | Mitsubishi Materials Corp | 腕時計の識別用タグ及びこれを内蔵した腕時計 |
| US11150612B2 (en) | 2016-07-20 | 2021-10-19 | Citizen Watch Co., Ltd. | Portable radio-controlled watch |
| JP2018063150A (ja) * | 2016-10-12 | 2018-04-19 | シチズン時計株式会社 | 携帯型電波時計 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3143198B2 (ja) | 2001-03-07 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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