JP2593773Y2 - 電波時計のアンテナ構造 - Google Patents

電波時計のアンテナ構造

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JP2593773Y2
JP2593773Y2 JP6940393U JP6940393U JP2593773Y2 JP 2593773 Y2 JP2593773 Y2 JP 2593773Y2 JP 6940393 U JP6940393 U JP 6940393U JP 6940393 U JP6940393 U JP 6940393U JP 2593773 Y2 JP2593773 Y2 JP 2593773Y2
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JP
Japan
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antenna
timepiece
clock
radio
unit
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JP6940393U
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JPH0738997U (ja
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愼一 小川
昭雄 青木
健弘 八木
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電波を受信するバーアン
テナを有する電波時計のアンテナ構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来電波を受信するアンテナを有する腕
時計においては、特開平5−223959号に開示され
たものがあり、構造を図3の3時−9時方向で切断した
要部断面図、図4の6時−12時方向で切断した要部断
面図に示す。
【0003】胴28の上面に非導電性材料からなるベゼ
ル27が樹脂製のパッキンを介して固定されている。前
記ベゼル27には、裏面にバーアンテナ21を配設する
ための凹部26を有するカバーガラス22が樹脂製のパ
ッキンを介して固定されている。電波を受信するための
前記バーアンテナ21は、前記カバーガラス22の凹部
26と文字板23との間に配設され、該文字板23に明
けられた穴24を通してモジュール25に接続されてい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記従来の時計構造は
バーアンテナ21を胴28内部に納めた点に於いて優れ
ているが、反面アンテナの径が充分な受信能力を確保す
る観点から、3〜5m/mは必要であり、通常の腕時計
の総厚に対して約60〜70%位を占める。このため、
どうしても腕時計の厚さが厚くなり外観上問題である。
又、文字板23の中央にバーアンテナ21が配設されて
いるため時刻表示部が狭くなり針等が見えにくい。本考
案の目的は上記問題点を解決するため、アンテナを時計
部の外側に配設し、アンテナ収納部に防水性を持たせる
ことにより、腕時計として必要な外観の美しさ及び薄型
化と防水性を保持する電波時計のアンテナ構造を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の構成は、電波を
受信するためのアンテナが配設された電波時計のアンテ
ナ構造に於いて、電波時計は、受信回路、時刻表示部等
が内部に配設された時計部と、該時計部の外側に固定さ
れ、アンテナが水密に内部に配設されたアンテナ部が該
時計部の外側に固定され、前記時計部と接続される端子
を外部に有するアンテナユニットより構成されており、
前記アンテナユニットは、上部材と下部材により構成さ
れており、前記上部材と下部材の接合面は、防水パッキ
ンを介して溶着固定されていることを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。図1は3時−9時方向で切断した電波時計の要部
断面図、図2は上部材と下部材の固定構造拡大断面図で
ある。
【0007】電波時計は、受信回路、時刻表示部等が内
部に配設された時計部13と、バーアンテナ1が水密に
内部に配設され、前記時計部13と接続されるアンテナ
端子5を外部に有するアンテナユニット12とより構成
されている。前記時計部13は側面に前記アンテナユニ
ット12を固定するネジ穴と、前記アンテナ端子5を前
記時計部13の内部に接続するための貫通穴がそれぞれ
形成されている。
【0008】アンテナユニット12は、上部材2と下部
材3とで構成されている。上部材2は、側面の略中央部
に円筒状で外周面に防水パッキンが配設される周状溝が
形成された上部材凸部9と側面の上方に貫通穴と下面側
にバーアンテナ1を配設するための固定凹部がそれぞれ
形成されている。固定凹部の内部外周には、溶着用の段
部とパッキンが配設される段部とが形成されている。前
記固定凹部にパッキンを介して水密に封止するための下
部材3は、上面の全周に溶着のためのエッジ部が形成さ
れている。
【0009】次に、アンテナユニット12の組立方の説
明をする。上部材2の固定凹部内にバーアンテナ1を配
設した後、段部にパッキンを配設する。次に、上部材2
の固定凹部面を覆うように下部材3を配設し、エッジ部
を上部材2の段部に水密に溶着固定する。
【0010】次に、時計部13とアンテナユニット12
との取り付けついて説明する。アンテナユニット12の
上部材凸部9の周状溝に防水パッキンを装着した後、前
記上部材凸部9を時計部13の貫通穴に挿入する。アン
テナユニット12の貫通穴と時計部13のネジ穴を連通
させた後、止めネジ8を前記ネジ穴に螺合させ、アンテ
ナユニット12を時計部13に固定する。
【0011】次に、アンテナ端子5と前記時計部13内
部のモジュール6の接続について説明する。前記アンテ
ナユニット12内部に納められたバーアンテナ1からア
ンテナ端子5が出ており、前記アンテナユニット12を
時計部13に取り付けることにより前記時計部13内に
配設されたモジュール6の受信回路にアンテナ端子5を
接続する。前記モジュール6にはアンテナ端子接続部が
設けられており、アンテナ端子5の先端をネジ止めにて
固定する。
【0012】尚、本考案の実施例に於いて、構造を簡単
にするため、前記時計部13の胴4の上部材凸部9が挿
入される穴にパイプを設けなかったが、前記穴にパイプ
を配設し、前記上部材凸部9を挿入できるようにしても
良いことは言う迄もない。また、前記アンテナユニット
12の時計部13への固定は止めネジ8にて行ったが、
ネジを使用せず接着、圧入等で行うことも可能である。
前記アンテナユニット12の上部材2と下部材3の固定
も、ネジ止め、スナップ喰付あるいは接着等で行うこと
も可能である。また、アンテナユニット12の上面ある
いは側面に印刷、塗装、凹凸等を設けることにより、デ
ザインバリエーションの拡大を図ることもできる。また
7は、モジュール6に固定された文字板、11はガラス
である。
【0013】
【考案の効果】上記の如く本考案によれば、電波を受信
するバーアンテナがアンテナユニット内に水密に配設さ
れていると共に、前記アンテナユニットが時計部の外側
に取り付けられているので、腕時計の側面の厚さを薄く
する事が可能となると同時に、腕時計として必要な外観
の美しさ、アンテナユニットの防水性等保持も可能とな
る。また、アンテナを大きくできることから、電波受信
性能が上げられ、電波時計の実用性が著しく拡大できる
こととなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例で3時−9時方向で切断した電
波時計の要部断面図である。
【図2】本考案の実施例で上部材、下部材固定部の拡大
要部断面図である。
【図3】従来例で3時−9時方向で断面にした電波時計
の要部断面図である。
【図4】従来例で6時−12時方向で断面にした電波時
計の要部断面図である。
【符号の説明】
1 バーアンテナ 2 上部材 3 下部材 4 胴 5 アンテナ端子 6 モジュール 7 文字板 8 止めネジ 9 上部材凸部 10 溶着固定部 11 ガラス 12 アンテナユニット 13 時計部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−223959(JP,A) 実開 平4−53589(JP,U) 実開 昭57−132281(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G04G 1/00 307 G04B 37/08 G04C 9/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時計に電波を受信するためのアンテナが
    配設された電波時計のアンテナ構造に於いて、電波時計
    は、受信回路、時刻表示部等が内部に配設された時計部
    と、該時計部の外側に固定され、アンテナが水密に内部
    に配設され前記時計部と接続される端子を外部に有する
    アンテナユニットより構成されており、前記アンテナユ
    ニットは、上部材と下部材より構成されており、前記上
    部材と下部材の接合面は、防水パッキンを介して溶着固
    定されていることを特徴とする電波時計のアンテナ構
    造。
JP6940393U 1993-12-24 1993-12-24 電波時計のアンテナ構造 Expired - Lifetime JP2593773Y2 (ja)

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JPH0738997U JPH0738997U (ja) 1995-07-14
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