JPS6143249Y2 - - Google Patents

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JPS6143249Y2
JPS6143249Y2 JP9046279U JP9046279U JPS6143249Y2 JP S6143249 Y2 JPS6143249 Y2 JP S6143249Y2 JP 9046279 U JP9046279 U JP 9046279U JP 9046279 U JP9046279 U JP 9046279U JP S6143249 Y2 JPS6143249 Y2 JP S6143249Y2
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JP
Japan
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plate
dial
parting
movement
battery
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JP9046279U
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JPS55164581U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、腕時計、指輪時計、懐中時計など携
帯時計の表示部の構造に関する。
従来、この種の表示部構造は、第5図に示すよ
うに、ムーブメントの外径Bを見切径Aより小さ
くし、このムーブメント内に電池を収納するので
はあるが、電池部分のムーブメントをくり抜い
て、文字板105に電池を直接当て、電池の上方
向の度決めをなすものであつた。
第5図において、101は胴、102はカバー
ガラス、103はムーブメント104の径方向の
位置決めをする文字板受リング、105は文字
板、106は裏ブタ107によつてムーブメント
104を上方に押し上げ固定する中枠、108は
時計の防水性を確保するための裏ブタパツキン、
109は分針、110は時針である。
この場合、文字板105にて、電池(図示せ
ず)の上方向の度決めがなされるため、該文字板
105は強度硬度を大きくせねばならず、その厚
さは0.5mm前後も必要とし、その材質も、金属を
中心としなければならなかつた。
しかも、長年経つと、文字板105自体、電池
の度当たりによる変形、破損も生じている。
近年ごとに、時計の薄型化が要求されている
が、従来の構造では十分この要求を満足させるこ
とができなかつた。
本考案は、このような要求を満足させるもので
ある。以下に本考案の実施例について説明する。
第1図は、要部の組立断面図、第2図は他の要
部の組立断面図、第3図は要部の組立平面図、第
4図は、文字板を固着した中枠の要部断面図aと
要部平面図bである。
各図において、1はステンレス、黄銅、14金、
18金等よりなる胴、2はクリスタルガラス、サフ
アイアガラス、プラスチツク等よりなるカバーガ
ラスで端面部2aは胴1のガラス案内形状部1a
と接着固定される。3は見切板で胴1の見切板案
内部1bに下方より挿入し接着固定し、且つ見切
板3の上面部は胴1の段部1eとカバーガラス2
の下面部に接着固定されている。一方、胴1下方
1dには、裏ブタ4が配設され、複数個の裏ブタ
止めネジ5にて胴1に固定させられている。6は
ムーブメントで、電池7、水晶振動子、分周器等
一連のクオーツ時計構成部品が内蔵され、筒車
8、筒カナ9にそれぞれ時針10、分針11によ
り時刻表示する。12は巻真、13はリユーズ、
14は巻真パツキンである。
又、15は中枠、16は裏ブタパツキンで、該
パツキン16は裏ブタ4と胴1間に挾着されると
共に、中枠15、ムーブメント6を押し上げ、胴
1にそれぞれ保持させる役目も有している。17
は文字板である。
本実施例においては、第3図のように角形モデ
ルを構成する。
さて、中枠、文字板を更に詳述する。
中枠15は実施例の場合、純鉄、けい素鋼など
の電磁軟鉄材よりなり、平面形状は略角型で(第
4図b参照)、ムーブメント6外周と胴1のうち
中枠案内部1c間に配置されている。従つて、中
枠15はムーブメント6の耐磁効果を有する。そ
の内周には、突起15a(ムーブメントへ押し込
み時に変形可能)が所々形成され、ムーブメント
6の外周部に押し込み固着される。該突起15a
は、図示よりも小さな突起としてもよく、又、ム
ーブメント側に設けてもよい。中枠15の上面に
は段部が形成され、文字板17が配置されてい
る。該文字板17は極薄状で、実施例では40μm
となつているが、10〜200μmであつても、又、
300μmくらいでもよい。これ程薄い文字板は、
強度、硬度等から見て電鋳加工にて製作すること
が望ましく、本実施例においては、Niの電鋳に
て製造した。その場合、Hv:600±100となり、
コーテイング塗装などを行なうのに都合よくなる
ものであり、又、十分な強度を有する。又、材質
は、Ni−Co合金(例えば10〜35wt%Co)でもよ
い。その表面にマークなどを印刷等にて表示して
ある。勿論、通常のロール圧延材等を用いてもよ
いものである。
この文字板17を前記中枠15の上内表面に固
着する。中枠15のガラス文字板載置面15cは
中枠全面にわたつて形成され、極薄板の文字板を
その外周全面にわたつて固着して、文字板の変
形・破損等を防止するのに効果的になるようにし
てある。
固着方法は、本実施例においては、接着剤を用
い、前記文字板載置面15c全面に塗布し接着す
る。
文字板の平面的位置出しは、中枠における文字
板載置面15cの外周部と文字板外周部にて行な
う。又、中枠外周部の上面と文字板の上面とは、
ほぼ同一高さとするものではあるが、中枠外周部
上面は胴1に度当たりするため若干文字板上面を
その下方に位置させ、文字板上面を胴1に接しな
いようにしてもよく、あるいは文字板上面を該外
周上面より突出させてもよい。こうして文字板1
7は中枠15に固着され、中枠15はムーブメン
トに挿入されることにより、文字板はムーブメン
トに取り付けられる。中枠とムーブメントの平面
方向の位置出しは、ムーブメントの外周部と中枠
の内周部にて行なうが、数箇所の突起と凹部によ
つて行なつてもよい。なお、中枠とムーブメント
の嵌合は、上記実施例においては押し込みとした
が、遊合としてよいものである。又、文字板と中
枠の固着は、中枠外周部の部分的カシメやピン、
ネジ等による取り付けで、又は熔接固着であつて
もよく、その固着場所として中枠の内周部、又は
外周部であつてもよい。この中枠15を胴1の下
方より挿入し、ムーブメントの平面的位置出しも
行なう。
中枠の外周にも突起15bが適当箇所設けら
れ、胴1内壁に隙間なく挿入される。上記突記1
5a,15bは調整用のもので、その大きさ、形
状、数は適宜選ばれる。(挿入時には変形可能に
して、しつくり組込まれるようにしてもよい。) このようにして、胴1内に挿入されたムーブメ
ント、中枠は、下方に配された裏ブタにより圧縮
された裏ブタパツキン16により上方に押圧さ
れ、胴に固定されるものである。この際、ムーブ
メント6は、その外周部の少なくとも一部は文字
板を介して見切板3に度当たりし、この見切板3
にて前記押し上げ力あるいは外乱による大きな力
を支えるので、文字板が薄くても文字板に変形・
破損を与えることがない。又、電池7も、少なく
ともその中心を通る直線により区切られる領域
は、前記見切板3の内端の見切部3aの外方に位
置するので、前記パツキン16による押し上げ
力、外乱の大きな力を見切板が支えることとな
り、文字板に損傷を与えることがない。この点を
詳述すると、第1図、第3図において、まず見切
板3はその内端において、文字板17の見切形状
を形成する見切部3aを有し、その上側にカバー
ガラス2が配置されるが、この見切板3の外端形
状部3bは胴の見切板案内部1bにほぼ一致す
る。この見切板3の下方に、平面的にほぼ全域に
ムーブメント6が位置する。ムーブメント6の外
端形状部を6aとして示す。
この外端形状部6aは、中枠15のムーブメン
ト案内形状15aとほぼ一致する。ムーブメント
6の外端形状部6aは、第3図の如く左右位置に
おいては、胴1の段部1f上方壁にクロスするよ
うにしてもよい。
この見切板とムーブメント間に文字板がサンド
イツチされる。3cは見切板3上面にダイアカツ
トした略字であり、12,3,6,9時位置に配
置されている。
又、電池7において、その外形形状は7aとし
て示す。そして電池7は、文字板17をサンドイ
ツチして見切板3により上方向の度当たりをなし
ているが、見切板のこの度当たり面積は、電池面
積の約3/4、あるいは電池外形形状7aにおいて
は電池中心7bを中心に180゜以上、例えば270゜
以上を有している。
この場合、見切板の度当たり位置は、電池中心
7bを通る直線を超えた位置における最外周部を
度当たり部とするか、又は、少なくとも電池7の
中心部を度当たり部とすればよいものである。
以上本考案によれば、カバーガラスが胴のガラ
ス案内形状部とカバーガラスの端面部との接着固
定で、かつカバーガラスの下面部と、胴の見切板
案内部と段部において接着固定された見切板の上
面部との接着固定であることにより、胴、見切板
及びカバーガラスの間において確実で強固な固着
が得られ、かつカバーガラスが胴の上面部に設け
たガラス案内形状部に接着固定されることにより
時計の表示部構造全体の薄型化が可能となる効果
を有する。
また見切板の上面部にダイヤカツトにより略字
を形成してあるので見切板上面は盛り上がること
なく、平面上で位置表示することを見切板上面部
はカバーガラス下面部に接着固定することができ
ることにより外観上すぐれた表示部構造となり、
かつ時計の表示部構造の薄型化ができる効果を有
する。
また文字板は見切板の下面部と電池を内蔵した
ムーブメントの上面部との間で裏ブタパツキンを
介し裏ブタの押し上げ力によりサンドイツチされ
るので、裏ブタの押し上げ力及び外乱の大きな力
を見切板と胴の段部が支えることにより、文字板
の変形、破損を防止することができかつ文字板を
薄板状にすることが可能となり、表示部構造全体
としての薄型化ができ、すぐれた外観が得られる
効果を有する。
ことに本考案では、見切板の下面に配置される
文字板の下部に電池が配設されるが、平面的にみ
て見切板に対して、電池中心を中心にその外形形
状7aにおいて180゜以上にわたつてオーバラツ
プするように電池が配設されているから、重量の
大きな電池に対しパツキン6による押し上げ力
や、ことに外乱の大きな力が電池に働いても、電
池の平面方向においての大半を見切板が支えるこ
とになり、電池上方の文字板だけが電池の前記力
を支えることがないので、電池により薄い文字板
に極部的な損傷を与えることがない。
さらに見切板は文字板とカバーガラス及び見切
板の見切部とで形成され、時針、分針の表示部を
配置する空隙部に設けることができるので表示部
構造全体として薄型化が可能となる効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す要部組立断面
図。第2図は第1図の他の部分を示す要部組立断
面図。第3図は本考案の実施例を示す要部組立平
面図。第4図aは本考案による文字板を固着した
中枠を示す要部断面図。第4図bは第4図aの要
部平面図。第5図は従来の実施例を示す要部断面
図。 1……胴、1a……ガラス案内形状部、10…
…見切板案内部、1d……下方部、1e……段
部、2……カバーガラス、2a……端面、3……
見切板、3a……見切部、3b……外端形状部、
3c……略字、4……裏ブタ、5……止メネジ、
6……ムーブメント、7……電池、10……時
針、11……分針、15……中枠、16……裏ブ
タパツキン、17……文字板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (a) 上面部に設けたガラス案内形状部1aと前記
    ガラス案内形状部1aの下部に設けた見切板案
    内部1bと下部内周側面に設けた下方部1dと
    前記見切板案内部1bの上部に設けた段部1e
    とを有する胴1と、 (b) 前記胴1のガラス案内形状部1aに端面部2
    aが接着固定されたカバーガラス2と、 (c) 前記胴1の見切板案内部1bに外端形状部3
    bにおいて接着固定され、かつ上面部が前記カ
    バーガラス2の下面部及び前記胴1の段部1e
    に接着固定され、かつ前記外端形状部3bに対
    向する内端面に設けられた見切部3aと上面部
    にダイヤカツトされた略字3cとを有する見切
    板3と、 (d) 前記胴1の下方部1dに配設され、止メネジ
    5によつて前記胴1に固定された裏ブタ4と、 (e) 前記見切板3の下面部に密着配置された文字
    板17と、 (f) 前記見切板3の下面に上面部が前記文字板1
    7を介して当接されるムーブメント6と、 (g) 前記文字板3の下面に上面部が当接され、平
    面的にみて見切板3に対してその外形形状7a
    において、電池中心7bを中心に180゜以上に
    わたつてオーバーラツプするように前記ムーブ
    メント6に内蔵する電池7と、 (h) 前記胴1及び前記ムーブメント6と、裏ブタ
    4との間に設けられた裏ブタパツキン16と、 (i) 前記文字板17と前記見切板3の見切部3a
    と前記カバーガラス2とによつて形成された空
    隙部に配置された時針10及び分針11とから
    なり、かつ前記文字板17は前記見切板3の下
    面部と前記ムーブメント6の上面部との間で裏
    ブタパツキン16を介し裏ブタ4の押し上げ力
    によつてサンドイツチされていることを特徴と
    する携帯時計の表示部構造。
JP9046279U 1979-06-29 1979-06-29 Expired JPS6143249Y2 (ja)

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JP9046279U JPS6143249Y2 (ja) 1979-06-29 1979-06-29

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JP9046279U JPS6143249Y2 (ja) 1979-06-29 1979-06-29

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JPS55164581U JPS55164581U (ja) 1980-11-26
JPS6143249Y2 true JPS6143249Y2 (ja) 1986-12-06

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