JP4073697B2 - 腕携帯情報機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多くの機能を具備した情報機器を腕に携帯できる腕携帯情報機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、腕に携帯される腕携帯情報機器として、腕時計が知られている。この腕時計において、内胴の外側に外胴を被せたケース構造として、例えば、実開昭48−3171号公報にその技術が開示されている。
同公報によると、ガラス縁と一体に形成された胴(外胴)の側面に穴が設けられる。この穴を挿通するネジが、胴の内部に嵌装された裏蓋(内胴)に螺合し、そのネジが締め付けられるにつれて、ネジの斜面が穴面を押し、胴全体が押し下げられる。そして、ガラス(風防)を介して胴と裏蓋上面との間でパッキンが圧縮されるように構成されている。
【0003】
加えて、近年では、電気素子や電子部品の縮小化、および高性能化によって、電子機器の小型化が著しく発展したため、例えば、高度で多くの機能を備える情報機器を、腕時計のように腕に携帯できるようになってきた。
このような腕携帯情報機器としては、例えば、標準電波を受信するアンテナを備え、標準電波を基準に常に時刻を修正する電波時計のように、受信機能を備えるものが知られている。
【0004】
さらに、GPS(Global Positioning System)機能を備えるもの、RFID(Radio Frequency IDentification)機能を備えるもの、あるいは携帯電話やPHS(Personal Handy Phone System)に代表されるような通信機能を備えるものなども知られている。
このような受信機能、あるいは送受信機能を備える腕携帯情報機器において、アンテナ、CPU、時刻表示を含む表示駆動部などを備えるムーブメントは、通常ケースに収納される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した裏蓋に胴をメジで固定したケースは、螺着したネジが緩んだり、過大な外力がケースに負荷されたりすると、裏蓋から胴が外れてしまう。
【0006】
また、胴の側面に設けた穴からネジが視認されてしまい、腕携帯情報機器の高級感や美観が甚だしく損なわれてしまうと言う問題があった。
【0007】
また、受信機能、あるいは送受信機能を備える腕携帯情報機器のケースの素材には、合成樹脂やセラミックなどの非導電材料が主として用いられてきた。なぜならば、金属などの導電材料からなるケース内部にアンテナを収納すると、アンテナからの磁界によって、金属ケースに起電力が発生して、ケースに電流が誘起される。その電流により磁界が乱れて、アンテナが標準電波を受信できなくなるほどに、アンテナの受信機能が劣化してしまうためである。
【0008】
しかしながら、このようなアンテナの受信障害を避けるため、非導電材料のケースを用いると、ケースの耐傷性、あるいは耐薬品性の低下をまねくばかりか、装身具としての腕携帯情報機器に必要とされる高級感や美観も損なわれてしまうと言う問題があった。
【0009】
本発明は上記従来の課題に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、以下の通りである。
(1)内胴に外胴が強固に取り付けられる腕携帯情報機器を提供すること。
(2)高級感や美観が損なわれない固定手段によって、内胴に外胴が取り付けられる腕携帯情報機器を提供すること。
(3)ケースに電導材料を用いた、高級感や美観を備える腕携帯情報機器を提供すること。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明における腕携帯情報機器は、「内胴の外側に外胴を被せたケースを備える腕携帯情報機器にあって、外胴に取り付けられた保持部材を、内胴を構成する複数の部品から選ばれる2つの部品に挟持して、内胴の外側に外胴を保持すること」を特徴とする。この構成により、内胴に外胴が強固に取り付けられる。
【0011】
また、本発明によれば、「保持部材が、内胴の部品の間に挟持されるための挟持部」を備えることができる。この挟持部は、「保持部材より内胴に向けて突出する」ことが好ましい。この構成により、保持部材が、内胴を構成する2つの部品の間に、確実に挟持される。
【0012】
また、本発明によれば、「挟持部を挟持する2つの部品の少なくとも一方に設けられ、凹部が、内胴の防水手段の外側に位置する」ことが好ましい。この構成により、保持部材を挟持すると共に、内胴を構成する2つの部品の間が防水手段により確実に防水され、内胴に収納したムーブメントが保護される。
【0013】
また、本発明によれば、「保持部材の挟持部を内胴に向けて挿通できる開口部が外胴に備えられている」ことが好ましい。この構成により、保持部材の挟持部が外胴の開口部を通過して、内胴を構成する2つの部品の間に確実に挟持される。
【0014】
また、本発明によれば、「外胴の開口部と内胴の凹部を相対する」ようにしてもよい。
【0015】
また、本発明によれば、「保持部材が、複数の挟持部を備える」ことができる。この構成により、内胴と外胴がさらに強固に取り付けられる。
【0016】
また、本発明によれば、「保持部材を挟持する内胴の部品が、本体部と裏蓋」であってもよい。
【0017】
また、本発明によれば、「保持部材を挟持する内胴の部品が、上部本体部と下部本体部」であってもよい。
【0018】
また、本発明によれば、「保持部材と外胴とを軸通する連結部品によって、保持部材が外胴に取り付けられている」ことができる。この構成により、連結ピンやばね棒などの連結部品によって、保持部材が外胴に容易に取り付けられる。
【0019】
また、本発明によれば、「連結部品を軸とする保持部材の回転を抑止する回転防止手段が、保持部材と外胴との間に備えられる」ことが好ましい。この構成により、保持部材の回転によって、内胴を構成する2つの部品が離間することが避けられる。
【0020】
また、本発明によれば、回転防止手段は、「保持部材と外胴との接触、あるいは保持部材と内胴との接触を含む」ことで、簡単な構成で達成できる。
【0021】
また、本発明によれば、「保持部材の挟持部を内胴に向けて挿通できる開口部が外胴に備えられ、開口部を通して保持部材と内胴とが接触する」ようにしてもよい。この構成により、保持部材と挟持部が、外胴の開口部を通過して、内胴を構成する2つの部品の間に確実に挟持されるばかりか、この開口部を利用して保持部材と内胴とを接触させることにより、保持部材の回転が防止される。
【0022】
また、本発明によれば、「複数の保持部材が、1つの連結部品によって外胴に取り付けられる」ことができるので、ケースの組み立てが容易である。
【0023】
また、本発明によれば、保持部材をバンドにすることができる。
【0024】
また、本発明によれば、保持部材を「ケースとバンドを連結するための駒」にすることができる。
【0025】
また、本発明によれば、保持部材を「ケースとバンドを連結するための先かん部材」にすることができる。
【0026】
また、本発明によれば、保持部材を「バンドを挿通するためのバンド通し部材」にすることができる。これらの構成により、腕携帯情報機器を構成する、バンド部品を保持部材に利用することができる。従って、保持部材によって、腕携帯情報機器の高級感や美観が損なわれることがない。
【0027】
また、本発明によれば、「先かん部材、バンド、及び外胴とを軸通する1つの連結部品によって、先かん部材、バンド、及び外胴が、内胴に取り付けられる」ので、ケースの組み立てが容易になる。
【0028】
また、本発明によれば、保持部材を「ケースの外側に配置される装飾部材」にすることができる。この構成により、保持部材によって、腕携帯情報機器が装飾される。
【0029】
また、本発明によれば、「装飾部材、バンド、および外胴とを軸通する1つの連結部品によって、装飾部材、バンド、および外胴が内胴に取り付けられる」ので、ケースの組み立てが容易になる。
【0030】
また、本発明によれば、「複数の装飾部材が取り付けられる」ようにすることにより、腕携帯情報機器の高級感や美観がさらに改善される。
【0031】
また、本発明によれば、保持部材を「ケースの外側に配置される緩衝部を備える保護部材」にすることができる。この構成により保持部材によって、腕携帯情報機器の高級感や美観が損なわれることがないばかりか、過大な外力の負荷から腕携帯情報機器が保護される。
【0032】
また、本発明によれば、保持部材を「ケースとバンドとを着脱するための中留」にすることができる。
【0033】
また、本発明によれば、保持部材を「ケースとバンドとの間に連結され、ケースとバンドとが成す周長を伸縮するための折り畳み式の中留」にすることができる。これらの構成により、腕携帯情報機器を構成する、中留めを保持部材に利用することができる。従って、保持部材によって、腕携帯情報機器の高級感や美観が損なわれることがない。
【0034】
また、本発明によれば、「外胴が導電性の部材であり、内胴が非導電性の部材」とすることができる。この構成によれば、ケースにアンテナが収納された場合、アンテナの近傍に位置するのは非導電性の内胴であり、導電性材料を用いた外胴はアンテナより遠く位置する。よって、導電性材料がアンテナの近傍に位置することに起因するアンテナの受信障害が生じにくい。且つ、外胴に金属を用いることができるので、アンテナの受信障害を生じさせずに、ケースに金属感のある外観が付与される。これにより、ケ−スに導電材料を用いた、高級感や美観を備える腕携帯情報機器が提供できる。
【0035】
また、本発明によれば、「外胴がステンレス、黄銅、チタン、チタン合金から選ばれる1つの材料を含み、内胴が合成樹脂、ゴム、セラミックから選ばれる1つの材料を含む」ことができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づいて本発明における腕携帯情報機器について説明する。図1〜図3は、本発明における第1の実施の形態に係わり、図1は、腕携帯情報機器のケースの展開斜視図、図2は、ケースにバンドを取り付ける前の状態を示す展開斜視図、図3は、ケースにバンドを取り付けた状態を示す断面図である。
【0037】
図1〜図3において、1はケースであり、その端部にはバンド2がバンドの先端の駒である保持部材3を介してバネ棒、ピンなどの連結部材4で連結されている。前記ケース1は、外胴5と内胴6とで構成され、該内胴6は本体部7と裏蓋8よりなる。前記内胴6内には所定のムーブメント9が格納され、ムーブメント9の文字板上側には内胴6の本体部7の上端内縁と風防ガラス10でパッキン11を圧縮している。
【0038】
前記外胴5は、ステンレス、黄銅、チタン、チタン合金から選ばれる1つの導電性材料からなり、バンド連結方向の側壁に突出した2つの連結脚5aを有し、該連結脚5aの間に後述する保持部材3の挟持部3aを前記内胴6に向けて挿通できる開口部5bが設けられている。
【0039】
前記内胴6の本体部7は、合成樹脂、ゴム、セラミックから選ばれる1つの非導電性材料からなり、本体部7の側壁には保持部材3の挟持3aが挿入される凹部7aが形成されている。前記外胴5の開口部5aと内胴6を構成する本体部7の凹部7aは相対する。前記凹部7aは、本体部7でなく、裏蓋8に位置しても良い。また、本体部7と裏蓋8の双方で形成しても良い。そして、凹部7aの形成位置は、本体部7と裏蓋8でパッキン12を圧縮して構成した防水手段の外側に位置している。
【0040】
前記内胴6の外側に外胴5を取り付けるには、内胴6の本体部7の外側に外胴5を被せ、外胴5の開口部5bに保持部材3の挟持部3aを挿通し、保持部材3と外胴5の連結脚5aを軸通するバネ棒、圧入ピン、ピンと割りパイプなどよりなる連結部材13により連結する。
【0041】
前記内胴6に保持部材3を挟持するには、上記したように外胴5に保持部材3を連結し、保持部材3の挟持部3aが内胴6の本体部7に形成されている凹部7aに挿通された状態で、裏蓋8に形成された穴8aにネジ14でネジ止めすることにより、保持部材3は内胴6を構成する本体部7と裏蓋8との間に挟持され、内胴6に外胴5が強固に取り付けられる。
【0042】
前記内胴6の本体部7の側壁7bと保持部材3の側壁3bの接触面は、連結部材13を軸とする保持部材3の回転防止手段の機能を有するものである。
【0043】
前記外胴5の2つの連結脚5aと保持部材3との接触は、保持部材3が2つの連結脚5aに挟まれて、保持部材3を連結部材13の軸に沿って移動を抑止する機能を有するものである。
【0044】
以上述べた構成による作用効果は、保持部材3は回転防止され外胴5に容易に取り付けられ、内胴6は保持部材3の挟持部3aを確実に挟持して外胴5に強固に取り付けられる。また、内胴6に設けられた防水手段によりムーブメント9が保護される。
【0045】
また、アンテナの近傍に位置する内胴6は、非導電性材料のため電波の受信障害が生じない。
更に、アンテナより遠くに位置する外胴5は、導電性材料のため、ケースに金属感のある外観が付与され、高級感や美観を有するケースが得られる。
【0046】
図4は、本発明における第2の実施の形態に係わる腕携帯情報機器のケースに保持部材であるバンドを取り付けた状態を示す断面図である。
【0047】
上記した第1の実施の形態と異なる点は、別体の保持部材を要しなくても、バンドの先端部が保持部材の機能を有するものである。
図4において、バンド15は合成樹脂、ゴムなどの非導電性材よりなり、バンド15の先端の保持部において,内胴6に向けて突出する挟持部15bが,内胴6を構成する本体部7と裏蓋8の2つの部品の間に柔軟性を有して確実に挟持される。また、前記保持部の壁面15cと内胴6の本体部7の側壁7bと接触する接触面は、連結部材13を軸とする保持部の回転防止手段の機能を有するものである。その他のケース1の構成及び作用効果は上記した第1の実施の形態と同様であるで説明は省略する。
【0048】
図5及び図6は、本発明における第3の実施の形態に係わり、図5は、腕携帯情報機器のケースに保持部材である先かん部材を利用してバンドに取り付ける前の状態を示す展開斜視図、図6は、ケースにバンドを取り付けた状態を示す断面図である。
上記した第1の実施の形態と異なるところは、バンドの先かん部材が保持部材の機能を有するものである。図5及び図6において、保持部材である先かん部材16には幅方向の両サイドに挟持部16aが形成されている。前記2つの挟持部16aが内胴6を構成する本体部7と裏蓋8の2つの部品の間に挟持され、内胴6と外胴5がさらに強固に取り付けられる。また、前記外胴5の側壁5cと先かん部材16の側壁16bと接触する接触面は、連結部材13を軸とする先かん部材16の回転防止手段の機能を有するものである。
【0049】
この構成により、先かん部材16、バンド2、および外胴5とを軸通する連結部材13によって、先かん部材16、バンド2、および外胴5が内胴6に取り付けられるので、ケース組み立てが容易である。その他のケース1の構成及び作用効果は上記した第1の実施の形態と同様であるで説明は省略する。
【0050】
図7及び図8はは、本発明における第4の実施の形態に係わり、図7は、腕携帯情報機器のケースに保持部材であるバンド通し部材を取り付けた状態を示す斜視図、図8は、ケースにバンドに取り付けた状態を示す断面図である。
上記した第1の実施の形態と異なるところは、バンド通し部材が保持部材の機能を有するものである。図7及び図8において、保持部材である金属などよりなるバンド通し部材17には、内胴6に向けて突出する挟持部17aと、外胴5の壁5cと接触する壁面17bと、バンド18を挿通するバンド通し穴17cが形成されている。前記挟持部17aが内胴6を構成する本体部7と裏蓋8の2つの部品の間に確実に挟持される。また、前記外胴5の側壁5cとバンド通し部材17の側壁17bと接触する接触面は、連結部材13を軸とするバンド通し部材17の回転防止手段の機能を有するものである。
【0051】
これらの構成により、腕携帯情報機器を構成するバンド部品を保持部材に利用できる。従って、保持部材によって腕携帯情報機器の高級感や美観が損なわれることはない。前記バンド通し部材17の材質は金属に限らず合成樹脂、ゴムなどでも良い。その他のケース1の構成及び作用効果は上記した第1の実施の形態と同様であるで説明は省略する。
【0052】
図9〜図11は、本発明における第5の実施の形態に係わり、図9は、腕携帯情報機器のケースの展開斜視図、図10は、ケースにバンドを取り付け前の状態を示す展開斜視図、図11は、ケースにバンドを取り付けた状態を示す断面図である。
上記した第1の実施の形態と異なるところは、外胴の外側に配置される装飾部材が保持部材の機能を有するものである。図9及び図11において、ケース1の外側に配置される装飾部材19には、幅方向の両サイドに内胴6に向けて突出する2つの挟持部19aが形成され、装飾部材19の表面は美観的に綺麗に加工されている。前記2つの挟持部19aが内胴6を構成する本体部7と裏蓋8の2つの部品の間に挟持され、内胴6と外胴5がさらに強固に取り付けられる。また、前記外胴5の側壁5cと装飾部材19の側壁19bとの接触する接触面は、連結部材13を軸とする装飾部材19の回転防止手段の機能を有するものである。
【0053】
この構成により、装飾部材19、バンド2の駒20、および外胴5の連結脚5aとを軸通する1本の連結部材13によって、装飾部材19、バンド2、および外胴5が内胴6に取り付けられるので、ケース組み立てが容易である。また、装飾部材19により腕携帯情報機器の高級感や美観が改善される。その他のケース1の構成及び作用効果は上記した第1の実施の形態と同様であるで説明は省略する。
【0054】
図12は、本発明における第6の実施の形態に係わり、腕携帯情報機器のケースにバンドを取り付けた状態を示す断面図である。
上記した第5の実施の形態と異なるところは、保持部材を挟持する内胴の部品が、本体部が上部本体部と下部本体部とよりなり、該本体部と裏蓋で内胴が構成される。
図12において、外胴5の外側に配置される装飾部材19に形成された2つの挟持部19aが内胴6を構成する上部本体部7Aと下部本体部7Bの2つの部品の間に挟持される。上部本体部7Aに形成された凹部7aは、下部本体部7Bに位置しても良く、または、上部本体部7Aと下部本体部7Bの双方に形成しても良い。その他の構成及び作用効果は上記した第5の実施の形態と同様であるで説明は省略する。
【0055】
図13は、本発明における第7の実施の形態に係わり腕携帯情報機器のケースの保持部材に分離装飾部材を利用した状態を示す斜視図である。
上記した第5の実施の形態と異なるところは、外胴の外側に配置される装飾部材が2体に分離されていて、それぞれ保持部材の機能を有するものである。図13において、外胴5の外側に配置される2つの装飾部材21には、それぞれ挟持部が形成されている。前記2つの挟持部が内胴6を構成する本体部7と裏蓋8の2つの部品の間に挟持され、内胴6と外胴5がさらに強固に取り付けられる。その他の構成及び作用効果は上記した第5の実施の形態と同様であるで説明は省略する。
【0056】
図14は、本発明における第8の実施の形態に係わり腕携帯情報機器のケースの上面に緩衝部材を配設した状態を示す斜視図である。
上記した第5の実施の形態と異なるところは、外胴の外側に配置される装飾部材の上面にプロテクターの機能を有する緩衝部材を配設したものである。図14において、保持部材としての機能を有する装飾部材19の上面に、柔軟な素材、合成樹脂、ゴムなどよりなる緩衝部材22をネジ23にて固定保持する。この構成により、装飾部材19によるケース1の高級感や美観が損なわれることがなく、緩衝部材22により過大な外力の負荷から腕携帯情報機器が保護される。その他の構成及び作用効果は上記した第5の実施の形態と同様であるで説明は省略する。
【0057】
図15及び図16は、本発明における第9の実施の形態に係わり、図15は腕携帯情報機器のケースに保持部材である中留めを利用してバンドを取り付ける前の状態を示す展開斜視図、図16は、ケースにバンドを取り付けた状態を示す断面図である。
前記した第1の実施の形態と異なるところは、別体の保持部材を使用せずに、ケースとバンドとを着脱するための中留めが、保持部材としての機能を有するものである。
図15及び図16において、中留め24は保持部本体25と蓋26で構成される。保持部本体25には内胴6に向かって突出する挟持部25aと、係止片25bおよび壁面25cが形成されている。蓋26には保持部本体25に形成されている係止片25bに係止する係止片26aが形成されていて、保持部本体25に開閉自在に軸着されている。中留め24の保持部本体25の挟持部25aは、内胴6を構成する本体部7と裏蓋8の2つの部品の間に挟持される。
また、前記保持部本体25の壁面25cと外胴5の壁面5cと接触する接触面は、連結部材13を軸とする保持部本体25の回転防止手段の機能を有するものである。
【0058】
前記中留め24とバンド2との連結は、バンド2の先端部に配設されたピン27を抱え込むようにして、蓋26を矢印A方向に回動することにより、保持部本体25に形成された係止片25bと、蓋26に形成された係止片26aとが係合して係止される。従って、ケース1とバンド2との着脱操作が容易である。その他の構成及び作用効果は上記した第1の実施の形態と同様であるで説明は省略する。
【0059】
図17は、本発明における第10の実施の形態に係わり、図17は腕携帯情報機器のケースに保持部材である折り畳み式中留めを利用してバンドを取り付けた状態を示す正面図である。
上記した第9の実施の形態と異なるところは、ケースとバンドとが成す周長を伸縮すための折り畳み式中留めを保持部材に利用するものである。
図17において、折り畳み式中留めは、保持部本体28と、中板29と、外板30で構成される。前記保持部本体28には内胴6に向かって突出する挟持部28aが形成されていて、挟持部28aを図示しない内胴を構成する2つの部品の間、すなわち本体部と裏蓋に挟持される。従って、保持部材によって腕携帯情報機器の高級感や美観が損なわれることがない。その他の構成及び作用効果は上記した第9の実施の形態と同様であるで説明は省略する。
【0060】
【発明の効果】
以上述べた様に、本発明によれば、保持部材により内胴の外側に外胴が確実に取り付けられる。
【0061】
また、本発明によれば、確実に防水され、内胴に収納されたムーブメントが保護される。
【0062】
また、本発明によれば、保持部材が連結部材により外胴に取り付けられ、ケースの組み立てが容易である。
【0063】
また、本発明によれば、保持部材が回転防止されて内胴の外側に外胴が確実に取り付けられる。
【0064】
また、本発明によれば、バンド部品を保持部材に利用するので、腕携帯情報機器の高級感や美観が損なわれない。
【0065】
また、本発明によれば、保持部材を装飾部材にするので、保持部材により腕携帯情報機器が装飾され、外観品質が向上する。
【0066】
また、本発明によれば、ケースの美観は損なわられず、過大な外力の負荷から腕携帯情報機器が保護される。
【0067】
また、本発明によれば、アンテナの受信障害を生じさせず、外胴に金属を用いるので、金属感のある外観が付与され、高級感や美観を備えた腕携帯情報機器が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる腕携帯情報機器のケースの展開斜視図である。
【図2】図1のケースにバンドを取り付ける前の状態を示す展開斜視図である。
【図3】図1のケースにバンドを取り付けた状態を示す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係わる腕携帯情報機器のケースに保持部材であるバンドを取り付けた状態を示す断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係わる腕携帯情報機器のケースに保持部材である先かん部材を利用してバンドを取り付ける前の状態を示す展開斜視図である。
【図6】図5のケースにバンドを取り付けた状態を示す断面図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係わる腕携帯情報機器のケースに保持部材であるバンド通し部材を取り付けた状態を示す斜視図である。
【図8】図7のケースにバンドを取り付けた状態を示す断面図である。
【図9】本発明の第5の実施の形態に係わる腕携帯情報機器のケースの展開斜視図である。
【図10】図9のケースに保持部材である装飾部材を利用してバンドを取り付ける前の状態を示す展開斜視図である。
【図11】図10のケースにバンドを取り付けた状態を示す断面図である。
【図12】本発明の第6の実施の形態に係わる腕携帯情報機器のケースにバンドを取り付けた状態を示す断面図である。
【図13】本発明の第7の実施の形態に係わる腕携帯情報機器のケースの保持部材に分離装飾部材を利用した状態を示す斜視図である。
【図14】本発明の第8の実施の形態に係わる腕携帯情報機器のケースの上面に緩衝部材を配設した状態を示す斜視図である。
【図15】本発明の第9の実施の形態に係わる腕携帯情報機器のケースに保持部材である中留めを利用してバンドを取り付ける前の状態を示す展開斜視図である。
【図16】図15のケースにバンドを取り付けた状態を示す断面図である。
【図17】本発明の第10の実施の形態に係わる腕携帯情報機器のケースに保持部材である折り畳み式中留めを利用してバンドを取り付けた状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ケース
2、15、18 バンド
3 駒(保持部材)
3a、16a、17a、19a、25a、28a 挟持部
3b、5c、7b、16b、17b、19b 壁面(接触面)
5 外胴
5a 連結脚
5b 開口部
6 内胴
7 本体部
7a 凹部
7A 上部本体部
7B 下部本体部
8 裏蓋
12 パッキン
13 連結部材
16 先かん部材(保持部材)
17 バンド通し部材(保持部材)
19、21 装飾部材(保持部材)
22 緩衝部材
24 中留め
25、28 保持部本体
26 フタ
27 折り畳み式中留め

Claims (21)

  1. 内胴の外側に外胴を被せたケースを備える腕携帯情報機器にあって、
    外胴に取り付けられた保持部材、内胴を構成する複数の部品から選ばれる2つの部品に挟持されることにより、外胴が内胴の外側に保持されること、
    保持部材と外胴とを軸通する連結部品によって、保持部材が外胴に取り付けられること、この連結部品を軸とする保持部材の回転防止手段が備えられること、
    および回転防止手段が保持部材と外胴との接触、あるいは保持部材と内胴との接触を含むこと、
    保持部材が、内胴の部品の間に挟持されるための挟持部を備え、挟持部が保持部材より内胴に向けて突出していること、
    および保持部材の挟持部を内胴に向けて挿通できる開口部が外胴に備えられていること、を備える腕携帯情報機器。
  2. 請求項1記載の腕携帯情報機器にあって、保持部材の挟持部を収納する凹部が、挟持部を挟持する2つの部品の少なくとも一方に設けられ、凹部が、内胴の防水手段の外側に位置することを特徴とする腕携帯情報機器。
  3. 請求項2記載の腕携帯情報機器であって、外胴の開口部と腕携帯情報機器の凹部が相対することを特徴とする腕携帯情報機器。
  4. 請求項記載の腕携帯情報機器であって、保持部材が複数の挟持部を備えていることを特徴とする腕携帯情報機器。
  5. 請求項1記載の腕携帯情報機器にあって、保持部材を挟持する内胴の部品が、本体部と裏蓋であることを特徴とする腕携帯情報機器。
  6. 請求項1記載の腕携帯情報機器にあって、保持部材の挟持部を挟持する内胴の部品が、上部本体部と下部本体部であることを特徴とする腕携帯情報機器。
  7. 請求項記載の腕携帯情報機器にあって、保持部材の挟持部を内胴に向けて挿通できる開口部が外胴に備えられ、開口部を通して保持部材と内胴とが接触することを特徴とする腕携帯情報機器。
  8. 請求項記載の腕携帯情報機器にあって、複数の保持部材が、1つの連結部品によって外胴に取り付けられていることを特徴とする腕携帯情報機器。
  9. 請求項記載の腕携帯情報機器にあって、保持部材がバンドであることを特徴とする腕携帯情報機器。
  10. 請求項記載の腕携帯情報機器にあって、保持部材が、ケースにバンドを連結するための駒であることを特徴とする腕携帯情報機器。
  11. 請求項記載の腕携帯情報機器にあって、保持部材が、ケースにバンドを連結するための先かん部材であることを特徴とする腕携帯情報機器。
  12. 請求項記載の腕携帯情報機器にあって、保持部材が、バンドを挿通するためのバンド通し部材であることを特徴とする腕携帯情報機器。
  13. 請求項11記載の腕携帯情報機器であって、先かん部材、バンド、及び外胴とを軸通する1つの連結部品によって、先かん部材、バンド、及び外胴が、内胴に取り付けられることを特徴とする腕携帯情報機器。
  14. 請求項記載の腕携帯情報機器にあって、保持部材がケースの外胴に配置される装飾部材であることを特徴とする腕携帯情報機器。
  15. 請求項14記載の腕携帯情報機器であって、装飾部材、バンド、および外胴とを軸通する1つの連結部品によって、装飾部材、バンド、および外胴が内胴に取り付けられることを特徴とする腕携帯情報機器。
  16. 請求項14、あるいは15のいずれか記載の腕携帯情報機器にあって、複数の装飾部材が取り付けられることを特徴とする腕携帯情報機器。
  17. 請求項記載の腕携帯情報機器にあって、保持部材が、ケースの外側に配置される緩衝部を備える保護部材であることを特徴とする腕携帯情報機器。
  18. 請求項記載の腕携帯情報機器にあって、保持部材が、ケースとバンドとを着脱するための中留めであることを特徴とする腕携帯情報機器。
  19. 請求項記載の腕携帯情報機器にあって、保持部材が、ケースとバンドとの間に連結され、ケースとバンドとが成す周長を伸縮するための折り畳み式の中留めであることを特徴とする腕携帯情報機器。
  20. 請求項1記載の腕携帯情報機器にあって、外胴が導電性の部材であり、内胴が非導電性の部材であることを特徴とする腕携帯情報機器。
  21. 請求項20記載の腕携帯情報機器にあって、外胴がステンレス、黄銅、チタン、チタン合金から選ばれる1つの材料を含み、内胴が合成樹脂、ゴム、セラミックから選ばれる1つの材料を含むことを特徴とする腕携帯情報機器。
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