JP3721708B2 - 腕時計の保護構造、腕時計及び腕時計保護装置 - Google Patents
腕時計の保護構造、腕時計及び腕時計保護装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、腕時計を保護する腕時計の保護構造、腕時計及び腕時計保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、腕時計においては、腕に取り付けてスポーツや作業などをしているときに、腕時計を物にぶつけて時計ガラスを傷付けたり破損したりしないように、腕時計ケースに保護部材を取り付けたものがある。
このような腕時計の保護部材は、ワイヤなどの線状部材を屈曲させ、その一部を時計ガラスの上面に配置させて、他の一部を腕時計ケースの下面に係止させることにより、腕時計ケースに取り付けられている。この場合、腕時計ケースには、金属製の時計ケースのみからなるもの、あるいは腕時計用ケースの外周面にカバーを取り付けたものなどがあるが、いずれの場合にも最外周面、つまり金属製の時計ケースのみからなる腕時計ケースの場合は金属製の時計ケースの外周面、またカバーが取り付けられた腕時計ケースの場合にはカバーの外周面に保護部材が取り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような腕時計の保護構造では、腕時計ケースの最外周面に保護部材が取り付けられているため、保護部材が傷付きやすく、塗装を施した保護部材では塗装が剥がれ、外観的に好ましくないという問題がある。
また、このような保護構造では、保護部材が腕時計ケースの最外周面にあるため、スポーツなどをしているときに保護部材の角部が物や体に当たりやすく、物や体を傷付けることがあるという問題もある。
【0004】
この発明の課題は、保護部材が傷付きにくく、かつ保護部材によって物や体を傷付けないようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明における腕時計の保護構造は、上面に時計ガラスが装着された腕時計用ケース(例えば、図1〜8の腕時計用ケース2)の外周面に装着されるカバー(例えば、図1,2、8のカバー3)と、前記腕時計用ケースの上面側に一部が位置し、他の一部が前記腕時計用ケースと前記カバーとの間に設けられた保護部材(例えば、図1〜3の保護部材4,図5、6の保護部材20、図7,8の保護部材30)とを有し、前記保護部材は、連続した1本又は複数の線状部材を屈曲形成してなり、この屈曲形成された角部(例えば、図2(B)の角部4d)は、前記カバーにより覆われていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明における腕時計の保護構造において、前記保護部材の他の一部は、前記腕時計用ケースの下面または側面に係止されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明における腕時計の保護構造は、上面に時計ガラスが装着された腕時計用ケース(例えば、図10の腕時計用ケース2)の外周面に装着されるカバー(例えば、図10のカバー3)と、前記腕時計用ケースの上面側に一部が位置し、他の一部が前記カバー内に設けられた保護部材(例えば、図10の保護部材40)とを有し、前記保護部材は、連続した1本又は複数の線状部材を屈曲形成してなり、この屈曲形成された角部(例えば、図10の角部40d)は、前記カバー内に位置することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明における腕時計の保護構造において、前記保護部材の他の一部は、前記カバーと一体成形もしくは一体的に設けられている(例えば、図10の保護部材40)ことを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1または3に記載の発明における腕時計の保護構造において、前記保護部材は、前記時計ガラスの上面の配置位置に緩衝部材(例えば、図1、3,5,10の緩衝部材11)が設けられていることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明における腕時計は、上面に時計ガラスが装着された腕時計用ケース(例えば、図1〜8の腕時計用ケース2)と、この腕時計用ケースの外周面に装着されたカバー(例えば、図1,2、8のカバー3)と、前記腕時計用ケースの上面側に一部が位置し、他の一部が前記腕時計用ケースと前記カバーとの間に設けられた保護部材(例えば、図1〜3の保護部材4,図5、6の保護部材20、図7,8の保護部材30)とを有し、前記保護部材は、連続した1本又は複数の線状部材を屈曲形成してなり、この屈曲形成された角部(例えば、図2(B)の角部4d)は、前記カバーにより覆われていることを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明における腕時計は、上面に時計ガラスが装着された腕時計用ケース(例えば、図10の腕時計用ケース2)と、この腕時計用ケースの外周面に装着されたカバー(例えば、図10のカバー3)と、前記腕時計用ケースの上面側に一部が位置し、他の一部が前記カバー内に設けられた保護部材(例えば、図10の保護部材40)とを有し、前記保護部材は、連続した1本又は複数の線状部材を屈曲形成してなり、この屈曲形成された角部(例えば、図10の角部40d)は、前記カバー内に位置することを特徴とする。
更に、請求項8に記載の発明における腕時計保護装置は、上面に時計ガラスが装着された腕時計用ケース(例えば、図1〜8の腕時計用ケース2)の外周面に装着されるカバー(例えば、図1,2、8のカバー3)と、前記腕時計用ケースの上面側に一部が位置し、他の一部が前記腕時計用ケースと前記カバーとの間に設けられると共に連続した1本又は複数の線状部材を屈曲形成してなり、この屈曲形成された角部(例えば、図2(B)の角部4d)が、前記カバーにより覆われる保護部材とを備えたことを特徴とする。
更に、請求項9に記載の発明における腕時計保護装置は、上面に時計ガラスが装着された腕時計用ケース(例えば、図10の腕時計用ケース2)の外周面に装着されるカバー(例えば、図10のカバー3)と、前記腕時計用ケースの上面側に一部が位置し、他の一部が前記カバー内に設けられると共に連続した1本又は複数の線状部材を屈曲形成してなり、この屈曲形成された角部(例えば、図10の角部40d)が、前記カバー内に位置する保護部材とを備えたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]
以下、図1〜図4を参照して、この発明の腕時計の保護構造の第1実施形態について説明する。
図1は腕時計の正面図であり、図2(A)は腕時計の組付け手順を示す要部断面図であり、図2(B)は図1のA−A断面図である。
この腕時計は、時計ガラス1が装着された腕時計用ケース2の外周面にカバー3が取付けられ、時計ガラス1の上面側に保護部材4の一部が位置した状態で保護部材4の他の一部が腕時計用ケース2とカバー3との間に設けられた構成になっている。
この場合、腕時計用ケース2は、金属または合成樹脂からなっている。この腕時計用ケース2の上部には、図2(B)に示すように、時計ガラス1がパッキン5を介して装着されており、その内部には時計モジュール6が収納されている。また、腕時計用ケース2の下面には、金属製の裏蓋7が防水リング8を介してビス9(図4参照)によって取り付けられている。なお、腕時計用ケース2の上面における周縁部には、合成樹脂製の化粧部材10が両面接着テープなどによって取り付けられている。
【0007】
保護部材4は、図3および図4に示すように、ワイヤなどの連続した1本の線状部材を屈曲形成したものであり、その一部つまり上部4aが時計ガラス1の上面側に配置され、他の一部つまり側部4bと下部4cのうち、側部4bが腕時計用ケース2上の化粧部材10上から腕時計用ケース2の側面に沿って折り曲げられ、下部4cが腕時計用ケース2の下面に配置されるように屈曲された構成になっている。この場合、保護部材4の上部4aは、時計ガラス1の上面における「12時」および「6時」の位置に配置されており、この上部4aには、ウレタンゴムなどからなる緩衝部材11が設けられている。
【0008】
カバー3は、合成樹脂からなり、腕時計用ケース2の外周面に装着し、ビス12によって腕時計用ケース2に固定されている。この場合、腕時計用ケース2が装着するカバー3の内面には、腕時計用ケース2の側面に位置する保護部材4の側部4bを収納する収納凹部3aが設けられている。また、保護部材4の各側部4bに対応するカバー3の上面には、保護部材4の上部4aよりも高く盛り上がった突出部3bが設けられている。
なお、裏蓋7は、その縁部を除く円形部7aが腕時計用ケース2の下面よりも下方に突出しているとともに、腕時計用ケース2の下面に位置する保護部材4の下部4cよりも下方に位置している。
また、保護部材4の上部4aと側部4bとの間の角部4dは、カバー3に覆われている。
【0009】
このような構成の腕時計は、図2(A)〜図2(B)に示す手順で組付けられて完成される。
すなわち、図2(A)に示すように、上面に時計ガラス1を有する腕時計用ケース2の外面に、前記時計ガラス1又は腕時計用ケース2を保護するための保護部材4を装着し、前記保護部材を保護するためのカバー3を、前記腕時計用ケースの外周面に装着して完成される。
より具体的に述べれば、保護部材4の上部4aを時計ガラス1の上面の「12時」と「6時」の位置に配置し、下部4cを腕時計用ケース2の下面に係止させることにより、保護部材4を腕時計用ケース2に取付け、この状態でカバー3の内面に設けられた収納凹部3aに保護部材4の側部4bを収納するように、カバー3を腕時計用ケース2の外周面に装着し、このカバー3をビス12によって腕時計用ケース2に固定することにより、完成される。
【0010】
このように、この腕時計の保護構造では、保護部材4の上部4aが時計ガラス1の上面に配置され、保護部材4の側部4bが腕時計用ケース2とカバー3との間に配置されているので、カバー3によって保護部材4の側部4bが覆われることになり、このため保護部材4が傷付きにくく、しかも腕時計を腕に装着してスポーツなどをしているときに腕時計を物や体にぶつけても、保護部材4の上部4aと側部4bとの間の角部4dが物や体に当たることがないので、保護部材4によって物や体を傷付けることがない。特に、保護部材4の上部4aには、ウレタンゴムなどからなる緩衝部材11が設けられているので、保護部材4の露出部分が少なくなり、保護部材4が傷付きにくい。また、カバー3の上面には、保護部材4の上部4aよりも高く盛り上がった突出部3bが設けられているので、保護部材4の上部4aと側部4bとの間の角部4dが物や体に当たるのを確実に防ぐことができる。
また、上面に時計ガラス1を有する腕時計用ケース2に、まず保護部材4を取付け、次にカバー3をその外周面に装着しているので、簡単に腕時計を組立て、完成することができる。
【0011】
[第2実施形態]
次に、図5および図6を参照して、この発明の腕時計の保護構造の第2実施形態について説明する。なお、図1〜図4に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
この腕時計は、第1実施形態と同様、時計ガラス1が装着された腕時計用ケース2の外周面にカバー3が取り付けられ、時計ガラス1の上面側に保護部材20の一部が配置された状態で保護部材20の他の一部が腕時計用ケース2とカバー3との間に取り付けられた構成になっている。
【0012】
すなわち、腕時計用ケース2の側面には、保護部材20の各端部を係止する係止孔21が、ほぼ「1時」と「2時」の間、ほぼ「10時」と「11時」の間、ほぼ「4時」と「5時」の間、およびほぼ「7時」と「8時」の間に位置する4か所に設けられている。保護部材20は、ワイヤなどの2本の線状部材からなり、それぞれほぼ「コ」字状に折り曲げられ、その各一部つまり各中間部20aが時計ガラス1の上面における「12時」と「6時」の位置に配置され、その各他の一部つまり両側部20bが腕時計用ケース2の上面の周縁部上に設けられた化粧部材10上から腕時計用ケース2の側面に沿って折り曲げられ、その各先端部20cが腕時計用ケース2の側面に設けられた係止孔21にそれぞれ挿入されて係止されることにより、腕時計用ケース2に取り付けられるように構成されている。この場合、保護部材20の中間部20aには、第1実施形態と同様、ウレタンゴムなどからなる緩衝部材11が設けられている。
【0013】
このような腕時計の保護構造では、保護部材20の各中間部20aを時計ガラス1の上面の「12時」と「6時」の位置に配置し、各両側部20bの先端部20cを腕時計用ケース2の側面に設けられた係止孔21に係止させることにより、保護部材20を腕時計用ケース2に取り付け、この状態でカバー3を第1実施形態と同様に腕時計用ケース2の外周面に装着し、このカバー3をビス12によって腕時計用ケース2に固定することにより、簡単に保護部材20を組付けることができる。
このように、この腕時計の保護構造では、第1実施形態と同様の効果があるほか、特に「12時」と「6時」とに位置する2つの保護部材20の各色をそれぞれ異なる色にすれば、デザイン的なバリエーションが豊富になる。
【0014】
[第3実施形態]
次に、図7〜図9を参照して、この発明の腕時計の保護構造の第3実施形態について説明する。この場合にも、図1〜図4に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
この腕時計は、第1実施形態と同様、時計ガラス1が装着された腕時計用ケース2の外周面にカバー3が取り付けられ、腕時計用ケース2の上面側に保護部材30の一部が配置された状態で保護部材30の他の一部が腕時計用ケース2とカバー3との間に取り付けられた構成になっている。
【0015】
すなわち、腕時計用ケース2の下面における周縁部には、保護部材30の各端部を係止する係止溝31が、第2実施形態と同様、ほぼ「1時」と「2時」の間、ほぼ「10時」と「11時」の間、ほぼ「4時」と「5時」の間、およびほぼ「7時」と「8時」の間に位置する4か所、あるいは全周に亘って設けられている。保護部材30は、ワイヤなどの2本の線状部材からなり、図9(a)に示すように、それぞれほぼ「コ」字状に折り曲げられ、その各一部つまり各中間部30aが腕時計用ケース2の上面の周縁部上に設けられた化粧部材10における「3時」と「9時」の位置に配置され、その各他の一部つまり両側部30bが腕時計用ケース2の化粧部材10上から腕時計用ケース2の側面に沿って折り曲げられ、その各先端部30cが腕時計用ケース2の側面に設けられた係止溝31にそれぞれ係止され、これにより腕時計用ケース2に取り付けられるように構成されている。この場合、保護部材30の各中間部30aは、図7および図9(b)に示すように、常に化粧部材10上に位置するように、湾曲形成されている。
【0016】
このような腕時計の保護構造では、保護部材30の各中間部30aを時計ガラス1の上面の「3時」と「9時」の位置に配置し、各両側部30bの先端部30cを腕時計用ケース2の下面の周縁部に設けられた係止溝31に係止させることにより、保護部材30を腕時計用ケース2に取り付け、この状態でカバー3を第1実施形態と同様に腕時計用ケース2の外周面に装着し、このカバー3をビス12によって腕時計用ケース2に固定することにより、簡単に保護部材30を組付けることができる。
このように、この腕時計の保護構造では、第1実施形態と同様の効果があるほか、特に第2実施形態と同様、「3時」と「9時」とに位置する2つの保護部材30の各色をそれぞれ異なる色にすれば、デザイン的なバリエーションが豊富になる。
【0017】
[第4実施形態]
次に、図10を参照して、この発明の腕時計と、この腕時計に装着される腕時計保護装置との実施形態について説明する。この場合にも、図1〜図4に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
この腕時計の場合は、時計ガラス1が装着された腕時計用ケース2の外周面に、時計ガラス1又は腕時計用ケース2を保護するための保護部材40の他の一部が一体成形又は一体的に設けられたカバー3を装着して構成されるようになっている。
【0018】
また、この実施形態の場合、保護部材40は、ワイヤなどの2本の線状部材からなり、それぞれほぼ「コ」字状に折り曲げられ、その各一部つまり各中間部40aが時計ガラス1の上面における「12時」と「6時」の位置に配置され、その各他の一部つまり両端部40b及び、中間部40aと両端部40bとの間の角部40dがカバー3内に埋め込まれた状態でカバー3に一体に設けられ、これにより、腕時計保護装置を構成するようになっている。この場合、保護部材40の中間部40aには、第1実施形態と同様、ウレタンゴムなどからなる緩衝部材11が設けられている。
【0019】
このような構成の腕時計は、図10(A)〜図10(B)に示す手順で組付けられて完成される。
すなわち、まず、保護部材40とカバー3を一体成形もしくは一体的に設けることにより、腕時計保護装置を完成する。次に、このカバー3を、時計ガラス1が取付けられた腕時計ケース2の外周面に、上から装着して完成される。
このようにして構成された腕時計及び腕時計保護装置によれば、第1実施形態と同様の効果があるほか、保護部材40がカバー3と一体成形又は一体的に設けられているので、腕時計用ケース2の外周面にカバー3を装着するだけで、極めて簡単に腕時計を組立てることができる。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、保護部材の一部が時計ガラスの上面に配置され、保護部材の他の一部が腕時計用ケースとカバーとの間に設けられると共に、角部がカバーにより覆われているので、カバーによって保護部材の他の一部及び角部が覆われることとなる。これにより、保護部材が傷付きにくく、しかも腕時計を腕に装着してスポーツなどをしているときに腕時計を物や体にぶつけても、保護部材の角部が物や体に当たることがないので、保護部材によって物や体を傷付けることがない。
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明における腕時計の保護構造と同様の効果を奏すると共に、保護部材の他の一部を腕時計用ケースの下面または側面に係止するようにしたので、簡単に保護部材を組付けることができる。
請求項3に記載の発明によれば、保護部材の一部が時計ガラスの上面に配置され、保護部材の他の一部がカバー内に設けられると共に、角部がカバー内に位置するので、カバーによって保護部材の他の一部及び角部が覆われることとなる。これにより、保護部材が傷付きにくく、しかも腕時計を腕に装着してスポーツなどをしているときに腕時計を物や体にぶつけても、保護部材の角部が物や体に当たることがないので、保護部材によって物や体を傷付けることがない。
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明における腕時計の保護構造と同様の効果を奏すると共に、保護部材の他の一部をカバーと一体成形もしくは一体的に設けることにより、腕時計を構成する一つのユニットとして腕時計ケースとは別に一体成形又は一体的に設けておき、最終組立工程で、腕時計ケースに装着することにより、組立工程を効率的に実行することができる、
また、請求項5に記載の発明によれば、請求項1または請求項3に記載の発明における腕時計の保護構造と同様の効果を奏すると共に、保護部材の時計ガラス上面の配置位置に緩衝部材を設けることにより、保護部材の露出部分が少なくなり保護部材に傷がつきにくくなる。
また、請求項6または請求項7に記載の発明によれば、上面に時計ガラスが装着された腕時計用ケースと、この腕時計用ケースの外周面に装着されたカバーと、腕時計用ケースの上面側に一部が位置し他の一部が腕時計用ケースとカバーとの間、又はカバー内に設けられ、連続した1本又は複数の線状部材を屈曲形成してなり、この屈曲形成された角部が、カバー内に位置するか若しくはこのカバーにより覆われる保護部材とから腕時計を構成することができる。これにより、保護部材が傷付きにくく、しかも腕時計を腕に装着してスポーツなどをしているときに腕時計を物や体にぶつけても保護部材の角部が物や体に当たることがないので、保護部材によって物や体を傷付けることがない腕時計を提供することができる。
更に、請求項8または請求項9に記載の発明によれば、上面に時計ガラスが装着された腕時計用ケースの外周面に装着されるカバーと、腕時計用ケースの上面側に一部が位置し他の一部が腕時計用ケースとカバーとの間、又はカバー内に設けられると共に連続した1本又は複数の線状部材を屈曲形成してなり、この屈曲形成された角部が、カバー内に位置するか若しくはこのカバーにより覆われる保護部材とを備えているので、保護部材が傷付きにくく、しかも腕時計を腕に装着してスポーツなどをしているときに腕時計を物や体にぶつけても保護部材の角部が物や体に当たることがないので、保護部材によって物や体を傷付けることがない腕時計保護装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の腕時計の第1実施形態の正面図。
【図2】(A)は腕時計の組付け手順を示す要部断面図で、(B)は図1のA−A断面図。
【図3】図1の腕時計用ケースからカバーを取り外した状態の正面図。
【図4】図3の裏面図。
【図5】この発明の腕時計の第2実施形態を示し、腕時計用ケースからカバーを取り外した状態の正面図。
【図6】図5の側面図。
【図7】この発明の腕時計の第3実施形態を示し、腕時計用ケースからカバーを取り外した状態の正面図。
【図8】図7のB−B断面図。
【図9】図7の保護部材を示し、(a)はその側面図、(b)はその正面図。
【図10】(A)はこの発明の腕時計の他の組付け手順を示す要部断面図、(B)はこの発明の別の実施形態として示した要部の断面図。
【符号の説明】
1 時計ガラス
2 腕時計用ケース
3 カバー
4、20、30、40 保護部材
4a 保護部材の上部
4b 保護部材の側部
4c 保護部材の下部
4d 保護部材の角部
20a、30a、40a 保護部材の中間部
20b、30b、40b 保護部材の両端部
40d 保護部材の角部
Claims (9)
- 上面に時計ガラスが装着された腕時計用ケースの外周面に装着されるカバーと、
前記腕時計用ケースの上面側に一部が位置し、他の一部が前記腕時計用ケースと前記カバーとの間に設けられた保護部材とを有し、
前記保護部材は、連続した1本又は複数の線状部材を屈曲形成してなり、この屈曲形成された角部は、前記カバーにより覆われていることを特徴とする腕時計の保護構造。 - 前記保護部材の他の一部は、前記腕時計用ケースの下面または側面に係止されていることを特徴とする請求項1記載の腕時計の保護構造。
- 上面に時計ガラスが装着された腕時計用ケースの外周面に装着されるカバーと、
前記腕時計用ケースの上面側に一部が位置し、他の一部が前記カバー内に設けられた保護部材とを有し、
前記保護部材は、連続した1本又は複数の線状部材を屈曲形成してなり、この屈曲形成された角部は、前記カバー内に位置することを特徴とする腕時計の保護構造。 - 前記保護部材の他の一部は、前記カバーと一体成形もしくは一体的に設けられていることを特徴とする請求項3記載の腕時計の保護構造。
- 前記保護部材は、前記時計ガラスの上面の配置位置に緩衝部材が設けられていることを特徴とする請求項1または3記載の腕時計の保護構造。
- 上面に時計ガラスが装着された腕時計用ケースと、
この腕時計用ケースの外周面に装着されたカバーと、
前記腕時計用ケースの上面側に一部が位置し、他の一部が前記腕時計用ケースと前記カバーとの間に設けられた保護部材とを有し、
前記保護部材は、連続した1本又は複数の線状部材を屈曲形成してなり、この屈曲形成された角部は、前記カバーにより覆われていることを特徴とする腕時計。 - 上面に時計ガラスが装着された腕時計用ケースと、
この腕時計用ケースの外周面に装着されたカバーと、
前記腕時計用ケースの上面側に一部が位置し、他の一部が前記カバー内に設けられた保護部材とを有し、
前記保護部材は、連続した1本又は複数の線状部材を屈曲形成してなり、この屈曲形成された角部は、前記カバー内に位置することを特徴とする腕時計。 - 上面に時計ガラスが装着された腕時計用ケースの外周面に装着されるカバーと、
前記腕時計用ケースの上面側に一部が位置し、他の一部が前記腕時計用ケースと前記カバーとの間に設けられると共に連続した1本又は複数の線状部材を屈曲形成してなり、この屈曲形成された角部が、前記カバーにより覆われる保護部材と、
を備えたことを特徴とする腕時計保護装置。 - 上面に時計ガラスが装着された腕時計用ケースの外周面に装着されるカバーと、
前記腕時計用ケースの上面側に一部が位置し、他の一部が前記カバー内に設けられると共に連続した1本又は複数の線状部材を屈曲形成してなり、この屈曲形成された角部が、前記カバー内に位置する保護部材と、
を備えたことを特徴とする腕時計保護装置。
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- 1997-04-10 JP JP10684897A patent/JP3721708B2/ja not_active Expired - Lifetime
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