JP2011088316A - 情報記録体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも基材と、記録画像と、記録画像と重なるように万線パターンを設ける。該記録画像は、少なくとも3色のドット11,12,13の集合からなり、かつ各色のドット1個ずつを一組として同一箇所に重ねて一つの色調を持ったドットとする。また、重ねられたドットは少なくとも一方向に等間隔のピッチで配列されている。そして、万線パターンのピッチはドットのピッチの整数倍である。この記録画像を剥離して変造画像を一般のプリンタで形成すると、変造画像と万線パターン41,42との間でモアレを発生し、一見して判別することができる。
【選択図】図7
Description
防止を目的として設けられるものである。このOVD層としては、例えば、レリーフ型回折格子構造体が使用されている。レリーフ型回折格子構造体は、微細な凹凸パターンを有する回折格子形成層と、この凹凸パターンに沿って設けられた透過性薄膜層で構成されるものである。透過性薄膜層の屈折率は回折格子形成層の屈折率より大きく、両者の境界面で光反射が生じる。この境界面は微細な凹凸パターンを有するから、反射光は凹凸を反映して回折する。そして、見る角度で色彩が変化したり、あるいは立体画像を構成したりする。このため、中間層としてレリーフ型回折格子構造体を利用した中間転写媒体はコピーが難しく多用されている。また、このレリーフ型回折格子構造体は、エンボス複製法により、安価に大量に製造することができる。このOVD層は見る角度で色彩等が変化する画像を有するものであるから、コピーによって複製することができない。このため、偽造が困難であり、しかも、一見して真贋を判定することができる。
該記録画像は、少なくとも3色のドットの集合からなり、かつ各色のドット1個ずつを一組として同一箇所に重ねて一つの色調を持ったドットとしており、
かつ重ねられたドットが少なくとも一方向に等間隔のピッチで配列されているとともに、該万線パターンのピッチが該ドットのピッチの整数倍である、
ことを特徴とする情報記録体である。
、併せて及び印刷方式についても説明する。
膜としてもよい。また、このような薄膜層を形成する方法としては、ZnSなどの金属化合物を使用し、真空蒸着法の他にスパッタリング法、イオンプレーティング法等の成膜手段を用いることが可能であり、膜厚としては10nm〜1000nmの範囲にあることが好ましい。
式を用いる必要がある。上記で述べたように、転写リボンを用いて熱転写方式によって画像を形成する場合、各色のドットを順に中間転写媒体上に設けていく。代表的なドットオンドット方式によれば、まず、ブラックのインクを転写し、そのドットと同じ位置にシアン、マゼンタ、イエローの各インクを順に転写していく。転写順序は各色のインクの濃度や発色の良さ、透過性、接着性などを考慮したものであり、これに限るものではない。また、ブラックインクを使用せずに3色で画像を形成することもある。ドットを重ねて転写する方法としては、例えば、中間転写媒体をロールに固定し、別のロールに固定した転写リボンを押し当ててサーマルヘッドで加熱して、まず1色目の画像を形成する。さらに、ステッピングモータを用いて中間転写媒体用のロールを逆転させて最初の位置に戻し、他方のロールの転写リボンは別の色に変更し、同様にサーマルヘッドを用いて画像を形成する。これを繰り返すことで各色のドットの位置がすべて重なった画像を形成することができる。
線パターンとの干渉に影響するのはX軸方向のドットピッチである。X軸方向のドットピッチは各色によって異なるから、画像全体で見た場合に色のムラを生じさせることになる。
やOVD層などで偽造品を判別することはできなかった。しかし記録画像部分を目視で確認したところ、ドットオンドット方式で作成した真性品のパスポート冊子においては万線パターンの設けられた部分は暗くなっているものの画像として不自然な点はなかったが、偽造品においては、万線パターンが設けられた部分にモアレパターンが発生しており、明らかに真性品とは異なる外観であったため偽造品と判別することができた。以上のように本発明の効果を確認することができた。
2‥ スクリーン方式による印刷画像の例
11‥ イエローのドット
12‥ マゼンタのドット
13‥ シアンのドット
20‥ 中間転写媒体
21‥ ベースフィルム
22‥ 剥離層兼保護層
23‥ OVD層
24‥ 金属蒸着層
25‥ 受像層兼接着層
26‥ インク層(記録画像)
30‥ 情報記録体
31‥ 基材
41‥ 万線パターン1
42‥ 万線パターン2
43‥ 記録画像
44‥ 中間転写媒体
45‥ 基材
Claims (8)
- 少なくとも基材と、記録画像と、該記録画像と重なるように設けられた万線パターンを有する情報記録体であって、
該記録画像は、少なくとも3色のドットの集合からなり、かつ各色のドット1個ずつを一組として同一箇所に重ねて一つの色調を持ったドットとしており、
かつ重ねられたドットが少なくとも一方向に等間隔のピッチで配列されているとともに、該万線パターンのピッチが該ドットのピッチの整数倍である、
ことを特徴とする情報記録体。 - 前記記録画像が、中間転写媒体上に形成され、該記録画像が形成された該中間転写媒体が熱圧によって基材上に接着されていることを特徴とする、請求項1に記載の情報記録体。
- 前記記録画像を形成するドットが、感熱転写インクリボンと前記中間転写媒体を重ねてサーマルヘッドで加熱することによって形成されていることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の情報記録体。
- 前記万線パターンがあらかじめ基材上に印刷されており、該万線パターンに位置を合わせて前記ドットが形成された中間転写媒体を接着することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の情報記録体。
- 前記万線パターンがあらかじめ前記中間転写媒体上に設けられ、該万線パターンに位置を合わせて前記ドットが形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の情報記録体。
- 前記中間転写媒体に回折格子構造体が形成されたOVD層が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の情報記録体。
- 前記中間転写媒体に金属蒸着層が形成され、前記万線パターンが該金属蒸着層によって形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の情報記録体。
- 前記万線パターンが2箇所以上の領域に形成され、各領域における万線パターンのピッチがそれぞれ異なることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の情報記録体。
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