JP7326940B2 - 情報記録体および情報記録体の検証方法 - Google Patents
情報記録体および情報記録体の検証方法 Download PDFInfo
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Description
殊な材料等が不要で、間接転写記録方式に適した熱転写媒体、それを用いた情報記録体の製造方法および検証方法を提供するものである。
C、M、Yのインキ層で形成された第1画像が設けられた第1画像形成部、
Bkのインキ層で形成された文字情報形成部、
光散乱層と、顔料濃度が前記Bkのインキ層に対して50~90%である薄墨インキ層と、C、M、Yのインキ層で形成された個別情報を含む第2画像が設けられた第2画像形成層と、顔料濃度が前記Bkのインキ層に対して50~90%である第2の薄墨インキ層または前記Bkのインキ層による網点面積率50~90%の網点画像と、が表面側から基材側に順次積層されたセキュリティ形成部、
が基材上に設けられていることを特徴とする情報記録体である。
請求項1に記載の情報記録体のセキュリティ形成部に可視光を照射して、第2画像を透視することを特徴とする情報記録体の検証方法である。
ンキ層が面順次に塗り分けられ、ロール状に巻回されている。
ける。同様にして、文字情報形成部にBkのインキを熱転写して文字、記号などの文字情報を形成すると共に、第2画像形成層上にBkのインキを網点面積率50~90%の網点パターンとして熱転写してセキュリティ形成部を形成する。以上の様にして1次転写が行われる。
〔熱転写リボンの作製〕
図1と同様の熱転写リボンAを以下の様にして得た。
厚さ4.5μmのPET基材の片面に、
ポリエステル系樹脂にシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)の各顔料をそれぞれ混合したインキを、グラビアコーターにより厚み1.0μmで面順次に塗り分けて形成した。
(シアンインキの組成)
シアン顔料(御国色素株式会社) 5重量部
バイロン500(東洋紡株式会社) 15重量部
MEK 80重量部
(マゼンタインキの組成)
マゼンタ顔料(御国色素株式会社) 5重量部
バイロン500(東洋紡株式会社) 15重量部
MEK 80重量部
(イエローインキの組成)
イエロー顔料(御国色素株式会社) 5重量部
バイロン500(東洋紡株式会社) 15重量部
MEK 80重量部
(ブラックインキの組成)
カーボンブラック顔料(御国色素株式会社) 5重量部
バイロン500(東洋紡株式会社) 15重量部
MEK 80重量部
図2と同様の中間転写媒体Aを以下の様にして得た。
厚さ12μmのPET基材の片面に、
グラビアコーターによりエポキシ系樹脂を厚み0.8μmに形成してオーバレイ層とし、コンマコーターによりポリエステル系樹脂とフィラーを混合した混合樹脂を一部分に厚み4.0μmに形成して光拡散層とし、
グラビアコーターによりポリエステル系樹脂にカーボンブラック顔料を混合した混合樹脂を厚み1.0μmに形成して薄墨インク層GR1として重ねた。
(オーバレイ層のインキ組成)
jER1003(三菱ケミカル株式会社) 20重量部
MEK 80重量部
(光散乱層のインキ組成)
バイロン500(東洋紡株式会社) 25重量部
サイロホービック100(富士シリシア株式会社) 5重量部
MEK 70重量部
(薄墨インク層のインキ組成)
カーボンブラック顔料 4重量部
バイロン500(東洋紡株式会社) 15重量部
MEK 81重量部
上記の中間転写媒体Aと熱転写リボンAとを間接転写記録方式のパスポート発行プリンタeP600(凸版印刷株式会社)に装着し、パスポート用紙を情報記録体として1次転写及び2次転写を行い、情報記録体を得た。なお1次転写の際、第2画像形成層上に形成するBkのインキ層は、網点面積率70%の網点パターンで形成した。
〔熱転写リボンの作製〕
図3と同様の熱転写リボンBを以下の様にして得た。
厚さ4.5μmのPET基材の片面に、
実施例1の構成と同様の構成に第2の薄墨インキ層GR2を加え、C、M、Y、Bk、GR2の各層をグラビアコーターにより厚み1.0μmで面順次に塗り分けて形成した。
(第2の薄墨インク層のインキ組成)
カーボンブラック顔料 4重量部
バイロン500(東洋紡株式会社) 15重量部
MEK 81重量部
実施例1と同様として作成した。
上記の中間転写媒体Aと熱転写リボンBとを用い、実施例1と同様にして情報記録体を得た。なお1次転写の際、第2画像形成層上に形成する第2の薄墨インク層はベタパターンで転写した。
実施例1と同様に情報記録体を作成する際に、第2画像形成層上に形成するBkのインキ層を、網点面積率30%の網点パターンで形成して情報記録体を得た。
実施例2と同様に情報記録体を作成する際に、第2の薄墨インキ層のインキ組成を下記のものとして情報記録体を得た。
(第2の薄墨インク層のインキ組成)
カーボンブラック顔料 1重量部
バイロン500(東洋紡株式会社) 15重量部
MEK 81重量部
得られた情報記録体に対し、
・外観判定: 通常の所持状態で第2画像が見えないこと
・真贋判定1: 可視光照射により第2画像が透かして見えること
・真贋判定2: カラーコピー機で第2画像が見える状態でコピーされないこと
の3種の方法により判定を行なった。
以上の各実施例、比較例についての評価結果を表1にまとめる。
真贋判定1:実施例1、実施例2、比較例1、比較例2のいずれにおいても第2画像を確認できた。
真贋判定2:実施例1、実施例2では第2画像がコピーされなかったが、比較例1、比較例2では第2画像が確認できる程度にコピーされてしまった。
2、3・・・支持体
C・・・シアン
M・・・マゼンタ
Y・・・イエロー
Bk・・・ブラック
GR1・・・薄墨インキ層
GR2・・・第2の薄墨インキ層
4・・・オーバレイ層
5・・・光散乱層
6、8、9・・・中間転写媒体
10・・・第1画像形成部
11・・・文字情報形成部
12・・・セキュリティ形成部
15・・・サーマルヘッド
18・・・ヒートローラ
20・・・基材
21・・・情報記録体
22・・・接着剤
23・・・可視光
24・・・第2画像
25・・・第2画像形成層
26・・・網点パターン
Claims (2)
- C、M、Yのインキ層で形成された第1画像が設けられた第1画像形成部、
Bkのインキ層で形成された文字情報形成部、
光散乱層と、顔料濃度が前記Bkのインキ層に対して50~90%である薄墨インキ層と、C、M、Yのインキ層で形成された個別情報を含む第2画像が設けられた第2画像形成層と、顔料濃度が前記Bkのインキ層に対して50~90%である第2の薄墨インキ層または前記Bkのインキ層による網点面積率50~90%の網点画像と、が表面側から基材側に順次積層されたセキュリティ形成部、
が基材上に設けられていることを特徴とする情報記録体。 - 請求項1に記載の情報記録体のセキュリティ形成部に可視光を照射して、第2画像を透視することを特徴とする情報記録体の検証方法。
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JP2019126074A JP7326940B2 (ja) | 2019-07-05 | 2019-07-05 | 情報記録体および情報記録体の検証方法 |
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