JP2020124858A - 情報表示体 - Google Patents
情報表示体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020124858A JP2020124858A JP2019018791A JP2019018791A JP2020124858A JP 2020124858 A JP2020124858 A JP 2020124858A JP 2019018791 A JP2019018791 A JP 2019018791A JP 2019018791 A JP2019018791 A JP 2019018791A JP 2020124858 A JP2020124858 A JP 2020124858A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- pattern forming
- moire pattern
- information display
- moire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Printing Methods (AREA)
Abstract
Description
シート基材がラミネートされたパウチフィルムの、少なくともモアレパターン形成用画像に対応する表面には、前記モアレパターン形成用画像にモアレを表示可能な万線パターン形成部が備えられていることを特徴とする情報表示体
である。
シート基材がラミネートされたパウチフィルムの、少なくともモアレパターン形成用画像が形成された部位に対応する表面には、前記モアレパターン形成用画像と同じまたは異なるモアレパターン形成用画像が備えられており、且つ前記パウチフィルムの一部または全面に、前記モアレパターン形成用画像を拡大表示可能な万線パターンを有する転写箔またはパッチフィルムが備えられていることを特徴とする情報表示体
である。
本発明の情報表示体の第1の実施形態について、図1を使用して説明する。
図1(a)は、本発明の情報表示体10の上面図の例を示したものである。図1(b)は、図1(a)における情報表示体10を切断線A−A´にて切断した場合の概略断面図を示したものである。
万線パターン形成部2を作製する方法は特に限定されない。万線が形成されていれば、形成手段は如何なるものであっても構わない。
シート基材5は特に限定されるものではないが、パスポートなどの冊子類やIDカードなどのカード類などに用いられる公知の素材を用いる事ができる。例えば、紙類をはじめとして、ポリ塩化ビニル樹脂などのビニル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂、ポリ乳酸などの生分解性樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂、(メタ)アクリル系樹脂などのプラスチック材料を例示できるが、これらに限定する必要は無い。
パウチフィルム4は、ラミネート加工に使用可能な樹脂フィルムであれば特に限定する必要は無く、ラミネート加工用に市販されているラミネート加工用フィルムを好適に使用することができる。例えば、熱ラミネートを行う場合は、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムの片面に、PETより低融点のポリエチレン系樹脂層を形成したフィルムを挙げることができる。また、PET/エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA、Ethylene Vinyl Acetate copolymer)、PET/低密度ポリエチレン(LDPE)/EVAの様な層構成のパウチフィルムなどを例示することができる。
モアレパターン形成用画像1は、特に限定するものではないが、例えば図3に例示したような画像とする事ができる。それは、まず図3(a)に示した様な拡大したモアレ画像として表示したい画像を作成する。ここでは高さHの横並びの文字画像とした。次に、図3(b)に示した様に、この横並びの文字の高さをh(h/H<1)に縮小した文字画像を作成する。次に、図3(b)で作成した文字画像を、縦方向と横方向に繰り返した画像を作成した。この様に、元の画像を縦方向または横方向に縮小し、それを縦方向と横方向に繰り返し配置した画像をモアレパターン形成用画像として用いる事ができる。
万線パターン形成部2は、パウチフィルム4上に、規則的に並んだ平行線の集まりである万線パターンを形成した部分を指す。本実施形態においては、万線パターン形成部2は、各種の印刷技術を使用して、パウチフィルム4上に万線パターンを印刷した構成であっても良いし、その他のものであっても良い。
万線パターン形成部2の万線は、例えば、アルミニウムなどの金属蒸着層のエッチング加工により形成されているものであっても良い。
ID情報印刷部3は、シート基材5上のID情報が印刷された部分を指している。印刷の方法は特に限定されない。例えば、インクジェット印刷をはじめ、Xerographyや電子写真技術に基づく複合機などを使用した印刷、スクリーン印刷や各種のオフセット印刷などの印刷技術を使用して、文字、図形、顔写真などのID情報をシート基材5上に印刷することができる。
次に、本発明の情報表示体の第2の実施形態について、図2(a)を使用して説明する。
本発明の情報表示体の第2の実施形態は、第1の実施形態における万線パターン形成部2を、印刷により形成するのではなく、万線パターンを有する転写箔またはパッチフィルム7を一部に貼着した構成である。
次に、本発明の情報表示体の第3の実施形態について、図2(c)を使用して説明する。
本発明の情報表示体の第3の実施形態は、第2の実施形態において、パウチフィルム4の一部または全面に、モアレパターン形成用画像1を拡大表示可能な万線パターンを有す
る転写箔またはパッチフィルム7が備えられていることに加えて、パウチフィルム4の、少なくともID情報印刷部3が形成された部位に対応する表面には、モアレパターン形成用画像1と同じまたは異なるモアレパターン形成用画像6が備えられている構成である。
1.万線パターンを有する転写箔の作製
アルミニウム薄膜を反射層として使用したディメタライズドホログラム転写箔と同様の作製方法によって万線パターンを有する転写箔を作製した。
シート基材として、上質紙を用い、カラーのトナープリンタでID情報(顔写真など)と、モアレパターン形成用画像を印刷した。モアレパターン形成用画像としては、ID情報の氏名を大文字のアルファベットで表記したものを使用した。
次に、モアレパターン形成用画像が形成されていない領域と形成されている一部の領域に跨って、ID情報である顔写真を印刷した。この様にする事で、モアレパターン形成用画像と顔写真の一部が重なって形成される。
この様にして、モアレパターン形成用画像とID情報である顔写真が印刷された上質紙(シート基材)を得た。
シート基材に印刷したモアレパターン形成用画像と同様の方法により作成した図形(ロゴマーク)についてのモアレパターン形成用画像を、万線パターンのスペースと同じ厚さ100μmのパウチフィルムの表面にスクリーン印刷により印刷した。パウチフィルムは、
コクヨ社製の「パウチフィルム MSP−F220307N」を使用した。
次に、上記で得たモアレパターン形成用画像と顔写真が印刷されたシート基材を、2枚のパウチフィルムに挟み込んで、熱ラミネータの2本の熱ローラに通す事によりラミネートした。この様にしてラミネートカード化した物品を得た。
次に、上記で得たラミネートカード化した物品の印刷面のモアレパターン形成用画像と顔写真に対応するパウチフィルムの表面に、万線パターンを有する転写箔を転写した。
2・・・万線パターン形成部
3・・・ID情報印刷部
4・・・パウチシート
5・・・シート基材
6・・・モアレパターン形成用画像
7・・・万線パターンを有する転写箔またはパッチフィルム
10、10´、10´´・・・情報表示体
Claims (5)
- モアレパターン形成用画像を備えたシート基材を2枚のパウチフィルムの間に挟み込んで熱ラミネートした情報表示体であって、
シート基材がラミネートされたパウチフィルムの、少なくともモアレパターン形成用画像に対応する表面には、前記モアレパターン形成用画像にモアレを表示可能な万線パターン形成部が備えられていることを特徴とする情報表示体。 - 前記万線パターン形成部が、前記パウチフィルム上の印刷物または前記モアレパターン形成用画像を拡大表示可能な万線パターンを有する転写箔またはパッチフィルムであることを特徴とする請求項1に記載の情報表示体。
- モアレパターン形成用画像を備えたシート基材を2枚のパウチフィルムの間に挟み込んで熱ラミネートした情報表示体であって、
シート基材がラミネートされたパウチフィルムの、少なくともモアレパターン形成用画像が形成された部位に対応する表面には、前記モアレパターン形成用画像と同じまたは異なるモアレパターン形成用画像が備えられており、且つ前記パウチフィルムの一部または全面に、前記モアレパターン形成用画像を拡大表示可能な万線パターン形成部を有する転写箔またはパッチフィルムが備えられていることを特徴とする情報表示体。 - 前記万線パターン形成部が金属蒸着層のエッチング加工により形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の情報表示体。
- 前記モアレパターン形成用画像の少なくとも一種類が、顔料インクリボンを熱転写した印刷ドットから形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の情報表示体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019018791A JP7354547B2 (ja) | 2019-02-05 | 2019-02-05 | 情報表示体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019018791A JP7354547B2 (ja) | 2019-02-05 | 2019-02-05 | 情報表示体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020124858A true JP2020124858A (ja) | 2020-08-20 |
JP7354547B2 JP7354547B2 (ja) | 2023-10-03 |
Family
ID=72083367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019018791A Active JP7354547B2 (ja) | 2019-02-05 | 2019-02-05 | 情報表示体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7354547B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000094869A (ja) * | 1998-09-25 | 2000-04-04 | Printing Bureau Ministry Of Finance Japan | ラミネートフィルムで保護された貴重印刷物及びその製造方法 |
JP2002307879A (ja) * | 2001-04-16 | 2002-10-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 真正性の判別可能なカード |
JP2010179581A (ja) * | 2009-02-06 | 2010-08-19 | National Printing Bureau | 潜像印刷物 |
JP2011088316A (ja) * | 2009-10-21 | 2011-05-06 | Toppan Printing Co Ltd | 情報記録体 |
-
2019
- 2019-02-05 JP JP2019018791A patent/JP7354547B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000094869A (ja) * | 1998-09-25 | 2000-04-04 | Printing Bureau Ministry Of Finance Japan | ラミネートフィルムで保護された貴重印刷物及びその製造方法 |
JP2002307879A (ja) * | 2001-04-16 | 2002-10-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 真正性の判別可能なカード |
JP2010179581A (ja) * | 2009-02-06 | 2010-08-19 | National Printing Bureau | 潜像印刷物 |
JP2011088316A (ja) * | 2009-10-21 | 2011-05-06 | Toppan Printing Co Ltd | 情報記録体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7354547B2 (ja) | 2023-10-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11110734B2 (en) | Security element having a lenticular image | |
CN106064543B (zh) | 用于制造多层数据载体的方法以及通过所述方法制造的数据载体 | |
EP2417489B1 (en) | Method of manufacturing a security document or device with an optically variable image | |
JP7081586B2 (ja) | 表示体、冊子、idカード、表示体の製造方法、および、表示体の製造装置 | |
JP5515713B2 (ja) | 画像表示体、転写箔及び個人認証媒体 | |
JP2007240787A (ja) | ホログラムシート及び印刷媒体 | |
JP4783943B2 (ja) | ホログラムシート及び印刷媒体 | |
JP5359765B2 (ja) | 画像表示体、その製造方法、個人認証媒体及びブランク媒体 | |
JP2013092746A (ja) | 画像表示体及び情報媒体 | |
US10315454B2 (en) | Method for processing a security element | |
JP4783944B2 (ja) | ホログラムシート及び印刷媒体 | |
JP2011039336A (ja) | 個人認証媒体 | |
JP7354547B2 (ja) | 情報表示体 | |
JP2012173464A (ja) | 画像形成体の製造方法、画像形成体及び個人認証媒体 | |
JP4314387B2 (ja) | 画像形成体 | |
WO2018172750A1 (en) | Security devices | |
JP5223345B2 (ja) | 画像形成体 | |
JP5407743B2 (ja) | 情報記録体 | |
JP5371043B2 (ja) | 改ざん防止印刷物 | |
JP7185880B2 (ja) | ラミネート積層体、冊子類及びラミネート積層体の製造方法 | |
JP6657620B2 (ja) | 情報媒体及び情報媒体の製造方法 | |
CN116533665A (zh) | 微缩防伪图文生产工艺、微缩图文鉴别方法 | |
WO2023133632A1 (en) | Security feature with metallization for security documents | |
WO2023089190A1 (en) | A method of manufacturing a security sheet and a security sheet | |
JP2024010540A (ja) | 画像形成体およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220119 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221118 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221129 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230110 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230418 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230607 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230822 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230904 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7354547 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |