JP2000094869A - ラミネートフィルムで保護された貴重印刷物及びその製造方法 - Google Patents
ラミネートフィルムで保護された貴重印刷物及びその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 旅券冊子等の貴重印刷物の見返し部を
保護するラミネートフィルムによる偽造及び改竄防止機
能を高める。 【解決手段】 旅券冊子の個人情報が記載された見返
し部２を保護するラミネートフィルム４の表面に、レー
ザ光５又は型押しローラー等により、機械的彫刻では再
現が困難な微細な凹溝６を形成して凹凸部を付与するこ
とで、見返し部２に印字された個人情報を特定角度から
しか認識できないようにするとともに、又、特有の虹彩
モアレの発生を可能とする。
保護するラミネートフィルムによる偽造及び改竄防止機
能を高める。 【解決手段】 旅券冊子の個人情報が記載された見返
し部２を保護するラミネートフィルム４の表面に、レー
ザ光５又は型押しローラー等により、機械的彫刻では再
現が困難な微細な凹溝６を形成して凹凸部を付与するこ
とで、見返し部２に印字された個人情報を特定角度から
しか認識できないようにするとともに、又、特有の虹彩
モアレの発生を可能とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、偽造防止、改竄防
止及び複写防止が要求される旅券冊子等の貴重印刷物及
びその製造方法に関するものである。
止及び複写防止が要求される旅券冊子等の貴重印刷物及
びその製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】貴重印刷物の記載部、例えば旅券冊子等
の個人情報が記載され、ラミネートフィルムで保護され
た見返し部は、偽造や改竄されにくいことが要求され
る。この対策として、見返し部の用紙とラミネートフィ
ルムが簡単に剥離できないように、見返し部の用紙とラ
ミネートフィルムの剥離強度に比べ、見返し部の用紙自
体の剥離強度を弱くし、改竄者がラミネートフィルムを
剥がそうとした場合に、個人情報が記載された用紙面が
ラミネートフィルム側に残るようにしている。
の個人情報が記載され、ラミネートフィルムで保護され
た見返し部は、偽造や改竄されにくいことが要求され
る。この対策として、見返し部の用紙とラミネートフィ
ルムが簡単に剥離できないように、見返し部の用紙とラ
ミネートフィルムの剥離強度に比べ、見返し部の用紙自
体の剥離強度を弱くし、改竄者がラミネートフィルムを
剥がそうとした場合に、個人情報が記載された用紙面が
ラミネートフィルム側に残るようにしている。
【０００３】しかしながら、最近、高性能なパソコンの
普及に伴い、安価でかつ高機能な画像処理ソフトが普及
し、誰でも容易に個人情報が作成できるようになってい
る。更に、それら偽造した個人情報のデータは高解像度
のプリンターで出力できるようになっている。
普及に伴い、安価でかつ高機能な画像処理ソフトが普及
し、誰でも容易に個人情報が作成できるようになってい
る。更に、それら偽造した個人情報のデータは高解像度
のプリンターで出力できるようになっている。
【０００４】このような技術を利用すれば、偽造しよう
とする者は、旅券冊子を分解した後、旅券冊子の表紙で
あるカーフから見返し部の用紙をラミネートフィルムご
と剥がし、偽造した見返し部をカーフに貼り付け、更に
偽のフィルムをラミネート（圧着）し、その他の頁は本
物を用い修復するような方法で、容易に偽造が可能であ
る。このため、見返し部に用いる用紙とラミネートフィ
ルムの剥離強度をコントロールする方法だけでは、完全
な偽造防止技術とはなり得ないのが現状である。
とする者は、旅券冊子を分解した後、旅券冊子の表紙で
あるカーフから見返し部の用紙をラミネートフィルムご
と剥がし、偽造した見返し部をカーフに貼り付け、更に
偽のフィルムをラミネート（圧着）し、その他の頁は本
物を用い修復するような方法で、容易に偽造が可能であ
る。このため、見返し部に用いる用紙とラミネートフィ
ルムの剥離強度をコントロールする方法だけでは、完全
な偽造防止技術とはなり得ないのが現状である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の上記
問題点を解決するものであり、 貴重印刷物の記載部である、例えば旅券冊子等の見返
し部に、印刷や写真等による個人情報、万線、万線と方
向や位相のずれた複数の線から成る潜像等を付与する。 この見返し部を保護するラミネートフィルム表面に、
レーザ光あるいは型押しローラ等の手段を用いて、万線
状の多数の溝を形成して微細な凹凸を付与し、見返し部
の情報、万線、潜像等を観察角度によって見え方が異な
る角度視認性を付与するとともに、溝と方向や位相のず
れた複数の溝を形成して潜像を付与する。本発明は、こ
れらの、を適宜組み合わせ、見返し部の個人情報、
万線、潜像あるいはラミネートフィルムの潜像等を、観
察角度によって見え方が異なる角度視認性を付与して、
特定の観察角度から鮮明に観察可能とし、又万線と溝と
からモアレあるいは濃淡の模様を発生させ、しかも観察
角度により発生箇所が移動するようにして、偽造及び改
竄防止効果の高い貴重印刷物及びその製造方法を提供す
ることを目的としている。
問題点を解決するものであり、 貴重印刷物の記載部である、例えば旅券冊子等の見返
し部に、印刷や写真等による個人情報、万線、万線と方
向や位相のずれた複数の線から成る潜像等を付与する。 この見返し部を保護するラミネートフィルム表面に、
レーザ光あるいは型押しローラ等の手段を用いて、万線
状の多数の溝を形成して微細な凹凸を付与し、見返し部
の情報、万線、潜像等を観察角度によって見え方が異な
る角度視認性を付与するとともに、溝と方向や位相のず
れた複数の溝を形成して潜像を付与する。本発明は、こ
れらの、を適宜組み合わせ、見返し部の個人情報、
万線、潜像あるいはラミネートフィルムの潜像等を、観
察角度によって見え方が異なる角度視認性を付与して、
特定の観察角度から鮮明に観察可能とし、又万線と溝と
からモアレあるいは濃淡の模様を発生させ、しかも観察
角度により発生箇所が移動するようにして、偽造及び改
竄防止効果の高い貴重印刷物及びその製造方法を提供す
ることを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するものであり、情報が記載された記載部と、この記
載部を保護するラミネートフィルムを有する貴重印刷物
であって、上記ラミネートフィルムの外表面の一部又は
全面に、多数の溝が形成されて微細な凹凸部が付与され
ており、偽造及び改竄防止機能を有することを特徴とす
る貴重印刷物を提供する。
決するものであり、情報が記載された記載部と、この記
載部を保護するラミネートフィルムを有する貴重印刷物
であって、上記ラミネートフィルムの外表面の一部又は
全面に、多数の溝が形成されて微細な凹凸部が付与され
ており、偽造及び改竄防止機能を有することを特徴とす
る貴重印刷物を提供する。
【０００７】上記溝の形成手段としては、レーザ光によ
りエッチング又は型押しローラーによる押圧等がある。
りエッチング又は型押しローラーによる押圧等がある。
【０００８】上記溝としては、次のような溝が含まれ
る。 万線状の溝。 上記万線状の溝を背景とした特定のパターンを形成す
る、万線状の溝とは角度の異なる方向に伸びる複数の平
行な溝。 上記万線状の溝を背景とした特定のパターンを形成す
る、万線状の溝と平行かつ同じピッチであるが位相のず
れた複数の平行な溝。 との組合せ。
る。 万線状の溝。 上記万線状の溝を背景とした特定のパターンを形成す
る、万線状の溝とは角度の異なる方向に伸びる複数の平
行な溝。 上記万線状の溝を背景とした特定のパターンを形成す
る、万線状の溝と平行かつ同じピッチであるが位相のず
れた複数の平行な溝。 との組合せ。
【０００９】上記記載部には万線と、この万線に対し
て、異なる方向に伸び又は位相差を有し、万線を背景と
した特定のパターンを形成する複数の平行な線とを含
む。
て、異なる方向に伸び又は位相差を有し、万線を背景と
した特定のパターンを形成する複数の平行な線とを含
む。
【００１０】上記記載部に対して上記ラミネートフィル
ムを、傾けるか、万線のピッチ方向に位相をずらしてラ
ミネートしてもよい。傾けてラミネートした場合には、
貴重印刷物に濃淡の模様が生じ、この模様は観察角度を
変えてみると変化して見える。この濃淡の模様により真
偽判定を可能とする。
ムを、傾けるか、万線のピッチ方向に位相をずらしてラ
ミネートしてもよい。傾けてラミネートした場合には、
貴重印刷物に濃淡の模様が生じ、この模様は観察角度を
変えてみると変化して見える。この濃淡の模様により真
偽判定を可能とする。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例に基
づいて図面を参照にして説明する。以下、実施例１〜４
について説明するが、実施例１に係る発明は、ラミネー
トフィルムに形成される万線状の溝をその特徴としてい
るが、これは、他の実施例に対しても基本となる構成で
ある。
づいて図面を参照にして説明する。以下、実施例１〜４
について説明するが、実施例１に係る発明は、ラミネー
トフィルムに形成される万線状の溝をその特徴としてい
るが、これは、他の実施例に対しても基本となる構成で
ある。
【００１２】（実施例１）図１は旅券冊子等の貴重印刷
物の断面図であり、図２はその平面図であり、図３は、
図２の直線８における断面図であり、実施例１の作用を
説明する図である。図１において、貴重印刷物の表紙で
あるカーフ１と、個人情報が記載されている記載部であ
る見返し部２とは、酢酸ビニール系の接着剤３で互いに
接着されている。さらに、見返し部２はラミネートフィ
ルム４で保護されている。
物の断面図であり、図２はその平面図であり、図３は、
図２の直線８における断面図であり、実施例１の作用を
説明する図である。図１において、貴重印刷物の表紙で
あるカーフ１と、個人情報が記載されている記載部であ
る見返し部２とは、酢酸ビニール系の接着剤３で互いに
接着されている。さらに、見返し部２はラミネートフィ
ルム４で保護されている。
【００１３】本発明の特徴は、このラミネートフィルム
４の表面に、炭酸ガスレーザのレーザ光５により、万線
状に平行な多数の溝６がエッチングされ、凹凸部が形成
されている構成である。
４の表面に、炭酸ガスレーザのレーザ光５により、万線
状に平行な多数の溝６がエッチングされ、凹凸部が形成
されている構成である。
【００１４】本実施例１では、ラミネートフィルム４
は、厚さ５０μｍのポリエチレンテレフタレートであ
り、図２に示すように、見返し部２の顔写真等の個人情
報７を保護するラミネートフィルム４の表面に、出力１
０Ｗ程度の低出力炭酸ガスレーザのレーザ光５で、ピッ
チ５００μｍ、幅１２０μｍ、深さ３０μｍの溝６が多
数平行にエッチングされ、凹凸部が形成されている。な
お、溝６は、型押しローラにより形成してもよい。
は、厚さ５０μｍのポリエチレンテレフタレートであ
り、図２に示すように、見返し部２の顔写真等の個人情
報７を保護するラミネートフィルム４の表面に、出力１
０Ｗ程度の低出力炭酸ガスレーザのレーザ光５で、ピッ
チ５００μｍ、幅１２０μｍ、深さ３０μｍの溝６が多
数平行にエッチングされ、凹凸部が形成されている。な
お、溝６は、型押しローラにより形成してもよい。
【００１５】以上のような構成の実施例１の作用につい
て説明する。図３において、見返し部２の個人情報７
を、矢印９に示すように正面から観察した場合には、炭
酸ガスレーザで施した溝６による凹凸部の影響をほとん
ど受けることなく個人情報７が鮮明に確認できる。
て説明する。図３において、見返し部２の個人情報７
を、矢印９に示すように正面から観察した場合には、炭
酸ガスレーザで施した溝６による凹凸部の影響をほとん
ど受けることなく個人情報７が鮮明に確認できる。
【００１６】しかし、個人情報７を矢印１０のように斜
めから観察した場合には、凹凸部が形成されていると、
凹凸部のない平坦面の場合と光の屈折が異なり、個人情
報７が認識しにくくなる。
めから観察した場合には、凹凸部が形成されていると、
凹凸部のない平坦面の場合と光の屈折が異なり、個人情
報７が認識しにくくなる。
【００１７】このように、本発明では、観察角度を変え
ることで、見返し部２に付与された個人情報７が認識で
きるという、角度視認機能により、偽造及び改竄防止効
果が生じる。
ることで、見返し部２に付与された個人情報７が認識で
きるという、角度視認機能により、偽造及び改竄防止効
果が生じる。
【００１８】又、ラミネートフィルムに形成した溝自体
は正面から観察した場合は認識できないが、斜めの特定
の角度から観察した場合は、見返し部に印刷された線
と、この線と平行ではないラミネートフィルムの凹凸部
とによって、特有のモアレが生じる。このモアレを認識
することにより、真偽判別を可能とし、この点からも偽
造及び改竄防止効果が生じる。
は正面から観察した場合は認識できないが、斜めの特定
の角度から観察した場合は、見返し部に印刷された線
と、この線と平行ではないラミネートフィルムの凹凸部
とによって、特有のモアレが生じる。このモアレを認識
することにより、真偽判別を可能とし、この点からも偽
造及び改竄防止効果が生じる。
【００１９】このように、ラミネート後のフィルム表面
に炭酸ガスレーザを用い微細な凹凸を付与することで、
見返し部に印刷された個人情報が特定角度から観察した
場合に鮮明に確認できる、偽造及び改竄防止効果の高い
貴重印刷物を提供することができる。
に炭酸ガスレーザを用い微細な凹凸を付与することで、
見返し部に印刷された個人情報が特定角度から観察した
場合に鮮明に確認できる、偽造及び改竄防止効果の高い
貴重印刷物を提供することができる。
【００２０】ところで、このような効果を有するフィル
ムを偽造する場合、厚みが５０μｍと薄いことから、機
械的に彫刻することは非常に困難となる。更に炭酸ガス
レーザによるエッチングでは、フィルムの基材であるポ
リエチレンテレフタレートがレーザ熱によって溶けて滑
らかな面を有する溝が形成されるが、機械的彫刻では単
に削り取るために滑らかな面とはならず、又バリが発生
する等、レーザによるエッチングとはその凹凸面が明ら
かに異なるため、光学的な屈折状態ないしその可視状態
も異なり真偽判定が容易に行える。
ムを偽造する場合、厚みが５０μｍと薄いことから、機
械的に彫刻することは非常に困難となる。更に炭酸ガス
レーザによるエッチングでは、フィルムの基材であるポ
リエチレンテレフタレートがレーザ熱によって溶けて滑
らかな面を有する溝が形成されるが、機械的彫刻では単
に削り取るために滑らかな面とはならず、又バリが発生
する等、レーザによるエッチングとはその凹凸面が明ら
かに異なるため、光学的な屈折状態ないしその可視状態
も異なり真偽判定が容易に行える。
【００２１】熱圧着前にラミネートフィルムへ凹凸部を
加工しても、熱圧着するとその温度で一旦溶融するため
加工面は平坦になる。従って、本発明では、ラミネート
フィルムへのレーザ光によるエッチングは、見返し部と
熱圧着した後に行う。しかしながら、ラミネートフィル
ムを熱圧着した後に、偽造又は改竄の目的で機械的に彫
刻しようとしても、ラミネートフィルム自体は非常に薄
いものであり、フィルムを貫通して見返し部を切り込ん
だりして、フィルム面に均一の深さで溝を形成すること
はきわめて困難である。
加工しても、熱圧着するとその温度で一旦溶融するため
加工面は平坦になる。従って、本発明では、ラミネート
フィルムへのレーザ光によるエッチングは、見返し部と
熱圧着した後に行う。しかしながら、ラミネートフィル
ムを熱圧着した後に、偽造又は改竄の目的で機械的に彫
刻しようとしても、ラミネートフィルム自体は非常に薄
いものであり、フィルムを貫通して見返し部を切り込ん
だりして、フィルム面に均一の深さで溝を形成すること
はきわめて困難である。
【００２２】（実施例２）図４、５は、本発明に係る貴
重印刷物の実施例２を示している。この貴重印刷物の全
体構造は、基本的には実施例１と同様であり、図４
（ａ）において、見返し部２に、例えば人物画像８が付
与されており、これを保護するラミネートフィルム４の
表面に、図４（ｂ）及び（ｃ）に示されるように、万線
状の多数の平行な溝９（拡大要部Ａ参照。）が図中水平
方向に形成され凹凸部が付与されている。
重印刷物の実施例２を示している。この貴重印刷物の全
体構造は、基本的には実施例１と同様であり、図４
（ａ）において、見返し部２に、例えば人物画像８が付
与されており、これを保護するラミネートフィルム４の
表面に、図４（ｂ）及び（ｃ）に示されるように、万線
状の多数の平行な溝９（拡大要部Ａ参照。）が図中水平
方向に形成され凹凸部が付与されている。
【００２３】実施例２の貴重印刷物の特徴は、このラミ
ネートフィルム４の表面の一部に、上記溝９に対して異
なる角度方向、例えば直交（図中上下縦方向）して多数
の溝１０（拡大要部Ｂ参照。）が平行に溝１０がエッチ
ングされ、全体として特定のパターンの潜像１１が形成
されている構成である。
ネートフィルム４の表面の一部に、上記溝９に対して異
なる角度方向、例えば直交（図中上下縦方向）して多数
の溝１０（拡大要部Ｂ参照。）が平行に溝１０がエッチ
ングされ、全体として特定のパターンの潜像１１が形成
されている構成である。
【００２４】実施例２に係る貴重印刷物は、図５（ａ）
に示すように正面から観察した場合は、見返し部２の人
物画像８は鮮明に認識できる。そして、図５（ｂ）に示
すように斜めから観察すると、ラミネートフィルム４に
形成された潜像１１以外の部分が、溝９による凹凸部に
起因する反射条件の差により、印刷物が見ずらくなる
が、図中縦方向に凹凸部が伸びるようにして潜像１１が
形成されているために、観察角度を変えても見え方は変
わらず、その結果相対的に潜像１１が鮮明に見え、図５
（ｂ）に示されるように、潜像１１が明確に観察され
る。
に示すように正面から観察した場合は、見返し部２の人
物画像８は鮮明に認識できる。そして、図５（ｂ）に示
すように斜めから観察すると、ラミネートフィルム４に
形成された潜像１１以外の部分が、溝９による凹凸部に
起因する反射条件の差により、印刷物が見ずらくなる
が、図中縦方向に凹凸部が伸びるようにして潜像１１が
形成されているために、観察角度を変えても見え方は変
わらず、その結果相対的に潜像１１が鮮明に見え、図５
（ｂ）に示されるように、潜像１１が明確に観察され
る。
【００２５】実施例２に係る貴重印刷物は、このような
特徴を付与されているから、上記潜像１１を観察するこ
とにより真偽判定が容易に行え、偽造及び改竄を困難と
している。なお、潜像の溝１０の間隔（ピッチ）は粗い
程、明確に認識でき、しかも加工時間が短くて済む。
特徴を付与されているから、上記潜像１１を観察するこ
とにより真偽判定が容易に行え、偽造及び改竄を困難と
している。なお、潜像の溝１０の間隔（ピッチ）は粗い
程、明確に認識でき、しかも加工時間が短くて済む。
【００２６】（実施例３）図６及び図７は、本発明に係
る貴重印刷物の実施例３を説明する図であり、この実施
例３について、図６（ａ）〜（ｃ）及び図６（ｄ）〜
（ｆ）において二つの例を示す。この貴重印刷物の全体
構造は、基本的には実施例１と同様である。図６
（ａ）、（ｄ）において、見返し部２にはオフセット印
刷により万線１２が図中水平方向に付与されており、こ
れを保護するラミネートフィルム４の表面に、図６
（ｂ）、（ｅ）に示されるように、万線状の多数の平行
な溝９が、図中水平方向に形成されている。
る貴重印刷物の実施例３を説明する図であり、この実施
例３について、図６（ａ）〜（ｃ）及び図６（ｄ）〜
（ｆ）において二つの例を示す。この貴重印刷物の全体
構造は、基本的には実施例１と同様である。図６
（ａ）、（ｄ）において、見返し部２にはオフセット印
刷により万線１２が図中水平方向に付与されており、こ
れを保護するラミネートフィルム４の表面に、図６
（ｂ）、（ｅ）に示されるように、万線状の多数の平行
な溝９が、図中水平方向に形成されている。
【００２７】このラミネートフィルム４の表面の一部
に、多数の平行な溝１３が、上記万線状の溝９に対して
平行かつ同間隔（同ピッチ）であるがピッチ方向に位相
をずらしてエッチングされ、全体として特定のパターン
の潜像１４が形成されている。これとは逆に、図６
（ｄ）、（ｅ）では、見返し部２の一部に万線１２と同
ピッチであり平行であるが位相をずらして平行線がオフ
セット印刷されて、全体として特定のパターンの潜像１
４’が付与されている。
に、多数の平行な溝１３が、上記万線状の溝９に対して
平行かつ同間隔（同ピッチ）であるがピッチ方向に位相
をずらしてエッチングされ、全体として特定のパターン
の潜像１４が形成されている。これとは逆に、図６
（ｄ）、（ｅ）では、見返し部２の一部に万線１２と同
ピッチであり平行であるが位相をずらして平行線がオフ
セット印刷されて、全体として特定のパターンの潜像１
４’が付与されている。
【００２８】このような見返し部２上にラミネートフィ
ルム４を、図６（ｃ）、（ｆ）に示すように、互いに角
度を少しずらして重ねてラミネートすると、上記潜像１
４、１４’について、上記万線１２と万線状の溝９との
方向が互いにずれているために、潜像以外の部分（背景
部）とは異なる濃淡が生じる。
ルム４を、図６（ｃ）、（ｆ）に示すように、互いに角
度を少しずらして重ねてラミネートすると、上記潜像１
４、１４’について、上記万線１２と万線状の溝９との
方向が互いにずれているために、潜像以外の部分（背景
部）とは異なる濃淡が生じる。
【００２９】そして、この濃淡は、フィルムの厚み、し
かもラミネートフィルムの凹凸に起因する屈折状態の違
いにより、観察角度によって濃淡が動いたり変化したり
して、潜像１４の見え方が異なってくる。例えば図７に
示すように斜めから観察した場合、潜像１４が背景部分
より、濃淡差が相対的にはっきりして、潜像１４が鮮明
に見える。実施例３に係る貴重印刷物では、このような
特徴を有する潜像が付与されているから、これを観察す
ることにより真偽判定が容易に行え、偽造及び改竄を困
難としている。
かもラミネートフィルムの凹凸に起因する屈折状態の違
いにより、観察角度によって濃淡が動いたり変化したり
して、潜像１４の見え方が異なってくる。例えば図７に
示すように斜めから観察した場合、潜像１４が背景部分
より、濃淡差が相対的にはっきりして、潜像１４が鮮明
に見える。実施例３に係る貴重印刷物では、このような
特徴を有する潜像が付与されているから、これを観察す
ることにより真偽判定が容易に行え、偽造及び改竄を困
難としている。
【００３０】（実施例４）本発明に係る貴重印刷物の実
施例４は、構造的には図６及び図７に示された実施例３
と同じであるが、特に見返し部２の万線１２とラミネー
トフィルム４の万線状の溝９の組合せにより生じる濃淡
の模様に着目した構成である。即ち、この実施例４の特
徴は、図６（ｃ）、（ｆ）に示すように、見返し部２上
にラミネートフィルム４を角度を少しずらして重ねてラ
ミネートすると、万線１２と万線状の溝９との方向が互
いにずれているために、縞状の濃淡の模様１５が生じ
る。
施例４は、構造的には図６及び図７に示された実施例３
と同じであるが、特に見返し部２の万線１２とラミネー
トフィルム４の万線状の溝９の組合せにより生じる濃淡
の模様に着目した構成である。即ち、この実施例４の特
徴は、図６（ｃ）、（ｆ）に示すように、見返し部２上
にラミネートフィルム４を角度を少しずらして重ねてラ
ミネートすると、万線１２と万線状の溝９との方向が互
いにずれているために、縞状の濃淡の模様１５が生じ
る。
【００３１】この濃淡の模様１５は、実施例３と同様に
フィルムの厚み、しかもラミネートフィルムの凹凸に起
因する屈折状態の違いのために、観察角度によって濃淡
の模様が動いたり変化したりする。例えば図７に示すよ
うに斜めから観察した場合、縞状の濃淡の模様の幅が変
化する。実施例４に係る貴重印刷物では、このような特
徴を有する濃淡の模様が付与されているから、これを観
察することにより真偽判定が容易に行え、偽造及び改竄
を困難としている。
フィルムの厚み、しかもラミネートフィルムの凹凸に起
因する屈折状態の違いのために、観察角度によって濃淡
の模様が動いたり変化したりする。例えば図７に示すよ
うに斜めから観察した場合、縞状の濃淡の模様の幅が変
化する。実施例４に係る貴重印刷物では、このような特
徴を有する濃淡の模様が付与されているから、これを観
察することにより真偽判定が容易に行え、偽造及び改竄
を困難としている。
【００３２】（実施例５）図８及び図９は、本発明に係
る貴重印刷物の実施例５を説明する図であり、この実施
例５は、図８（ａ）〜（ｃ）及び図８（ｄ）〜（ｆ）に
おいて二つの例を示す。この実施例５の貴重印刷物の見
返し部２及びラミネートフィルム４は、実施例３と全く
同じである。即ち、図８（ａ）、（ｂ）において、見返
し部２に万線１２がオフセット印刷され、ラミネートフ
ィルムに万線状の溝９、と溝９と位相のずらされた平行
な複数の溝１６から成る潜像１７が形成されている。こ
れと逆に、図８（ｄ）、（ｅ）において、見返し部２に
万線１２と、万線１２と位相のずらされた平行線から成
る潜像１７’形成され、ラミネートフィルム４に万線状
の溝９が形成されている。
る貴重印刷物の実施例５を説明する図であり、この実施
例５は、図８（ａ）〜（ｃ）及び図８（ｄ）〜（ｆ）に
おいて二つの例を示す。この実施例５の貴重印刷物の見
返し部２及びラミネートフィルム４は、実施例３と全く
同じである。即ち、図８（ａ）、（ｂ）において、見返
し部２に万線１２がオフセット印刷され、ラミネートフ
ィルムに万線状の溝９、と溝９と位相のずらされた平行
な複数の溝１６から成る潜像１７が形成されている。こ
れと逆に、図８（ｄ）、（ｅ）において、見返し部２に
万線１２と、万線１２と位相のずらされた平行線から成
る潜像１７’形成され、ラミネートフィルム４に万線状
の溝９が形成されている。
【００３３】このような見返し部２上にラミネートフィ
ルムを、図８（ｃ）、（ｆ）に示すように、ピッチ方向
に位相差を少しずらしてラミネートする。すると潜像１
７、１７’について、ラミネートフィルム２の凹凸部に
対する見返し部の万線１２の位置が背景部と異なり、観
察角度によって、ラミネートフィルム４の厚さ、しかも
凹凸部に起因する屈折状態の相違により、潜像は、背景
部と見え方が異なる。
ルムを、図８（ｃ）、（ｆ）に示すように、ピッチ方向
に位相差を少しずらしてラミネートする。すると潜像１
７、１７’について、ラミネートフィルム２の凹凸部に
対する見返し部の万線１２の位置が背景部と異なり、観
察角度によって、ラミネートフィルム４の厚さ、しかも
凹凸部に起因する屈折状態の相違により、潜像は、背景
部と見え方が異なる。
【００３４】この観察する角度によっては、例えば図９
に示すように斜めから観察した場合、潜像１７が背景部
より相対的にはっきりと鮮明に見える。実施例５に係る
貴重印刷物では、このような特徴を有する潜像が付与さ
れているから、これを観察することにより真偽判定が容
易に行え、偽造及び改竄を困難としている。
に示すように斜めから観察した場合、潜像１７が背景部
より相対的にはっきりと鮮明に見える。実施例５に係る
貴重印刷物では、このような特徴を有する潜像が付与さ
れているから、これを観察することにより真偽判定が容
易に行え、偽造及び改竄を困難としている。
【００３５】以上、本発明の実施の形態を実施例に基づ
いて図面を参照にして説明したが、本発明の技術思想の
範囲内であれば、上記実施例によって何ら限定されるも
のではない。又、貴重印刷物以外にも偽造及び改竄防止
機能を必要とする個人情報印刷物にも適用できることは
言うまでもない。
いて図面を参照にして説明したが、本発明の技術思想の
範囲内であれば、上記実施例によって何ら限定されるも
のではない。又、貴重印刷物以外にも偽造及び改竄防止
機能を必要とする個人情報印刷物にも適用できることは
言うまでもない。
【００３６】
【発明の効果】本発明は、貴重印刷物の個人情報を記載
する見返し部を保護するラミネートフィルムの表面に、
偽造困難な微細な凹凸を、レーザ光や型押しローラ等の
手段を用いて付与することにより、偽造及び改竄防止効
果の高い貴重印刷物が得られる。
する見返し部を保護するラミネートフィルムの表面に、
偽造困難な微細な凹凸を、レーザ光や型押しローラ等の
手段を用いて付与することにより、偽造及び改竄防止効
果の高い貴重印刷物が得られる。
【００３７】特に、貴重印刷物の見返し部に、印刷や写
真等による個人情報、万線、万線と方向や位相のずれた
複数の線から成る潜像等を付与し、他方、この見返し部
を保護するラミネートフィルムの表面に、レーザ光ある
いは型押しローラ等の手段を用いて、万線状の多数の
溝、及びこの溝と方向や位相のずれた溝から成る潜像を
付与し、これらの要素を適宜組み合わせれば、見返し部
の個人情報、万線、潜像あるいはラミネートフィルムの
潜像等を特定角度のみから観察可能とし、又観察角度に
より異なって見えるモアレや縞状の濃淡の模様を発生さ
せるようにして、貴重印刷物の偽造及び改竄防止効果は
きわめて大きくなる。
真等による個人情報、万線、万線と方向や位相のずれた
複数の線から成る潜像等を付与し、他方、この見返し部
を保護するラミネートフィルムの表面に、レーザ光ある
いは型押しローラ等の手段を用いて、万線状の多数の
溝、及びこの溝と方向や位相のずれた溝から成る潜像を
付与し、これらの要素を適宜組み合わせれば、見返し部
の個人情報、万線、潜像あるいはラミネートフィルムの
潜像等を特定角度のみから観察可能とし、又観察角度に
より異なって見えるモアレや縞状の濃淡の模様を発生さ
せるようにして、貴重印刷物の偽造及び改竄防止効果は
きわめて大きくなる。
【００３８】例えば、ラミネートフィルムを剥がして、
見返し部の万線背景下の人物画像だけをすりかえようと
しても、本発明の貴重印刷物では見返し部の万線とラミ
ネートフィルムの溝との関係的配置が微妙にずれてしま
い、真正のものと、潜像、モワレ、濃淡の模様あるいは
見返し部の画像、文字等の可視状況が異なり、見返し部
に対して元通りの状態でラミネートすることはきわめて
困難である。従って、本発明の偽造や改竄の防止効果は
きわめて大きい。
見返し部の万線背景下の人物画像だけをすりかえようと
しても、本発明の貴重印刷物では見返し部の万線とラミ
ネートフィルムの溝との関係的配置が微妙にずれてしま
い、真正のものと、潜像、モワレ、濃淡の模様あるいは
見返し部の画像、文字等の可視状況が異なり、見返し部
に対して元通りの状態でラミネートすることはきわめて
困難である。従って、本発明の偽造や改竄の防止効果は
きわめて大きい。
【図１】本発明に係る実施例１を説明する図であり、ラ
ミネートフィルムにレーザ光でエッチングを施した際の
断面図である。
ミネートフィルムにレーザ光でエッチングを施した際の
断面図である。
【図２】実施例１のラミネートフィルムに、レーザ光で
エッチングを施した際の平面図。
エッチングを施した際の平面図。
【図３】実施例１における、観察角度に関する説明図で
ある。
ある。
【図４】本発明に係る貴重印刷物の実施例２を説明する
図である。
図である。
【図５】実施例２の貴重印刷物を正面及び別の角度から
観察した場合の状況を説明する図である。
観察した場合の状況を説明する図である。
【図６】本発明に係る貴重印刷物の実施例３及び実施例
４を説明する図である。
４を説明する図である。
【図７】実施例３及び実施例４の貴重印刷物を別の角度
から観察した場合の状況を説明する図である。
から観察した場合の状況を説明する図である。
【図８】本発明に係る貴重印刷物の実施例５を説明する
図である。
図である。
【図９】実施例５の貴重印刷物を別の角度から観察した
場合の状況を説明する図である。
場合の状況を説明する図である。
１ 貴重印刷物の表紙であるカーフ ２ 見返し部（記載部） ３ 接着剤 ４ ラミネートフィルム ５ レーザ光 ６ レーザ光によってエッチングされた溝 ７ 写真等の個人情報 ８ 人物画像 ９ 万線状の溝 １０、１３、１６ 潜像部の溝 １１、１４、１４’、１７、１７’ 潜像 １２ 万線 １５ 縞状の濃淡の模様
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 2C005 HA05 HB02 JB02 JB09 JB18 JB19 JB25 JB27 KA07 LA02 LA11 LA29 2H113 AA04 AA06 BB22 BB32 BB33 CA39 CA44 DA50 DA57 FA01 3E041 AA10 BA20 BB01 CA01 DB01
Claims (12)
- 【請求項１】 情報が記載された記載部と、この記載
部を保護するラミネートフィルムを有する貴重印刷物で
あって、 上記ラミネートフィルムの外表面の一部又は全面に、多
数の溝が形成されて微細な凹凸部が付与されており、偽
造及び改竄防止機能を有することを特徴とする貴重印刷
物。 - 【請求項２】 上記溝はレーザ光によりエッチングさ
れて形成されたことを特徴とする請求項１記載の貴重印
刷物。 - 【請求項３】 上記溝は型押しローラーにより押圧さ
れて形成されたことを特徴とする請求項１記載の貴重印
刷物。 - 【請求項４】 上記溝は、万線状の溝であることを特
徴とする請求項１、２又は３記載の貴重印刷物。 - 【請求項５】 上記溝は、上記万線状の溝とは角度の
異なる方向に伸びることにより上記万線状の溝を背景と
した特定のパターンを形成する、複数の平行な溝とを含
むことを特徴とする請求項４記載の貴重印刷物。 - 【請求項６】 上記溝は、上記万線状の溝と平行かつ
同じピッチであるが、位相がずれていることにより上記
万線状の溝を背景とした特定のパターンを形成する、複
数の平行な溝を含むことを特徴とする請求項４記載の貴
重印刷物。 - 【請求項７】 上記記載部には万線が付与されている
ことを特徴とする請求項１〜６のいずれかに記載の貴重
印刷物。 - 【請求項８】 上記記載部には、上記万線とは角度の
異なる方向に伸びることにより、上記万線を背景とした
特定のパターンを形成する、平行な線を含むことを特徴
とする請求項７記載の貴重印刷物。 - 【請求項９】 上記記載部には、上記万線とは平行か
つ同ピッチであるが、位相がずれていることにより、上
記万線を背景とした特定のパターンを形成する、平行な
線を含むことを特徴とする請求項７記載の貴重印刷物。 - 【請求項１０】 上記記載部と上記ラミネートフィルム
が、互いに傾けられてラミネートされていることを特徴
とする請求項７〜９のいずれかに記載の貴重印刷物。 - 【請求項１１】 上記記載部と上記ラミネートフィルム
が、互いにピッチ方向にずらされて、上記記載部に付与
された上記万線と上記ラミネートフィルムの万線状の溝
が位相がずらされてラミネートされていることを特徴と
する請求項７〜９のいずれかに記載の貴重印刷物。 - 【請求項１２】 記載部をラミネートフィルムでラミネ
ートして貴重印刷物を製造する方法であって、 印刷された平行かつ同ピッチの多数の線を含む上記記載
部の表面に、平行かつ同ピッチの多数の溝の形成された
ラミネートフィルムを傾けた状態でラミネートすること
により、上記貴重印刷物に、観察角度を変えることによ
り変化する濃淡模様を付与することを特徴とする貴重印
刷物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27069198A JP3514291B2 (ja) | 1998-09-25 | 1998-09-25 | ラミネートフィルムで保護された貴重印刷物及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27069198A JP3514291B2 (ja) | 1998-09-25 | 1998-09-25 | ラミネートフィルムで保護された貴重印刷物及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000094869A true JP2000094869A (ja) | 2000-04-04 |
| JP3514291B2 JP3514291B2 (ja) | 2004-03-31 |
Family
ID=17489621
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27069198A Expired - Fee Related JP3514291B2 (ja) | 1998-09-25 | 1998-09-25 | ラミネートフィルムで保護された貴重印刷物及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3514291B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002019255A (ja) * | 2000-07-11 | 2002-01-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 潜像表示媒体 |
| JP2002326500A (ja) * | 2001-04-27 | 2002-11-12 | Dainippon Printing Co Ltd | 潜像表示体 |
| JP2006224416A (ja) * | 2005-02-17 | 2006-08-31 | National Printing Bureau | 画像形成体 |
| JP2006247916A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | National Printing Bureau | 画像形成体 |
| JP2008023597A (ja) * | 2006-06-20 | 2008-02-07 | Canon Inc | 刻印加工装置、及び画像形成装置 |
| JP2016151328A (ja) * | 2015-02-18 | 2016-08-22 | 住友ゴム工業株式会社 | プレフィルドシリンジ、プレフィルドシリンジに適用されるガスケットおよびその製造方法 |
| JP2020124858A (ja) * | 2019-02-05 | 2020-08-20 | 凸版印刷株式会社 | 情報表示体 |
Citations (6)
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| JPH01137267U (ja) * | 1988-03-07 | 1989-09-20 | ||
| JPH05339900A (ja) * | 1992-06-04 | 1993-12-21 | Printing Bureau Ministry Of Finance Japan | 偽造防止用潜像模様形成体及びその作製方法 |
| JPH0640190A (ja) * | 1992-07-24 | 1994-02-15 | Konica Corp | 偽造防止したｉｄカード及びｉｄカードの真偽確認方法 |
| JPH0648082A (ja) * | 1992-07-31 | 1994-02-22 | Tokin Corp | 磁気記録カ−ドの再生不能化処理方法 |
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-
1998
- 1998-09-25 JP JP27069198A patent/JP3514291B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
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| JP4604205B2 (ja) * | 2005-02-17 | 2011-01-05 | 独立行政法人 国立印刷局 | 画像形成体 |
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| US8520265B2 (en) | 2006-06-20 | 2013-08-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Engraving processing apparatus and image forming apparatus |
| JP2016151328A (ja) * | 2015-02-18 | 2016-08-22 | 住友ゴム工業株式会社 | プレフィルドシリンジ、プレフィルドシリンジに適用されるガスケットおよびその製造方法 |
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| JP7354547B2 (ja) | 2019-02-05 | 2023-10-03 | 凸版印刷株式会社 | 情報表示体 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3514291B2 (ja) | 2004-03-31 |
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