JP2011081156A - 露光装置 - Google Patents

露光装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011081156A
JP2011081156A JP2009232972A JP2009232972A JP2011081156A JP 2011081156 A JP2011081156 A JP 2011081156A JP 2009232972 A JP2009232972 A JP 2009232972A JP 2009232972 A JP2009232972 A JP 2009232972A JP 2011081156 A JP2011081156 A JP 2011081156A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
suction
substrate fixing
exposure
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009232972A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5424803B2 (ja
Inventor
Masahiko Funayama
昌彦 船山
Shuichi Shimizu
修一 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Orc Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Orc Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Orc Manufacturing Co Ltd filed Critical Orc Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2009232972A priority Critical patent/JP5424803B2/ja
Publication of JP2011081156A publication Critical patent/JP2011081156A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5424803B2 publication Critical patent/JP5424803B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

【課題】機械規模が過大でない基板固定手段により基板の周縁を面状に押圧することができる露光装置を、提供する。
【解決手段】露光テーブル13の上面の中央には基板SWを吸着するための多数の基板吸着用吸引孔14Cが開けられた基板吸着領域が形成され、当該基板吸着領域の外側には、基板固定シート吸着用吸引孔列14Pが開けられている。基板固定シート吸着用吸引孔列14Pの外側であり且つ基板吸着領域に吸着された基板SWの各外縁近傍には、夫々、対応する外縁と平行な先端縁を有するマイラーシート製の基板固定シート101,121を、その先端縁近傍が基板SWの外縁近傍に重なる位置とそこから退避した位置との間で移動させる基板固定手段が、設置されている。基板吸着用吸引孔14C及び基板固定シート吸着用吸引孔列14Pは、夫々、真空ポンプ71によって吸引及び外気導入される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、プリント基板、液晶パネルその他電子回路基板にパターンを露光するときに、露光テーブルに該基板を固定する基板固定手段を有する露光装置に、関する。
電子回路基板(プリント回路基板)は、例えば、携帯電話,各種モバイル機器,パーソナルコンピュータ等の電子機器に搭載されている。これらの電子機器には、小型軽量化に伴い、基板上に形成されるパターンの集積度を高めるべき要求があり、配線,接続用ランド,ビア等の回路要素やパターンの微細化が要求されている。
電子回路基板にパターンを形成する装置としては、フォトレジストが塗布された基板にマスクを密着させて、マスクを透過した光線で露光するコンタクト方式の露光装置と、パターンの描画データに基づいて制御される紫外光により、基板に塗布されたフォトレジストにパターンを直接描画するダイレクト方式の露光装置が知られている。そして、何れの方式の露光装置においても、極限まで微細化されたパターンを、ピントズレによる断線や形状の歪みを生じさせることなく精密に描画するために、上面が平坦に形成されたテーブル上に、真空吸着手段を用いて描画対象の基板を固定する必要があった。
ところが、上述した電子機器の小型軽量化に伴い、基板自体についても、薄いものが用いられるようになっているので、その全体が波打つことに因り、テーブル上面に密着されないまま吸着されてしまうことがあった。特に、多層構造の素材が基板として用いられる場合には、積層工程上の原因に因り基板の周縁に歪み(反り)が出現し、当該歪みの生じた部分がテーブル上面から離間してしまうことが多かった。
そこで、従来、テーブル上面に吸着された基板をその上方からテーブル上面に押しつけることにより、かかる波打ちや歪みを矯正する仕組みが、各種提案されている。
例えば、特許文献1〜3では、テーブル上の基板を複数個のクランプにて押さえ付ける方式の基板固定手段が、提案されている。また、特許文献4には、基板の外縁のサイズよりも十分大きな外縁を有するとともに基板の外縁よりも一回り小さい開口部を有する不透明部材の板からなる固定治具を用いて、基板の周縁全体をテーブル上面に押しつけるアイデアが、開示されている。
特開2007−098931号公報 特開2008−083478号公報 特開2002−368378号公報 特開2007−052138号公報
しかし、特許文献1乃至3に記載されたクランプ式の固定装置によると、押さえ付ける場所が複数個の点でしかないので、各クランプ同士の間に生じたテーブルとの離間や各クランプの位置よりも周縁側に生じたテーブルとの離間を除去することは困難であった。
また、特許文献4には、かかる固定治具を自動で着脱する装置までは開示されていない
が、固定部材を完全にテーブル上から退避させなければ基板を取り外すことができないことからすれば、かかる固定治具を自動で着脱する装置は大規模となると考えられる。また、装置が大型化すれば、不可避的に、交換に要するタクト時間が長く掛かるとともに、塵芥の発生率が高くなってしまうという問題も生じてしまう。さらに、不透明部材から固定治具が構成されているために、基板の縁部に形成された基板の識別記号やアライメントマークを識別することができなくなってしまうという問題も生じる。また、基板SWは周縁付近まで感光材が塗布または貼付されているところ、固定治具に覆われた部分に塗布された感光材は感光されることがないので、以降の工程で基板SWの表面から脱落し、搬送経路、露光テーブル等の諸基板製造設備に付着し、その結果、次の基板SWに異物として転写される恐れがある。以上の理由に因り、特許文献4記載の技術を実用化するのは、実際には困難であると考えられる。
本発明は、従来技術による上記問題点に鑑み、追加する基板固定手段の機械規模を過大とすることなく、基板の周縁を面状に押圧することにより、露光テーブル上面に吸着固定された基板の波打ちや歪みを矯正し、もって、当該基板上にパターンを正確に描画することができる露光装置の提供を、課題とする。
本発明による露光装置は、以上の課題を解決するため、その上面の中央に、基板を吸着するための多数の基板吸着用吸引孔が開けられた基板吸着領域が形成され、当該基板吸着領域の外側に、基板固定シート吸着用吸引孔が開けられている露光テーブルと、各基板吸着用吸引孔,及び、各基板固定シート吸着用吸引孔から、夫々、吸引及び外気導入を選択的に行う吸引手段と、前記露光テーブルにおける前記基板吸着領域に吸着されるべき基板の各外縁近傍に夫々設置され、対応する前記基板の外縁と平行な先端縁を有し可撓性を有する基板固定シートを、その先端縁近傍が前記基板の外縁近傍に重なる位置と前記基板上から退避した位置との間で移動させる複数の基板固定手段とを、備えたことを特徴とする。
本発明によれば、基板の各外縁近傍領域が、基板固定手段によって移動された基板固定シートにて面状に押圧されることにより、テーブル上面に吸着固定された際における基板の波打ちや歪みが矯正され、もって、当該基板上にパターンを正確に描画することができる。各基板固定シートは、基板自体よりも十分に小さく、その移動範囲が小さいので、各基板固定手段の機械規模が過大となる必要はなく、よって、タクト時間が長くなることや、塵芥発生率が抑制される。また、基板固定シートはマイラーシート製なので、基板における基板固定シートに重なる部分に対しても、アライメントマーク等の撮影や感光材の露光が可能となる。
本発明の実施の形態である露光装置の一部透過斜視図 露光装置の平面図 露光装置の回路構成を示すブロック図 システムコントロール回路による制御内容を示すフローチャート 基板固定手段100の動作説明図 基板固定手段100の動作説明図 基板固定手段100の動作説明図 基板固定手段100の動作説明図 基板固定手段100の動作説明図 基板固定手段100の動作説明図 基板固定手段100の動作説明図 基板固定手段100の動作説明図 基板固定手段100の動作説明図 基板固定手段100の動作説明図 基板固定手段120の動作説明図 基板固定手段120の動作説明図 基板固定手段120の動作説明図 基板固定手段120の動作説明図 基板固定手段120の動作説明図 基板固定手段120の動作説明図 基板固定手段120の動作説明図 参考例の説明図
以下、上述した各図面に基づいて、本案の実施の形態を説明する。以下に説明する形態は、本発明による露光装置を、フォトレジスト等の感光材料が表面に塗布された基板SWに対し、パターンの描画データに基づいて制御されるビームによりパターンを直接描画する、ダイレクト方式の露光装置として実施した例である。もっとも、本発明は、かかるダイレクト方式に限定されるものではなく、フォトレジストが塗布された基板にマスクを密着させて、マスクを透過した光線にてフォトレジストを感光させる、コンタクト方式の露光装置に適用することも可能である。
<露光装置の機械構造>
図1は、本実施形態による露光装置10の全体斜視図である。図2は、当該露光装置10の平面図である。図3は、当該露光装置10の回路構成を示すブロック図である。
露光装置10は、基板SWを載置する露光テーブル13が設けられた概略直方体状の筐体11と、当該筐体11の上面の長軸方向における中央から一端側に若干偏った位置に設置された門型ブラケット12とから、概略構成されている。
筐体11の内部には、装置全体を制御する制御手段60,真空ポンプ71(図3),開放弁70(図3),並びに、前記露光テーブル13を移動させるX方向駆動機構13a及びY方向駆動機構13b(図3)が、内蔵されている。
X方向駆動機構13a(図3)及びY方向駆動機構13b(図3)は、リニアモータ、またはボールねじとモータ等を有しており、そのため、露光テーブル13は、筐体11の上面を、X方向駆動機構13a(図3)により、門型ブラケット12の下を通りその長軸方向(X軸方向)に一定速度で往復駆動され、一往復毎に、Y方向駆動機構13b(図3)により、その短軸方向に若干量づつシフトされる。なお、当該露光テーブル13の位置は、各駆動機構13a,b(図3)に内蔵されたエンコーダ等の位置検出部69(図3)により、制御手段60(図3)にフィードバックされる。
門型ブラケット12は、X方向から見て概略H字型の塔門型形状を有し、筐体11の上面との間に、露光テーブル13及びその付属部品(後述する基板固定手段100,120)をX方向に通過させるとともにY方向へのシフトを許容する空間を開けて、筐体11を両側から挟み込むように、設置されている。
この門型ブラケット12内には左右一対の描画光学系20が収容されている。各描画光学系20は、光源部21から発する光線を、変調投影部22により、4本のビームに分割した上で、パターンの二値化イメージに相当する描画データに基づいて変調し、基板SW上に、パターンの映像をY方向に4個(計8個)並べて投影するのである。
より詳しく説明すると、一対の光源部21は、他方から漏れるゴースト光や熱に因って影響を受けないように、夫々、門型ブラケット12の上部に形成された各塔部12a,12b内に収容されている。そして、各光源部21は、UVランプ21a,楕円ミラー21b,第1平面ミラー21c,コリメーションレンズ21e,第2平面ミラー21d,フライアイレンズ21f,及びアパーチャ21gから、構成されている。
UVランプ21aは露光光を発し、楕円ミラー21bは、この露光光を上方へ向けて平行光として反射する。第1平面ミラー21cは、当該平行光を門型ブラケット12全体の中央に向けて水平に反射し、コリメーションレンズ21eは、当該平行光を収斂させる。第2平面ミラー21dは、当該収斂された露光光を下方に向けて反射する。コリメーションレンズ21eの焦点直前に設置されたフライアイレンズ21fは、収束されることによって光源像を形成する直前の光束の光量分布を平均化し、アパーチャ21gが、上述のようにして光量分布が平均化された光束を、2×2の開口により4分割する。
次に、各描画光学系20の変調投影部22は、門型ブラケット12における各塔部12a,12bの下方において、Y方向に並べて設置されている。当該変調投影部22は、対応する光源部21から入射する4本のビームを2本づつ水平に分離するプリズム22aと、当該プリズム22aにより分離されたビーム毎に設けられた4個の変調投影光学系23とを備えている。従って、露光装置10全体で、計8個の変調投影光学系23が、Y方向に等ピッチで配置されている。
各変調投影光学系23は、プリズム22aによって分離された各ビームをX方向へ反射させる平面ミラー23a,上記描画データ(変調信号)に基づく変調を行う空間光変調素子23c,フライアイレンズ21fの表面と空間光変調素子23cの表面とを共役にする第1投影レンズ23b,空間光変調素子23cの表面を露光テーブル13上の基板SW表面に投影する第2投影レンズ23dから、構成されている。
上述した空間光変調素子23cは、具体的にはDMD(Digital Micro-mirror Device)であり、相互に独立して2つの方向を切替可能に向くことができる多数の微小ミラーが二次元的に配列されてなる素子であり、各微小ミラーが一の方向を向くことにより、反射光を第2投影レンズ23dに入射させ、他の方向を向くことにより、反射光を第2投影レンズ23d外へ逸らす。従って、各微小ミラーが、描画データを構成する各画素の値に応じた方向を向くことにより、描画データに対応したパターン通りに並んだ光束が、第2投影レンズ23dに入射され、基板SW上に、当該パターンの像を形成するのである。
変調投影光学系23は、上述のように、Y方向に8組並べ設けられているので、露光テーブル13のX方向への移動に同期して、各変調投影光学系23の空間光変調素子23cに入力する描画データを変化させることにより、基板SW上に、同時に8個の帯状のパターンを描画することができる。
門型ブラケット12の下面における各変調投影光学系23よりも、図1の手前側(即ち、図5に示すハンドラ19による露光テーブル13上面に対する基板SWの着脱がなされる側)には、各変調投影光学系23による描画直前に基板SWの表面の塵芥を除去するためのクリーニングユニット30と、基板SWの縁部に形成された個々の基板SWの特定用の識別記号やアライメントマークを撮影するための一対の観察手段40が、初期位置にある露光テーブル13上に設置される標準サイズの基板SWにおける両側縁に相当する位置に、夫々、設置されている。
図2は、露光テーブル13上に、ハンドラ19により基板SWを設置した状態を示す平
面図である。また、図5は、露光テーブル13におけるZ−Y平面と平行な断面を示す断面図である。図3は露光装置の回路構成を示すブロック図、図15は露光テーブルにおけるX−Z平面と平行な断面を示す断面図であり、これらの図も引用して図2および図5の要素を説明する。
これら各図2,5に示されるように、露光テーブル13の中央には、対応可能な最大サイズの基板SWよりも若干大きい領域(基板吸着領域)に亘って、多数の吸引孔(基板吸着用吸引孔)14Cが、例えば5mmピッチで形成されている。これら基板吸着用吸引孔14Cは、大小様々なサイズの基板SWを確実に固定できるように、各基板SWの外縁に合わせた矩形の列(もしくは行)毎にグループ化され、各グループ毎に、図5に示されるように一つの管路Bにまとめられて、夫々、管路を開放することによって大気を吸い込む開放弁70に連通しているとともに、図示せぬ切替弁を通じて、真空ポンプ71(図3)に連通している。従って、各基板吸着用吸引孔14Cが基板SWによって塞がれた状態で真空ポンプ71(図3)による吸引がなされると、当該基板吸着用吸引孔14C内の気圧が大気圧以下となって、当該基板SWが真空吸着される。また、開放弁70(図3)が管路を開放して大気を吸い込むことにより、当該管路内の気圧が大気圧に戻ることで、基板SWは、露光テーブル13上から離脱可能となる。
なお、基板吸着領域,即ち、最大サイズの基板SW用の基板吸着用吸引孔14Cよりも5mm程度外側に離れた位置には、基板SWの各外縁と平行に、後述する各固定手段100(100a,100b),120(120a,120b)(図15)の基板固定シート101,121(図15)を吸着する為の吸引孔(基板固定シート吸着用吸引孔)14Pの列が、形成されている。例えば、最大サイズの基板SWが510mm×405mmである場合、基板固定シート吸着用吸引孔14Pの位置は、露光テーブルの中心線を挟んで、Y方向のピッチが520mm,X方向のピッチが415mm付近となる位置とする。これら基板固定シート吸着用吸引孔14Pも、管路A,Cを通じて、開放弁70(図3)に連通しているとともに、図示せぬ切替弁を通じて真空ポンプ71(図3)に連通している。
露光テーブル13の上面における当該基板吸着領域を囲う上記基板固定シート吸着用吸引孔列14PのY方向における両外側には、当該基板吸着領域に設置され且つ各基板吸着用吸引孔14Cを通じて吸着された基板SWの両側縁(X方向と平行な外縁)近傍を、露光テーブル13の上面に向けて押圧する基板固定手段100a,100bが、設置されている。また、露光テーブル13の上面における当該基板吸着領域を囲う上記基板固定シート吸着用吸引孔列14PのX方向における両外側には、当該基板吸着領域に設置され且つ各基板吸着用吸引孔14Cを通じて吸着された基板SWの前後縁(Y方向と平行な外縁)近傍を、露光テーブル13の上面に向けて押圧する基板固定手段120a,120bが、設置されている。
この図5に示すように、基板SWの両側縁用の基板固定手段100a,100bは、露光テーブル13の長手方向と平行な側面に固定されたX−Zテーブル109a,109bと,当該X−Zテーブル109a,109bによりX−Z方向に移動可能に保持されるとともに、ロッド108a,108bをY方向に伸縮するシリンダ107a,107bと,当該ロッド108a,108bの先端に回り止め機構を介して固定されているブラケット106a,106bと,当該ブラケット106a,106bに保持されているとともに、ロッド104a,104bをZ方向上方へ伸縮するシリンダ105a,105bと、当該ロッド104a,104bの先端に設けられたX方向の回転軸103a,103bを介してZ−Y平面内で回転自在に軸支されているとともに、後述の基板固定シート101a,101bを交換自在に保持(クランプ)したブラケット102a,102bと,上記X−Zテーブル109a,109bによりX−Z方向に移動可能に保持されるとともに、Z方向上向きに突出している支柱110a,110b,及び、当該支柱110a,110bの先端近傍に設けられたX方向の回転軸111a,111bを介してZ−Y平面内で回転自在に軸支されたローラ112a,112bとから、構成されている。
上述したX−Zテーブル109a,109bの動力源は、エアーシリンダであっても、回転式のモータでもリニアモータにであっても良い。
基板固定シート101a,101bは、上記シリンダ107a,107bがロッド108a,108bを繰り込むとともに、シリンダ105a,105bがロッド104a,104bを繰り出すことによって、その下面が露光テーブル13の上面と面一となった状態(図10参照)において、その先端縁が露光テーブル13上に吸着された基板SWにおける各側縁近傍(描画のなされない幅2mm程度のマージン部分)と重なるサイズの矩形形状を有している。また、基板固定シート101a,101bは、マイラーシートであるとともに0.1乃至1.0mmの範囲の厚さを有するので、当該状態においては、基板吸着用吸引孔14Cによって吸着された状態を維持しつつ、基板SWの厚さに則して若干弾性変形し、その弾発力に拠り、基板SWにおける上記マージン部分を、面状に、露光テーブル13に押しつける。また、マイラーシートは、可視光及び紫外光を透過させる特性を有するので、当該状態のまま観察手段40(図1および図3)の下方に移動すれば、基板固定シート101a,101bが基板SWの識別番号やアライメントマークに重なる場合であっても、観察手段40(図1および図3)は、当該識別番号やアライメントマークを撮影することができる。また、描画光学系20(図1)の下方に移動して露光光の照射がなされると、基板固定シート101a,101bに重なるマージン部分に塗布された感光材も露光するので、当該部分の感光剤が剥落して塵芥化する問題も解消される。
またローラ112a,112bは、基板固定シート101a、101bを下方から支えられれば良いので、ローラ112a,112bの最高位置が露光テーブル13の表面と同一高さもしくは1ないし2mm下がった位置となるように、取り付けられている。本例では、ローラ112a,112bとして、外形φ10mmのテフロン製O−リングが用いられるが、鋼もしくは樹脂製の球体もしくは露光テーブル13の長辺に平行に設置された円筒でもよく、鋼製もしくは樹脂製のベアリングでも構わない。
また、回転軸103a,103bは、基板固定シート101a,101bが水平となる回転位置よりも前下がりにならないように回転規制がなされている。
図15は、露光テーブルにおけるX−Z平面と平行な断面を示す断面図である。図2及び図15に示すように、基板SWの前後縁用の基板固定手段120a,120bは、露光テーブル13の上面における四隅近傍に設置されたX−Zテーブル124a,124b,Y方向に並んだ一対のX−Zテーブル124a,124bの間にあって、当該両X−Zテーブル124a,124bによってX−Z方向に移動可能に掛け渡された回転軸123a,123b,及び、当該回転軸123a,123bによりX−Z平面内で回転自在に軸支されるとともに、後述の基板固定シート121a,121bを交換自在に保持(クランプ)したブラケット122a,122bから、構成されている。
上述したX−Zテーブル124a,124bの動力源は、エアーシリンダであっても、回転式のモータでもリニアモータであっても良い。
また、回転軸123a,123bは、基板固定シート121a,121bが水平となる回転位置よりも前下がりとならないように回転規制がなされている。
基板固定シート121a,121bは、上記X−Zテーブル124a,124bによって、最も露光テーブル13の中央寄りに移動され、且つ、その下面が露光テーブル13の上面と面一とされた状態(図20参照)において、その先端縁が露光テーブル13上の基板SWにおける前後縁近傍(描画のなされない幅2mm程度のマージン部分)と重なるサ
イズの矩形形状を有している。また、基板固定シート121a,121bは、マイラーシートであるとともに0.1乃至1.0mmの範囲の厚さを有するので、当該状態においては、基板固定シート固着用吸引孔14Pによって吸着された状態を維持しつつ、基板SWの厚さに則して若干弾性変形し、その弾発力に拠り、基板SWにおける上記マージン部分を、面状に、露光テーブル13に押しつける。また、上述したように、マージン部分における識別番号やアライメントマークの撮影や感光材の露光が可能となる。なお、各基板固定シート121a,121bの先端縁の形状は、基板SWの外縁の形状に沿ったものであれば、必ずしも直線状でなくても良い。また、先端縁以外の部分の形状については、基板固定シート固着用吸引孔14Pによって吸着可能な広さを有する限り、矩形状に限定されるものではない。
<制御系の回路構成>
図3は、上述した制御手段60の詳細構成,並びに、上述した真空ポンプ71,開放弁70,基板固定手段100,120,光源部21,空間光変調素子23c,露光テーブル13の位置検出部69,X方向駆動機構13a,Y方向駆動機構13b,及び観察手段40の接続関係を示すブロック図である。
図3に示すように、制御手段60は、上述した真空ポンプ71及び開放弁70に駆動信号ないし駆動電力を供給する真空吸着制御部67,各基板固定手段100,120を構成するX−Zテーブル109a,109b,シリンダ107a,107b,シリンダ105a,105b,X−Zテーブル124a,124bに駆動信号ないし駆動電力を供給する固定手段制御部66,光源部21を構成するUVランプ21b及び描画光学系21内に設けられたシャッタ(露光光を遮断するシャッタ)21hに駆動電力を供給する光源制御部64,空間光変調素子23cに駆動信号を供給するDMD制御部63,位置検出部69からのフィードバック信号が入力されるとともにX方向駆動機構13a及びY方向駆動機構13bに駆動信号ないし駆動電力を供給するテーブル制御部62,観察手段40からの画像信号が入力されるアライメントマーク観察制御部68,及び、これらの回路ブロック67,66,64,63,62,68を制御するシステムコントロール回路61から、構成されている。なお、上述した真空吸着制御部67,真空ポンプ71及び開放弁70が、各吸引孔14に対する吸引及び外気導入を選択的に行う吸引手段に、相当する。
なお、テーブル制御部62は、システムコントロール回路61から露光テーブル13の駆動を開始すべき旨の指示を受けると、位置検出部69から入力されるフィードバック信号に基づいて露光テーブル13の現在位置を認識しつつ、所定のシークエンスに従い、X方向駆動制御機構13a及びY方向駆動制御機構13bに駆動信号又は駆動電力を適宜供給することにより、露光テーブル13をX方向に往復させつつ、一往復毎に当該露光テーブル13をY方向に若干量づつシフトさせる。
アライメントマーク観察制御部68は、一対の観察手段40によって入力された画像データ内においてアライメントマークを夫々検出し、瞬間毎の各アライメントマークの位置を特定し、システムコントロール回路61に通知する。
<システムコントロール回路61による制御内容及び各基板固定手段の動作>
図4は、システムコントロール回路61による各回路ブロック67,66,64,63,62,68に対する制御の内容を示すフローチャートである。図5乃至図14の基板固定手段100(100a,100b)の動作説明図、および図15乃至図21の基板固定手段120(120a,120b)の動作説明図を併用して説明する。
当該制御は、図示せぬホストコンピュータから入力される、各基板SWに対する描画の指示(基板SWのサイズの指定を含む)を受信する毎に、実行される。なお、当該処理の
スタート時点では、各基板固定手段100(図5、図15)を構成するシリンダ107a,107b(図5)がロッド108a,108b(図5)を最大量突出させ、シリンダ105a,105b(図5)がロッド104a,104b(図5)を最大量繰り込んでおり、各基板固定手段120(図15)を構成するX−Zテーブル124a,124b(図15)は、回転軸123a,123b(図15)を最も外側且つ下方へ移動させている。従って、各基板固定シート101a,101b(図5),121a,121b(図15)は、図5及び図15に示すように、最も外側に退避した位置にある。なお、システムコントロール回路61は、予め、光源制御部64を制御することによってUVランプ21bを点灯させているが、シャッタ21hが露光光を遮光している。
そして、スタート後最初のS01では、システムコントロール回路61は、図示せぬハンドラ19(図5)が、基板SWを露光テーブル13上に載置してから、露光テーブル13上から退避した旨を通知するハンドラ動作完了信号を待つ。そして、ハンドラ動作完了信号を受信すると、処理をS01からS02へ進める。
S02では、システムコントロール回路61は、真空吸着制御部67に対して、開放弁70を閉鎖させるとともに、真空ポンプ71を動作させることにより、図6及び図16に示すように、管路Bを通じて、露光テーブル13の各基板吸着用吸引孔14Cのうち指定された基板サイズに相当するグループからの吸引を行わしめる。その結果、基板SWが露光テーブル13上に吸着される。
次のS03では、システムコントロール回路61は、固定手段制御部66を制御することにより、各基板固定シート101a,101bが基板サイズに応じた位置へ移動する様に各基板固定手段100を構成するX−Zテーブル109a,109bを動作させるとともに、図7に示すように、ローラ112a,112bに支えられることよって前上がりの姿勢を保った各基板固定シート101a,101bが、その先端縁近傍が基板SWのマージン領域を覆う位置まで移動する様に、ロッド108a,108bをシリンダ107a,107b内に適宜繰り込ませる。同時に、システムコントロール回路61は、固定手段制御部66を制御することにより、図17に示すように、各回転軸123a,123bが最も上方,且つ、各基板固定シート121a,121bの先端縁近傍が基板SWのマージン領域を覆う位置へ移動する様に、各基板固定手段120を構成するX−Zテーブル124a,124bを動作させる。
次のS04では、システムコントロール回路61は、固定手段制御部66を制御することにより、図8に示すように、各基板固定シート101a,101bの先端縁近傍のみが基板SWのマージン領域のみに接触する位置まで各基板固定シート101a,101bを上昇させる様、各基板固定手段100を構成するシリンダ105a,105bからロッド104a,104bを突出させる。同様に、システムコントロール回路61は、固定手段制御部66を制御することにより、図18に示すように、各基板固定シート121a,121bの先端縁近傍が基板SWのマージン領域のみに接触する位置まで各基板固定シート121a,121bを降下させる様、各基板固定手段120を構成するX−Zテーブル124a,124bを動作させる。
次のS05では、システムコントロール回路61は、真空吸着制御部67を制御することにより、図9及び図19に示すように、管路A,Cを通じて、露光テーブル13の各基板固定シート吸着用吸引孔列14Pからの吸引を行わしめる。
次のS06では、システムコントロール回路61は、固定手段制御部66を制御することにより、図9及び図20に示すように、基板SWの厚さ分だけ各基板固定シート101a,101b,121a,121bの位置を降下させる様、各基板固定手段100を構成
するシリンダ105a,105bにロッド104a,104bを繰り込ませるとともに、各基板固定手段120を構成するX−Zテーブル124a,124bを動作させる。その結果、図9及び図21に示すように、各基板固定シート101a,101b,121a,121bが、その弾性に抗して撓みつつ、各基板固定シート吸着用吸引孔14Pに吸着される。
次のS07では、システムコントロール回路61は、テーブル制御部62に指示することにより、露光テーブル13の移動を開始させる。
次のS08では、システムコントロール回路61は、シャッタ21hを開くように光源制御部64を制御するとともに、アライメントマーク観察制御部68から入力される各アライメントマークの位置に応じて、図示せぬホストコンピュータから受信したパターンデータに基づくパターンを基板SW上の所定位置に描画するための各変調投影光学系23毎の変調データを生成し、露光テーブル13の動作に同期して上記変調データに基づく各空間光変調素子23cによる変調を行う様、DMD制御部63を制御する。これにより、露光テーブル13の一往復毎に、露光テーブル13上に固定されたSWの表面に、Y方向に8個のパターンが、描画される。
次のS09では、システムコントロール回路61は、基板SW上に、予定されていた全てのパターンの描画が完了したかどうかをチェックする。そして、全てのパターンの描画が完了していると判断すると、処理をS09からS10へ進める。
S10では、システムコントロール回路61は、光源制御部64を制御することにより、シャッタ21hによりUVランプ21aからの露光光を遮断させる。
次のS11では、システムコントロール回路61は、テーブル制御部62を制御することにより、露光テーブル13を初期位置に停止させる。
次のS12では、システムコントロール回路61は、真空吸着制御部67を制御することにより、基板固定シート吸着用吸引孔14Pに連通する管路A,Cに設けられた開放弁70のみを開放させ、図11に示すように、当該開放弁70から当該管路A,C内に外気を導入する。同時に、固定手段制御部66を制御することにより、基板SWの厚さ分だけ各基板固定シート101a,101b,121a,121bの位置を上昇させる様、各基板固定手段100を構成するシリンダ105a,105bからロッド104a,104bを突出させるとともに、各基板固定手段120を構成するX−Zテーブル124a,124bを動作させる。その結果、図12に示すように、各基板固定シート101a,101b,121a,121bが、その弾性により平坦な状態に復元し、各各基板固定シート吸着用吸引孔列14Pから離間する。
次のS13では、システムコントロール回路61は、固定手段制御部66を制御することにより、図13に示すように、各基板固定手段100を構成するシリンダ107a,107bからロッド108a,108bを最大量突出させるとともに、各回転軸123a,123bが最も外方へ移動するように、各基板固定手段120を構成するX−Zテーブル124a,124bを動作させる。続いて、システムコントロール回路61は、固定手段制御部66を制御することにより、図14に示すように、各基板固定手段100を構成するシリンダ105a,105b内にロッド104a,104bを最大量繰り込ませるとともに、図15で各回転軸123a,123bが原点方向へ移動するように、各基板固定手段120を構成するX−Zテーブル124a,124bを動作させる。以上により、各基板固定手段100,120による基板SWの固定が、解除される。
次のS14では、システムコントロール回路61は、真空吸着制御部67を制御することにより、真空ポンプ71を停止させるとともに、基板吸着用吸引孔14Cに連通する管路Bに連通する開放弁70を開放することにより、当該開放弁70から当該管路B内に外気を導入する。その結果、各基板吸着用吸引孔14Cによる基板SWの吸着は解除され、基板SWを露光テーブル13上から取り上げることが可能となる。
次のS15では、システムコントロール回路61は、ハンドラ19が基板SWを露光テーブル13から取り上げて次段の装置への移送を完了した旨の基板排出信号を待つ。そして、基板排出信号を受信すると、当該基板SWに関する制御を終了する。
<実施形態の利点>
以上に説明した本例によると、特許文献4において用いられた固定治具の代わりに、4枚の基板固定シート101a,101b,121a,121bにより、基板SWの各外縁近傍のマージン領域を夫々露光テーブル13に押し付けることで、基板SWの固定を行っている。従って、個々の基板固定シート101a,101b,121a,121bの表面積は、基板SW自体の表面積よりも十分に小さいので、各基板固定シート101a,101b,121a,121bの移動量は少なくて済む。よって、各基板固定シート101a,101b,121a,121bを自動的に移動させる機械である基板固定手段100,120の機械規模は小さくて済み、そのタクト時間も短くて済む。よって、塵芥発生の可能性を低く抑えることが可能となる。
また、各基板固定シート101a,101b,121a,121bは、可視光及び紫外光に対して透光性を有するマイラーシートから構成されているので、当該基板固定シート101a,101b,121a,121bが基板SWのアライメントマークを覆う場合であっても、観察手段40は、当該アライメントマークを撮影することができる。また。当該基板固定シート101a,101b,121a,121bによって覆われたマージン領域に塗布された感光剤も露光されて変質するので、更に、塵芥発生の可能性を抑えることが可能となる。
また、マイラーシートは、0.1mm〜1.0mm程度の厚さであると、真空吸着程度の外力であっても、基板SWを露光テーブル13上に押し付けるに足りる弾発力を保持しつつ弾性変形することができるので、特許文献4の固定治具のような多層構造にする必要がない。
そして、各基板固定シート101a,101b,121a,121bは、面状に、基板SWの各外縁を押圧するので、基板SWの周縁の変形を矯正して、平面に保つことができる。よって、当該基板SWの表面上に、正確且つピントの合ったパターンを描画することができる。
<参考例>
図22に示す参考例は、固定治具をマイラーシートによって構成することにより、上述したマイラーシート故の効果のみを得るための構成を、示すものである。
即ち、この例では、510mm ×405mmの基板SWを露光テーブル13の所定の位置に載置する。次に、平面サイズが650mm×550mmであって厚さが0.1ないし1.0mm程度である可撓性ある材料からなり中央領域に500mm×395mmの開口部41aを有するシート41を、開口部41aが基板SWの周縁から5mm程度内側に位置するように、基板SWに重ねて載置する。すると、シート41は、ほぼ露光テーブル13の中央領域に配置される基板吸着用吸引孔14Cと、開口部41aの周辺に配置される基板固定シート吸着用吸引孔14Pを覆う。当該シートの材質は、例えば一般的な基板材料であるガラスエポキシ基板FR−4、またはテフロンシートでも良い。
次に、図示せぬ制御手段を起動し、露光テーブルの基板吸着用吸引孔14Cから真空排気する。そこで、シート41は、基板SWをはさんで露光テーブル13に吸着されるので、基板SWは露光テーブル13に固定される。しかも開口部41aはパターンを形成する領域まで占めているので、露光に支障が無い。すなわちパターンが形成される基板の領域は開口部41aに位置するため、シート41による露光光の吸収はない。
露光が終了したら、真空排気を終了し、基板吸着用吸引孔14C及び基板固定シート吸着用吸引孔14Pから大気を注入することにより、シート41をフリーにすることが出来、シート41を取り除いた後に基板SWを露光テーブル13から取り外すことが出来る。
10 露光装置
11 筐体
13 露光テーブル
14 吸引孔
20 描画光学系
61 システムコントロール回路
66 固定手段制御部
67 真空吸着制御部
71 真空ポンプ
100,120 基板固定手段
101,121 基板固定シート
102 ブラケット
105 シリンダ
107 シリンダ
112 ローラ
122 ブラケット
123 回転軸
124 X−Zテーブル

Claims (7)

  1. その上面の中央に、基板を吸着するための多数の基板吸着用吸引孔が開けられた基板吸着領域が形成され、当該基板吸着領域の外側に、基板固定シート吸着用吸引孔が開けられている露光テーブルと、
    各基板吸着用吸引孔,及び、各基板固定シート吸着用吸引孔から、夫々、吸引及び外気導入を選択的に行う吸引手段と、
    前記露光テーブルにおける前記基板吸着領域に吸着されるべき基板の各外縁近傍に夫々設置され、対応する前記基板の外縁と平行な先端縁を有し可撓性を有する基板固定シートを、その先端縁近傍が前記基板の外縁近傍に重なる位置と前記基板上から退避した位置との間で移動させる複数の基板固定手段と
    を備えたことを特徴とする露光装置。
  2. 前記基板固定シートは、可視光及び紫外光に対して透明であることを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  3. 前記基板固定シートは、マイラーシート製であることを特徴とする請求項2記載の露光装置。
  4. 前記基板が矩形であり、前記基板固定手段が、当該基板の4辺の外縁に夫々対応して、設置されていることを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  5. 前記各基板固定手段は、前記基板固定シートを、水平となる回転位置よりも前下がりにならないように回転規制された回転軸を介して、片持ち支持することを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  6. 前記基板固定シートの先端縁近傍が前記基板の外縁近傍に重なる位置は、前記基板固定シートの先端縁近傍が前記基板の表面に接し、且つ、前記基板固定シートの一部が前記露光テーブルの上面に接する位置であることを特徴とする請求項5記載の露光装置。
  7. 前記露光テーブル上面に固定された基板に対して露光を行う露光手段と、
    前記露光テーブルの基板吸着領域上に基板が載置された状態で前記各基板吸着用吸引孔から吸引を行うように前記吸引手段を制御した後に、前記基板固定シートが前記退避した位置から前記基板の外縁近傍に重なる位置へ移動するように前記各基板固定手段を制御するとともに、前記各基板固定シート吸着用吸引孔から吸引を行うよう前記吸引手段を制御した後、前記基板に対する露光を行うように前記露光手段を制御し、その後、前記各基板固定シート吸着用吸引孔に外気を導入するよう前記吸引手段を制御し、前記基板固定シートが前記退避した位置へ移動するように前記各基板固定手段を制御した後に、前記各基板吸着用吸引孔に外気を導入するよう前記吸引手段を制御する制御手段とを、
    更に備えることを特徴とする請求項1記載の露光装置。
JP2009232972A 2009-10-07 2009-10-07 露光装置 Active JP5424803B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009232972A JP5424803B2 (ja) 2009-10-07 2009-10-07 露光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009232972A JP5424803B2 (ja) 2009-10-07 2009-10-07 露光装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011081156A true JP2011081156A (ja) 2011-04-21
JP5424803B2 JP5424803B2 (ja) 2014-02-26

Family

ID=44075277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009232972A Active JP5424803B2 (ja) 2009-10-07 2009-10-07 露光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5424803B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013051309A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Ngk Spark Plug Co Ltd 配線基板の製造方法
JP2017156525A (ja) * 2016-03-01 2017-09-07 ウシオ電機株式会社 プリント基板用露光装置
KR20180011710A (ko) 2016-07-25 2018-02-02 우시오덴키 가부시키가이샤 워크 스테이지 및 노광 장치
JP2020057018A (ja) * 2019-12-25 2020-04-09 株式会社アドテックエンジニアリング プリント基板用露光装置
JP2020184045A (ja) * 2019-05-09 2020-11-12 株式会社アドテックエンジニアリング 直描式露光装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63301588A (ja) * 1987-06-01 1988-12-08 Hitachi Ltd 露光機
JPH1131646A (ja) * 1997-07-10 1999-02-02 Seiko Epson Corp 周辺露光方法及び露光装置
JP2005274670A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Ushio Inc 帯状ワークの露光装置
JP2007052138A (ja) * 2005-08-16 2007-03-01 Fujifilm Holdings Corp ワーク固定装置及びその位置決め方法並びに画像形成装置
JP2009075303A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Seiko Epson Corp 電気光学装置の製造装置及び製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63301588A (ja) * 1987-06-01 1988-12-08 Hitachi Ltd 露光機
JPH1131646A (ja) * 1997-07-10 1999-02-02 Seiko Epson Corp 周辺露光方法及び露光装置
JP2005274670A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Ushio Inc 帯状ワークの露光装置
JP2007052138A (ja) * 2005-08-16 2007-03-01 Fujifilm Holdings Corp ワーク固定装置及びその位置決め方法並びに画像形成装置
JP2009075303A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Seiko Epson Corp 電気光学装置の製造装置及び製造方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013051309A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Ngk Spark Plug Co Ltd 配線基板の製造方法
JP2017156525A (ja) * 2016-03-01 2017-09-07 ウシオ電機株式会社 プリント基板用露光装置
CN107148152A (zh) * 2016-03-01 2017-09-08 优志旺电机株式会社 印刷基板用曝光装置
KR20170102431A (ko) 2016-03-01 2017-09-11 우시오덴키 가부시키가이샤 프린트 기판용 노광 장치
CN107148152B (zh) * 2016-03-01 2021-01-12 优志旺电机株式会社 印刷基板用曝光装置
KR20180011710A (ko) 2016-07-25 2018-02-02 우시오덴키 가부시키가이샤 워크 스테이지 및 노광 장치
JP2020184045A (ja) * 2019-05-09 2020-11-12 株式会社アドテックエンジニアリング 直描式露光装置
JP7239388B2 (ja) 2019-05-09 2023-03-14 株式会社アドテックエンジニアリング 直描式露光装置
JP2020057018A (ja) * 2019-12-25 2020-04-09 株式会社アドテックエンジニアリング プリント基板用露光装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5424803B2 (ja) 2014-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9170483B2 (en) Photomask, photomask set, exposure apparatus and exposure method
CN107656425B (zh) 工作台以及曝光装置
JP5424803B2 (ja) 露光装置
JP2006276084A (ja) 露光テーブルおよび露光装置
CN111913363B (zh) 直描式曝光装置
JP2008251921A (ja) 基板アライメント装置及び方法並びに描画装置
JP4621136B2 (ja) 露光装置
JP2008250072A (ja) 描画装置及び方法
JP6894034B2 (ja) ワーク吸着保持方法、ワークステージ及び露光装置
JP4420507B2 (ja) 基板露光方法および装置
JP4726814B2 (ja) 基板の位置決め装置及び位置決め方法
KR102126456B1 (ko) 프린트 기판용 노광 장치
JP2009300543A (ja) 露光描画装置
JP2008298870A (ja) 描画装置
TW201338997A (zh) 轉印裝置及轉印方法
JP2009265313A (ja) スキャン露光装置並びにスキャン露光方法
JP2007311374A (ja) 基板ホルダ、露光装置及びデバイスの製造方法
JP2002251017A (ja) 露光装置
JP2009300542A (ja) 露光描画装置
JP6844804B1 (ja) 露光装置及び露光方法
JP2008083478A (ja) 露光システムおよびワーク搬送方法
WO2010055855A1 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2009294616A (ja) 露光描画装置
JP2006005139A (ja) 走査投影露光装置
JP2008276040A (ja) マスクステージ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120611

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5424803

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250