JP2011079604A - エレベータ装置 - Google Patents

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真司 飯田
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Abstract

【課題】かご室内を静粛に保ち、意匠性に優れ、且つ効果的にかご室の換気を行う換気装置を備えたエレベータ装置を得る。
【解決手段】エレベータかご室1、外気の導入を制御する弁10を備えた筐体19とこの筐体19に納められ弁10を開閉する駆動装置16を備えた換気装置14、及び換気装置14を制御する制御手段を有するエレベータ装置であって、換気装置14は、かご室1の外に設置され、筐体19がかご室1内とダクト13a、13bで連通している。
【選択図】図2

Description

この発明は、気密なエレベータかご室内を換気するための換気装置を備えたエレベータ装置に関するものである。
近年、建築物の高層化に伴い、エレベータの昇降速度の高速化が望まれている。しかし、エレベータの昇降速度が上がると、風音が大きくなり、エレベータかご室内の静粛性が保てなくなる。かご室の壁や天井等の板厚を厚くすることによりかご室の遮音性能を向上させることができるが、かご室の重量が増加し、巻き上げ機や非常止め等の負担が大きくなる。これを解決する方法の一つに、かご室を気密にして、かご室の遮音性能を上げる方法があるが、気密なかご室では、「閉じ込め」時や停電時などの非常時にかご室内の換気ができなくなり、かご室内に閉じ込められた乗客が息苦しさや圧迫感を感じる可能性がある。
そこで、従来から「閉じ込め」等の非常時に、かご室内を換気することのできるエレベータ換気装置が検討されている。特許文献1には、気密なかご室の側面に2つ以上の換気窓を設け、複数のセンサが「閉じ込め」であることを認識したとき、かご室内を換気するようにした技術が開示されている。また、特許文献2には、気密なかご室の天井に1つ以上の開閉装置を設け、停電時には換気装置の電磁弁のロックを解除して弁を開くことにより、かご室内の換気を行う技術が開示されている。
特開2008−280131号公報(段落0007〜0010、及び0028〜0032) 特開2004−10286号公報(段落0011〜0018)
しかしながら、特許文献1に記載のエレベータ装置は、かご室の側面に換気窓を設けるため、意匠性が損なわれるとともにかご室の遮音性能が低下する。また、かご室内から乗客が換気窓に触れることができるため、けがをしたり、物を落としたりする可能性もある。さらに、換気窓開閉装置の据付やメンテナンスはピットから行う必要があるため、作業がしにくいなどの問題がある。
本発明は、上記のような問題点を解決することにより、意匠性や静粛性を損なうことなく、かご室内を換気できるエレベータ装置を提供することを目的としている。
この発明に係るエレベータ装置は、エレベータかご室、外気の導入を制御する弁を備えた筐体とこの筐体に納められ前記弁を開閉する駆動装置を備えた換気装置、及び換気装置を制御する制御手段を有するエレベータ装置であって、換気装置は、かご室の外に設置され、前記筐体がかご室内とダクトで連通されている。
この発明によれば、かご室と、かご室の外に設けられた換気装置をダクトでつなぐことにより、意匠性を損なわずにかご室内を換気することができると同時に、換気装置の駆動
音がかご室内に伝わりにくくなる。また、乗客が換気装置に触れられないため、怪我をする恐れや物を落とす心配がない。さらに、換気装置を乗り場側に設置することにより、据付やメンテナンスも容易となる。
この発明に係るエレベータ装置を示す斜視図である。 図1のA−A線の断面を矢印方向に見た断面図で、この発明の実施の形態1に係るエレベータ装置を示す。 実施の形態1の換気装置の断面図で、(a)は閉弁時、(b)は開弁時の状態を示す。 実施の形態1の換気装置の制御方法を示す図である。 実施の形態1の制御システムを示すブロック図である。 実施の形態1の換気装置を引き出した状態を示す断面図である。 図1のA−A線の断面を矢印方向に見た断面図で、この発明の実施の形態2に係るエレベータ装置を示す。 図1のA−A線の断面を矢印方向に見た断面図で、この発明の実施の形態3に係るエレベータ装置を示す。 図8のB−B線の断面を矢印方向に見た断面図である。 図1のA−A線の断面を矢印方向に見た断面図で、この発明の実施の形態4に係るエレベータ装置を示す。 図1のA−A線の断面を矢印方向に見た断面図で、この発明の実施の形態5に係るエレベータ装置を示す。 図1のA−A線の断面を矢印方向に見た断面図で、この発明の実施の形態6に係るエレベータ装置を示す。 実施の形態6の制御システムを示すブロック図である。
実施の形態1.
図1はこの発明に係るエレベータ装置の全体を示すものである。この発明に係るエレベータ装置は、正面に扉8を有するかご室1と、かご室1の外側上下に設置された換気装置14と、エレベータ昇降時の風音を小さくするために、かご室1の上下に設けられた円弧形状の断面を有する整風カバー2を備えている。
図2は図1のA−A断面を矢印方向に見たこの発明の実施の形態1に係るエレベータ装置の断面図である。エレベータかご室1は、通常箱型をしており、乗り場側の扉8、かご床7、天井3、及び4周を取り巻く2重構造の壁5からなる。壁5の内、正面の壁を内壁5aと外壁5bで示す。内壁5aの下部はかご床7との間に隙間が設けられている。従って、かご室1の室内は、内壁5aの裾の隙間から、内壁5aと外壁5bに挟まれた空間に連通している。内壁5aの裾部分には、空気の通過を妨げず且つ意匠効果をもたらす巾木6がかご床7に植設されている。
かご室1の天井3は、下側天井3aと上側天井3bの2重構造になされている。両天井3aと3bの間は空気が流れる空間となっている。下側天井3aにはかご室1の室内とつながる開口9が例えば2箇所に設けられており、さらにこの開口9をかご室1の室内から見えないようにする天蓋4が取り付けられている。
上述のように、かご室1は、かご床7、壁5、及び天井3により、後述するダクトに接続される箇所を除いて気密に保たれているが、これはかご室1の遮音性能を向上させるためである。
かご室1の外、例えばかご床7の下、及び天井3の上で、かご室1の乗り場側(扉8側)に同型の換気装置14が設置されている。換気装置14は、図3に詳しく示すように、外気の吸排気を制御する弁10を有する筺体19を備えている。弁10は、筺体19の弁10側の蓋27に取り付けられた気密材からなる弁座21と、弁座21に対向して設けられた弁体17で構成される。弁体17は、例えばアクチュエータからなる駆動装置16により駆動される。駆動装置16は換気装置の制御盤53で制御される。
弁体17に対向して、圧縮ばね20が蓋27に取り付けられ、弁体17を後退させる方向に付勢する。駆動装置16は固定板23上に固定され、この固定板23が筺体19に設置されたガイドとなるレール22上を前後に移動するようになされている。駆動装置16と固定板23との間には防振用のゴムからなる防振具24が挿入されている。
換気装置14の筺体19は、弁10とは反対側でダクト13a、13bにそれぞれ接続され、ダクト13aの他端はかご室1の内壁5aと外壁5b間の空間に、また、ダクト13bの他端は下側天井3aと上側天井3b間の空間にそれぞれ接続されている。従って、下側の換気装置14はダクト13a、内壁5aと外壁5bとの空間、内壁5aの下部開口と巾木6間の通路、かご室1の室内、下側天井3aの開口9、下側天井3aと上側天井3bの空間、及びダクト3bを通って上側の換気装置14に連通していることになる。なお、ダクト13a、13bの内面には例えばガラス繊維でできた綿状の吸音材15が貼り付けられている。
かご室1の天井3上にはかご室1内の気圧を調整する気圧制御装置11が搭載されている。気圧制御装置11とかご室1とはダクト24でつながれ、気圧制御装置11内に設けられた送風機12(図5参照)によりかご室1内に外気を入れたり、かご室1内から外へ空気を出したりして、かご室1内の気圧を調整する。
かご室1の外側上下には、換気装置14及び気圧制御装置11などを覆うように円弧状の断面を有する整風カバー2が設けられ、機器を保護するとともにエレベータ装置の昇降時の風音を小さくするようにしている。
次に、換気装置14の動作を説明する。図5はエレベータ装置の制御システムを示すブロック図である。エレベータ装置は、電源50に接続されている制御盤51により、昇降、扉の開閉などが制御される。換気装置14の駆動装置16は、エレベータ装置の制御盤51と接続された制御盤53により制御され、弁10の開閉を行う。駆動装置16には駆動電源54から電源が供給されている。気圧制御装置11は、制御盤53により制御され、送風機12の運転を行う。
換気装置14の弁10は、図3に示すように、駆動装置16による弁体17の前後への駆動により開閉される。図3(a)は閉弁状態を、図3(b)は開弁状態を示している。換気装置14は、エレベータ装置の制御盤51から昇降中の信号を受けると、制御盤53を通して駆動装置16を駆動し、弁体17を前進させ、圧縮ばね20に抗して弁座21に押し付けて、弁10を閉じる。逆に、エレベータ装置の制御盤51から停止中の信号を受けると、制御盤53を通して駆動装置16は弁体17を後退させ、圧縮ばね20を放勢させながら弁10を開く。なお、停電の場合には、駆動電源54が切断されるため、駆動装置16は駆動力を失い、弁体17は圧縮ばね20により後方へ押し戻され、弁10は開く。
図4はエレベータ装置の昇降と換気装置の弁の開閉との関係を示すグラフであり、横軸に時間を、縦軸に弁10の開閉状態を示している。エレベータ装置が停止中のt0〜t1及びt2〜t3の期間には、換気装置14の制御盤53は、エレベータ装置の制御盤51
から停止状態の信号を受けて、駆動装置16を動作させるため、上下2個の換気装置14はいずれも弁10が開となる。かご室1内の空気は乗客の体温により下から上に流れるから、下側の換気装置14の弁10から外気が吸い込まれ、ダクト13a、内壁5aと外壁5bとの空間、内壁5aの下部の開口と巾木6の間隔、かご室1内、下側天井3aの開口9、下側天井3aと上側天井3bとの空間、及びダクト13bを経由して上側換気装置14に達し、開となっている弁10から外気に排出される。
エレベータ装置が上昇または下降中のt1〜t2及びt3〜t4の期間には、換気装置14の制御盤53は、エレベータ装置の制御盤51から上昇または下降状態の信号を受けて、駆動装置16を動作させ、弁体17を弁座21に押し付けて弁10を閉じる。上下の換気装置14の弁10が閉じると、外気の循環はなくなるが、同時に、かご室1は吸音材15を貼り付けたダクト13a、13bを通して換気装置14と接続されているため、換気装置14の駆動音や弁17を開いているときの昇降路内の音がかご室1内に伝わりにくくなる。
換気装置14は以上のように制御されるため、エレベータ装置の通常運転時における停止時も、異常による停止時(「閉じ込め」時)も換気の機能を発揮し、乗客に不安を与えることがない。また、停電によりエレベータ装置が停止した場合には、換気装置14の駆動電源54が切れるため、弁体17は圧縮ばね20により自動的に押し戻されて、弁10は開放される。このように、エレベータ装置の停止時には、正常、異常にかかわらずかご室1の換気が行われるから、乗客の不安を解消できる。
換気装置14の制御盤53は、エレベータ装置の制御盤51から受ける信号の代わりに、巻き上げ機のエンコーダの信号や加速度センサの信号等、エレベータ26の昇降状態を把握できる信号を用いて駆動装置16を制御するようにしてもよい。
換気装置14のメンテナンスを行うために駆動機器等を乗り場側に引き出したときの状態を図6示す。換気装置14は、かご室1のかご床7の下、及び天井3の上で、エレベータ装置の乗り場側に設けられているから、固定部品25を外すことにより、取り付け板23とともにレール22に沿って前方へ引き出す。従って、換気装置14メンテナンスはエレベータ装置の前方から行うことができる。
以上のように実施の形態1の構成によれば、換気装置14がかご室1内から見えない位置にあるため、かご室1の意匠性を損なうことがない。また、乗客が換気装置14に触れることができないため、手を挟んだり、物を落としたりする心配もない。また、換気装置14を乗り場側に設置し、駆動機器16等を引き出せる構造としたことにより、乗り場側からの作業が可能となり、据付・メンテナンスが容易となる。本実施の形態では、ダクト13a、13bの内側にガラス繊維でできた綿状の防音材15を貼り付けているため、換気装置14の駆動音や弁17を開いているときの昇降路内の音がかご室1内に伝わりにくいという特徴がある。
ここでは駆動機器16としてアクチュエータを用いているが、かご室1の天井上及びかご床下はスペースが広いため、他の形の駆動機器を使用することもできる。エレベータ装置の昇降時は換気装置14の弁10が閉まるため、かご室1の遮音性能が上がり、かご室1内の静粛性がよくなるだけでなく、換気装置14の弁10を閉じることで、かご室1が気密になるため、気圧制御装置11の送風機12を小形にでき、省スペースかつ軽量になる。さらに、ダクトの一方をかご室の下部に、他方をかご室の上部に連通させることにより、自然換気を行うものであるため、換気装置そのものの設置位置は、かご床下及び天井上に限定されるものではない。
実施の形態2.
図7は実施の形態2に係るエレベータ装置の断面図である。本実施の形態は、実施の形態1の構成から気圧制御装置11を除いた構成である。かご室構造、構成機器の配置、及び換気装置の制御方法等は実施の形態1と同様なので、説明を省略する。
実施の形態2によれば、エレベータ装置の昇降時は、換気装置14の弁10が閉まるため、かご室1の遮音性能が上がり、かご室1内の静粛性がよくなる。エレベータ装置の停止時には換気装置14の弁10が開くため、「閉じ込め」が発生しても、乗客の安全が確保される。停電の場合は換気装置14の駆動電源54が働かないため、弁10が開き、換気機能が働く。
実施の形態3.
図8及び図9は実施の形態3に係るエレベータ装置の垂直断面及び水平断面である。本実施の形態が実施の形態1と異なるのは、ダクトの配置及び構造である。本実施の形態では、ダクト13a及び13bの断面は、ともに天井3及び壁5の正面5a、5bの幅と同じ幅を有している。ダクト13bは天井3の換気装置14から後方及び後壁5bのほぼ下部までを覆い、ダクト13aと機械的につながっている。つまり、かご室1の天井3と壁の正面5a、5b側はダクト13a、13bで全て覆われている。ただし、ダクト13aとダクト13bは直接連通していない。ダクト13bはかご室1の上部後方部分で下側天井3aと上側天井3bとの空間に連通している。その他の構成は実施の形態2と同様なので説明を省略する。
下側の換気装置14の弁10が開くと、弁10を通して吸入された外気は、ダクト13a、内壁5aと外壁5bとの空間、内壁5aの下部開口と巾木6の間隔、かご室1内、開口9、下天井13aと上天井13bとの空間、及びダクト13bを経由して上側換気装置14に達し、その弁10から外気に排出されるのは、実施の形態1と同じである。また、エレベータ装置の運転、停止により換気装置14が制御されるのも、実施の形態1と同じである。
実施の形態3の特徴は、実施の形態1の効果の他に、ダクト13a、13bを上記のように配置することによって、壁5の正面側や天井3側からの騒音がダクト13a、13bによりさえぎられるため、遮音性能が一層向上し、エレベータ装置の昇降時に発生する風音がかご室1内に入りにくくなる。また、上側のダクト13bは天井3を覆って、かご室1の後方上部でかご室1と連通するため、換気装置14からかご室1までの距離も長くなるため、換気装置14の駆動音がかご室1内に伝わりにくいという効果もある。
実施の形態4.
図10は実施の形態4に係るエレベータ装置の断面図である。本実施の形態のエレベータ装置は、換気装置14とかご室1をつなぐダクトとして、内部がラビリンス構造のダクト13c、13dを用いている。その他の構成は実施の形態1と同じである。
この実施の形態4によれば、実施の形態1の効果の他に、内部がラビリンス構造のダクト13c、13dを採用することにより、換気装置14の騒音がかご室1内に伝わりにくくなる。さらに、ラビリンス構造のダクト13c、13dの内側にガラス繊維でできた綿状の吸音材を貼るとよりさらに高い効果が得られる。また、ダクト内の圧力損失が大きくなるため、かご室1内の気圧制御がしやすくなる。
実施の形態5.
図11は実施の形態5に係るエレベータ装置の断面図である。本実施の形態のエレベータ装置は、換気装置14とかご室1をつなぐダクトとして、ダクトの一部、通常は換気装
置14に隣接する部分に通風路が折り返しになる屈曲部を有するダクト13e、13fを用いている。その他の構成は実施の形態1と同じである。
この実施の形態5によれば、実施の形態1の効果の他に、換気装置14の騒音がかご室1内に伝わりにくくなるという効果がある。また、ダクト13の内側にガラス繊維でできた綿状の吸音材を貼るとより高い効果が得られなど、実施の形態4と同様の効果を奏する。さらに、上記屈曲部の製作はラビリンス構造より容易であるから、コスト削減ができる。
実施の形態6.
図12は実施の形態6に係るエレベータ装置の断面図である。また、図13は本実施の形態のシステム構成を示す。本実施の形態では、例えば、かご室1内の扉8上部など、乗客が見やすい位置にディスプレイ52が取り付けられている。その他の構成は実施の形態1と同じである。ディスプレイ52は、エレベータ装置の電源が停電したときや、「閉じ込め」になったときに換気装置14の動作状況などを表示して乗客に情報を伝え、乗客に安心感を与えるためのものである。
図13に示すように、換気装置14の制御装置56はエレベータ装置の制御盤51から運転状態の信号を受けて弁10の開閉を制御するとともに、バッテリー55の動作を制御する。ディスプレイ52には通常電源である駆動電源54とバッテリー55の2つの電源を接続しておく。エレベータ装置が停電したときや、「閉じ込め」が発生したときには駆動電源54が働かなくなるが、このときはバッテリー55を電源としてディスプレイ52に換気装置14の動作状況などを表示して乗客に情報を伝える。正常運転時には、エレベータ装置の昇降速度や設置した建築物の宣伝等に使うことができる。このような構成にすることにより、実施の形態1の効果の他に、乗客に安心感を与える効果がある。
1 かご室、 2 整風カバー、 3 天井、
3a 下天井、 3b 上天井、 4 天蓋、
5 壁、 5a 内壁、 5b 外壁、
6 巾木、 7 かご床、 8 扉、
9 開口、 10 弁、 11 気圧制御装置、
12 送風機、 13a ダクト、 13b ダクト、
13c ダクト、 13d ダクト、 13e ダクト、
13f ダクト、 14 換気装置、 15 吸音材、
16 駆動装置、 17 弁体、 19 筐体、
20 圧縮ばね、 21 弁座、 22 レール、
23 固定板、 24 防振材、 25 固定部品、
27 蓋、 50 電源、 51 制御盤、
52 ディスプレイ、 53 制御盤、 54 駆動電源、
55 バッテリー、 56 制御装置。

Claims (12)

  1. エレベータかご室、外気の導入を制御する弁を備えた筐体とこの筐体に納められ前記弁を開閉する駆動装置を備えた換気装置、及び前記換気装置を制御する制御手段を有するエレベータ装置であって、前記換気装置は、前記かご室の外に設置され、前記筐体が前記かご室内とダクトで連通されていることを特徴とするエレベータ装置。
  2. 前記換気装置は少なくとも2個設置され、一方の換気装置の筐体に接続されたダクトは前記かご室内の下部に、他方の換気装置の筐体に接続されたダクトは前記かご室内の上部にそれぞれ連通していることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  3. 前記換気装置の一方は前記かご室の床下に、他方は前記かご室の天井上に設置されていることを特徴とする請求項2に記載のエレベータ装置。
  4. 前記かご室の床下に設置された換気装置に接続されたダクトと、前記かご室の天井上に設置された換気装置に接続されたダクトとにより、少なくとも前記かご室の正面壁及び天井の一部を覆うようにしたことを特徴とする請求項3に記載のエレベータ装置。
  5. 前記かご室内に連通する気圧調整装置を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のエレベータ装置。
  6. 前記ダクトは、内部がラビリンス構造になされていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のエレベータ装置。
  7. 前記ダクトは、空気路が逆向きになる屈曲部を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のエレベータ装置。
  8. 前記ダクトの内側に吸音材を貼り付けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のエレベータ装置。
  9. 前記換気装置をエレベータ装置の乗り場側に設置したことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のエレベータ装置。
  10. 前記換気装置の筐体内に前記弁及び駆動装置の引き出しガイドを設け、前記弁及び駆動装置を乗り場側に引き出しできるようにしたことを特徴とする請求項9に記載のエレベータ装置。
  11. エレベータ昇降時に前記換気装置の弁を閉じ、エレベータ停止時に前記弁を開くような制御を行う制御手段を備えたことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載のエレベータ装置。
  12. 前記かご室内にディスプレイを設置し、前記換気装置の弁の開閉状況を前記ディスプレイに表示するようにしたことを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載のエレベータ装置。
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