JP2011079604A - エレベータ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エレベータかご室1、外気の導入を制御する弁10を備えた筐体19とこの筐体19に納められ弁10を開閉する駆動装置16を備えた換気装置14、及び換気装置14を制御する制御手段を有するエレベータ装置であって、換気装置14は、かご室1の外に設置され、筐体19がかご室1内とダクト13a、13bで連通している。
【選択図】図2
Description
音がかご室内に伝わりにくくなる。また、乗客が換気装置に触れられないため、怪我をする恐れや物を落とす心配がない。さらに、換気装置を乗り場側に設置することにより、据付やメンテナンスも容易となる。
図1はこの発明に係るエレベータ装置の全体を示すものである。この発明に係るエレベータ装置は、正面に扉8を有するかご室1と、かご室1の外側上下に設置された換気装置14と、エレベータ昇降時の風音を小さくするために、かご室1の上下に設けられた円弧形状の断面を有する整風カバー2を備えている。
から停止状態の信号を受けて、駆動装置16を動作させるため、上下2個の換気装置14はいずれも弁10が開となる。かご室1内の空気は乗客の体温により下から上に流れるから、下側の換気装置14の弁10から外気が吸い込まれ、ダクト13a、内壁5aと外壁5bとの空間、内壁5aの下部の開口と巾木6の間隔、かご室1内、下側天井3aの開口9、下側天井3aと上側天井3bとの空間、及びダクト13bを経由して上側換気装置14に達し、開となっている弁10から外気に排出される。
図7は実施の形態2に係るエレベータ装置の断面図である。本実施の形態は、実施の形態1の構成から気圧制御装置11を除いた構成である。かご室構造、構成機器の配置、及び換気装置の制御方法等は実施の形態1と同様なので、説明を省略する。
図8及び図9は実施の形態3に係るエレベータ装置の垂直断面及び水平断面である。本実施の形態が実施の形態1と異なるのは、ダクトの配置及び構造である。本実施の形態では、ダクト13a及び13bの断面は、ともに天井3及び壁5の正面5a、5bの幅と同じ幅を有している。ダクト13bは天井3の換気装置14から後方及び後壁5bのほぼ下部までを覆い、ダクト13aと機械的につながっている。つまり、かご室1の天井3と壁の正面5a、5b側はダクト13a、13bで全て覆われている。ただし、ダクト13aとダクト13bは直接連通していない。ダクト13bはかご室1の上部後方部分で下側天井3aと上側天井3bとの空間に連通している。その他の構成は実施の形態2と同様なので説明を省略する。
図10は実施の形態4に係るエレベータ装置の断面図である。本実施の形態のエレベータ装置は、換気装置14とかご室1をつなぐダクトとして、内部がラビリンス構造のダクト13c、13dを用いている。その他の構成は実施の形態1と同じである。
図11は実施の形態5に係るエレベータ装置の断面図である。本実施の形態のエレベータ装置は、換気装置14とかご室1をつなぐダクトとして、ダクトの一部、通常は換気装
置14に隣接する部分に通風路が折り返しになる屈曲部を有するダクト13e、13fを用いている。その他の構成は実施の形態1と同じである。
図12は実施の形態6に係るエレベータ装置の断面図である。また、図13は本実施の形態のシステム構成を示す。本実施の形態では、例えば、かご室1内の扉8上部など、乗客が見やすい位置にディスプレイ52が取り付けられている。その他の構成は実施の形態1と同じである。ディスプレイ52は、エレベータ装置の電源が停電したときや、「閉じ込め」になったときに換気装置14の動作状況などを表示して乗客に情報を伝え、乗客に安心感を与えるためのものである。
3a 下天井、 3b 上天井、 4 天蓋、
5 壁、 5a 内壁、 5b 外壁、
6 巾木、 7 かご床、 8 扉、
9 開口、 10 弁、 11 気圧制御装置、
12 送風機、 13a ダクト、 13b ダクト、
13c ダクト、 13d ダクト、 13e ダクト、
13f ダクト、 14 換気装置、 15 吸音材、
16 駆動装置、 17 弁体、 19 筐体、
20 圧縮ばね、 21 弁座、 22 レール、
23 固定板、 24 防振材、 25 固定部品、
27 蓋、 50 電源、 51 制御盤、
52 ディスプレイ、 53 制御盤、 54 駆動電源、
55 バッテリー、 56 制御装置。
Claims (12)
- エレベータかご室、外気の導入を制御する弁を備えた筐体とこの筐体に納められ前記弁を開閉する駆動装置を備えた換気装置、及び前記換気装置を制御する制御手段を有するエレベータ装置であって、前記換気装置は、前記かご室の外に設置され、前記筐体が前記かご室内とダクトで連通されていることを特徴とするエレベータ装置。
- 前記換気装置は少なくとも2個設置され、一方の換気装置の筐体に接続されたダクトは前記かご室内の下部に、他方の換気装置の筐体に接続されたダクトは前記かご室内の上部にそれぞれ連通していることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
- 前記換気装置の一方は前記かご室の床下に、他方は前記かご室の天井上に設置されていることを特徴とする請求項2に記載のエレベータ装置。
- 前記かご室の床下に設置された換気装置に接続されたダクトと、前記かご室の天井上に設置された換気装置に接続されたダクトとにより、少なくとも前記かご室の正面壁及び天井の一部を覆うようにしたことを特徴とする請求項3に記載のエレベータ装置。
- 前記かご室内に連通する気圧調整装置を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のエレベータ装置。
- 前記ダクトは、内部がラビリンス構造になされていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のエレベータ装置。
- 前記ダクトは、空気路が逆向きになる屈曲部を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のエレベータ装置。
- 前記ダクトの内側に吸音材を貼り付けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のエレベータ装置。
- 前記換気装置をエレベータ装置の乗り場側に設置したことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のエレベータ装置。
- 前記換気装置の筐体内に前記弁及び駆動装置の引き出しガイドを設け、前記弁及び駆動装置を乗り場側に引き出しできるようにしたことを特徴とする請求項9に記載のエレベータ装置。
- エレベータ昇降時に前記換気装置の弁を閉じ、エレベータ停止時に前記弁を開くような制御を行う制御手段を備えたことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載のエレベータ装置。
- 前記かご室内にディスプレイを設置し、前記換気装置の弁の開閉状況を前記ディスプレイに表示するようにしたことを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載のエレベータ装置。
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- 2009-10-05 JP JP2009231493A patent/JP2011079604A/ja active Pending
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