JP2011068047A - 保護層転写シート及び印画物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 一方の面に耐熱滑性層3を有する基材シート2の反対側の面の少なくとも一部に、離型層4、保護層5をこの順序に積層した保護層転写シート1において、該離型層4が平均粒径1〜3μmのフィラーを、離型層4のフィラーを含まない固形分100部に対し、0.02〜0.4部の割合で含有し、かつ離型層4の厚さが乾燥状態で、前記フィラーの平均粒径の20〜80%である構成とした。
【選択図】 図1
Description
図1に本発明の保護層転写シートである一つの実施形態を示す。基材シート2の一方の面に、耐熱滑性層3が設けられ、該基材シート2の反対面に、離型層4、保護層5をこの順序に積層した構成の保護層転写シート1である。この構成の保護層転写シートでは、保護層と被転写体とが接するように重ねて、耐熱滑性層側から、サーマルヘッド等で加熱して、離型層4から保護層5が剥離して、被転写体へ熱転写される。図示したものに限らずに、保護層の上に接着層を設けることで、被転写体への密着性を向上させたりすることができる。
(基材シート)
本発明の保護層転写シートを構成する基材シート2としては、従来公知のある程度の耐熱性と強度を有するものであればいずれのものでも良く、例えば、0.5〜50μm、好ましくは3〜10μm程度の厚さのポリエチレンテレフタレートフィルム、1,4−ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリフェニレンサルファイドフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリサルホンフィルム、アラミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、セロハン、酢酸セルロース等のセルロース誘導体、ポリエチレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ナイロンフィルム、ポリイミドフィルム、アイオノマーフィルム等の樹脂フィルムの他に、コンデンサー紙、パラフィン紙等の紙類や不織布等、又は紙や不織布と樹脂との複合体であってもよい。
本発明の保護層転写シートは、基材シートの裏面、すなわち、転写性保護層の設けてある面と反対面に、サーマルヘッドの熱によるスティッキングやシワなどの悪影響を防止するため、耐熱滑性層3を設ける。上記の耐熱滑性層を形成する樹脂としては、従来公知のものであればよく、例えば、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアセトアセタール樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエーテル樹脂、ポリブタジエン樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリルポリオール、ポリウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、ポリエーテルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタンまたはエポキシのプレポリマー、ニトロセルロース樹脂、セルロースナイトレート樹脂、セルロースアセトプロピオネート樹脂、セルロースアセテートブチレート樹脂、セルロースアセテートヒドロジエンフタレート樹脂、酢酸セルロース樹脂、芳香族ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂などが挙げられる。
本発明の保護層転写シートは、一方の面に耐熱滑性層を有する基材シートの反対面に、離型層、保護層をこの順序に積層した構成であり、基材シートと保護層との間に離型層4を設けることで、保護層の基材シートからの熱転写時の剥離性を高め、さらに保護層の転写された後に、保護層転写シートの表面に露出される離型層が、保護層転写シートの背面(耐熱滑性層)との滑り性を良好にすることができる。離型層には平均粒径1〜3μmのフィラーを含有し、その含有割合は離型層のフィラーを含まない固形分100部に対し、0.02〜0.4部の割合で含有する。そして、離型層の厚さが乾燥状態で、前記フィラーの平均粒径の20〜80%の条件である。
保護層5を形成するための樹脂としては、従来公知の各種耐久性および透明性に優れた樹脂はいずれも使用可能である。例えば、アクリル樹脂、セルロース系樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリエステル樹脂などが挙げられる。以上の如き樹脂から転写性保護層を形成するには、上記の如き樹脂を後述する如き適当な比率で、メチルエチルケトン、トルエン、イソプロピルアルコールなどの汎用溶剤に、例えば、固形分約5〜50質量%になるように溶解分散して塗布液を調製し、該塗布液を離型層の表面に、従来公知のグラビアコート、グラビアリバースコートなどの方法で厚み(乾燥基準)0.5〜5μm程度になるように塗布および乾燥して形成する。
本発明では、前記の保護層が十分な接着性を有する場合には、接着剤層の形成は不要であるが、転写性保護層の表面に感熱接着剤層を形成し、転写性保護層の転写と、転写後の保護層の画像面に対する密着性を向上させることができる。この接着剤層は、従来公知の感熱接着剤がいずれも使用できるが、ガラス転移温度が50〜100℃の熱可塑性樹脂から形成することがより好ましく、例えば、紫外線吸収性樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ブチラール樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニル樹脂などの如く熱時接着性の良好な樹脂から、適当なガラス転移温度を有するものを選択することが好ましい。接着剤層は、上記の感熱接着剤を汎用溶剤に、溶解ないし分散して塗布液を調製し、保護層の表面に、従来公知のグラビアコート、グラビアリバースコートなどの方法で厚み(乾燥基準)0.2〜5μm程度になるように塗布および乾燥して形成する。
基材シートの耐熱滑性層の設けられている面の他方の面に形成される熱昇華性色材層6は、昇華性染料を含む層である。その昇華型染料としては、従来、公知の熱転写シートに使用されている染料は、いずれも本発明に使用可能であり、特に限定されない。これらの染料としてはジアリールメタン系、トリアリールメタン系、チアゾール系、メロシアニン等のメチン系、インドアニリン系、アセトフェノンアゾメチン,ピラゾロアゾメチン,イミダゾルアゾメチン,ピリドンアゾメチン等のアゾメチン系、キサンテン系、オキサジン系、ジシアノスチレン,トリシアノスチレンに代表されるシアノメチレン系、チアジン系、アジン系、アクリジン系、ベンゼンアゾ系、そしてピリドンアゾ,チオフェンアゾ,イソチアゾールアゾ,ピロールアゾ,ピラゾールアゾ,イミダゾールアゾ,チアジアゾールアゾ,トリアゾールアゾ,ジスアゾ等のアゾ系、スピロピラン系、インドリノスピロピラン系、フルオラン系、ローダミンラクタム系、ナフトキノン系、アントラキノン系、キノフタロン系等があげられる。具体的には次のような染料が用いられる。
C.I.ディスパースブルー24,56,14,301,334,165,19,72,87,287,154,26,354
C.I.ディスパースレッド135,146,59,1,73,60,167
C.I.ディスパースオレンジ149
C.I.ディスパースバイオレット4,13,26,36,56,31
C.I.ソルベントイエロー56,14,16,29
C.I.ソルベントブルー70,35,63,36,50,49,111,105,97,11
C.I.ソルベントレッド135,81,18,25,19,23,24,143,146,182
C.I.ソルベントバイオレット13
C.I.ソルベントブラック3
C.I.ソルベントグリーン3
基材シートの耐熱滑性層の設けられている面の他方の面に形成される熱溶融性色材層7は、以下の熱溶融性色材層インキから形成される。本発明において用いられる熱溶融性色材層インキは、着色剤とビヒクルからなり、更に必要に応じて種々の添加剤を加えたものである。着色剤としては、有機または無機の顔料あるいは染料のうち、記録材料として要求される着色濃度を有し、光、熱、温度等により変褪色しないものが好ましい。また加熱により発色するような物質や、被転写体に塗布されている物質と接触することにより発色するような物質を用いることもできる。そして、着色剤は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック等の他に、種々の色の着色剤を使用することができる。
本発明の印画物の形成方法は、熱転写色材層を基材シートに設けた熱転写シートを用いて、受像シートに加熱により、熱転写画像を形成し、その後に該熱転写画像を覆うように、上記のいずれかに記載の保護層転写シートにより、熱転写性保護層を転写して印画物を形成するものである。すなわち、まず受像シート上に、熱転写色材層を基材シートに設けた熱転写シートを用いて、熱転写画像を形成する。その際に、熱転写画像を形成するための熱転写シートは、保護層と、熱昇華性色材層や、熱溶融性色材層の熱転写色材層とを、同一の基材シート上に面順次に形成した一体型の熱転写シートを用いることができる。また、保護層転写シートとは別である熱転写色材層を設けた熱転写シートを用意して、受像シートに熱転写画像を形成することができる。
図3に、本発明の印画物の形成方法で得られる印画物の一つの実施形態を示す。基材9上に、染料受容層10を設けた熱転写受像シートに対し、熱昇華性色材層、または熱溶融性色材層を基材シートに設けた熱転写シートを用いて、その色材層から染料受容層10に色材を転写して、熱転写画像11を形成する。その後に、染料受容層10に形成された熱転写画像11を覆うように、本発明の保護層転写シートを用いて、保護層5が転写された印画物8が得られる。
本発明で得られる印画物は、写真などの画像情報の他に、文字情報を含むことができ、この場合、例えば、文字情報形成は熱溶融転写方式により行ない、写真などの画像形成は昇華転写方式で行うことができる。
(実施例1〜6、比較例1〜8)
厚さ6μmの易接着処理済みポリエチレンテレフタレートフィルムの基材シートの一方の面に、グラビアコーターを用い、下記耐熱滑性層1用塗工液を固形分換算で1.0g/m2の割合で、塗布、乾燥させ、耐熱滑性層1を形成した。この耐熱滑性層1を設けた基材シートを用いるものが、実施例1〜3、6、比較例1〜7である。
・ポリビニルブチラール樹脂 4.55部
(エスレックBX−1、積水化学工業(株)製)
・ポリイソシアネート 21.0部
(バーノックD750−45、固形分45質量%、大日本インキ化学工業(株)製)
・リン酸エステル系界面活性剤 3.0部
(プライサーフA208N、第一製薬工業(株)製)
・金属石鹸(LBT1830、堺化学工業(株)製) 0.45部
・タルク(ミクロエースP−3、日本タルク工業(株)製) 0.3部
・メチルエチルケトン 100.0部
・トルエン 100.0部
<耐熱滑性層2用塗工液>
・ポリビニルブチラール樹脂 6.2部
(エスレックBX−1、積水化学工業(株)製)
・金属石鹸(LBT1830、堺化学工業(株)製) 2.8部
・タルク(ミクロエースP−3、日本タルク工業(株)製) 1部
・メチルエチルケトン 25部
・トルエン 25部
<耐熱滑性層3用塗工液>
・セルロースアセテートブチレート樹脂 6.2部
(CAB553−0.4、イーストマン ケミカル(株)製)
・金属石鹸(LBT1830、堺化学工業(株)製) 2.8部
・タルク(ミクロエースP−3、日本タルク工業(株)製) 1部
・メチルエチルケトン 25部
・トルエン 25部
・分散染料(ホロンブリリアントイエロー−S−6GL) 5.5部
・バインダー樹脂 4.5部
(ポリビニルアセトアセタール樹脂KS−5、積水化学工業(株)製)
・リン酸エステル系界面活性剤 0.1部
(プライサーフA208N、第一製薬工業(株)製)
・ポリエチレンワックス 0.1部
・メチルエチルケトン 45.0部
・トルエン 45.0部
・分散染料(MSレッドG) 1.5部
・分散染料(マクロレックスレッドバイオレットR) 2.0部
・バインダー樹脂 4.5部
(ポリビニルアセトアセタール樹脂KS−5、積水化学工業(株)製)
・リン酸エステル系界面活性剤 0.1部
(プライサーフA208N、第一製薬工業(株)製)
・ポリエチレンワックス 0.1部
・メチルエチルケトン 45.0部
・トルエン 45.0部
・分散染料(カヤセットブルー714) 4.5部
・バインダー樹脂
(ポリビニルアセトアセタール樹脂KS−5、積水化学工業(株)製) 4.5部
・リン酸エステル系界面活性剤 0.1部
(プライサーフA208N、第一製薬工業(株)製)
・ポリエチレンワックス 0.1部
・メチルエチルケトン 45.0部
・トルエン 45.0部
<離型層用塗工液>
・シリコーン変性アクリル系樹脂(ダイセル化学工業(株)製、セルトップ226、固形分50%) 16部
・アルミニウム触媒(ダイセル化学工業(株)製、セルトップCAT−A、固形分10%) 3部
・下記表1に記載のフィラー X部
(上記のフィラーのX部が、離型層のフィラーを含まない固形分8.3部に対し、表1に記載の添加量(含有率)となる。)
・メチルエチルケトン 8部
・トルエン 8部
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂溶液 20.0部
(ソルバインCNL 日信化学工業(株)製)
・カーボンブラック 10.0部
・メチルエチルケトン 35.0部
・トルエン 35.0部
・アクリル樹脂(ダイヤナールBR87、三菱レイヨン(株)製) 20部
・メチルエチルケトン 40部
・トルエン 40部
日本電産コパル(株)製DPB−6000プリンターで、同プリンター専用受像シートに、各実施例と比較例の保護層転写シートを用いて、イエロー、マゼンタ、シアンの各染料層から、イエロー、マゼンタ、シアンの各染料をベタで、重ねて転写し、黒ベタ印画し、さらにその黒ベタの画像部を被覆するように、各保護層転写シートの保護層を転写した後の保護層転写シートを用意する。但し、印画環境は、常温、常湿である。その用意した各保護層転写シートの離型層と、耐熱滑性層を対向させ、上から重りで荷重をかける。(荷重は220gf)
耐熱滑性層側を固定し、離型層側の保護層転写シートを動かしたときに生じる動摩擦力から、動摩擦係数を導出した。測定機及び測定条件は以下の通りである。
測定速度:200mm/min
重り:220g
日本電産コパル(株)製DPB−6000プリンターで、同プリンター専用受像シートに、各実施例と比較例の保護層転写シートを用いて、イエロー、マゼンタ、シアンの各染料層から、イエロー、マゼンタ、シアンの各染料をベタ階調で、重ねて転写し、グレーベタ印画し、さらにそのグレーベタの画像部を被覆するように、各保護層転写シートの保護層を転写する。但し、上記プリンターに装着する保護層転写シートは、600画面用の長尺シートを巻き上げた巻取り(供給ロール)であり、上記の記録は、600画面を連続にて行ない、供給ロールの先端を巻上ロールに巻き取る一対のロール形態で使用される。尚、印画環境は、常温、常湿である。上記のグレーベタを印画して、保護層転写シートの一巻を使い切り(600画面分)、印画前の供給ロールと印画終了後の巻上ロールの外径を比較する。印画前の供給ロールの外径に対する、印画後の巻上ロールの外径の比率を表1に示した。但し、外径は、株式会社ミツトヨ デジマチックノギス CD−15CXにて測定した。
上記のリボン径増加で測定した印画前の供給ロールの外径に対する、印画後の巻上ロールの外径の比率が、100〜110%がOKレベルであり、110%を超えたレベルがNGレベルである。この110%を超えたレベルになると、供給された長尺の熱転写シートが、最後まで使用される前に、プリンター内で、巻き上げロールとプリンター本体の一部とが接触して、プリントが停止してしまうトラブルである。
日本電産コパル(株)製DPB−6000プリンターで、同プリンター専用受像シートに、各実施例と比較例の保護層転写シートを用いて、イエロー、マゼンタ、シアンの各染料層から、イエロー、マゼンタ、シアンの各染料をベタで、重ねて転写し、黒ベタ印画し、さらにその黒ベタの画像部を被覆するように、各保護層転写シートの保護層を転写して、各印画物を用意する。但し、印画環境は、常温、常湿である。その得られた各印画物の画像表面の光沢度を、以下の測定機と測定条件にて測定した。
測定機:日本電色(株)製 Gloss Meter VG2000
測定入射角:45°
測定方向:MD:主走査方向、TD:副走査方向
比較例5におけるフィラーは、表1に示す条件で離型層に添加すると、塗工液の状態で、凝集が生じて、インキの保管安定性が悪く、実用できるものではない。
比較例1では、離型層にフィラーを含有していないので、上記の光沢度の評価は良好であるが、上記の摩擦係数が0.54であり、保護層転写後の保護層転写シートの転写面と背面との滑り性が不足し、巻きが緩く、巻き上げ時にシワ等も生じやすく、巻き太りが生じやすい結果となっている。比較例5では、リボン径の増加の評価が107%で、限度であり、巻き太りは良いが、光沢度(MD)が90%未満であり、表面光沢性が欠けている。尚、実施例及び比較例の上記結果から、光沢度の評価を別にすれば、摩擦係数が0.34未満に抑えれば、リボン径の評価が107%以下となり、巻き太りの評価も良好であることが示されている。また、比較例8では、上記の摩擦係数が0.50であり、保護層転写後の保護層転写シートの転写面と背面との滑り性が不足し、巻きが緩く、巻き上げ時にシワ等も生じやすく、巻き太りが生じやすい結果となっている。
2 基材シート
3 耐熱滑性層
4 離型層
5 保護層
6 熱昇華性色材層
7 熱溶融性ブラックインキ層(熱溶融性色材層)
8 印画物
9 基材
10 染料受容層
11 熱転写画像
61 イエロー染料層
62 マゼンタ染料層
63 シアン染料層
Claims (4)
- 一方の面に耐熱滑性層を有する基材シートの反対側の面の少なくとも一部に、離型層、保護層をこの順序に積層した保護層転写シートにおいて、該離型層が平均粒径1〜3μmのフィラーを、離型層のフィラーを含まない固形分100部に対し、0.02〜0.4部の割合で含有し、かつ離型層の厚さが乾燥状態で、前記フィラーの平均粒径の20〜80%であることを特徴とする保護層転写シート。
- 前記の離型層に含有するフィラーがシリコーンフィラーであることを特徴とする請求項1に記載の保護層転写シート。
- 前記の保護層が、熱昇華性色材層、または熱溶融性色材層の少なくとも1層と、同一の基材シート上に面順次に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の保護層転写シート。
- 熱転写色材層を基材シートに設けた熱転写シートを用いて、受像シートに加熱により、熱転写画像を形成し、その後に該熱転写画像を覆うように、上記請求項1〜3のいずれかに記載される保護層転写シートにより、熱転写性保護層を転写して印画物を形成することを特徴とする印画物の形成方法。
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