JP2011058781A - バーナの燃焼制御装置及びバーナの燃焼制御方法 - Google Patents
バーナの燃焼制御装置及びバーナの燃焼制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011058781A JP2011058781A JP2009212165A JP2009212165A JP2011058781A JP 2011058781 A JP2011058781 A JP 2011058781A JP 2009212165 A JP2009212165 A JP 2009212165A JP 2009212165 A JP2009212165 A JP 2009212165A JP 2011058781 A JP2011058781 A JP 2011058781A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- flow rate
- gas
- air
- combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
Abstract
【解決手段】 バーナ201およびそこからゾーン調節弁28、35までの圧力損失の総和Pと流量Qとの関係に基づいて、圧力Pと流量Qとの関係を示す関数41、42を予め設定しておく。圧力調整器26、33は、流量設定器25、32で決定された流量Qを、関数41、42に基づいて圧力Pに変換し、調節弁28、35の下流側における圧力が、変換した圧力Pになるように、調節弁28、35を調節する。
【選択図】 図2
Description
バーナの燃焼制御を行う従来の方法として、圧力制御方式と流量制御方式がある。
圧力制御方式では、バーナに供給されるエアの圧力と燃焼用ガスの圧力とが比例関係になるように、燃焼用ガスの圧力を調節するガス圧力調節弁と、エアの圧力を調節するエア圧力調節弁とを連動して動作させるようにする。また、煤の発生を防止するために、バーナにおける燃焼量が小さいときには、エアの圧力と燃焼用ガスの圧力とを比例関係とせず、テーブル化することによりエアの圧力を燃焼用ガスの圧力に比べて若干高めにすることも行われている。
また、流量制御方式では、バーナに供給される燃焼用ガスとエアの流量を計測し、計測した結果に基づいて、目標の空気比になるように、燃焼用ガスの流量を調節するガス流量調節弁と、エアの流量を調節するエア流量調節弁とを動作させるようにする(特許文献1を参照)。
以上のように従来の技術では、空気比の調節を行うことと、バーナの状態に応じて負荷を調節することとの双方を容易に行うことが困難であるという問題点があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、空気比の調節を行うことと、バーナの状態に応じて負荷を調節することとの双方を容易に行えるようにすることを目的とする。
図1は、連続焼鈍炉の構成の一例を示す図である。具体的に図1(a)は、連続焼鈍炉を横側から見た図であり、図1(b)は、図1(a)に示す連続焼鈍炉の1つの加熱ゾーンの詳細を示す図であり、図1(c)は、図1(b)に示すラジアントチューブに取り付けられるバーナを示す図である。尚、図1では、説明の都合上、連続焼鈍炉の構成を簡略化して示している。
図1(b)に示すように、加熱ゾーン10aでは、ストリップ11は、炉内ロール12a〜12iにガイドされて搬送される。ストリップ11の搬送経路には、ストリップ11の面を挟むように、複数のラジアントチューブ101〜136が設けられている。ラジアントチューブ101〜136は、図1の紙面に垂直な方向に延設されている。尚、その他の加熱ゾーン10b、10cの基本的な構成は、加熱ゾーン10aと同じであるので、ここではそれらの詳細な説明を省略する。また、加熱ゾーンの設定方法は図1に示したものに限定されない。例えば、加熱ゾーン10a、10b、10cのそれぞれを更に細分化して加熱ゾーンを設定するようにしてもよい。
図1(c)に示すように、ラジアントチューブ101には、バーナ201が取り付けられている。尚、図1(b)に示すラジアントチューブ101は、図1(c)のA−A´方向から見た断面を示している。また、その他のラジアントチューブ102〜136の基本的な構成は、ラジアントチューブ101と同じであるので、ここではそれらの詳細な説明を省略する。
図2において、バーナの燃焼制御装置は、ガス本管(ガス供給装置)21と、エアブロア(エア供給装置)22と、炉温計23と、炉温調節器24と、エア流量設定器25と、エア圧力調整器26と、エア流量測定装置27と、エア調節弁28と、エア圧力測定装置29と、手動調整弁30、38と、手動遮断弁31、39と、ガス流量設定器32と、ガス圧力調整器33と、ガス流量測定装置34と、ガス調節弁35と、ガス圧力測定装置36と、ガス遮断弁37と、複数のバーナ201とを有している。
炉温調節器24は、炉温計23により測定された連続焼鈍炉10内の炉温の実績値と、予め設定された設定値との偏差を求め、求めた偏差に基づいて、負荷(燃焼量)の現在値に対する増減量を決定する。
エア流量設定器25は、炉温調節器24で決定された負荷に応じて、バーナの燃焼制御装置で管理しているバーナ201に供給するエアの流量Qを決定する。
ここで、バーナ201およびそこからゾーン調節弁であるエア調節弁28までの圧力損失の総和Pと流量Qとの関係は、以下の(1)式の関係になる。
Q=α×P1/2 ・・・(1)
(1)式においてαは定数である。ただし、バーナ201においてパイロットバーナや冷却用空気など固定的に供給されるガス等の存在を無視できない場合には、(1)式に対して修正を加える必要がある(すなわち、この場合には、バーナ201からエア調節弁28までの圧力損失の総和Pと流量Qとの関係は、正確に(1)の関係にはならず(1)式に近い関係として表現できる)。
尚、本実施形態では、エアの流量Qと圧力Pとの関係を示す関数41をエア圧力調整器26に記憶させるようにしたが、エアの流量Qと圧力Pとの関係を記憶していれば、必ずしも関数をエア圧力調整器26に記憶させる必要はない。例えば、エアの流量Qと圧力Pとの関係を示すテーブルをエア圧力調整器26に記憶させるようにしてもよい。このようにすると、エア流量設定器25で決定されたエアの流量Qに対応する圧力Pがテーブルにない場合がある。その場合には、例えば補間処理を行ってエア流量設定器25で決定されたエアの流量Qに対応する圧力Pを求めるようにすればよい。
エア調節弁28は、配管内のエアの圧力を調節するための弁であり、前述したように、エア圧力調整器26によってその開度が調整される。
エア圧力測定装置29は、前述したように、エア調節弁28よりも下流側における配管内のエアの圧力を測定するためのものであり、測定された圧力の値は、エア圧力調整器26に出力される。
手動調整弁30は、作業者が、バーナ201に供給されるエアの微調節を手動で行うためのものである。手動遮断弁31は、作業者が、バーナ201に供給されるエアの遮断を手動で行うためのものである。
以上のように本実施形態では、例えば、炉温調節器24を用いることにより燃焼量決定手段の一例が実現される。また、例えば、エア流量設定器25を用いることにより、エア流量決定手段が実現される。エア圧力調整器26を用いることにより、エア圧力導出手段とエア圧力調節手段が実現される。また、例えば、エア流量測定装置27、エア調節弁28、エア圧力測定装置29を用いることにより、それぞれ、エア流量測定手段、エア圧力調節弁、エア圧力測定手段が実現される。
ガス圧力調整器33は、ガス流量設定器32で決定されたガスの流量Qに対応する圧力Pを、ガス圧力調整器33に予め設定されている関数42に従って導出し、ガス流量設定器32で決定されたガスの流量Qを圧力Pに変換する。そして、ガス圧力調整器33は、ガス圧力測定装置36により測定される「ガス調節弁35よりも下流側における配管内のガスの圧力」が、導出した圧力Pとなるように、ガス調節弁35の開度を調節する。
ここで、バーナ201およびそこからゾーン調節弁であるガス調節弁35までの圧力損失の総和Pと流量Qとの関係も、前述した(1)式又は(1)式に近い関係として表現できる。
そこで、本実施形態では、(1)式の関数又は(1)式に近い関数に基づいて、ガスの流量Qと圧力Pとの関係を示す関数42を予め求め、その関数42をガス圧力調整器33に記憶させておく。このように関数42は、バーナ201およびそこからゾーン調節弁であるガス調節弁35までの圧力損失の総和Pと流量Qとの関係と相関のある情報であり、ガスの流量Qは、ガスの圧力Pの1/2乗に(概ね)比例する。
尚、本実施形態では、ガスの流量Qと圧力Pとの関係についても、エアの流量Qと圧力Pとの関係と同様に、例えば、その関係を示すテーブルをガス圧力調整器33に記憶させるようにしてもよい。
ガス調節弁35は、配管内のガスの圧力を調節するための弁であり、前述したように、ガス圧力調整器33によってその開度が調整される。
ガス圧力測定装置36は、前述したように、ガス調節弁35よりも下流側における配管内のガスの圧力を測定するためのものであり、測定された圧力の値は、ガス圧力調整器33に出力される。
ガス遮断弁37は、図2に示すバーナの燃焼制御装置に何らかの異常が発生したとき等に図示しない制御装置の制御によって、バーナ201に供給されるガスを遮断するためのものである。
手動調整弁38は、バーナ201毎に個別に設けられ、作業者が、バーナ201に供給されるガスの微調節を手動で行うためのものである。手動遮断弁39も、バーナ201毎に個別に設けられ、作業者が、バーナ201に供給されるガスの遮断を手動で行うためのものである。
尚、本実施形態では、ガス本管(ガス供給装置)21は、バーナの燃焼制御装置に1つ設けられ、ガス流量設定器32及びガス圧力調整器33は、1つまたは複数の加熱ゾーンに対して1つずつ設けられている。また、ガス流量測定装置34、ガス調節弁35、ガス圧力測定装置36、及びガス遮断弁37は、1つの加熱ゾーンに対して1つずつ設けられ、手動調整弁38及び手動遮断弁39は、1つのバーナに対して1つずつ設けられている。
以上のように本実施形態では、例えば、ガス流量設定器32を用いることにより、ガス流量決定手段が実現される。ガス圧力調整器33を用いることにより、ガス圧力導出手段とガス圧力調節手段が実現される。また、例えば、ガス流量測定装置34、ガス調節弁35、ガス圧力測定装置36を用いることにより、それぞれ、ガス流量測定手段、ガス圧力調節弁、ガス圧力測定手段が実現される。
ここで、図2に示したバーナの燃焼制御装置を用いたバーナの燃焼制御の実施例を示す。ここでは、以下の条件で燃焼制御を行った。
バーナの定格 ;167.5MJ/hr
各加熱ゾーンに配置するバーナの本数;20本
使用ガス種 ;LNG
ガス低発熱量 ;41.6MJ/Nm3
各加熱ゾーンにおけるガスの流量 ;80.6Nm3−LNG/hr
図3は、本実施例におけるバーナの燃焼制御装置のうち、ガスの供給に関わる部分の構成の一例を示す図である。
図4は、全てのバーナ201a〜201tに異常がない場合に、本実施形態のようにバーナの燃焼制御を行うと、どのようにガス流量が変化するかを説明する図である。また、図5は、全てのバーナ201a〜201tに異常がない場合に、従来の流量制御方式でバーナの燃焼制御を行うと、どのようにガス流量が変化するかを説明する図である。
図4に示す関数42は、ガス圧力調整器33に記憶されているものである(図2を参照)。
図4において、ガス流量設定器32で決定されたガスの流量(ゾーンガス流量)Qが70Nm3/hrであると、ガス圧力調整器33は、関数42から、バーナ201a〜201tに供給する燃焼用ガスの圧力(ゾーンガス圧)Pとして6kPaを導出する。そして、ガス圧力調整器33は、ガス圧力測定装置36により測定されるガスの圧力が、6kPaになるように、ガス調節弁35の開度を調節する。
一方、図5に示すように、従来の流量制御方式でバーナの燃焼制御を行う場合、ガスの流量(ゾーンガス流量)Qが70Nm3/hrであると、その流量Qに調整しようとするので、ゾーンガス圧は6kPaになる。
以上のように、バーナ201に異常がない健全な状態であれば、本実施形態のようにしても従来の流量制御方式のようにしても、ガスの流量Q・圧力Pに差は生じない。
図6でも、図4と同様に、ガス流量設定器32で決定されたガスの流量(ゾーンガス流量)Qが70Nm3/hrであるとする。そうすると、ガス圧力調整器33は、関数42から、バーナ201a〜201tに供給する燃焼用ガスの圧力(ゾーンガス圧)Pとして6kPaを導出する。そして、ガス圧力調整器33は、ガス圧力測定装置36により測定されるガスの圧力が、6kPaになるように、ガス調節弁35の開度を調節する。ここで、4本のバーナ201b、201g、201l、201rが停止しているので、ゾーンガス流量とゾーンガス圧との関係は、破線61のようになっている。したがって、ガス圧力測定装置36により測定されるガスの圧力が6kPaになるようにガス調節弁35の開度を調節すると、流量Qは56Nm3/hrとなる。したがって、停止していない16本のバーナ201a、201c〜201f、201h〜201k、201m〜201q、201s、201tの1本当たりに供給されるガスの流量は、所期の状態に近くなり、過剰インプットの発生を抑制できることが分かる。
また、流量設定器25、32で流量Qを決定するので、(バーナ201が正常に動作していれば)目標の流量・空気比に直接設定することができ、流量や空気比の設定を容易に行うことができる。よって、作業者の点検・調整負荷を軽減することができると共に、設備の損傷を防止することができる。
また、調節弁28、35の下流側における圧力が、流量Qから変換された圧力Pになるように、調節弁28、35を調節する(圧力のフィードバック制御を行う)ので、各ゾーンにおける負荷状況によって、特定のゾーンにおけるエアやガスの供給圧力が上昇することを防止することができる。
また、関数41、42を調整して低負荷時のエアの圧力をガスの圧力に比べて高めにすることにより、低負荷時に煤が発生することを防止することができる。
また、バーナ201毎に特別な装置を設ける必要がないため、設備が複雑になることを防止することができる。
前述した構成に加え、例えば、エア圧力調整器26(ガス圧力調整器33)が、以下のような構成を備えていてもよい。すなわち、まず、エア流量測定装置27(ガス流量測定装置34)で測定されたエアの流量Q(ガスの流量Q)を入力する。そして、入力したエアの流量Q(ガスの流量Q)と、エア圧力測定装置29(ガス圧力測定装置36)で測定されたエアの圧力P(ガスの圧力P)との関係と、関数41(関数42)とを比較した結果、それらが所定値以上ずれている場合に、操業(バーナの燃焼制御装置)に異常があったと判定してその旨を報知する。このとき、エアの流量Q(ガスの流量Q)と、エアの圧力P(ガスの圧力P)との関係と、関数41(関数42)とのうち、何れか一方のみを比較するようにしてもよい。このようにした場合には、例えば、ガス圧力調整器33(エア圧力調整器26)を用いることにより、第1の判定手段(第2の判定手段)が実現される。
また、本実施形態では、連続焼鈍炉の各加熱ゾーン10a〜10cにそれぞれ配置された複数バーナの燃焼制御を一括して行う場合を例に挙げて説明したが、必ずしも連続焼鈍炉にバーナの燃焼制御装置を適用する必要はない。同一の配管を分岐させて複数のバーナにガスとエアとを供給し、当該複数のバーナにより対象物を加熱する装置であれば、どのような装置にバーナの燃焼制御装置を適用してもよい。例えば、他の加熱炉や乾燥炉等に適用することができる。また、本実施形態では、複数の加熱ゾーン10a〜10cが設定されている連続焼鈍炉10にバーナの燃焼制御装置を適用するようにしたが、加熱ゾーン10a〜10cは1つであってもよい。
また、以上説明した本発明の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
22 エアブロア(エア供給装置)
23 炉温計
24 炉温調節器
25 エア流量設定器
26 エア圧力調整器
27 エア流量測定装置
28 エア調節弁
29 エア圧力測定装置
30 手動調整弁
31 手動遮断弁
32 ガス流量設定器
33 ガス圧力調整器
34 ガス流量測定装置
35 ガス調節弁
36 ガス圧力測定装置
37 ガス遮断弁
38 手動調整弁
39 手動遮断弁
201 バーナ
Claims (8)
- 複数のバーナのそれぞれに燃焼用ガスと空気とを供給して複数のバーナの燃焼制御を一括して行うバーナの燃焼制御装置であって、
前記バーナにより加熱される領域の温度の実績値と、予め設定された設定値との差に基づいて、前記複数のバーナにおける燃焼量を決定する燃焼量決定手段と、
前記燃焼量決定手段により決定された燃焼量に基づいて、前記複数のバーナに供給する燃焼用ガスの流量を決定するガス流量決定手段と、
前記ガス流量決定手段により決定された燃焼用ガスの流量に対応する圧力を、予め設定された流量と圧力との関係を示す情報に基づいて導出するガス圧力導出手段と、
前記複数のバーナに供給される前記燃焼用ガスの圧力を調節するガス圧力調節弁と、
前記ガス圧力調節弁よりも前記バーナが配置されている側における前記燃焼用ガスの圧力を測定するガス圧力測定手段と、
前記ガス圧力測定手段により測定される前記燃焼用ガスの圧力が、前記ガス圧力導出手段により導出された圧力になるように、前記ガス圧力調節弁の開度を調節するガス圧力調節手段と、
前記燃焼量決定手段により決定された燃焼量に基づいて、前記複数のバーナに供給する空気の流量を決定するエア流量決定手段と、
前記エア流量決定手段により決定された空気の流量に対応する圧力を、予め設定された流量と圧力との関係を示す情報に基づいて導出するエア圧力導出手段と、
前記複数のバーナに供給される前記空気の圧力を調節するエア圧力調節弁と、
前記エア圧力調節弁よりも前記バーナが配置されている側における前記空気の圧力を測定するエア圧力測定手段と、
前記エア圧力測定手段により測定される前記空気の圧力が、前記エア圧力導出手段により導出された圧力になるように、前記エア圧力調節弁の開度を調節するエア圧力調節手段と、を備えることを特徴とするバーナの燃焼制御装置。 - 前記流量と圧力との関係を示す情報は、前記バーナおよびそこから、前記ガス圧力調節弁又は前記エア圧力調節弁までの圧力損失の総和と流量との関係と相関のある情報であることを特徴とする請求項1に記載のバーナの燃焼制御装置。
- 前記複数のバーナに供給される燃焼用ガスの流量を測定するガス流量測定手段、及び、前記ガス流量測定手段により測定された燃焼用ガスの流量と、前記ガス圧力測定手段により測定された燃焼用ガスの圧力との関係と、前記予め設定された流量と圧力との関係とを比較した結果に基づいて、前記バーナの燃焼制御装置に異常があるか否かを判定する第1の判定手段と、
前記複数のバーナに供給される空気の流量を測定するエア流量測定手段、及び、前記エア流量測定手段により測定された空気の流量と、前記エア圧力測定手段により測定された空気の圧力との関係と、前記予め設定された流量と圧力との関係とを比較した結果に基づいて、前記バーナの燃焼制御装置に異常があるか否かを判定する第2の判定手段と、
のうち、少なくとも何れかを更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のバーナの燃焼制御装置。 - 複数のゾーンにそれぞれ設けられた複数のバーナの燃焼制御を一括して行い、
前記ガス圧力調節弁、前記ガス圧力測定手段、前記エア圧力調節弁、及び前記エア圧力測定手段は、1つのゾーンに1つずつ設けられており、
前記燃焼量決定手段、前記ガス圧力調節手段、前記ガス流量決定手段、前記ガス圧力導出手段、前記エア圧力調節手段、前記エア流量決定手段、及び前記エア圧力導出手段は、1つ又は複数のゾーンに1つずつ設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のバーナの燃焼制御装置。 - 複数のバーナのそれぞれに燃焼用ガスと空気とを供給して複数のバーナの燃焼制御を一括して行うバーナの燃焼制御方法であって、
前記バーナにより加熱される領域の温度の実績値と、予め設定された設定値との差に基づいて、前記複数のバーナにおける燃焼量を決定する燃焼量決定ステップと、
前記燃焼量決定ステップにより決定された燃焼量に基づいて、前記複数のバーナに供給する燃焼用ガスの流量を決定するガス流量決定ステップと、
前記ガス流量決定ステップにより決定された燃焼用ガスの流量に対応する圧力を、予め設定された流量と圧力との関係を示す情報に基づいて導出するガス圧力導出ステップと、
前記複数のバーナに供給される前記燃焼用ガスの圧力を調節するガス圧力調節弁よりも前記バーナが配置されている側における前記燃焼用ガスの圧力を測定するガス圧力測定ステップと、
前記ガス圧力測定ステップにより測定される前記燃焼用ガスの圧力が、前記ガス圧力導出ステップにより導出された圧力になるように、前記ガス圧力調節弁の開度を調節するガス圧力調節ステップと、
前記燃焼量決定ステップにより決定された燃焼量に基づいて、前記複数のバーナに供給する空気の流量を決定するエア流量決定ステップと、
前記エア流量決定ステップにより決定された空気の流量に対応する圧力を、予め設定された流量と圧力との関係を示す情報に基づいて導出するエア圧力導出ステップと、
前記複数のバーナに供給される前記空気の圧力を調節するエア圧力調節弁よりも前記バーナが配置されている側における前記空気の圧力を測定するエア圧力測定ステップと、
前記エア圧力測定ステップにより測定される前記空気の圧力が、前記エア圧力導出ステップにより導出された圧力になるように、前記エア圧力調節弁の開度を調節するエア圧力調節ステップと、を備えることを特徴とするバーナの燃焼制御方法。 - 前記流量と圧力との関係を示す情報は、前記バーナおよびそこから、前記ガス圧力調節弁又は前記エア圧力調節弁までの圧力損失の総和と流量との関係と相関のある情報であることを特徴とする請求項5に記載のバーナの燃焼制御方法。
- 前記複数のバーナに供給される燃焼用ガスの流量を測定するガス流量測定ステップ、及び、前記ガス流量測定ステップにより測定された燃焼用ガスの流量と、前記ガス圧力測定ステップにより測定された燃焼用ガスの圧力との関係と、前記予め設定された流量と圧力との関係とを比較した結果に基づいて、前記バーナの燃焼制御装置に異常があるか否かを判定する第1の判定ステップと、
前記複数のバーナに供給される空気の流量を測定するエア流量測定ステップ、及び、前記エア流量測定ステップにより測定された空気の流量と、前記エア圧力測定ステップにより測定された空気の圧力との関係と、前記予め設定された流量と圧力との関係とを比較した結果に基づいて、前記バーナの燃焼制御装置に異常があるか否かを判定する第2の判定ステップと、
のうち、少なくとも何れかを更に備えることを特徴とする請求項5又は6に記載のバーナの燃焼制御方法。 - 複数のゾーンにそれぞれ設けられた複数のバーナの燃焼制御を一括して行い、
前記ガス圧力測定ステップ、及び前記エア圧力測定ステップは、1つのゾーン毎に行われ、
前記燃焼量決定ステップ、前記ガス圧力調節ステップ、前記ガス流量決定ステップ、前記ガス圧力導出ステップ、前記エア圧力調節ステップ、前記エア流量決定ステップ、及び前記エア圧力導出ステップは、1つ又は複数のゾーン毎に行われることを特徴とする請求項5〜7の何れか1項に記載のバーナの燃焼制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009212165A JP5365438B2 (ja) | 2009-09-14 | 2009-09-14 | バーナの燃焼制御装置及びバーナの燃焼制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009212165A JP5365438B2 (ja) | 2009-09-14 | 2009-09-14 | バーナの燃焼制御装置及びバーナの燃焼制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011058781A true JP2011058781A (ja) | 2011-03-24 |
JP5365438B2 JP5365438B2 (ja) | 2013-12-11 |
Family
ID=43946616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009212165A Active JP5365438B2 (ja) | 2009-09-14 | 2009-09-14 | バーナの燃焼制御装置及びバーナの燃焼制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5365438B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6062092B1 (ja) * | 2016-04-18 | 2017-01-18 | 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 | 工業炉の運転方法、工業炉のコントローラ、及び工業炉システム |
JP7386775B2 (ja) | 2020-10-15 | 2023-11-27 | 大阪瓦斯株式会社 | 流量制御システム、及びそれを備えた燃焼制御システム |
Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04309715A (ja) * | 1991-04-04 | 1992-11-02 | Babcock Hitachi Kk | 燃料ガス燃焼装置 |
JPH06147461A (ja) * | 1992-11-02 | 1994-05-27 | Chugai Ro Co Ltd | 蓄熱式バーナの制御方法 |
JPH0727330A (ja) * | 1993-07-09 | 1995-01-27 | Nippon Steel Corp | パイロットバ−ナの点火制御方法 |
JPH0960867A (ja) * | 1995-08-28 | 1997-03-04 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 異常バーナ検出方法 |
JPH1026340A (ja) * | 1996-05-08 | 1998-01-27 | Nkk Corp | 加熱炉およびその操業方法 |
JPH1068517A (ja) * | 1996-08-27 | 1998-03-10 | Nkk Corp | 蓄熱式バーナ群の燃焼制御方法 |
JP2000205555A (ja) * | 1999-01-11 | 2000-07-25 | Osaka Gas Co Ltd | 燃焼装置 |
JP2002039531A (ja) * | 2000-07-25 | 2002-02-06 | Chugai Ro Co Ltd | 燃焼状態の診断方法 |
JP2002228149A (ja) * | 2001-02-05 | 2002-08-14 | Chugai Ro Co Ltd | バーナの燃焼制御方法 |
JP2004091901A (ja) * | 2002-09-03 | 2004-03-25 | Nippon Steel Corp | 連続焼鈍炉のバーナー異常検出方法 |
JP2005249260A (ja) * | 2004-03-03 | 2005-09-15 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 加熱炉の制御システム |
JP2008101842A (ja) * | 2006-10-19 | 2008-05-01 | Jfe Steel Kk | 燃焼装置の異常検出方法 |
-
2009
- 2009-09-14 JP JP2009212165A patent/JP5365438B2/ja active Active
Patent Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04309715A (ja) * | 1991-04-04 | 1992-11-02 | Babcock Hitachi Kk | 燃料ガス燃焼装置 |
JPH06147461A (ja) * | 1992-11-02 | 1994-05-27 | Chugai Ro Co Ltd | 蓄熱式バーナの制御方法 |
JPH0727330A (ja) * | 1993-07-09 | 1995-01-27 | Nippon Steel Corp | パイロットバ−ナの点火制御方法 |
JPH0960867A (ja) * | 1995-08-28 | 1997-03-04 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 異常バーナ検出方法 |
JPH1026340A (ja) * | 1996-05-08 | 1998-01-27 | Nkk Corp | 加熱炉およびその操業方法 |
JPH1068517A (ja) * | 1996-08-27 | 1998-03-10 | Nkk Corp | 蓄熱式バーナ群の燃焼制御方法 |
JP2000205555A (ja) * | 1999-01-11 | 2000-07-25 | Osaka Gas Co Ltd | 燃焼装置 |
JP2002039531A (ja) * | 2000-07-25 | 2002-02-06 | Chugai Ro Co Ltd | 燃焼状態の診断方法 |
JP2002228149A (ja) * | 2001-02-05 | 2002-08-14 | Chugai Ro Co Ltd | バーナの燃焼制御方法 |
JP2004091901A (ja) * | 2002-09-03 | 2004-03-25 | Nippon Steel Corp | 連続焼鈍炉のバーナー異常検出方法 |
JP2005249260A (ja) * | 2004-03-03 | 2005-09-15 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 加熱炉の制御システム |
JP2008101842A (ja) * | 2006-10-19 | 2008-05-01 | Jfe Steel Kk | 燃焼装置の異常検出方法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6062092B1 (ja) * | 2016-04-18 | 2017-01-18 | 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 | 工業炉の運転方法、工業炉のコントローラ、及び工業炉システム |
JP2017194189A (ja) * | 2016-04-18 | 2017-10-26 | 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 | 工業炉の運転方法、工業炉のコントローラ、及び工業炉システム |
JP7386775B2 (ja) | 2020-10-15 | 2023-11-27 | 大阪瓦斯株式会社 | 流量制御システム、及びそれを備えた燃焼制御システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5365438B2 (ja) | 2013-12-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2557113C2 (ru) | Способ управления температурой печи для печи с непосредственным подогревом и устройство управления | |
JP6356948B2 (ja) | 燃焼プロセスシステムを制御するための方法および装置 | |
KR101520240B1 (ko) | 밸브 제어 장치, 가스 터빈, 및 밸브 제어 방법 | |
JP5336346B2 (ja) | 高温燃料燃焼器ハードウェアによって低温燃料へのベース負荷でタービンを運転する方法 | |
KR101570019B1 (ko) | 온수 히트 펌프 및 그 제어 방법 | |
JP5905077B2 (ja) | 空気調和システム | |
JP5131448B2 (ja) | 蒸気発生装置 | |
KR102324007B1 (ko) | 건식 저공해 기관을 위한 벌크 화염 온도 조정기 | |
JPWO2014132932A1 (ja) | ガスタービンシステム、制御装置及びガスタービンの運転方法 | |
US20200271312A1 (en) | Boiler combustor side blockage detection system and method | |
JP5365438B2 (ja) | バーナの燃焼制御装置及びバーナの燃焼制御方法 | |
JP2013185454A (ja) | ガスタービン制御装置及び制御方法 | |
JP5314946B2 (ja) | 加熱炉制御装置 | |
CN112513442B (zh) | 用于运行具有气态燃料的燃气轮机设施的方法 | |
TWI717821B (zh) | 支援裝置、支援方法及支援程式產品 | |
JP6341188B2 (ja) | 加熱炉の炉温制御方法および炉温制御装置 | |
JP2018178803A (ja) | ガスタービン制御装置、ガスタービン、及びガスタービン制御方法 | |
JP2014159886A (ja) | ボイラシステム | |
JP5707975B2 (ja) | 加熱炉の操炉方法 | |
JP2010256174A (ja) | ガスタービン制御装置 | |
JP6115093B2 (ja) | ボイラシステム | |
JP5742311B2 (ja) | 熱間圧延ラインにおける圧延材の上反り防止方法及び装置 | |
JP2024060223A (ja) | 工業用バーナー | |
JP5903828B2 (ja) | 熱媒ボイラ | |
JP2021011954A (ja) | 酸素比制御システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110816 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130117 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130122 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130319 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130813 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130826 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5365438 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |