JP2018178803A - ガスタービン制御装置、ガスタービン、及びガスタービン制御方法 - Google Patents

ガスタービン制御装置、ガスタービン、及びガスタービン制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】急速に負荷が低下した場合であっても燃焼器における失火を回避可能なガスタービン制御装置を提供する。
【解決手段】ガスタービンの制御装置2は、メインノズル火炎温度及びパイロットノズル火炎温度を取得する温度取得部と、失火が生じる条件を満たすメインノズル火炎温度とパイロットノズル火炎温度との関係を示す情報に基づいて、取得したメインノズル火炎温度に基づく失火限界パイロットノズル火炎温度を特定する失火限界特定部と、取得したパイロットノズル火炎温度と、失火限界パイロットノズル火炎温度に基づく失火予防パイロットノズル火炎温度との偏差を演算する偏差演算部と、その偏差に応じた値であって、パイロットノズル火炎温度を失火予防パイロットノズル火炎温度以上とするための補償値を取得する補償値取得部と、取得した補償値に基づいて燃料の流量を調整する流量調整部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガスタービン制御装置、ガスタービン、及びガスタービン制御方法に関する。
ガスタービンの燃焼器は、パイロットノズルから供給されたパイロット燃料と圧縮空気とを混合させて燃焼させると共に、メインノズルから供給されたメイン燃料と圧縮空気とを混合させて燃焼させる。そして、全燃料流量に対するパイロット燃料流量の比であるパイロット比(PPL比)の計画値は、一例として、タービン入口の燃焼ガス温度を無次元化した燃焼負荷指令値(CLCSO)に対して設定されている。
しかしながら、ガスタービンに対して、ある一定の負荷から急速に負荷を低下させる運転であるランバック運転が行われた場合、実際のPPL比が予め定められた計画値を過度に下回る場合がある。これに対し、特許文献1には、ランバック運転が行われても(急速に負荷が低下しても)、パイロット比が本来の計画値からずれることを抑制できるガスタービンの制御装置が開示されている。
現在、更なる低NOx化を目的として、予混合型パイロットノズル(予混パイロット)の採用が進められている。
特開2012−077662号公報
予混パイロットを採用することで低NOx化を実現可能だが、予混パイロットでは、低負荷帯での保炎裕度が低い、という特徴がある。そうすると、急速に負荷が低下した際に、パイロットノズル火炎温度及びメインノズル火炎温度の両方が低下して、失火限界を割り込み、失火することが懸念される。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、急速に負荷が低下した場合であっても燃焼器における失火を回避可能なガスタービン制御装置、ガスタービン及びガスタービン制御方法を提供することにある。
本発明の第1の態様によれば、ガスタービン制御装置は、第1ノズル火炎温度及び第2ノズル火炎温度を取得する温度取得部と、失火が生じる条件を満たす第1ノズル火炎温度と第2ノズル火炎温度との関係を示す情報に基づいて、取得した前記第1ノズル火炎温度に基づく失火限界第2ノズル火炎温度を特定する失火限界特定部と、取得した前記第2ノズル火炎温度と、前記失火限界第2ノズル火炎温度に基づく失火予防第2ノズル火炎温度との偏差を演算する偏差演算部と、前記偏差に応じた値であって、前記第2ノズル火炎温度を前記失火予防第2ノズル火炎温度以上とするための補償値を取得する補償値取得部と、取得した前記補償値に基づいて燃料の流量を調整する流量調整部と、を備える。
また、本発明の第2の態様によれば、上述のガスタービン制御装置における前記補償値取得部は、前記偏差に応じた、全燃料流量に対する第2ノズルへの燃料流量の比である第2ノズル流量比の補償値を取得し、前記流量調整部は、第2ノズル流量比が、現在の第2ノズル流量比に前記補償値を加算した目標第2ノズル流量比となるように燃料の流量を調整する。
また、本発明の第3の態様によれば、上述のガスタービン制御装置における前記補償値取得部は、前記偏差と、前記第2ノズル流量比の補償値との関係を予め規定した情報に基づいて前記補償値を取得する。
また、本発明の第4の態様によれば、上述のガスタービン制御装置における前記補償値取得部は、前記偏差に応じた前記第2ノズル流量比の補償値を、フィードバック制御を通じて取得する。
また、本発明の第5の態様によれば、上述のガスタービン制御装置における前記補償値取得部は、前記偏差に応じた、燃焼負荷指令値の補償値を取得し、前記流量調整部は、現在の燃焼負荷指令値に前記補償値を加算した目標燃焼負荷指令値に従って燃料の流量を調整する。
また、本発明の第6の態様によれば、上述のガスタービン制御装置における前記失火予防第2ノズル火炎温度は、前記失火限界第2ノズル火炎温度に予め規定された定数を加算した値である。
また、本発明の第7の態様によれば、ガスタービンは、上述のガスタービン制御装置を備える。
また、本発明の第8の態様によれば、ガスタービン制御方法は、第1ノズル火炎温度及び第2ノズル火炎温度を取得する温度取得ステップと、失火が生じる条件を満たす第1ノズル火炎温度と第2ノズル火炎温度との関係を示す情報に基づいて、取得した前記第1ノズル火炎温度に基づく失火限界第2ノズル火炎温度を特定する失火限界特定ステップと、取得した前記第2ノズル火炎温度と、前記失火限界第2ノズル火炎温度に基づく失火予防第2ノズル火炎温度との偏差を演算する偏差演算ステップと、前記偏差に応じた値であって、前記第2ノズル火炎温度を前記失火予防第2ノズル火炎温度以上とするための補償値を取得する補償値取得ステップと、取得した前記補償値に基づいて燃料の流量を調整する流量調整ステップと、を有する。
上述のガスタービン制御装置、ガスタービン及びガスタービン制御方法によれば、急速に負荷が低下した場合であっても燃焼器における失火を回避できる。
第1の実施形態に係るガスタービンの全体構成を示す図である。 第1の実施形態に係る制御装置の機能構成を示す図である。 第1の実施形態に係る制御装置の処理フローを示す図である。 第1の実施形態に係る制御装置の機能を説明するための第1の図である。 第1の実施形態に係る制御装置の機能を説明するための第2の図である。 第1の実施形態に係る制御装置の機能を説明するための第3の図である。 第2の実施形態に係る制御装置の処理フローを示す図である。 第3の実施形態に係る制御装置の処理フローを示す図である。 第3の実施形態に係る制御装置の機能を説明するための第1の図である。 第3の実施形態に係る制御装置の機能を説明するための第2の図である。
<第1の実施形態>
以下、第1の実施形態について図1〜図6を参照して説明する。すべての図面において同一または相当する部材には同一の符号を付し、共通する説明は省略する。
(ガスタービンの全体構成)
図1は、第1の実施形態に係るガスタービンの全体構成を示す図である。
図1に示すように、ガスタービン1は、燃料供給系統1aと、制御装置2(ガスタービン制御装置)と、圧縮機3と、タービン4と、燃焼器5とを備えている。
燃料供給系統1aは、燃料供給源(図示せず)から供給される燃料を燃焼器5へ供給するための系統である。本実施形態に係る燃料供給系統1aは、パイロットノズルNa、メインノズルNb、トップハットノズルNcの三種類のノズルの各々へ燃料を供給する。即ち、図1に示すように、燃料供給系統1aは、燃料供給源から圧力調整弁10を介して3本の流路に分かれており、それぞれ、パイロットノズルNa、メインノズルNb、トップハットノズルNcへ燃料を案内するように構成されている。
パイロットノズルNaへの流路上には、流量調整弁11aが設けられている。また、メインノズルNbへの流路上には、流量調整弁11bが設けられている。また、トップハットノズルNcへの流路上には、流量調整弁11cが設けられている。
また、パイロットノズルNaへの流路、メインノズルNbへの流路、トップハットノズルNcへの流路には、それぞれ、圧力計Pが設けられている。
制御装置2は、ガスタービン1全体の動作の制御を司る。制御装置2は、例えば、CPUであって、予め読み込まれたプログラムにしたがって動作することで後述の各種機能を発揮する。図2に示すように、制御装置2は、燃料供給系統1aの各所に設けられた圧力計P、及び、燃焼器5に設けられた圧力計Pの圧力計測値を取得する。また、制御装置2は、運転状況に応じて、燃料供給系統1aの各所に設けられた圧力調整弁10、流量調整弁11a、11b、11c及びIGV12の開度を調整する。
記録媒体2aは、予め用意された各種情報テーブルが記録された情報記録媒体であって、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等である。なお、記録媒体2aは、制御装置2に対しローカルに設置されていてもよいし、インターネット回線などの広域通信網を通じて遠隔地に設置される態様であってもよい。
圧縮機3は、外部から大気を吸入しながら圧縮して燃焼器5に送る。圧縮機3に吸入される大気の流量は、IGV(インレットガイドベーン)12の開度によって所望に調整可能とされている。
タービン4は、燃焼器5から送出される燃焼空気に基づいて回転駆動する。タービン4が回転駆動することで図示しない発電装置から電力が生成される。
燃焼器5は、パイロットノズルから供給されたパイロット燃料と圧縮空気とを混合させて燃焼させると共に、メインノズルから供給されたメイン燃料と圧縮空気とを混合させて燃焼させる。燃焼により生じた高温高圧ガスがタービン4に送出されることで、タービン4が回転駆動する。
(制御装置の機能構成)
図2は、第1の実施形態に係る制御装置の機能構成を示す図である。
図2に示すように、本実施形態に係る制御装置2は、温度取得部20、失火限界特定部21、偏差演算部22、補償値取得部23及び流量調整部24としての機能を発揮する。
温度取得部20は、メインノズル火炎温度(第1ノズル火炎温度)及びパイロットノズル火炎温度(第2ノズル火炎温度)を取得する。ここで、メインノズル火炎温度とは、メインノズルNbからの燃料供給に基づく火炎温度である。また、パイロットノズル火炎温度とは、パイロットノズルNaからの燃料供給に基づく火炎温度である。
失火限界特定部21は、失火が生じる条件を満たすメインノズル火炎温度とパイロットノズル火炎温度との関係を示す情報(後述する失火条件テーブルT2)に基づいて、温度取得部20が取得したメインノズル火炎温度に基づく失火限界パイロットノズル火炎温度(失火限界第2ノズル火炎温度)を特定する。
偏差演算部22は、温度取得部20が取得したパイロットノズル火炎温度が、失火限界パイロットノズル火炎温度に基づく失火予防パイロットノズル火炎温度(失火予防第2ノズル火炎温度)を下回っていた場合に、取得したパイロットノズル火炎温度と、失火予防パイロットノズル火炎温度との偏差を演算する。
補償値取得部23は、偏差演算部22によって演算された上記偏差に応じた値であって、パイロットノズル火炎温度を失火予防パイロットノズル火炎温度以上とするために必要な補償値を取得する。より具体的には、補償値取得部23は、上記偏差に応じた、全燃料流量に対するパイロットノズルNaへの燃料流量の比であるパイロットノズル流量比(第2ノズル流量比)の補償値を取得する。以下、このパイロットノズル流量比を「PPL比」とも記載する。また、「全燃料流量」とは、パイロットノズルNaに供給される燃料流量と、メインノズルNbに供給される燃料流量と、トップハットノズルNcに供給される燃料流量の総和である。
本実施形態に係る補償値取得部23は、上記偏差と、パイロットノズル流量比の補償値との関係を予め規定した情報(後述する補償値テーブルT3)に基づいて補償値を取得する。
流量調整部24は、ガスタービン1の運転状況に応じて流量調整弁11a、11b、11c等を制御して、各ノズルに供給される燃料の流量を個別に調整する。基本的には、流量調整部24は、燃焼負荷指令値(CLCSO)に基づいて全燃料流量を増減させる。ここで、燃焼負荷指令値とは、ガスタービン1の負荷(発電機出力)に対応する指令値であって、タービン4の入口の燃焼ガス温度(即ち、燃焼器5が送出する燃焼ガスの温度)と比例関係にある。例えば、ある一定の負荷から急速に負荷を低下させるランバック運転が行われた場合、流量調整部24は、急速に低減する燃焼負荷指令値に基づいて流量調整弁11a、11b、11cを絞り、全燃料流量を速やかに低減させる。
また、本実施形態に係る流量調整部24は、予め用意された、燃焼負荷指令値とパイロットノズル流量比との関係を示す情報(後述するPPL比テーブルT1)に基づいて、燃料の流量を調整する。
更に、本実施形態に係る流量調整部24は、補償値取得部23が取得した補償値に基づいて燃料の流量を調整する。流量調整部24は、パイロットノズル流量比が、現在のパイロットノズル流量比に上記補償値を加算した目標パイロットノズル流量比(目標第2ノズル流量比)となるように燃料の流量を調整する。
記録媒体2aには、予めPPL比テーブルT1、失火条件テーブルT2及び補償値テーブルT3が記録されている。これらの各種テーブルの詳細については後述する。
(処理フロー)
図3は、第1の実施形態に係る制御装置の処理フローを示す図である。
また、図4〜図6は、それぞれ、第1の実施形態に係る制御装置の機能を説明するための第1の図〜第3の図である。
以下、図3を参照しながら、制御装置2の処理フローについて順を追って説明する。
まず、制御装置2の流量調整部24は、ガスタービン1の運転態様(定格運転、ランバック運転等)を制御する上位装置より逐次入力される燃焼負荷指令値(CLCSO)を取得する(ステップS01)。
次に、流量調整部24は、PPL比テーブルT1を参照して、燃焼負荷指令値に応じたPPL比を取得する(ステップS02)。
ここで、ステップS02の処理について、図4を参照しながら詳細に説明する。
図4には、PPL比テーブルT1の例を図示している。図4に示すように、PPL比テーブルT1は、燃焼負荷指令値(CLCSO)とPPL比との関係を規定している。具体的には、PPL比テーブルT1では、燃焼負荷指令値(ガスタービン1の負荷)が小さくなるほどPPL比が増加するように規定されている。このように、燃焼負荷指令値が小さい場合(即ち、全燃料流量が小さい場合)には、相対的にPPL比が大きくなる(即ち、パイロットノズルNaへの燃料流量が占める割合が大きくなる)ようにすることで、燃焼器5における燃焼を安定化させることができる。
例えば、ステップS01で取得した燃焼負荷指令値が“C_A”であった場合、流量調整部24は、PPL比テーブルT1に従い、PPL比“PPL_A”を特定する。
ただし、負荷が急速に変動する運転時(特に、負荷を急速に低減するランバック運転時)においては、流量調整部24がPPL比テーブルT1に従ってPPL比を調整したとしても、後述する失火条件を満たしてしまい、失火が生じる可能性がある。そこで、本実施形態に係る燃料供給系統1aは、失火を回避するためのPPL比を決定するにあたり、更に以下の処理を行う。
図3において、制御装置2の温度取得部20は、メインノズル火炎温度(MA火炎温度)を取得する(ステップS11)。ここで、温度取得部20は、式(1)に基づいてメインノズル火炎温度を取得する。なお、式(1)において、「MAT」はメインノズル火炎温度、「Fm」はメインノズルNbへの燃料流量、「Am」はメインノズルNbに対応する空気の流量、「α」、「β」は予め規定された係数である。
Figure 2018178803
温度取得部20は、例えば、メインノズルNb前の圧力計Pによる検出値とメインノズルNb後(燃焼器5)の圧力計Pによる検出値との差に基づいて、メインノズルNbへの燃料流量「Fm」を演算する。また、温度取得部20は、IGV12(図1)の開度、大気圧、大気温度等に基づいて、メインノズルNbに対応する空気の流量「Am」を演算する。そして、温度取得部20は、式(1)に基づいてメインノズル火炎温度「MAT」を演算して取得する。
更に、制御装置2の温度取得部20は、パイロットノズル火炎温度(PPL火炎温度)を取得する(ステップS21)。ここで、温度取得部20は、式(2)に基づいてパイロットノズル火炎温度を取得する。なお、式(2)において、「PPLT」はパイロットノズル火炎温度、「Fp」はパイロットノズルNaへの燃料流量、「Ap」はパイロットノズルNaに対応する空気の流量、「α」、「β」は予め規定された係数(式(1)と同様)である。
Figure 2018178803
温度取得部20は、例えば、パイロットノズルNa前の圧力計Pによる検出値とパイロットノズルNa後(燃焼器5)の圧力計Pによる検出値との差に基づいて、パイロットノズルNaへの燃料流量「Fp」を演算する。また、温度取得部20は、IGV12(図1)の開度、大気圧、大気温度等に基づいて、パイロットノズルNaに対応する空気の流量「Ap」を演算する。そして、温度取得部20は、式(2)に基づいてパイロットノズル火炎温度「PPLT」を演算して取得する。
次に、制御装置2の失火限界特定部21は、ステップS11で取得されたメインノズル火炎温度と失火条件テーブルT2とに基づいて、失火限界パイロットノズル火炎温度を特定する(ステップS12)。
ここで、ステップS12の処理について、図5を参照しながら詳細に説明する。
図5には、失火条件テーブルT2の例を図示している。図5に示すように、失火条件テーブルT2は、失火が生じる条件を満たすメインノズル火炎温度MATとパイロットノズル火炎温度PPLTとの関係を示している。具体的には、失火条件テーブルT2は、メインノズル火炎温度MATとパイロットノズル火炎温度PPLTとの組み合わせが、曲線(T2)の内側の領域Qに属する場合に失火が生じることを示している。このような失火条件テーブルT2は、過去の実機データや事前実験等によって予め用意されている。
失火限界特定部21は、失火条件テーブルT2を参照して、ステップS11で取得されたメインノズル火炎温度に対応する失火限界パイロットノズル火炎温度を特定する。「失火限界パイロットノズル火炎温度」とは、失火が生じないパイロットノズル火炎温度のうち最も小さい温度である。例えば、ステップS11で取得されたメインノズル火炎温度が“MAT_1”であった場合、失火条件テーブルT2に基づいて、当該メインノズル火炎温度(MAT_1)に対応する失火限界パイロットノズル火炎温度“PPLT_n”を特定する。
次に、図3において、制御装置2の偏差演算部22は、ステップS21で取得されたパイロットノズル火炎温度と、ステップS12で特定された失火限界パイロットノズル火炎温度に基づく失火予防パイロットノズル火炎温度とを対比して、その偏差Δを演算する(ステップS22)。
ここで、図5に示すように、本実施形態において、失火予防パイロットノズル火炎温度(失火予防PPL温度)とは、ステップS12で特定された失火限界パイロットノズル火炎温度に所定の定数SG(例えば、100℃等の固定値)を加算した値である。例えば、ステップS11で取得されたメインノズル火炎温度が“MAT_1”であった場合、失火予防パイロットノズル火炎温度は、失火限界パイロットノズル火炎温度“PPLT_n”に定数SGを加算した値“PPLT_t”(=PPLT_n+SG)となる。
この場合、偏差演算部22は、失火予防パイロットノズル火炎温度“PPLT_t”からパイロットノズル火炎温度“PPLT_1”を差し引いて偏差Δを算出する(Δ=PPLT_t−PPLT_1)。
次に、制御装置2の補償値取得部23は、ステップS22で算出された偏差Δに基づいて、パイロットノズル火炎温度を失火予防パイロットノズル火炎温度以上とするために必要な補償値を取得する(ステップS23)。
ここで、偏差Δが負の値であった場合、パイロットノズル火炎温度は失火予防パイロットノズル火炎温度を下回っていないことになる(図5のプロットq0を参照)。したがって、この時点で失火のリスクはない(パイロットノズル火炎温度が失火限界パイロットノズル火炎温度を下回らない)ものと考え、補償値取得部23は補償値を演算する処理を行わない。
他方、偏差Δが正の値であった場合、パイロットノズル火炎温度は失火予防パイロットノズル火炎温度を下回っていることになるので、パイロットノズル火炎温度が失火限界パイロットノズル火炎温度を下回るリスクが高い(図5のプロットq1を参照)。そのため、補償値取得部23は、現時点におけるパイロットノズル火炎温度を失火予防パイロットノズル火炎温度(プロットq1’の位置)にまで上昇させるための補償値を演算する。
ここで、補償値取得部23は、図6に示す補償値テーブルT3を参照する。図6に示すように、補償値テーブルT3は、偏差ΔとPPL比補償値との関係を示している。PPL比補償値とは、現時点のパイロットノズル火炎温度を失火予防パイロットノズル火炎温度以上とするために必要なPPL比の上乗せ分である。具体的には、補償値テーブルT3では、偏差Δが大きくなるほど、適用すべきPPL比補償値が大きくなるように規定されている。
例えば、ステップS22の結果、偏差Δが“Δ_1”であったとすると、補償値取得部23は、補償値テーブルT3を参照して、“Δ_1”に対応するPPL比補償値である“PPL_B”を取得する。
次に、流量調整部24は、ステップS02で求めたPPL比(例えば、“PPL_A”)に、ステップS23で求めたPPL比補償値(例えば、“PPL_B”)を加算して、目標パイロットノズル流量比(目標PPL比=PPL_A+PPL_B)を算出する(ステップS24)。そして、流量調整部24は、PPL比が、ステップS24の演算結果である目標PPL比となるように、流量調整弁11a、11b、11cの開度を制御し、流量調整を行う。
(作用、効果)
以上のとおり、本実施形態に係る制御装置2は、メインノズル火炎温度及びパイロットノズル火炎温度を取得する温度取得部20と、失火条件テーブルT2に基づいて、取得したメインノズル火炎温度に基づく失火限界パイロットノズル火炎温度を特定する失火限界特定部21と、取得したパイロットノズル火炎温度と、失火限界パイロットノズル火炎温度に基づく失火予防パイロットノズル火炎温度との偏差Δを演算する偏差演算部22と、偏差Δに応じた値であって、パイロットノズル火炎温度を失火予防パイロットノズル火炎温度以上とするために必要なPPL比補償値を取得する補償値取得部23と、取得したPPL比補償値に基づいて燃料の流量を調整する流量調整部24とを備える。
このようにすることで、(ランバック運転中のため)全燃料流量を急速に減少させていく中で、ステップS24で算出された目標PPL比(PPL比補償値が加算されたPPL比)で流量調整されることになる。そうすると、PPL比補償値分だけPPL比が増加することで、図5におけるパイロットノズル火炎温度“PPLT_1”(プロットq1の位置)が、失火予防パイロットノズル火炎温度である“PPLT_t”(プロットq1’の位置)まで上昇する。これにより、ランバック運転中においてパイロットノズル火炎温度が失火限界パイロットノズル火炎温度を下回らなくなり、失火が回避される。
以上より、第1の実施形態に係る制御装置2及びガスタービン1によれば、急速に負荷が低下した場合であっても燃焼器5における失火を回避できる。
また、本実施形態に係る補償値取得部23は、偏差Δと、PPL比補償値との関係を予め規定した情報(補償値テーブルT3)に基づいてPPL比補償値を取得する。
このようにすることで、偏差Δに応じたPPL比補償値がフィードフォワード制御により決定されるため、パイロットノズル火炎温度の上昇が迅速に行われる。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態について、図7を参照して説明する。
図7は、第2の実施形態に係る制御装置の処理フローを示す図である。
第2の実施形態は、第1の実施形態に係る制御装置2のステップS23(図3)の処理に替えて、PI制御(ステップS231)を行う点で第1の実施形態と異なる。
即ち、第2の実施形態に係る補償値取得部23は、ステップS22で取得した偏差Δに基づく比例制御及び積分制御を行い(ステップS231)、当該偏差Δを小さくするためのPPL比補償値を算出する。流量調整部24は、ステップS02で特定されたPPL比に、ステップS231で算出されたPPL比補償値を加算し(ステップS24)、PPL比がその演算結果となるように燃料流量を制御する。
このようにすることで、偏差Δをゼロに近づけるようなフィードバック制御により、PPL比補償値が逐次決定されるため、パイロットノズル火炎温度が失火予防パイロットノズル火炎温度に精度良く一致する。
なお、他の実施形態に係る制御装置2は、第1の実施形態と第2の実施形態とを組み合わせた態様であってもよい。即ち、他の実施形態に係る補償値取得部23は、補償値テーブルT3に基づくフィードフォワード制御でPPL比補償値を適用するとともに、その後において引き続き生じている偏差ΔについてPI制御(フィードバック制御)を行う態様であってもよい。
<第3の実施形態>
次に、第3の実施形態について、図8〜図10を参照して説明する。
図8は、第3の実施形態に係る制御装置の処理フローを示す図である。
また、図9〜図10は、それぞれ、第3の実施形態に係る制御装置の機能を説明するための第1の図〜第2の図である。
第3の実施形態に係る制御装置2は、燃焼負荷指令値(CLCSO)の補償値に基づいて、ランバック運転時における失火を回避する制御を行う。
具体的に説明すると、本実施形態に係る補償値取得部23は、ステップS22(図8)で算出した偏差Δに応じた、燃焼負荷指令値の補償値(CLCSO補償値)を取得する(ステップS232)。
ここで、補償値取得部23は、図9に示す補償値テーブルT3’を参照する。図9に示すように、補償値テーブルT3’は、偏差ΔとCLCSO補償値との関係を示している。CLCSO補償値とは、現時点のパイロットノズル火炎温度を失火予防パイロットノズル火炎温度以上とするために必要な燃焼負荷指令値の上乗せ分である。具体的には、補償値テーブルT3’では、偏差Δが大きくなるほど、適用すべきCLCSO補償値が大きくなるように規定されている。
例えば、ステップS22の結果、偏差Δが“Δ_1”であったとすると、補償値取得部23は、補償値テーブルT3’を参照して、“Δ_1”に対応するCLCSO補償値である“C_B”を取得する。
また、本実施形態に係る流量調整部24は、現在の燃焼負荷指令値に上記CLCSO補償値を加算した目標燃焼負荷指令値に従って燃料の流量を調整する。例えば、ステップS01で流量調整部24が取得した燃焼負荷指令値が“C_A”であって、ステップS232で補償値取得部23が取得したCLCSO補償値が“C_B”であった場合、流量調整部24は、目標燃焼負荷指令値(=C_A+C_B)を算出する(ステップS242)。そして、流量調整部24は、ステップS242で算出された目標燃焼負荷指令値に従って全燃料流量を調整する。
(作用、効果)
このようにすることで、(ランバック運転中のため)全燃料流量を急速に減少させていく中で、ステップS242で算出された目標燃焼負荷指令値(CLCSO補償値が加算された燃焼負荷指令値)に従って流量調整されることになる。そうすると、CLCSO補償値分だけ燃焼負荷指令値が増加することで全燃料流量が上昇するため、図10におけるパイロットノズル火炎温度“PPLT_1”(プロットq1の位置)が、失火予防パイロットノズル火炎温度である“PPLT_t”(プロットq1’の位置)まで上昇する。即ち、制御装置2は、ランバック運転のため全燃料流量を急速に減少させていきながらも、パイロットノズル火炎温度が失火限界パイロットノズル火炎温度を下回りそうになった時点で少しだけ全燃料流量を増加させる。これにより、メインノズル火炎温度とパイロットノズル火炎温度との両方が上昇するので(図10参照)、ランバック運転中においてパイロットノズル火炎温度が失火限界パイロットノズル火炎温度を下回らなくなり、失火が回避される。
以上より、第3の実施形態に係る制御装置2及びガスタービン1によれば、急速に負荷が低下した場合であっても燃焼器5における失火を回避できる。
なお、上述の第3の実施形態では、補償値取得部23は、図9に示す補償値テーブルT3’に基づいて、フィードフォワード制御によりCLCSO補償値を取得するものとして説明した。しかし、他の実施形態においてはこの態様に限定されず、例えば、第2の実施形態のごとく、PI制御(フィードバック制御)によりCLCSO補償値を取得するものとしてもよい。
(その他の実施形態)
第1〜第3の実施形態において、失火予防パイロットノズル火炎温度は、失火限界第2ノズル火炎温度に予め規定された定数SGを加算した値であるものとして説明した。しかし、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。
即ち、他の実施形態において、定数SGは単なる固定値である必要はなく、例えば、メインノズル火炎温度MAT、パイロットノズル火炎温度の関数として規定されるものであってもよい。
また、第1〜第3の実施形態において、メインノズルNbへの燃料供給は、流量調整弁11bを通じて成されるものとして説明したが、他の実施形態についてはこの態様に限定されない。
即ち、他の実施形態に係るメインノズルNbは、A系統(メインノズルNbA)、B系統(メインノズルNbB)の2つに分割されるとともに、それぞれに対応する流量調整弁によって別個独立に燃料供給がなされる態様であってもよい。この場合、失火条件テーブルT2は、A系統用、B系統用のそれぞれについて用意されるとともに、それぞれの失火条件テーブルT2に基づいて、失火限界パイロットノズル火炎温度を割り込まないように各実施形態の制御がなされる。
また、上述の各実施形態においては、上述した制御装置2の各種処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって上記各種処理が行われる。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。更に、制御装置2は、1台のコンピュータで構成されていても良いし、通信可能に接続された複数のコンピュータで構成されていてもよい。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 ガスタービン
10 圧力調整弁
11a、11b、11c 流量調整弁
12 インレットガイドベーン(IGV)
2 制御装置(ガスタービン制御装置)
2a 記録媒体
20 温度取得部
21 失火限界特定部
22 偏差演算部
23 補償値取得部
24 流量調整部
3 圧縮機
4 タービン
5 燃焼器
Na パイロットノズル
Nb メインノズル
Nc トップハットノズル
P 圧力計
T1 PPL比テーブル
T2 失火条件テーブル
T3、T3’ 補償値テーブル

Claims (8)

  1. 第1ノズル火炎温度及び第2ノズル火炎温度を取得する温度取得部と、
    失火が生じる条件を満たす第1ノズル火炎温度と第2ノズル火炎温度との関係を示す情報に基づいて、取得した前記第1ノズル火炎温度に基づく失火限界第2ノズル火炎温度を特定する失火限界特定部と、
    取得した前記第2ノズル火炎温度と、前記失火限界第2ノズル火炎温度に基づく失火予防第2ノズル火炎温度との偏差を演算する偏差演算部と、
    前記偏差に応じた値であって、前記第2ノズル火炎温度を前記失火予防第2ノズル火炎温度以上とするための補償値を取得する補償値取得部と、
    取得した前記補償値に基づいて燃料の流量を調整する流量調整部と、
    を備えるガスタービン制御装置。
  2. 前記補償値取得部は、前記偏差に応じた、全燃料流量に対する第2ノズルへの燃料流量の比である第2ノズル流量比の補償値を取得し、
    前記流量調整部は、第2ノズル流量比が、現在の第2ノズル流量比に前記補償値を加算した目標第2ノズル流量比となるように燃料の流量を調整する、
    請求項1に記載のガスタービン制御装置。
  3. 前記補償値取得部は、前記偏差と、前記第2ノズル流量比の補償値との関係を予め規定した情報に基づいて前記補償値を取得する
    請求項2に記載のガスタービン制御装置。
  4. 前記補償値取得部は、前記偏差に応じた前記第2ノズル流量比の補償値を、フィードバック制御を通じて取得する
    請求項2又は請求項3に記載のガスタービン制御装置。
  5. 前記補償値取得部は、前記偏差に応じた、燃焼負荷指令値の補償値を取得し、
    前記流量調整部は、現在の燃焼負荷指令値に前記補償値を加算した目標燃焼負荷指令値に従って燃料の流量を調整する、
    請求項1に記載のガスタービン制御装置。
  6. 前記失火予防第2ノズル火炎温度は、
    前記失火限界第2ノズル火炎温度に予め規定された定数を加算した値である
    請求項1から請求項5の何れか一項に記載のガスタービン制御装置。
  7. 請求項1から請求項6の何れか一項に記載のガスタービン制御装置
    を備えるガスタービン。
  8. 第1ノズル火炎温度及び第2ノズル火炎温度を取得する温度取得ステップと、
    失火が生じる条件を満たす第1ノズル火炎温度と第2ノズル火炎温度との関係を示す情報に基づいて、取得した前記第1ノズル火炎温度に基づく失火限界第2ノズル火炎温度を特定する失火限界特定ステップと、
    取得した前記第2ノズル火炎温度と、前記失火限界第2ノズル火炎温度に基づく失火予防第2ノズル火炎温度との偏差を演算する偏差演算ステップと、
    前記偏差に応じた値であって、前記第2ノズル火炎温度を前記失火予防第2ノズル火炎温度以上とするための補償値を取得する補償値取得ステップと、
    取得した前記補償値に基づいて燃料の流量を調整する流量調整ステップと、
    を有するガスタービン制御方法。
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