JP2010276023A - ガスタービンの性能を補正するシステム及び方法 - Google Patents

ガスタービンの性能を補正するシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】燃焼基準温度を性格に判断して、ガスタービンの動作及び/性能を補正するシステム及び方法を提供する。
【解決手段】一実施形態によれば、複数の燃焼器を備えるガスタービンの性能を補正する方法300は、ガスタービンのガス排気温度を測定するステップ305と、少なくとも部分的にガス排気温度に基づいてガスタービンの熱伝達率を推定するステップ310とを含む。熱伝達率の推定後、この方法では、過渡的に正確な燃焼基準温度を推定し、このパラメータを用いてガスタービンの複数の燃焼器を制御するステップ320に進む。そうすることで、ガスタービンの性能が補正されて、信頼性のある一貫した動作が保証される。
【選択図】図3

Description

本発明は、ガスタービンに関し、特にガスタービンの動作及び/又は性能を補正するシステム及び方法に関する。
ガスタービンは、特にタービン部の入口への燃焼システムの吐出部において、高温で動作する。燃焼器排気ダクト又はタービン入口部のガス温度を確実に測定することができる申し分のない計測器はまだ開発されていないが、これらの温度は、確実に測定又は判断されるタービンパラメータを用いて推定できる。このため、測定可能又は判断可能なタービンパラメータを用いることにより、制御システムを使用して複数の燃焼用燃料供給回路のスケジューリングを行なうことができる。
直接測定することはできないが、判断することは可能であり、且つ燃焼用燃料供給回路の制御に用いられるこうしたパラメータの一つは、燃焼基準温度(「CRT」)である。CRTは、燃焼器の排気部のガス温度に関係する。CRTは、燃焼用燃料供給回路を最適に制御するための重要な制御手段となり得る。CRTを正確に判断することにより、適正な燃料制御を介してガスタービンを確実に信頼性高く動作させることができると共に、タービン排気ガス中のNOx及びCO排出量を効果的に制御できる。
通常運転時に、従来のシステム及び方法を用いて確実にCRTを測定することはできないため、ガスタービン制御システムは、一般に、以前に測定された定常状態データから導かれる経験的伝達関数に従ってCRTを推定する。この伝達関数は、輸送遅れやセンサの動特性及び最も重要なものとしてタービンを定常状態動作温度にするのに必要とされるエネルギー量を指すタービンのヒートソーク等の過渡的現象を考慮しない。従って、ガスタービン制御に用いられる推定CRTは、起動時及び停止時等の過渡期においてガスタービンシステムの状態を正確に反映するわけではない。これらの過渡的事象時には、計算されたCRTは実際のCRTとは実質的に相違し、その結果、信頼性の低い運転及び更にはガスタービンの運転停止を招き得る。
米国特許第6,805,483B2号
従って、ガスタービンの制御及び確実な運転のためにCRTを正確に判断することが求められると共に、ガスタービンの性能を補正するシステム及び方法が求められている。
本発明の実施形態は、上記の要求の一部又は全部に対処できるものである。本発明の実施形態は、ガスタービンの動作及び/又は性能を補正するシステム及び方法を意図するものである。一実施形態によれば、複数の燃焼器を含むガスタービンの性能を補正する方法が得られる。この方法は、ガスタービンのガス排気温度の測定から開始される。また、この方法では、続いて、少なくとも部分的にガス排気温度に基づいて、ガスタービンの過渡的熱伝達率が推定される。この方法は、少なくとも部分的に推定された過渡的熱伝達率に基づいて、ガスタービンの複数の燃焼器を制御することによって進められる。
本発明の他の実施形態によれば、複数の燃焼器を含むガスタービンの性能を補正するシステムが得られる。システムは、ガスタービンのガス排気温度を測定する少なくとも1つのセンサを含む。また、システムは、少なくとも1つのセンサからガス排気温度を受信する制御装置を含む。更に、制御装置は、少なくとも部分的にガス排気温度に基づいてガスタービンの過渡的熱伝達率を推定する。更にまた、制御装置は、少なくとも部分的にガスタービンの推定された過渡的熱伝達率に基づいて複数の燃焼器を制御する。
本発明の更に他の実施形態によれば、ガスタービンシステムが得られる。ガスタービンシステムは、少なくとも1つの圧縮機と複数の燃焼器とタービンと排気口とを備える、少なくとも1つのガスタービンを含む。また、ガスタービンシステムは、排気口に接続される少なくとも1つのセンサを含む。その上、システムは、少なくとも1つのセンサからガス排気温度を受信する制御装置を含む。更に、制御装置は、少なくとも部分的にガス排気温度に基づいてガスタービンの過渡的熱伝達率を推定する。更にまた、制御装置は、少なくとも部分的にガスタービンの推定された過渡的熱伝達率に基づいて複数の燃焼器を制御する。
本発明のその他の実施形態及び態様は、以下の説明を以下の図面と併せて読むことによって明らかになろう。
従来のガスタービンシステムを示す。 本発明の一実施形態に従った例示的なガスタービンシステムを示す。 本発明の一実施形態に従ってガスタービンの性能を補正する、例示的な方法を示す。 本発明の他の実施形態に従ってガスタービンの性能を補正する、例示的な方法を示す。 本発明の実施形態に従ってガスタービンの性能を補正する、例示的なシステム及び方法の性能特性を示す。
このように本発明を一般的な観点から説明し終えたところで、次に、必ずしも一定の比率で示されているわけではない添付図面を参照する。
以下に、本発明の例示的実施形態を示す添付図面を参照して、本発明をより詳細に説明する。しかし、本発明は、多くの異なる形態で実施され得、本明細書に示す例示的実施形態に限定されると解釈されるべきではなく、むしろこれらの実施形態の提示は、本開示により当業者に本発明の範囲が分かるようにするためのものである。同様の符号は、図面全体を通して同様の要素を示す。
ガスタービンエンジンは、ブレイトン熱力学サイクルに基づいて仕事を生み出す空気吸入エンジンであり、(発電所等の)発電設備を駆動する動力源として、推進用(例えば航空機、船舶又は戦車等の軍装備品の)又はその他の用途(例えば機械的駆動システム)に用いられる。特に、ガスタービンエンジンにおいて、熱エネルギーは、燃料と空気との燃焼、燃料と酸化剤との燃焼、化学反応及び/又は熱源との熱交換によって得られる。熱エネルギーは、その後、有用な仕事に変換されると共に、スラスト、軸動力又は電気の形態で出力される。
ガスタービンエンジンの性能又は動作は、アクチュエータを用いることによって制御される。ガスタービンエンジンのアクチュエータの非限定的な例には、燃料調整弁、入口案内翼、可変静翼、可変翼、ブリード弁、始動弁、隙間制御弁、インレットブリードヒート、可変排気口等がある。検出されるエンジン値の非限定的な例には、温度、圧力、ロータ回転数、アクチュエータ位置及び/又は流量等がある。ガスタービンによって生じる動力の制御は、一般に、燃焼器内への燃料流と空気流とを制御することによって行なわれる。
図1を参照すると、燃焼式ガスタービンシステム100は、連続的な流れの関係で、空気取入口(又は入口)14と圧縮機12と燃焼器20とタービン28と排気口42とを含むガス流路を有する。ガスタービンシステム100において、制御モジュール44は、主に性能と動作との制御を担う。例えば、制御モジュール44は、制御弁26を介して燃焼器20に供給される燃料24の量を制御する燃料制御モジュール50を内蔵する。同時に、制御モジュール44は、空気入口14の吸込ベーンを制御することで、燃焼器20へと流れる空気の量を制御する。そうすることで、制御モジュール44は、燃焼器20に流入する燃料流と空気流との両方を制御できる。
システム100のその他の様々なアクチュエータも制御モジュール44への作動入力によって制御できる。同様に、排気温度センサ60のようなセンサから、複数の制御システムにより監視及び使用されるパラメータの測定値又は検出値が得られる。ガスタービンシステム100における所望の燃費の達成、所望の出力の確立及び維持、及び排出レベルの低減によって効率的な運転を維持するためには、多くの重大なタービン動作パラメータを判断して、最適な燃料流量と分配と吸込み空気流量を維持することが必要である。このようなパラメータの非限定的な例には、排気口42の高温燃焼ガスの温度を表す排気ガス温度61と、タービンのバルクタービンガスの質量平均温度を表すバルクガス温度63と、タービンのロータ構成要素の温度を表すバルクタービンロータ温度64等がある。
本発明のある実施形態に従って判断されてガスタービン制御に用いられる他のタービン動作パラメータとして、燃焼基準温度(「CRT」)62がある。CRT62は、燃焼器の排気部及びタービン部の入口のガス温度に関係する。ある例では、CRT62を用いて、燃焼器燃料流供給回路のスケジューリングが行なわれ、燃焼器の様々な部分に送られる燃料の分配が制御される。
図2は、本発明の一実施形態に従ってガスタービン205の性能を補正する例示的なシステム200を示す。本明細書のシステム及び方法は、単一のガスタービンのみに関して記載しているが、本発明の他の実施形態によれば、多数のガスタービンを用いるシステムにも本明細書に記載のシステム及び方法を用いることができることを理解されたい。システム200において、ガスタービン205は、空気取入口と圧縮機と燃焼器210とタービンロータ218とガス出口(又は排気口)とを含む連続的な流れのガス流路を有する。ガスタービン205において混合気が点火されて高温燃焼ガスが生じ、且つこれらの高温燃焼ガスの熱エネルギーが有用な仕事に変換されると、この連続的な流れの流路に沿った様々な点における空気温度が異なる。例えば、燃焼器の出口とタービンの入口のガス温度を表すCRT215は、TExhaust220として表される、ガスタービン205の排気口の空気温度よりはるかに高温となる。ガスタービン205が定常状態にある時、この温度差は、有用な仕事に変換される熱エネルギーの量に関係する。
しかし、ガスタービン205が過渡状態にある時、過渡的CRT215とTExhaust220との間の温度差は、エネルギー変換を表すだけではない。有用な仕事に変換される熱エネルギーの量に加えて、過渡的CRT215とTExhaust220との間の温度差は、一つにはガスタービン内のバルク排気ガスとタービンのロータ構成要素218との間において伝達される熱エネルギーの量によるものである。この熱伝達が過渡状態において起こるのは、タービン部の高温排気ガスの温度がタービンのロータ構成要素218の温度と異なるからである。その結果、過渡期間中、熱は定常状態において平衡点に達するまでタービン内の高温排気ガスからタービンのロータ構成要素218へ、又はその逆に伝達される。システム100において、ガスタービン内の過渡的熱伝達特性を65で表し、システム200においては、ガスタービン部205内の過渡的熱伝達特性はQdot225として表される。更に、システム200において、バルクタービンガスの質量平均温度はTBG230として表され、バルクロータ構成要素218の温度はTBR235として表される。
システム200は更に、ガスタービン205の性能を補正するように構成されるセンサ240と制御装置245とを含む。センサ240は、例えば、ガスタービン205の排気口のガス温度TExhaust220を測定できるように構成される。センサ240は、ガス温度TExhaust220を検出、入手又は監視するいかなるセンサ、変換器又はプローブであって良い。例えば、センサ240は、ガスタービン205の排気温度と共に変動する抵抗を有するサーミスタを基本とするプローブでも良い。センサ240は、この抵抗に対応する温度に基づく信号を制御装置245に伝達でき、この目的のために制御装置245と電気通信する。センサ240は、システム200においては単一の温度センサとして図示されているが、これは例示的実施形態であることを理解されたい。排気温度を直接測定する必要はなく、ガスタービン内のその他のセンサからの入力を用いて判断又は推定できる。このため、複数の温度センサの実施形態に加えて、その他の種類のセンサ240が本発明の実施形態に従って用いられる。
一方、制御装置245は、センサ240からTExhaust220に対応する信号を、その信号が直接測定値であるか又はその他のセンサ入力から導かれた推定値であるかに関わらず受信して、この信号を用いてガスタービン205の性能を補正するように構成される。制御装置245は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらを組み合わせたものを用いて実施され、本明細書に記載の機能を果たす。例として、制御装置245は、処理装置、ASIC、比較器、微分モジュール又はその他のハードウェア手段とされる。制御装置245は更に、記憶装置に記憶されて処理装置又はその他の処理手段によって実行できるソフトウェア又はその他のコンピュータ実行可能命令からなる。
制御装置245には、ガスタービン205の制御に用いられる複数の弁及びアクチュエータが付随し、システム100に関連して上記に説明したものは、その例である。制御装置245は、ガスタービン205内の複数の構成要素を制御する指令信号を発生させる。制御装置245により発生する指令信号により、タービンのアクチュエータは、例えば、燃料供給部と燃焼器との間において流量、燃料分配及び燃焼器へと流れる燃料の種類を調整する弁の調節と、圧縮機の入口案内翼の調節と、インレットブリードヒートの調節と、ガスタービン205のその他の制御設定の起動とを行なう。
適切な指令信号を判断するために、制御装置245は、以下で詳細に説明する、図3に示す例示的な方法300を実行できるものとされる。制御装置245は、ガスタービン205及びセンサ240に対して遠隔配置される。制御装置245は更に、ガスタービン205及びセンサ240と同じ位置に配置されるか、更には一体化される。制御装置245に後述の例示的な方法の実施形態を実行させるようにするには、制御装置245をソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はこれらの何らかの組合せに適合させる。多数の制御装置245を用いることができ、それによって本明細書に記載の異なる機能が複数の異なる制御装置245で実行され得ることを理解されたい。簡略化するために、制御装置245を単一の構成要素として示すが、複数のコンピュータ処理装置及び/又は異なる機能を意図した複数のソフトウェアの応用があり得ることが分かる。
図3は、本発明の実施形態を動作させる例示的な方法300を示す。少なくとも部分的に制御装置245のような複数の制御装置を有する制御システムにより実施される、システム200におけるガスタービン205等のガスタービンの動作及び/又は性能を補正する例示的な方法を示す流れ図を示す。
方法300は、ガスタービンのガス排気温度を判断するブロック305から始まる。例示的なシステム200において、この判断は、センサ240により得られて制御装置245に供給される直接測定による。直接測定に加えて、ガスタービンのガス排気温度を判断する多くのその他の実施形態が存在する。例えば、いくつかの温度センサを用いて、これらのセンサの測定値の平均からガス排気温度を判断できる。その他の実施形態では、ガス排気温度を他のパラメータから判断し、ガス排気の測定値に従って判断しなくても良い。これらの実施形態は、当該技術分野において周知である。
一旦ガスタービンのガス排気温度が判断されると、方法300ではブロック310に進み、システム200におけるQdot225等の過渡的熱伝達率が、少なくとも部分的にガス排気温度に基づいて判断される。少なくとも部分的にガス排気温度に基づいてガスタービンの過渡的熱伝達率を推定する多くの実施形態が存在する。例えば、一実施形態では、ガスタービンのバルクガス温度を少なくとも部分的にガス排気温度に基づいて推定するブロック315を含む。この例示的実施形態において、ガスタービンの過渡的熱伝達率は、少なくとも部分的に、ガス排気温度に加えて、バルクガス温度とバルクロータ温度とに基づいて推定される。
図4に、少なくとも部分的にガスタービンの過渡的熱伝達率に基づいて過渡的に正確な燃焼基準温度を推定する例示的な方法400を示す。この過渡的熱伝達率は、少なくとも部分的にガス排気温度、バルクガス温度及びバルクロータ温度に基づく。ブロック405において、ガスタービンの測定ガス排気温度TExhaust407が、定常状態燃焼基準温度CRTSS406と合計される。これらの2つの温度の和は、その後、ブロック410で平均され、TBG411が推定される。CRTSS406は、例えば現場運転時に得られた定常状態測定値から導かれる経験に基づく計算値である。これに代わる方法として、CRTSS406は、経験に基づくこと又は基づかないことがある数学的モデリング技術を用いる等して、当該技術分野において周知のその他の方法に従って推定される。CRTSS406は、システム動作時に記録されるその他の入力及び測定との組合せからも推定又は判断される。
BG411は、ガスタービン排気ガス中に存在する熱エネルギーの推定値を表す。TExhaust407及びCRTSS406は、TBG411を判断するための初期パラメータとしての役割を果たす。タービンの入口における排気のCRTSS406は、タービンの入口の熱エネルギーを表し、タービンの出口における排気のTExhaust407は、タービン部の出口の熱エネルギーを表す。CRTSS406とTExhaust407との平均をとることにより、ガスタービン排気ガス中の熱エネルギーの平均推定値が得られる。或いは、少なくとも部分的にTExhaust407及びCRTSS406に基づいてバルクガス温度TBG411を推定するために用いられるその他の方法又は伝達関数が存在し得る。或いは、TExhaust407及びCRTSS406の一方又は他方又は両方を用いる必要がなく、むしろ異なる測定又は推定パラメータを用いる、直接測定法の使用を含むその他の手段を適用してTBG411を判断しても良い。
例示的な方法400において、一旦ガスタービンのバルクガス温度が推定されると、タービンのロータ構成要素の温度、すなわちバルクロータ温度TBR416が判断される。このTBR416の推定値は、現場、実験室又は実時間の測定値を用いて経験的に判断されるか、数学的モデリング技術により判断されるか、これらの2つを組み合わせたものにより判断されるか、或いは上記の複数の推定値及び測定値の関数として定められる。このような関数が定められるのは、ガスタービンの過渡的熱伝達率がタービン内のバルクガス温度とタービンのロータ構成要素の温度とに関係するためである。具体的には、ガスタービンが過渡モードで動作している時、熱は、どちらがより高い過渡的温度にあるかによって、タービン内のバルクガスからタービンのロータ構成要素へ、及びその逆に伝達される。このため、タービンのロータ構成要素の温度は、タービンのバルクガス温度の関数として推定される。
例示的な方法400において、TBR416は、バルクガス温度TBG411の関数として推定される。例えば、現場測定データを用い、過渡動作時におけるバルクガスとタービンのロータ構成要素との間の熱伝達特性の経験的知識に基づいて、伝達関数が定められ、バルクガス温度に適用されて、バルクロータ温度が推定される。この伝達関数は、一次又は二次ラグ関数とされ得るが、これに限定されるわけではない。この伝達関数は、第2の調整係数を表し、例えば異なる温度のバルクロータガスに対するタービンのバルクロータ金属の加熱的又は冷却的熱応答を反映するシステム熱時間定数に対応する。ブロック415において、この伝達関数がTBG411に適用されて、TBR416が推定される。或いは、タービンバルクロータ温度TBR416は、直接測定されても良い。
ブロック420において、ガスタービンの過渡的熱伝達率Qdot421は、バルクガス温度TBG411とバルクロータ温度TBR416とを用いて推定される。熱は、タービン内のバルクガスからタービンのロータ構成要素に、及びその逆に伝達されるため、過渡的熱伝達率は、熱伝達係数の関数として定められる。この例示的実施形態において、過渡的熱伝達率は、TBG411とTBR416との差に同調定数K1 422を掛けた値として推定される。同調定数K1 422は、第1の調整係数を表し、ガスタービンの熱伝達率、ガスタービンのバルクタービンロータ金属温度及びガスタービンのバルクガス温度に基づく。この関係を考慮すると、K1 422は、現場データ、モデリングデータ又はその両方に基づき、ガスタービンの過渡的熱伝達率において生ずるが、上記の測定値及び計算値には反映されないこともある変動を表す。K1 422は、定数値とされ、記憶装置に記憶されるか、又はガスタービンの他の性能特性から導かれるスケジュールに従って判断される。例えば、K1 422は、実際の熱伝達率、又は最新の数値及び計算処理技術を用いて判断されるシミュレーションによる熱伝達率に基づく。K1 422は、手さぐり法により判断される固定された定数であっても良い。いかなる場合も、同調定数K1 422を判断して、K1 422をTBG411とTBR416との差に適用することにより、ガスタービンの過渡的熱伝達率Qdot421が推定される。そうすることで、ガスタービンの推定された過渡的熱伝達率は、少なくとも部分的にガス排気温度、バルクガス温度及びバルクロータ温度に基づくことになり、その理由は、後者の2つのパラメータは部分的にガス排気温度TExhaust407から判断されるためである。
また別の実施形態において、熱伝達は直接測定される。更にまた他の実施形態では、その他の伝達関数が用いられ、上記の入力と同じ入力、上記の入力とは異なる入力又はこれらの2つを組み合わせたものが必要とされる。
再び図3を参照する。ブロック310においてガスタービンの過渡的熱伝達率を推定した後、例示的な方法300ではブロック320に進み、少なくとも部分的に推定された過渡的熱伝達率に基づいて、ガスタービンの燃焼器が制御され、所望の性能が達成される。ガスタービンの性能は、ガスタービンの過渡的熱伝達率に従って変動するため、ガスタービンの性能は、この差異を判断して相応に補償することによって補正される。この補償は、例えば、システム200及び制御装置245に関連して説明したようなガスタービンの様々なアクチュエータ及び弁の制御に反映される。
少なくとも部分的に推定された過渡的熱伝達率に基づいて、所望の性能を達成するために燃焼器を制御する方法を判断する多くの実施形態が存在する。例えば、一実施形態では、ガスタービン制御に用いられる過渡的燃焼基準温度を計算するブロック325を含む。ブロック325において、過渡的燃焼基準温度は、以前の推定された過渡的熱伝達率に部分的に基づく。
再び図4を参照し、推定された過渡的熱伝達率を用いて過渡的燃焼基準温度を計算する例示的な方法400の一実施形態を示す。ブロック425において、Qdot421又はゼロの大きい方の値が最大ブロック425からQdot’426へと通過する。この機能をQdot421に適用すると、ゼロより大きいQdot421の値のみが得られることになり、すなわち、Qdot421が負数でない限り、Qdot’426はQdot421に等しくなる。この例示的実施形態において、Qdot421がゼロより大であると推定される場合、ガスタービン内において所望の条件より希薄な条件が存在することを示す。
この例示的実施形態では、ブロック425の機能を用いて、意図される条件より希薄な条件でガスタービンが動作している過渡状態においてのみ、過渡的燃焼基準温度を判断する。意図される条件より希薄な条件でガスタービンが動作している時は、燃焼の吹消え及びタービンの運転停止が生じる危険性が増すが、この防ぐべき危険性が補償される。その他の実施形態では、意図される条件より濃厚な条件でガスタービンが動作している時に一般に悪化する過剰な排出を防ぐことが望ましい場合がある。これらの実施形態においては、ブロック425が迂回され、ゼロに対するQdot421の値に関わりなく、Qdot’426とQdot421とが等しくなる。
また他の実施形態では、ブロック425においてその他の関数を用いて、Qdot421の選別又は制限を行なって過渡的偏差を解消する。これらの関数及びフィルタは、Qdot421だけではなく、その他のパラメータ又は測定値に従って定められる。制限パラメータの例には、何らかの測定パラメータ(例えば排気温度、周囲圧力)、何らかの推定パラメータ(例えばCRTSS)又は何らかの指令信号(例えば燃料流指令、IGV指令)等がある。ブロック425は更に、何らかの測定又は推定パラメータに従って推定Qdot421を変動させる伝達関数とされる。
ブロック430において、燃焼基準温度偏差CRTBIAS431が熱伝達率Qdot’426の関数として判断される。CRTBIAS431は、過渡状態においてガスタービン内で起こる熱伝達を考慮するために、CRTSS406に適用される修正項を表す。この例示的実施形態では、同調定数K2 432をQdot’426に掛けてCRTBIAS431を推定する。同調定数K2 432は、現場データ、シミュレーションデータ又はこれらの両方に基づき、CRTSS406において過渡条件を適正に考慮するために、過渡的熱伝達率に適用される調整値を表す。その結果、一旦この調整値が定められ、且つQdot’426に適用されると、CRTBIAS431が判断される。
この時点で、例示的な方法400は、CRTBIAS431がCRTSS406に加算されて過渡的燃焼基準温度CRT436が推定されるブロック435において終了する。その他の実施形態では、その他の伝達関数を用いて、CRTSS406とCRTBIAS431とを組み合わせて過渡的燃焼基準温度CRT436が推定される。
一旦CRT436が推定されると、これを用いて燃焼器が制御され、ガスタービンの性能が補正される。例えば、図5の動作線図500は、例示的な方法400が実施される200等のガスタービンシステムの性能特性を含む、例示的なガスタービンシステムの3つの性能特性を示す。動作線図500では、y軸の燃焼基準温度をx軸のガスタービン出力の関数として示す。様々な負荷における燃焼基準温度の定常状態測定値を510に示す。520は、システムが急速に負荷解除される時の、従来システムの様々な負荷における過渡的燃焼基準温度の推定値を示す。従来システムにおいて、燃焼基準温度の推定値は、経験に基づく伝達関数から導かれる。動作線図500で示されるように、ガスタービンの負荷が急速に低下する時、従来システムの燃焼基準温度の推定値は、定常状態測定値から有意に変化する。上述のように、制御システムの燃焼基準温度の推定値におけるこうした大幅な変化は、信頼性を欠くガスタービン動作を引き起こし得る。
これに対して、530は、例示的な方法400を用いる例示的なシステムの過渡的燃焼基準温度の推定値を示す。従来システムとは異なり、この例示的なシステムは、定常状態測定値にはるかに近い燃焼基準温度を推定する。従って、この例示的なシステムは、ガスタービンの制御システムの一部分として用いられる場合、この例示的なシステムが本発明の少なくとも一つの技術的効果である過渡状態燃焼基準温度をより正確に推定する能力を有することを考慮すると、はるかに信頼性のある性能曲線を達成する。また、例示的なシステムは、最小限の個数の入力に依存するため、より低い計算機能力を用いる相対的により単純な制御システムを用いることができる。相対的により単純且つ安価な設計を用いてより正確な動作を達成できることが、本発明のまた別の技術的効果である。
当業者には、上記の説明及び添付図面に示す教示内容を利用して、本明細書に記載の本発明の多くの改変態様及びその他の実施形態が想到されるであろう。従って、本発明は多くの形態で実施され得、上述の実施形態に限定されないことが当業者に理解されよう。このため、本発明は、開示の特定の実施形態に限定されるのではなく、改変態様及びその他の実施形態は、添付の特許請求の範囲内に含まれることが意図されていることを理解されたい。本明細書には特殊な用語が用いられているが、これらの用語は、限定するためではなく、包括的且つ説明的な意味で用いられている。
12 圧縮機
14 空気取入口(入口)
20 燃焼器
24 燃料
26 弁
28 タービン
42 排気口
44 制御モジュール
60 排気温度センサ
61 排気ガス温度
62 燃焼基準温度(「CRT」)
63 バルクガス温度
64 バルクタービンロータ温度
100 ガスタービンシステム
200 システム
205 ガスタービン
210 燃焼器
215 CRT
218 タービンのロータ構成要素
220 ガスタービンの排気口(「TExhaust」)
225 ガスタービン内の過渡的熱伝達特性(「Qdot」)
230 バルクタービンガス(「TBG」)
235 バルクロータ構成要素(「TBR」)
240 センサ
245 制御装置
300 方法
305 ブロック
310 ブロック
320 ブロック
325 ブロック
400 方法
405 ブロック
406 燃焼基準温度(「CRTSS」)
407 ガス排気温度(「TExhaust」)
410 ブロック
411 推定された温度(「TBG」)
415 ブロック
416 バルクロータ温度(「TBR」)
420 ブロック
421 ガスタービン(「Qdot」)
422 同調定数
425 ブロック
426 Qdot
430 ブロック
431 燃焼基準温度(「CRTbias」)
432 同調定数(「K2」)
436 過渡的燃焼基準温度(「CRT」)
500 動作線図
510 測定値
520 推定値
530 推定値

Claims (10)

  1. 複数の燃焼器を含むガスタービン(205)の動作及び/又は性能を補正するシステム(200)において、
    前記ガスタービン(205)のガス排気温度(220)を判断する少なくとも1つのセンサ(240)と、
    制御装置(245)であって、
    前記ガス排気温度(220)を前記少なくとも1つのセンサ(240)から受信し、
    少なくとも部分的に前記ガス排気温度(220)に基づいて前記ガスタービンの過渡的熱伝達率(225)を推定し、且つ
    少なくとも部分的に前記ガスタービン(220)の前記推定された過渡的熱伝達率(225)に基づいて前記複数の燃焼器を制御する、制御装置(245)とからなるシステム(200)。
  2. 少なくとも部分的に前記ガス排気温度(220)に基づいて前記ガスタービン(205)の過渡的熱伝達率(225)を推定するために、前記制御装置(245)は更に、
    少なくとも部分的に前記ガス排気温度(220)に基づいて前記ガスタービン(205)のバルクガス温度(230)を推定し、
    前記ガスタービン(205)のバルクタービンロータ金属温度(235)を推定し、
    少なくとも部分的に前記ガスタービンの熱伝達率と、前記推定されたバルクタービンロータ金属温度(235)と、前記推定されたバルクガス温度(230)とに基づいて第1の調整係数を判断し、且つ
    少なくとも部分的に前記推定されたバルクガス温度(230)と、前記推定されたバルクタービンロータ金属温度(235)と、前記第1の調整係数とに基づいて前記推定される熱伝達率(225)を計算する、請求項1に記載のシステム(200)。
  3. バルクタービンロータ金属温度(235)を推定するために、前記制御装置(245)は更に、
    少なくとも部分的に前記ガスタービン(205)のバルクタービンロータ金属温度(235)と前記ガスタービン(205)のバルクガス温度(230)とに基づいて第2の調整係数を判断し、且つ
    少なくとも部分的に前記第2の調整係数に基づいてバルクタービンロータ金属温度(235)を推定する、請求項2に記載のシステム(200)。
  4. 前記ガスタービン(205)のバルクガス温度(230)を推定するために、前記制御装置(245)は更に、
    定常状態燃焼基準温度を判断し、且つ
    少なくとも部分的に前記ガス排気温度(220)と前記定常状態燃焼基準温度とに基づいて、前記バルクガス温度(230)を推定する、請求項2に記載のシステム(200)。
  5. 少なくとも部分的に前記ガスタービン(205)の前記推定された過渡的熱伝達率(225)に基づいて前記複数の燃焼器を制御するために、前記制御装置(245)は更に、
    少なくとも部分的に前記ガスタービン(205)の前記推定された過渡的熱伝達率(225)に基づいて過渡的燃焼基準温度(215)を計算し、且つ
    少なくとも部分的に前記過渡的燃焼基準温度(215)に基づいて、前記複数の燃焼器に付随する少なくとも1つの燃焼特性を調節する、請求項1に記載のシステム(200)。
  6. 前記ガスタービンの定常状態燃焼基準温度を判断する少なくとも1つのセンサを更に含み、
    少なくとも部分的に前記ガスタービン(205)の前記推定された熱伝達率(225)に基づいて過渡的燃焼基準温度(215)を計算するために、前記制御装置(245)は更に、
    少なくとも部分的に前記推定された熱伝達率(225)に基づいて燃焼基準温度偏差を判断し、且つ
    少なくとも部分的に前記燃焼基準温度偏差と前記ガスタービンの前記定常状態燃焼基準温度とに基づいて、前記過渡的燃焼基準温度(215)を計算する、請求項5に記載のシステム(200)。
  7. 少なくとも部分的に前記燃焼基準温度偏差に基づいて前記過渡的燃焼基準温度(215)を計算するために、前記制御装置(245)は更に、前記燃焼基準温度偏差を前記定常状態燃焼基準温度から引いて前記過渡的燃焼基準温度(215)を計算する、請求項6に記載のシステム(200)。
  8. 少なくとも部分的に前記ガスタービン(205)の前記推定された過渡的熱伝達率(225)に基づいて前記複数の燃焼器を制御するために、前記制御装置(245)は更に、
    前記推定された過渡的熱伝達率(225)が希薄燃焼条件の存在を示す時に、前記複数の燃焼器を調節する、請求項1に記載のシステム(200)。
  9. 少なくとも1つの圧縮機と複数の燃焼器とタービンと排気口とを備える少なくとも1つのガスタービン(205)と、
    前記排気口に接続される少なくとも1つのセンサ(240)と、
    少なくとも1つの制御装置(245)であって、
    ガス排気温度(220)を前記センサ(240)から受信し、
    少なくとも部分的に前記ガス排気温度(220)に基づいて前記ガスタービン(205)の熱伝達率(225)を推定し、且つ
    少なくとも部分的に前記ガスタービン(205)の前記推定された過渡的熱伝達率(215)に基づいて前記複数の燃焼器を制御する、制御装置(245)とからなるガスタービンシステム(200)。
  10. 前記制御装置(245)は更に、
    前記推定された熱伝達率(225)が希薄燃焼条件の存在を示す時に、前記複数の燃焼器を調節する、請求項9に記載のガスタービンシステム(200)。
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